このページでは淡谷悠蔵衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○淡谷悠藏君 私は、日本社会党を代表いたしまして、自治大臣安井謙君の不信任決議案を提出し、その趣旨を説明いたします。(拍手) まず、その主文を朗読いたします。 衆議院は、自治大臣安井謙君を信 任せず。 不信任の理由の第一は、安井自治大臣が公職選挙法の改正にあたって、審議会の答申を尊重するという法の規定をみずからじゅうりんし、連座制の規定等、その最も重要な部分を骨抜きにし、再びざる法を作って国民の目を欺こうとしていることであります。(拍手) 政治の腐敗をなくするためには、選挙の粛正以外に道はありません。選挙にあたって莫大な金をばらまき、買収、供応をほしいままにし、取り締まりに当たる警……
○淡谷悠藏君 ただいま議長から御報告のありました通り、本院議員三浦一雄君は、去る一月三十日東京において逝去せられました。 私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 三浦君は、郷党の先輩であり、かつまた、本院において数年来予算委員会の委員としてともに審議に携わり、しかも、君のすぐれた人格と高い識見に対して日ごろ深い敬意を抱いておりましたので、予算委員会の審議中に君の急逝を知り、驚愕おくところを知らなかったのであります。まことに痛恨のきわみに存ずる次第であります。 三浦君は、明治二十八年四月、青森県三戸郡五戸町に生まれました。長じて節……
○淡谷委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和三十五年度一般会計予算補正及び特別会計予算補正に対し、政府原案並びに民主社会党の組みかえ動議に反対、日本社会党の組みかえ動議に賛成の討論を行ないます。 一体、今回の予算は補正予算とはいっておりますが、池田内閣が総選挙後初めて世に問う予算でございますので、単なる事務的な組み方にとどまらない新年度予算の性格をうかがうに足るものとして、そこに片鱗でも示されていなければならない性格のものでございます。 この予算を、まず歳出に見て参りますと、給与改善費を最も大きく取り上げております。国家公務員の給与を改善するためのものといっておりますが、依然として……
○淡谷委員 まず次官にお聞きいたしますが、果樹農業振興特別措置法案は、果樹農業振興のために基礎的な法律案としてできたのか、あるいは臨時的な措置としてこの法律案を作ったのか、その点をはっきりお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この説明は大体伺っておりますが、ただ、今後の質疑を展開する上に必要ですから、この措置法案というものを果樹振興の根本に触れ得る法律案として扱ったらよろしいのか、あるいはこれは一時的ないわば果樹農業を振興する突破口として作られた法律案か、どちらかをはっきりお聞きすればよろしい。内容はわかっておりますからけっこうです。
○淡谷委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、農政に関して総理並びに閣僚の諸氏に質問いたします。 総理は昨年所得倍増計画ということを打ち出されましたが、私はこれはキャッチ・フレーズとしてまことに巧みなものであると考えるのであります。所得倍増ということに対しては国民あげて賛成でございましょう、だれも異存を言う者はないのは当然であります。しかし総理が考えておられます所得倍増という言葉と一般国民がこれを受け取る場合とでは、相当大きな開きがあるのであります。特にこの所得倍増では、先般来委員会で各委員諸君の熱心な御討議を聞いておりましても、一番問題になりますのは農業所得の関係でございます。農民自体に……
○淡谷委員 私は日本社会党を代表して、昭和三十六年度特別会計予算補正(特第1号)及び昭和三十六年度政府関係機関予算補正(機第1号)につき、意見を付して賛成の討論を行ないます。 今回の予算補正は、昭和三十六年三月二十七日の公共企業体等労働委員会の賃金に関する裁定、いわゆる仲裁裁定を実施するため、関係の七特別会計、造幣局、印刷局、国有林野事業、アルコール専売事業、郵政事業、郵便貯金及び簡易生命保険及び郵便年金、及び三政府機関、すなわち日本専売公社、日本国有鉄道及び日本電信電話公社について、裁定の実施に必要な措置をとるために行なわれたもので、仲裁裁定の完全実施は政府の当然の責任であり、かつ義務であ……
