このページでは伊藤卯四郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○伊藤卯四郎君 私は、民主社会党を代表して、池田総理の施政方針演説の主要な点についてお尋ねをいたします。 まず、外交問題について池田総理は、ケネディ会談以後一体何を話してきたのか、少しも国民に明らかにしておりません。少なくとも社会、民社両野党の党主には直ちに報告をするの慣例を確立すべきにもかかわらず、これをやらないのであります。一体あなたは、アメリカ政府に対して核実験禁止を要求したのかどうか、中国の国連加盟促進につき、わが国側よりいかなる具体的な提案をしたのか、沖繩施政権の返還の具体的な積み重ね方式についていかなる提案をしたのか、これらの諸点について国会に報告をする義務があるのにもかかわらず……
○伊藤卯四郎君 私は、民主社会党を代表して、政府の所信表明に対して質問し、あわせて池田総理の所信をお伺いいたします。(拍手) まず第一に総理にお伺いいたしたい点は、今回の臨時国会に臨む政府の責任の問題についてであります。申すまでもなく、内閣は行政権の行使について国会に連帯責任を負うべきものでありまして、この基本鉄則に照らしてみるとき、総理の所信表明は明らかに国会軽視であり、主権者である国民に対する責任感を欠いていること最もはなはだしく、遺憾の点といわざるを得ません。(拍手) 何ゆえならば、総理の一枚看板であった所得倍増政策は完全に失敗をいたしております。(拍手)三十六年度に比べて、本年度の……
○伊藤(卯)委員 先ほどから多賀谷委員からそれぞれ具体的な問題について質問し答弁をされておるわけであります。答弁がその回答になっておらぬ点がたくさんあると思います。そこで私も大きな問題の二、三点についてだけ一つ伺っておきたいと思いますのは、臨鉱法の延長に伴って改正案を考慮しなければならぬということは、始関政務次官等の答弁の中にも伺えまして、私喜んでおる一人であります。そこで今錯綜しておる鉱害の判定の問題について、たとえば一つの町に鉱害が起こっておる、その下をA、B、Cの炭鉱が掘っておる。そこでA、B、Cの炭鉱は私のところでない、私のところでないといって、その鉱害の責任を負おうとしておりません。……
○伊藤(卯)委員 齋藤委員の質問されたことに関連して、二、三点お伺いしたい。石油資源開発会社の創立にあたって、私も創立委員の一人として参加しておりましたので、一切の事情をよく知っておる一人であります。御承知のように石油資源開発会社は空のところから今日の会社を作ったのでありまして、帝国石油会社が、その持っておりました鉱区、機械設備、技術者、これらをほとんど石油開発の方に譲渡いたしたのであります。そういった民間等の協力によって、今の石油資源開発会社が今日の五カ年計画の成果をおさめておるわけです。さらに帝石は五カ年の間に出資金としても、私の知る限りにおいてたしか二十億円くらいを出しているじゃないかと……
○伊藤(卯)委員 今まで齋藤君が質問されておりましたことに関連をして一点だけちょっと御質問しておきたいと思います。 それは冒頭に齋藤委員から、池田内閣が所得倍増計画を成功さすために、日本の産業経済を増強さすために、国内石油、天然ガス等を開発せなければならぬ、そのために政府は十カ年計画で一千三百億円を必要としておる、年間に百三十億円を要すると言っておるということについて質問をした。これに対して政府委員も政府次官も、これをもっともであると認めておられる。そうしてさらに通産省、大蔵省、これらに予算折衝することについてまことに問題にならなかったという点に対して深く遺憾の意を表しておられたようです。つ……
○伊藤(卯)委員 菅野参考人の方にお伺いすることに関連しますので、先に鉱山局長にお伺いをしておきたいと思います。 それは、先ほど西村委員から質問いたしましたことについて、鉱山局長から、日本の石油開発の五カ年計画がまだ進行中であるので、第二次のことについてはまだ考えていない、このような意味に私は聞いたのですが、御存じのように、第一次五カ年計画は本年をもって終わるわけです。そこで、第二次計画を立てるとするならば、もうすでに立てなければならぬ。ところが、第一次計画というものは、油も目的に達したが、さらにそれに追加して天然ガスも驚くべき開発をされた。そこで、第一次計画はまずまず百パーセントの成功と言……
○伊藤(卯)委員 私も関連して二、三点質問をしたいと思います。さっきからだんだん政府側の答弁を伺っておりまして、公益事業に対する非常な疑問を持ちましたので、この点を明らかにする意味で伺いたいと思います。 さっきから政府側の答弁を伺っておりますと、電力会社が今後火力、水力等の新たな設備を増加していくために工事費が高くなっておる、よって料金は上げなければならぬ、こういう答弁をされたのでありますが、これが国有、国営であればその点を理解することができます。ところが今日の公益事業というのは、公益の名に隠れた私企業である。従ってまた公益の名に隠れて保護を受けておる、そういうことであって、名は公益であるけ……
