このページでは角屋堅次郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○角屋堅次郎君 私は、日本社会党を代表し、ただいま赤城農林大臣より趣旨説明のありました漁業災害補償法案に対し、政府案の根本的な欠陥と問題点について、池田総理はじめ関係大臣に若干の質問を行なわんとするものであります。(拍手) 言うまでもなく、漁業災害補償制度の完全な実施が漁業経営の安定と近代化のための重要な基本方策であることは、いまさら言をまたないところであります。この意味で、農業共済事業が昭和三十二年十二月から試験実施が開始され、昨年十月の漁業共済制度研究会の答申を基礎に、今日ようやく本格実施の段階を迎えんとしているのでありますが、農業災害補償法がすでに昭和二十二年十二月制定されたのに対比し……
○角屋堅次郎君 私は、日本社会党を代表し、第五十臨時国会の会期を一方的に七十日とする議長提案に反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) およそ、国会の会期は、与野党共通の土俵として、従来から各党円満なる話し合いのもとに決定してきたものであります。しかるに、国会召集当日まで今回のごとき紛糾を見たのは、言うまでもなく、日韓条約の取り扱いをめぐる政府・与党とわれわれとの間に鋭い対立があったからであります。 政府・自民党は、日韓条約の批准にその政治生命をかけて今次国会に臨もうとしており、われわれ日本社会党は、日韓条約の国会上程そのものに強く反対しておるのであります。なぜかならば、今回締結……
○角屋委員 西村、川俣両委員に続きまして、農林省設置法の一部改正の問題を中心に、簡潔にお伺いをしてまいりたいと思います。 すでに本法案の問題につきましては、同僚のほうでも、田口、村山、山内の各内閣委員の方々からも質問が展開をされておるわけでございます。さらに、令後集約的な質問が展開されるわけであります。私は、やはり各省そうでありますが、農林省設置法の一部改正というものを考える場合に、農政の基本的なかまえというものを現在及び将来にわたってどういうふうに持つのかということが、判断の大前提にならなければならぬと思うのです。もちろん、短時間の間にそういう諸問題について詳細に大臣から御所見を承る時間的……
○角屋委員 私は、午前の同僚委員の質問に引き続きまして、ただいま審議中の保安林整備臨時措置法の一部改正並びに林業信用基金法の一部改正の法律案に対し、質問いたしたいと思いますが、最初に、保安林整備臨時措置法の一部改正に関連をして、基本的な問題からお尋ねをいたしたいと思います。 申し上げるまでもなく、保安林整備脇時措置法が生まれましたのは、昭和二十八年の大災害のあと、災害防止の意味と、もちろん保安林の体制的な整備、こういう重要な目的から、急遽保安林の整備臨時措置法が制定されたものと判断をいたしておりますが、しかし、保安林の整備の中で一番力点になっております水源涵養保安林という問題を考えてまいりま……
○角屋委員 私は、この際、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております林業信用基金法の一部を改正する法律案に対する修正案を提案を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 林業信用基金法の一部を改正する法律案に対する修正案 林業信用基金法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 第六条の改正規定を削る。 第七条の改正規定を次のように改める。 第七条第一項中「三億五千万円」を「七億円」に改める。 修正案は以上であります。 修正案の趣旨は、これは、今国会に御承知のように、政府が、この種法案につきまして、今回の修正案でも、第七条の第二項のところで、……
○角屋委員 私は、この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党の三党を代表いたしまして、ただいま可決されました中小漁業融資保証法の一部を改正する法律案につきまして、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 中小漁業融資保証法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、この法律の施行にあたっては、次の各項の実現に遺憾なきを期すべきである。 記 一、この制度の狙いの中核をなすものは、中小漁業者のうち、特に信用力が薄弱で、いわゆる金融ベースにのらない多数の小漁業者(沿岸漁業者)の信用力を補完し、これら漁業者の融資の円滑化を図ることに……
