船田中 衆議院議員
27期国会発言一覧

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船田中[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは船田中衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

船田中[衆]本会議発言(全期間)
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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第4号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(船田中君) 防衛の六ケ年計画につきましてお尋ねがございましたが、防衛六ケ年計画につきましては、いまだ政府の正式の成案を得ておるわけではございません。防衛庁の試案として、対米折衝の際に、一応の参考資料として重光外務大臣に示しておる、その程度のことでございます。その内容につきましては、ただいま河野君から示された大体の数字を目標といたしておる次第でございますが、そのほかに、若干の予備自衛官、及び、でき得れば郷土防衛隊の設置ということも考慮いたしております。要するところは、わが国の国力と国情に応ずるところの自衛体制を整備するというところに目標を置いて、せっかく努力いたしておる次第でございま……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第10号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(船田中君) 森君の御質問のうち、防衛庁に関するものにつきまして答弁を申し上げます。  現行憲法第九条におきましても、自衛のために国力に相応する最小限度の防衛力を持つということは禁止いたしておりません。従いまして、現在の自衛隊が憲法違反なりという結論にはならぬと存じます。  なお、憲法第九条についての検討も、もちろん憲法調査会において行われることと存じまするが、その検討が行われたからといって、侵略的な軍備を持つというようなことは毛頭考えておりませんし、また、徴兵制度の問題につきましては、先ほど山崎君から御答弁のありました通りに考えております。

第24回国会 衆議院本会議 第17号(1956/03/02、27期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(船田中君) 今回提出いたしました国防会議の構成等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  御承知の通り、さきに第十九回国会において成立を見ました防衛庁設置法は、その第三章におきまして国防会議のことを規定いたしておるのであります。すなわち、内閣に国防会議を置くこととし、国防の基本方針、防衛計画の大綱、防衛計画に関連する産業等の調整計画の大綱、防衛出動の可否等につきまして、内閣総理大臣は国防会議に諮問すべきものとし、また、国防会議は、国防に関する重要事項について、必要に応じ内閣総理大臣に対し意見を述べることができるものといたしております。しかして、……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第4号(1956/11/17、27期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(船田中君) 立川の基地拡張につきまして、地元と流血の惨を見るよなことになりましたことは、先ほど総理大臣の御答弁にもありましたように、まことに遺憾には存じまするが、あの措置といたしましては、政府といたしましては、まことにやむを得ない手段に出た次第でございます。そもそも、立川の基地は現在米軍に使用させておるものでございますけれども、わが国土の防衛のためにはやむを得ない必要な最小限度のものでありまして、これを拡張することの方針と計画はすでに昨年決定をいたしておるのでありまして、その決定に基きまして、本年はそれに必要なる誘導路に当りまするところの測量をいたしたにすぎないのでございます。それ……

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委員会発言一覧(衆議院27期)

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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 日韓の関係につきましては、ただいま菊池委員のおっしゃられた通り、私たちもまことに遺憾に存じます。しかし日韓関係は現在外交折衝の段階でありましてわが国の漁船の出漁を保護するために、実力を行使するというようなことは、現在においては考えておりません。私は十分事態の推移を注視いたしておりまして、適切なる措置を講じて参りたい、かように考えております。
【次の発言】 この問題につきましては、先ほど来外務大臣がお答えしておる通りの事情でありまして、政府としては、その方針によってできるだけすみやかに日韓会談を開いて、そして韓国の誤解しておるものがあればその誤解を解き、できるだけ円満に妥結するよ……

第23回国会 逓信委員会 第5号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 米子の事件につきましては、一応の報告を受けておりますが、なお詳細なことは目下取調べております。
【次の発言】 郵政大臣から、口頭をもってこういう事件があった、将来郵政関係の法規に違反するようなことのないようにというお話は伺っております。私としてもまことに遺憾な事件と思いますから、将来を十分戒めていきたい、かように考えております。
【次の発言】 私の聞いておりますところでは、ただいまお話のような思想調査をしたというようなことについては聞いておりませんが、しかし先ほども申し上げます通りに、自衛隊の者が郵便法違反をやったことがありといたしますれば、それはまことに遺憾なことでありまして……

第23回国会 内閣委員会 第5号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この機会に二言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  私、はからずも今回防衛庁長官という重任を担当することになりました。もとより浅学非才、かつ防衛問題につきましては何ら経験のない者でございます。皆様方の格別なる御指導、御鞭撻をいただきまして任務を全ういたしたいと存じます。内閣委員の皆さん方は特にその方面については造詣の深い専門の御研究を持ち、また経験を持っていらっしゃる方が多いのでございますから、どうぞ何分御指導、御鞭撻をいただきたい。この機会に特にお願いいたします。(拍手)

第23回国会 農林水産委員会 第4号(1955/12/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま田口委員の仰せられましたように、韓国側のわが漁船に対する不法侵害ということにつきましては、私どもまことに心痛をいたしております。漁民諸君には非常な同情を持つて事態を見ておるわけでございますが、しかしただいま御質問のありましたように、今ただちに海上自衛隊をそのために出動させるということは考えておりません。それは今のところは何といつても外交折衝によりまして、できるだけ円満にこの問題を解決したい、せつかく努力をいたしておる次第でございますので、正しい事態の推移をよく見きわめまして、私どもといたしましても適切な処置は講ずるようにいたしたいと考えております。

