佐藤栄作 衆議院議員
28期国会発言一覧

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佐藤栄作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐藤栄作衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

佐藤栄作[衆]本会議発言(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 衆議院本会議 第5号(1958/06/18、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。現在の経済についての見方が、相当北山君と私とでは相違いたしておりますので、現状につきましてのいろいろ仮定的な条件のもとにおいてお尋ねになりました事柄につきましては、部分的に賛成できるものもありますが、同時に、私の見解をこの機会に明確にいたしまして、御了解を得たいと思います。  御承知のように、昨年来、緊急対策をとりました結果、わが国の経済はまず小康を得て参ったと、私どもは感じておるのであります。国際収支も黒字に転向して参りました。また、物価も一応横ばいの姿を示しております。これらの点は、確かに経済自体が一応小康を得ているという証左だと思うのであります……

第29回国会 衆議院本会議 第6号(1958/06/24、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  宣伝費についてのお話がまず第一点であったと思いますが、海外に対します、わが商品の宣伝その他につきましては、これは万全を期さなければならないと思います。宣伝費の予算額が少い、こういうお話もあろうと思いますが、十分実績を見まして、次の予算編成の際に考えて参りたいと思います。  第二の、夏秋蚕についてのお話でございましたが、夏秋蚕につきましては、ただいま農林大臣から申しますように、生産制限につきまして、私どもも期待をかけておる次第でございます。  第三の、今回特別立法をいたしましたことにつきまして、今日当面しております糸価の低迷の状況は、申すまでもなく……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 衆議院本会議 第3号(1958/10/01、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。いろいろ御意見にわたる点も多かったのですが、私に対する御質問は、中小零細企業のために勤労所得控除の制度を設けたらどうか、あるいは金融機関を特に設けてはどうか、こういう具体的なお尋ねがあったように伺います。  中小零細企業者のために勤労所得控除の制度を設けるという要望につきましては、中小企業の所得が勤労に基く部分が多いから、そこで給与所得について認められているような給与所得控除をしろ、こういう御意見かと思うのでございますが、給与所得控除の問題は、給与所得に伴う必要経費の概算控除であるとか、あるいはまた、給与所得の担税力についての考慮をするとか、あるいは……

第30回国会 衆議院本会議 第12号(1958/10/23、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 購買会並びに消費生活協同組合が利用券を発行しておる、利用券がなければ物品販売事業を利用することができない、これは明らかに日銀法の第二十九条第二項に抵触するものではないかというお尋ねでございますが、ただいま前段でお話をいたしましたように、利用券は、どこまでも物品販売事業の利用について規定しておるものでございまして、日銀券のように、公私にわたる決済手段としてのいわゆる通用力を規定しておるものとは、およそ違うのであります。この意味において、私はこれを一緒にすることは適当でないと考えます。  次に、中小企業並びに零細事業者を含めて、これが保護育成についていかなる処置をとってい……

第30回国会 衆議院本会議 第13号(1958/10/28、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) ここに、昭和三十三年度補正予算を提出するに当り、わが国当面の経済情勢と、これに対処すべき財政金融施策の大要を申し述べるとともに、補正予算の概要を御説明いたします。  私は、先般、国際通貨基金及び国際復興開発銀行の総会に出席いたしました。その際、わが国経済に対する国際的な評価がきわめて高いことを強く感じて参った次第であります。すなわち、国民各位の御努力により、国際収支は昨年十月以来引き続き黒字基調を続け、本年度上半期における外国為替収支の受取超過は実に二億五千万ドルに及んでおります。このような情勢におきまして、昨年夏外貨減少に備えて国際通貨基金から借り入れました一億二千……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 衆議院本会議 第9号(1959/01/27、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) ここに、昭和三十四年度予算を提出するに当りまして、わが国の当面する内外の経済情勢とこれに対処すべき政府の財政金融政策の基本方針を明らかにし、予算の概要を説明いたしたいと存じます。  顧みれば、昭和三十三年のわが国経済は、世界経済の停滞を反映して、おおむね伸び悩みの状態を続けて参りました。しかしながら、最近における世界の経済及び貿易の情勢は、アメリカの景気回復を契機として好転の気配がうかがわれ、わが国経済を取り巻く環境は、ようやく明るさを加えて参っております。これとともに、国内経済の動向も、一部になお若干の問題を残してはおりますものの、漸次停滞から着実な上昇に転じつつあ……

第31回国会 衆議院本会議 第10号(1959/01/28、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  三十四年度予算編成に当つて、三十五年度の財源についてどういう考慮をしたかという第一点でございますが、三十四年度の予算を編成するに際しましては、義務的支出も増加することでございますので、三十五年度予算、三十五年度の財源をいかに考えるか、もちろん考慮を払つたところでございます。ただいま、まだ年度が始まつておりませんので、正確な数字を申し上げるわけには参りませんが、財政演説でも説明いたしましたように、経済の成長に伴いまして、租税収入並びに税外収入は相当増加が予定されるのでございまして、三十五年度の予算編成に当りまして特に窮屈な思いをすることはないものだ……

第31回国会 衆議院本会議 第11号(1959/01/29、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  まず第一は国民年金制度についてのお尋ねであったと思いますが、国民年金制度は、もうすでに政府提案の概要は発表いたしておりますので、御承知の通りだと思いますが、政府案による援護年金につきましてこれは納税者負担でまかなうのでございますから、その関係から、当然適正な所得制限率を行うことといたしておるのであります。この点、いかにも羊頭狗肉だ、ああいう制限を加えているから――こういうふうな御非難であったと思いますが、これは当然のことでございます。今回の所得制限につきましては、社会保障制度審議会の答申を受け入れまして、支給人員におきましても、この審議会の答申の……

第31回国会 衆議院本会議 第14号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  まず、経済の変動あるいはインフレーションということを考えたり、あるいはまた、生活が非常に向上して所得がふえたというような場合に、こういう長期にわたる年金というものにどういう影響を持つかという点のお尋ねであったと思います。御承知のように、政府といたしましては、経済の健全な成長を意図いたしておりますが、同時に、絶えず通貨価値の安定ということに力を注いで参っておるのでございます。この種の問題は、年金制の実施に当りまして最も留意いたさなければならない点でございますので、通貨価値の安定に重点を置き、経済の健全な成長を期していく、そうして、同時に、調整の面に……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 衆議院本会議 第4号(1959/06/26、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  農林予算について総額がよほど減っておる。なるほど、形の上でごらんになりますと、二十八年度に対しまして相当減少いたしております。これは、いわゆる臨時的な支出とでも申しますか、最近は災害も減っておりますし、従って、災害対策費の事業費もよほど減っております。あるいは輸入食糧の予算も減らしております。あるいは、農林漁業金融公庫を作りましたそのときと今日とは違っております。従いまして、総額だけをごらんになりますと、ただいまのような御批評も当るかと思いますが、臨時的経費が大幅に減少しております今日、実質的には、たとえば食糧増産費であるとか、あるいは造林、漁港……

第32回国会 衆議院本会議 第6号(1959/07/01、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 新潟の地盤沈下対策につきましての基本的な考え方はどうかということでございますが、もちろん、不安を除くこと、同時に、また、経済の発展を期する、こういう点に重点を置いて考えて参りたいと思います。  そこで、この沈下対策の事業費といたしましては、すでに相当多額のものを必要といたしております。ただいま御指摘になりましたように、この事業費が大きくなればなるだけに、負担能力の点、――地元の負担能力、あるいはまた、原因者負担等の問題につきましても十分検討する要あり、かように考えておりますので、これらの点も引き続いて検討して参るつもりであります。  さらに、また、この事業に対して高率……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 衆議院本会議 第3号(1959/10/28、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 昭和三十四年度補正予算を国会に提出し、御審議をわずらわすこととなりましたので、ここに、その大綱を説明し、あわせて財政金融政策について所信の一端を申し述べたいと存じます。(拍手)  去る九月の伊勢湾台風、その他今年度の累次にわたる風水害は、広範、かつ、大規模なものであり、死者、行方不明者合わせて五千六百人をこえる犠牲者を生じ、各地に甚大なる損害の発生を見るに至りました。私は、ここに、衷心より被災者各位に対し深甚なる哀悼と同情の意を表するとともに、被災者各位が一日も早く復興に立ち上がられるよう、心からお祈りいたすものであります。(拍手)  政府といたしましては、すでに関係……

第33回国会 衆議院本会議 第4号(1959/10/29、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 関税についての暫定的措置の軽減、減免方法を存置するやいなや、目下検討中でございます。

第33回国会 衆議院本会議 第5号(1959/10/30、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。  賠償額につきましては、ただいま外務大臣が御説明いたしました通り、これは三千九百万ドルが賠償額でございます、その金額が決定を見ました経過は、申すまでもなく、わが国の支払い負担能力、さらにまた、他の賠償求償国との振り合い等を十分考えまして、また、ベトナムが必要と考える事業計画、これを取り入れて、話し合いの上、最終的に決定いたしたものであります。ベトナムの要求しております金額は、先ほど申し上げたように、非常に多額なものでございます。  また、貿易の点につきましては、詳細に外務大臣からただいまお答えをいたされましたが、この賠償協定調印後も、貿易の面におき……

第33回国会 衆議院本会議 第7号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣・経済企画庁長官事務代理】