○淡谷委員 振興局長にお尋ねいたしますが、今度の第二室戸台風は、雨を伴わなかったために、果樹に対する被害がきわだって見えております。この果樹に対する災害対策が現在のところでどれぐらい立っておりますか、具体的に一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 重ねてお尋ね申し上げますが、天災融資法による限度額を上げたのは、どこまで上げましたか。
【次の発言】 償還期間は何年にしておりますか。
【次の発言】 次にお尋ね申し上げたいことは、果樹の災害の調査の方法でございますが、御承知の通り、果樹は非常に種類も多うございますし、それから同じ果樹であっても、樹齢によりましてはさまざまに被害が違う。あるいはま……
○淡谷委員 私は、河野農林大臣に、食管制度の問題に限って御質問申し上げたいと思うのであります。 御承知の通り、今生産者の間にでもあるいはまた消費者の中にでも、今の食糧の統制がどうなるのか、自由米がどうなるのか、非常な不安を持って見られております。河野農林大臣の発言というのは、どうもただの人の発言と違いまして、一言ものを言いましても、台風の目のように大きな衝動を与える。まさにこの食管制度がどっちの方面に向くか、あるいは自由米がどうなるのか、二十四号台風の行方を見守るように、熱心に世間では見ておる。ところが、どうもこの台風の目は、少々あっちこっちぶつかるとみえまして、ときどき方向転換しますので、……
○淡谷委員 福永労働大臣にちょっとお聞き願いたいのですが、この間、四月十日に当委員会で同僚の吉村委員から、八戸鋼業関係のストライキについていろいろ質問があったのです。ちょうど国鉄その他の大争議があったときでもあり、おそらく大臣のお耳に入っていないだろうと思いますが、その後お聞きになっておりますか。
【次の発言】 あらましでもお聞き下さいまして、大へんありがたい。実はあらましもお聞きになっていないのじゃないかと思って心配しておりました。最近の争議の形を見ますと、組織がしっかりした労働組合の争議というものは、非常に陽性でからっとしている。しかし、目に見えないところに、小さな企業でやっております関係……
○淡谷委員 この間高津先生のおともをしまして、例の佐野乾山の実物といっておりますものを拝見いたしました。またその前から芸術新潮、週刊誌あるいは有力な新聞の黒説、白説というものについていろいろと実は見ておったのでありますが、私はこの問題をいろいろ考える上において、真偽という問題以外に、非常に日本の文化財保護の上に大きな問題を投げているのではないかという考えを持つのであります。これはもちろんおっしゃる通り、本物であるかにせものであるかを十分これから審議されるでしょうが、第一に、佐野乾山という問題のつかまえ方がどの程度進んでいるのか、さかのぼって尾形乾山という人の一生が明らかにされているのか、それの……
○淡谷委員 議事進行について一音申し上げたいと思うのですが、これは今さら言うまでもございませんけれども、財政法の第二十七条に「内閣は、毎会計年度の予算を、前年度の十二月中に、国会に提出するのを常例とする。」ということが書いてあります。最近は、もうほとんどこれを出さないのが常例になりまして、この常例が常例になっていない。すでに予算は出ておりますが、配付されましたのは十九日です。これは今言ってもしようがございませんけれども、大蔵大臣、いかにこの審議はすみやかにといいましても、この予算案の内容を十分検討するには、あまりにも少ない余裕でございます。この点は十分今後一つ御注意を願いたいことが一点。同時に……
○淡谷委員 先ほどからの論議を聞いておりますと、この重大な憲法問題について、総理並びに特に法制局長官の答弁にはとうていわれわれは満足できません。最近政府の憲法に対する態度が非常に粗雑になりました。憲法の条文の解釈から、憲法そのものさえどうでもいいというような風潮がある、これは非常によろしくない。従って、法制局長官も、その当時にはいなかったからよくわからないという答弁もございますし、この際、その当時の憲法制定に当たった参考人を呼んで事態を明らかにして、この基本法である憲法の本旨とあるいは解釈上の正しい点を明瞭にする必要がある。よって、本委員会を休憩しまして、参考人招致について理事会を緊急に開くよ……