○角屋議員 ただいま議題に供されました漁業災害補償法案について、その提案理由を御説明申し上げます。 漁業は農業と同じく、自然に左右されることの大きい産業であり、不可抗力である自然災害によって事業が壊滅し、あるいは再起不能の損失を受ける危険に常にさらされているのであります。 しかもわが国の漁業においては、経営規模が小さく、これらの災害に対する抵抗力の弱いものがきわめて多いのであります。このため、災害によって漁業者がこうむる損失を補てんし、漁業の再生産を持続することのできる画期的な漁業災害補償制度を確立することは、漁業者の久しく切望し来たつたところであります。こうした漁民の要望にこたえ、充実し……
○角屋委員 先週の金曜日、土地改良法の一部改正で農地局長のほうに、今度新設されることになりました土地改良長期計画、第四条の二、これらを中心にお尋ねをいたしたわけでありますが、大臣が少し時間よりおくれるということでありますので、審議の都合上、局長に、まず前段として、若干のことをお尋ねいたしたいと思います。農地局のほうから土地改良事業等に関する参考資料が配付されておりまして、ここに戦後の土地改良事業に対する国家投資額というものが出ておるわけであります。これは土地改良事業、それから開拓事業、干拓事業、外資導入事業、さらに災害復旧関係事業、こういうふうな五つに分けまして、昭和二十一年以来三十九年まで、……
○角屋委員 時間が相当に経過をしておりまして、さらに同僚の東海林委員からも大臣に対する質問を予定されておりますので、ただすべきことはたくさんありますが、要点を数点にしぼって大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 その前に、いまの韓国ノリの輸入問題に関連いたしましては、私は昭和三十六年の本委員会における決議の提案者の立場からも、強く冒頭に希望を申し上げておきたいと思います。昭和三十六年の決議の段階におきましても、当時韓国に野田団長以下の自民党の議員団が派遣された経緯もありまして、決議する段階にはいろいろ内面的に一部の与党の諸君の強い意見等もありました。それを説得をし、了解を得て、決議をやった経過……
○角屋委員 いまの東海林委員の質問は、これから土地改良事業を進める場合には、非常に重要な問題の一つでありまして、これは過般私がお尋ねしたときにも、新しく設けることになりました第九十条の二の特別徴収金、この問題と、いまの四十二条の権利義務の承継及び決済、それと第六十六条の地区変更、第六十六条では条文が簡単になっておりますが、「地区内にある土地が、その土地改良区の事業により利益を受けないことが明らかになった場合において、その土地についての組合員の申出があるときは、その土地改良区は、その土地をその地区から除かなければならない。」こういう第六十六条の規定があるのですが、これは今日までの土地改良事業の中……
○角屋委員 ただいま黒河内参考人はじめ安部、河津それぞれ参考人から、貴重な御意見が述べられたのでありますが、時間の関係もありますので、以上お述べになった御意見に関連しまして、数点簡潔にお伺いをいたしたい。 まず第一点は、今度新しく設けられることになりました土地改良の長期計画に関する問題でございます。これはもう今日までの審議の中でも政府のほうにいろいろお尋ねをいたしております。 〔委員長退席、長谷川(四)委員長 代理着席〕 この機会に、特に安部参考人は土地改良については、直接団体側の役員として今日まで事業の中枢的な役割りを果たしてこられた立場でもありますので――大体この土地改良長期計画……
○角屋委員 土地改良法の一部改正の法案については、審議が始まりましてから本日まで、同僚委員それぞれ改正点を中心にいろいろ熱心な御質問がございまして、きょうは最終的に、さらに大臣の御出席を得て重要な点を重点的にお尋ねをしたい、こういうふうに考えておるわけでございますが、大臣健康の都合で御出席できないということでありますので、質問の点もしたがって簡潔に終わりたいと思います。 過般私が大臣に対する質問をいたしましたときに、何といっても、今度の法改正の重要な点になります土地改良長期計画、この内容が具体的にどういう事業内容、またどういう予算規模のものになるか、これがやはり今後の土地改良の実際の年度別の……