○国務大臣(佐藤榮作君) 防衛力整備計画、新戦闘機国産等に要する予算、財政負担の検討についてのお尋ねでございました。御承知のように、防衛力は、わが国におきましては、国力に相応する漸増計画というものを持っております。巷間、防衛力整備六カ年計画であるとか、あるいは第二次計画であるとかいう言葉を使われておりますが、おそらく、防衛を担当しております防衛庁内部において検討中のものであろうかと思います。ただいままでのところ、大蔵当局、また国防会議にも、その案はかかっておりません。従いまして、ただいま批判する筋のものではございません。  また、新戦闘機の国産に関しまして、価格を決定しておらないではないかとい……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第3号(1960/02/01、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) ここに、昭和三十五年度予算を提出するにあたりまして、わが国の当面する内外の経済情勢と、これに対処すべき政府の財政金融政策の基本方針を明らかにするとともに、予算の大綱を説明いたしまして、国民各位の御協力を得たいと思います。  私は、まず、昨年初来、わが国経済がまことに力強い発展の過程をたどっておりますことを、国民各位とともに心から喜びたいと存じます。(拍手)  昭和三十四年のわが国経済は、各般にわたり目ざましい上昇を遂げて参りました。すなわち、鉱工業生産は年間二四%、輸出は二〇%に及ぶ記録的な伸びを示し、これに伴い、雇用情勢も一段と好転を見せ、国民生活も一そう豊かさを加……

第34回国会 衆議院本会議 第4号(1960/02/02、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 予算編成の基礎になる経済の現況並びに今後の見通しについて誤りはないかというのが第一点であったと思います。いろいろ御注意をいただきましたことは、私どもも大いに参考にしたいと思いますが、昨年来の経済の動向等を考え、また、年初以来の動向等を考えてみますと、御心配になるような点は一切ございません。(拍手)私は、本年の経済もまた繁栄への道である、かように確信いたしております。  その次に、今回の予算の内容につきまして、これは土建屋の予算ではないか、あるいは軍需産業育成の予算ではないか、こういうことをお尋ねでございましたが、昨夜も詳しく予算につきまして内容を説明いたしました。今回……

第34回国会 衆議院本会議 第5号(1960/02/03、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 私は、為替・貿易の自由化と減税並びに所得倍増の三点についてお答えをいたします。  当面いたしておりますわが国経済の現状並びに今後の見通し等につきましては、完全に政府の見るところと同じ見解でございます。この立場におきまして最も重要な問題は、国際的潮流である為替・貿易の自由化をいかに推進していくかということ、そうして、しかも、わが国国内の経済に悪影響を与えないで着実に安定・成長さしていくことができるかという問題に尽きるのであります。この点に関しましては、貿易、為替の自由化の計画を樹立いたしまして、その計画の線に沿って実施していく。言いかえますならば、この計画の実施に差しつ……

第34回国会 衆議院本会議 第6号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 耕地を転用した場合に、高い地価で売られるその所得に対して特別な課税をする、いわゆる農地転用税という名前のもとの課税を考えておるかというお話でございましたが、政府部内では、まださような具体的な考え方は持っておりません。また、自民党の中におきましても、結論を得たようには伺っておりません。ただいま総理からお答えいたしましたように、これから調査会を作るのでございます。従いまして、その処置についての問題は、まだきまっておらない。もちろん、ただいまのような税の問題でございますれば、慎重に、また十分審議して検討さるべきことは当然でございます。(拍手)

第34回国会 衆議院本会議 第35号(1960/05/27、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 最初の国庫補助並びに特別立法等につきましては、ただいま建設大臣がお答えいたしましたように、至急調査を終えまして、しかる後に適当な措置を講じたい、かように考えております。  また、気象庁の予算の問題につきましては、昨年の伊勢湾台風以来、いろいろ気象庁の活動上の必要な経費等を予算に計上することを強く要望されて参っておりますが、なかなか十分なことができておりません。しこうして、今回のように、津波の災害を受けて参りまして、さらにこの経験等から見まして、次の予算編成の際におきましては十分考慮して参る考えでございます。  また、災害基本法の問題につきましては、先ほど総理からお答え……

第34回国会 衆議院本会議 第36号(1960/06/14、28期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(佐藤榮作君) 今回の災害は、御指摘のごとく、沿岸漁業その他中小企業の被害がまことに甚大でございます。従いまして、政府はこれらの対策に重点を置いて特別措置を講じ、ただいま各種立法を御審議願っておる次第であります。しこうして、これらの災害対策費の所要額を、まだ、もちろん、ただいま確定いたしておるわけではございませんで、今後の調査に待つものもございますが、本年度の予備費の支出によりまして十分まかなえる、かように私どもは考えておる次第であります。(拍手)

佐藤栄作[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 大蔵委員会 第2号(1958/06/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 このたびはからずも大蔵大臣に就任いたしました。今後一そうの御協力、御支援をたまわりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいま議題となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず第一は、皇居吹上覆馬場を参観人休所に移築する工事でございます。皇居の参観は、毎日午前、午後の各一回行なっておりますが、近時参観者が毎回一千名をこえ、これらの参観者が、降雨、寒天、酷暑等の場合に休憩待機する所がない状態でありますので、このたび皇室用財産である吹上覆馬場の一部を内桜田門内に移築し、参……

第29回国会 大蔵委員会 第3号(1958/06/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま議題となりました経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。  昭和三十一年度の一般会計の決算上の新規剰余金は、一千一億円の多額に上り、これから国債償還等の法定財源に充当される額を控除いたしました残額は四百三十六億三千万円になっております。他面、本年度におけるわが国経済の運営の基本的な態度として、財政が国内経済に過度の刺激を与えることを避け、輸出の伸長に対してあらゆる努力を傾注することが要請されていることは申すまでもありません。この観点から前国会におきまして成立を見ました本年度予算におきましても、右の剰余金を直ちに……

第29回国会 大蔵委員会 第5号(1958/06/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えいたします。  ただいまの石野さんの御主張とまた私のかねてから申しております点との相違については、違っておる点を明確にされておられますが、御指摘の通りのような相違があるのでございます。私どもは今日経済基盤強化の法律案を提案いたしまして御審議を願っておりますが、この法律案は、ただいまお話しになりましたように、もともと十三三年度予算編成の際にその一環の法律案として御審議を願っていたもので、その当時この法律案が成立を見ましたならば、おそらくただいまのような御疑問も生じなかったのではないかと思うのであります。問題は、予算審議の際と今日の経済基盤強化法律案審議の間相当の期間の経過が……

第29回国会 大蔵委員会 第6号(1958/06/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ぜひとも趣旨を御了承願いたいと思いまして、重ねて御説明申し上げます、ただいま御指摘の東南アジア開発協力機構、その機構そのものは御指摘の通りでありまして、ただいまいろいろ構想のうちにあることだと思います。しかし、これが実現するまでは一体この基金はどうするのかと申しますと、これは、実現するまでは、第三号に書いてありますように、将来それができるであろう、そのために使う基金として日本輸出入銀行に出資するということでございます。この基金として出資するというこの事態は、将来そういう機構が生まれるであろうということを一応考えてはおりますが、この基金そのものは、他の基金並びに資金と合せて、いわ……

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/06/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 郵便貯金の面で、計画をやや下回っておる数字が四、五の両月の間に出ております。しかし、何と申しましても、わずか二カ月でございますので、今直ちに対策を変える、こういう時期ではまだないように思います。他の資金等で当面しておるところでは、資金繰りに支障を来たしておる、こういうことはございません。
【次の発言】 どうも、この預金の状況というものが、私どもちょっとわかりかねているのは、いわゆる銀行預金は相当増加いたしております。しかし、ただいま御指摘になりました郵便貯金の面では、四、五は予定したというか、計画の数字を下回っておる。しかし、私どもの考え方から申せば、ただいまこの両月ではさよう……

第29回国会 大蔵委員会 第12号(1958/08/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 率直にお答えいたします。  三笠が大蔵省の所管だということは伺ったことがございますが、まだ実物を見たことはございません。
【次の発言】 お答えいたします。  ただいま福田委員から外国に関する幾らもの事例について詳細な御報告がございました。私は、その御指摘になりました事案そのものは、福田君のお説にもありますように、歴史を尊重するということ、この一語に尽きると思います。過去をたずねることは、将来に対するとうとい教訓である、あるいはまた民族的な精神作興のかてになっておる、こういう御指摘、これまた私も全面的に共感を覚ゆる次第であります。  特に私お話の中で強く感じました点は、いわゆる主……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昨日経済企画庁より経済の見通しについて政府として発表いたしたのでありますが、大蔵大臣としてもその所信は同様でございます。
【次の発言】 お尋ねのように、基本的な見方は経済企画庁の発表した通りであります。来年度予算を編成いたしますに際して、そのような見方を基盤にして予算を組んで参るわけでございます。問題は、歳入がどういう状況になるのか、こういう点を十分確保しないと、実際的な予算の編成はできかねるのであります。言いかえますならば、予算の規模等の見方はもう少し時間をかけなければきまらないという状況でございます。
【次の発言】 公約事項につきましては、毎回お話いたしましたように、政府と……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今まで申し上げましたように、昨年の五月以来とられました緊急措置がそれぞれ効果を現わして参りまして、国際収支の状況も黒字に転換しておりますし、またいわゆる社会の摩擦面にいたしましても、一時懸念されたほどではないようでございます。また物価自身の動向も一応落ちついて参ったように考えられるのでございます。この意味において、常識的にいわゆる底入れの状態だ、あるいはなべ底状態にある経済、こういうことが言われておりますが、私どもの見るところもそれと同様なのでございます。
【次の発言】 先ほど来国際収支が黒字に変ったお話が出ましたが、また石村君から御指摘になりましたように、なかなか計画通りの数……

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 米価につきましては、先ほど総理大臣から扱い方のお話がございまして、ただいま政府といたしましても、関係省の間でいろいろ審議はいたしております。しかし最終的には米価審議会で決定を見ることだと思います。まだ結論を得ておらない、この点を御披露申し上げておきます。
【次の発言】 米価審議会の答申を待って、最終的に決定する考え方でございます。もちろん筋の正しい、理論の通った米価でありますならば、私どもも異存はございません。


