このページでは角屋堅次郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○角屋堅次郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十二年度暫定予算三案に対して、反対の態度を表明するものであります。(拍手) 私は、まず、今回の政府の予算編成に対する態度について触れておきたいと存じます。 今回の予算編成における政府の態度は、減税や物価安定を望む庶民大衆の根強い要求と期待には耳を傾けず、財界の要請と一部圧力団体の度を過ぎた激しい予算獲得運動にこたえて、来たるべき統一地方選挙に対する配慮及び過般の総選挙の支援にこたえて、復活折衝を行なったと見られることは、きびしく国民の批判するところであります。(拍手) 予算編成過程において、社会、民社、公明の野党三……
○角屋堅次郎君 私は、公害対策基本法案につきまして、日本社会党を代表して、提案の理由並びにその趣旨を御説明申し上げたいと存じます。 およそ公害は、今日、洋の東西を問わず、産業、経済の目ざましい発展、人口の都市集中化、交通機関の高度の発達等に伴い、逐年増大の傾向を示し、大きな社会問題、政治問題になっております。したがいまして、いずれの国においても、国民を公害から守るために、公害の予防、排除、救済について思い切った措置を講ずべきことは、まさに現代政治に課せられた重大な責務と申さなければなりません。(拍手) 「災害は忘れたころにやってくる」ということわざがありますが、公害には必ず公害の発生源があ……
○角屋堅次郎君 私は、提案者を代表いたしまして、日本社会党提出、公害に係る被害の救済に関する特別措置法案、並びに公害紛争処理法案につき、提案の理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 戦後わが国の経済は、敗戦の廃墟の中から再出発し、今日、世界第三位の生産力を誇るまでに成長いたしましたが、庶民の生活実感からすれば生活は決して楽になったとはいえず、むしろ物価の上昇、公害の激増、交通事故の多発等による健康と生命の脅威に絶えず不安を感じ、はなやかな見せかけの数字より、もっと中身のある経済成長を待ち望んでいるのであります。特に公害の激増は、近年大きな社会問題であり、政府の相も変わらぬ企業擁護の姿勢に……
○角屋議員 二法案ございますが、まず冒頭に公害対策基本法案について御説明申し上げます。 私はただいま議題となりました公害対策基本法案につきまして、日本社会党を代表して、提案の理由並びにその趣旨を御説明申し上げたいと存じます。 およそ公害は、今日、洋の東西を問わず、産業、経済の目ざましい発展、人口の都市集中化、交通機関の高度の発達等に伴い、逐年増大の傾向を示し、大きな社会問題政治問題になっております。したがいまして、いづれの国においても、国民を公害から守るために、公害の予防、排除、救済について、思い切った措置を講ずべきことは、まさに現代政治に課せられた重大な責務と申さなければなりません。 ……
○角屋議員 先ほど来、島本委員と坊厚生大臣との間で公害対策基本法案の中で重要な問題点の一つである公害行政のあり方について質疑がかわされておりました。この点について、社会党の提案者として簡潔に提案の趣旨をお話し申し上げておきたいと思います。 御承知のように、われわれの法律案におきましては、公害行政の一元化、こういう立場に立ちまして、中央に中央公害対策委員会、地方には都道府県及び指定都市に地方公害対策委員会を置くことができる、こういうことで国家行政組織法第三条の趣旨に基づく独立の一元的な機構を持つことを提案をいたしておるわけでございます。これは今日まで公害基本法が制定される以前に、たとえばばい煙……
○角屋議員 政府のほうには答弁の時間がございまして、議員立法の提案者の私に時間がないと言われるのは、かえって恐縮でございますが、しかし、御要望でもございますので、簡潔にお答えをいたしたいと思います。 政府の公害対策基本法案が提案をされ、社会党、民社党、公明党からそれぞれ議員立法として野党の提案もなされまして、今日まで四案を中心に公害対策基本法案の論議がなされてまいりました。さらに、きょうは総理の出席を求めて、野党それぞれの代表からの論議が展開されたわけでございます。それらの審議並びにきょうの総理の出席を求めての質疑を通じてでも明らかなように、政府案と社会党案との基本的な差のまず第一は、政府案……
○角屋委員 私は、ただいま審議しております外国人漁業の規制に関する法律案並びに中小漁業振興特別措置法案、この二法案に関連をして、簡潔に数点御質問を申し上げたいと思います。 この二法案につきましては、本委員会に上程されましてから、与野党各委員から非常に広範な立場から、しかも法律案の条文の内容につきましても綿密に審議がなされてまいりましたので、あらためて私からさらに質問をするという内容については、条項的にはきわめて少ないかと思うのであります。したがいまして、そういう慎重審議の経過もございますので、簡潔に御質問を申し上げてまいりたいと思います。 まず最初に、大臣にお伺いをいたしたいのでありますが……
