このページでは渡海元三郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○渡海元三郎君 ただいま議題となりました奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案外二件について、地方行政委員会における審議の経過及び結果の概要を御報告申し上げます。 まず、奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、奄美群島復興事業の進展を促進し、現在その隘路となっている障害を除去するため、本法の一部を改正することによって、特定の港湾については、国がみずから港湾工事を行うことができることとし、また、同群島内における金融が円滑に行われるよう、資金融通の特別措置を講ずることを目的とするものであります。 本案は、一月二十八日本委員会に付託せられ、翌二十九日黒……
○渡海元三郎君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました三法律案に対し、地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法の一部を改正する法律案については賛成、地方税法等の一部を改正する法律案については、わが党提出の修正案及び修正部分を除く原案に賛成の討論を行わんとするものであります。(拍手) まず、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法の一部を改正する法律案について申し述べます。 昭和三十年、地方財政の未曽有の赤字に対処するため、地方財政再建促進特別措置法が制定されて以来、累年にわたる交付税率の引き上げ、あるいは昭和三十一年より三カ年に及ぶ補助金のいわゆる臨時特例等、地……
○渡海元三郎君 ただいま議題となりました消防組織法の一部を改正する法律案及び消防法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会における審議の経過及び結果の概要を御報告申し上げます。 両法案は、ともに、消防制度改正に関する消防審議会の答申並びに従来消防制度及び消防行政に関して問題となっていた事項について政府が検討を加えてきた結果に基き、消防制度と消防事務の改善強化をはからんとするものであります。 まず、消防組織法の一部を改正する法律案の内容について申し上げます。 本案は、現存の消防講習所を改めて消防大学校とし、新たに消防審議会を設ける等、国家消防本部の組織及び機能の整備をはかるとともに、……
○渡海元三郎君 ただいま議題となりました行政書士法の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、行政書士法のその後の運用状況にかんがみ、従来任意設立とされておりました行政書士会及びその連合会を義務設立とし、その自主的指導力を強化整備するとともに、業として行政書士の業務を行なう者は、必ずこれに加入すべきものとして、その業務執行の適正化をはかろうとするものでありまして、さきに、第二十八回国会においても同趣旨の法案が提出され、衆議院を通過したのでありますが、参議院において審議未了となったものであります。 本案は、三月十八日当委員会に……
○渡海委員 第二十八国会におきまして、近時における交通事故の激増に伴う措置が盛んに論議されたのでありまして、当地方行政委員会におきましても、一応決議を作りまして、おおむね十二項目にわたります要望を政府に提出いたしたのでありますが、これらの要望事項についてその後政府においてとられました処置の概要にっき、一応御説明を承わりたいと存じます。
【次の発言】 大体ただいまの御説明で、実施の現段階における状況を御説明願ったのでありますが、実際世論も相当上って、各関係当局におかれましても、強力にこれが推進をはかっておられるようでございますが、その後の事故の状態からながめまして、それらの施策によりまして、幾分……
○渡海委員 警察官職務執行法の一部改正は、今や全国民の注視の的になっております。それは、この法律が国民の生活に関係が深く、国民の権利義務に重大なる影響を及ぼす点があまりにも多いからであります。私も、ただいま矢尾委員の質問、身の体験をもっての烈々たる本法案に対する質疑を心から傾聴いたしたものであります。私たちも、今矢尾委員が述べられたような警察には断じてしてはならない、かく考えるものでございますが、国民も、あまりにもきびしかったあの昔のわが国の警察制度に対して、まだいろいろの不安を持っておることは、これは見のがすことのできない事実と存ずるのでございます。私は、この国民の関心にこたえ、本委員会の審……
