八田貞義 衆議院議員
27期国会発言一覧

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八田貞義[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは八田貞義衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

八田貞義[衆]本会議発言(全期間)
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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第21号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○八田貞義君 ただいま議題となりました旅館業法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  昨年第二十六回国会における本法の一部改正により、旅館業法に対する従来からの公衆衛生上の規制に加え、風俗的見地からの規制をも行い得ることとなったのでありますが、営業許可の取り消しまたは営業停止に関する第八条中に規定されておりました婦女に売淫をさせた者等の処罰に関する勅令が、売春防止法附則第二項の規定によって、本年四月から廃止されることとなりましたので、これに伴う必要な法的措置を規定いたそうとするのが、政府の本法案提出の理由であります。  本案は三月十九……

八田貞義[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

八田貞義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、自由党)

○八田委員 私は、一兆円予算に縛られて厚生行政の予算が非常に削減をされておる、特に農村の生活と結びついている簡易水道の予算が、昨年度に比べて一億の削減をされておることについて、大臣の御所見を伺いたいと思います。  大臣もすでに御承知のように、今日公衆衛生は、政府並びに国民の側から非常な発達を見て参りましたが、なお昨年におきましては、全国に赤痢の発生を見ておるのであります。特に農村におきましては、流水使用による水道問題が赤痢発生の原因である、こういわれておるのであります。昭和二十七年度に初めて簡易水道が施行されまして、これが農民の飲料水対策としてははなはだ好ましいものであるということから、これの……

第22回国会 社会労働委員会 第12号(1955/05/24、27期、自由党)

○八田委員 先ほど長谷川委員の質問に対しまして、つき添い婦の実働時間八時間とおっしゃいました。後ほど資料を提出されるというお約束を願ったのでありますが、その場合に、資料として次のような資料を出していただきたいという注文を申し上げたいと思います。  まず第一が、実働約八時間とおっしゃいましたが、私たちの調査によりますと、実働八時間三十六分と出されております。このこまかい数字を出された対象となった結核療養所の名前、それから深夜看護について調査がなされておるかどうか、それから看護のための準備時間は認めておったかどうか、それからさらに患者の安静時間中の看護について、これらの問題について検討されて八時間……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、自由党)

○八田委員 今のに関連して質問をしたいのですが、四月の自然休会明けの本会議におきまして、河野農村大臣は、厚生大臣との間に昨年十二月末覚書を交換して、高温殺菌牛乳の消費奨励を推進することになっているとお述べになったが、どのような内容を持った覚書か、お知らせ願いたいのであります。
【次の発言】 またあとで詳しく聞いてみたいと思います。私はその覚書の内容の詳しいことは知りませんが、大体山間僻地に限って高温殺菌乳を許すということが、覚書の中にあったというふうに聞いております。こういうふうになりますと、省令五十八号が五十二号に改正されたときに、次官通牒としてすでに出ているわけなんです。それをさらに覚書を……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、自由党)

○八田委員 関連して。今、大橋委員の薬事法第二十二条の問題につきましてお尋ねがあったのでありますが、医師法を見ますと、医師法の第二十条におきまして、自己の処方せんによらないで投薬した場合には無診投与になり、この場合は医師法第二十条違反となりまして、五千円以下の罰金がかかってくることになっているわけであります。従いまして、薬事法でさらに重ねて罰金刑を制定する必要はないと私は考えておりますが、いかがですか。
【次の発言】 関連してお尋ねいたします。今、野澤委員の質問を伺っておりますと、これは野澤委員が前から言われていることですが、秘密診療というものに対しまして、盛んについておられます。この秘密診療……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、自由党)

○八田委員 ちょっと角田さんにお伺いしたいのですが、百トンぐらいの材料について、自分のサンプリング法によるサンプリングであれば安全だと言われる、サンプリングはそういう方法でやればいいのだという、一つのサンプリングの方法をお話になりましたけれども、それは厚生省の方にお話しになっておりますか。
【次の発言】 関連して今の配置販売業者の問題について、一点だけお尋ねいたします。  配置販売業者が売ってはならない薬品が、薬事法の第三号表に載っております。また薬事法の第四十四条の第五号によりまして「薬剤師でない医薬品の販売業者であって、薬剤師を使用していないものが、厚生大臣の指定する医薬品を販売し、授与し……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 決算委員会 第3号(1955/12/13、27期、自由民主党)

○八田委員 時間がありませんので、いろいろな質問事項をたくさん持っているのでありますが、簡単に縮めて、問題を限定して申し上げたいと思います。ただ私が社会労働の常任委員でありながらなぜ決算委員会に出てきたかということは、私は二十三年間医薬学の研究機関にありまして、衛生学者あるいは細菌学者として、主として食品衛生に関する研究に従事しておったのでございます。国会に出るまで、すなわち本年の一月二十八日までは国立衛生試験所の細菌部長として、また食品衛生調査会の常任委員として、また食品加工部会長としてやっておったのでございまして、本問題には非常な熱意と、そして何とかしてこれを解決いたしたいというような気持……

第23回国会 社会労働委員会 第5号(1955/12/12、27期、自由民主党)

○八田委員 非常に時間がたったようでありますから、簡単に問題点だけをとらえて一、二質問をいたします。今井さんと近藤さんがお見えになっておりますが、私の質問に対しましてお二人の方どちらでもよろしゅうございますから、それについて御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず私ただいまの報告を聞いておりまして疑問があるのであります。まず第一が、医療機関の赤字問題とからんで、医療機関の再配置の問題を取り上げております。これはもちろんそうあってしかるべきでありますが、ただ赤字の対策に対しまして医療費の検討を基盤としてこれをやっていきたい、こういうふうに御発言がありました。ところがこれに対しまして私は非常に……

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○八田委員 まず参考人の方にお尋ねいたしたいのでございますが、十一月の九日だと思いましたが、そのときにおいでを願って、私は患者同盟の使命、性格、内容等についていろいろ御質問して、それについて正確な数字が得られませんでしたので、後刻御提出を願うようにお願いしておったのでございます。それについてまだ御報告に至っておりませんが、ただこの際私が質問すべくして保留した事項に次のようなことがある。というのは、本日もちょっと触れておられますが、厚生省の調査によるところの被災者の数と患者同盟の調査によるところの数とが違っておりました。しかも岡崎さんのお話によりますと、厚生省の患者数よりもっと上回る数字をあげら……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会 第35号(1956/07/25、27期、自由民主党)

○八田委員 建設省関係の部門につきまして一、二点質問さしていただきます。今までの御質問にありました中で、今度の災害で触れられておらない面につきまして御質問してみたいのであります。  まず発電用貯水池の問題でありますが、福島県の猪苗代湖の増水によりまして、湖岸民と下流地区における住民との間に大きな問題を起しております。どのような問題を起しているかと申しますと、猪苗代湖の水量が非常に急激に増量して参りましたために、これを放水しなければならぬわけでありますが放水いたしますると下流民が水侵しになる。そして田が全部水侵しになって、今次災害の上にさらにまた水害を受ける。地区住民の言葉でいいますると人工洪水……

第24回国会 社会労働委員会 第1号(1955/12/23、27期、自由民主党)