○角屋委員 本会議終了後というたいへんおそくなってからでありますので、今日までいろいろ当委員会で真摯な御審議を続けられてまいりました漁業災害補償法の一部を改正する法律案と、新たに漁業協同組合合併助成法案の二法案について、最終的な締めくくりの質問を簡潔にいたしたいと思います。大体漁業災害補償法の一部改正に重点をしぼってお尋ねをいたします。 この漁業災害補償法の問題は、お隣においでの長谷川さんが三十九年に審査小委員長で、最初与党の仮谷さんと私の間で修正の話し合いをいたしまして、最後に長谷川さんにも入っていただいて、約二十日間以上かかったかと思いますが、そういう経過の中で最終的に政府のほうもある程……
○角屋委員 私は、皆さんのお許しを得まして、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四派を代表いたしまして、漁業災害補償法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付する動機を提出いたします。 まず、決議案文を朗読いたします。 漁業災害補償法の一部を改正する法律案(内閣提出第六八号)に対する附帯決議(案) 政府は、本制度が真に中小漁業者の漁業経営の安定を図り、漁業生産力の発展に資するためさらに左記事項について、すみやかに検討を加え、これが実現を図るよう努めるべきである。 記 一 政府の漁業共済保険事業については、今回の改正による方式のほか異常災害、通常災害の区分……
○角屋委員 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和四十二年度の暫定予算並びに将来の審議される本格予算に関連をいたしまして、最終的な締めくくりの質問をいたしたいと思います。 問題が、すでに御連絡を申し上げて、広範にわたっておりますので、総理はじめ関係大臣の御答弁はなるべく簡潔にお願いをいたしたい、かように希望を申し上げておきたいと思います。 最初に、外務大臣が、きょう豪州の外務大臣が来ておられて、どうしてもそれに会う緊急の用務があるというお話でございましたので、私もそれを了承いたしまして、順序はあとのほうでございましたが、まず冒頭に、外務大臣を含めたアジア外交を中心にした問題について数点御質……
○角屋委員 私は、ことしは予算委員会に席を置いておりますので、農林委員会のほうはそれぞれ担当の方でやられるのが本筋でございますが、当面、国際漁業の問題で二、三緊急の問題がございますので、それを取り上げてやるということでお願いをしたわけでございます。一つは、インドネシア、フィリピン海域におけるところの安全操業の問題でありますし、さらにまた、きのう北京放送でもって、日中の民間漁業協定が二十二日をもって終わる段階で、どうなるかということで、関係者はもちろんでありますけれど、われわれも非常に憂慮しておりましたが、とりあえず一年間暫定延長という報道が平塚会長あてに参る、そういうこともありまして、この問題……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、非常にじみな問題でありますが、きわめて国民の立場から見て重要な災害、公害、交通安全問題、こういう問題を中心にそれぞれ関係大臣から御見解を承りたいと思うわけございます。 しかしながら、まず冒頭に、簡潔に一点だけお伺いをいたしたいと思いますのは、本予算委員会が開かれましてから、いわゆるLPガス法案の問題について、わが党では畑委員あるいはまた公明党の浅井委員等から、この問題の従来の全貌について、かなりはっきり問題の究明が行なわれてまいっておるわけでございます。本問題については、きょうあたりの新聞には、關谷代議士の逮捕に対するところの許諾請求というもの……
○角屋委員 数日来、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の審議がなされておりまして、きょうも午後ずっと同僚委員の質問がなされたわけですが、先週、この法案をどうするかということでわれわれのほうで議論しました際に、法律の改正条項そのものとしては、特にこういう点が重大な問題であるということがかりにないにしても、やはりこの機会に、これに関連した全般的な問題をもう少し議論ずべきではないかという注文をつけると同時に、御承知の、原子力の平和利用という原子力基本法のたてまえと、今度の国会の場合には、非核三原則問題あるいはエンタープライズの寄港問題だとか、あるいは原子力潜水艦……
