このページでは荒木万寿夫衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 受田さんにお答え申し上げます。 私がお答え申すべきことにつきまして、すでに総理大臣及び坂田文部大臣からお答えがございすして、私が申し上げることはなくなりました。ただ、お説のとおり、暴力は民主主義の敵だとも申されます。学外であろうと、学内であろうと、学生につきましても、暴力が基本的に否定さるべきことは当然と存じます。ただ、大学は、本来暴力をはじめ、無法状態が起こり得る場所ではないはずだ、そういうことを基本に、先刻来お話が出ましたように、警察当局としましても、大学自治を尊重し、要請がなければむやみに入るべき場所ではない、こういうことで運用してまいっておるのであります。……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 楯さんにお答え申し上げます。もっとも、総理大臣、大蔵大臣、運輸大臣から御答弁もありまして、無用かとも思いますけれども、重複を避けまして蛇足を添えさしていただきます。 第一は、政府は三年間で五%の公務員の定員削減を実施しようとしているが、一方では自衛隊をふやしているじゃないか、矛盾しているんじゃないかという意味のお尋ねであったと存じます。仰せのとおり、政府は、行政の簡素能率化をはかり、国民負担の軽減に資する見地から、国家公務員の定員の計画的削減を行なっているのでありますが、自衛官は一般の公務員と性格を異にしており、その定数の決定は防衛の特殊性に基づくものでありますの……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 吉田さんにお答え申し上げます。 御指摘のとおり中央、地方を通じまして行政改革を行なう、国民のためにあるいは地方住民のためにという立場で行政改革を行なうことの重要性は、政府としても十分に考えておるところであります。御案内の臨時行政調査会の答申を尊重しつつ、国民のための行政の実現を期して、その簡素、能率化につとめてきておる次第でございます。 行政管理庁としても、各省庁に対する機構、定員の審査及び行政監察の実施を通じまして、さきに実施いたしました一省庁一局削減、審議会の整理、再編成等の機構の統廃合、特殊法人の整理、許認可等の整理等、全庁の機能をあげて一体的にその推進に……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 山本さんにお答え申し上げます。 第一点は、地方財政計画に関連をしまして、公共団体の人員削減、そういう関連からいたしまして、国の行政の縦割りは一体どうだ、国の立場の行政改革をやらねばならぬじゃないかというふうな立場からのお尋ねであったと存じます。縦割り行政の弊害につきましては、しばしば指摘されてきておるところでございますが、これにつきましては、総合調整機能の強化をはかり、その弱点を補うべきものと考えております。また、人員削減に、対応して事務の簡素化をはかるべきであるとのお説には全く同感であります。目下種々検討いたしておるところであります。たとえば、御指摘の許認可事項……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 折小野さんにお答え申し上げます。 公害現象は、大気汚染、水質汚濁、騒音防止等、御指摘のとおりきわめて多元的でありますと同時に、したがって、これに対処する公害行政も、多角的でなければ実態に即応しがたいと存じます。さりとて、単に公害に関係があるという点だけで、異質な行政を一カ所に集めましても、他面、本来の行政の能率を阻害する結果となることがおそれられるのであります。しかしながら、関係行政機関が多岐にわたるために、公害行政が不統一で、実効があがらないようなことがあってはならないこと、これまた御指摘のとおりであると存じます。 そこで、政府としましては、個々の対策の実施は……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) お答え申し上げます。 私も、有本警部補の殉職につきまして、優秀な警察官をゆえなく失いましたことを衷心遺憾に存ずるものであります。これに関しまして、全国的に各界からお寄せいただきました御同情に対し、治安当局を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げる次第であります。(拍手) すでに総理大臣及び文部大臣からお答えを申し上げておりますので、簡単に私の関係します範囲内においてお答えを申し上げたいと思います。簡単にお答えすればいいようなものの、事の原因を申し上げることも必要かと存じますので、お許しをいただきたいと思います。 