○八田委員 森永の問題について質問をいたします。私はこの問題につきましての国民の真の願いは、こういうような事件が二度と起らぬことであり、起らないようにしてくれということが国民の真の願いであろうと考えまして、この問題につきまして九月の初めにおきまして第二回の協議会においてこの事件の食中毒史上におけるところの意義、それから刑事責任の所在、この刑事責任の所在は二つに分けまして、患者に対する責任、それから薬を作った人々の製薬の責任というふうに分けます。さらにまた乳質の改善向上、四番目には製品の国家検査というような四つに分けてこの問題を検討して参りたい。  今日この五人委員会の報告につきましては私まだ十……

第24回国会 社会労働委員会 第8号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○八田委員 まず新医療費体系の問題につきまして御質問いたしたいと思います。  調剤技術論とか、医師、薬剤師の職業分化論などのいわば概念論から、現実にもっと切実な新医療費体系をめぐる開業医・開局薬剤師の経済に密着した問題が具体化するにつれまして、今や医薬分業論争は当初の趣きを変えまして、もっぱら新医療費体系で個人経営の医院や薬局の生計が成り立つかどうかという生活につながる問題が論議の中心となって参りました。新医療費体系下の調剤は、医師がやろうが、薬剤師がやろうが、低賃金の強制であり、それを数でこなせば低賃金の労働強化となってはね返り、結局のところ業者に何らかのはね返りを及ぼさずにはおらない、こう……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/05、27期、自由民主党)

○八田委員 関連して。ただいま中村委員から、今度の改正法案につきまして、大臣の所信をただされましたが、大臣は、医者を金縛りにするのじゃない、こういうように非常に抽象的にお答えになりましたが、大臣は一体この法文を逐条的に審査なすった上の今のお答えでありますか。逐条的な詳細につきましては後刻に譲りますが、これを概括的に見ましても、ただいま中村委員が質問されましたように、改正案の保険医弾圧策と申しますか、そういうものは三つに集約されると思うのでございます。まず第一が、医療機関の期限付指定及び保険医登録の二重制であります。二番目といたしましては、検査、監査の明文化であります。三番目は審査機構の官僚化で……

第24回国会 社会労働委員会 第16号(1956/03/09、27期、自由民主党)

○八田委員 関連質問をさしていただきます。今滝井委員からこまかい数字についての質問があったのですが、私も質問させていただきたいと思います。保険局長にこまかいところをお聞きしたいのですが、この「第二十四国会健康保険法等の一部を改正する法律案に関する参考資料」の中の一にあります「政府管掌健康保険財政調」、これの二十九年度決算の数字は一体間違いないかどうか。まずその点について質問いたしたい。二十九年度のいろいろな事項別に分けられた決算額が間違いないかどうか。まずそれから質問しておきます。
【次の発言】 そうしますると、七人委員会の報告の第一表の9を見て下さい。五百一ページですが、これは数字が非常に違……

第24回国会 社会労働委員会 第17号(1956/03/10、27期、自由民主党)

○八田委員 今新医療費体系について説明があったわけでありますが、これにつきましてはいろいろ中央社会医療協議会等におきまして審議されまして、また参議院におきましても審議されましたが、いろいろな矛盾撞着を含んでいるものである、こういうようなことで今紛糾状態にあるわけであります。こういうような紛糾状態に導いたのは、前提条件として、厚生当局において間違った考えのもとにやられておったということになるわけでありますが、まずその前提とは一体どういうことかということを申し上げますと、厚生省はこういった新体系を樹立する場合には、前もって総医療費、総点数の総ワクを日本医師会とか、あるいは歯科医師会とか、その他関係……

第24回国会 社会労働委員会 第20号(1956/03/14、27期、自由民主党)

○八田委員 午前中の委員会におきまして、つき添い婦の問題について、長谷川委員からこまかい点の質問がありました。そこで私は関連的に質問を進めて参りたいと思うのであります。まず曾田医務局長に質問いたしたいのでありまするが、私は公衆衛生学の立場から、つき添い婦の問題について重大な関心を持っておるのであります。今日の結核の治療というものは決してオートメーション式には参らない。あなた方が机の上で計算して、これならば完全看護体制であるというふうにお考えになっても、今日の結核の治療というものは決して流れ作業にはいかないのであります。あなた方の、そういったデスク・プランの基礎に立った考えに私は非常に疑問を持つ……

第24回国会 社会労働委員会 第23号(1956/03/22、27期、自由民主党)

○八田委員 今回の健康保険に関する改正案は、政府当局の説明を見ますると、健全なる保険経済の確立のための手段であるというふうに述べられておるのであります。大臣の説明の要旨を分析してみますると、まず第一に保険診療担当者の性格の再検討、第二が監督行政の権限の強化、三番目が保険経済における収入の増加と支出の調整、すなわち標準報酬の改訂と一部負担金の範囲拡大・第四番目が診療報酬請求の審査機構の整備であります。以上述べましたようにこの四点を主要な項目として取り上げられておるわけであります。そこで以上申し上げました四点が示す方向そのものにつきましてはその目途とするところが正しくとも、それを達成するための手段……

第24回国会 社会労働委員会 第24号(1956/03/23、27期、自由民主党)

○八田委員 今の滝井委員の質問に関連しまして、暫定案について今大臣、局長の答弁を伺っておりますと、今明日中に医療協議会から暫定案が厚生省の方に示される、その上において国会に提出して、それから態度をきめる、こういうふうに了解していいのですか。
【次の発言】 その今井試案というものはきのう出されて、そして医療協議会の方で今審議をしておる。これは相当難航をしておるように聞いておるのです。果して答申案として今明日中に出るかどうかさえわからない。今明日中にと、こういうふうに期日を限定されておりますけれども、果して今明日中に出るような見通しのもとにおっしゃっておるのかどうか、その点についてもお伺いいたした……

第24回国会 社会労働委員会 第26号(1956/03/28、27期、自由民主党)

○八田委員 今の質問に関連しまして、今、現状に沿うような制度を打ち立てるために、薬価にスライドした処方料というものを作ったんだ、こう言われたのでありますが、しからばどのような現状分析をされたか、項目別にあげてもらいたい。どのような現状分析をして薬価にスライドすることが正しいとお考えになったか、その現状分析の内容について御答弁を願いたい。
【次の発言】 私の質問の仕方が悪かったかと思いますが、私の質問しているのは、現状の薬治料の支払い方についてお伺いしているのじゃないのです。今あなたは、現状に沿うと言ったが、薬治料の払い方についての方針をお話しになったのです。私は、ただその方針に従って、一体現状……

第24回国会 社会労働委員会 第27号(1956/03/30、27期、自由民主党)

○八田委員 今の滝井委員の質問に対しまして、医療機関の欠格条件というのは、医療法と薬事法以外のものについてはまだ具体的な考えがない、こういうようなお話なんですが、そうしますと四十三条の五をごらん願いたい。四十三条の五の第三項にございますが、「前二項ニ規定スルモノノ外保険医及保険薬剤師ノ登録ニ関シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム」と書いてございますが、この場合医療機関と保険医の登録に関しての欠格条件に関係したものと思わなければならぬのでありますが、しからば保険医の欠格条件以外の、あなたが今言われた欠格条件以外の「必要ナル事項」というものは、一体どういうことをお考えになっておられるか、これははっき……

第24回国会 社会労働委員会 第29号(1956/04/02、27期、自由民主党)