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会 第12号(1958/11/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お尋ねになりました点はまことに重大な点でございます。今回動力協定をいたしました場合に、また同時に今後原子燃料を使います場合に、その安全性ということが非常に大きな条件である。この意味においていろいろな疑念を生じておる。あるいは一部に不安がある。こういう状況のもとにおいて原子力の平和利用を推進していく、こういう考え方でございますので、まず原子燃料を購入いたしました場合に、これをどこの所有にするかということがまず第一に問題になると思います。そういう考え方からまず内外の諸情勢という、ただいま言われる安全性が十分確認されるとか、あるいは国民感情がどうであるとか、その他の外国における保有の……

第30回国会 大蔵委員会 第5号(1958/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 これは、法律案提出の際にも説明でちょっと触れましたが、賠償とは全然別個のものでございまして、日本の自発的な経済協力、経済援助、こういう考え方でスタートいたしております。
【次の発言】 この基本法自身が賠償等となっておりまするが、普通の輸出ということとは内容的にはやや違っておる。この経済協力、経済開発の援助、こういう意味のことが、本借款というか本計画遂行の主眼点になっておる。こういう意味で、理論的には在来一般の輸出振興から計画されるものとは区別して考える、こういう気持でございます。
【次の発言】 全然関係なしにこの種の行為を皆様方にお諮りするわけでないことは、御指摘の通りでござい……

第30回国会 大蔵委員会 第6号(1958/10/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 もちろん私も自由民主党所属の一員であります。党員でございますが、同時に、政府の大蔵大臣といたしまして、税制改革の責任は大蔵大臣がとるべきものだ、かように実は考えております。もちろん党の公約実行を頭から無視してかかるというようなことはいたしませんし、また、当委員会等におきまして国会の決議等もあり、税制改革の際に特に考慮しろとか、あるいはかくかくしろというような御意見もすでに出ておるのでございます。そういう点をも十分取り入れまして、責任はどこまでも大蔵大臣の責任で、税制改革案をそのうちお手元に差し上げて御審議をいただく、かように考えておる次第であります。

第30回国会 予算委員会 第1号(1958/10/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま予算の全貌というものがまだ構想も固まっておりません。従いまして、この点については申し上げる状況にはございません。
【次の発言】 防衛分担金は御承知のように安保条約に基いて締結されております行政協定二十五条によって、これでちゃんと計算方式ができておるのでございます。従いまして、ただいまの安全保障条約についての扱い方は、先ほど来総理、外務大臣からお話しいたされた通りでございます。そういう際に行政協定のあり方そのものについてもいろいろ研究されるだろう、またすべきだろう、かように考えますので、ただいまのような御返事をいたした次第でございます。

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/10/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 政府は今回昭和三十三年度一般会計予算補正(第1号)及び特別会計予算補正(特第1号)を国会に提出いたしました。ここに予算委員会の御審議をお願いするに当りまして、その概要を御説明いたします。  本年における災害は、先般の三十二号台風を迎えるに至りまして、相当の被害規模に達する見込みになりました。政府といたしましては、ずでに予備費の使用、地方交付税交付金の交付時期の繰り上げその他各般の行政措置を講じて参りましたが、今回災害の実情に顧みまして、特に被害の甚大な地域についての農地、公立義務教育学校の復旧事業の補助率その他の特例に関する法律案を用意するとともに、予算の補正を行いまして、対策……

第30回国会 予算委員会 第3号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えいたします。いろいろ基本的な構想というか、考え方についての御質問がございましたが、これについての私の意見は別といたしまして、お尋ねになりました点だけ簡潔にお答えいたしたいと思います。  御承知のように年度当初、予算を組みます際の外貨事情につきましては、今日のような非常な多額の黒字を予想しなかったろうと思います。本会議でもお話をいたしましたように、上期だけで二億五千万ドルという黒字を現出しておりますが、下期の状況におきましても引き続いて黒字の状況である。これが四億ドルにも近くなるという見方をする向きもございますが、少くともこれが三億ドルをこすことは、今日から容易に想像できる……

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今回提出いたしております補正予算九十一億、これは全部が災害対策費であることは、これはもう御指摘の通りであります。これまで予備費で措置済みのもの並びに措置することが確定されているもの、並びに今後の見込み等を合計いたしますと再三十億になるのであります。それをもう少し小分けにいたして御説明いたしますと、予備費で措置済み並びに確定を含むものといたしまして、風水害等二十九億という金が出ております。今回もまた補正予算の九十一億のうち風水害対策として六十五億、今後の見込みとして、風水害対策に約十億、計百四億という風水害対策費が一応考えられるのであります。緊急治山、砂防の費用といたしまして、今……

第30回国会 予算委員会 第5号(1958/11/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えいたします。ただいまの問題は過日大蔵委員会におきましても問題になり、政務次官から事情をよく説明し、また当人からも事情を釈明いたしまして了承をお願いしたような次第でございます。
【次の発言】 公共事業費の繰り上げ使用につきましては、過日当予算委員会でも実情を詳細に御報告いたしました。ただいままでのところ工事の実施状況その他等を勘案いたしておりますが、私はこの第四・四半期における工事の進捗状況はただいまから予測はまだできない状況でございます。大体今日の経過で見ますと、例年よりも繰り越し工事は非常に減るだろうということを実は考えております。しかしただいま御指摘になりましたように……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 議院運営委員会 第12号(1959/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 大へん御迷惑をかけて、その点おわび申し上げます。申すまでもなく、予算編成には、概算も閣議決定をいたしますが、最終的には一月二十三日に編成いたしまして、また提出案件として決定をいたしまして、二十三日の最終閣議決定で予算ができ上ったのでございます。
【次の発言】 概算ももちろん含んでおりますし、また二十三日の最終決定―この二十三日に予算編成をいたします際は、ただいま申されるような原則にのっとって予算を編成いたすわけでございます。私は全くしろうとでございますから、その点はよく事務当局とも相談をいたしまして、その編成には誤りなきを期しておるのであります。

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 いろいろ前置きがございましたが、私はただいま岸内閣の大蔵大臣であります。人事についてのとかくの批判をする立場ではございません。特に総理大臣になりかわってということでございますが、国会において責任ある答弁は、私は所掌以上には出るわけに参りません。その点をはっきりお断わりいたしておきます。ただいま御意見のうちにもございましたが、歴代厚年大臣中坂田厚生大臣は最適人者だとおっしゃっておられるわけであります。その一事で私も全く同感の意を表して、お答えといたします。
【次の発言】 国民年金は三十四年度の予算に老齢、母子、障害等の各年金を無拠出でまず始めることを予算の上に計上いたしました。冒……

第31回国会 大蔵委員会 第1号(1958/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま議題となりました賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案外二法案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  まず、賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。  ラオスは、昭和三十二年三月十一日、わが国に対し、ラオスが戦争によりこうむった損害に対する賠償請求権を放棄する旨を通告してきましたので、政府は、今回、ラオスの好意ある措置を考慮して、日本国とラオスとの間の経済及び技術協力協定を締結し、無償の経済及び技術援助を供与することといたしました。この協定につきましては、すでに前国会において承認を経ているところでありますが、政府にお……

第31回国会 大蔵委員会 第2号(1958/12/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 前国会におきまして、委員会を通じてお答えをいたしました考え方に、今日も変りはございません。今日皆様の御審議を終えて本案が成立することになりましたら、しかる上で交渉を持つつもりでございます。まだただいままでのところ積極的に具体的な交渉を持っておりません。しこうして、アメリカにおける景気の状況等は、非常に急激な変動はないものだと予測いたしております。特に年が明けまして一月、二月というような月は、アメリカの金融市場も比較的閑散な時期でありまして、こういう際に具体的な交渉に入ることができるといたしますれば、当方にとりましても、有利なもとにおいて話を進め得るのではないか。この点は、池田元……

第31回国会 大蔵委員会 第8号(1959/02/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昨年の選挙に際しまして、自民党は七百億減税を公約いたしました。これはもう御指摘の通りでございます。ただ、ただいま八百億と言われました八という数字は申しておらないはずであります。これは明らかに七百億減税を言っておるわけでございます。そこで、それは一部におきましては、七百億減税だというから、初年度から七百億というような感じを持つ向きもあるかと思いますが、しかし、専門家であられます大蔵委員の皆様方は、過去の幾つかの例からごらんになりましても、減税は初年度にはフルに減税のできないことはよく御承知であられると思います。従いまして、公約事項といたしましては、いわゆる平年化された金額であると……

第31回国会 大蔵委員会 第14号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 三十四年度の経済見通しにつきましては、今まで財政演説その他の機会にたびたび説明いたしておりますので、なるべく重複を避ける意味で簡潔に申し上げてみたいと思います。  御承知のように、三十三年度、ことに昨年は大へん苦しい思いをいたして参ったと思います。昨年の経済のあり方についてはいろいろの批判があります。政府自体は、三十三年度予算編成当時に一応想定したような経済の推移をたどっているんだから、このままでしばらくごしんぼう願いたいということでがんばって参りましたが、一部においては、なかなか長期にわたる停滞状況だから、苦しいから何らかの処置をとれという強い要望もあったのであります。しかし……

第31回国会 大蔵委員会 第15号(1959/03/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま御指摘になりますように、昨年末以来欧州各国におきまして通貨の交換性を回復して、これが為替貿易に重大な影響を持つ、その観点からどういうように日本の円について考えるか、あるいは通貨対策はどうかというお尋ねであったと思います。御承知のように、一応交換性を回復したと申しますが、各国の貿易の基本的な考え方には変更なしというのが、ただいまの建前でございます。しかし、貿易あるいは為替貿易のあり方についての基本的考えに変更なしとは申しましても、通貨が交換性を回復した今日でございますから、受け入れる側におきましては当然影響のあることは見のがせないのでございます。そういう意味において、私ど……