○角屋委員 いよいよ水産関係の重要法案であります漁業災害補償法案の本格的な質疑に入る段階がきたわけでありますが、政府の漁業災害補償法案に対しまして、わが党のほうからも対案として漁業災害補償法案がすでに出ておりまして、重要な法案でありますので、過般来衆議院、参議院において、それぞれ本会議の提案並びにそれに対する代表質問等が行なわれてまいりましたことは、御承知のとおりでございます。私は、社会党案の提案の立場にもございまして、いずれ社会党案について質疑があれば、これに対してわが党の考え方を述べたいと思いますが、きょうは時間の関係もありまして、約一時間という予定でありますので、重点的に法案の骨組みにな……
○角屋委員 多年漁業団体並びに関係漁業者の待望しておりました漁業災害補償法案が国会の議題になりまして、特にこれは非常に重要法案ということを与党もわれわれも認識をいたしまして、衆参両院での代表質問を行ない、本委員会にかかりましてからも、大臣の出席を得て代表質問等を行ない、以来、私ども片柳会長からも言われましたように、社会党と自民党との漁業災害補償法の将来目標とするところは帰一をするという、そういう認識の上に立って、いろいろ政府原案をもとにした修正の話し合い等を鋭意今日まで進めてきておる段階であるわけであります。 今度の本格実施という政府が踏み切る段階は、私は率直に言って、政府案を見ました場合に……
○角屋委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、ただいま修正議決されました漁業災害補償法案につきまして、附帯決議を付すべきであるとの動議を提出いたしたいと存じます。 まず、案文を朗読いたします。 漁業災害補償法案(内閣提出第一二三号)に対する附帯決議(案) 政府は、左記事項について、検討を加え、すみやかにこれが実現を図るよう努めなければならない。 記 一 両三年中に政府の保険事業を実現すること。 二 本法施行前において、政府の委託に基づき実施された漁業共済事業の清算の結果、赤字が生じた場合には、国がその補てんを行ない、漁業共済団体にこの赤字を転……
○角屋委員 あとで同僚委員からたくさん質問があるようでありますし、時間の関係もありますので、数点にしぼって簡単にお伺いをいたしたいと思います。 まず第一に、倉沢先生にお伺いいたしたいのでありますが、御承知の農林漁業基本問題調査会で、林業の基本問題と基本対策というのがいろいろ議論されて、答申をされました。先生もその経過については十分御承知かと思いますが、そこで林業のにない手という問題について、家族的林業というものの評価というものを相当認めて、そういう家族的林業の評価の上に立った答申がなされたというふうに見ていいんじゃないか。ところが、林業のにない手として、やはり企業的林業というものが林業のにな……
○角屋委員 林業政策の基本をなすべき林業基本法案が内閣から提案され、さらにわが党から数年来の慎重な検討に基づく森林基本法案が提示され、さらに民社党からも森業基本法案が提示されまして、わが国の国土の約七割を占める林業の問題について、基本的にどういう方策を進めるべきか、こういう重要な法案が議論されておるわけでありますが、すでに地方公聴会あるいは中央公聴会も開催をいたしまして、関係者の意見を聞き、同僚委員によるところの審議も進められてきておる段階でありますが、とにかく重要な法案であるだけに、慎重審議を尽くして今後の施策の全きを期さなければならぬ、かように考えておるところでございます。すでに同僚委員か……
○角屋委員 私は、この際、三重県の熊野灘に原子力発電所を設置するという問題が本年早々から爼上にのぼっておりまして、しかもこの問題は、最近非常に現地側では重大な、いわば政治問題化してきておる。こういう事態にありますので、この際、この問題を取り上げて、政府並びに関係各省のこの問題に対する御見解を端的にお伺いをしておきたいというふうに考えます。 三重県の熊野灘に原子力発電所を誘致をしようという問題は、これはもちろん科学技術特別委員会の参考人招致の議事録等によりますと、東京電力あるいは関西電力、中部電力、それぞれ社長、副社長クラスの参考人を呼んだ中で、中部電力の副社長の三田さんが、三重県の熊野灘に原……
○角屋委員 本日は、過般九月九日からカナダのオタワで行なわれました第三回日米加漁業交渉の問題について、経過の報告がただいま代表でありました松岡さんからありましたが、その報告の経緯と今後の方針問題、さらに実は倉成委員の質問に引き続きまして、日韓の当面の問題についてお尋ねをいたしたいというふうに考えておったわけでございますが、それぞれ両大臣所用がありますのと同時に、外務政務次官のほうは、先ほどの倉成委員の質問に対する答弁で非常に問題点があったわけでありますが、四時半からフィリピンの経済審議庁長官とどうしても会わなければならぬ日程になっておるということで、了解を求めてまいりまして、いずれ機会を改めて……