○八田委員 今の滝井委員の質問に関連しまして、支払基金から支払いがなされているということですけれども、その場合支払基金から銀行を通して医療担当者に支払っておるわけです。局長は今日支払基金と一体どの銀行と契約しているか、その点について御認識がありますか、それをお伺いしたい。それは全国でなくてもいいです。東京都の場合でけっこうでございますからお知らせいただきたい。
【次の発言】 局長がそういうように了解されておる点、これについて私は局長に一つ教えていただきたい。というのは前の二十二国会において前局長の久下さんにも質問したのであります。久下さんの場合も数行の銀行と契約してある、こういうような答弁があ……

第24回国会 社会労働委員会 第30号(1956/04/03、27期、自由民主党)

○八田委員 改正案につきまして逐条的におもなる点について質問さしていただきます。  まず第一が第九条の問題でございますが、これは事業主に対するものと関係者に対するものと二つの監査、検査規定になっておるわけでありますが、この場合の関係者は、一体どういう人をさして関係者というのですか、それをはっきりとお伺いいたしたい。
【次の発言】 それで了解したのでありますが、その次の第九条の二でございます。この第一項は一般医師に対する保険給付に関する監査規定でございますが、この場合に一般医師は保険診療の担当者ではないわけであります。従って保険給付の中でも一般医師の場合には診療簿の提出を命ずるような監督権限まで……

第24回国会 社会労働委員会 第35号(1956/04/20、27期、自由民主党)

○八田委員 岡委員からいろいろとこまかい点が質問されましたので、私は時間を節約する意味で二、三の点について質問いたしたいと思うのであります。この問題につきまして冒頭に、私はこういうことを申し上げてみたいと思うのであります。水爆実験の被害というものを、かつて広島、長崎に行われた原爆の被害とか、あるいは一昨年のビキニ環礁におけるところの水爆実験の死の灰による被害、これと結びつけて誇大な災害を予想して、対策を立てることはもちろん大切でありますけれども、それが行政上の混迷となるようなことがあっては、非常なる問題が起ってくる。そういう観点から考えまして二、三質問いたしてみたいと思うのであります。もちろん……

第24回国会 社会労働委員会 第36号(1956/04/24、27期、自由民主党)

○八田委員 まず身体障害者福祉法の方につきまして二、三質問いたしたいと思います。  まず身体障害者の現在までの実数をお知らせいただきたいのと、さらにまた、この実数に対しまして障害手帳の交付者が現在まで何人になっておるか、これをお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 今お知らせいただきました数字ございますが、この数字をもととして考えますと、現在実態の把握が不十分だというようなことが考えられてくるわけであります。というのは今の数字で申しますと、現在なお保護更生の措置を受ける対象者が相当にある、こう推定できるのでありますが、一体こういった今お知らせ願った数字以外に、保護更生の指導を受けなければな……

第24回国会 社会労働委員会 第46号(1956/05/18、27期、自由民主党)

○八田委員 この法案に関係いたしまして、質問いたしたいと思いますが、先ほど提案者の内田さんから十カ年計画をもって撲滅対策を考えておるのだ、こうおっしゃったのでありまするが、その十カ年計画の基本でありますが、内田先生は山梨県の御出身でございまするが、山梨県の有毒地域、これは一体何万町歩くらいあるか。市と町村に分けられて、何市何町村ということをはっきりおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 山梨県の持つ水田の九割近くが有毒地域である、大体一万五百町歩というお話があったのでありますが、私の知るところでは、一万町歩ぐらいであって、一市五十八町村が有毒地域である、こういうように聞いております。そうして……

第24回国会 社会労働委員会 第48号(1956/05/22、27期、自由民主党)

○八田委員 都築先生がお急ぎのようでありますから、一点だけ質問をいたしたいと思います。  今、岡委員からいろいろこまかい点の質問がありまして、非常に参考になったのでありますが、ただ私先ほど来お聞きしておる間に強く感じて参りましたことは、今都築先生のお話になりましたように、わが日本の学者で非常に災害を高度に発表して人心の不安を招くような人々がある。先生はそういうお言葉をお使いになっておりませんけれども、少くとも私もそういうふうな印象を受けておるわけであります。そこで人体に障害を及ぼすという点につきましては、これはもちろん爆弾がどのような爆弾になってくるかわかりませんので、いろいろ問題のあるところ……

第24回国会 社会労働委員会 第49号(1956/05/25、27期、自由民主党)

○八田委員 時間がないようですから、問題点を端折って質問して参ります。  まずへい獣処理場等に関する法律の方から質問さしていただきますが、概念的に、清掃区域内のこういった畜舎を現在持ってやっておられる自家営業的よ方々、こういったものをいわゆる公衆衛生上はなはだ好ましくない施設であるということで清掃区域内から一掃したいというお考えのもとに、新たにへい獣の法律の中に畜舎というものを入れられたのかどうか、その点です。
【次の発言】 そうすると現在の施設片行政指導によってだんだん改良していく、そこでこれから新しく出願しようとする者に対してどういうお考えですか。

第24回国会 社会労働委員会 第51号(1956/06/01、27期、自由民主党)

○八田委員 サッカリンの問題と過酸化水素の使用の問題について中川委員から質問がございましたので、関連して二、三の問題について質問をいたしたいと思います。まず厚生省の方から御答弁を願いたいと存じますが、ドライミルクというものは省令第五十二号で加糖粉乳に入るものかあるいは調整粉乳の中に入る製品か、いわゆるサッカリンの入った、問題となったドライ・ミルクなんですが、省令五十二号の加糖粉乳に入るのかあるいはまた調整粉乳の中に入るのか、これを一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうしますと調整粉乳の成分規格というものが出ておるはずなんでありますが、サッカリンをなぜ入れたか、成分規格を変えてまでサッカリン……

第24回国会 社会労働委員会 第53号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○八田委員 曾田さんにお尋ねいたしますが、このたび医療法の施行規則の二十九条が改正になりましたが、どのように改正されましたか、一つお知らせ願いたい。エキス線診療室の遮蔽規定です。
【次の発言】 それで私は質問いたしたいのですが、今度遮蔽規定についていろいろなこまかい点を設けられたことは・非常にけっこうでありますけれども、病室を持っていない個人診療所の小型装置、たとえば移動装置とかあるいはポータブル、こういった簡単なものをエキス線室で使用する場合には除外例を設けたい、こう考えておるのですが、こういった個人診療所を対象としたような、小型装置でやられる場合についての除外例は規定がないわけなんですね。……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会 第3号(1956/11/21、27期、自由民主党)

○八田委員 いろいろな委員からいわゆるスト規制法につきまして質問がありましたので、重複しないということで二、三点質問させていただきます、  スト規制法の存続反対の人々は、このスト規制法というのは反動的だ、あるいは非民主的だというふうにいわれておりますが、この法律が非民主的であるか、あるいは反動的かというような判定には絶対的な基準はないと思うのです。それは各党各人の主観的な判断による相対的なものと思うのでありますが、大臣はどういうふうにお考えになっておりましょうか。
【次の発言】 結局出されておる法案が反動的だとか非民主的だというのは、主観的な判断によるところの相対的なものであって、いいか悪いか……

第25回国会 社会労働委員会 第5号(1956/11/24、27期、自由民主党)

