このページでは小島徹三衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○小島委員 私は戒能先生に一点だけお伺いしたいと思いますのは、先ほど先生のお話の中に、社会党提案の政治テロ行為処罰法案は別として、自民党提案の法案というものは、むしろ政治活動を制限するおそれがあるものであるということをおっしゃっております。私は、社会党の提案にいたしましても、自民党の提案にいたしましても殺人なんか行なわれた場合に死刑を課するということになっておりますが、殺人をしたときは死刑を課することは現行法にもあるわけでありまして、結局この法案の目的とするところは、社会党案にいたしましても、自民党案にいたしましても、個人の言論の自由とか、つまり大きく言えば民主主義を守っていうこというところに……
○小島委員 関連して。――私は一昨日でしたか、ちょっと質問したことがあったのですが、この法律を作る目的が憲法の保障する思想、表現の自由、つまり簡単にいえば民主主義を守るという目的であるだけに、集団的力によって逮捕監禁するというようなことは極力避けなければならぬという意味でこの法案ができておるのではないかと私は思うのであります。一つの例を申し上げますと、はたしてその例がいいか悪いか議論があろうかと思いますけれども、たとえば勤評問題のときに、たびたび集団的に教育長とかと交渉するというような場合に、教育長の自由を全く束縛してしまって、それこそ生理的な現象すら果たすことができない。極端な例では、その場……
○小島委員 これはあくまで質疑にとどめて、討論にならぬように一つお願いします。
○小島委員 関連質問でちょっとお尋ねしたいのですが、看守の増員という問題ですが、全国平均で刑務所をとると、大蔵省の言う通りに、この程度でいいという数字が出ても、そういうふうな特殊な堺刑務所とか、たくさん収容し過ぎているとか、しなければならぬという状態のところに対して、何か特別の取り扱いをするという方法はできないものですか、大蔵省と相談して。
○小島委員 私、一点だけお聞きしたいのでありますが、今度の新しい法律で、国民の権利を非常に擁護するという点も出ていると思いますが、同時にまた、先ほど来のお話を聞いてみますと、訴願前置主義がいいとか悪いとかいう法律論も分かれているようでありますけれども、結論としては、ほんとうに国民の権利を保護する道としてはどっちがいいかということに帰するように思われるのであります。そこで一つお聞きしたいのですが、憲法では、先ほど市原さんが蝋山さんが云々言われたということは、きのうの憲法調査会でのお話だろうと思うのですが、実は私もその調査会に出ておって蝋山さんの意見も聞いておったのですが、その際、いろいろ議論がご……
○小島委員 私、今の赤松君の質問は非常に大きな問題を含んでおると思います。というのは、裁判所の被告になっておる人間がテレビを編成して、そしてそのテレビを放送するということになって参りますと、これは裁判が大へんなことになると思います。でありますから、私は赤松君の言われるように、その抗議について慎重な態度をとってほしいと言われることはごもっともだと思います。抗議することについて慎重であることは必要でありますけれども、最高検が、いやしくも被告になっておる立場の人が監督して編成した、そういうものを出してくれては困るということを言うことは当然だと私は思います。その内容いかんにかかわりません。内容はわかり……
○小島委員 関連。先ほど三輪さんの説明の中だったと思いますが、役場でピケをやった際に部外者が加わっているという言葉があったのですが、部外者というのはどういう人々であったのかということが一点と、いま一つは、消防会館にいすや机を持ち込んで教育をしておったらしいのですが、そのいす、机の撤去について問題が起きたわけですが、その消防会館における教育には、一体小学校の教員が行って教えておったのか、その点だけ一つ……。
【次の発言】 そうすると、それは校長の許可を得たというか、職務命令か何かで行ったわけですか。
【次の発言】 部外者の件は……。
【次の発言】 あとでけっこうです。
○小島委員 関連してちょっと聞きたいのだが、そうすると、代表権を持っている、ただ形の上でさえ持っているとすれば、実際の実権が、たとえば株式会社なら八、九割まで株式を握っているんだ。しかし、代表取締役は別の人がいる。そういう形さえあれば、実権者は代表取締役ですか、そういう考え方ですか。
【次の発言】 そうすると、実際の株主権と言いますか、支配権と申しますか知りませんが、とにかく実際上の実権は、それは代表取締役がおっても、そんなものはいつでも解任できるのだという一つの権限を持っている人間が、はっきり書類の上でわかっている場合でも、ただ代表取締役というのがありさえすればいい、それが実権を握っていると……
○小島委員 関連して。今の答弁は、爆弾を投げ込んだ場合とか言うから、爆弾を投げ込むことによって生ずるアメリカの軍隊の間の秩序とか規律のあれが起きてくる。そういうことを意味していると解釈するんじゃないでしょうか。爆弾を投げたという事実だけの問題ではなくて、それによって生ずる結果として軍隊間の規律とか秩序というものが乱れてくるということも含めておるから、そういう解釈になるんじゃないですか。
