青木正 衆議院議員
28期国会発言一覧

青木正[衆]在籍期 : 24期-25期-26期-27期-|28期|-29期-30期
青木正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは青木正衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

青木正[衆]本会議発言(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 衆議院本会議 第5号(1958/06/18、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長・自治庁長官】

○国務大臣(青木正君) 先般の総選挙の成績につきましては、投票率の向上であるとか、あるいは立会演説会の聴取者の増大であるとか、こういういい面もあるのでありますが、一方におきましては、御指摘のごとく、悪質犯罪が跡を断たないことは、御同様、まことに遺憾に存ずる次第であります。これらの問題につましては、もちろん、一面におきましては、取締りの厳正公正を期さなければなりませんが、他面におきましては、数年来いたしておりまする公明選挙に関する常時啓発の運動をさらに徹底する必要があると思うのであります。しかし、それにも増しまして、外国の例等に見ましても、経験を生かしまして、不断に選挙の公明を期するように努力し……

第29回国会 衆議院本会議 第6号(1958/06/24、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長・自治庁長官】

○国務大臣(青木正君) 私に対する御質問の第一点は、地方公務員の昇給延伸等の問題でありますが、御指摘のごとく、最近まで地方財政の窮乏等によりまして昇給の延伸等の事態があったのであります。しかしながら、ようやく地方財政も立て直って参りましたので、最近におきましては、ほとんど昇給延伸の事例もなくなって参っているのであります。今後、万一そうした事態が起るようなことがございましたならば、自治庁当局といたしましては、十二分に注意いたしまして、そういうことのないようにいたしたいと存じます。  それから、第二点は、本法案が成立した場合に、府県におきまして条例を制定しなかったらどうか、こういうような御質問でご……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 衆議院本会議 第9号(1958/10/16、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長・自治庁長官】

○国務大臣(青木正君) 公職選挙法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、最近における選挙の実施状況にかんがみ、立候補の手続及び要件に所要の改正を加えること、政党その他の政治団体の選挙における政治活動の規制を合理化すること、その他選挙の管理執行に関する規定を整備することの三点を骨子として、公職選挙法に所要の改正を加えようとするものであります。  まず第一に、立候補の手続及び要件に関する改正であります。  御承知のように、現行法におきましては、郵便を利用して立候補の届出をすることも不可能ではないのでありますが、このような届出は確実、迅速を旨とする立候補の……

第30回国会 衆議院本会議 第10号(1958/10/17、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長・自治庁長官】

○国務大臣(青木正君) 警察官職務執行法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、警察官職務執行法についてその一部を改正しようとするものであります。  現行の警察官職務執行法は昭和二十三年に施行され、以来約十年になりますが、この間の警察官の職務執行の実情にかんがみますと、この法律には、その規定に幾多の不備が見受けられますので、この際、警察官が個人の生命、身体、財産の一保護に任じ、公共の安全と秩序の維持をはかるため必要な手段についてその不備を補い、社会情勢の著しい変化に対応し得るようにしようとするものでありまして、これにより警察に課せられた治案の責めを全う……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 衆議院本会議 第5号(1958/12/18、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長】

○国務大臣(青木正君) 動機や理由のいかんを問わず、暴力の許すべからざることは申し上げるまでもないことでありまして、私どもは、今回の事件につきまして、まことに遺憾に存ずる次第であります。特に、事前にこれを防止することのできなかったことを、まことに残念に存ずる次第であります。警察といたしましては、申し上げるまでもなく、現地の本部長が全責任を持っておりますので、現地におきまして、この事件発生直後、直ちに捜査本部を設けまして、事犯の捜査を開始いたしておるのであります。警察庁におきましても、十分連絡をとりまして、本事犯につきまして厳重に捜査し、そうして、法に照らしまして厳重に処分するよう、手配をいたし……

第31回国会 衆議院本会議 第14号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職:国家公安委員会委員長・自治庁長官】

○国務大臣(青木正君) 国民年金の実施に当って、明年度一億五千五百万円の予算で市町村が果してやっていけるか、こういう御質問と存じております。積算の根拠につきましては、一応国庫の場合と比較いたしまして大体その事務量が一二%程度と私ども考えておるのであります。しかしながら、最初のことでもあり、また、安全率を考えなければなりませんので、一二%の事務量、それに四倍の倍率をかけまして、そして一件五十円という額を算出いたしたのであります。なお、しかし、私もこれで十分やっていけると考えておるのでありますが、御承知のように本法第八十六条に、この事務費は必要額全額国が交付する、こういう建前になっておりますので、……

青木正[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

青木正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 先般の白山丸の引揚者の帰国に当りまして、たまたま密出国者がおりましたために、せっかく故国に帰りましたのに、密出国者を逮捕する必要上、警察官がおったということで、多勢の引揚者の方々に不愉快な気持を与えたことは、私もまことに残念に思う次第でございます。ただしかし、密出国者がおります以上、やはりこれに対する適当の処置をいたさなければなりませんので、警察としては、結果から見ればあるいは大げさだというような御非難もあろうかと思うのでありますが、どういう事態になるかわかりませんし、やはり万全の措置を講ずる必要もありましたので、やむなくとったということを了承していただきたいと思うのであります……