○淡谷委員 議事進行について発言を求めます。今の小松委員の質問に対する総理の答弁は、まことに穏当を欠いたと私は思う。従って、たとい個人で言ったものにせよ、個人と公人とを巧みに使い分けるということは、これは非常な波乱を招きます。少なくとも政調会長という与党の大幹部が、外交にも関係がある、特に日本の憲法にも関係があることを軽々しく発言したということについては、総裁としての池田勇人氏にもこれは大いに責任があると思う。従って、今の御答弁に基づきまして、午後の審議の劈頭において、田中政調会長と会って、その発言を確かめた上で、満足のいくような御答弁を願いたいと思います。
○淡谷委員 まず、藤枝防衛庁長官にお聞きしたいのですが、例のグラマン機、ロッキード機の問題でだいぶ国民の関心を持たれておりましたロッキード機選定に伴いまして、膨大な国庫債務負担行為が組まれたのでありますが、その第一号機がもう入っておるということが伝えられております。その一号機の入った状態を一つ御報告願いたいと思います。
【次の発言】 あなたの方からいただいた資料に基づきますと、昭和三十七年の三月三十一日までに一機入ることになっておるのですが、二機になっちゃったのですね。この計画の中にはJともDJともいっていない。これは、御承知の通り練習機と実用機と分けておるようでありますが、一機というのは、初……
○淡谷委員 先般、元の防衛庁長官の赤城きんと、現防衛庁長官の藤枝さんとの間に、ロッキード製造のアメリカ側の負担金の処理について、全く正反対の御答弁がございましたので、これを予算委員会の権威におきまして明らかにするつもりで、いろいろ政府の方の答弁を求めておりまするが、まだ正確な答弁に達しておりません。ところが、この過程で、同じ赤城元防衛庁長官が、衆議院の予算委員会でお答えになった一月あとに、参議院の分科会でまた全く正反対な御答弁がある。これは、赤城、藤枝の両元現長官との間の行き違いなら、いろいろ了承する点もないではございませんけれども、同じ赤城さんが同じ国会の衆参両院で答弁が食い違うとあっては、……
○淡谷委員 装備局長に伺いますが、きのうのこの資料提出の約束は、長官じゃなくて装備局長が答えた。別にあなたは、アメリカ政府に照会するとも何とも言わないで、簡単に出しますと言っちゃったのです。すぐ出しなさい。私は、帳簿でもいいから出しなさいと言った、そうしますと言った。きょうになると、長官が、今度は、これはアメリカの方の予算だから云々といって、出すことをしぶっている。万事こういう調子だからおさまらない。きのう言ったことはうそですか、はっきり言いなさい。(藤枝国務大臣「委員長」と呼ぶ)いや、装備局長に聞きます。あなたの答弁はきのうはもらっていない。
○淡谷委員 まず総理にお尋ねをいたしますが、これはだいぶ前の一般質問で、どうしても総理においでを願わないと解決がつかぬ問題になっておりましたので、きょうは特に公平なる山村委員長のお計らいと、自民党の皆さんの理解のある取り扱いによりまして、総括質問を許していただきましたが、非常に大事な問題でございますので、ぜひともこれは総理から明確な御答弁をいただきたいと思うのです。 御承知の通り、防衛費の予算は、予算総額中でも相当大きな額を占めております。この中で、特に今度一号機が入りましたロッキードの予算は、三十五年に六百九十八億円余が国庫債務負担行為で組まれております。この予算の組み方が、いろいろ審議の……
○淡谷委員 さっきから安井委員の質問に対するお答えを伺っていますと、どうも私にはふに落ちないことが一つある。今度の千歳空港で起こった事件を、事件と言うのを非常にきらっているようであります。事件とは言えない、偶然の事態とか、事故か事件かなんということを言ってみたり、特に運輸省の方は、これは事故とまでいかない、ひやりとさせられたと言っていましたが、ひやりとさせられるのはたくさんなんです。特に防衛局長は、新聞記事は誤っていると非常に強調しておりますけれども、滞空時間一時間二十分と五十九分では二十分の相違です。乗っている人は、五十九分、一時間も着かないでうろうろ空の中を回ったり、おしまいに油が切れそう……
○淡谷委員 防衛庁長官にお尋ねしたいのですが、九月三日のこの委員会の大分県の日出生台の問題でありますが、米軍がこの演習場を使用することにつきまして、地元が大へん反対しておるようだが、どうなったかということに対して、長官は、決して押しつけるんじゃない、地元の了解を得てからやるんだとお答えになっていましたが、あの当時は演習場使用を日本側が許すことが決定されておったのですか、されていなかったのですか。