○渡海委員 今年度の七月、八月及び九月の風水害による被害は相当甚大でありまして、公共施設にかかる被害だけを見ても、約七百五十億に上るといわれておるのでありますが、この被害が特に局地的に集約しておりました関係上、相当地方財政に対しましても大きな影響を及ぼしておると思うのでございますが、これが地方財政に及ぼした影響の概況、並びに今回提案されましたこの特例もこれらを救済するための特例でございまして、まことに時宜を得たものと存ずるのでございます。これ以外にも種々の手をもってこの財政運営を助けることと思うのでございますが、これらの概要について一通り御説明を承わりたい。
○渡海委員長代理 中井君。
【次の発言】 次に地方自治に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。小沢貞孝君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時五十六分散会
○渡海委員 時間もだいぶ経過しておりますのですが、ただ一言だけお願いしたいのでございます。 一昨日、九州方面におきまして、旅行中のソ連大使に対して、車中酔漢が暴行を加えたという事件が起りました。まことに遺憾のきわみでございますが、このような事件が国際関係に及ぼす影響、ひいては外国にも新聞紙上におきましてもおそらく喧伝されておると思いますが、このようなことから国際慣行にまで大きな影響を及ぼすのじゃなかろうかと存ずるのでございまして、このような事件の経過の概貌並びにその後とられました警察としての処置、そのようなことにつきまして詳細にお聞きしたいのでございますが、本日は相当に時間も経過しております……
○渡海委員 このたび公営企業金融公庫に対しまして、出資金が五億ふえたのでございますが、この五億の出資金の増加によりまして、公営企業金融公庫の運営状況がどの程度改善されますや、この出資金増加に対する運営の方針等について御説明賜わりたいと思います。
【次の発言】 大体了承できたのでございますが、なお、従来から問題になっております市町村が従来持っております高利の公募債に対する借りかえというような問題が残っておりますが、明年度の運営によりまして、これを低利の公営企業債と切りかえしていただくということが実行に移されるかどうか、この点一つ……。
【次の発言】 なお町村の長期資金の利用の中で、現在町村合併等……
○渡海委員 地方自治法の一部を改正する法律案でございますが、本改正案の要旨は、市町村立の教育職員の恩給通算の件でありまして、本問題につきましては、技術的の問題からその困難性が認められまして、ただいままでの地方自治法におきましては義務規定としてなかったのであります。このため教育に従事する職員の中に、ひとり市町村立の職員のみが通算の恩典を受けることができず、このために給与の不均衡並びにひいては人事交流の円滑化等に支障がございましたので、長年にわたりこれが予算措置を講ぜられるよう要望して参ったのでございます。昨年の国会におきましても、この趣旨に沿いまして本委員会において附帯決議として議決されたような……
○渡海委員 ちょっと関連して一言お聞きしたいのです。金利の問題でございますが、国有資産等所在市町村の交付金ですか、あの法律に基きまして出されておる交付金が国有鉄道あたりの納付金が相当期限よりもずれておるというふうなことがございますが、他の税法等に基きましたら、当然延滞利子等によりまして利子を払うべきものでございますが、これを延ばしておきながら、利子もつけることができないというふうなことでは、この金利の差額というものは結局のところ市町村が負わなくちゃならないという状態になると思いますので、相当改善をしていただかなければならぬじゃないか。この点につきましては、従来自治庁といたしましても十分関係官庁……
○渡海委員 お忙しいところをわざわざ御説明賜わり、まことに参考になりました。ありがとうございます。簡単に一、二点お伺いいたします。 まず地方税等の改正について、事業税のことでお話がございましたが、現在非常に個人事業税等は納税者に負担であるということも事実でございますが、他面これを改正いたします際には、他の自主財源とにらみ合せて税体系の改正を考えるべきであるということは、私たちももっともであると思います。しかしながら現在の税負担を考えますと、これを行うことができないために、今回一応事業税に手をつけまして、このような方法をとったのでございますが、将来個人事業税につきまして、これを存続すべきである……