第29回国会 議院運営委員会 第10号(1958/06/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話の筋につきましては、いかなる場合におきましても、国会から出席要求がありました場合は、必ず出なければいかぬことと私は考えております。万一、どうしても出られないような事情があります場合には、事前に国会側の了承を得なければ、勝手な判断で出ないということは、いかぬことだと思っております。
【次の発言】 警察が新しい時代の警察としてのあり方は、警察法に規定されているごとく、あくまでも警察というものは中正適正に運営しなければなりません。また、警察官の服務規程と申しますか、警察官は、当然憲法並びにその他の法律に従ってやらなければならぬということが法律に書いてございますので、今いろいろ御指……

第29回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 私、まことに不敏でありますが、このたび、はからずも自治庁長官の重責をにないまして、選挙に関する事項を所管いたすことになりましたので、よろしく御指導御鞭撻のほどをお願い申し上げます。当委員会の委員の皆様方には、常に選挙制度の問題に関しまして、深い御造詣を持たれ、また長くこの問題について、御検討を重ねていらっしゃる方々でありますので、今後、選挙制度改正を中心とする問題につきまして、格別の御支援御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。  なお、この機会に、選挙制度に関する私の所懐の一端を申し述べますと、衆議院議員の選挙につきまして、小選挙区制の問題が、数年来問題になっておるわ……

第29回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1958/08/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しのように、選挙管理委員会が選挙の事務を管理、執行するに当りまして、これはどこまでも厳正、中正であり、またその取扱いにおいて過誤があってはならぬことは、全くその通りであります。選挙管理委員会の方々も、その点におきましては、常に不断の研究等もやっておるのでありまして、今回の選挙におきましても、終了後、全国の選挙管理委員の方々の、これはこの前の選挙でもやったのでありますが、会合を開きまして、そうして部会に分れまして、それぞれ問題を分けまして検討いたしました。また自治庁の方からも、係官がそこに参りまして、お互いに、今回の選挙の実績にかんがみて、改善すべき点があれば改善する、またあ……

第29回国会 地方行政委員会 第2号(1958/06/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 私、不敏でありますが、今回はからずも自治庁長官及び国家公安委員会委員長に就任いたしました。  地方行政と警察の問題につきまして深い御造詣をお持ちであり、かつ平昔なみなみならぬ御尽瘁を賜わっておりまする地方行政委員会の委員各位に対しまして、今後格段の御教示と御協力を賜わるよう、まずもって心からお願い申し上げます。  さてこの機会に地方自治と警察の当面する問題点と、所懐の一端を申し述べたいと存じます。  まず地方行政につきましては、かねて進めて参りました町村合併もようやく完成の域に近づいて参ったのでありますが、申し上げるまでもなく、文化国家、福祉国家の建設は地方公共団体の力に待つこ……

第29回国会 地方行政委員会 第3号(1958/06/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまの纐纈委員の御質問の越県合併の問題でありますが、そのいきさつ等につきましては、ただいま纐纈さんがお述べになった通りでありまして、私といたしましても、私が引き継ぎを受けました自治庁の懸案事項の中で最も大きな問題でありますので、この問題につきましては、十分に従来のいきさつ等にかんがみて、またその及ぼす影響等につきましても慎重に考慮いたしまして、最も大きな引き継ぎ事項としてのこの問題の解決をして参りたいと存じておる次第であります。御指摘のように答申が出まして、九月の三十日まで一応延期になったのでありますが、だからといって、いたずらにじんぜん日を送るべきものではないことは言うま……

第29回国会 地方行政委員会 第4号(1958/06/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しの問題は、この前の委員会においても申し上げました通り、私が引き継ぎました案件のうち最も重大であり、また、すみやかに決定しなければならぬ問題でありますので、私は、その後も事務当局を督励いたしまして、いろいろ準備を進めておるのであります。そこで、先日も申し上げましたが、政府の責任においていずれに決定いたすといたしましても、やはりできるだけ調整のとれるものは調整をとりまして、円満に解決するようにすることが当然のことと考えますので、その調整の方法、あるいはまた、それをどういう順序で話を進めていくか、こういうことにつきましても実は検討いたしておるのであります。しからば、それがいつに……

第29回国会 地方行政委員会 第6号(1958/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 昨日参議院の予算委員会で出席を要求されておりましたので、いろいろ北山先生からのお話のことを承わっておったのでありますが、欠席させていただきまして、まことに申しわけありませんでした。そしてきのうのいろいろの質問の、また答弁の内容等、予算委員会が済んだあと小林次官から一応承わったのであります。法律上の解釈の問題等も、ただいま行政局長との間にいろいろ応答があったようでありますが、その問題はその問題といたしまして、私どもの基本的な考え方と申しますか、簡単に申し上げてみたいと思うのであります。  申し上げるまでもなく、自治庁は府県の意向を代表いたしまして、常に国会なりあるいはその他関係方……