第31回国会 大蔵委員会 第19号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 新憲法下の地方自治制、しかも民主的な地方団体として発足する、この地方自治制度でございますが、実施に当りましていろいろ問題がただいまあると思います。今どうこうするという考え方ではございませんが、鴨田さんのお話も、たぶん、財政的見地に立って、各地方団体の力の相違、あるいは産業の分布状況なり、あるいは地理的関係、たとえば海岸線が長いとかいうような問題だとか、いろいろ考えさせられる面があるということの御指摘だろうと思います。同時にまた、日本の地方自治体といいますのは、いわゆるアメリカ式のステート、州ではないのでございますから、そういう意味においての中央との連係の点においても、私どもは今……

第31回国会 大蔵委員会 第22号(1959/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 証券業界は、ただいま御指摘になりますような重大な意義、また価値のあるものでございます。これがあやまちまするならば、多数の国民に迷惑を及ぼすばかりでなく、経済界に及ぼす影響もまたきわめて甚大でございます。こういう意味におきまして、政府においては証券業界のあり方について絶えず注意をいたし、また基本的な考え方についてもいろいろ構想を研究いたしておるものでございます。しこうして、ただいまあげられました点が証券業界の欠点である唯一のものだとは思いませんが、何といたしましても、大証券と中小証券との関係等を見ました場合に、あまりにも力の強弱がはっきりいたしておりますし、そういう意味から、大証……

第31回国会 大蔵委員会 第24号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいまの御議論は、私どもこうして伺っておりますと、一応そういう問題の疑点というか、論点のあるところはよくわかるのであります。先ほど何を読んでおるかとしかられましたが、一応は伺っておったのであります。そこで、この法律を制定いたしました当初におきまして、二十六年時分にどういう経過であったか、事務当局の話を聞いてみますと、当時もただいま御指摘になったような点について問題があったのであります。しかし、この法律自身は民法の規定にも反しないという結論を出し、同時にまた、投資信託を始めるとすると、現在やっておる証券会社に許す以外にないという結論であったというのが、当時の経過であります。私事……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 一番最初の参議院における答弁の数字がいろいろ問題を起しておりますが、その後たびたび七百億減税ということを申し上げておりますから、過去の点は修正されておる、私はかように理解いたしております。いろいろ当時の点についての誤解もあったやに私は考えますし、言葉の不足等もございまして、一たん公表されました各費目の合計などが、あるいは八百億になるとか七百億になるとかいう御議論があり、それらの点についても後の答弁でその点は修正をいたした、かように私ども考えております。当時その点いろいろ追及されまして、私ども過去の点については十分御説明申し上げて御了承願えた、かように考えておるのでございます。

第31回国会 大蔵委員会 第28号(1959/03/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 過日の委員会で、この法律案について政府はどんなに考えておるかというお尋ねがございました。そのときに私お答えいたしたのですが、政府は提案いたします前に十分慎重に審議をいたしまして結論を出した法律案でございますから、どうか法律案を無修正でできるだけ早くお通しを願いたいと、心からお願いをいたした次第でございます。  そこで、問題になっております酒団法でございますが、いろいろこの数日来御意見があるやに伺っておりますが、当委員会におかれましても、小委員会を設けて内容についていろいろ御審議になった、かように伺っております。今御指摘になりましたように、清酒やビール等との間の問題であるとか、あ……

第31回国会 大蔵委員会 第30号(1959/04/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 大蔵省でやります起債の認可というのは、事業の認可があって、その所要資金を手持ちでやるか起債でやるかという場合に申請がくるのでございますから、事業の認可を受けた後に、認可があるのに起債をやらないというか、起債の点、資金調達の面で、事業の認可があったにかかわらず、事業の遂行ができないようにすることは、これは政治的な問題としてよほど慎重に考えなければならぬと思いますが、基本的な問題といたしまして、政府あるいは公共団体がやります事業と民間でやる事業との競合をいかにするかという問題が、起債より以上の先決の問題としてあるのであります。私は長い間運輸省におりましたが、いわゆる地方バスの問題、……

第31回国会 地方行政委員会 第21号(1959/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 御議論だけ伺っておりますと、しごくごもっともなようでございますが、今問題は、各地方の自治体の財源というものができるだけ偏在しないようにという考え方を実はいたしておるのであります。その偏在の点から、一応国でとりまして、これを自治庁の財源に回して、そして自治庁の方でこれを配分していく。こういう処置をとらしておるということでございますから、この点は御了承いただきたいと思います。  先ほど来のお話を伺っておりまして、五十円についてもぜひ下げろというお話、これもりっぱな御議論だと思います。ただ映画は非常な大衆性を持って参りまして、封切りはいなかでは見るわけにいかぬというお話もございますが……

第31回国会 農林水産委員会 第3号(1958/12/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほど来お話しになっていらっしゃる点、生糸の価格をどの程度にねらいを定めて行政指導をしておるか。これは、申すまでもなく、養蚕農家にとりましても、また織物業者にとりましても、生糸を取り扱われる商社にとりましても、まことに重大な問題でございます。また、私どもの立場におきましても、わが国産業の面から見て非常に重要なる産業でございます。そういう意味から、先ほど来農林大臣が申し上げますように、その価格の決定にはよほど慎重を期さなければならない。そこでいろいろな手続があることだと思います。ことに政府だけで独断的にその価格を決定するというものではないように私考えておりますので、各方面の良知を……

第31回国会 予算委員会 第1号(1959/01/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昭和三十四年度予算編成の基本方針及びその骨子につきましては、先日本会議において御説明いたしたところでありますが、予算委員会において本日から御審議をお願いするに当りまして、あらためてその概要を御説明申し上げたいと存じます。  まず、財政・規模について申し上げます。  三十四年度一般会計予算の総額は、歳入歳出とも一兆四千百九十二億円でありまして、三十三年度予算(補正第一号を含む。)に比べまして九百八十億円の増加となっております。また財政投融資につきましては、総額五千百九十八億円で前年度の当初計画に比べ千二百三億円、改訂計画に比べ八百四十五億円の増加となっております。最近の経済の動向……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/02/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほどの総理並びに企画庁長官にお尋ねになりましたことにも関連をいたすので、予算を編成いたします際の構想と申しますか、どういう考え方であたかということを一応御披露いたしたいと思います。勝間田君は先ほど来三十二年度予算あるいは三十三年度予算、また三十四年度予算というものがどうも景気の変動を無視して)財政投融資の観点だけから予算を作ておるのじゃないか。そのためにどうも景気の波動と財政計画などが一致しておらぬ、こういうことを冒頭に言われたように思います。それに対しまして総理から御説明いたしましたように、三十三年度予算は、三十二年度の予算を受けた後の経済情勢の変動を一応念頭に置いて三十三……

第31回国会 予算委員会 第3号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま外務大臣がお答えした通りであります。
【次の発言】 先ほど通産大臣からお答えいたしましたように、現実に契約があったもの、これにつきましては、ただいま申すように保険にかかっておるものの範囲でその穴埋めをいたしております。しかし、貿易があるだろう、注文があるだろうという意味の見込み生産なり、見込みでストックをしておるものについても、商売ができないから、それはどうしてくれるんだと言われても、それは、ただいま通産大臣も申しますように、政府といたしましてはいかようの措置もできないのでございます。
【次の発言】 ただいま私お答えいたした通りでございます。問題は、今回の日中貿易がとま……

第31回国会 予算委員会 第4号(1959/02/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま外務大臣から詳しくお話になりましたから、私からつけ加えることはないようですが、先ほどの総理に対するお尋ねがございました東南アジア諸地域、同時にまた中南米、特にブラジル、こういう後進諸国に対しましてのわが国の貿易伸張なり、あるいは経済協力の推進なり、特に今まで意を用いて参っております東南アジア諸地域に対しては、技術援助の面でも、もうすでに八十件に上っております。比較的にこの方は経済協力の推進ができたように思っております。しかし中南米の方は技術の面がおくれておりまして、現実には投資と申しますか、あるいは資金と申しますか、相当融資残高がかさんでおるのでございます。これは後進諸……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今日までたびたび当委員会を通じ、あるいは本会議等を通じて申し上げておりますことは、今回の予算は、私はいわゆる積極的予算だ、かようには考えておりません。今日の予算は、なるほど増額は見ましたが、これこそは膨張する経済にふさわしい、対応しておる予算である、かように確信をいたしておりますので、ただいま言われましたような、いわゆる積極的な予算である、こういうようには私どもは考えておりません。  また一部で過熱論があることは、新聞その他ですでに御承知の通りでございますが、この過熱論が民間にあるということ自身は、過去の苦い経験に対して自戒している証拠だと思います。みずからが十分注意をしてかか……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま自治庁長官が申し上げた通り、各税目につきまして、経済成長率とにらみ合せて税を正確に計算いたさせた結果、三百億前後の増収を最終的に認めることになっておるのであります。ただいま言われます農林水産というような面において、成長が思わしくないじゃないかというお話でございますが、私どもは全般として地方税が、農林水産の面だけではございません、各面においての税の積み重ねでございますので、あるいは経済の面におきまして一部分不振産業もあるかとも思いますけれども、総体として考えて参ります場合は、経済の成長率は名目的には六・一%、実質が五・五ということでございますが、その六・一%というものが基……