○八田委員 このいわゆるスト規制法をはさんで今国民不安がある、これは一体どういうふうな国民不安があるか、これを二つぐらいに分けて考えてみますると、二十七年、八年の部分ストに対して被害が少なかったというような意味で不起訴になっておる、従ってもしもこのスト規制法がなくなってしまうと、このスト行為というものが合法化されていろいろな心配の種を生む、こういうところに一つの理由があると思うのであります。もう一つは、社会党及び労働組合はあくまでこのスト規制法を阻止するのだ、こういうふうにいっておるわけであります。そこで、あるいは通らぬかもしれぬというような印象を政府の部内にも、あるいは国民の中にも持っている……

第25回国会 社会労働委員会 第6号(1956/11/26、27期、自由民主党)

○八田委員 この際動議を提出いたします……

第25回国会 社会労働委員会 第7号(1956/11/28、27期、自由民主党)

○八田委員 ただいま議題となりました、医師等の免許及び試験の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  終戦前に満州国、朝鮮、台湾、樺太等の地において、その地の制度によって、医師、歯科医師の免許を得て開業していた者に対しましては、従来より医師法、歯科医師法の附則などにより特例をもって内地で開業する免許が与えられ、または国家試験の予備試験を受験する資格が与えられておりました。  もとよりこれらの特例措置は、あくまで終戦後の特殊事情に基く暫定的措置として行われたものでありましたが、この期限が切れようとする昭和二十八年に至って中共地区よりの大量引き揚げが再開されるに至りま……

第25回国会 社会労働委員会 第9号(1956/12/04、27期、自由民主党)

○八田委員 ただいま議題となっているところの環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律案についてでありますが、この法律案につきまして今まで厚生省からいろいろと出されておる環境衛生関係の法律、これは私考えますのに、ほとんど監督行政としての色彩を強くした法律が多いのでありますが、このたびの環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律案というものは、保護行政を非常に加味された法案と了解いたしておるものであります。ただ問題は、この法案が施行される場合に、厚生行政を担当されておる厚生当局においてどういうようなお考えがあるか、この法案に対しての御見解あるいはこれを事務的に施行する場合にどのような利点が考えら……

第25回国会 社会労働委員会 第12号(1956/12/18、27期、自由民主党)

○八田委員 健康保険法等の一部を改正する法律案の提案責任者としての大臣に対しまして、二、三点質問いたしたいと思います。  まず大臣にお伺いいたしたいのですが、よく普通言われる貧乏という言葉がございますが、一体貧乏というのはどういうことを言うのであるか、貧乏の概念規定につきましての大臣のお考えを率直にはっきりおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 私は厚生行政の面から見た貧乏の概念規定についてお伺いいたしておるわけなんですが、いかがでしょう。どんな人々でも自分が金を持っているというふうなことを言う人はいない。みな金がない、貧乏だということを言う。非常に概念的なあいまいな言葉だと思いますが、それ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会 第4号(1957/02/13、27期、自由民主党)

○八田委員 社会保障制度審議会の事務局長である太宰さんにお伺いしたいのですが、昨日の予算分科会におきましても話をいたして参ったのですが、社会保障という言葉でございますが、一体社会保障ということをどういう内容においてとらえて、制度の前進を考えておられるか。まず基本的な問題から質問を始めていきたいと思うのでありますが、一体社会保障という内容をどういう点にとらえて制度の前進をお考えになっておるか、お聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 今のお話でありますが、そうしますと私こういう疑問が起ってくるのです。憲法第二十五条には社会福祉、社会保障、公衆衛生、この拡充向上に努めなければならぬということが書……

第26回国会 社会労働委員会 第5号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○八田委員 まず石橋内閣の内政の焦点といたしまして経済規模の拡大を通じての完全雇用の実現が大映しにされて参りました。しかしその内容がどんなものであるかについては、はっきりしておらないのであります。そこでこの雇用問題につきまして以下二、三点質問させていただきます。  まず雇用問題と人口問題との関連においてこの問題を考えていかなければならぬのでありますが、完全雇用と完全就業という言葉とがあります。今度完全雇用という言葉を出してこられましたが、現在のわが国の就業人口は一体どういうふうになっているか、わが国の産業構造と就業者の割合についてお知らせ願いたのであります。

第26回国会 社会労働委員会 第6号(1957/02/15、27期、自由民主党)

○八田委員 実は保健所の問題に関連して精神衛生の問題、食改善の問題、保育所行政の問題について質問いたしたいと考えておったのでありますが、時間の関係上、保健所行政にしぼって質問を申し上げてみたいと思います。  まず保健所と結核の問題でございますが、入院したくても入院できない在宅患者に席を譲れ席を譲らぬで軽症の在院患者がすわり込みをしたということがあります。ところが現実には全国の療養に空床ができておるということは厳然たる事実でございます。この理由につきまして、化学療法の勝利であるというようなきわめて楽観的な観測をされている人や、あるいは生活保護の引き締めで、入院料も払えない国民がふえたのであるとい……

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○八田委員 関連して。ただいまの岡委員の質問を拝聴いたしまして、私も屎尿問題の点については非常な関心を持つものでありますが、ただいまわが日本で海湾投棄、海洋投棄の禁止を三年間の計画にしょってその実施をはかっていく考えであるという政府当局の御答弁があったのでありまするが、今の陸上処理の方法について具体的な考えを伺ってみますると、主として安全化、肥料化の面に主眼点を置いて陸上処理の施設完備を目標にしておられるようであります。屎尿処理の問題、安全化、肥料化、資源化、この三つに集約されてくると思います。ただ問題は、大都市においては、こういった陸上処理に移すことができるといたしましても、中小都市の場合、……

第26回国会 社会労働委員会 第12号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○八田委員 関連して。先ほどの大臣の御答弁を伺っておりまして、単価値上げの問題と、健康保険との関連において誤解を招くような点があるのです。というのは、食い逃げという言葉が出ている。またあるいは大臣は単価の値上げは当然やらなければならぬ、そういう観念のもとに法案の御審議をお願いしておるのであります、こう言っておられる。しかし単価の値上げと健康保険法案の改正とは切り離して考えるべきものである、単価を値上げしますからこの法案をのんでくれというような誤解を招いたのでは、これは非常に重大な問題になると思う。食い逃げという言葉はないはずだ、これは全然別個の問題として考えていただかなければならぬ。大臣の底意……

第26回国会 社会労働委員会 第14号(1957/03/01、27期、自由民主党)

○八田委員 それでは今の滝井委員の質問に関連しまして……。支払い債務の問題でありますが、これは一つは社会保険の資金が問題になると思うのです。というのは、今日の社会保険の支払いが、物的給付ということが一つの理想的形態として取り上げられております。ですから今の滝井委員の質問は、金銭給付の場合においては、私はああいう理論は成り立つと思う。しかし今日の社会保険の給付形態が物的給付だ、こういうことがいろいろな問題を蔵しているだろうと思う。そこで今後この物的給付というものを理想的形態として社会保険を進めていくかどうかという問題にも入ってこなければならぬが、それはそれといたしまして、関連でございますから、た……

第26回国会 社会労働委員会 第15号(1957/03/02、27期、自由民主党)

○八田委員 健康保険問題につきましてまず総論的な問題から質問いたしたいと思うのであります。健康保険法案の問題につきまして、政府当局は医療担当者の方に種々な誤解があるので、今後とも話し合いの場を持って、十分に納得協力の得られるような線を出していきたい、そういう御答弁をいただいておるのでありまするが、私は納得協力を得るような線を出すためには、今までの経過につきまして十分ここで質疑を繰り返しまして、互いの認識の欠ける点を国会の広場において互いに開陳し合うということは必要であろう、こういう観点から、まず今度の改正法案につきまして質問をいたしていくわけでございますが、ただこの法案を審議していく場合に三度……