○渡海委員 大臣が帰られましたが、ただいまの門司委員の質問に関連いたしまして、公債論で一言主計局長にお尋ねいたしたいと思います。というのは交付公債でございます。本年度の地方財政計画をながめますと、公債費は八百十六億七千五百万円、三十三年度の八百二十三億五千四百万円と比べまして六億七千九百万円の減になっておる。大へん望ましい傾向であると存じますが、その内訳を詳細にながめてみますと、普通債の部面におきましては三十億一千四百万円減になっておりますが、一方交付公債におきましては二十三億三千五百万円の増になっております。差引六億七千九百万円の減になっておるのでございます。ところが交付公債は昨年度と比べま……
○渡海委員 ただいま委員長から報告を求められました地方税等の改正に関する小委員会の審議の経過並びに結果につき御報告申し上げます。 本小委員会は、ただいま本委員会で審議中の地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案につきまして、その住民負担及び地方財政に及ぼす影響の重大なるにかんがみ、審査に万遺漏なきを期するため、去る三月四日設置、小委員十一名が選任せられました。翌五日第一回の小委員会を開き、その後本日まで六回にわたって開会し、熱心に審議を続行したのであります。 まず三案について、政府当局より逐条説明を聴取し、これに対して熱心……
○渡海委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法の一部を改正する法律案については賛成、地方税法等の一部を改正する法律案につきましては、わが党提出の修正案、修正部分を除く原案に賛成の討論を行いたいと思います。 地方団体の財政事情は、政府の相次ぐ措置によりまして漸次好転のきざしを見せておるのでございますが、その内容をしさいに検討いたしましたならば、ただいま阪上委員が仰せになりました通り、税外負担が二百五十億以上に上り、また地方債は累増いたしまして六千億以上にも達しておる状態であります。真の健全化に至るにはまだまだ道が遠いというこ……
○渡海委員 ただいま議題となりました請願に関する審査の経過及び結果について、請願審査に関する小委員長の委託によりまして、私から御報告申し上げます。 請願に関する小委員会は去る三月十八日設置され、七名の小委員が委員長から指名され、小委員長には纐纈彌三君が指名されました。 昨二十七日小委員会を開いて請願の審査を行なったのでありますが、今国会におきまして当委員会に付託されました請願件数はさほど多数ではなく、百八十四件どなっております。しかも、その内容におきまして、同一あるいは類似のものが多くあり、また、そのうちには、その請願の趣旨のすでに達成されたもの、あるいは本院の意思の確定により議決不要とな……
○渡海委員 私は、民主政治というものは、立法府の国会と、司法権を持つところの裁判が、公正なるもとに行なわれてこそ、初めて成り立つものでないかと思うのでございます。これが圧迫されるような状態であっては、真の民主政治といえないのであります。このために、諸外国において、国会の正常なる運営が行なわれるように、この種の法案がつとに規定されておるのは、憲法の上からも当然の措置でございまして、私は、むしろ当然行なわるべきがこの法案でなかったか、かように思うのでございますが、この点、諸外国におきましては、どのような法律が施行されておりますか。私は、今日なおこの法律が、諸外国の法律と比べまして、むしろ国会の権能……
○渡海委員 私は、自由民主党、日本社会党並びに社会クラブを代表いたしまして、ただいま提案になりました昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた地方公共団体の起債の特例等に関する法律案の修正案について、提案の理由を御説明いたします。 まず、案文を朗読いたします。 昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた地方公共団体の起債の特例等に関する法律案の一部を次のように修正する。 第二条中「地方公共団体のうち政令で定めるもの(以下この条において「被災団体」という。)が施行する」を「地方公共団体が政令で定める地域(以下この条において「被災地域」とい……
○渡海委員 さきの当委員会におきまして、災害に対する各所管の事項について、これまで行なわれました状況につきまして報告を聞きました。今次の災害は広範かつ非常に激甚な災害でございまして、被災者一同は、災害にもめげず一意復興に努力しておられ、また政府におかれましても、これに対して適時の処置と、あわせて急速に今復旧か進んでおることは同慶にたえない次第でございます。なお、この機会に先般の報告にかんがみまして若干の質疑を行ないたいと思います。 災害復旧は、もちろん政府、地方住民一体となって行なわなければならないのでございますが、特にこれを行ないます中心になりますものは、何と申しましても県並びに市町村の地……