【次の発言】 これはぜひ長官にお願いしたい、長官の答弁なのですから。ここにあなたの答弁がありますよ。長官に念を押しておきたいのです。
【次の発言】 九月三日にこの委員会で、あなたは、日出生台の自衛隊の……
○淡谷委員 冒頭気象庁の長官にちょっとお伺いしたいのですが、おいでになっておりますか。長官、どうも連日台風の報道でお忙しいところ御苦労願いまして、実はぎ、一毛十二号台風のこの先がどうなるか大へん心配になります最中に、ちょっと予算の審議上どうしても一応伺っておかなければならないことがございましたので御苦労願いました。ありがとうございました。 ついては、冒頭お伺いしたいのは、今の十二号台風がこの後どう発展するか、さらに、いよいよ来月になりますと台風シーズンが本格的になると思いまするが、今後の長期にわたる台風の予想がついておる範囲で、一つお答え願いたいと思うのであります。
○淡谷委員 輸銀、開銀の両総裁にお尋ねしたいと思うのです。 利益金の処分のことなんですが、利益金が出た場合には積立金の規定がございますが、これは私不幸にして銀行のことはどうもあまり知る機会がなかったものですから、あるいは常識的かもしれませんけれども、この政府関係機関の開発銀行法あるいは輸銀法にもございますが、開銀法の三十六条で、「利益金の百分の二十に相当する額」、もしくは「毎事業年度末における貸付金の残高の千分の七に相当する額」というものが積み立てられるのですが、そのうちのいずれか多い額を積み立てなければならないという規定がございますから、これはこの二項のうちのどっちか一つを積み立てればいい……
○淡谷委員 私は、特別会計及びその他のことについて質問いたしたいと思いますが、その前に一言確かめておきたいのは、国会は議論の場として、ここにおける国会議員の発言は自由であり、また、その自由が保障されているということを考えておりますが、どうも、最近見ておりますと、これがしばしば不当な行為によっていろいろな障害を受けている例が多くございます。これは別段質疑打ち切りなどとは申しませんけれども、この間、日韓関係についてこの委員会で質問いたしました岡田春夫君の手元には、非常にたくさんの脅迫状が舞い込んで参っております。中には、日本国粋会花王一郎という名前で、殺すといったような言葉まで書いた脅迫状が舞い込……
○淡谷委員 さっき冒頭に林さんのお話がございました予算編成のあり方、それから修正のあり方についてちょっとお伺いしたいのですが、政府が原案の作成にあたりましてまず与党と打ち合わせをして原案を固めるというところまではまずいいと思うのです。けれども、そのあとで、さっきおっしゃったように各地のプレッシャー・グループと申しますか、圧力団体が押しかけてきまして、あるいはまたいろいろなその手この手が使われまして、そこで平たく申しますと、予算のぶんどり合戦が行なわれます。そのうちにいつの間にか政府の原案が変わってくる。変わってきましても、一たん閣議で決定しましたものは、国会の論議を通じてもなかなか直さぬという……
○淡谷委員 日本の農業体質の革新に伴いまして、協同組合が一つの体質改善をしなければならないという説には私も非常に同感なんです。しかしいろいろお話を聞いておる間に、私自体農業協同組合の経験を持っておりますので、今初めてではなしに感じますのは、この辺で日本の農業全体が根本的に変わらなければならないように、農業協同組合、特に中央会あたりの考え方がどうもこの辺で思い切って変わらなければならないのではないかと思うのです。大体おやりになっておる仕事は販売、購買、信用、利用でしょう。このうち販売、購買が一番農民には密着しているのですけれども、この販売と購買は一つのものとして、両方欠いてはならない問題なのです……
○淡谷分科員 最初、国防会議のことについて聞きたいのですが、昨年度、しました国防会議の事務局長の北村と申します。よろしくお願いいたします。
昨年度の国防会議の開催回数は二回でございます。昭和三十四年六月十五日と昭和三十四年十一月六日の二回であります。
【次の発言】 三十四年度ですね。三十五年度はどうですか。
【次の発言】 国防会議懇談会というのは開かれておりますか。
【次の発言】 国防会議としては一月十三日でしょうけれども、国防会議懇談会というのはしばしば開かれたように聞いておりますが、これは記憶ございませんか。