第29回国会 地方行政委員会 第7号(1958/07/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 この問題につきましては、昨日の委員会におきましても、またその前の委員会等におきましても、皆さんからいろいろと御意見も承わり、またお考えも承わりましたので、私も意のあるところをよく了承いたしたのであります。私の口からこういうことを申し上げることはいかがかと思いますので、御遠慮申し上げるべきが本筋かもしれませんが、何にいたしましても、法規の適用等につきましての議論は別といたしまして、やり方において、率直に言ってまずかったのではないかという気も私はいたすのであります。しかし、そういうことを言って、決して前の方を非難する意味ではないのでありますが、まずかったという意味は、自治庁側の考え……

第29回国会 地方行政委員会 第9号(1958/07/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 内容につきましては、ただいま行政局長が御報告申し上げた通りでありますが、なお現段階におきましては、県当局の方におきましてもいろいろと事態の推移を見ておるようでありまして、自治庁としましては、県の方の考えともよく照し合せ、さらに事態の推移いかんによりましては、県当局の意向等も聴取いたしまして、自治庁としてやらなければならぬような段階になりましたら、もちろん自治庁として必要な態度に出たい、かように考えております。ただ、今の段階では、ただいま行政局長も申したように、県の方でもまだちょっと事態の推移をいろいろ見ておるような情勢でありますので、県の方ともよく連絡をとりまして、事態の推移に……

第29回国会 地方行政委員会 第10号(1958/08/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しのように、来年の四月に全国的に地方選挙が展開されるわけであります。私どもといたしましては、今回の地方選挙が前回の地方選挙後四年を経過しておりますので、今回の選挙は、前回の選挙に比べて最も公明に、また適正に行われなければならぬことは当然であります。選挙の問題はもちろん常時啓発によって、不断に選挙の粛正をいたしていかなければならぬことは当然でありますが、特に明年は一斉に地方選挙が行われますので、この機会に、私どもといたしましても特に力を入れなければならぬ、かように考えておるわけであります。そこで、選挙を公明にかつ適正に行うためには、一方におきましては、選挙の管理、執行に当りま……

第29回国会 地方行政委員会 第11号(1958/09/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 すでに文部、法務両大臣の御答弁で尽きておると思うのでありますが、私も、終戦後、ややもすれば違法行為が違法行為でないようなごとく看過されておることが一つの常識化しておったような風潮があったことはまことに遺憾でございまして、私どもは、加藤委員の御指摘のごとく、終戦後すでに十三年もたったのでありますから、法治国家として、違法行為はあくまでもこれを違法行為として法律上守っていかなければならぬ、かように存じておる次第でございます。  なお、地方公務員法第三十七条の解釈の問題でございますが、御指摘のごとく、これは単に職員だけを規定したものではないのでありまして、職員外の者でありましても、こ……

第29回国会 地方行政委員会 第12号(1958/09/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま行政局長が答弁した通りでありまして、私どもは、答申の線を尊重しつつ、同時にまた関係の地元の住民の方々の立場、またお気持も尊重しなければなりませんし、さらにまた関係都道府県の立場あるいは気持、こういうものもできるだけ尊重いたしまして、何とかして最善を尽して、及ばずながらできるだけのことをやってみたい。しかしながら、期限の限られたことでありますので、できるだけのことをやるからといって、じんぜん日を送りまして、最終の日に間に合わぬということになりましては、問題を円満に解決しようとして、かえって結果において反対になりますので、そういうことのないように、あくまでも期限ということは……

第29回国会 文教委員会 第7号(1958/08/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 去る八月十六日和歌山市においてデモ隊と申しますか、行進隊と警察官とが衝突を起した事件、ああいう事態を起しましたことは私どもまことに残念に思います。ただしかし警察といたしましては、御指摘のありました通り、定められたる警察官としての定められたる範囲内においてこのデモ隊の規制に当った、私どもはさように考えておるのであります。何分混乱のことでありますので、その間においていろいろと御批判もあろうかと思うのでありますが、しかし全体として見ますときに、私は警察が故意にあるいは計画的に警察官としてあるまじき暴行をするというふうには承知していないのであります。大局から申しますれば、あの当時とりま……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 議院運営委員会 第7号(1958/10/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 私、当日は他の方の会合に出ておりまして、地方行政委員会に出ていなかつたのであります。そのあとでお話のことを承りましたので、私としても、自分の責任として、原田官房長がどういう答弁をしたかを聞いておかなければなりませんので、直ちに原由官房長を呼びまして、どういうふうな答えをしたかということを聞きましたところ、ただいま官房長から申し上げたようなことを申し上げた、それ以上のことは申し上げていない、こういうことであつたのでありまして、私は、原田官房長の言つたことをそのまま、そうであつたろうと、現在も考えておるわけであります。
【次の発言】 私自身といたしまして、一日のころは、まだ政府とし……