○伊藤(卯)委員 佐久さんばかりに質問して、われわれが佐久さんいじめをしているようですが、お急ぎのようですから、私も一、二点お伺いいたしたいと思います。 三十八年までに千二百円炭価を下げるというものを作った当時と現在では、相当情勢が変わってきておるのじゃないかと思うのです。従って、たとえば輸送、電力、炭鉱必要機材、こういうものが御存じのように相当上がってきておる。そういう点等を総合すると、三十八年度まで年間二百五十円ずつ下げるというこの値下げ案というものは、私は非常に困難じゃないかと思う。従って、対政府との間に、相当これらの点において話し合いをつけられなければならないのじゃないか、こう思うの……
○伊藤(卯)委員 炭鉱問題について、多くの質問に対する政府側の答弁をいろいろ伺っております。ところがその答弁によりましては、全く建設的な、熱意を持って指導していこうというものが何にもございません。そこで私伺っておって感じたことは、この産炭地域の振興法案を初めとして、地方から押されたからやむを得ずにこれを提案をした、そういう感じを受けたのであります。全く私は失望した一人であります。そこで政党内閣でありますから、従って産炭地振興法案のごときは、自民党池田内閣の政策として立案されなければならなかったものだと思います。ところが大体内容を見てみると、通産省の関係官僚の諸君が一つの弥縫策として作成をして提……
○伊藤(卯)委員 私も決議案の提案者の一人でありますが、あわせて一成の意見を発表しておきたいと思います。 先ほど長谷川委員、岡田委員からそれぞれ内容等にわたって発表されておるのでありますから、さらにつけ加える必要もないかと思いますけれども、一言申し上げておきたいと思いますことは、ちょうど通産大臣もお見えになっておりますから、よくお考え置きを願いたいと思うので申し上げたいと思います。 先ほどから御意見がございましたように、五年以前に石油開発等の五カ年計画を行なう場合には、五カ年間にこれだけの成果が上がるであろうと予想した人はだれもなかったのであります。全く百パーセントの成果であります。そこで……
○伊藤(卯)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま神田博君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、有田喜一君が委員長に御当選になられました。(拍手)
委員長有田喜一君に本席をお譲りいたします。
○伊藤(卯)委員 一言政府に苦言を呈しておきたいと思います。と申し上げるのは、今日まで政府は法律案なり予算なりが国会で審議されている期間は、非常に低姿勢で、親切であります。ところが一たび法案、予算が通りますと、わが世の春だというような形で、国会審議中に公約をしたことを実行しないことおびただしいのである。たとえば先ほど多賀谷委員からもいろいろ質疑をされておりました臨時鉱害復旧の問題につきましても、たとえば、測量制度というもが完全に実施されなければ臨時鉱害の復旧というものはなかなか容易に実行できない。測量制度が行なわれないために、だれの鉱害であるかということがわからないまま、これが二十年も三十年も……
○伊藤(卯)委員 私は、本日、石炭安定対策について、佐藤通産大臣その他関係者にこの根本的な問題について質問してみたいと思います。それぞれの問題については、同僚各位から相当突っ込んだ質問が行なわれておりますので、私は石炭の根本問題について、政府はどのような対策を立ててやろうとするかという点について伺いたいと思っております。 私どもが先日、炭鉱労働組合の代表とともに池田総理と会見をいたしましたおりに、佐藤通産大臣と稲永労働大臣、大平官房長官等もおられました。そのおりに池田総理は、大蔵大臣は見えていないが、これは自分の方で十分話をいたします、こういうことでした。そのとき池田総理がわれわれに回答され……
○伊藤(卯)委員 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題になっております石炭鉱業合理化臨時措置の一部を改正する法律案に反対の討論を行ないます。 しばしば意見を発表しておりますように、戦後日本の炭鉱に炭鉱労働者の多かった当時は、約五十万近くおった。それが現在では二十二万ということになっております。この二十六、七月の炭鉱労働者はそれぞれ失業者になりまして、その半数近くは政府の合理化、近代化の至上命令によって、いわばこれは失業してしまっておる。ところがこの二十六、七万の失業者のうち、政府みずからの責任において再就職あっせんをしたものは、一割はございません。さらに今後合理化をやるということに……
○伊藤(卯)委員 今度石油業法案を審議するにあたりまして、政府に資料の要求をいたします。 それは、外国資本との合弁会社が日本に入れておりますところの原油の価格、それから民族資本である丸善、出光、帝国石油、開発会社、これらの会社の原油の価格がそれぞれ違うように思います。さらにまたアラビア石油というのも相当今後入れようとしておりますが、これらの原油の価格――国内に入れてきて精油会社に引き渡すその価格を、会社別に、資料の提出を願います。それからさらに精油したものを、それぞれの精油会社が一般に売るところの価格、そういうものについて、できるだけ会社別に、具体的な資料を、できるだけ早く御提出を願うように……