○角屋委員 午前の森委員の質問に続きまして、議題となっております森林法の一部改正について若干質問をいたしたいと思います。 午前中、ちょうど大臣御都合がありまして、森君の非常に適切な質問の途中でおられなかったわけですけれども、大臣お留守になってから、主として労働者の雇用安定問題あるいは社会保障問題という点について、非常に適切な論議がございました。そのことも念頭に置いて以下の質問をお聞き願いたいと思うのでございます。 本法案は、御承知の去年の特別国会の段階で、与野党それぞれ関係委員の方々から相当緻密なる論議がなされておりました。 私も、論議の経過について、十分承知をしておるつもりでございます……
○角屋委員 安井、戸谷両参考人には、お忙しいところを非常に御苦労さんでございましたが、私どもの質問の終わったあと参考人お二方、忙しいと思いますけれども、午前中政府のほうとの質疑のやりとりの中でも、また参考人の御意見と御希望がございますので、午前中は御出席をされるように、まだ冒頭に希望申し上げておきたいと思います。 いま御両人からお話がございましたが、これは会計年度の開始前に、御承知のように価格をきめなければならないという時期にきておるわけでございまして、従来でありますと、この審議会の中には国会からも参画をいたしておりまして、これが取りやめになった関係もありまして、審議会の実態については後ほど……
○角屋委員 私は、本日は、日ソ漁業交渉の現在の交渉経過がどういう時点に来ているか、そういう点について政府の経過報告を承りたいと思うわけでございます。御承知のように、三月一日からモスクワにおきまして第十二回目の日ソの漁業交渉が開かれておりまして、すでに一カ月有余経過いたしておるわけでございますが、ことしは不漁年ということもございますが、同時に交渉の中では、いろいろ報道を通じて日本側の主張、あるいはソ連側の主張、あるいは最近の情勢のいろいろな変化に伴います新しい提案等が伝えられておるわけでございますが、まず冒頭に、日ソ漁業交渉の経過について、簡単に政府側から御答弁を願いたいと思います。
○角屋委員 西宮委員の質疑の途中でございますが、けさの理事会で私、少しくお話を申し上げておいたのでありますが、この機会に、農林漁業金融公庫法の一部改正の審議に重要な関係がありますので、資料要求をいたしておきたいと思います。 それは、農林漁業金融公庫の制度金融、それから農林中金の系統金融、二つの問題を含めてでございますが、御承知の共和製糖グループの問題が発生いたしました際に、農林漁業金融公庫あるいは農林中金の双方にまたがって、不正融資問題というものが大きな政治問題になったことは御承知のとおりでございます。したがって、やはりこういう制度金融あるいは系統金融の問題を含めて議論をしなければならぬ本委……
○角屋委員 あと十五分のうちに片柳参考人に、私はもちろんですけれども、後ほどの人もしなければならぬわけですから、多くのことをお伺いするわけにいかない。まあ時間を節約する立場から、数点一括申し上げて、それに対してお答えをいただく、こういう形式をとりたいと思います。 今度出されました農林漁業金融公庫法の一部改正の三参考人の御意見では、市場関係の融資の新設問題については、いずれもお話が特になかったかと思う。しかし、これは総合資金制度の問題と同時に一つの柱であります市場問題ですけれども、これについてここであらためてお伺いしようとは思いません。これは委員会の質疑を通じてやるということにいたします。後ほ……
○角屋委員 先々週から爼上にのぼっております農林漁業金融公庫法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案については、本委員会においてそれぞれ関係委員の諸君から非常に綿密な論議がなされてまいりましたが、私もこれに関連をいたしまして、いずれ大臣がお見えになると思いますが、総括的な若干の質問をいたしたいと思います。 最初に、農林漁業金融公庫の総裁がいまお見えになっておりますので、大澤さんのほうに少しお伺いしたいと思います。 農林漁業金融公庫を通じての制度金融、この制度金融という場合は、広く解釈すれば、いますでにできております農業近代化資金、これは系統の金を利子補給をして、広くいえば制度金融とし……
○角屋委員 きょうはお三方の参考人に来ていただきまして、貴重な御意見を賜わりました機会に、二、三参考人の方々にお尋ねをいたしたいと思うのでございます。 魚価安定基金の廃止に関する法案の審議にあたりましての考えは、私、伊藤さんの考えと同じような気持ちを実は持っておるわけであります。と申ますのは、三十六年の例のこの法案審議の段階で、私の名前で社会党から、水産物の価格の安定等に関する法律案というのを並行審議で出しておりまして、当時、政府案とわが党案についてたくさんの参考人をお呼びしました。その中に全漁連から片柳さんに来ていただいたり、きょうお見えになっております宮城先生に来ていただいたりして、参考……