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1958/10/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 供託金の値上げ、並びに新しく町村長選挙にも設けた理由いかんということであります。まず町村長の関係において、新しく供託金を設けました理由につきましては、これは率直に申し上げまして、いろいろ各方面で町村長さんの選挙に、名前をどうと申し上げるわけではありませんが、あるいは島上委員も御承知かと思いますが、ある人のごときは、町村長選挙がどこにありましても必ず立候補する。しかも、従来の規定でありますと、郵便をもって立候補することもできますので、郵便で立候補の届け出をしてくる。こういうことで、私お目にかかりました町村の関係の方々でも、どうもこういう状態で放任しておかれても因るし、何とかそうい……

第30回国会 地方行政委員会 第3号(1958/10/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 町村合併の問題につきましては、私が申し上げるまでもなく、私どもは新市町村の建設によって、近代国家としての日本の国作りの基盤を作りたい、かような念願のもとに町村合併促進法を制定し、自来今日まで五カ年間、それぞれの関係当局はもちろんのこと、関係住民の皆さん方の非常な御理解と御努力によりまして、おおむねその目標に近い合併を達成いたして参ったのであります。  しかしながら、いわゆる知事の勧告に基く町村合併につきましては、まだ実現を見るに至らないものも五百幾つか残っておるのであります。従いまして、町村合併の目的とするところがおおむね達成された今日、残っております未合併町村につきまして、い……

第30回国会 地方行政委員会 第5号(1958/10/21、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 今のお話でありますが、これは正式に申し上げますと閣議ではないのであります。官房長官も、閣議が始まります前に、党の国会対策委員長と幹事長からちょっと御報告を申し上げることがある、ですから閣議に先立って一応御報告申し上げますということで、村上委員長から、先ほど鈴木委員長の申し述べたことと全く同じ内容、二十四日までの日程についての報告がありまして、委員長としては、それ以後のことを具体的にどうということは別に申していなかったと私は記憶しております。ただ、希望といいますか、雑談的に、いろいろ公聴会を開くとすればいつだろうとかどうとかいう話がありましたが、別にいつ何日どうして何をするという……

第30回国会 地方行政委員会 第6号(1958/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 先般の当委員会で私、率直に申し上げたのでありますが、御承知のように、この町村合併促進法が制定されて五年にもなり、ただいま局長も答弁したごとく、おおむねその目的も達成したという事実、それからもう一つは、私はどう考えましても、いつまでもこの問題に取り組んでおりましては、自治庁あるいは府県において、本来の町村建設の仕事等について全力を尽すことができないということばかりでなく、関係の住民の方々の立場を考えますと、これはもう全く関係の住民になりますと、密接な利害関係等があり、また感情問題等もからみまして、ために、この問題で非常に関係の方々が御苦労なすっておる。こういう状態をいつまで放任し……

第30回国会 地方行政委員会 第7号(1958/10/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しのように、現在の日本の地方財政は、きわめて重大な問題に直面いたしておるのであります。特に減税の問題等も、来たるべき通常国会には控えておりますし、これに関連して、日本の地方財政をどうするか、これは御指摘のようにきわめて重大な問題であります。私は、国家公安委員会の委員長をいたしており、同時に自治庁の長官をいたしております。警察官職務執行法の問題、これもまた私、きわめて重大な問題と考えております。しかし、だからといって、地方自治関係の問題は等閑に付していいという問題でないことは言うまでもないのであります。警察官職務執行法の問題も重要でありますが、同時に、地方自治に関する問題もき……

第30回国会 地方行政委員会 第8号(1958/10/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまの山崎委員の御質問につきまして、法律解釈上の問題につきましては、法制局長から答弁いたさせますが、最後のお話の、この法律が実施された場合、法の規定を逸脱して人権じゅうりんになるおそれがあるんじゃないか、憲法第十三条に違反するおそれがあるんじゃないか、こういう点につきまして、職権乱用にならぬようにどういう措置をする考えであるか、こういう御質問に対しまして、私から御答弁申し上げたいと思います。  全般の問題といたしまして、現在の警察制度というものが、先ほどお話のありましたように、各府県におきましては府県の公安委員会、中央におきましては国家公安委員会の管理のもとにありますので、……

第30回国会 地方行政委員会 第9号(1958/10/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 日本の新しい警察制度が国家公安委員会の管理のもとに置かれることになった。そのことは、お話のように従来のようないわゆる警察国家というようなあり方になってはならぬ、また時の政府が警察を勝手に指揮命令するというようなことがあってはならぬ、こういう考え方から出発したものであることは御承知の通りであります。  そこでただいまのお話でありますが、警察法の第九条にはっきり書いておりまするように、国家公安委員は同一の政党に所属する者が二名以上になってはいかぬ、こういうことで一方の政党に片寄ることを厳に法律で押えておるのであります。そうしてまた、毎年一人ずつ交代するのでありますが、その委員の任命……

第30回国会 地方行政委員会 第10号(1958/10/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました風俗営業取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行風俗営業取締法は、昭和二十三年七月、料理店、カフェー、キャバレー、マージャン屋等の営業につきまして、善良の風俗を保持する見地から必要な規制を加える目的をもって制定され、同年九月から実施を見たものであります。自来、数次にわたって部分的改正は行われたのでありますが、この法律にいう風俗営業の範囲等基本的な事柄に関しましては、おおむね制定当初の建前を堅持して参っているのであります。しかるところ近年、この法律に定める風俗営業に属さない営業で、いわゆる深夜喫茶等……