第31回国会 予算委員会 第7号(1959/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま御指摘になりましたように、昨年五千万ドル日銀が保有しておりますドルを金にかえたわけでございます。これは前回もいろいろお話がございましたが、私どももドルを持つことは、大体金にいつでもかえ得るので、ドルを保有することが一つの問題だと実は申しました。すぐ円自身の問題だと考えるわけじゃなくして、ドルを持つことが同時に円の裏づけにもなるというお話をいたしたと思います。その後の経過といたしましては、御承知のように各国とも金の保有をだんだん進めております。また最近のように通貨の交換性等も回復して参ってきておる。こういう新しい情勢にも順次対応していくことが望ましいのではないかと思います……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま御指摘になりますように、源泉所得分については少いが、申告分については非常に増加率が多い。申告分は、御承知のように個人所得なりまた給与所得者にいたしましても、非常な高額所得者でございます。経済の成長といいますが、景気、不景気でよほどその所得には差のあることは、御承知の通りだと思います。今回の経済の成長の伸びに合して、ただいまのような算定をいたしておるのでございます。所得の増加を見積った結果でございます。
【次の発言】 御承知のように景気が悪いときにはどうしても滞納が多いわけでございますが、景気がよくなりますと滞納の率がだんだん下ってくるわけでございます。そこで三十三年の十……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 事情をつまびらかにいたしませんので、ちょっと事務当局に今調べさせております。しばらくお待ちを願います。
【次の発言】 ただいま事務当局の説明を聞きましても、十分事態が把握されておらないようでございます。私も、御指摘がありましたのでよく取調べた上でお答えをいたしたいと思います。
【次の発言】 目下督促いたしております。
【次の発言】 先ほどお尋ねになりました事柄の全部の資料はできておりませんが、ようやく今ララップ向け鉱山用設備等の輸出についての融資をいつ決定し、これがどうなっているかということだけわかりました。お尋ねのありました機械云々の問題は通産省の方でもただいま調べております……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/02/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 これは自分の資本で実はやっておるのでございまして、まだただいま御指摘になります融資という形のものはございません。
【次の発言】 これはドルにかえるといいますか、送金を申し込んできていることはございます。しかし、それは自分の資金をドルにかえるのでございます。
【次の発言】 さようなことはございません。
【次の発言】 お尋ねの趣旨がちょっとわかりかねるのですが、会社の所得の問題、税に関する問題としてのお尋ねかと思いますが、こういう事柄は税務署において十分調べます。

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ことし三十億とってあることは、ただいま御指摘の通りでございます。許されることかどうかとおっしゃると、これは許されることは間違いないのでございますが、楯さんは鉄道出身ですから、鉄道の問題については非常に詳しくいらっしゃるので、先ほど来中央線や関西線の話をなされました。しかしこの経過は先ほど運輸大臣からも御説明いたしますように、広軌による新線を建設する必要のあることは、各方面を調査した結果の結論でございます。しかし、ただいまは、先ほどのお話にもありましたように、国鉄の整備五カ年計画の進行中であります。まず第一は、五カ年計画の整備を進めていくということが第一でありまして、この五カ年計……

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お答えいたします。緊急な場合あるいは特に災害が起きたとか、こういう場合におきまして予備費を支出している例は御承知のようにございます。これは緊急事態に対しまして当然の処置としてさようなことも考うべきだと思いますが、三十四年度の予算は、三十三年度に比べまして相当大幅に増額したつもりでございます。地方の御要望の金額から見ると、なお不足だということであろうかと思いますが、工事の消化状況その他から見まして、一まず適当な予算をつけたのではないか、かように私は考えております。  そこで具体的な問題として西突堤のお話が出ております。ただいま一部をことしの予算で実施することになっております。ある……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 第一回の査定が非常に三十三年度より下回ったということでございますが、第一回の査定におきましても、三十三年度予算が六十五億の基金を持っていたことを考えていただきますと、第一回の査定においても十分考えていた、しかして最後にでき上りました予算におきましては、各方面の意向を十分伺いまして、十分農林漁業について私どもは重点的に予算を計上した、こういうことが言えるように考えております。
【次の発言】 ただいま申しましたように、第一次査定が非常に下回ったとおっしゃいますが、三十三年度予算は一千八億、その中には六十五億の基金のあることは御承知の通りでございますが、私どもが第一次査定で一応推定い……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 予算そのものの考え方は、小川委員のおっしゃる通り、政府のものでもないし、一官僚のものでないこともよくわかっております。ただ補助金制度というものについていろいろな議論があることは、ただいまのお話にも出ておると思います。言葉が適当であるかどうかは別といたしまして、やはり政府の予算を使います場合に、補助育成というか、育成強化というか、そういうような意味の金が出ていく、これはまあどういう名前を使うにいたしましても、そういう制度はどうもやむを得ないのじゃないかと思います。  しかしてこの補助金のあり方といいますか、その名前にとらわれないでそういう意味の予算の使い方が過去においてもいろいろ……

第31回国会 予算委員会 第18号(1959/03/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 政府は今回、昭和三十四年度予算補正(第1号)を国会に提出いたしましたが、ここに予算委員会の御審議をお願いするに当りまして、その概要を御説明いたします。  政府は、さきに昭和三十四年度一般会計予算を国会に提出いたしたのでありますが、その後、国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資の額が増額されることとなりましたので、別途法律案を提出いたしますとともに、これに関し必要な予算措置を講ずるため、今回予算補正(第1号)を提出することといたしました。  今回の予算補正による歳入歳出の追加は、それぞれ二百五十億余万円であり、これによって、昭和三十四年度一般会計予算の総額は歳入歳出とも一兆……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今回の仲裁裁定で決定を見ました金額は、六十一億一千万円というふうに私ども理解いたしております。これは昨日裁定があったばかりでございますので、今日予算資金上これがどういうようにまかなえるかということを、ただいま検討しておる最中であります。
【次の発言】 給与総額の問題といたしまして、流用のできることでございますれば、別に補正予算を出す必要はありません。
【次の発言】 政府の方針は、今までもあらゆる機会に説明をいたしておりますように、仲裁裁定がございますれば十分尊重するという考え方をいたしております。一時完全実施ということを申したこともあるかと思いますが、そういう意味を含めまして尊……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 大蔵委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 内閣改造がございましたが、また留任することになりまして、大へん御迷惑をおかけすると思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。  ただいま米価についての基本的な考え方はどうだというお尋ねでございますが、申すまでもなく、米価は、米価審議会において答申し、その答申に基いて政府が決定するということでございます。しかし、今日まで新聞その他に伝えられておりますものがいろいろございますから、それらについて大蔵当局はどういうように考えておるかというお尋ねだと思います。そこで、私も率直に申し上げますが、ただいま政府部内、農林省、大蔵省いろいろ折衝中でもありますし、また党ともいろいろ話し合ってお……

第32回国会 大蔵委員会 第5号(1959/09/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 いずれ最近視察からお帰りになりました佐藤さんから御批判をいただくことだろうと思いますが、政府におきましては、かねてから東南アジア諸地域、ことに経済の後進国、この経済開発に協力する、こういう基本的な考え方を持っております。いろいろ貿易を伸張さすということも、自国の経済に寄与し、自国民の生活を向上さすということが一つの最終的な目的のようにも考えられますが、ただいまは、各国共存共栄というか、そういう方向でない限り、世界経済を拡大するわけにいかない、こういう意味から、先進国と自負し、またそれだけの力を持ちます日本といたしましては、東南アジアの後進諸地域に対しましては、これらの国々の経済……

第32回国会 予算委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 いろいろ末梢的な言説をとらえて食い違っているというようなお話がございますが、先ほど来総理に対しあるいは企画庁長官に対しお尋ねになりましたように、私どもの経済発展の理想それこそは、安定な基礎に立ちまして、できるだけ高度の経済発展をさす、これが私どもの経済のねらいでございます。安定であるという点から申しまして、これはインフレになったり、あるいは国際収支がアンバランスになったり、そういうことはもちろん避けていかなければならぬ。しかし、安定健全な基礎に立っての経済の成長率は、できるだけ高度のものであってほしいのであります。そういう意味で、国民生活の安定、向上もはかるし、雇用の増大もはか……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 綱島委員の御意見、私どももしごく同感の点が多いのでございます。ことに予算査定にあたって、有機的あるいは統一的に今の機構そのものから見ましてなかなかできない点もございますが、予算査定にあたりまして、それぞれの事業で単価を二、三にするということはいたさないつもりでございます。あるいはまた復旧改良工事等についても、これを災害復旧と同様の率にして施行しろと言われること、これも私どもにわからないことはございません。しかし、私どもが現実の問題として取り扱いました場合に、先ほどもお話にありましたように、結局最後のところは財政的な限度が一つあるわけであります。そういう意味で、私どもの査定が非常……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 災害地対策特別委員会におきまして、すでに提案されました法律案を審議されるにあたりまして、被害激甚地の指定、その基本的方針がないために審議に非常に支障を来たしておる、かように実は伺って、私どもも非常に心配いたしております。すでに予算委員会やこの災害地対策特別委員会等におきまして、今まで私どもの考え方の一部を披露いたしましたように、被害激甚地、この指定こそは、今回の災害対策上最も重要な点であると思います。従いまして、国会におられます皆様方も多大の注意をもってこの成り行きを注視しておられると思いますし、ことに、災害地の自治体、あるいはまた住民一般の方々、この扱い方いかんということにた……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第9号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 激甚地地域指定の基準について、御説明をいたしたいと思います。  激甚地地域指定の問題は、今回の災害対策の特例法適用の基幹をなす問題でございますので、私どもも、関係各省あるいはまた与党方面ともいろいろ協議もし、また、実情につきましても、十分調査を遂げて参った次第であります。そのために、大へん御審議に支障を来たしましたことを、私自身遺憾に存じております。それにもかかわりませず、皆様方から十分御協力を賜わりまして、調査、協議に遺憾なきを期するだけの時間をお与えいただきましたことを、厚くお礼を申し上げます。つきましては、内容について御説明いたします。  公共土木施設及び農林水産施設の災……

第33回国会 大蔵委員会 第6号(1959/12/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 これはぜひ私の方からもお話しをして、御理解を得たいと思っておる点でございます。夏、準備預金制度が発足した。これは、もうすでに在来の行き方だけでなしに、金融側においても十分注意してもらいたいということを多分に含んだものでございます。それで、ある程度の効果が上がるかと実は思っていたけれども、経済が膨張拡大する場合には、なかなかこの種の事柄だけで十分の効果を上げるものでもございません。その後経済の動向を十分見きわめておりますと、一部の物価が飛び上がるということもございますが、物価自身がジリ高である。毎回私ども皆さんからお尋ねを受ければ、こういう景気上昇の際は物価が強含みであることは当……