○角屋委員 大臣が後ほどおいでの予定だそうでありますが、それまでに政務次官あるいは水産庁の長官に若干お伺いをしてまいりたいと思います。 これはむしろ大臣にお聞きするほうがいいのかもしれませんが、参考人招致のときにも私、触れたのでありますけれども、御承知の行政管理庁から、「中小漁業に関する行政監察結果に基づく勧告」というのがつい最近出されまして、これは単に農林省ばかりでなしに、それぞれ関係各省があるわけですけれども、この中では、中小漁業の振興問題を含めて漁業政策全般にわたるような重点項目について、かなり示唆に富んだ勧告が出されております。私はその内容についていろいろ検討してみましたが、これは各……
○角屋委員 あと本日は、農業団体の関係者が農林大臣に会われるというお話を承っております。またけさの理事会で、米価問題はきわめて重要だから、ひとつ国会でも十分目をかけて議論をしよう、この点は、与野党ともに異議なく決定をいたしました。そうして米価問題について十九日、二十日、私どもが反対をしておる御用米審が開かれる二十二日は抜いて二十三日、その審議の状況によってさらに議論をする、そういう気持ちでございますので、きょうは、その機会に詳細の点は譲りたいと思います。 先ほど来、与野党のそれぞれの委員諸君から熱心な御発言がございましたので、この機会に一、二点だけお尋ねをして、私は持ち時間三十分を用いること……
○角屋委員 大蔵大臣、経済企画庁の長官の出席を得まして、重大な米価をきめなければならぬ本年度の時期において、先日来大蔵大臣見解であるとかあるいは経済企画庁見解であるとかいう形において、いろいろ食管、米価問題で報道がされてきた。さらにまた、大蔵大臣の諮問機関かもしれませんけれども、財政制度審議会、ここでも米価、食管問題を議論しておるのだが、本委員会で財政制度審議会から参考人として呼ぼうと思ったら、だれ一人出てこない。部会長は入院中ということはございますけれども、会長代理どうだと言ったら、米価のことはようわからぬということです。いま会長あるいは会長代理のところへ、ぜひ出席せよと折衝中なんだけれども……
○角屋委員 ちょっと委員長にお伺いかたがた、私どもの考えておることを述べたいと思います。 御承知の、重大な今年度の生産者米価、消費者米価問題について、きのうから国会の衆議院の農林水産委員会として、この問題の審議に真剣に取り組んでおるわけでございます。 ことしは、米審の場合、御承知のように、私どもの意見に反して国会議員除外、生産者代表除外、消費者代表除外という異例な事態が出てまいりました。私どもは、米審の構成は、民主的な立場からいっても再編成する必要があるということを、いまでも堅持しながら主張しておるわけでございますが、しかし今日、二十二日から、私どもから言わせれば御用米審が開催されようとす……
○角屋委員 私の資料要求に対する説明ですが、私、去年の米審の際に、委員各位から要求があった各種前提条件に基づく米価算定の資料が十二項目出たわけですけれども、これの資料要求をしたところが、午前の段階に間に合わぬというのですね。間に合わぬのじゃなくて、やはり政府の試算との関連で、これが早期に出たらぐあいが悪い。間に合わぬでなしになるべくおそく出そうという、そういう気持ちがあるのじゃないですか。今日電子計算機時代ですし、私は前提条件はぴしゃっと与えてある。これは過去の米審の経験からいったって、前日に資料要求が委員各位から大量にあっても、それを翌日までに全部こなしているのですね。私の資料要求は土曜日で……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、当面の重大な政治問題になっております米価、米審問題を中心にしながら、農政全般にわたっての質問を展開をいたしたいと思うわけでございます。 御承知のとおり本日は、本来ならば午前から予算委員会が開催される筋合いでございますけれども、一昨日、政府自民党の、三党申し入れに対する回答、これが出てまいったわけでありますが、われわれ党としてこの問題を検討した結果、米価の国会決定の問題についても、さらには米価審議会の構成について生産者、消費者代表を重点としてやり直すという問題についても、何ら誠意ある回答をいただけない。これでは予算審議にそのまま入るわけにはまいら……
○角屋委員 工藤、西宮両委員に引き続きまして、私からも若干の点について御質問申し上げたいと思います。与党からも一人質問がありまして、このほうは十分ほしい。そうしますと、私の時間は三十分予定しておりましたが、実際問題としてそう多くとれない。これは全体の運営もありますので、そういう点を念頭に置きながら私もお尋ねしますが、大臣、食糧庁長官のほうもそういう点を顧慮して、答弁は簡潔にお願いをいたしたいと思います。 まず第一。例年から見てことしの生産者米価の決定が非常に遷延をした理由について、西宮委員から米審の構成という問題が一つの要因であるという問題指摘がございました。私は、それが一つのやはり農民の大……