第23回国会 予算委員会 第2号(1955/12/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 政府といたしましては、国力及び国情に合う自衛体制を整備するという考えのもとに、ただいまお示しのような来年度の予算につきましては現在検討中でございますが、大体大蔵省に要求しておりますものは、ただいまお示しのようなものを要求いたしております。
【次の発言】 先般本会議におきまして、河野密君から御質問がありましたときに、私がお答え申し上げたことについて、多少の誤解があるようでございますから、はっきり申し上げておきますが、それは防衛六カ年計画というものを先方に示したということについては、私は関知しておるものではないのであります。外務大臣がこの夏渡米されるときに、参考資料として防衛六カ年……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 防衛庁で旧軍人の方方に顧問になっていただいておるということは、これは前長官の私的の顧問として置かれたことと私は承知いたしております。それらのことをどうするかということは、十分検討した上で私の意見をきめたいと思っておりますが、ただいま御質問のありましたように、旧軍人の方々に中国の軍事状況を視察してもらうということがよくないかということでございますが、政府としてはただいまのところさような考えは持っておりません。御意見として承わっておきます。
【次の発言】 郷土防衛隊の構想については、まだ具体的な詳しい案を立てておるわけではございません。自衛官が出動したというような場合におきまして、……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1956/03/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 武山につきましては、御承知の通り、あそこの土地柄及び施設は、かつてわが海兵団が持っており、将来自衛隊の水陸両用部隊といったようなものが施設をいたしますのには最も適当したところでありますので、数年来、防衛庁といたしましてはその希望を持ち続けておるのでありまして、今日もなお持ち続けております。しかしあの武山の施設をアメリカ軍が現在使っておりますが、それを解除してもらって、どこが使うかということにつきましては、ただいま正力大臣から御説明のございましたように、今、政府部内で協議をいたしておりますので、その協議が決定いたしましたならば、それに従って参りたいと存じます。

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1956/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 先日、志村委員から、当席におきまして、武山についてあの施設を防衛庁の方で要望しているかという御質問がございましたから、防衛庁といたしましては、ただいまお読み上げになりましたように、自衛隊の施設、ことに水陸両用部隊というようなものの訓練、そのためにはあの土地、施設というものはぜひほしい。これは数年来防衛庁としてはそういう希望を持っております。しかしまだ解除になっておりませんので、正式に予算の措置も講じてはおらないのであります。今日もなお、防衛庁といたしましては、あれが米軍から解除になりましたときに、自衛隊の施設としてぜひほしいという強い希望は持っております。しかしただいま問題にな……

第24回国会 外務委員会 第4号(1956/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 アメリカ軍が立川等の軍事基地を使っておることは、御承知の通り日米安保条約及び行政協定によってやっておるのでありまして、アメリカ軍の基地として使っておるものと考えております。
【次の発言】 私の申し上げておるのは、先ほど御指摘になりました立川の基地等は、日米安保条約及び行政協定の規定によって、アメリカ駐留軍が使っておのであります。しかし日米安保条約の精神は、申すまでもなく共同防衛という責任を持っておるのでありますから、外務大臣の御答弁になられたことと、私は矛盾しておらないと思います。
【次の発言】 日本を防衛するための基地でございます。

第24回国会 外務委員会 第10号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいまの穗積委員御質問のことでございますが、日米技術協定につきましては目下御承知の通り交渉中になっておりまして、この詳しい内容についてはまだ申し上げる段階に達しておりません。しかしこの協定が締結されますれば、特許権及び技術士の知識の保護及びその秘密の保持が保障されることになると思われますので、相当広範囲にわたって技術士の援助を受けることが期待されると存じます。しかし具体的にどういうものが導入されるかということにつきましては、今後両国政府の間において交渉されて、その上できまることでありますので、今まだそれについて申し上げる段階には達しておりません。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま菊池委員の御質問の問題につきましては、防衛庁の関係というよりもむしろ外務省の関係と思いますので、今外務省の方に打ち合せをいたしまして答弁申し上げることにいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま田中委員からせっかくのお尋ねでございますが、他国の軍事情勢、ことに仮想敵国をどこに持っておるかというようなことについて私から答弁申し上げるということは差し控えたいと存じます。
【次の発言】 中共が国連の決議によって侵略国であると決定がなされたということは、先ほど条約局長からもお話がございましたが、だからといって日本が直ちに仮想敵国を中共に置くとか、あるいけその他の特定の国を予……

第24回国会 外務委員会 第41号(1956/05/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この協定によってわが国がどういう利益を受けるかということにつきましてお答え申し上げます。  第一には、米国における私有の防衛上の技術のわが国への流通が促進され、防衛生産の向上を期待することができるということであります。  第二には、防衛用の装備、資材の製造方法を受け入れる法的体制、特に国防上の秘密の技術を受け入れる法的体制ができまして、わが国における高度の武器の生産が期待できるようになるということでございます。  第三には、従来若干の図面、設計図その他によりまして、技術上の知識の提供を受けてきましたが、この技術上の知識を使用することに出して、その所有者との法律関係を明らかにする……

第24回国会 外務委員会 第44号(1956/05/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 自衛隊を増強する上におきまして原子兵器を持ち込むというようなことは考えておりません。ただ外務大臣がさきに答弁されたのは、日本の国土防衛について米軍側が持ち込むという問題についてお答え申し上げたのだと存じますが、防衛庁といたしましては原子兵器を持つということを考えてはおりません。
【次の発言】 わが国の防衛体制を整備するために原水爆を持つというようなことは考えておりません。
【次の発言】 私は世界の各国が戦争手段として原水爆を持つというようなことのないように念願いたします。わが自衛隊の増強のために原水爆を持つというようなことは考えておりません。