第26回国会 社会労働委員会 第16号(1957/03/04、27期、自由民主党)

○八田委員 関連して簡単にお伺いいたします。堂森委員の質問があったうち、大臣に単刀直入にお答弁願いたいことがあります。盛んに撤回の問題が出ておりますが、大臣は撤回する考えはない。大臣はもう終始変らぬ信念の上に立っておられるはずでありますが、撤回に応ずることのできない理由をはっきりさせていただく前に、この法案がいつまでに通れば自分らが提案した考えというものが達成できるんだ、こういうことを三十一年度の決算と三十二年度の予算とに分けて御答弁願いたい。
【次の発言】 大臣は三十二年度の予算もひっくるめて年度内にこれを通過させてもらわなければ困る、こういうお考えでございますね。私はこれは分離しなければな……

第26回国会 社会労働委員会 第18号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○八田委員 御参考人の方々からいろいろ有益な御意見を拝聴いたしましてまことに感謝にたえない次第でございます。   今いろいろと御意見を承わったのでありますが、この場合国庫補助の問題について一様に触れておられます。そこで国庫補助というものに対しまして、     〔委員長退席、八木(一男)委員長    代理着席〕 牛尾さんは組合健康保険について国庫補助をやるべきだというお話がございました。また大岩さんは二割を国庫負担にすべきだとおっしゃっておられます。そこで、一体社会保険というものはどういう概念において取り上げ、そうして国庫補助を打ち出していかなければならぬかということが問題になってくると思うので……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/03/08、27期、自由民主党)

○八田委員 この健康保険の改正案につきましては、今までいろいろと質問を申し上げておったわけでありますが、本日は一部負担の問題と国庫補助の問題にしぼりまして質問を申し上げたいと思うのです。  まずこの改正法案は、非常に三者三泣きの状態だからいろいろと法文改正をやっていくのだということを言われておるのです。この中で悪評を受けている法文条項はたくさんあるのでありますが、一口に改悪案と言われておるところのこの健康保険改正案にも、非常にいい点が二点ばかりあるわけでございます。きのうの参考人のいろいろな答弁の中にも、七十条ノ三の国庫補助の問題については非常にいい、あとは全部だめだと、こういうふうなことが言……

第26回国会 社会労働委員会 第25号(1957/03/18、27期、自由民主党)

○八田委員 環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律案について質問させていただきます。まず質問の第一点は、この法律は経済立法であるか、あるいは公衆衛生立法であるか、この点につきまして、提案者の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 ただいまの亀山提案者のお話によりまして、公衆衛生立法であるが、兼ねて経済立法も加味しておるんだ、こういうような御答弁でありました。  そこで主婦連合会がこの法案に対して反対をいたしておるのでありますが、その趣旨としては料金の値上げになりはせぬか、こういうような不安を抱いておるのであります。この点につきまして主婦連合会の反対理由は間違いである、誤解に基くものである……

第26回国会 社会労働委員会 第40号(1957/04/18、27期、自由民主党)

○八田委員 関連。今滝井委員から病院行政あるいは医療行政の一本化というお話があったのですが、行政と所管事項とは明らかに区分して考えるべきだと私は思う。もしも滝井さんのように病院行政を一本化しなければならぬということになると、所管事項の問題との関連を十分に考えていかなければならぬと思うのです。厚生大臣の先ほどの答弁にありましたように、私は病院行政の一本化に対しては適正配置がその前提になると思うのです。これについては大臣からはっきりと、適正配置について十分に考慮してその対策も考えるという話があったようでありますから、私は病院行政の前提条件は厚生大臣の明言によって必ず達成されるものと確信しておるわけ……

第26回国会 社会労働委員会 第42号(1957/04/20、27期、自由民主党)

○八田委員 私は労働大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、本年の三月九日公共企業体等労働委員会は調停案第二号を提示した。これに対しまして国鉄労組は調停案の実施を条件に受諾し、当局側は受諾しがたい旨を回答いたしております。ところで、この調停案には理由が示されておりませんでしたから、一体労組側は調停案の内容をどのような受け取り方で受諾し、国鉄当局はどのような受け取り方で反対したかはっきりしないわけであります。受諾しがたい旨の回答の根拠をどこに求めておったか。これは労働大臣にお尋ねしても無理かと思うのでありますが、この問題の専任担当大臣と了解いたしますので、受諾するとか受諾しがたいという根拠を、大臣……

第26回国会 社会労働委員会 第44号(1957/04/24、27期、自由民主党)

○八田委員 藤林委員長にちょっとお尋ねしたいのでありますが、先ほど横山委員からの質問に対しまして、将来という問題と今後という問題というような言葉が出てきております。そこで将来という解釈、今後という問題、将来ということになりますと、これは今の段階から先のことであります。今後というならば、今の時点をとらえて実施段階に入る、こういうように私は解釈したいのでありますがその点、お話を伺っておりますと、理由の三の末尾において、予算単価と実行単価の開きは、将来合理的に縮小されることが望ましいという文句がございます。この文句に対しまして、将来とは、一体どういうことを将来というのかという質問に対しまして、藤林委……

第26回国会 社会労働委員会 第45号(1957/04/25、27期、自由民主党)

○八田委員 先回の委員会におきまして、滝井委員から医療機関の整備に関する問題、医療行政の一本化に関する問題につきまして、大臣との間に質疑がかわされたのでありまするが、私も本問題につきましては重要な問題と考えますので二、三点質問を申し上げてみたいと思います。  国民に医療の機会を均等に与えることは医療保障制度確立のための基礎的な要件でございますが、この点についてどのようにお考えになっているかお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大臣から国民皆保険のための医療機関の整備というようなお話があったのでございますが、医療機関の整備と申しましても適正な配置あるいは規模、こういう問題に中心が置かれていか……

第26回国会 社会労働委員会 第46号(1957/04/26、27期、自由民主党)

○八田委員 時間がないようですから要点だけ二、三点質問してみたいと思います。  業務災害の認定という問題でございますが、業務災害認定の理論的根拠として最も重要な意義を持つ災害概念あるいは原因概念については、わが国においては必ずしもはっきりしていないわけです。法律上の条文には労働基準法に「業務上負傷し、又は疾病にかかった」者及び国家公務員災害補償法第一条のカッコ内です。「(負傷、疾病、廃疾又は死亡)」以外に災害の説明も定義も見られないわけです。この災害とは一体どういうことをいうのかということについて、今までのわが日本の既存の法律中に災害の説明とか定義とかいうものが書かれておるかどうか、次官からお……

第26回国会 社会労働委員会 第48号(1957/05/07、27期、自由民主党)

○八田委員 大臣がお見えになりませんから、大臣が来られましてから総括的な質問をしますが、その前に事務当局の方に質問いたしたいと思います。  今回の水道法の制定によりまして、ここ半世紀余り日本の水道を規律した水道条例も、その使命をここに終るわけであります、六十年の生命を持ち続けたということは、よき法律の一つであった、こういうふうにも考えられます、もちろんその間におきまして改正が幾たびか叫び続けられて参りましたけれども、六十年の生命を持ち続けたということは、よき法律の一つの証左であろうとこう考えるのでありまして、この条例の制定に当った明治の先覚者に対して深き敬意を表するものであります。  ところで……