○伊藤(卯)委員 それでは委員長から注意があるまでやりましょう。 石油業法の詳細な点については、同僚各位から相当質問をされて、内容的に明らかになっておると思いますので、私は一応法律案の条項ということよりも、むしろ全体に含む問題について疑問の点がありますので、そういう点において少し質問をしようと思っております。 石油問題は、御存じのように非常に複雑です。石油業会社もそれぞれ異なる複雑な経営の立場を今日とっておることは御承知の通り。政府が提案している今度の石油業法のような簡単なもので、はたして目的を達し得るかどうかという点に非常に疑問があります。石油業界の安定ということと、油を使う需要者への低……
○伊藤(卯)委員 同僚各委員から相当突っ込んだ質疑がされておりますから、なお残る疑問の点を明らかにしておく意味において、三、四点だけ質問をしようと思っております。 第一は昨日私が鉱山局長に質問をいたしましたのですが、いわゆる油の標準価格というものを世界各国の状態と比較をして、日本としてはどのくらいな価格が標準価格として見るべきかということについての考えはどうかということをお尋ねしたのです。それに対して局長は、わかりません、こういう答弁をされています。もちろんその価格をどの程度にするかということについては、いろいろ複雑な事情の中にあって出されるということは容易でないというごとは私もわかりますけ……
○伊藤(卯)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま神田博君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、有田喜一君が委員長に御当選になられました。(拍手)
委員長有田喜一君に本席を譲ります。
○伊藤(卯)委員 関連して。さっきから大峰経営の問題について第二会社が相当議論されていたのですが、だんだん伺っておりまして、結局、経営のまずさか、あるいは炭価の問題か、それと労働組合との協力態勢の問題、この三つが大体言えるんじゃなかろうかと思うのです。そこで経営者の方では、この三つの問題について、どういうようにしたら古河自身が経営してやっていけるのか、しかしてこの三つの問題の解決は今までの経営者の力ではできないのだ、だからやむを得ないのだというお考えか、あるいは三つの問題について、たとえば国会なり政府なりあるいは金融機関なりからこういう協力を得られれば、古河経営自体としてやっていけるのだ、そう……
○伊藤(卯)委員 産炭地振興事業団法につきましては、明日採決をされるということになっておるようでありますが、それにつきましては、最後に二、三点伺いたいと思っておりますけれども、大臣と、建設省からおいでになっておる方も時間的に忙しいようでありますから、通産大臣に対してはその二、三点を明日質問することにいたします。ちょうど建設省からお見えになっておられますから、先ほど多賀谷委員から質問をいたしました件につきまして、ちょっとはっきり指摘しておきたいと思います。 北九州の方は、御存じのように工業用水関係は北九州水道組合というのがありまして、北九州の工業用水のそれぞれの大きな計画はこれが主体になってや……
○伊藤(卯)委員 産炭地域振興事業団法については、同僚各位からそれぞれ相当突つ込んで質問されてあると思いますから、大事な要点三、四点だけを質問いたします。 産炭地振興事業団の事業は、やはり産炭地に起こすわけですから、石炭を原料、燃料としての事業を起こす、これが一応考えられる問題であります。たとえば産炭地に火力発電所を建設するということについては、大臣もかなり熱意を込めてその建設のことを言われておったようでありますが、その後電力会社から、産炭地に作ることは反対だ、揚地に作らなければならぬという強い圧力がかけられてきて、産炭地に作るということがあいまいになってしまったように聞いておりますが、この……
○伊藤(卯)委員 石炭問題については、同僚各位から具体的に相当突っ込んで質問が続けられておりますし、佐藤大臣のおられる時間もきわめて制限されておるようでありますから、私はきわめて重要であろうと思う四、五点の問題につきまして、大臣からぜひはっきりしておいていただきたい、こういう点を一つお尋ねしたいと思います。 それは去る四月五日の朝、炭労と社会党、それから全炭鉱と全国炭鉱職員労組協議会、また私ども民社党に政府側から、当面する石炭問題の重要性と今後の対策について回答をされております。その回答された内容を見まして、これは佐藤通産大臣も相当苦心をされて策定されたものであろう、この点に対しては労を多と……