○角屋委員 一時からの本会議の関係もあり、簡潔に真珠問題にしぼって数点、政府の考え方についてお伺いをいたしたいと思います。 御承知のとおり、昨年の春以来真珠産業の不況は時とともに深刻化してまいりまして、特に本年の秋の浜揚げを前にして、買い手の見通しもなかなかむずかしい。あるいは価格がどうなるかという点についても、非常に見通しは暗い。金融問題についても、なかなか引き締め基調でたいへんである。従来、真珠産業の中でも、戦後二十数年の間に中堅企業の倒産等がありましたけれども、去年からことしにかけては、名前をあげるというのはどうかと思いまするけれども、いわゆる大手といわれるもの、あるいは中堅企業といわ……
○角屋委員 私は、まず冒頭に、先ほど第二班の石田調査団長から御報告がありましたように、本委員会として昭和四十一年以来深刻な不況に見舞われております真珠の実態を調査し、委員会としてこの問題に真剣に取り組むということの計画を運ばれたことにつきまして、関係県の一人として心からお礼を申し上げたいと思います。 きょうは、多数の質問者がおられますので、前段の質問といたしましては、ごく大綱的にとどめまして、午後、大臣出席の際に締めくくりの質問をいたしたいと思います。 いま、石田団長のほうからも、長崎県、三重県の真珠の実態調査の御報告がありましたし、また、関係各方面からの御要望の点についても触れられました……
○角屋委員 たいへん時間もたっておりますし、私は三十分というふうにいわれておりますので、その範囲内で御質問を申し上げたいと思います。 実は、いま柴田委員が取り上げた出光の姫路への進出問題ですが、過般、私、出光のほうにも調査団長で参りましたが、静岡の浜岡町の原子力発電所問題も、調査団長でつい最近行ってまいりました。それらの問題もありますし、さらに予算編成を前にして、戦後二十三年を経過しておる開拓政策の諸問題というふうなものについても、実は予定をしておったわけでありますが、きょはむしろ出光問題と、最近非常に大きく国民の関心を呼んでおります沖繩の問題の中で、農林水産に関連する一、二点について特に御……
○角屋議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました日本社会党提出、公害に係る被害の救済に関する特別措置法案並びに公害紛争処理法案につき、提案の理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 戦後わが国の経済は、敗戦の廃墟の中から再出発し、今日世界第三位の生産力を誇るまでに成長いたしましたが、庶民の生活実感からすれば、生活は決して楽になったとはいえず、むしろ物価の上昇、公害の激増、交通事故の多発等による生活と生命の脅威に絶えず不安を感じ、はなやかな見せかけの数字より、もっと中身のある経済成長を待ち望んでおります。特に公害の激増は、近年大きな社会問題であり、政府の相も変わらぬ企業擁……
○角屋議員 いまの島本さんの御質問にお答えをする前に、委員長はじめ委員の各位に、簡単に提出者として希望を申し上げておきたいのでありますが、社会党からも議員立法は出ておりますし、さらに参議院関係から公明党からの議員立法が出ておりますが、やはり国会としては、議員立法尊重の精神というものが必要だと思いますので、議員立法に対する質問の機会というのは、そうしばしば委員各位からあるとは思いませんが、理事会で御相談になって、政府案と相当基本的に違った点について、提出者の意見を求めるというふうな委員長のさばきが適宜できますならば、審議を深める上で非常にいいのじゃないか、こういうふうに思いますので、これは委員会……
○角屋議員 今回の公害にかかわる紛争処理法案について、三条機関をとるか、あるいは国家行政組織法の八条機関をとるかということは、これは議論としては議論の存するところだと思いますが、島本委員御承知のように、公害対策基本法の議論をする前に、各方面からの意見がそれぞれ出されましたが、その際にも、公害の今日の現状の中で、いろいろ取り扱う機関が相当数の省にまたがっておる、したがって公害の問題については強力な国家行政組織法の三条機関で、中央、地方を通じての機構をつくるべきだというふうなことが相当多くの意見として出ておりました。私どもも公害基本法をつくるときに、その意見を受けて立法した経緯がございます。 今……
○角屋議員 先ほど来加藤委員の御質疑を通じて、第五十条の政府案に関連する基地公害の問題を、公害紛争処理法案として、この法案の中に含めるか別途措置するかというようなことが、御承知のように議論になっておるわけですが、これは私ども想起いたしますと、一昨年の公害対策基本法の議論をいたしました際に、いわゆる公害の対象になる大気汚染あるいは水質汚濁、騒音その他の公害基本法できめたそういう公害による人的被害、物的被害というふうなものの紛争処理制度については、これは野党の要請によって、特に基本法の中でも修正をして新しい制度を設ける、この議論をした際には、今日第五十条で除外するような考え方というものは、政府から……