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。
本日は濱地委員長にお差しつかえがありますので、指名によりまして私が委員長の職務を行います。
警察に関する件について調査を進めます。
まず警察庁当局から最近の道路交通事情について特に注目すべき問題を中心として説明を聴取することにいたします。木村警察庁保安局長。
【次の発言】 質疑の通告があります。順次これを許します。田中榮一君。
【次の発言】 加藤君、簡単に願います。
【次の発言】 残余の質疑はこれを次会に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時三十七分散会
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。
本日は濱地委員長お差しつかえがありますので、指定によりまして私が委員長の職務を行ないます。
地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。川村君。
【次の発言】 簡潔にお願いします。
【次の発言】 大矢省三君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にとどめまして、午後一時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時五十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
警察に関する件について調査を進めます、
去る二十七日行なわれました安保条約改定阻止国民会議の第八次統一行動に関……
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。
本日は濱地委員長にはお差しつかえがありますので、指定によりまして私が委員長の職務を行ないます。
まず警察及び消防に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。亀山孝一君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 次に、地方財政に関する件について調査を進めます。
質疑の通告があります。順次これを許します。安井吉典君。
【次の発言】 ちょっと私にこの際関連して発言させていただきたいのでございますが、今大村主計官は、昨年度本制度の制定にあたって、三十五年度は原則に返って特別交付税に返るように了承している、こういう御答弁であり……
○渡海委員 関連して……。ただいまの阪上君の質問に対する警察庁長官の答弁の中に、われわれは当委員会の決議の趣旨を体して絶えずこの問題について研究しておったという御答弁でございます。私も与党という立場におきまして、こういったことは申し上げたくないのでございますが、先般の東洋化工の事件のときも、亀山委員が指摘されたように私たちの委員会においては火薬の取り締まりにつきまして三十三年の三月四日に附帯決議までつけて委員会の趣旨として当局に要望したのです。その間三十四年の通常国会も開かれ、法に不備があったら当然この間に措置されておらなければなかったと思うのです。今長官が答えられた言葉が事実でございましたな……
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、濱地委員長にはお差しつかえがありますので、指定によりまして私が委員長の職務を行ないます。
地方自治、地方財政、警察及び消防に関する件について調査を進めます。
まず前会に引き続き、第二京浜国道における火薬運搬車の事故爆発問題に関する質疑を継続いたします。門司亮君。
【次の発言】 もうしばらくしたら政務次官が来られる予定になっております。
【次の発言】 次に、新潟県青海地方の自治及び財政等の問題の質疑を継続いたします。小沢貞孝君。
【次の発言】 小澤君、約束の時間が過ぎておりますから簡単に願います。
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。
濱地委員長にはお差しつかえがありますので、指定によりまして委員長がお見えになりますまで、私が委員長の職務を行ないます。
これより請願の審査を行ないます。
この際、請願日程第一ないし第百四十一の各請願全部を一括して議題といたします。
請願の審査につきましては、一昨二十四日の理事会の申し合わせによりまして、紹介議員の説明及び政府の所見の聴取等はすべてこれを省略し、直ちにその可否を決したいと存じますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。