第30回国会 地方行政委員会 第11号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 従来も少年に対しましては、警察として、特に少年の傷つきやすい心を痛めてはいけませんので、特に慎重を期しまして、少年警察の制度を置いておるのであります。今回こういう法律改正をいたしましても、さらにその考え方を徹底いたしまして、少年の保護に当りましては、子供たちの心を痛めることのないように十分の配慮をいたさなければならないと考えております。なお勾留というようなお話がございましたが、これは留置場に入れるという考えではないのでありまして、保護室に保護するという考えに立って、警察におきます扱いにおきましても、留置場で扱うような扱いでなしに、保護室でこれを保護する。こういう扱いになると思う……

第30回国会 予算委員会 第1号(1958/10/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 地方財政の今年度の見通し並びに明年の減税との関連でありますが、お話のように、地方財政の見通しにつきましては、まだ年度半ぱでありますので、正確なことはもちろん申し上げかねるわけであります。しかし三十二年度のような成績でないことは私どもも承知いたしております。まあ九月末の決算状況を見なければなりませんが、たとえば法人事業税等におきまして若干減ってくるのではないか。しかしながら全体としては当初の財政計画を確保することはできるのじゃないか、かように考えておるわけであります。しかし明年度の問題になりますと、明年度の税収の見通しも必ずしも楽観を許しませんし、一方また当然増加すべき財政需要、……

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/10/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話のように、法律を運営いたしますのは人でありますので、この法律ができた場合、これを実際に扱う警察官の考え方、これがあやまちましては法律の趣旨がゆがめられて参りますので、私ども、これが適用につきましては、細心の注意を払わなければならぬと思うのであります。そこで私どもは、この法律が成立した暁におきましては、国会における審議の模様等も十分考慮に入れまして、詳細な説明書あるいは解説書、こういうものをあまねく警察官に配付するほか、必要に応じましてと申しますか、それぞれの機関を通しまして直接にも詳細な指示説明を与えまして、いやしくも法律の運営に当りましては、あやまちのないように万全の処置……

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話のように、最近のいろいろ集団の運動につきまして、いわゆる不法越軌の行為等が頻発して参ってきておるということ、その原因につきましては、私はいろいろあると思うのであります。全般的な社会情勢の問題とかいろいろあろうと思うのでありますが、私どもはそういう原因を突き詰めて、そうしてそういうことのないようにすることの必要であることはもちろんでありまして、そういうためには、根本的には教育の問題あるいは社会の環境をよくする問題等いろいろあると思うのであります。しかしながら、現実にそういうような事態が頻発してくるということになりますれば、やはりそれに対処して、警察の立場においてもできるだけそ……

第30回国会 予算委員会 第5号(1958/11/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 警察官職務執行法の改正のねらいはどこにあるのか、また現行法ではどうしていかぬのか、こういう御質問でありますが、御承知のように、日本の警察官の基本法である警察法の中に、警察官の責務として、個人の生命、財産を守ると同時に、個人の集まりである社会の生活の静穏を守るための公共の安全上と秩序を守る責務が掲げられております。またこれはひとり日本のみにとどまらず、各国の警察も同様になっておるのでありまして、私どもは制度的に見ましても、また警察法の建前からいたしましても、やはり警察官は本来の責務である個人の生命、財産を守ると同時に、集団の社会の静穏な生活、正常な運行を守るようなあり方について、……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま上程になりました法案の提案説明を申し上げます前に、一言ごあいさつを申し上げます。  私、昨年自治庁の長官を仰せつかっておりましたが、途中職を離れておりましたところ、今年の一月十二日に再び自治庁長官を仰せつかりましたので、またこれから当委員会の皆さんに、何かと御厄介になることと存ずる次第であります。従来いろいろこの委員会の皆さん方から御指導を賜わっておって、まことに感謝にたえない次第でございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  ただいま議題となりました国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその要旨を御説……

第31回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1959/06/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 先般行われました地方選挙並びに参議院選挙の姿につきまして、島上委員からのお話であります。私ども卒直に申し上げて、地方選挙がその前の地方選挙に比べまして違反の件数が非常に多かったこと、また警察側が警告した件数も非常に多いのであります。参議院選挙におきましては、今までのところの数字では、前回に比べまして違反の件数は若干下回っておるようであります。しかしながら、地方選挙と両方通じまして違反の件数が多く、あるいはまた、選挙法無視の傾向が強いというような一般の世評のあることも、私どもも率直に認めざるを得ないのであります。われわれは、選挙の過程におきましては、いやしくも公職選挙法という法律……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 御承知のように、明年度におきましては無拠出の年金だけがあるわけであります。無拠出の場合市町村としては裁定事務とか、あるいは受給者手帳の交付とかいうような事務を担当するのであります。しかしいよいよこれが本格的に実施されまして拠出制度まで行われることになりますと、言うまでもなく市町村の仕事は現在予想しておりますよりははるかにふえるわけであります。そこで私本会議で一人当り五十円と申し上げましたが、これは三十四年度についての問題でありまして、今後本格的な拠出制度が実施されます場合には、当然これはそれに見合ってふやしていかなければならない。また私どもそういう考えに立って、関係当局と折衝い……