○角屋委員 私は、午前中の質問に引き続きまして、主として農林水産関係の問題に焦点を合わせながらお伺いいたしたいと思いますが、その前に、当面の問題であります春闘、あるいは三月をもって一応終了いたす予定になっております臨時、行政調査会等の問題をまずお尋ねをいたしまして、それから本論に入ってまいりたいというふうに考えております。 労働大臣がまだおいでにならぬようでありますので、最初に行政機構改革の問題について、臨時行政調査会並びに行政管理庁の長官から今後の方針について承りたいと思います。 御承知のとおり、臨時行政調査会が発足をいたしましてから今日まで、七人委員会が中心になりまして、行政機構の根本……
○角屋委員 本日は黒川さんをはじめお三方おいでになりまして、たいへん貴重な御意見を承りまして、ありがとうございました。 時間の関係もありますので、簡単に二、三の点だけお尋ねをしておきたいと思います。 まず、黒川さんにお伺いしたいのであります。工業技術院の協議会の関係で公害対策の技術問題のいろいろなことを議論してこられましたので、先ほどお述べになりました話のうちで、一つ問題として、公害の防除技術の開発問題、これは最終的にやはり独立の試験研究機関を確立する必要がある、こういうふうなお話をなさいました。当然のことだろうと思います。 そこで、工業技術協議会等で議論が出たと思いますが、大体国でやる……
○角屋委員 ただいま進藤さんはじめお三方からそれぞれの立場より貴重な参考人としての御意見を承りまして、今後の審議のためにたいへんありがとうございました。 お述べになりました意見の内容については、特に最後に述べられました清浦先生の意見については、内容的に少し異論があるところもございますが、後ほどまた簡単に御質問申し上げます。 きょうで予定しました参考人からの意見聴取を終わりまして、これから具体的な議論に入っていくわけでありますが、まず進藤さんは、産業構造審議会の産業公害部会長としていろいろ議論をされてきたわけでありますが、今後の審議の参考として、わが国の国家行政機構における産業公害の問題を進……
○角屋委員 公害防止事業団法案が本日は提案になりまして、本特別委員会の審議もこれからいよいよ本格的に展開をしなければならぬ段階に来ておるわけであります。しかし最近のこの特別委員会の出席状況を見ますと、必ずしも良好とはいえません。本特別委員会の設置は、非常に関係者の待望久しき問題が実現された姿でございまして、しかもそれにこたえて、政府としても、必ずしも十分とは言えないけれども、公害防止事業団法案を出して、一歩前向きに進めようということでございますから、次会からの審議は公害の基本的問題、さらに法案審議ということで、われわれのほうからも質問が展開されるわけでございますが、その点で与野党ともに今後の委……
○角屋委員 今後の行政改革の進め方については、先週同僚の村山君あるいは田口君のほうからいろいろ大臣にお尋ねがあったわけですが、引き続きまして、私のほうからも重要な点についてさらに質問をいたしたいと思います。 御承知の臨時行政調査会が昭和三十七年の二月に発足をいたしまして、そして昨年の九月まで二年七カ月近くの議論を経て、十六に及ぶ中央・地方を通じての行政改革あるいは運営問題あるいは公務員の制度の問題等について答申がなされております。問題は、臨時行政調査会から出された答申の受けとめ方の問題でありますが、私は、臨時行政調査会が発足以来二年七カ月近くの問、行政改革の問題について真剣な議論をされて、そ……
○角屋委員 今回の法務省設置法の一部改正につきましては、内容的には少年院関係の増員十八名、法務局及び地方法務局関係の人員八十名の計九十八名の人員増加と、少年院につきまして、場所移転と新設の関係、こういうものが改正の要点でありますが、法務大臣が大臣に就任されてからすでに半年近くを経過しておるわけでありますけれども、この機会に、半年間の経過を顧みて、今後法務行政をどういうふうにやられようとしていくか。その点まず簡単に冒頭にお伺いしたい。
【次の発言】 法務行政全般の問題につきましては、これは法務委員会もあることでありますし、本委員会では機構に関連した諸問題という視点から、具体的な数項目の問題に入っ……
○角屋委員 通商産業省設置法の一部改正につきましては、すでに同僚稻村委員あうるいは村山委員から、それぞれ質問が展開されてまいっておるわけでありますが、私も、引き続きまして重要な数点について御質問を展開いたしたいと思います。政策的な問題につきましては大臣から、技術的な、専門的な部面については各局長、長官からでけっこうでございます。 ただ、質問に入ります前に委員に一言お願いをしたいわけでありますが、今回私内閣のほうに席を置くことになりまして、各行設置法の関係等の議論に参加をしておるわけでありますが、従来私がおりました委員会の経験からいたしますというと、各省設置法の一部改正の問題について、各省から……