○小島委員 足鹿君の質問にちょっと関連して一言聞きたいと思います。 先ほど、農業共同利用施設の激甚災になれば五割から九割の補助金がある、こういったことをおっしゃったのですが、それはその通りだろうと思います。ただ問題は、激甚災の地域に指定されるかどうかが問題になってくると思うのです。ところが、農業共同利用施設というものは、普通の農地とかいうような災害の場合には、たとえば風水害によって一部の農地が流れてしまった、あるいは農道がこわれてしまったというようなことは、部分的なものですから、その被害を受けた農民というのは比較的少ないのですが、そこにまだ被害を受けない農民がたくさんいるわけです。だから、農……
○小島委員 関連して。五島君の質問に関連してお伺いしたいのですが、兵庫県におきましてはそういう例はございませんか。
【次の発言】 実は兵庫県におきましては、漁港が積雪のために漁業ができない。あるいはまたちくわなどの加工業者が材料を北海道から求めておったのが、雪のために北陸線が通らないので、北海道から来ない。たまたま来たやつは、もう何日もおくれてしまって、腐っておったというようなことで、実際上の問題として加工業者は相当やられておる。加工業者がたくさんあるわけです。それが約二カ月間ほどというものは、雪のために全く仕事ができなかったという状態があったはずなんですが、兵庫県はそういうものは報告しており……
○小島委員 稻村君の質問に関連して二、三お尋ねをしたいと思います。 私は、いま稻村君の言ったことに全面的に賛成であります。今日この果樹災害に対してあまりに農林当局が冷たい――というよりも、大蔵省というものが全然わからないと私は考えます。時間がございませんから、私の考えをここでそうくどくど言うことはございませんから私は申しませんけれども、今日この大蔵省の考え方というものを根本的に変えなければ、幾ら日本が所得倍増して経済が繁栄したといってみたところで、それは単なる空中楼閣であって、あすの日本の治安が乱れてしまって、民生を安定することはできないのであるということを、私は保守党の立場であるけれども、……
○小島委員長代理 これより会議を開きます。 本日は、委員長が所用のため出席できませんので、理事の私がかわって委員長の職務を行ないます。 まず、法務行政に関する件について調査を進めます。 本件について参考人として日本赤十字社外事部長井上益太郎君においでを願っております。 まず、議事に入ります前に、参考人に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用中のところ御出席をわずらわし、まことにありがとう存じます。さきに御通知申し上げました通り、本委員会において調査中の入国管理及び難民問題について意見を拝聴し、本委員会の審査の参考にいたしたいと思います。つきましては、忌憚のない御意見の御開陳をお……
○小島委員 この法案に関連しまして一言お尋ねしたいのですが、承るところによりますと、内閣委員会にかかっておった一般職の給与に関する法律案が一部修正されて、初任給について最高五百円までふやす。百円ないし五百円までふやすというような修正がなされたということでございますが、御承知の通り、裁判官並びに検察官の給与については、一般職の給与がふえた場合はそれに準じてふやすということになって、従来そういうようになっておったのでありますが、この内閣委員会における修正というものが、今かかっておる二法案に何ら影響しないものかどうか、一言お尋ねしておきます。
○小島委員長代理 これより会議を開きます。
本日は委員長が所用のため出席ができませんので、理事の私が委員長の職務を行ないます。
まず、商法中改正法律施行法の一部を改正する法律案及び訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。中垣法務大臣。
【次の発言】 両法案に対する提案理由の説明は終わりました。
これに対する質疑は次会に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、法務行政に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。赤松勇君。
【次の発言】 野田さんにお願いしますが、これは先ほどの赤松委員の質問の中にあったよ……
○小島委員 先日の委員会で、猪俣君だったか坪野君だったかの質問に対する答弁で、この刑罰について下限を上げて、上限については同じだというお話がございましたが、そうでございましたか。私の誤解ですか。
【次の発言】 下限だけを上げて上限を押えておくということの理由については、私ちょっとふに落ちない点があるのでお聞きしたいのですが、先般当委員会でいろいろ従来の暴力事犯に対する刑罰についての統計的なものをお示し願ったときに、非常に軽い刑罰で処置されているということをおっしゃっておったのですが、その点とこの下限を上げたということについて、何らか関連性があるような気がするのですが、そうですか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。