第33回国会 大蔵委員会 第9号(1959/12/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 基本的な考え方としては同一の考えをいたしております。ただ、円為替の自由化という問題になりますれば、当然所要の準備が要りますし、また順を追うていくというか、段階的にこれを実施に移すということでなければならぬ。そういうことでございますので、それぞれ過去においてもその処置を一、二とって参りましたが、今後も十分考えていくつもりであります。
【次の発言】 先ほど来佐藤さんの御質問を私も拝聴いたしましたし、また日銀総裁のお答えも拝聴いたしました。何ら私どもつけ加えることもなければ訂正することもない、かように私存じております。
【次の発言】 先ほどの佐藤さんのお尋ねの中に御意見の入っておる部……

第33回国会 予算委員会 第1号(1959/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 政府は、今回昭和三十四年度一般会計予算補正(第2号)及び特別会計予算補正、政府関係機関予算補正(第1号)を国会に提出いたしました。ここに予算委員会の御審議をお願いするにあたりましてその概要を御説明いたします。  本年における災害は先般の伊勢湾台風に至りまして二十八年災に次ぐ大規模のものとなりました。政府といたしましては、すでに既計上の予備費の使用五十五億円、地方交付税交付金の交付時期の繰り上げ、応急のつなぎ融資等、各般の行政措置を講じて参ったのでありますが、今回、災害の実情に顧みまして、各般の特例法案を用意するとともに、予算補正を行ないまして災害対策に遺憾なきを期することとした……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 御承知のようにもうレーダーの基地が今日できておりますのは、東京、大阪、福岡、種子島及び奄美大島、これは名瀬であります。今回補正予算で室戸岬を追加いたしたわけであります。御希望のような点が全部整備ができますれば大へんしあわせと思いますが、財政ともにらみ合わせまして十分検討してみたいと思います。
【次の発言】 今回の被害は、御承知のように全国にわたりまして各地に非常な被害を与えております。そこで全県がいろいろな激甚な被害を受けておる、こういう場所もございますし、あるいは県によりましては、その県内の一部が非常に激甚な被害を受けておる、こういうような県がございます。いずれにいたしまして……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 事務当局から説明させます。
【次の発言】 昨日もお話いたしましたように、調査その他が相当おくれております。先ほどお尋ねがありましたように、締め切りのできていない部分もある。ことに今回は海岸の部分でございますと、アプローチが非常に悪い、そういう関係でまだ全体の正確な数字をつかむことは実は困難な次第であります。しかしながらそれをつかんだ後に予算を出すということでは民心の安定上も遺憾だ、かように考えますので、私どもは災害の総額の報告を受けたものから大体八割見当の部分が特例法の適用を受けるだろう、こういう一応の想定のもとに今回の予算を実は作っておるわけであります。  そこで問題になりま……

第33回国会 予算委員会 第4号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 事務当局から説明させます。

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 来年度予算編成につきましてただいまいろいろ研究中でございます。そこで最近のお話など聞きまして、与党におきましても基本方針についていろいろ検討しておられる。また政府はもちろん、もうすでに各省からも要求数字をとりまとめておりますので、これの編成についていかに処理するか、十分検討しておる最中でございます。しこうしてただいま御指摘になりました国土保全、あるいは治山治水、災害対策、こういうような費目についての予算計上の気持、考え方でございますが、これは過日来この予算委員会にも、私どもの考え方を率直に御披露いたしておりますが、来年度予算編成のこれは大柱の一つである。これは私どもも、十分考え……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 大へん激甚地指定の基準を決定することにつきまして時間をとりまして、当委員会の御審議にも支障を来たしましたことをまことに遺憾に思います。幸いにいたしまして、皆様方の御協力を得て、時間を与えていただきましたことを厚くお礼申し上げます。  なお、いずれお手元に基準については配付いたさなければならないと思いますが、ただいまようやく与党の自民党の総務会で決定いたしたばかりでありまして、資料配付がおくれておりますが、その点はあとに譲らしていただきまして、一応この際経過並びに考え方を御説明いたしますから、お聞き取りいただきたいと思います。  公共土木施設及び農林水産施設の災害特例法は、すでに……

第33回国会 予算委員会 第8号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 事務当局から説明いたさせます。
【次の発言】 国際経済が非常に拡大傾向にある、そうしてその拡大傾向にある中で、一つはアメリカ経済の変調、もう一つは一面貿易の自由化が行なわれ、同時にブロック化の危険があるのではないか、この点は、世界経済が発展はしながらも、こういうものを内部に包蔵しておるのではないかというこの御意見につきましては、私も同様の点を指摘するものでございます。今回のIMFや世銀の総会等におきまして、私自身も自由化の方向はけっこうだが、同時にブロック化のおそれはないかということを実は発言し、指摘したものであります。またアメリカ自身の経済が変調だと申しますか、最近の国際収支……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 お手元に配付いたしました十一月四日現在の数字、これはただいま田中委員お引きになっておるので、私が中身を御説明するまでもないことだと思いますが、この「注」に書いてありますように、直轄事業と伊勢湾だけは除かれております。そこで被害報告額は千百四十三億、これに対して査定見込事業費は八百八億、かようになっております。今回の予算の全体につきまして、いつも申し上げておることでございますが、今回の災害は全国にわたり、しかも今日なお長期湛水をしておるところがある。かような関係で、全部を精査するわけになかなか参りません。その意味である程度の見込みがいずれの部分にも入っておると思います。そういう意……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 運輸委員会 第9号(1960/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 正木委員は、私が存じ上げておる当時から非常に交通には造詣の深い方であられます。私が存じ上げたのは小運送の関係に携わっておられる時分でございます。従いまして交通につきましても御理解が非常に深く、ただいまの鉄道の状況等についても、私どもがつかんでおるところとおそらく認識は同一であろうと思います。私自身も、御承知のように二十四年間鉄道育ちでありますから、そういう意味で、お話になる点もわかるわけであります。  ところでその公共企業体に切りかえたときに、私も関係者の一人でありますが、当時の考え方から申しますと、日本の政治のあり方から申しまして、今のお話のうちにもありますが、こういう公共機……

第34回国会 決算委員会 第21号(1960/05/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 監督者の立場にあります私といたしまして、吉村君の事件が起こりましたことは、まことに遺憾に存じます。当時は、本人につきまして実情等を十分取り調べまして、戒告処分をいたしました。また管理職をはずしまして、在来の仕事から官房勤務のところに転勤さしております。この点ぼ戒告処分に該当し、また在来の仕事をしていくのに不適当だ、かように考えた次第であります。その後、在来の経歴等から見まして、ただいま法制局の方へ勤務いたしておるわけであります。ただいまお話しになりましたような、栄転というような事実はございません。また、事実に対しまして、十分私どももそれ相応の処分をした、かように考えております。……

第34回国会 大蔵委員会 第1号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 大蔵委員会が開かれたにもかかわりませず、私出席ができませんで、大へん失礼をいたしております。本日も、もう少し時間をとりまして、十分御説明申し上げるのが当然だと思いますが、ただいま予算委員会も開かれておりますので、後刻またその方へ参りますので、この点あらかじめ御了承おき願いたいと思います。  経済の見通しについてまずお話をいたしてみたいと思います。  さきに、財政演説で、わが国経済をめぐる国際情勢について、また国内経済情勢についてもお話をいたしました。ことしのわが国経済は明るい見通しのもとにあるということを私は感じておるものでございます。昨年の十月のころは、物価等にもやや動きがあ……

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 為替・貿易の自由化、これは、御指摘の通り、一昨年欧州の通貨の交換性を付与する、同時にコモン・マーケットが出発する、こういうようなことを契機にいたしまして、自由化の方向に各国とも大きく踏み出しております。その見方は今御議論がございましたが、その意見は、実は私はそういう見方はしない。いわゆる独占資本の市場拡大だ、こういうようには実は思いません。この自由化のねらいは、申すまでもなく、各国の経済を発展向上させていく、そこに各国民族といいますか、国民の生活の向上をもたらす、経済の発展なくして生活の向上なしということ、こういう意味で最も拘束のない状況のもとにおいて経済を自由化闊達な方向に持……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま議題となりました国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案及び治水特別会計法案につきまして、その提案の理由と概要を御説明申し上げます。  まず、国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。  政府におきましては、治山治水事業の促進をはかるため、治山治水にかかる各十カ年計画を樹立いたしまして、事業の緊急かつ計画的な実施に努めることとし、別途今国会に治山治水緊急措置法案を提案して御審議をお願いいたしております。このうち、治山事業について、その経理を一般会計と区分し、もって事業の収支並びにその成果を明らかにすることが適当であると認められますので、ここに……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 先ほど来質疑を伺っておりましたが、私も法律家でないものですから、どうもお話の点がぴんとこないものもあるのです。法制局からは専門のお答えをしたように思いますが、そこで、実際の問題として、今大蔵省が出しております政令、これが一体どういう役割を果たしているのか。この政令の第五条についてのいろいろの御意見でございましたが、第一条で申しておりますように、この達の使命とするところのものは「この規程は、輸入映画の関税定率法第二一条第一項第三号該当の有無に関する判断を適正ならしめることを目的とする。」この目的のもとに実は設けたものであります。従いまして、成規の手続をとって輸入の許可の申請をした……

第34回国会 大蔵委員会 第19号(1960/04/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 学校法人に対する寄付金についてどう考えるかということですが、学校経営といいますか、学校法人の経営のむずかしいことはよく私どもも承知しておりますし、また、その使命の重要性等にかんがみまして、具体的な寄付行為がありました場合に、具体的な問題をいかに取り扱うかということで、ただいま審議をいたしております。そういう意味では学校法人に対する寄付金などは、先例等から見まして、多くの場合に特例を認めて免除するという処置をとって参っております。しかし、これを制度化いたしまして、学校法人に対する寄付だからというだけで全部免税する措置をとるという、そこまでいくことは少し行き過ぎじゃないか。税の問題……