第24回国会 外務委員会 第46号(1956/05/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 これは日本側から要望いたしたものであります。
【次の発言】 わが国の防衛関係の生産体制というものが、過去十年にわたる空白のために非常におくれております。ことに科学技術、そういう方面においておくれておりますので、わが国の自衛体制を整備する上においては、防衛生産方面におきまして、そういう技術上の知識あるいは科学をできるだけ先進国から取り入れるということがきわめて必要でございます。そういうようなことからいたしまして、かような協定を結ぶことによりまして、わが国の科学の知識の上において、また技術を取り入れる上におきまして、きわめて有利である、かように考えまして、わが方といたしましては、か……

第24回国会 外務委員会 第52号(1956/05/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 今御指摘のように、大体私の希望としては、東南アジアにも将来防衛駐在官が置けるようになることを希望するということは申しました。しかしまだそれをいつ置くか、三十二年度の予算に計上するかどうかというようなことになりますと、それはまだ何ら私としては決定しておるわけではございません。防衛庁としても決定しておるわけではございません。ただ東南アジアに将来置くかどうかという田畑委員の当時の御質問でございましたから、なるべく広く防衛問題についても駐在官を置くことが私としては望ましい、こういう希望を申しただけでございまして、その予算措置をどうするかということについて、まだ防衛庁として決定しておるも……

第24回国会 決算委員会 第22号(1956/04/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 建前としては、今御指摘のように、全部を把握することになっておりますが、まだそれが整備されておらない部面があるようでございます。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、建前としては全部を把握することになっておりまするし、また現状におきましても、大局的には把握をいたしておりまして、その点においては大きな間違いは出ておらないわけでございます。ただ先ほど経理局長から御説明申し上げましたように、自衛隊の持っておりまする装備その他の品目が非常に多種多様になっておりまするし、そのうちにはアメリカの供与によるものがあり、またその供与のうちにも、いろいろ時期によって違っておるものがございます……

第24回国会 決算委員会 第23号(1956/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この冬服の問題につきましては予算委員会においても御質問がありまして、その当時私答弁申し上げておったのでございますが、私は決して責任を免れようなどと考えておるものではございません。しかしアメリカ側の供与するという確実な情報と今御指摘になりましたが、事実はそこまで確実な情報ではないのであります。しかもアメリカから得た情報というのは政府側のごく下級のレベルにおいてそういう連絡があって、君の方に行くらしいという情報だったのでありまして、はっきり政府側の責任者から話を聞いたというのではないのであります。従いまして新しい部隊が入るについての準備をするというために七万着の冬服を買い入れたとい……

第24回国会 決算委員会 第24号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この問題につきましては、取扱いの事務に関する問題でございますから、一応事務当局から答弁させまして、その責任に関する問題につきましては私から御答弁申し上げることにいたしたいと思います。
【次の発言】 先ほど来増原次長が答弁申し上げておる実情でございまして、今日のこの制度を特に改めなければならぬというそれだけの必要は今のところはなかろうと思います。
【次の発言】 それぞれ部署にいる者が責任を分担するということは、これは役所の機構として当然なことだと思いますので、現在それぞれの責任者が担当をしておるというこの制度は、決して間違った制度ではなかろうと私は考えます。

第24回国会 決算委員会 第25号(1956/04/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 私どもは皆さんの御審査についてできるだけ協力をいたします。決してことさらにものを隠したりあるいは出らるべき者が出ないというようなことばいたしておりません。しかし従来制服の者は、直接こちらに出しまして答弁をするということはなるべく避けておるのであります。長官の直接の補佐機関として内部部局がありまして、内部部局長が責任を持って答弁申し上げておるのでありますから、従って制服の者は従来出しておらないのが前例になっております。しかしこれは絶対に制服の者を出さないというのではございません。制服の者を呼ばなければどうしても真相がはっきりしないというような必要がありますれば、これは決してことさ……

第24回国会 決算委員会 第34号(1956/05/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この問題についての事実の御調査は、すでに当委員会において各証人あるいは参考人をお調べになり、また事務当局から詳細お聞きになっておられることでございますから、それによって十分御判断のつくことと存じます。  私は先般当委員会においても、あるいは内閣委員会、予算委員会等におきまして申し上げましたように、このパッカード・マリン・エンジンの問題につきましては、そこに非常に誤解があるように存じます。私、率直に申しますると、四年有余の時間の差のありますることを無視されて、七万二千円で米極東軍が放出したものを当時のくず鉄を処理する者が一台十万五百円で買った。そうしてしかもそれを四年後の昭和二十……

第24回国会 決算委員会 第36号(1956/05/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま辻委員のおっしゃられましたように、このパッカード・マリン・エンジンをQM物資として通産局が払い下げをするときに一台十万五百円であったものが、四年後高速救命艇を海上自衛隊で建造するということになりまして、その機関として採用するに当りまして一基千二百五十万円で買い上げた。その時間的関係を無視してお考え下さればまことに今御指摘のように十万円で払い下げたものが百数十倍になったじゃないか、こういうことでございますが、それはまことに、それだけをお取り上げ下さればその通りでございます。しかしこれを買い上げるにつきましては、この委員会においてもしばしば御説明申し上げましたように、十分検……