【次の発言】 国防会議並びに国防会議懇談会は一月十三日に一回開かれたきり。それ……
○淡谷分科員 私は新しい農業政策の伸びていく農業としてとらえられました畜産と果樹の問題につきまして若干お尋ねしたいと思います。
引き続き草地改良の予算がだいぶ組まれておりまして、本年などは特に新政策を象徴するように相当増額が見られております。草地改良の実績はどうなっておりますか。どういうふうな成績を上げておりますか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 今のお答えですと、畑で飼料作物をつけておるのまで草地改良に見ておられるわけですか。違うでしょう、これは。
【次の発言】 そこでこの三つの、高度集約、改良牧野と湿地の改良でしょうけれども、最も成績の上がっておりますのはどの部面ですか。
○淡谷分科員 企画庁長官には、この前の総括質問の際にいろいろお伺いしたいと思ったのでありますが、おかぜを召しましたそうで、大へん残念に思っております。実は今度の国民所得倍増計画を読みまして、計画が各業種間の所得の格差と地域間の所得の格差を一日も早くなくしようという熱意のあふれている点に敬意を表したいと思います。特に農業方面におきましても非常な熱意を持たれまして、この中に、わが国経済では農業革命と工業高度化とが結合した形での構造変革が進められることになるというふうな、非常な情熱を傾けられたことに心強さを覚えるわけでありますが、この農業革命とあえて言うほどの構造革命に実は非常な期待をもってしさいに……
○淡谷分科員 昨日ちょっと統計の数字について基準が違っておりましたので、食い違いました。きょうはそれを確めておきたいと思いますので、あらためて企画庁の方に所得倍増計画の基準になる数字についてお伺いしたいと思うのであります。
まず現在における最も新しい耕地の面積をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、五百八十万町歩というのは、現在の実際に近い数字と考えてかまわないですか。
【次の発言】 これは昨日も話に出ましたけれども、畜産などの伸長に伴いまして、山林原野などを牧野にして使うという構想がだいぶ大きく浮かび上がっているのですが、これは入っておりますか、入っておりませんか。
○淡谷委員 畜産局関係の方見えておると思いますが、何か最近うわさに聞きますと、ニュージーランドの羊の肉を輸入するということでありますが、これはほんとうですか。
【次の発言】 自由化になっておることは知っておりますが、今豚が非常に安くなりまして、農民は豚をつかまされてみなびっくりしている。その場合また羊をつかまされたのでは、ますます豚は安くなってくる。現実的にはどのくらいの羊肉を今入れるというのですか、特にニュージーランドのように。
【次の発言】 本年度はどれくらい輸入します。
【次の発言】 もう少し自信のあるはっきりした御答弁を願いたいのですが、語尾がぼやぼやとぼやけたのでは安心ができませんか……
○淡谷委員 大へん短い時間での質問でございますので、ほんの一、二点大島先生にお聞きしたいと思います。 今度の農林予算に流通に関する予算が大へん少ないことは、これは事実でございますが、最近農民の困っておりますのは、どうも生産費の方じゃなくて、やはり流通に対するさまざまな施策の貧困から困っているようであります。いろいろ農業基本法以来論議がかわされますが、論議をかわしている間にも農村の窮乏が非常に進みまして、この間も笑っていましたが、牛を飼ってももうからぬ、豚を飼ってもとんとんで、鶏飼っても元がけいらんといったような(笑声)落語みたいなことがはやっておりますが、これはほんとうの姿だろうと思うのです……
○淡谷委員 竹井さんにちょっとお尋ねしたいのですが、いろいろ具体的な生活実感からのお話を伺いまして、大へんありがとうございました。大へん卑近な質問でございますが、豚の肉、卵及び果実としてリンゴとミカンの現在お買いになっております値段を、一つお知らせ願いたいと思うのです。
それから、あなたの生活協同組合でもしお扱いになっているものがございましたら、これらについて、一般商店と組合の値段の開きなどがございましたら伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一点お伺いしたいのですが、野菜、くだものの価格が、生産者と消費者との間に大へん開きがあって、もう生産者自体も困っているわけです。しばしば生活協同組合……