○角屋議員 いま若手のリーダーであります橋本委員のほうから、公害紛争処理法案の基本的な問題についてお尋ねがございました。これに、時間もございますから答弁としては簡単に答弁をして、さらにお尋ねをいただきたいと思うのであります。 司法権と行政権の接点を紛争処理法案においてどう考えたかという問額であります。これはいずれわが党の案と政府案との後ほどの対比で、御質疑の中でもさらに議論が出るかと思いますが、私ども、議員立法として公害紛争処理法案をまとめる、あるいは救済の立法を取りまとめるという段階において、ずいぶんいろいろな議論をいたしまして、最終的に紛争処理法案としてはこういう形にまとまったわけでござ……
○角屋議員 先ほど来議論の点について、私のほうの党の救済立法の関係等からも、簡潔に御答弁を申し上げておきたいと思います。 ただいまの質問の前に、政府案では大気汚染、水質汚濁の二つに限定しておる問題に島本委員触れられたわけでありますが、これは本特別委員会でもいままで質疑が行なわれてまいりました。その際にも私からも御答弁申し上げたのでございますが、島本委員御承知のように、現行の公害対策基本法の第二条については、この法律における公害の点について、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、地盤の沈下及び悪臭、こういう六つの問題によって、「人の健康又は生活環境に係る被害が生ずることをいう。」、こういうふうになっ……
○角屋議員 本日、佐藤総理の出席を委員会として求められまして、先ほど来、島本、本島、岡本三委員から、最後の締めくくり的な質疑が展開されました。島本委員、本島委員のほうから、私に質問の予定があったようでございますが、総理に対する質問の時間の関係上、御質問が直接ございませんでしたので、本日は政府の三法案、私ども社会党の二法案、公明党の三法案を通じての最後の締めくくりの機会でございますので、委員長のお許しを得て、一言発言を申し上げたいと思います。 衆議院産業公害特別委員会におかれましては、今回の公害紛争処理の立法並ぜに公害にかかわる被害の救済に関する立法関係の問題について、それぞれ政府案、社会、公……
○角屋委員 私は、同僚の浜田、山中両委員の質疑に次いで、総定員法の問題について質問をいたしたいと思います。 いま委員長が言われましたように、長谷川農林大臣からも、日ソ漁業交渉の関係で、二時間の予定の質問の半ばで行かなければならぬという話を承りました。大体話からいくと、荒木さんや床次さんにやってから農林大臣と、こういかぬと回転のしにくい点があるのですが、これは外交の問題でもありますので、了承いたしまして、順序が逆転いたしますが、農林大臣から少しくお伺いしたいと思います。 いずれ農林省設置法の一部改正が出た際に、農林省関係の機構が関連した問題について詳細に質問をいたしたいと思いますが、最初に日……
○角屋委員 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、本日は大臣の御出席を得て、所要の点について御質問申し上げたいと思います。 大臣、少しおくれるようでありますが、それを了解の上で少しく大臣御出席の前にお伺いをいたしたい。 今度の農林省設置法の一部改正法案は、過去幾たびか出して法案としてはつぶれた内容のものをおおむね今回も出してきたというふうに理解をしておりますが、その中で、最初に淡谷委員も御質問になったかと思いますが、農業者大学校について、少しく冒頭にお伺いをいたしたいと思います。 行政管理庁からもおいででございましょうか。――農林省のほうから、農業者大学校を設けることにした趣旨……
○角屋委員 今回、真珠養殖等調整暫定措置法案が提案されまして、先ほど来同僚議員の質問が展開されてまいりましたが、私もこれに引き続きまして、重要な点について御質問申し上げたいと思いますが、せっかく長谷川農林大臣も御出席でありますので、大方針については、ときに答弁に立たれまして、ひとつ基本的な問題は御答弁を願いたいというふうに思います。 私はまず、この真珠養殖等調整暫定措置法案というこの法案の作成過程を考えるのでありますが、御承知の、昨年秋に本委員会が、特に真珠不況打開のために、主産地県である長崎と三重の現地を、真珠プロパーのために訪れるという異例の措置をとっていただきまして、真剣な論議が展開さ……