第26回国会 社会労働委員会 第49号(1957/05/08、27期、自由民主党)

○八田委員 昨日の委員会におきまして水源保護の規定問題につきまして、今度の水道法第二条では単なる訓示規定として消極的な規定にとどまった、このような状態で果して水源の保護が適切にやっていけるかどうか、こういう心配を申し述べたのでありますが、その際水源保護の問題と関連しまして、水質汚濁防止法や河川の治水利水調整法など有効に水源保護をし得られるような立法措置を講ずる必要があるということを申し述べたのでございます。そこで政府当局の方から、これらの問題につきましては目下検討して対策を講じているというようなお話があったのでありますが、わが国の水源保護の問題につきましてWHOのC・Wクラッセン氏が日本の水源……

第26回国会 社会労働委員会 第50号(1957/05/14、27期、自由民主党)

○八田委員 それでは事務的な問題を二、三質問させていただきます。  この水道法案が国会に提出せられるまでには第一次水道法案、第二次、第三次となって参りまして、今度の水道法案は第三次法案でございますが、第二章第六条で水道事業に対して認可制をとっておるわけでありますが、これが第一次並びに第二次法案では届出制になっております。その届出制をどうして認可制に変えたか、その点について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで認可制をとられた理由はわかったのでありますが、ただ問題は、認可不認可の行政処分を、事務渋滞がないようすみやかに行うようにするというような配慮、また一定の期限内に行うということを明……

第26回国会 社会労働委員会 第52号(1957/05/16、27期、自由民主党)

○八田委員 ただいま議題となりました病理細菌検査技師法案につきまして、提案の理由とその要旨を御説明申し上げます。  現在のわが国におきまして、医師の診断業務のためにも、保健衛生上の危害防止のためにも、重要な基礎資料を提供するものは、病理細菌検査の技術者でありまして、近時、その需要が年ごとに増加し、その役割が重要性を加えつつありますことは、あらためて申すまでもないところであります。  しかるに、これらの技術者につきましては、現在何らの身分上の法的規制が加えられておらず、正規の職業教育を経た者も少数でありまして、その資質の向上は心ある識者によって強く要望されております。  このような状態にかんがみ……

第26回国会 社会労働委員会 第54号(1957/05/18、27期、自由民主党)

○八田委員 保健所の拡充強化に関する件の動議に関しまして、二、三当局に質問をいたしたいと思います。まず第一点は、最近地方では衛生部の縮小統合が行われておりまして、すでに十七県から十八県では民生所管部と合併している状態でございます。これにつきまして関係者の明では衛生行政の後退現象として問題を重視しておりますが、これに対しては厚生当局、特に公衆衛生局長のお考えを端的にお述べ願いたいと思います。
【次の発言】 次いで、時間がありませんから簡単に進めて参りますが、給与法の改訂によりまして地方公務員の給与改訂も行われて参ります。その際に保健所の所長を行政職として行遇するか、あるいは医療職として待遇するか……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、自由民主党)

○八田委員 具体的な問題に入る前に一般的な問題を質問させていただきたいと思います。今 まであった職種が八つの職種に変りまして、俸給表も研究、医療、技能労務の三俸給表が変って参りました。さらにまた等級は今まで十五等級があったわけでありますが、今度行政職におきましては七等級に変って参りました。またあるいは研究職とか、教育職、技能職等におきましても等級が分れております。この問題についてですが、一体この等級はどういうふうに理解したらよろしいか、これを職階給と見るのかどうか、その点につきまして大臣から御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると等級というのは職務給と生活給とを調和させたもの、こ……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/27、27期、自由民主党)

○八田委員 法案の内容の審議に入る前に、いろいろな開墾地の実態の問題について二、三質問いたしたいと思います。  今までの質問によって明らかになりましたように、全国の開拓地のほとんどが不作でございまして、収穫皆無、長年の借金のためにあえいでいる者が多いということが明らかにされております。北海道の旭川地方の開拓地の小学校では、全校六十二人のうち約半数が毎日弁当なしで通学をしているというようなことがいわれております。また山梨県東山梨郡三富村の大平開拓地では、いまだ一戸当り十万円の借金を抱えている。地域的に見ると、こういうように非常な不振状態にあるのであります。それで開拓地に入植した戸数を、三十一年度……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 社会労働委員会 第3号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○八田委員 わが国の労働行政のあり方につきまして大臣に質問いたしたいのでございます。わが国の労働問題は、戦後十一年を経過いたしまして、健全な発達をした点を見ることもできますが、政治意識が過剰で、しかも闘争意識が過剰な点は、まことに困ったものであるというふうに考えております。春になれば春季闘争、夏になれば夏季闘争、秋になれば秋季闘争、しかして年末には越年闘争というふうに、われわれは闘争という文字を見て四季の訪れを感ずるという、非常に妙な形になってきております。なぜそういう形が出てきているか、私はわが日本の労働界に組合民主主義ができていないからであろうというふうに感ずるのでありまするが、大臣はどう……

第27回国会 社会労働委員会 第5号(1957/11/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○八田委員長代理 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  都合により委員長が不在でございますので、私が委員長の職を勤めます。  労使関係、労働基準及び失業対策に関する件についての質疑を続行いたします。多賀谷真稔君。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会 第3号(1958/02/07、27期、自由民主党)

○八田委員 最低賃金制と賃金問題は、非常に関連はしておりますが、事柄として多少違うところがあると思います。それで最近の賃金問題の動向がどうなっているか、まず御質問いたしたいと思います。  賃金問題について一番やかましく言われていることは、毎年々々総評あたりがベース・アップ闘争ということを叫んで、そうしてそのような闘争がなされるたびに若干の賃金の値上げが行われております。こういう状態を続けていったら、最後には賃金は支払えないような高さになるのではないか、こういう問題があるわけです。従ってこの問題を知るためには賃金とそれから労働の生産性とを比較して検討してみる必要がございます。賃金の上昇が日本の労……

第28回国会 社会労働委員会 第5号(1958/02/12、27期、自由民主党)

○八田委員 死体であるか生体であるかの鑑別に対して、非常に有益な鑑別方法についての御注意を伺ったわけでありますが、先ほど死体の場合、心臓と呼吸かとまった場合、十分以上たてばもう蘇生することはない、こういうお話があったのですが、一般に瞳孔が散大した場合は、死亡確認の方法としては絶対的なものでないかというふうに考えますが、瞳孔散大というのは心臓とか呼吸がとまってとれくらいでもって起ってくるものでございましょうか。瞳孔散大は絶対信頼性をもっていいものであろうというふうに考えますが、この点一つお教え願いたいと思います。
【次の発言】 瞳孔縮小でなくて散大したやつなんです。

第28回国会 社会労働委員会 第7号(1958/02/14、27期、自由民主党)

○八田委員 本法案の修正案に関連しまして一つ、三つ重要な点について質問をいたしたいと思います。  まず第一点は本法案の第二条の問題でございますが、第二条の規定は刑法の身体損壊罪の違法性を阻却するための要件を規定したものでありまして、本法案のうちで最も重要な規定と思うものであります。ところで、本条のうちで「角膜移植術を行う必要があるとき」というのは移植術を受ける必要のある特定の患者が存在するということを意味すると解してよいかどうか、この点について法制局の御見解をお願いしたいと思います。
【次の発言】 そういうことであれば、問題にされている営利的なあっせん業が業として成り立つ余地が第二条の法意から……