第24回国会 地方行政委員会 第62号(1956/10/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 測量の予定地はまだ他に残っております。しかしあの十二日、十三日の事態を見まして、なるべくこれ以上の犠牲の発生を避けたいというようなことを考慮いたしまして、政治的の考慮によって、私担当大臣といたしまして測量を中止いたしたのであります。決して測量の計画を放棄したものではございません。また事務当局としてはぜひ測量をやりたいという熱望を持っておったのでありますが、私の判断におきまして測量を中止いたしたわけであります。
【次の発言】 測量は決してそれでもって満足な状態にあるとは考えておりません。従って残余の部分もできるだけすみやかに、しかも地元の方々の十分な理解を得るようにして、これを実……

第24回国会 内閣委員会 第3号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 これは国有財産同士の関係でございますが、特別なものはないと思います。
【次の発言】 自衛隊員につきましても、一般の市民と同様に扱うことになっております。特別なものはございいません。
【次の発言】 公務員と同じように扱っておるということでございます。
【次の発言】 これは行政協定で相互に放棄するということになっておるようです。
【次の発言】 今お話しの通り、公務員としてでございます。
【次の発言】 ただいま石橋委員の仰せられました海上自衛隊として、大村に水上機の基地を持ちたいという計画は持っておるのでありますが、しかしただいまお示しのような詳細な数字を、今ここに用意いたしておりま……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。  最初に、防衛庁設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。  政府は、現下の情勢に対処し、国力に応じて防衛力を整備する必要があることを認め、防衛庁の職員の定員を一万九千百九十三人増加し、現在の定員十九万五千八百十人を二十一万五千三人に改めることといたしました。この一万九千百九十三人の増加分のうち、一万七千四百十三人が自衛官で、残りの千七百八十人が自衛官以外の職員であります。自衛官の増加分は、一万人が陸上自衛官、三千三百二十五人が海上自衛官で、残りの……

第24回国会 内閣委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま飛鳥田委員の御質問になりました点については、だいぶ誤解があるように存じます。それは自衛隊員が協力をして出入船舶の検問をいたしておるというふうに御指摘でありましたが、さような事実は全くございません。ただ米軍が観音崎で通信等の訓練をいたしておりますので、その訓練の上において、出入する船舶の船名を夜間尋ねておるというような事実はあるようであります。しかしこれも強制的にやっておるのではございません。これにわが方の自衛隊が協力しておるというような事実はないのであります。ただ通信所に訓練を受けに行っておりまする自衛隊がございますから、それが混同されておるのではないかと存じます。今御……

第24回国会 内閣委員会 第8号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 陸上自衛官の増員につきまして、ただいま受田委員から御質問がございましたが、陸上自衛隊は現在六管区隊及び二混成団を編成いたしまして、北海道に二管区隊及び一混成団、九州に一管区隊及び一混成団、その他の本土に三管区隊をそれぞれ配置しておるのであります。それで、これはこの前御説明申し上げておりますが、この防衛力漸増の方針に従いまして、昭和三十一年度におきましては新たに混成団一を編成いたしまして、長官直轄部隊としてこれを東北地方北部に配置し、また所要の特科、特車部隊並びに補給処等の後方業務関係の部隊及び機関を増設または強化する必要がある。こういうことから一万人が増員されておりますが、その……

第24回国会 内閣委員会 第9号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま福井委員の御質問になりました点は、米軍側が安保条約、行政協定等の規定によりまして、日本において施設を使いあるいは演習場を使って、あるいは海岸を使って射撃をしておる、わが方の自衛隊といたしましては、その米軍のやっておる合間々々に、米軍の演習場を使いまして射撃の実施をやっておるということでありまして、主体はどこまでも米軍なのでありまして、米軍の許容される範囲内において自衛隊がやっておる。ただ自衛隊が最近かなり多く使っておるということも事実のようでありますが、これはこの前の国会のときにも福井委員から御質問がありまして、自来この使用につきまして米軍側にも注意をし、わが方におきま……

第24回国会 内閣委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま受田委員の御質問の点につきましてお答え申し上げます。陸上自衛官の増員の理由でございますが、現在陸上自衛隊は六管区隊及び二混成団を編成し、北海道に二管区隊及び一混成団、九州に一管区隊及び一混成団を、その他の本土に三管区隊をそれぞれ配置しておりますが、防衛力漸増の方針に従いまして、三十一年度においては新たに混成団一を編成し、長官直轄部隊として、これを東北地方北部に配置し、また所要の特科、特車部隊並びに補給処等の後方業務関係の部隊及び機関を増設または強化する必要から、今回の増員を行うことになったわけでありまして、その増員の内訳を次に申し上げます。その内訳は主動部隊たる混成団、……

第24回国会 内閣委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 砂田前長官のときに、長官個人の顧問として置かれたものがございます。これは何ら制度的のものではございません。従って特にあらためてお願いをするということがなければ、そのまま自然消滅ということになるわけでありますが、軍事専門家、ことに旧軍人の貴重な体験あるいは知識、そういうようなものを将来の防衛計画を立てる上において活用するということも、私はよいことであると思います。しかし旧軍人の方々ばかりでなく、あるいは教育、技術、言論機関、そういう方面の方々の御意見も承わるようなことにしたらよいかと私は考えておりますので、これにつきましては目下せっかく検討をいたしていることでございまして、長官の……