○角屋委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四党を代表いたしまして、ただいま議決されました真珠養殖等調整暫定措置法案に対しまして、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 真珠養殖等調整暫定措置法案に対する附帯決議(案) 昭和四十一年以降における真珠不況の経過と現状にかんがみ、真珠養殖業者および真珠母貝養殖業者の経営の安定と合理化を図り、真珠の正常な輸出を確保するため、政府は、本法の施行に当たっては、生産対策のみならず、加工、輸出対策を含めた対策を総合的に推進するとともに、当面特に左記事項の実現に努めるべきである。 ……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、当面の農政上の重要課題であります食管問題を中心に、政府の農政の基本的な姿勢、取り組み、こういうものを具体的にただしながら、あわせて今日社会的にも非常に大きな問題であります公害対策、あるいはこれからの国際的に重要な問題であります海洋開発、こういう問題にも言及をいたしまして、率直に政府の所信をお伺いいたしたいと思うのでございます。 冒頭に申し上げたいのでありますが、予算委員会の総括質問開始以来、外交、防衛、沖繩問題、これは非常に重要な問題でありまして、本委員会を通じて大きく論議を呼んでおるわけであります。しかし、静かに考えてまいりますと、やはり日本……
○角屋委員 私は、日本社会党を代表して、中澤茂一君外十二名より提出されております昭和四十四年度予算三案につき撤回の与え編成替えを求める動議の趣旨説明を行なうものであります。 動議の内容につきましては、すでに委員各位に配付されておりますので、その要旨だけを説明いたします。 われわれがここに動議を提出いたしました基本的な考え方は、何より長い間保守政権のもとでの経済の成長が、そのまま人間のしあわせにはつながらず、かえって人間疎外、人間性破壊を生み出しているため、国民は、いまやその根本的な改造を求めており、現状に対して大きな政治不信となってきていることに基づくものであります。われわれは、こうした国……
○角屋委員 最初に、芦原公述人にお伺いをいたします。 政府のほうで経済社会発展計画、昭和四十二年から五カ年間の計画を発表されたわけですが、こういう計画を推進するにあたって一つ大きく考えなければならぬことは、四つの島に一億近い人口がおりまして、さらにこれから人口が増加をしていく。しかも、そういう中で国土の総合開発というものが、従来から新産都市の問題にしろ、あるいは工業特別振興地域の問題にしろ、あるいは低特の問題にしましても、山村振興の問題にいたしましても、その発生の年次はいろいろ違いますし、こういう経済の非常な発展過程においては、根本的に再検討して、もう一回同じ時点で足並みをそろえて総合的に推……
○角屋分科員 秋は約一時間にわたりまして、重点的に農林水産の諸問題について、若干大臣にお伺いをいたしたいと思います。 倉石さんが、農林大臣に就任をされたというのは、私どもから見ますと異色の人事でありまして、いままで労働行政のベテランという倉石さんが農政に取り組む。これから、率直にいってなかなかむずかしいところに参っておりますし、しかも、ある意味では停滞傾向を払拭しなければならぬ、やはり農村、農民に対する新しいビジョンを与えていかなければならぬ、また、それに対する裏づけもしていかなければならぬという、きわめて重要な段階において農林大臣を引き受けられたわけですが、ことしの予算、五千億を少しこえる……
○角屋分科員 外交の当面の諸問題について、重点的に外務大臣にお伺いいたしたいと思います。
過般、エカフエの総会がございましたし、また、今月二十六日からマニラで東宿アジア開発閣僚会議を開催する。さらに今後外務大臣の外交折衝の舞台というのはきわめて多い。九月にはアメリカで日米経済合同委員会の会合も開かれるし、非常に繁忙でございますが、とりあえず、外務大臣の本年のおもなスケジュールを、事務当局からでけっこうですからお知らせ願いたい。
【次の発言】 過般の予算委員会の代表質問のときにも、総理並びに外務大臣の外遊問題について少しお伺いしたのですが、統一地方選挙の影響というものが、総理の外遊に何か影響が……
○角屋委員 今回議題にのぼっております原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定、並びに原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国政府との間の協定、この二協定の問題に関連をいたしまして、同僚の石川君に引き続いて、数点にわたって御質問申し上げたいと思います。最初に、私、きょうは議事録を持ってきませんでしたけれども、三木大臣にお伺いしたいのであります。今度の国会で、私、総理の施政方針、それから三木外務大臣の施政方針を聞いておりまして、総理は二十一世紀に向けて核時代を迎えるというようなことでいろいろお話しに……