○淡谷分科員 けさのラジオ放送を聞きましたら、上野の駅の構内で隊員募集中の自衛隊の一人が、何か警官に取り調べを受けたというような報道がございましたが、この真相はどうなっておりますか。
【次の発言】 ラジオによりますと、ジャンパーを着た防衛庁のだれか一人が上野の構内で勧誘のビラか何かをまいて、それが警官に連れていかれて調べられた結果、隊員募集のためにやって、少し色けがありそうないなかの青年が見つかると、そのまま自衛隊のジープで本隊へ運んだという、ずっと前の中国の軍隊募集と同じような、人をさらうような格好がちょっと見えております。何か防衛庁の係の方々は、これはどうも駅長の許可を得ないでやっておった……
○淡谷分科員 藤枝長官にきょうはじっくりお尋ねいたしたいと思うのです。実はこの間の、長官の御答弁では、何かアメリカ側の同意が得られないので二百七十億円、七千五百万ドルのアメリカ援助分の内容明示はできないことになるかもしれないといったような話があった。しかし、これは容易ならない話なんです。一体どの程度までその後努力されましたか。その後の経過をお聞きしたい。
【次の発言】 大へん御努力を感謝いたしますが、分科会はきようでなくなります。私の一般質問は終わっております。審議に間に合うようにお出し願いたいと言ったのが間に合わぬじゃないですか。予算審議が終わってから、のこのこある程度それを出されてもどうな……
○淡谷分科員 農林大臣、いよいよ日ソの漁業交渉が始まる時期になったようです。昨年はだいぶ時期がおくれましたので、地元も大へん困りましたし、また、政府も大へん気をもんだことだろうと思いますが、その方面のベテランである河野農林大臣は、腹中すでに成算をおさめておられるだろうと思います。もとより、これは外交交渉でございますから、全部をお話し下さいとは申し上げませんが、非常に心配しております問題だけに、大体の交渉の見通し、並びに、隘路がございましたら、その隘路の点を率直に教えていただきたいと思います。これは別段かまをかけるわけではございませんから、御用心なさらなくともよろしい。私どももこれは心配しており……
○淡谷分科員 外務大臣にちょっとお伺いしたいのですが、この間予算委員会の一般質問の場合に、今度のロッキード購入に関する日本とアメリカとの間の取りきめについて、いろいろ御説明願いました。その中に防衛庁が発表したという文句がございました。今あらためて速記録を読み返してみますと、「本年四月十五日」とある。この前のを見ても何年かわからないのですが、これは発表しましたのは何年でございますか、もう一ぺん伺っておきたい。
【次の発言】 そこでお伺いしたいことが二、三出てくるのですが、この間非常に短い本文の引用で、時間がございませんのでやめておきましたが、こまかい取りきめというのは、これ以上外務省ではなかった……
○淡谷分科員 労働大臣に一つ、せひ御考慮願わなければならないことがあるのです。実は経済成長に伴って、いなかの方からだいぶたくさんの農民が都会に流れてきている実態が、農村における労働力の不足と同時に著しい事実になってきたわけであります。これに伴いまして期待就職の者が安定所などを通じませんでどんどん入ってくる。ところが末端において非常に悲惨な事実が現われてきている。この間も私基準局に伺いましていろいろ御相談申し上げましたが、ある大きな工来場でこういう話がございます。前月の十五日に日雇い労務の総高を出しまして、翌月の五日に支払いをするという制度なんです。たまたま十二月に、これでは困るから何とか支払っ……
○淡谷分科員 豪雪の問題では、これまで各委員会でだいぶ問題になったようでございますから、重複は避けますが、今年の雪の害というのは異常中の異常なものとされております。従って、従来雪害などのなかった方面にもだいぶ大きく雪害が現われましたり、特殊な災害の形をなしておるのであります。特に私、本日は果樹の災害について、特異中の特典な災害の問題をお聞きしたいと思うのですが、果樹災害の区域的な分布は一体どこからどこにわたっておりますか、お尋ねしたい。
【次の発言】 北海道、青森から関西、四国までに至っておる。従来豪雪のあった北海道、東北地方で果樹に及ぼした災害と、今年の全く異常な天候で不音心に雪の害を受けま……
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