第24回国会 内閣委員会 第13号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 わが方の防衛計画といたしましては、特に機密にしなければならぬというものはございませんけれども、御承知の通り、アメリカと共同防衛の責任を持っておりますし、また多くの飛行機、艦船、火器、装備品等をアメリカから供与されておりますので、この関係における機密を維持しなければならぬという問題は多々ございます。限界と申せば、そういう点に限界があると存じます。
【次の発言】 ただいま受田委員の御質問は、これは主として自衛隊の任務に関係し、また防衛の大きな計画にも関係すも重大なことでございますが、概括的に申し上げますと、今の防衛計画を実行いたしまして陸上において十八万の自衛官を持つというようなこ……

第24回国会 内閣委員会 第14号(1956/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 防衛分担金の問題につきましては、実は外務大臣から御答弁申し上げることが適当と存じますが、私が承知いたしておりますところを率直に申し上げますと、一月三十日の共同声明に書いてありまする通りの経過で妥結いたしておるのでありまして、アメリカ側の分担しておる防衛関係の費用と日本の分担しておりますものが、全く二分の一ずっということにはなっておらぬと存じます。これはもうすでに御承知のことと思いますが、今回の合憲によりまして、昭和三十二会計年度を起点とし、日本政府の防衛増強の努力に応じて、在日米軍のための日本側の分担金を毎年削減していくための一般的方式が、樹立されたということになっておるのであ……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 石橋委員の御質問に対しまして、十分総理大臣と話し合いをいたしまして、政府を代表して総理大臣から答弁申し上げることでございますが、ただいま委員長から御報告のありましたような事情でございますので、その答弁の要旨をここに私から申し上げます。   わが国に対して急迫不正の侵害が行われ、その侵害の手段としてわが国土に対し、誘導弾等による攻撃が行われた場合、座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とするところだというふうには、どうしても考えられないと思うのです。そういう場合には、そのような攻撃を防ぐのに万やむを得ない必要最小限度の措置をとること、たとえば誘導弾等による攻撃を防御するのに、他……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま辻委員の御質問にございました、昨年第二十二国会における辻委員の賛成討論の際に述べられました御意見は、御趣旨におきましては私はまことにごもっともであると存じます。ただ今日の財政、また自衛隊の整備の過程におきましてこれを全面的に取り入れることのできませんでしたことは、まことに遺憾に存じます。しかしそのうちにおきまして、三十一年度の予算に取り入れておるものもかなりございますし、なお三十一年度の予算の編成につきまして、辻委員の仰せられたようなことにつきましては、十分考慮を加えてやっておるのでございます。  その詳細については、なお政府委員からも補足御説明を申し上げることにいたし……

第24回国会 内閣委員会 第18号(1956/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 今回提出いたしました国防会議の構成等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  御承知の通り、さきに第十九回国会において成立を見ました防衛庁設置法は、その第三竜におき・、まして国防会議のことを規定いたしておるのであります。すなわち、内閣に国防会議を置くこととし、国防の基本方針、防衛計画の大綱、防御計画に関連する産業等の調整計画の大綱、防衛出動の可否等につきまして、内閣総理大臣は、国防会議に諮問すべきものとし、また、国防会議は、国防に関する重要事項について、必要に応じ、内閣総理大臣に対し意見を述べることがでぎるものといたしております。しかして、……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 現行憲法はもちろん尊重いたします。
【次の発言】 ダレスアメリカ国務長官と、十八日午後三時から約二時間にわたりまして会談をいたしましたが、これはすべてコンフィデンシャルなものということになっておりますので、その内容については申し上げかねます。しかしただいま受田委員の仰せられましたような事実は全くございません。
【次の発言】 新聞の記事につきましては、私は責任を負いかねます。
【次の発言】 現行憲法において徴兵制を施行するということは、これは憲法の許すところではないと存じます。将来のことにつきましては、憲法調査会ができるのでありますから、憲法調査会においてそういう点をも含めて、十……

第24回国会 内閣委員会 第31号(1956/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 国防の基本方針につきましては国防会議が設置されましたときに十分審議いたしまして立案されることと存じますが、この重大な問題につきましては、すでに辻委員も御承知の通りに、自由民主党が昨年十一月十五日に結党されましたときに、政綱として、わが国の国力及び国情に相応する最小限度の自衛体制を整備して、外国駐留軍の撤退に備えていく、こういう基本政策を掲げております。第三次鳩山内閣といたしましてはその基本政策に従って政府の政策を立てておるわけでございまして、従って私といたしましてはその考え方においてやって参りたいと存じます。すなわち自主的にわが国の国力、国情に相応する最小限度の自衛体制を整備す……

第24回国会 内閣委員会 第32号(1956/04/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 北海道及び九州に相当な人員、装備をいたして配置をいたしておりますことは事実でございます。しかしこれは先ほど総理が御答弁になりましたように、防衛の責任者といたしまして、現在仮想敵国は持っておりませんけれども、しかしわが国土を防衛する必要からいたしまして、北海道と九州に現在のような相当な人員及び施設をいたすことは適当なりと考えて配置いたしておるわけでございます。
【次の発言】 労働争議と治安問題とは全然区別をいたしております。従いまして労働争議が起ったからといって、これにどういうふうに対処するかというような訓練をいたしているということを申してはおりません。治安出動については訓練をす……