第31回国会 地方行政委員会 第1号(1958/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 今回提出いたしました風俗営業取締法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその内容の概要を御説明いたしたいと存じます。  現行風俗営業取締法は、昭和二十三年七月、料理店、カフェー、キャバレー、マージャン屋等の営業について、善良の風俗を保持する見地から必要な規制を加える目的をもって制定され、同年九月から実施をみたものであります。自来、数次にわたって部分的改正は行われたのでありますが、この法律にいう風俗営業の範囲等基本的な事柄に関しましては、おおむね制定当初の建前を維持して参っているのであります。ところが近年、この法律に定める風俗営業に属さない営業で、いわゆる深夜喫茶等その……

第31回国会 地方行政委員会 第5号(1959/01/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 提案理由の説明を申し上げます前に一言ごあいさつを申し上げます。私、今回再び自治庁の長官を仰せつかりましたので、またいろいろ皆さんに御指導、御鞭撻をいただきたいと存じますので、この機会にごあいさつ申し上げます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  ただいま議題となりました警察法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。  この法律案は、警察法についてその一部を改正しようとするものであります。すちわち、最近における少年の非行の著しい増加と悪質化の傾向、交通状況の著しい変化等に対応するため、少年の非行防止、交通事故の防止等に関する研究及……

第31回国会 地方行政委員会 第7号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 申し上げるまでもなく、この風俗営業取締法の改正につきましては、いわゆる深夜喫茶についての弊害が目に余るものがありますので、これを青少年の非行化防止の見地からいたしましても、また善良な風俗を守る意味からいたしましても、こういう改正がぜひとも必要であるということで提案いたしたのでありまして、従って、根本の趣旨は、ただいま御提案になりましたような決議の考え方と全く同じでありまして、できるだけ明るい部屋、そうしてまた、時間も長く深夜にわたることのないように、そういう趣旨でもともと考えられた法案でございます。ただ、実際に営業者の立場等もありますので、法案といたしましてはこの程度にいたした……

第31回国会 地方行政委員会 第8号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 今回提案いたしました消防組織法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概略を御説明いたします。  消防組織法の一部を改正することにつきましては、さきに消防審議会の答申もあり、また従来より消防制度に関しまして問題となっておりました事項につきまして種々検討いたして参りました結果、政府といたしましては、これが改善強化をはかるべく今回成案を得ましたのでここに提案いたした次第であります。  以下、この法律案のおもなる内容につきまして御説明申し上げます。  第一に、この法律案では、国及び都道府県の消防に関する組織、権能の合理化をはかり、国、地方を通じて緊密な協力と一貫……

第31回国会 地方行政委員会 第10号(1959/02/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案の提案の理由とその要旨を御説明申し上げます。  現行の市町村職員共済組合法においては、市町村職員共済組合の、いわゆる付加給付及び短期給付に要する費用についての市町村の負担金に関する特例が昭和三十四年十二月三十一日まで認められているのでありますが、この法律案は、これらの特例が認められる期間を、昭和三十五年十二月三十一日まで延長しようとするものであります。  市町村職員共済組合の発足の際、健康保険組合の権利義務を承継した組合は、昭和三十四年十二月三十一日までの間は、当該健康保険組合が行なっていた付加給付を引き続いて行……

第31回国会 地方行政委員会 第11号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 御提案の法律案は、現行犯人がいて警察官等がその場にいない場合に、職務によらないでみずから犯人の逮捕等に当った者が災害を受けたとき、地方公共団体かその給付を行う制度を確立するためのものであると拝承いたしたのであります。このようにみずから進んで勇敢な行動に出で、災害を受けられた人々について、これに報いるためには、このような制度を作ることはぜひとも必要なことであると考えます。またこれは社会一般の安全を保持する上からいたしましても、非常に役立つものと存ずる次第であります。なお法律案のような給付を行うことは財政的にも可能でありますので、その御趣旨には全く同意でございます。従って、政府とい……

第31回国会 地方行政委員会 第12号(1959/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 御承知のように、国が直接使用いたしておりまする建物につきましては、地方公共団体はこれに課税しない建前になっておりますので、自衛隊の施設と申しましても、建物等につきまして課税するということは、他の同様の場合との関連等から見ましてこの際は適当ではないのではないか、かように考えるのであります。ただしかし、膨大なる敷地等を使用しておりまする場合は、そのために公共団体に非常な迷惑をかけておるわけであります。さらにまた、そのためにたとえば演習地のごとき、今回のまた火薬庫等の敷地がある場合に、たくさんの自動車等の通行がありますので、道路を損傷する点も非常に多いのであります。そういうことにかん……

