このページでは伊藤卯四郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○伊藤卯四郎君 私は、日本社会党を代表してここに岸内閣不信任案を提出いたします。その主文を読み上げます。(拍手) 衆議院は、岸内閣を信任せず。 右決議する。 以下、その詳細なる理由について申し上げます。 岸内閣に政治的責任感と良心があるならば、わが党の不信任案を待つまでもなく、当然総辞職すべき立場に追い込まれているのであります。(拍手)さきの臨時国会において警職法改悪案を抜き打ち的に国会に提出し、これに対して国民の総反撃を受くるや、これを廃案にするというその不見識、また、本国会における重要問題である非核武装宣言について、総理大臣と自民党総裁との二枚舌の使い分け、インドネシア賠償に際して……
○伊藤卯四郎君 私は、社会クラブを代表いたしまして、ただいま議題になりました日米安全保障に関する新条約調印前に衆議院の解散を要求する決議案につきまして提案理由の説明を行なわんとするものであります。(拍手) まず、その主文を朗読いたします。 主文 政府は、日米安全保障に関する新条約調印前に衆議院を解散すべきである。 右決議する。 以下、その理由について御説明を申し上げます。 われわれが本決議案を提出する第一の理由は、政府が、過去・現在を通じてとり来たった外交方針が根本的に重大なあやまちを犯しておる点を率直に指摘しなければならないのであります。われわれは、わが国としてとるべき……
○伊藤(卯)委員 委員長から、あとでこの会議室を使う都合、大臣の御都合とで、一時間だけに質問の時間を制限してくれということでございます。従いまして、私が鉱山災害の問題等で三十分ほど質問をいたします。あと同僚多賀谷委合員から、さらに三十分質問することになると思います。 私がまず先にお尋ねしようと思いますのは、最近になりまして、特に鉱山水没による災害がおびただしくなって参っております。これについて、大臣も所見を発表されておりますが、具体的に一つ、どういう報告がされ、どういう対策を立てようとしておられるか、この点についてお伺いいたします。私も要点だけお尋ねいたしますから、大臣の方でも、重要な要点の……
○伊藤(卯)委員 三つの問題について、きわめて重要な点のみを簡潔に大臣にお尋ねしたいと思います。第一は鉄鋼の対策の問題、第二は国内石油油田の開発の問題、第三は大臣も就任されると同時に発表されまた本委員会でも基本審議事項として公報に載せられておるようでありますが、鉱業権と地上の公共施設との調整の問題、これに伴う鉱害等の問題についてお尋ねしようと思うのであります。 鉄鋼の問題ば今田中委員からも質問をされていたのでありますが、御存じのように昨年の夏ごろから日本の鉄鋼生産というものは操短、制限が相次ぐ状態であります。それから価格も底なし沼に落ちていく、これをどうすることもできないというのが、今日の鉄……
○伊藤(卯)委員 高碕通産大臣に石炭の不況対策の四、五点についてまず先にお伺いしたいと思います。御存じのように昨年の秋以来、経済界が非常な不振に陥りまして、特に石炭産業の不況が深刻であります。貯炭も九月末現在一千万トンになっておるといっております。従来から冬場になれば需要期として非常に好転するのでありますが、今年はそういう見込みも全然ないという状態である。そういうところから、先月大手炭鉱を初め中小炭鉱もこの下期当初計画を一〇%減産をするという生産制限をきめまして、さらに大手はこれを改正して一五%減産をするということをきめたようであります。こういう点から見ていかに炭鉱界の不況が深刻であるかという……
○伊藤(卯)委員 大臣に対してちょっと関連して。さっきから廣瀬君の質問に大臣から答弁しておられるのを伺っておると――さきの中村運輸大臣の折には南海電鉄のもので、非常に大きな財閥会社であるから、従ってこの犠牲者に対しては十二分の救援をするよに指示するという答弁をしておられるという速記録を今読んだようでしたが、そうすれば、運輸省側としては、当然その十二分と言われる点において会社側に指示しておられると思うのです。総合判断すれば大体見当のつくものであるから、およそどのくらいを指示されたか。それからまた、どうも犠牲者と会社側との間の自主的な点にまかして、そこらで解決するようにということで、きわめて放任的……
○伊藤(卯)委員 関連して、ちょっと一言総裁にお伺いいたします。当局の方では払い下げを強行するということをしばしば明らかにされ、今またそれが明らかになりましたが、さて当局が払い下げを受けるだろうと予定しておるところの会社では、今のような炭量の明らかにならない状態、それから現地があのような紛争をしておる現状においては、われわれは払い下げを受ける意思はないということを明らかにしていますが、今十河総裁の意見を聞くと、六月一ぱいに払い下げを強行するようなことをおっしゃっておられるけれども、その払い下げを受けるであろうというその会社のそれぞれの諸君が、申し上げたように、炭量の状態、現地の状態等において、……
○伊藤(卯)委員 これから数点にわたって高碕通産大臣にお尋ねするのでありますが、まず私はこの質問をするのに当って非常に残念に思っておることは、私が数年前から主張をしてきておることが、現実に今日の炭鉱というか、石炭界に深刻な状態として現われております。政府も周章ろうばいをして、この対策をどうするかという意味において、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正をして、そうして新たに百万トンの石炭に該当する炭鉱を買いつぶそうということをいたしてきておるようであります。ところがこの一部改正法律案を出すに当っても、政府はこれで日本の石炭鉱界、石炭等を健全化、安定化さすことができるという確信を持って、この法案を……
○伊藤(卯)委員 時間が答弁とも加えて三十分ということで委員長から御相談がありましたので、なるべく守って参りたいと思います。 要点的に池田通産大臣に質問したいと思いますのは、当面の石炭の不況の対策についてであります。御存じのように、石炭は慢性不況といわれております。従来は石炭も日本経済の動向に伴って動いておりました。たとえば一般経済界がよくなれば石炭界もよくなる、こういう動きでした。ところが、現在の石炭界は一般経済が上向きになっても依然として下向きであります。それは貯炭がなお一千万トン以上あって動かない、生産はますます制限をしていくのに貯炭は動かない、こういうのでありますから、まことに石炭界……
○伊藤(卯)委員 まず最初に池田総理にお伺いしたいと思いますこ御存じのように、世論から議会政治の危機として相当心配されている。それからまた相当酷評もされている現状であるが、これに対して池田総理大臣はこれをどのように認識をしてこれに対処しようとしておられるか。それから今後どのようにして議会政治を国民から信頼、期待されるような運営をするか。政府の最高責任者として考えておられる点を、池田総理の政治的生命をかけての重大な問題と思うので、この点の信念、所信を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 先の岸内閣が、主権在民の憲法政治を尊重して、安保改定は、その内容を具体的にして、総選挙において国……
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