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 三月十八日の日曜日にダレス米国務長官と米大使館におきまして、午後三時から約二時間にわたりまして、われわれが懇談をいたしたことは事実でございます。しかしその際におきまする会談の内容は、相手方との話し合いによりましてすべて機密にいたしておりますので、その内容についてここに御報告を申し上げることは差し控えたいと存じます。  ただその際に発表しても差しつかえないということで話し合いました内容については、そのときに新聞にも申し上げておりますが、ただいま御指摘になりましたその声明文のうちに、戦略的に寄与するということがございましたが、この戦略的という言葉については、そのときもダレス長官から……

第24回国会 内閣委員会 第36号(1956/04/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 この長期防衛計画を立てます根拠についてただいま御質問がございましたが、これをまとめて大体の防衛の基本目標というものを申し上げますと、第一には、国土上空及び周辺海域の制空、制海権を確保する、それから第二には、外敵の上陸進攻に対しては、陸海空の統合力を発揮いたしまして、外敵も出土外に撃退する、第三には、主用海上交通路を確保する、第四には、治安維持に関し国内関係機関に協力する、大体こういうような四項目を今申し上げましたが、そういうようなことが防衛の基本目標になっておるわけであります。そこで陸海空行部隊の防衛の目標をどこに置いておるかと申しますと、まず陸上につきましては、国土に来寇する……

第24回国会 内閣委員会 第37号(1956/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 神ノ池の演習場につきましては、最初地元の方々の十分な御理解を得ないために、一部に反対的な空気がありましたことは事実でございます。しかしその後だんだん地元の方々も理解をせられまして、近く円満な妥結ができると信じております。演習場として使いたいということで、今その準備を進めておる次第でございます。
【次の発言】 ただいま細田委員は、絶対に反対だというふうに御指摘でございますが、私どもの承知いたしておりまする事実は、だんだんよくなって参りまして、地元の方々も御理解を深めつつあるのでございます。まだ多少の御理解のいかない地元の方々もございますけれども、しかしせっかく努力をいたしておりま……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ジェット機にいたしましても、練習機、実用機、それからまたそれよりも大きなもの、それぞれ機種によりまして違いますが、一億数千万かかることは事実であります。先ほど稻村委員の御質問の中に、日本独力で海軍、空軍というようなもの、しかも日本の自衛のために必要な海軍、空軍を持ち得るかということがございましたが、これは総理大臣の今御答弁になりましたように、われわれといたしましては、国力と国情に相応する陸海空の自衛隊を整備いたしたい、現在のような国民所得に対して二%強というくらいの防衛費を負担するということは、決して国民生活を脅威するものではない、かように私は考えます。

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/04/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 防衛庁の機構をごらんになればおわかりのように、内局の者が責任を持って説明をしておるのでございますから、従いまして制服の者が直接国会に出席をして答弁に当らなければならぬということの必要はまずなかろうと存じます。しかし私が先般決算委員会で申しましたのは、制服の者を絶対に出さないと申したのではございません。事実を究明するためにどうしても制服の者が出なければその事実の真相がわからない、こういう場合においては、最小限度において制服の者を出してもそれは差しつかえございませんが、しかし政治優先という建前から申しますれば、内局において責任を持って答弁をしておるのであります。従って制服の者が委員……

第24回国会 内閣委員会 第40号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 まず概要だけを私から申し上げます。それは十万円で払い下げたものが千二百五十万円で買い上げられたということ、それだけをとって御批評しなれば、いろいろ御議論はあると思います。事実につきましては、後に経理局長その他関係の事務当局から詳細に御説明を申し上げることにいたしますが、概要は、昭和二十六年三月、極東空軍の持っておりましたパッカード・マリン・エンジンその他を二百ドル、すなわち七万二千円が放出するということになりまして、それが競争入札の結果、一基十万幾らということで払い下げをされたということがございます。その後業者の間に転々をいたしておりましたが、防衛庁で予算をとりまして、高速救命……

第24回国会 内閣委員会 第41号(1956/04/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 これはジェット機の生産についての供給表を公表すべきではないかという御質問でございました。この供給表につきましては、米側供給物資の細目を定めたものでありまして、その中に一部MSA協定による機密の品目を含んでおります。かたがたNAT〇諸国との関係などから、米側の意向もありまして、慣例上その全貌の発表は差し控えたいと存じます。なお機密に該当しない個々の品目につきましては、御要望の向きがございますれば、お知らせをいたすことにいたします。
【次の発言】 これにつきましては、目下手続中でございます。
【次の発言】 これは会社だけの機密でなくして、MSA協定による機密の品目がその中に合まれて……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 九十九里の片貝の米軍射撃場につきましては、ただいま福井委員がおっしゃられたように、いろいろ地元に被害があるために御非難があるようでございます。これも福井委員からもたびたび当委員会においてお話がございました。しかし、これは直接は米軍がやっておるのでありまして、ただ米軍の使用の合間に自衛隊が使わせてもらっておるという程度のものでございます。従いまして、米軍の意向を無視してこれをどこに移転するということも今ここにお約束はできませんが、ただいまいろいろ被害の問題についてのお話もございましたし、また候補地についても具体的におあげになりましたから、それらの御意向を十分承わりまして、今後機会……