第31回国会 地方行政委員会 第13号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しの問題につきましては、私どもとしても、でき得るならば、地方公共団体の仕事でありますので公営企業金融公庫においてこれを取り扱うのが本来の筋であると考えておるのであります。ところが御承知のように、一方の考え方におきましては、林業というものが農林漁業関係でありますので、そういうことから予算編成に当りましては、お話しのように農林漁業金融公庫の方にその資金がついたのであります。これも一つの考え方でありましょう。しかしながら、私どもの立場に立って実際に運営いたしますのに、やはりこれは公営企業金融公庫で扱うことが最も適当ではないか、こういう考え方に立って、現在なお関係方面といろいろ折衝……

第31回国会 地方行政委員会 第14号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  現行の地方自治法においては、国と都道府県の聞及び都道府県相互間にあっては、退職年金制度上その基礎となる在職期間を通算することとなっておりますが、この際、市町村立全日制高等学校の教員等についても、恩給並びに都道府県及び市町村の退職年金及び退職一時金の基礎となるべき在職期間の通算措置を講じようとするものであります。  現行の地方自治法の規定によりますと、都道府県の退職年金条例の適用を受ける市町村立の義務教育諸学校の教職員及び市町村立の定時制高等学校の教職員につきましては、国と都道府……

第31回国会 地方行政委員会 第15号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました地方交付税法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  昭和三十年度以来講ぜられて参りました各般の地方財政健全化のための施策と、地方団体自体における努力とによりまして、地方財政の状況は漸次改善されて参ったのでありまして、地方財政健全化のためにはできる限り地方税財政制度を安定させることが適当ではないかと考えるのであります。しかるところ昭和三十四年度におきましては、国民の強い要望にもかんがみ、地方税について零細負担の排除と負担の均衡化をはかるため必要な改正を行います結果、百一億円に上る減収が生ずるほか、所得税及び入場税の減収を初めとす……

第31回国会 地方行政委員会 第18号(1959/03/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 今回提案いたしました消防法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。  消防法の一部を改正することにつきましては、さきに消防審議会の答申もあり、また従来より消防行政の運営に関し問題となっておりました事項につきまして種々検討して参りました結果、政府といたしましては、なかんずく、その取扱いに伴う火災発生の危険が大きく、消火の活動にも著しく困難を伴い、かつ、その火災によって生ずる被害も大きい危険物につきまして、その規制の改善と徹底をはかるべく今回成案を得ましたので、ここに提案いたした次第であります。  以下、この法律案のおもなる内容につき……

第31回国会 地方行政委員会 第26号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 お話しのように、消防はお互いに自分たちの郷土を守るということでありますので、ひとり消防団員に限らず、すべての住民の方々の御協力を求めなければならないことは言うまでもないのでございます。従いまして、住民の皆さん方が進んで消防に協力して下さるということにつきましては、もちろん消防といたしましてもそういう姿を望むわけであります。ただ、申し上げるまでもなく、消防団は行政組織でありますので、未成年者等にそういう責任を負わせるわけに参らぬことは言うまでもないのでありまして、これはあくまでも自発的に少年あるいは壮年の方々が消防に協力するという姿でお願いするほかはないわけであります。また少年あ……

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 申し上げるまでもなく、新しい憲法によりまして憲法九十二条以下、日本の自治制度というものが従来のあり方でなしに、あくまでも自治の本旨にのっとって、住民のために地方自治制度というものができたわけであります。これを受けまして地方自治法が制定され、この地方自治法を貫く精神もまたあくまでも自治の本旨にのっとって、住民の自治、団体の自治を実現するために規定されたものであることは言うまでもないと思います。私ども受田先生から率直にというお話でありますので、私も率直に申し上げようと思うのでありますが、私ども自治庁を省に昇格をぜひお願いいたしたいという気持は、中央集権の考え方とむしろ逆な考え方に立……

第31回国会 法務委員会 第16号(1959/03/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 申し上げるまでもなく、警察は警察法第二条の規定するところによりまして、犯罪の予防の責任を持っておりますので、犯罪が起ってからこれを法に照らしてどうするということよりも、むしろ私どもは犯罪が起る前にできるだけ予防の措置を講ずべきものと考えるのでございます。そういう意味におきましては、平素からいろいろ情報の収集等をやりまして、そういう事態が起るおそれがある場合に、できるだけそういうことのないようにしなければならぬということは当然だと思うのでございます。そういう意味におきまして、警察当局としても十分犯罪の予防についていろいろ配慮をいたしておることと思うのでありますが、大阪における現実……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/02/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 警職法の提案の問題につきましては、実は御承知の通り、警職法の改正の内容につきましては国家公安委員会におきまして長い間研究されてきて、最近の社会情勢等にかんがみて、集団的な暴力等によって一般の社会の福祉が害されるような事態がないように、また青少年の犯罪等の現状から見て、保護に関する警察官の職務の問題を考えることは適当だということで、これは十分に研究されてきたところであります。しかしてこれを非常に突如出したとか、あるいはそれに対する国会の、審議に伴ってのいろいろな事態につきましては、私はこういう問題に関する取扱いとして適当でなかった点は率直にこれを認めます。しかしながら、こういう法……