○角屋委員 農林省設置法の一部改正の今回の改正点は、これは御承知のように、研修所の新設、さらにサトウキビの原原種農場の設置、それと種畜牧場の大宮から白河への移転問題、この三つでありますが、臨時行政調査会の答申が昨年九月に出まして、そして行政管理庁の長官の言によりますれば、本年の八月末までに各省の協力を得て行革本部を中心に行政機構――国家行政機構、地方行政機構を含めた改革のいわゆる取りまとめをいたしたい、こういう段階でございますので、したがって、農林省においても、臨時行政調査会の答申を受けとめて鋭意検討をしておるという段階だと判断をするわけであります。しかし、私は、過般増原行政管理庁長官との間で……
○角屋委員 漁港法の一部改正について、同僚の松井君のほうから質疑がすでに展開されておりまして、以下私の触れるような問題についても、事務当局のほうにはそれぞれ質問があったろうと思いますが、若干それらの点にも触れながらお尋ねいたしたいと思います。 御承知の漁港法の一部改正の問題のとき、昭和三十八年に、第三次漁港整備計画の問題を国会承認で議論し、さらに当時の漁港法の一部改正の問題を議論した、その結果を受けとめて、今度の法改正は、それを忠実に実行していっておるかどうかという点が、一つの問題点だと思います。当時、私は、この点については、直接与野党満場一致の決議案の提案者でもあった関係で、これらの問題に……
○角屋委員 私は冒頭に、わが党から提案しておるベトナム問題の平和的解決に関する決議案の取り扱いについて、明日まで会期のある今日この時点で、単に数だけでこれを処理するというのには、問題はきわめて重大な内容を含んでおります。したがって、やはり与党は与党、野党は野党としての議論は十分尽くす必要がある。これは、単に簡単に採決で処理するという内容のものとは性格的に違うと思います。その点については、委員長としても十分この取り扱いについてお考えを願いたい。 同時に、先ほど来中嶋君と伊能さんとの間でいろいろやりとりがありましたが、私は、わが党が書いている決議案の内容については、わが党の立場からの見解というも……
○角屋委員 過般の三重、大阪府、兵庫関係の公害の現地調査につきましては、先ほど小笠先生のほうから調査団の報告がなされたわけでございまして、私どもも参加をいたしまして、本公害対策特別委員会が設立されてから初めて大がかりな調査検討をやったということに相なるわけでありますが、現地を回ってまいりまして、新しい課題である公害問題についてずいぶんこれからやらなければならぬ課題が多いことをいまさらのように痛感をさせられたわけでございます。きょうは閉会中の審査でもあり、また明日以降臨時国会も新たに召集される段階で、いずれ関係大臣の出席を得て、今後の基本的な公害対策の問題については、さらに真剣に検討を進めなけれ……
○角屋委員 議運委員長に一言注文しておきたい。それは一つは、きのうも例の漁船の遭難問題で焼津その他から関係者が見えられて、農林水産委員長以下関係者の方々と一緒に、現地の非常に悲惨な状況をお伺いしたのですが、これは、きょうも委員会を開会して、この問題を取り上げるというふうなことをわれわれのほうからも要請をし、委員長もその方向で努力するということだったのですが、公報掲載にもならなかったし、また、開会にもならなかった。やはり災害対策特別委員会を先行して認めたというようなことがあるわけですけれども、これは与野党それぞれの判断の問題は別問題として、何か介在をしておるのかもしれませんが、当然やらなければな……
○角屋委員 ただいま委員長より読み上げられました関係の法律案の問題について、安井総務長官並びに佐藤人事院総裁を中心にお尋ねをいたしたいと思います。きのうは、内閣委員会のたっての要請によって佐藤総理にも御出席を願い、わが党の田口君あるいは大出君のほうからそれぞれ質問戦が展開されたのでありますが、引き続きまして、基本的な問題を含めてお尋ねをいたしたい。 今日、公務員関係の給与問題については、マッカーサーの政令二百一号発動以来、人事院の設置に伴って、いわゆる人事院勧告との関連においてこの問題が論議されてまいったわけであります。そこで、この人事院勧告というものが今日まで、五月実施という時期を数年来明……