第24回国会 内閣委員会 第57号(1956/09/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 駐留軍労務者の、ゼネラル・ストライキが八月末に行われたということは、担当大臣といたしましてはまことに遺憾に存じます。ことに私は同時に防衛庁長官をやっておりますから、その点におきましても日米間においてかような事態の起こるということは、はなはだ好ましくないと考えまして、私はこのゼネラル・ストライキの起らぬように、米軍側ともしばしば折衝をいたしまして最善の努力をいたしたのでありますが、ついに労務者諸君の了解を得るに至らすしてかような事態になったということは、まことに遺憾に存じます。ただいま御質問のありました制裁規程につきましては、後に今井長官から詳細な報告を受けまして、あの当時の今井……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 立川基地の拡張の問題につきましては、すでに各報道機関によって報道されておりますので皆さん方十分御承知のことと思いますが、なお一通り私から申し上げたいと存じます。  実は本日の委員会につきまして、今委員長から今日の御要求を伺ったものですから十分用意をいたしておりませんので、事実についての経緯につきましては、私の申し足らないことは丸山次長から十分御説明をしてもらうことにいたします。  そもそもこの基地の拡張の問題につきましては、すでに二十九年の三月、アメリカ側からの要求がありまして、自来それにつきまして日米間において折衝の結果、最小限度のものを提供しようということで話し合いがまとま……

第24回国会 内閣委員会 第62号(1956/11/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま御質問の御趣旨は私どもまことにその通りと了承いたします。さればこそ私は先般の第二十四国会の終りにおきましても、いろいろ御質問がありましたときに、防衛は絶対に必要である。いやしくも独立国になりました以上においては、自分の愛する祖国は自分たちの手で守るというかたい決意と、その用心がなければならぬ。なるほど一面においては東西の対立の緩和、軍縮問題あるいはヨーロッパの安定というようなことで巨頭会談も行われ、またその後におきましても、平和の風は吹いておるがごとくでありますが、そのときも申したように、北アフリカの状況あるいは中近来の事情を考えましたときに、また極東における台湾海峡の……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 わが国の自衛態勢が国力及び国情に沿うて漸増されて参りまして、それに両国の撤退についての合意が成立したときに米軍は撤退すると思います。
【次の発言】 防衛庁といたしましては、この前の国会でも御説明申し上げておりますように、大体防衛六カ年計画、すなわち三十年度から三十五年度に至る六カ年間に、大体において陸上十八万、海上艦艇において十二万四千トン、哨戒の飛行機百八十機、それに航空自衛隊におきまして約千三百機、もちろんその中には練習機も含みます。それらの自衛力を整備いたすということを防衛庁試案として持っております。しかし、それが完成したならば必ずアメリカ軍が撤退するかということにつきま……

第24回国会 予算委員会 第2号(1956/02/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま松浦委員から仰せられたこと、まことにごもっともでございまして、自民党の結成の際における根本政策といたしましても、わが国の国力及び国情に沿う最小限度の防衛体制をすみやかに整備して、外国駐留軍の撤退に備える、こういう考慮ができております。政府といたしましては、その考慮に従いまして、すみやかに防衛長期計画を確立いたしまして、ただいま御指摘にもありましたように、わが国の防衛体制の整備の目標を早く徹底するようにいたしたいということでございます。これは、総理の施政方針演説にもございますように、今国会に国防会議の構成等に関する法律案をすみやかに提出いたしまして、国防会議が成立いたしま……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいまの矢尾委員の御質問に対してお答え申し上げます。ただいま矢尾委員の御質問の中に、従来政府のとっておりました解釈もしくはお示ししておりました方針と、この国会において総理あるいは私から申し上げた防衛についての意見なり方針なりが違っておるようにお話がございましたが、これは全然そういうことはございません。従来の解釈及び方針については、何ら変更を加えたことはないのでございます。この点をあらかじめ御了承をいただきたいと思います。  ただいま御質問のありました自衛の目標をどこに置くかということでございますが、これは予算委員会においてもたびたび申し上げておりますように、わが国の国力と国情……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいまお示しになりました防衛庁の試案は、昭和三十五年度に達成する最終目標でありまして、その年次計画は、防衛庁としては今のところまだ持っておりません。これはたびたび申し上げます通りに、国防会議が設置せられましたときに十分資料を整えまして、政府案として確立されるようにいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま御質問の点は、防衛庁試案としても、いまだ年次計画が十分できておりません。従いましてここにお示しする段階には達しておらないのであります。
【次の発言】 閣議の内容につきましてはここに発表する限りではございませんが、今私の記憶では、十二月二日の閣議においてさような試案を説明し……

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 行政協定の規定から申しましても、通報を受けるということにはなっておりません。
【次の発言】 B57につきましては、先ほど申しましたように安保条約あるいは行政協定の規定からいたしまして、当然通報を受くべき筋合いのものになっておらないのであります。しかし、制服関係におきましては、向うの好意によりまして通知をしてくることがございます。たとえば地上部隊がどれくらい撤退するというようなときには通報して参ります。B57につきましても、その後確かめたところによりますと、好意的に一応統幕の方に通知をしておるということを聞いております。しかし、B57というものは決して原子兵器のようなものではござ……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 B57のわが国に飛来いたしまする前に通告があったということは、この前に申し上げましたが、それは非公式な通告でございます。それによりますと多分八機か九機来ておると存じます。それから近日数機また参ることになっております。今手元にはっきりした数字を持っておりませんが、大体その程度のものが現在日本に、置いてあるのでございます。
【次の発言】 原子兵器とは全く違います。
【次の発言】 B57は飛行機でございまして、これは爆撃機でございます。従来ありましたプロペラ爆撃機にかわってB57が置かれるということになっただけのことでございまして、原子兵器の問題につきましては先ほど来総理大臣の御答弁……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 内閣委員会 第1号(1956/11/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま御質問になりました美保の飛行場、現在米軍が使っておりますものを、自衛隊が受け継いでさらに拡張するかどうかということに関連しての御質問でございますが、防衛庁といたしましては、国防の見地から相当多数の飛行場を持たなければならない、というふうには考えております。しかし具体的にどこに決定するかということになりますると、まだ最終決定までにはいっておりません。また予算もそれに伴って、どこに置くという前提を置いて予算を組んでおるというわけでもございません。ただいま御指摘になりました点は、十分考慮いたしまして、地元の方々に迷惑がなるべく及ばないようにいたしたいとは考えております。