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/02/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 大蔵大臣は総括的なお答えを申し上げましたが、私が自治庁の立場に立ちまして、先ほどお話のありました明年度の地方財政計画を立てるに当りまして、私どもの考えましたこと、また現実にとりました方針につきまして概略御説明申し上げまして、御了解いただきたいと思います。  お話しのように明年度の地方財政規模は一兆三千三百四十一億と一応概定いたしたのであります。しこうして地方財政計画を立てるに当りまして、私ども最も重点を置きました点は、第一点は、先ほど総理もお答えになりましたが、せっかく安定しかけて参りました地方財政でありますので、この安定した地方財政をくずさないようにしなければならぬということ……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 目に余る事前運動、これに対する対策をどうするかというお話であります。根本的には私いろいろ申し上げたいこともあるのでありますが、お話のように今からそんなことを言っても間に合わぬじゃないか、まことにごもっともであります。そこで根本対策は根本対策として、さらに一そう検討していかなければならぬと思うのでありますが、当面の問題といたしましては、昨年の暮れに最高検、それから法務省、警察庁、自治庁、この四省庁をもって選挙公明化期成協議会というものを結成いたしまして、自来数回会合いたしております。今月の二日に会合いたしまして、この協議会が中心となりまして、そうして目に余る事前運動もしくは事前運……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 三十四年度の地方財政計画における税の見込が、実際に適合していないのではないか、こういうような御質問のようでありますが、私どもといたしましては、地方財政計画を立てるに当りまして、できるだけ実態に合うようにせなければならぬことは当然でありますので、そういう見地に立ちまして、従来の実績、それから従来いろいろやつて参りました経験に基きまして、そうしてそこに何らの作為的な意図を入れることなしに、数字を積み上げてきたものがその数字でありまして、私どもとしましては、従来の実績から見て、また経験から見て、この程度の税の伸びというものが最も妥当である。なお私どもこれを作るに当りましては、単に自治……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 御指摘のように、義務教育費につきまして、年々地方団体が自己の責任において支出しておるという事態につきまして、私ども常に非常に遺憾に思っておる次第でございます。三十二年度分がようやく今回補正され、また三十三年度分も補正ということで、過年度分が今になって精算される、この事態につきまして私どもまことに残念に思うのであります。ただ次年度の途中におきまして、いろいろ給与の改訂等がありました関係もありまして、こういう事態が生じて参ったのでありますが、その間において、地方団体が国の負担すべきものを立てかえており、それ以外に、地方団体として新たなる財政需要を生じて、自己においてもさらにそれだけ……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 町村合併の考え方は、住民の意思を尊重することは言うまでもないことであります。また同時にもう一つのねらいとしてできました、町村の将来の発展ということも当然考えなければならぬ、かように考えております。
【次の発言】 越県合併の問題につきまして、一面におきまして新しい町村を作ろうという意欲、また一面におきましては現状といいますか、伝統をとうとぶという気持からの現状維持の議論、こういうことで住民間に非常に意見の対立があり、さらにまたこれが両町村ばかりでなく、県にも関係いたしますために、非常に混乱がありましたことを、私当時の責任者としてまことに恐縮に、申しわけなく存ずる次第であります。幸……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 陳情の弊害、並びにこれに対する対策につきましては、ただいま総理から申し述べた通りでありますが、具体的の問題として、私ども、まあ陳情ということを――民主政治のもとにおきましてできるだけ地方の事情を、また民意を知らなければならぬという意味におきまして、陳情を一概にいかぬというわけには参りませんが、しかし御指摘のように、度を過ぎた陳情につきましては非常な弊害を伴いますので、その陳情の方法なりまたそのやり方について、私どもは常に地方の公共団体等に対しても反省を促しておるのであります。つまり陳情いたすと申しましても、何も必ずしも上京しなくても、むしろあるいは文書で出していただいた方が――……


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各種会議発言一覧(衆議院28期)

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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 地方行政委員会法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました警察官職務執行法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  この法律案は、警察官職務執行法についてその一部を改正しようとするも、のであります。  現行の警察官職務執行法は、昭和二十三年に施行され、以来約十年になりますが、この間の警察官の職務執行の実情にかんがみますと、この法律には、その規定に幾多の不備が見受けられますので、この際、警察官が、個人の生命、身体、財産の保護に任じ、公共の安全と秩序の維持をはかるため必要な手段についてその不備を補い、社会情勢の著しい変化に対応し得るようにしようとするものでありまして、これ……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○青木主査代理 ちょっと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。  明二十五日は午前十時より開会することといたしまして、本日は、これにて散会いたします。     午後三時五十七分散会

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/02/26、28期、自由民主党)【議会役職】

○青木主査代理 西村直己君。
【次の発言】 飛鳥田君。
【次の発言】 今参議院で決算委員会をやっておりまして、決議をやるので、全閣僚待っておりまして、防衛庁長官に顔を出してくれということですので……。
【次の発言】 多賀谷真稔君。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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