第28回国会 社会労働委員会 第12号(1958/02/27、27期、自由民主党)

○八田委員 厚生省の行政一般に対する説明の要旨を拝見いたしまして、大臣に対して質問申し上げたいのであります。  まず第一に社会保障費の問題でございますが、この予算書に対する説明を拝見いたしますと、社会保障費というものを財政規模との関係において比較されて御説明されておるようですが、実際は国民所得と社会保障費との関係をもって論ずるのが正しいのではないかと考えるわけなんです。今度財政規模と社会保障費との関係は御説明があったのでありますが、国民総所得と社会保障費との関係について御説明がなかったものですから、その点についてお答え願いたいと思います。

第28回国会 社会労働委員会 第17号(1958/03/05、27期、自由民主党)

○八田委員 衛生検査技師法案提案理由の説明を申し上げます。  ただいま議題となりました衛生検査技師法案につきまして、提案の理由とその要旨を御説明申し上げます。  現在のわが国におきまして、保健衛生上の危害防止のためにも、医師の診断業務のためにも重要な基礎資料を提供するものは、衛生検査の技術者でありまして、近時、その需要は年ごとに増加し、その役割はますます重要性を加えてきております。  しかるに、これらの技術者につきましては、現在何らの身分上の法的規制が加えられておらず、正規の職業教育を経た者も少数でありまして、その資質の向上は心ある識者によって強く要望されております。  このような状態にかんが……

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/03/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○八田委員長代理 長谷川保君。


八田貞義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-35期-36期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

八田貞義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-35期-36期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1955/06/10、27期、自由党)

○八田委員 労研の佐野博士にお伺いいたします。この法律案の第二条一項におきましては、けい肺の発生理由について遊離けい酸説だけが採用されております。ところが今日におきましては、佐野博士も御存じのように一九三三年でございますか、W・R・ジョーンズが、けい肺というものはけい酸化合物であるところの雲母によっても起るというふうな説を出しているわけであります。遊離けい酸だけではない、けい酸化合物によっても起るものであるということを言っておりまして、今日では遊離けい酸並びにけい酸化合物によってもけい肺は起るのだというふうに解釈しているわけであります。ところが、法律の第二条におきましては、遊離けい酸だけを取り……

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第3号(1955/07/21、27期、自由党)

○八田委員 医薬分業問題につきまして、各質問者からいろいろな問題が質疑討論されまして、大体質問も尽きたようでありますが、私は質問を整理する意味におきまして、ただ一、二点だけ御質問いたしたいと思うのであります。  まず第一に、竹中公述人は秘密診療ということを言っておられますが、一体これはどういうことを言うのか。また秘密診療か廃止されれば、国民医療が向上するというような点も触れておられるようでありますが、一体どのようにして秘密診療が国民の医療の向上をはばんでおるか、そういうことについて、具体的に御答弁願いたいのであります。  さらに水越公述人から、一体秘密診療というのはあるのかどうか、そういうこと……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、自由党)

○八田貞義君 今までの質問によりまして大体終ったようでありますので、重複しないことを建前といたしまして、本事件について四つくらいに分けて大臣並びに局長に御質問いたしたいと思います。  本事件の意義でございますが、これは食中毒史上非常な大事件でありまして、この砒素による中毒が今まであったかどうかという問題から考えてみますと、一九〇〇年にイギリスのミットランドにおきましてビール中毒が起っています。この場合、中毒患者は六千名出まして、死亡者が七十名というような大事件でありますが、これは要するに工業用の酸に砒素化合物が入っておって、クロム硫酸でのビンの洗浄が不十分であったのでビールの中毒が起った。その……

第22回国会 社会労働委員協議会 第3号(1955/11/09、27期、自由党)

○八田貞義君 技術上の問題をお聞きしたいのですが、まだお見えにならぬようですから、その前に被災者代表の方がたくさんお見えになっておられますので、被災者同盟の使命あるいは性格、内容、組織、こういった問題について、まず御質問いたしたいと思うのでございます、たくさんおいでになりますが、私の質問申し上げる点について適当な方が御発言下さるようにお願いしたいと思います。  まず第一に画質問いたしたいのは、各府県の被災者同盟成立の時期とが、その時期がお示し願えましたならば、その際の首唱者は一体どなたであったか、こういったことについてお答えを願いたいと思います。

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、自由党)

○八田委員 文部大臣がお見えになりましたので、一、二点質問させていただきたいのです。売春行為の取締りということも必要でありますけども、売春行為をしないような社会を作るということがまず大切であろうと考えます。その中でいろいろな対策も考られて参りますが、教育ということが一番大切なことであります。文部大臣は中山委員の質問に対しましてその教育面において修身科の復活をお考えになっているようでございます。修身の復活もまことに大切なことではありますが、それを教える先生の人格ということが非常に大切になって参ります。もし大臣が、修身科を扱うような教育者の人格が必要であるということを認めておられるならば、もしも教……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/03、27期、自由党)

○八田分科員 厚生大臣に御質問いたします。四月における自然休会明けの本会議におきまして、河野農林大臣は、厚生大臣との間に昨年十二月末覚書を交換して、高温殺菌乳の消費奨励を促進することになったと言われましたが、どのような内容を持った覚書か、それを一つお知らせを願いたいのであります。
【次の発言】 今のお話によりますと、農村方面においては高温殺菌乳を認めようという申し合せであったように伺いましたが、農村方面に高温殺菌乳を許そうということは、省令五十八号が五十二号に改正されましたときに、すでに次官通牒といたして出ているのでございます。それをさらに申し合せ事項として、中小都市にもやろうという申し合せが……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、自由民主党)

○八田委員 関連して竹中先生にお伺いしたいのですが、今滝井委員から質問がありましたように、厚生大臣並びに厚生事務当局の考えでは、新点数を基礎とした暫定案であるかのように説明されてきておったのであります。それで実は私もそこに幾分食い違いがありますので、社会保険医療協議会においてどのような考えで厚生省の申し出を受けられたか、それについての疑念をただしてみたかったのであります。  それと、もう一つお聞きしたいのは、今学識経験者によって暫定案を御審議願っておるというような御返答があったのでありまするが、その学識経験者は社会保険医療協議会で御人選なさって御依頼なさったのか、あるいはその学識経験者というの……

第24回国会 社会労働委員会薬価基準等に関する小委員会 第3号(1956/05/28、27期、自由民主党)

○八田小委員 関連して質問いたしたいのですが、今国立病院、同療養所における買上価格と薬価基準との比較表についての質問に関連しましてまずお伺いしたいのは、ここにお示し願った品目でございますが、国立病院あるいは同療養所における買上品目は、これだけじゃないのでございますね。このほかにも買上品目はあるわけでございますね。その一部分をここにお示し願ったんですか。その点ちょっとお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 その一部分をお出し願ったわけでございますが、この表についてパスナトリウム、パスカルシウム、イソニアジド、ストマイ、これらは競争入札の結果、薬価基準を割るような場合をあげておられるわけでござ……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)

○八田分科員 西田労働大臣は労働三法のうち、基準法たけは再検討を要すると国会で等分された、改正審議するのは審議会であり、調査会は改正前の調査を目的とするもので、いわば病状診断がその役目だと説明されて参りました、かくて隔心労働基準調査会が発足し、労基法の再検討を始めた、政府はさらに労働組合法、労働争議調停法、公共企業体等労働関係法などにも再検討を加えるため、労働関係法制審議会というような名前の審議会を設けることと、電気事業と石炭鉱業に対するいわゆるスト規制法の存廃を検討するための実態調査の公聴会を開くというようなことが、内定しておるというふうに伝えられておるのであります。このたび大臣が新しく就任……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)