岡山大学においては、昨年九月十七日より過激派学生に……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 石田さんのお許しを得まして、警察庁長官にかわり、公安委員長である私からお答えをさしていただきます。 やみ米の問題、またその取り締まりについては、すでに法務大臣からお答え申し上げたことで尽きておると存じます。幾らか具体的に補足さしていただきます。 食管法違反の検挙状況を簡単にまず申し上げます。 戦後昭和二十四年の約百万件にのぼります検挙数に対しまして、昭和三十三年は、はるかに少なくなりまして、七千八百件でございます。さらに昭和四十三年には、さらにはるかに下がりまして、百四十七件と相なっております。このことは、純然たる法律論から申し上げますれば、取り締まりが不十分……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) お答え申し上げます。 私に対するお尋ねは、ゲバルトの起こった原因は何かというお尋ねでございますが、これを社会思想史的に、あるいは戦後の二十数年の政治的あるいは経済的諸条件の変遷の中に生まれた理由などという立場からは、お答え申し上げることは私にはできません。おっしゃることは、通称ゲバルト、学生にあるまじきゲバ棒を持って人をなぐり回すというあの不届き者がどうして起こったかというお尋ねかと存じます。(拍手)過激派学生集団、いわゆるゲバルトの暴力的破壊活動が生まれてきたおもな原因を端的に申し上げれば、革命のためには手段を選ばないというような過激派学生集団の指導理念と実践行……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 楢崎さんにお答え申し上げます。 私に対するお尋ねは、警察も催涙ガスを使っておるようだが、それはいま問題になっております神経性の毒ガスその他、また、ウ・タント事務総長の勧告等との関連においてどんなものであり、どういうふうに考えておるかというようなお尋ねであったかと思います。御指摘のように、警察は、現に催涙ガスを持ち、かつ、使用いたしておりますことは御案内のごとくであります。ところで、警察が使っております催涙ガスは、万々御承知のとおり、クロルアセトフェノンといわれるものであり、また、CNとも呼ばれておることは御承知のごとくであります。これは、一時的に催涙させて、涙を流……
○国務大臣(荒木萬壽夫君) 川崎さんにお答え申し上げます。 お尋ねは四項目であったかと思います。 まず第一は、警察の理念について、戦前の警察と戦後の警察とどういうふうに違うのだというお尋ねでございました。 現在の警察制度は、戦前における警察の反省の上に立って制定されたものでありまして、警察法第一条に規定されているように、民主的理念を基調とするものであります。その根本的精神は、人間の尊厳と自由の理想を保障するという、民主的理念を基調とするものであります。個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持する警察の職責の遂行は、国民のために、また、国民にかわって行なわれるものでありまして、その……
○荒木国務大臣 私は、先般の内閣改造に伴いまして国家公安委員会委員長を命ぜられ、その責務の重大さを痛感いたしておるのであります。 委員各位には平素から警察行政につきまして多大の御尽力をいただいており感謝にたえないところでございますが、今後とも格別の御指導と御協力を賜わりますようお願い申し上げる次第であります。 この機会に、警察行政をめぐる当面の諸問題につきまして所信の一端を申し述べたいと存じます。 私は、警察行政の目的は、国民が安んじてその生活にいそしめるようにすることにあり、治安の確保なくしては、民主政治の発展も国民生活の向上もあり得ないと存じておるのであります。 このような観点から……
○荒木国務大臣 御指摘のとおり、警察官の職務が、やむを得ない場合のことではありますけれども、命も落とすこともあり重軽傷を負うこともある。それをあえて乗り越えまして、法秩序の維持のために努力しておる警察官諸君の真摯な努力に対しまして、御理解あるお立場からの御質問、まことにありがたいことに存じます。 現状及び今後についての具体的施策につきまして一応の考え方はございまするし、努力もいたしておりますが、その具体的詳しい事情は、うろ覚えにはレクチュアを受けて存じてはおりますけれども、不正確でございますから、それは後ほど、要すれば政府委員からお答えをさせていただきます。さしあたり、お尋ねに応じまして、私……