それではお諮りいたします。理事会の申し合わせの通り、本……
○渡海委員 ただいまの三田村委員の質問に関連いたしまして、一言だけお聞きしたいのでございますが、激甚地指定がおくれておりますために、特例法に基づくところの地方債がおくれておる。これはやむを得ぬことでございまして、事務的にいうと、激甚地指定と同時に直ちにこれが交付されるものと思うのでございますが、一応の額の概算程度におきましても――事業がこれにおくれるというふうなことがございましたら、災害復旧のために非常に困窮すると思いますので、当然概算額によってつなぎ資金その他の手当がされれば、事業の復旧の面においては支障なく行なわれていくものである、かように思いますが、幸い奥村政務次官もお見えになっておりま……
○渡海委員長代理 これより会議を開きます。 濱地委員長には都合により本日出席できませんので、その指名によりまして私が委員長の職務を行ないます。 地方財政に関する件につきまして調査を進めます。昭和三十五年度地方財政計画に関する質疑を続行いたします。加賀田進君。
○渡海委員長代理 主計官が来ております。政務次官が来る予定になっております。政務次官は建設委員会で答弁中でありますが、今来るように交渉しております。
【次の発言】 もう間もなくです。今連絡さしております。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後零時八分散会
○渡海委員 昨年の国会で、国家公務員に対するところの退職年金制度が共済方式によって新しく設けられ、五現業並びに非現業の雇用人にあっては昨年一月一日から、また非現業の恩給公務員につきましては、国家公務員に関する限り昨年の十月一日から、すでにこの制度によって法が実施されております。当然地方公務員におきましても、退職年金制度をこの国家公務員に準じて定めらるべきものと、かように考えておったのであります。地方制度調査会におきましても、昨年そのような答申もあったと聞いておるのでございますが、ただいま議題となっておりますこの市町村職員共済組合法の一部改正も、この法案が提出されないために、なお一年このような特……
○渡海委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案について、原案に賛成の討論を行なうものであります。 御承知の通り、わが自由民主党は、さきの選挙において七百億円の減税を公約してきたのでございます。三十四年度予算におきましても、この公約を忠実に果たすために、国税、地方税を通じて平年度七百億の減税を実施して参ったのでございます。国税におきましては、所得税の三百七十九億円を中心として、初年度四百十三億円、平年度四百六十五億円の減税を行なって参り、地方税におきましても、零細負担の排除と負担の均衡化を重点といたしまして、個人事業税の基礎控除額の引き上……
○渡海議員 ただいま議題に供せられました行政書士法の一部を改正する法律案について、その提案理由の説明をいたします。 行政書士法は昭和二十六年、行政書士の業務の公共性にかんがみ、その業務の適正な執行を確保して、一面その利用者の便益に資するとともに、行政書士の資質の向上と職務執行上の利益をはかるため制定せられたのでありますが、その後の本法の施行状況を見るに、従来任意設立、任意加入であった行政書士会並びにその連合会を、司法書士、税理士等類似の業務の場合と同様、義務設立、強制加入とすることによって、行政書士会の自主的な指導力を強化して行政書士の品位の保持、業務の改善、適正化に資する必要があるので本改……
○渡海議員 行政書士が、その職務において公共性を帯びておるために法定されて、一定の資格を法的に規定されておることは御承知の通りでございます。法律を制定されましてからその後の任意設立の規定になっております状況をながめますのに、現在登録されておりますところの行政書士の約四八%が行政書士会に加入して、しかもその四八%の行政書士会のうち、会費を納め、直接行政書士会の行動に移っておるものはごくわずかである。このような状態でございますので、その活動あるいは業務指導の把握等につきましても種々の困難性が認められております。このような状態にかんがみまして、強制加入、義務設立ということによりまして、知識の向上、技……
○渡海委員 ただいま議題となっております臨時地方特別交付金に関する法律案に対し、私、自民党を代表いたしまして、修正案の趣旨の説明をいたします。
まず案文を朗読いたします。
臨時地方特別交付金に関する法律に対する修正案
臨時地方特別交付金に関する法律案の一部を次のように修正する。
附則第一項中「昭和三十五年四月一日」を「公布の日」に改める。
提案の理由は、明らかでございますので、省略させていただきます。