第34回国会 大蔵委員会 第20号(1960/04/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 第二世銀の構想というものはしばしば論議されて参りましたが、基本的な考え方といたしましては、いわゆる低開発国に対して、第一世銀のような融資条件だけでは十分効果を発揮しないのではないか。そのいわゆる低開発国の特殊性というものを考慮した金融が必要だろうというのが、第二世銀の構想の起こりでございます。そういう意味から見まして、融資条件等について、在来のものと違っておる、やや緩和された方法でございます。特に取り上げて申し上げることはそういう点じゃないか。さらにまた、国際間におきましても、いわゆる工業国――第一部の国と言っておりますが、それと第二部の国、こういうようにいわゆる低開発というも……

第34回国会 大蔵委員会 第21号(1960/04/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 世銀に参加しなかったらどうなるかという検討は今まであまりいたしておりません。しかし、ただいままでのところ第一世銀の理事でもございますし、また、第一世銀の運用から見まして、第一世銀でまかなえない点を補おうという第二世銀でありますので、日本としては、これは第一世銀に参加している建前から、自然的といいますか、当然その方に推移するという考え方で私ども考えておるわけでございまして、今のお尋ねの点については積極的に考究いたしたことはございません。
【次の発言】 どうしても参加しなければならないようになっておるのかどうか。これは絶対のものだとは私は考えません。しかしながら、前会の質疑応答でも……

第34回国会 大蔵委員会 第23号(1960/05/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま御指摘になりますように、農林漁業金融公庫、ここあたりの問題といたしましては、資金量の問題と金利の問題と二つあることは御指摘の通りであります。ことに農林漁業の実態等から見まして、その低利であることが望ましいこと、これはもう申すまでもないことです。そこで、今日までも、採算を割るというわけには参りませんが、採算のとれるといいますか、別に収益を上げるわけでもないですが、その資金に必要な費用の限度でとにかく金利を下げていく特別融資方策というものを考えて参っております。その点から見ますと、ただいま御指摘のようにだんだん窮屈になり、利子の引き下げとかあるいはさらに新しいものを考えてい……

第34回国会 大蔵委員会 第24号(1960/05/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 過日来安保の委員会でもお尋ねがございまして、要点だけはお答えしたつもりでございます。ところで、ただいま御意見にもありましたように、日本の産業とすれば長期にわたって資金が不足している。こういう意味では、国内資金の運用調達にも十分留意するだろうが、そういう意味ではやはり外資の導入ということも積極的じゃない。そういう場合における国内産業の保護あるいは今後国際収支の変更等に対してはどう処理するか、こういうお話でございます。あるいは大蔵、通産、農林各省で幾分か考え方が違うじゃないか、あるいは根本的な違いがあるとは私は思いませんが、ニュアンスと発表の仕方等がだいぶ違っておりますから、そうい……

第34回国会 地方行政委員会 第20号(1960/04/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 折衝の過程のいろいろな問題は省略させていただきますが、お話しのように、減税をいたします場合に、中央でしたとか地方でしたとかいう場合があると思いますが、実は中央の減税の場合は多く自然増収を目当てに減税財源にいたすわけでございます。地方におきましても、そういう点は同様に考えていただけないか。御承知のように、地方だけで単独に減税を計画される場合も今後は出て参るだろうと思いますが、今までの経過から見ますと、多くは中央の減税が地方の減税をしいているといいますが、大体それに追随してなされる、こういうことがあるわけであります。政府といたしましては、減税財源をどこに求めるかという場合に、冒頭に……

第34回国会 内閣委員会 第16号(1960/03/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま副総理から給与担当大臣としてのお答えがございましたから、私申し上げるまでもないことだと思うのですが、人事院はいわゆる給与について勧告権を持っております。しかし人事院自身は予算編成権を持っておらないし、また実施の衝に当たる機構でない、これはもう御承知の通りであります。ところで政府は予算を作成し、国会で定めてある俸給表に従って給与をきめて参るわけであります。その意味では政府自身は原案作成ということはございますが、最終的には国会御自身できめるべきである、ここは非常にはっきりしておる、かように私は考えております。
【次の発言】 暫定給与、いわゆる地域給、この整理、これは御指摘の……

第34回国会 内閣委員会 第17号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 旧地主にはいろいろあると思います。大きな地主もありますし、あるいはいわゆる非居住者と申しますか、その土地にいない、あるいは外地に抑留されていて、帰ってきてみたらわずかな土地がなくなったとか、あるいは他の都会で勤務をしておったばかりに、老後自分の耕地にしたいもの、そういうものが取り上げられたとか、こういうようないろいろな事情があると思います。しかし補償の問題についてはすでに御承知のように、裁判の判決もございますし、政府自身は法律に基づいて適正な補償をいたしたということでございますから、補償問題についての要求のあること自身は、そういう事実は私どもも承知しておりますが、今さらあらため……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第34号(1960/05/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 政府は、かねてから優良な外資、これは歓迎、いたしております。優良な外資ということはどういうことか、これは申すまでもなく、わが国経済に役立つ外資、こういうことであります。その範囲では、これは多々ますます弁ずるということが言えると思います。これは当方の希望であります。相手方にもいわゆる相手方のいろいろの考え方があるでございましょう。その点で、まだ為替が完全に自由化されておりませんので、当分、私どもが今考えておりますように、優良なる外資の磁極的歓迎といいますか、導入、こういう点で努力して参るという考え方でございます。
【次の発言】 ただいま証券引受協会の諸君が参っておりますが、具体的……

第34回国会 予算委員会 第1号(1960/02/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昭和三十五年度予篇編成の基本方針及びその骨子につきましては、先日本会議において御説明いたしたところでありますが、予算委員会において本日から御審議をお願いするにあたりまして、あらためてその概要を御説明申し上げたいと存じます。  まず、財政規模について申し上げます。  昭和三十五年度一般会計予算の総額は、歳入歳出とも一兆五千六百九十六億円でありまして、昭和三十四年度当初予算に比べ千五百四億円、補正(第2号)後の改定予算に比べ七百十五億円の増加となっております。また、財政投融資につきましては、総額五千九百四十一億円で、前年度の当初計画に比べ七百四十三億円、改訂計画に比べ三百十五億円の……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいまお尋ねの貿易の自由化、同時にこれと関連しまして為替の自由化、これは大へんな大きな問題でございます。一昨年欧州共同市場が発足いたしまして、まず為替の面において交換性を回復した、こういう事態が起こりました。昨年一年間は、この欧州共同体の経済発展、ことに通貨の交換性を回復する、こういう点についていろいろ準備を続けて参ったわけであります。大体昨年一年の経過によりまして、国内経済においてもまた国際的にも、為替貿易の自由化の方向に強く発展していくという、いわゆる国際的潮流がはっきりして参りました。わが国におきましても、これにおくれをとらないように諸準備を進める。そこで、この一月の初……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 三十五年度の予算はただいま御指摘のように、三十五年度に生ずる通常歳入をもってまかなう、また財政投融資も三十五年度の財源で財政投融資計画を立てる、こういうことで、三十五年度自身はあまり繰り越しあるいは剰余金等を使わない、そういう予算でございます。そのことは半面から見ますと非常に財源が枯渇するのではないかということですが、一面これは同時に、年度の歳入また財源で財政投融資並びに予算を作ったということでありますので、この意味では比較的中立的な予算だということが言い得る、健全的なものだということが言い得る、かように実は思います。  ところで問題は、三十六年度は一体どうなるのか。その三十六……