○角屋委員 農林省設置法の一部改正の問題について、重点的にお尋ねをいたしたいと思いますが、午後に入りますので、与党の方もたいへん御迷惑でございますが、しばらく御清聴を願いたいと思います。 一昨日、同僚の大出君から質問がありました点で、米価問題でありますが、これは連日今日新聞紙上をにぎわしておるわけでありまして、大臣の御答弁としては、これから計算に入るので、いまの段階ではある程度上がるとは思うけれども、しかし、詳細についてはこれからの問題だという御答弁があったわけでございます。この際米価問題について、次の点についてひとつ大臣の御見解を承りたいと思います。 まず最初は、米価審議会とそれから最終……
○角屋委員 大臣が参議院の本会議の関係でまだ御出席でないようでありますので、きのうの質問に続きまして、あとまた同僚委員がたくさんおいででありますから、私自身の質問については同僚委員にさらに深めてもらうということにいたしまして、事務的なことから最初に質問いたしたいと思います。 農地局長にお伺いしたいのですが、今後のためにも、きのう私の質疑応答の中で、県議会から出た意見書については、先生手持ちの内容とあるいは違うかもしらぬ、こういう意味のことをきのう答弁で言われておるわけであります。違うかどうかよくわかりませんが、この際、意見書の本文の内容だけ農地局長から朗読を願いたいと思います。
○角屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、主として第一次産業である農林水産関係の諸問題について、基本的な立場から総理並びに私が名ざしした場合における関係大臣から、所信を明らかにしてもらいたいと思います。きょうは、たまたま加藤わが党の先輩並びに川崎同県の先輩と、東海勢の日でありまして、私は予算委員会は今回抜てきされて初めてでありますけれども、先輩に負けずに、きわめて重大な問題である農林水産の諸問題について、政府はこれから当面の困難な農政をどう打開をして第一線の農山漁民の要請にこたえるか、こういう立場から率直にお伺いをいたしたいと思うのでございます。外務大臣は所用が後半期あられるということで……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題とされております政府提出昭和四十一年度総予算に反対し、わが党提出の昭和四十一年総予算につき撤回のうえ経済財政政策を転換し編成替えすることを求めるの動議について、賛成の討論を行ないたいと存じます。 今回、政府が提出した昭和四十一年度予算は、前年度補正予算に引き続き七千三百億円にのぼる事実上の赤字公債を発行することにより、一般会計の規模は四兆三千百四十二億円余で、対前年度比一七・九%増加、金額で約六千五百億円の増加であります。また、財政投融資計画の総額は二兆二百七十三億円で、対前年度比二五・一%増という、いずれも超大型のものでありますが、これは戦……
○角屋委員 時間の関係もありますから、簡潔に総理並びに関係大臣に数点お尋ねをいたします。 実は、食糧問題についての非常な国民の世論の高まりの中で、過般米価審議会で、今月の二十二、二十三、二十四日の未明まで麦価の問題で議論を行なったわけであります。私も、国会承認人事としてことしから米価審議会に加わって、各委員の真剣な議論の一員として参加したわけでありますけれども、そこで、近く一番主食の根幹である米価問題について、二十九、三十、来月の一日、おそらく三日間で終わらぬでしょう、真剣な議論でさらに日程が延びるかと思いますけれども、これは十分議論をするに値する重要な問題だというふうに思います。そこで、総……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、農政問題、特に米価の問題に焦点をしぼって、佐藤総理はじめ関係大臣に率直にお伺いをいたしたいと存じます。 ことしほど早くから米価問題がマスコミの爼上にのぼったことも珍しいと思いますが、同時に、ことしほど生産農民が米価で全国的に激しい立ち上がりを見せたこともかつてなかったと存じます。しかも、米価問題が一応決定をしたといわれる今日の時点においても、その火はいまなお燃え上がっておる状態であります。 われわれは、この際この問題について正しく解明し、全国民の前に国民食糧の現状と米価のあり方を明らかにする責任があると考えるわけであります。その意味におきまし……
○角屋小委員 きょうはたいへん重要な法案の審議でございますが、大臣の時間の御都合がありまして、約三十分ということでありますので、重点的にお尋ねをいたしたいと思います。 大臣も御承知のとおり、漁業災害補償法案につきましては、政府からも法案が出ておりますし、同時に社会党からも独自の法案を出しておるわけでありますが、衆参両院の本会議並びに衆議院の農林水産委員会の代表質問の経過を経て小委員会が設置をされ、さらに小委員会におきましては小委員長以下の了承を得て、政府原案と社会党案とを対比しながら、政府原案をより充実をさせるという方向で、私と漁業関係のベテランであります仮谷さんを窓口として、過去ずっと話し……