○八田分科員 学校給食問題について質問いたします。米国との間に第二次余剰農産物の協定が正式に調印となりまして、本年度学校給食用の小麦、脱脂ミルクの贈与がやっときまったわけであります。折も折、脱脂ミルクの横流し事件が摘発されたことは、一つの痛恨事といわなければなりません。これはわれわれ国民に衝撃を与えただけでなく、今後の外国の好意や信用に少からぬ影響を及ぼすものと見なければなりません。地方財政にとって、教育予算が大きな負担になっており、そのやりくりに追われるのが都道府県の実情かもしれませんが、児童の口に入るべきミルクを他に流用してしまうというのはあまりにもひど過ぎます。学校給食法には、給食用物資……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会薬価基準等に関する小委員会 第2号(1956/12/03、27期、自由民主党)

○八田小委員 短かい時間質問いたしたいと思いますが、まず第一にネオ・アルバジルという薬がありますね。これが最近製品回収ということで騒いでおるようですが、製品回収の場合に中外製薬から通知状があるのですか。その場合厚生省からの通牒によって回収を命ぜられておるのだが、その回収が、昭和二十三年か二十七年かはっきりいたしませんが、書類を持ってこなかったのですが、なぜネオ・アルバジルが不適格品になったのか、どうして回収の通牒を出すようになったか、その点について局長御存じないでしょうか、御存じなければ次の機会に調べてお知せ願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、このネオ・アルバジルが薬事審議会の審議……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第1号(1957/04/08、27期、自由民主党)

○八田小委員 今厚生省内では診療報酬の改訂というか、そういう問題についてプログラムを作ったのだ、こういうのですが、私は厚生省内でプログラムの作成に現在入ったのだということはわかったのです。ところが診療報酬問題を審議する機関としては、社会保険医療協議会というものが現存しておる。社会保険医療協議会というのは保険医療の指導監督に関する事項、それから適正なる診療報酬を審議し勧告する機関だ、こうなっておるのです。これに対する社会保険医療協議会に対して諮問されておるか、あるいはまた社会保険医療協議会においてすでにこの問題について協議を開始しておるかどうか、この点についてちょっと教えていただきたい。

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第3号(1957/04/22、27期、自由民主党)

○八田小委員 この小委員会の直接の審議対象としてはどうかと思いますが、診療問題として考える場合には大切な点でありますのと、本日、質疑の機会を与えていただきませんと、明日に迫った問題でございますので、委員長に特にお願いして、発言する次第でございます。というのは、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律案が、内閣提出一二八号をもって科学技術振興対策特別委員会において審議になっていることは、皆様御承知の通りでございます。ところが、その間の審議状況を仄聞するところによりますと、エックス線もこの防止法案の中に含めるべきだという悪児が強いようでございます。御承知の通り、学理の上からは障害は同じで……

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第4号(1957/05/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○八田小委員長代理 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後四時二十六分散会

第26回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第11号(1957/10/31、27期、自由民主党)

○八田小委員 医療協議会が九月十一日に開催されました。今日まですでに五回の総会を開いたと聞いておりますが、毎回の協議会におきまして、委員の間に紛争が起って、まだ医療費問題の審議は全く行なっていないようであります。このような事態に対しまして厚生省は、医療協議会の審議に関してどのように現状を考えておられるか、大臣からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大臣からただいまお話を伺いますと、審議会における医師会の脱退問題とからんで、そういった感情が協議会に持ち込まれて、今日までの紛争が続けられてきたというような御説明がありましたが、日医のポスター問題に対しまして、厚生省はどのような関係に医療協議会……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○八田分科員 大臣にお尋ねいたします。大臣は先ほど、厚生行政は今年からというようなお言葉があったようですが、厚生行政として重点施策は一体どういういう点を考えておられるか、厚生行政の中の重点についてお尋ねいたしたい。
【次の発言】 そこで国民皆保険の問題でございますが、それに入る前に大臣にお伺いしたいのです。先ほども社会保障という言葉が出ております。一体社会保障というのはどういうことを言うのか。私は日本に社会保障の体系というものはできていないと思う。いわゆる政策の持ち寄りでありまして、日本には学問的な根拠を持った社会保障体系というものはできておらぬのです。勝手きままな解釈がされてきておるのであり……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第1号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○八田小委員 厚生省の保険局から出されました「社会保険医療の診療報酬の算定方法並びに点数及び単価策定方針の概要」、その中に方針といたしまして述べられている点は年来われわれが主張する点でございますが、ただ「算定の結果」、これを見ますと「方針」と「算定の結果」とのつなぎ工合がどうにも納得がいかない。と申しますのは「算定の結果」を見ますと、「前項の算定方法に基いて算定すると、一診療所当りの平均収入は月一五九、六三二円となり、現在の月一四七、一二五円に比し八・五%の増となる。また、開業医の所得は、月六九、九五五円となり、昭和二十七年三月の三三、五二四円に比し、およそ二・一倍となり、一般勤労者の増加率約……

第27回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第2号(1957/11/14、27期、自由民主党)

○八田小委員 大臣は来ないですか。
【次の発言】 それでは、今度の診療報酬を現行のものに比して八・五%程度引き上げる、このことは前に書いてあるいろいろな文章から八・五%程度引き上げることが適正なる医療報酬ということになるのかどうか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 適正なる医療報酬として現行のものに比して八・五%程度引き上げればいいのだという御答弁でございますが、そうしますと、二八%の税処置の問題です。これとのからみ合いがどうなるかという問題です。あの暫定処置は、少くとも適正なる医療ができるまでの暫定的な処置として、税体系の上からいえば変態的なものなんですね。ですから、もしも適正なる医療報……

第27回国会 社会労働委員会診療報酬及び薬価に関する小委員会 第3号(1957/12/18、27期、自由民主党)

○八田小委員 九月十一日から社会保険診療費の引き上げについて論議してきた中央社会保険医療協議会は、十二日夜おそく厚生大臣に答申を行なった。実際には答申とは名ばかりでありまして医療担当者事業主保険者、被保険者、さらに公益側委員など、関係団体の言い分を書き連らねて、お茶を濁した形で、まとまった一本の意見という形をとっておりません。これは各関係者の協力の上に運営されねばならない医療保険の方針としてはまことに遺憾なことでございます。  ところで問題は、このように正体不明のつかみどころのない答申から厚生大臣は何を注視し、どのような形でどの程度診療費を引き上げるかという点でございます。こういったあいまいな……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○八田分科員 滝井委員が長く時間をとりまして、いろいろ質問いたしたいと思って準備して参ったのですが、きょうは簡単に質問さしていただきますので、また簡単に御答弁をお願いしたいと思います。  滝井委員は盛んに極端な例をあげて、政治的な結論で、今までの問題について、特に年金問題についてもとうていできないであろうというような結論をもって言われておりますが、私はやはりこの同じステージの上に立って、お互いに厚生行政を伸ばしていくのがわれわれ国会議員の務めであろうと考えるわけであります。そういう意味におきまして二、三の問題をお聞きしたいのであります。  第一に家族計画の問題でありますが、これは昨年厚生省では……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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