第34回国会 予算委員会 第4号(1960/02/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 二十八年とか三十一年とか申しましたのは、船の呼び方が二十八年の警備艦とか、三十一年の警備艦ということで、すでにでき上がっている警備艦のことでございます。ただでき上がった警備艦の主砲をかえるとかあるいはレーダー装置をかえるとかいう問題だけなんです。二十八年、三十一年というのは警備艦の呼称のために、二十八年度警備艦、三十一年度警備艦、かような表現をしているのです。
【次の発言】 この二十八年並びに三十一年に作りました船、この警備艦の主砲をかえるための予算を三十四年に債務負担行為並びに歳出予算の一部として計上した。これは項目のいわゆる器材費でございますから、そのまま他の項目に使うわけ……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいま災害や食管会計の予算は差し引けということですが、これを差し引いて三十四年度に比して一体幾ら伸びているか。これは八・三%になっております。三十四年度は三十三年度に対して食管と災害を差し引いて対比いたしますと、五・八%の伸びであります。補正に対しては四%の伸びであります。従いまして今年八・三%伸びておるということは、非常に力が入っておるという数字が出ております。大体災害や食管会計への補給を差し引くということ自身についても、私は必ずしも賛成いたしません。過去の例から見ましても、この災害復旧によって土地が原状に回復するばかりではございません。それによりまして同時に耕地が大へん整……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 防衛庁の関係は、本日印刷ができ上がって、大蔵省が受け取る予定でございます。大体今明日のうちに各省のものが出て参る予定であります。まだ受け取ってはおりません。きょうじゅうに来るだろうと思います。
【次の発言】 ただいま問題になっておりますのは、目のうちさらに細分いたしました節、この節までごらんになるというのはいかがかと実は思います。今そこまでの改正は必要ないのじゃないかと私は考えておりますが、先ほど来防衛庁長官が申しますように、目のうちさらにそれを細分いたしました節、これが三十四年度予算に計上されたもの、さらにまた三十五年度に計上したもの、これを合わせて、前の主砲、いわゆるスロー……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 アメリカ経済の動きにつきまして、いろいろ心配される向きが全然ないわけではございません。だからこそ、ことしなど思い切って黒字の予算を作った、こういうことが非常にはっきり警戒している証拠だと思います。また最近のアメリカの金利が大体上がる方向に向かっております。おそらくことしの世銀の借款も相当高いところにいくのではないか、相当引き上げられるのではないかというような見通しでありまして、こういうような点は、同時に今の景気を持続していくというアメリカ自身の努力にほかならない、かように私どもは考えております。  ただいま菅野長官から申しますように、インフレにならないならば景気は続いていくであ……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 昨年の暮れまでに開銀から融資いたしましたのは、三十四年十二月末で千六百億、民間融資は千三百億、民間の千三百億のうち、計画造船にかかりますものが五百八十億であります。
【次の発言】 お答えいたしますが、別に、法律補助でなければならない、かようには実は考えておりません。いわゆる予算補助で適当だ、かように考えておりますので、私どもは立法を必要としない。もちろん予算が計上いたしてございますので、十分御審議をいただくということでございます。これは別に差しつかえないではないかと考えます。
【次の発言】 この問題だけではございませんが、海運利子補給の問題、先ほど来運輸大臣のお答えいたしており……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/02/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 伊勢湾台風また十五号台風、これは御承知のように非常に年も迫りまして災害が起きた。当時も第二次補正を急いで作りましたが、十分の資料があるいは整わないかもわからない。そういう関係もありますので、債務負担行為などで工事の進捗をはかるようにいたしたわけでございます。ところで第二次補正を組んだ後におきまして、いろいろ資料が整ってきた。この資料が整いましたものを、これは当時十分歳入等の見通しがつけばあるいは引き続いて出すことも必要であったかと思いますが、時期的にも少しおくれておりますし、また歳入等についても十分確信が持てない、こういう意味で少し時期をずらしたわけであります。今回第三次補正を……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/02/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 御承知のように、人事院の勧告は昨年の七月十六日に出ております。ところで、夏季手当を〇・一ふやせという勧告でございますが、当時すでに夏季手当は六月十五日に支給済みでございます。人事院勧告はその夏季手当を支給した後に出されたものでありまして、可及的すみやかにこれを実施せよというのが勧告の要旨でございます。政府におきましては、今年所要の予算を計上いたしまして、三十五年度以降において中だるみ是正並びに今年の夏季手当について〇・一増額する予算措置を講じておる次第であります。大体これは従前の例によっておるわけであります。
【次の発言】 先ほど来、農林大臣から詳しく説明されましたが、新しく事……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 治山治水の十カ年計画でございますが、これは今の規模といたしましては、治水において九千二百億、その前期五カ年で四千億、また治山は千三百億、海岸が千五百億、それで治山の方は、前期五カ年で五百五十億ということになっております。これはいずれ閣議決定をして正式にその十カ年計画を承認するということになると思いますが、まだその段階にまでなっておりません。しかし準備はついております。  また、ただいまお尋ねになりましたように、治山治水の緊急措置法というものは本日閣議決定をいたしておりますから、近く国会に提案するという運びになると思います。その概要等については、主管大臣の方から御説明があることだ……

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/02/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 三十五年度予算に三十五年度の裁判所の書記官の給与の増額予算が組んでございます。この給与の増額をいたしますことは、各省と同じような勤務状況のもとにおいて給与を支給する、こういうことでございます。その結果が、特別に超勤手当でなしに、こういう給与をもらうことによってどういうことになりますか、それは裁判所できめることでございます。各省とも同じような立場において給与の改訂をする、こういう考え方でございます。
【次の発言】 いわゆる公務員の給与というものは、一定の基準といいますか、同じような条件下において支給されるものであります。そういう意味におきまして、裁判所の書記官の給与は、在来は特別……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/02/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいまお読みになった通り、「必要に応じ」と書いてありますので、それで差しつかえないわけであります。
【次の発言】 御承知のように、今回ロッキードの生産のための国庫債務負担行為を計上いたしております七百十六億、この金額は三十六年度以降四カ年の間にこの生産をはかるのでございます。ただいま具体的にもまだその生産計画は樹立する段階になっていないと思います。ただいま申し上げますように、二百機というものの生産計画でございますので、ただいまこれを年度割りにすることはまだ準備ができておらないという状況でございます。その意味におきまして、総括して、これを国庫債務負担行為として計上いたしたわけで……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/02/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今の地方財政で十分だと考えるか不十分だと考えるかということでは、直接のお答えにはならないかわかりませんが、最近の地方財政そのものは、国、地方を通じての財政の健全化、これは順次その効果を示して参りまして、全体といたしましては行政水準等を高めるについて、ただいまよほど改善されてきたと思います。ことに三十四年、三十五年の歳入状況などは、私ども考えますのに、国からの交付税もふえますが、地方税の増収は相当期待できるのではないか、こういう点が在来の努力と相待ちまして、今後とも地方財政は健全化の方向をたどり、なおまた行政水準等の向上も期待できるのじゃないか、かように考えております。

第34回国会 予算委員会 第16号(1960/02/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 貿易・為替の自由化は先ほど来お話がございましたように、たとえば物価を安くするとかあるいは経済を拡大するに役立つ原材料等も自由に入ってくるとか非常な利点もございます。同時にまたこれが在来の保護産業に与える影響あるいはおくれておる産業、企業等に及ぼす影響等が非常に大きいということも十分考えなければならない。すでに貿易・為替の自由化というこの大方針は決定いたしておりますので、この実施にあたりまして国内産業に対して悪影響を及ぼさないように努めたい。その意味において、予算編成に当たりましても、基本的問題としてこれを取り上げたわけでございます。ものの考え方といたしまして、自由化が推進されま……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 三大臣の金額が違っておるということでありますが、大蔵大臣の答弁いたしたものはそのつど変わっていないつもりでございます。最後に間違いのない数字をはっきり申し上げます。三十五年度予算に計上いたしました防衛庁関係国庫債務負担行為の総額九百十八億六千四百八十五万八千円、このうちでただいまお話しになりましたF1O4戦闘機関係の分は六百九十八億五百八十二万二千円、今まで毎回申し上げました六百九十八億というのは、億以下を省略して表現いたしました。さらに関連器材の整備のために十七億四千七百八十八万四千円、合計いたしまして、戦闘機関係は七百十五億五千三百七十万六千円、こういうことでございます。 ……

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 予算編成に相当の期間経過いたしまして、その間いろいろの憶測が行なわれておりますが、編成のその中間においては、大へんけっこうだとは申し上げません。しかし編成いたしました予算そのものにつきましては、おおむね満足すべき予算のように私は考えております。十分確信を持って予算を編成した、かように考えております。  ところで、ただいま建設的な意見として御提案になりました、重要な項目については大よその大ワクをきめて、そして政府、与党間で、または政府部内においても十分話し合って進められたらどうか、確かにただいま御指摘のような点が必要でございます。ただいまは政府に編成権ありと申しましても、当然与党……


佐藤栄作[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院28期)

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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 大蔵委員会外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1958/06/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 ただいまいろいろお尋ねがございました。私も、農業の置かれている地位――今、後進性という表現をされましたが、少くとも近代的でない、非常におくれておる点については、同じ見方をいたしております。しかも、それが、なかなか自力でみずからの道を開拓することが困難な状況に置かれておることも、よくわかっております。私は今回初めて大蔵省を担当いたしますが、党にある場合には、特に御指摘になりましたような点に留意いたしたつもりであります。三十三年度予算が、初めて農林予算において一千八億――一千億台以上の予算を計上することができた。これらの点はただいま御指摘になったような後進性に対しての対策の表われに……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 大蔵委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1959/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 きょうは午前中参議院の予算委員会に出席いたしまして、せっかく合同審査をお開きになりましたのに、私出席しませんで、大へん失礼をいたしました。また、こうして出席はいたしましたものの、引き続いて参議院の予算委員会がございますので、きわめて短時間しかこの会議に出席ができない。これを一応冒頭に御了承賜わりたいと思いまして、御披露いたします。  ただいまいろいろ御意見を交えてのお話がございました。私どもも、道路を整備することの国家的要請と申しますか、国民全部が心から希望しておられることは、この点についてはもう異存はないのであります。問題は、道路を建設する場合に、その費用をどういうところから……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 今回塩業整備法案を出して御審議をいただくに際しまして、冒頭にお話しになりますように、いろいろの問題を含んでおる。なかなか簡単な問題ではございません。この塩専売ができました沿革をごらんになりましてもおわかりになりますように、一番最初は、財政収入というか、歳入財源としての専売をやってきた。しかし、その後になりまして、高橋大蔵大臣時分には、いわゆる歳入源としての専売ではなく、国民生活に重大な影響のある塩を確保するという意味の、いわゆる公益専売制というものをとってきたのであります。従いまして、最初、戦争当時こしらえたというか、昔スタートしたときとは今の性格は非常に違ってきておるのです。……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1959/02/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 石村君のあげられた数字は、残高としては御指摘の通りの数字でございます。また数字が間違っておると申したような点がもしあったら、その点はすでに訂正をしたわけであります。問題は、融資総ワクが一体幾らになっておるかということではないか、同時にまた、回転といいますか、その度数というものも一つの問題である、こういうように実は思うのであります。年度末の融資残高というものよりも、総ワクとその動きの状況という方がもっと大事なんじゃないか、こういうので、大蔵省なり政府なりのいつも見ております数字は、いわゆる総ワクを基準にして説明しているという状況なものですから、その残高だけをとらえて、昨年の増加率……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐藤国務大臣 印刷局の機械は相当老朽化しており、また、最近の日銀券の発行が非常に枚数がふえております。そういう関係で、この要求にこたえるために、機械の整備をしよう、こういうことでございます。
【次の発言】 印刷局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 ただいまのお尋ねは、今後の印刷機械の交替によって超勤をどうするかという、具体的な計画があるかというお尋ねでございましたが、印刷局長の答弁は不十分でございますが、おそらくまだそこまでの計画ができていないのだ、かように思います。  ところで、超過勤務という問題は、いろいろ問題がございます。だから超過勤務が定例勤務にならない、いわゆる勤務時間を縮小……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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