○角屋分科員 私は、きわめて短時間でありますので、水産の問題を中心にいたしまして、主としてお尋ねをいたしたいと思いますが、大臣並びに具体的な問題については関係局長から、簡潔に御答弁を賜わりたいと思います。 まず、御承知のとおり、農政関係では、数日前に全中の会長の荷見さんがなくなられて、さらに、政界の重鎮であられます高碕さんが、これは水産関係では非常に大きな功績を今日まで果たしてこられたわけですが、高碕さんも急逝される。時をたまたま同じゅうして農政、水産関係の大御所がなくなられるという事態がございました。まことに哀悼にたえないわけですけれども、特に高碕さんの場合は、単に大日本水産会会長として国……
○角屋分科員 本日は、文部大臣に、文教政策上の基本的な考え方の問題から出発をいたしまして、若干現地における具体的な問題に対する文部省のお考え等もただしたいというふうに思っております。 まず第一にお伺いをいたしたいのでありますが、灘尾文部大臣はこれで文部大臣に就任されますのはたしか三度目だというふうに承知をいたしております。それだけ文教政策については、党内のベテランとして今日非常に重要な教育政策の刷新問題に取り組もうということで熱意をもってやっておられると思うのでありますが、この機会に、文教政策の基本をどこに置いて進めていかれるのか、これは私は文教政策の基本は当然憲法に基本を置きながら教育基本……
○角屋委員 綿野さんでございますか、私は今日まで、専門的には農林水産関係の諸問題に国会では中心的に関係をしてきたわけですけれども、さっきの綿野さんのこの方面に関するお話を少しく承ったのでございますが、過般私、予算委員会の総括質問の中でも、農林水産関係の諸問題についての政府のお考えを聞いた中で、日本の今日の農村の状態、あるいは漁村の状態、あるいは山間部における状態、第一次産業の農林水産関係の国際的な視野に立っての現状というものをいろいろ考えて、一体これからどういうふうにすべきかということについては、今日の日本経済の均衡ある発展の立場から見てもやはり重大な政治問題だと思うのです。 で、先ほどお話……
○角屋分科員 本会議がありまして、たいへん時間をとりましたけれども、きょうから農林省関係の分科会に入るわけでありますが、きょうは私も問題をしぼりまして、一つは漁災関係の問題、一つは農林年金関係の改正の問題主として林業政策上の問題、これは後ほど永井、芳賀両先輩も、林業問題についてはさらに深く触れられますので、それらの諸点に大体焦点をしぼりながら、農林大臣にお伺いしたいと思います。 先般、予算委員会の総括質問で、農林水産全般の問題に触れたわけでありますが、私の気持ちとしては、これは農業、林業、漁業全体を通じて、経済の高度成長の中で第一次産業はたいへん重大なところに来ておる。これを農林水産関係に熱……
○角屋分科員 私はまず最初に国際貿易関係の問題からお伺いをいたしたいと思います。
過般、二十五日だったと思いますが、最高輸出会議が開催をされまして、大体本年度の貿易の収支状況、あるいは運輸関係から貿易外収支についても触れられて、ことしの貿易関係についての概略の話をされたわけでございます。その概況をまず担当の者からお話を願いたいと思います。
【次の発言】 引き続いて、これも事務当局からでけっこうでございますが、四十一年度の大体のプラン、これを……。
【次の発言】 大臣にお伺いいたしたいのでありますが、経済の中期計画を破棄いたしまして、これから長期計画を練り直してつくる。大体、今日までの貿易の状……
○角屋主査代理 以上で栗原俊夫君の質疑は終了いたしました。 午後は本会議がございますので、本会議の状況を見て再開し、農林省所管についての質疑を続行することといたします。 暫時休憩いたします。 午後一時十五分休憩
○角屋分科員 きょうは藤山経済企画庁長官に、主として国土総合開発の観点から、地域開発の進められてまいりました経過と、これから具体的にはどういうふうにするかという点に大体力点を置きながら、御質問を申し上げたいと思います。 その前に、長官にお伺いいたしたいのでありますが、昨日、藤山さんも、また福田さんも、閣議後の新聞記者会見で、今後の景気の見通しについて触れられておるのであります。同時に、きょうの各紙は一斉に経済企画庁の経済月例報告あるいは日銀の経済の見通しというふうなものをあわせ大きく報道いたしております。 これらを通じてちょっと感じますことは、今度の国会で、予算の総括あるいは一般質問を通じ……
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