第25回国会 内閣委員会 第3号(1956/12/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 国防会議は御承知の通り総理大臣が招集することになっておりますので、国防会議に関する法律の説明は私が担当いたしましたが、ただいま受田委員の御質問について、私が真正面からお答えするのは少し筋が違うかと思いますが、私の承知いたしておりますことを申し上げます。  この六日の午前十時から、院内の閣議室におきまして、第一回の国防会議が招集されることになりまして、それには総理大臣初め関係の大臣が出席することになっております。しかし第一回の会議におきましては、主として議事規則あるいは議事の運営に関する問題が論議されることと存じますが、まだ特定の議案について論議されるという予定にはなっておらぬよ……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第7号(1956/11/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 ただいま御質問のありましたようなドラゴン・フライ・エクササイズというものが行われたことは事実でございます。これは毎年米空軍が主体になりまして演習をいたしておるのでありますが、従来、まだ日本の航空自衛隊が発達をいたしませんときにおいては、参加ができなかった。ところが、ことしは幸いに相当に整備されて参りましたので、これに参加をさしてもらったのであります。
【次の発言】 米軍の方から参加をしてはどうかという通知を受けましたので、私は訓練のために必要であり、きわめて有益であると考えまして、参加をさせました。
【次の発言】 自衛隊に対する指揮権は防衛庁長官が持っておりますし、航空自衛隊の……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、自由民主党)

○船田委員 私は防衛問題につきまして、きわめて概括的な、概論的な問題について総理大臣に質問をいたしたいと思います。  岸総理大臣が六月半ばアメリカを訪問されまして、アイゼンハワー大統領を初め、各首脳者と会談をせられ、その結果につきましては、日米共同声明に明らかにせられておるのでございますが、この共同声明を見ましても、最も具体的な、しかも一つの大きな成果と申しますれば、防衛の問題にしぼられておると考えます。すなわちアメリカは日本の総理大臣が示された防衛整備計画を歓迎し、それに応じてアメリカの在日米軍を撤退する、こういうことを明言せられておるのであります。共同声明の後において、ウィルソン国防長官が……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/04/20、27期、自由民主党)

○船田委員 ただいま三十三年度の特別会計補正予算につきまして、大蔵大臣の御説明があり、また防衛庁長官から御説明を承わったのでありますが、本予算案を審議するに当りまして、その前提となるような幾多の問題がございます。第一には、岸総則大臣が近く東南アジア及び北米合衆国に外遊せられる、出張せられて、東南アジア諸国の首脳者との会談、あるいは日米関係の再調整というようなきわめて重大な問題につきまして、首脳者との会談をせられるということも承わっておりますので、防衛問題と関連いたしまして、それらの二、三の事項につきましてお伺いをいたしたいと思います。  まず第一に、総理大臣の外遊のことでございますが、これはす……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 他に防衛の手段がある場合に敵基地をたたくということはないと存じます。
【次の発言】 他に方法がある場合に、敵基地をたたくということはあり得ないと思います。
【次の発言】 そのときの実情によります。
【次の発言】 日本とアメリカとの間におきましては、国土の防衛につきまして安保条約のあることは御承知の通りであります。ただいま御質問のような場合は、おそらく行政協定第二十四条の発動によりまして、共同作戦をしなければならぬというような場合になるかと存じます。従いまして、そういう場合において大作戦をするということはわが国の自衛隊の力ではできませんし、また自衛の範囲内という問題から、これは問……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/02/26、27期、自由民主党)

○船田委員 私は防衛問題を中心といたしまして、国際情勢及びそれに対する日本の方針、もしくは東西話し合いについていかなる努力をするか、また日米安保条約、そういうような問題につきまして、質問をいたしたいと思います。外務大臣がお見えになりませんけれども、主として防衛の見地から見ました現在の国際情勢、いわゆる東西の話し合いがまさに行われんとしておるがごとき状態でございますが、この日本の安全ということを前提といたしました今日の国際情勢をどういうふうに見ておられますか、これは外務大臣と防衛庁長官に質問申し上げます。
【次の発言】 ただいま御答弁のありましたように、東西の対立がやや緩和し、または緩和させよう……


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第24回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○船田国務大臣 三十年度につきましては、御承知の通り、最初に年度初め三カ月暫定予算で毎月分を三カ月続けてとっていったというようなことで、本予算が確定いたしましたのは七月の末のことであります。さようなことで非常に予算の施行がおくれておりますが、なお艦船の建造につきましては、御承知の通り、戦後十年全くこういう経験を持っておりません。従いまして、これを予算がきまってからいよいよ企画し、注文書を作る、それには設計その他いろいろな予備的な仕事がございます。さようなことで非常におくれておるような状況でございますが、しかしこれはおそらく経理局長、装備局長からお答え申し上げておると思いますが、三十年度分のおも……



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データ更新日:2023/02/05

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