○伊藤(卯)委員 委員長にちょっと申し上げます。先ほど桜内参考人から、産炭地発電は反対である、揚地発電が有利であるという理由について、かなり大ざっぱでありましたけれどもその理由の数字をあげられました。そうして政府の方は、従来、産炭地に発電をすることが有利であるということについて本委員会でもしばしば発表いたしております。そういたしますと、政府側の発表と、今の直接の経営者である桜内社長との間に、かなり根本的な点において相違があるようでありますから、従って、政府の方から、揚地発電が有利であるのか、産炭地発電が有利であるのか、そういう点について、きわめて具体的な数字の資料を本委員会に提出されることを委……
○伊藤(卯)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま始関伊平君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、上林山榮吉君が委員長に御当選になられました。(拍手)
委員長上林山榮吉君に本席を譲ることにいたします。
〔上林山委員長、委員長席に着
く〕
○伊藤(卯)委員 ちょっと委員長に伺いますが、私の質問時間はどのくらいありますか。
【次の発言】 では、余った問題はいずれまた後日にします。
先ほどから政府側の答弁を伺っておりますと、石炭調査団の結論とその報告ということのみに最後の答弁をしておられる。これは私はどうも奇怪千万に考えておる。それほど重要な政府の積極策すべてをそれによってやろうとしておられるように受け取るわけであります。そうすると政府は、石炭対策については無策、お手上げ、何も持ってしない。こういうことを言われても私は弁解の余地はなかろう、こう思うのです。そこで政府は、石炭調査団の結論をそのまま政府の今後の石炭国策として、全部受け……
○伊藤(卯)委員 まず最初に、有澤調査団一行に対して、当面する非常な困難な、また非常にうるさい石炭問題を長期にわたって御苦労されたことを感謝をいたしたいと思います。すでに同僚各位からかなり広範にわたって相当具体的に質問をされておりまするので、私はできるだけ重複を避けるようにして、ここに五、六点だけ、どうしても調査団一行に内容的に伺っておきたい。それからまた、政府に対してのせっかくの答申でありますから、必ず実行でき得るような点などについてどうお考えになっておるか、こういう点について一つお伺いしてみたいと思います。 最初にお伺いしたいと思いますのは、調査団は、昭和四十二年までに石炭の現状のカロリ……
○伊藤(卯)委員 きょうは池田総理に四点の問題について質問をしたいと思います。 第一点は、総合エネルギーを強力に調整、指導して、国の産業経済の目的に一〇〇%沿わしていく、ところが現在はもちろん、将来のためにも、今日のような状態のままにしておいたのでは、とうていその目的を達成していくことは不可能であると思いますので、この点について総理にお伺いをするのでありますが、まず、その御答弁を願う前に、石炭問題について少し総理にお聞き取りを願っておきたいと思う点がございます。 それは、現在のようにエネルギー界を、また特に石炭と油の混乱状態をこのままにしておいたのでは、とても産業経済目的を達成していくこと……
○伊藤(卯)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま有田喜一君から提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山本猛夫君が委員長に御当選されました。(拍手)
委員長山本猛夫君に末席をお譲りいたします。
○伊藤(卯)小委員 時間の関係もありますし、それから先ほどから多賀谷、齋藤両委員からもそれぞれ質問をされてありますから、私は一、二点政府の態度についてちょっと聞いておきたい。 御存じのように、金属鉱業危機打開に関する決議というのは、この委員会でも超党派的に全会一致、さらに本会議においてもこれが超党派で議決をされております。その議決されたものが政府に回送されてから六カ月以上たっておるのであります。そこで政府は議決されたものにそれぞれ基づいて、あるいは行政上どう処置するか、あるいは立法的にどうするか、あるいは予算措置をどう要求するか、あるいは財政投融資をどういうように扱っていくか、そういうことが……
○伊藤(卯)小委員 ちょっと関連して――先ほどから丸善問題について、質疑応答が相当かわされておりますが、どうもはっきりいたしません。そこで、事務当局に伺ってもこれはどうかと思いますけれども、政府自身もあまりだらしないから、事務当局もあまりどうもはっきりしないと思うのですが、ただ私が一点伺いたいのは、丸善の経営がずさんであるからその解決処置がとれないのか、池田内閣政府の金融引き締めによってやれないのか、あるいは今の油価格が安いといわれておる、それでは健全な経営がやれないというのが今定評になっておる。そういう上に立って、たとえば金融処置をしても、油の価格の安定化、経営の健全化が見通しがつかなければ……
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