【次の発言】 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております三法案に対し、臨時地方特別交付金に関する法律案につきましては、修正案並びに修正部分を除く原案、他の二法案……
○渡海委員 ただいまの奥野局長の御答弁で大体了解いたしました。現在、言われました通りまだ査定等も実施中でありまして、災害の全貌がわかっていないし、所管が農林省なり建設省なりでありますので、ただいま言われた通りのことであろうと思いますが、これを実施いたしますのは県であり、市町村なんです。その市町村、県が一番おそれておりますのは、結局財政負担が伴わないためにどうすることもできないというのが、むしろ市町村の悩みなんであります。一日も早く実施するために、つなぎ融資やその他であたたかい手を差しのべてもらうとともに、私は、むしろ進んで、農林省、建設省から連絡を受けてやるというのでなくて、市町村を守っていた……
○渡海委員 ただいま矢尾委員から、自分の体験に徴されましたお話がございました。いかなる因縁か、私、前の委員会におきましても、矢尾委員のあとに質問に立ったのでありますが、私も矢尾委員と同様に、この法案で昔の警察に返るということであっては絶対にならない。このように考えておるものでございますが、この点に関しまして二、三中野先生に主としてお聞きいたしたいと思います。 中野先生はただいま述べられました中で、警察のPRに出した小冊子を見ると、個人の犯罪については、なるほど当然であると思われるようなことがたくさん書いてあるというようにおっしゃいましたが、もとよりこれは政府の提案のいたし方についての一つの説……
○渡海小委員 私要望しておきたいのですが、ただいま世界的な風潮としても犯罪が増加しつつある。西ドイツは例外でありますが、その世界的な犯罪の風潮を、年令別あるいは犯罪別に分けて今御説明願ったのですが、そういう世界的な風潮と日本の犯罪とどう違うかということがわかりましたら資料として一つお出し願いたい。 それと同時にもう一つは、人口と、あわせて世界各国のおもな国の青少年犯罪の占める率とわが国の状態というものを、わかりましたら一つ資料としてお出し願いたい。 もう一つ要望しておきたいのは、昨日、ほかの問題のときに警察庁から出されました資料の中で、いわゆる暴力集団と申しますか、暴力団の構成人員の中で、……
○渡海小委員 今次の災害によりまして、地方が受けた負担というものは非常に大きなものがあったと思います。中央は、これが対策を建設省、農林省、文部省というふうに各省に分かれて立てておりますが、地方団体へ参りましたら、これを県なり市町村なりが一手でやっていかなければならないという状態であります。復興をなすものは国じゃなくして、その責任を持って当たっておるのは、現地の市町村長であり、県知事であろうと思います。この市町村長または県知事が責任を持ってこれを遂行しようとするなれば、それに見合うところの財政措置がなされなければならぬと思うのでございます。今回の特例法その他によりまして、地方財政に対するこれらの……
○渡海小委員長代理 午前の会議は、この程度にとどめまして午後二時より再開することにいたします。 暫時休憩いたします。 午後一時十五分休憩
○渡海小委員 自治庁当局に、簡単に二点お伺いいたします。私は、今回の災害に対しまして、建設あるいは農林当局におきましてとられました措置をながめておりますと、特例法の指定する災害の地域に対しましては、団体指定ではなくして、地域指定という方針でやられておるように承っておるのであります。そうなりますと、政府の出しておられます公共団体の起債の特例に関する法律案の第二条並びに第三条におきまして、団体を意味する文字を地域と改めることによって、これらとの関連の均衡がとれるのではないか、修正するのが至当ではないか、かように考えるのでございますが、この点に関する自治庁当局の御意見を承りたい。
○渡海委員 私は暴力排除の対策につきまして若干質疑をいたしたいと存じます。近時、暴力の激増はまことに目に余るものがあります。昭和二十三年に比べまして昭和三十四年度は、粗暴犯において実に三倍になっております。本年度の警備関係暴力事件の発生件数を見ましても、八月までですでに昨年の五百七十五件に対しまして七百六十六件に及んでおるのでございます。もちろん今回の山口少年のテロ事件とこの一般単純な暴力事件を同一視するものではございませんが、かかる暴力のびまんがまたこのような不祥事件の温床となったということは、見のがすことができぬと思うのでございます。私は今こそあらゆる努力を傾けて暴力一掃に当たらなければな……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。