○角屋委員 湊さんにお伺いをいたしたいと思います。 湊さん、財政、経済全般にお触れになったんですけれども、お話の中で、総合予算主義の立場から、食管会計問題あるいは生産者米価、消費者米価の据え置き問題等々にも触れられたわけでございます。私は、過般予算委員会の総括質問の中で、農政問題にしぼって総理以下いろいろ論議をやったわけでございますけれども、湊さんは経済審議会等々にも参画しておられるようでありますが、私はまあ湊さんのような経済界の人たちにもぜひひとつ考えてもらいたいというふうな立場から、若干お述べしたいと思うのです。 私、昨年ヨーロッパを農業事情調査ということで回ってまいりました。湊さんも……
○角屋分科員 私は、きょうは海洋開発に関連する問題と、三十分でありますから、さらに時間を得ますれば原子力の平和利用に関連する問題、大体この二点にしぼって簡潔にお尋ねをいたしてまいりたいというふうに思います。 海洋開発の問題は、近時国際的にも宇宙開発、原子力の平和利用、さらに海洋開発というふうなことが大きくいわれておるわけでございます。国際的に見ましても、アメリカあるいはソ連、フランス等々、積極的に取り組んでおる国々もございますし、日本もこれからこの問題には本格的に取り組もうという姿勢にあるわけでございます。 冒頭にお伺いをしたいのは、海洋開発のこれからの問題を考えるにあたって、いわゆる一九……
○角屋分科員 大臣、連日御苦労さんです。 今度大臣が建設大臣として御就任になったわけですが、同時に私どもの地域では、関係の深い中部圏開発整備の直接の責任者ということで非常に期待もしておるわけであります。また、これは別におじょうずを言うわけじゃありませんが、大臣就任以来てきぱきとさばいてきておられるように判断をいたしております。 私は、予算委員会の総括質問のときにも、いま経済企画庁を中心に大詰めに来ております全国総合開発計画の問題を取り上げて質問いたしました。大臣も御承知の昭和三十七年に出て以降、経済の高度成長の過程でもう一回読み直さなければならぬという事態にまいりました全国総合開発計画が、……
○角屋分科員 本日は、当分科会におきまして、公害問題にしぼって数点お尋ねをいたしたいと思います。 このたび同県の斎藤さんが、国民の生命、健康あるいは福祉、こういうものを重要な責務といたしております厚生大臣に御就任になったわけですけれども、公害の問題については、四日市の現地の実態、あるいは全国を回られて――公害対策に厚生省は、特に先ほど申しましたような立場から真剣に取り組んでもらわなければならない、こういうふうに思っているわけでございます。私も党の公害対策特別委員長をやっておりまして、基本法以来公害問題に取り組んでおるわけですけれども、公害総点検という立場から、近くそれぞれ重要な各県にも回りた……
○角屋分科員 北山先生に引き続きまして、農林水産関係の諸問題について、約一時間、簡潔に御質問を申し上げていきたいと思います。 最初は国際漁業関係の問題からお伺いをいたします。 御承知の、いまソ連との間におきまして、二月の六日からカニ漁業交渉が行なわれております。現在進行中でありますが、さらに最近の報道では、日ソの第十三回の漁業交渉が、三月五日から東京で開催予定である、こういうことが伝えられております。 まず、三月五日から開催予定の日ソ漁業交渉の問題から入りたいと思いますが、ことしはサケ・マスが豊漁年の関係もありまして、まあ交渉の推移はこれからでございますけれども、私どもの判断としては、昨……
○角屋分科員 私は、通産行政全般の問題について、主として基本的な大平通産大臣のお考えをただしてまいりたいと思います。 最初に、本年度の世界経済の動向、その中における世界貿易の推移が、どういうようになるか、こういう全体的な判断の上に立って日本の経済の政府として見込んでおります成長率、名目一四・四%、実質九・八%、国際収支の関係では若干の黒字、さらに民間設備投資の伸びとして昨年よりも少しく小幅で大体一六%程度、こういう見込みのもとに本年度経済の成長を考える、あるいはそういう中においての日本の貿易問題を考えていくということに相なるわけでありますけれども、最初に、大平通産大臣から新年度の世界経済の動……
○角屋分科員 経済企画庁の関係の本分科会における質問は、一日で終わるわけでございます。本分科会の農林、通産は、いずれも二日あるいは二日をオーバーするという状態で熱心に審議しておるわけですが、通例の本会議の所信表明を見ますと、総理以下大蔵大臣、外務大臣、経済企画庁長官と非常に偉いのでありますけれども、しかし、権限は相当持っておりましても、ややもいたしますと実行官庁にやはり中心がいくと思います。経済企画庁というのは、権限からいっても相当大きなものを持っておるというので、読み直さなければならぬと思って、目的設置、任務等、経済企画庁設置法を見てまいりましたら、第三条任務のところに、「長期経済計画の策定……
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