○荒木国務大臣 行政管理庁長官を拝命しました荒木萬壽夫でございます。微力者でございます。一生懸命がんばりまして、国民の御期待にこたえねばならぬと存じております。何とぞ委員長はじめ皆さま方の御鞭撻、御叱正のもとに一生懸命つとめさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○荒木国務大臣 お尋ねのように、東大の現状が不法と見られる状態であり、こうした状態で長く放置されていることは許されない問題だと存じます。先日の参議院の予算委員会におきまして、松下委員の御質問に対して私が刑法第百三十条の関係を御説明しましたのは、現在までの状況から判断すれば、大学当局は学生の占拠を必ずしも刑法第百三十条が申しますように、ゆえなき侵入であるとは考えていないように理解されるという意味のことを申し上げたものでございまして、正常な常識から見れば、不法と見られる状態であるといわざるを得ないと考えます。しかし、だからといって、いま直ちに警察が学内に出動してこれを排除することが、根本的な解決に……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 大体総理大臣、文部大臣が言われておるとおりだと思います。少なくとも教育の課題としてはいままでおっしゃったとおりだと心得ます。例を東大に引いてのお話でございますが、現状が教育的に見てどういう事態だということは、私から申し上げる課題ではないと思います。ただ、新聞の投書とかあるいは一個人として見ました場合、お説のように、厳粛な大学の自治が侵されておるんではなかろうか。ことに憲法が保障するところの、国民はすべて能力に応じて教育を受ける権利を有する、その憲法上の人権として保障しておる能力に応じて入った学生が、さっきも文部大臣が申しましたように、勉強したい、研究した……
○荒木国務大臣 私も人事院総裁のまねをするわけじゃございませんが、合理的な根拠に立ったお答えはできない。いわばわからないと申し上げたほうが正直なお答えだと思います。私も役人で長くおったものですから、昔を思い起こしてみますれば、先ほどもちょっと話が出ましたように、主管大臣からやめろと言われたから、肩をたたかれたからやめるなんということよりも、いわば同期の者が次官になったら、むしろ次官がやりやすいように、自分としても局長にもしてもらっているんだから、一応役人としては行き着くところまで行った。同期の者が引き続いて二人も三人も次官になれっこない。また、制度上もそういうことはあり得ないということで、みず……
○荒木国務大臣 昭和四十一年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 第一に警察庁の項であります。 当初予算額は百八十五億三百三十万九千円であり、予算補正追加額が二億六千七百二十六万五千円、予算補正修正減少額が二億九千九百九十二万九千円ありますので、歳出予算額は百八十四億七千六十四万五千円となったのであります。これに、前年度より繰り越した額が十九万七千円、予備費使用額が四億九千百二万一千円ありますので、歳出予算現額は百八十九億六千百八十六万三千円となっております。 この歳出予算現額に対しまして、支出済み歳出額は百八十九億五千四百三十九万七千八百十一円でありまし……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。出してはおりません。
【次の発言】 お答え申し上げます。
いまおっしゃるような意味においては何ら出てはおりません。
【次の発言】 お答え申し上げます。
そのものずばりで申し上げねばなりませんけれども、いま御指摘のとおり予算要求の積算基礎としての三百円というものは、この前の予算委員会でも出た数字でございますが、それはあくまでも積算基礎でございまして、それに基づいて予算案がきまりました中の金額の支出につきましては、ケース・バイ・ケースでその事態に応じて支出をする、交付をする、そういうたてまえのものでございます。
○荒木国務大臣 私は、国家公安委員会委員長として、警察行政における交通施策につきまして、所懐の一端を申し述べ、各位の御理解と御協力を賜わりたいと存ずるものであります。 御承知のように、近年、わが国におきましては、自動車保有台数と運転免許取得者数の著しい増加等に伴いまして、交通事情が逐年、複雑かつ悪化の傾向を示し、昭和四十三年における交通事故による被害者は、死傷者数八十四万二千三百二十七人、このうち死者一万四千二百五十六人、負傷者八十二万八千七十一人を数え、いずれもわが国史上最高を記録するに至り、また、大都市における交通渋滞は激化の傾向にあり、昭和四十四年における交通情勢は、さらにきびしくなる……
○荒木国務大臣 ただいま超党派で、満場一致で御決議いただきました本法案についての附帯決議、一々ごもっともであると拝承いたします。政府としましては、御趣旨を体しまして万遺憾なきを期する努力を具体的に進めていきたいと存じます。(拍手)
○荒木国務大臣 お答え申します。 ただいま御指摘の事件につきましてはお話のとおりでございまして、私も御指摘と同じような気持ちを抱くものの一人でございます。何とおわびしていいかわからないくらいの気持ちでございます。閣議でも申しましたし記者会見でも申しましたことが新聞に取り上げられておりますが、あのとおりの心境でございます。 お話しのとおり、元来人間としてこんなばかなことをすべきではないだろうという、警察官であるという立場以前の課題としてもむろん問題だろうと思いますが、いやしくも警察官を志望し採用され、しかも警察学校を一年間の課程を経て、警察官としての国民に対する奉仕観念は一応身につけておるは……
○荒木国務大臣 御指摘のように、自動車の量がふえましたし、さらに過密過疎の問題がカレントトピックになっておる現実がそこに急激にあらわれてまいりました。さようなことを考えましても、従来の道路交通法そのままで完全に受けとめ得るかどうか、またその中における警察当局の責任が果たせるかどうかということ含めまして検討すべき課題がそこにあるというふうな気持ちはいたします。ただ、具体的に、どういう角度からどういうふうにということまでは申し上げかねますけれども、要すれば交通局長からお答えを補足していただきます。
【次の発言】 結論から先に申し上げれば、検討する用意があり、検討しつつあります。
御指摘のとおり、……
○荒木国務大臣 お答えを申し上げます。 総定員法の運用との関連におきまして、特許庁の仕事の特殊性と申しますか、一種の現業的な要素が多分にあると理解をいたしますけれども、そういう意味で、一般に少数精鋭主義で、行政サービスを低下しないでやっていこうという考えではございますけれども、従来とても特許庁につきましては、定員の問題については、ほかの省庁の部局等とは全然違った考え方に立って、毎年相当数を増員しておることは御承知のとおりでございます。今回の総定員法の運用上も、むろんいままでと同じ考え方に立ちまして、よく特許庁、通産省とも御相談しながら、善処していきたいと思っております。 それから、次長制を……
○荒木国務大臣 委員各位には、平素から治安行政の問題につきまして御尽力をいただいているところでありますが、この機会に所管行政の当面する問題につきまして、所懐の一端を申し述べ、各位の御理解と格別の御協力を賜わりたいと存じます。 各位御承知のように、現在、国民がひとしく憂慮しておりますのは、過激派集団による相次ぐ暴力行為であり、警察としましても、日夜、その対策に腐心いたしておるところであります。 これら過激派集団は、先般の東大紛争をめぐる安田講堂の占拠や神田地区での行動に見られるとおり、過激な破壊行動を繰り返し、ために大学を物心両面から荒廃させたにとどまらず、地域住民にも著しい被害をもたらし、……
○荒木国務大臣 御指摘の問題、私も新聞を通じ、テレビを通じて聞きまして驚いたわけですが、理屈抜きに申しわけないことをしでかしたと存じております。大体、ピストルなんかには安全装置はないのかと聞いて見ましたところ、あの型のピストルには安全装置はないそうです。ただ、いきなり引き金を引きましても、一貫目ぐらいの重さを感ずるような引き金の引き方でないと引き金の効果を発揮しないということにたよっておるピストルらしゅうございまして、そういうピストルのせいにする意思は毛頭ございませんけれども、再びこんなことが起きませんためには、ピストルそのものにも今後の問題としては考えなければならぬ課題があるんじゃなかろうか……
○荒木国務大臣 五千人の増員を予定しておるわけでございますが、その一つは、機動隊の増強二千五百人、うち警視庁二千人、神奈川、埼玉、千葉の三県に合計五百人、二つ目は、警備事件捜査要員の増強のために一千人、三つ目には、外勤警察体制の整備のために一千五百人、以上合計五千人でございます。
なお、もっと小分けをしました配分計画は政府委員から申し上げさせていただきます。
【次の発言】 いま申し上げた数字だけを別個に取り上げての御批判、数字的な御批判はあるいはあり得るかと思いますが、増員しました意味は、何も一九七〇年、昭和四十五年ということを浮き彫りにして、それを対象に考えたわけではございません。警察の国……
○荒木国務大臣 大体そういうふうなことも申しました。
【次の発言】 民社党の岡澤委員の御質問にお答えしたわけでございます。御質問の趣旨は、過ぐる日さるテレビ放送に井上法学部長が出席されまして発言をされた中に、警察は大学側から見て敵であるということを明言された。それについて法制局長官の発言を求められ、続いて私にも発言を求められましたので申し上げたわけであります。
あらためて申し上げるまでもなく、警察官は十六万数千人おりますが、そのすべての者はもちろんのこと、警察全体といたしましても、法に基づいて命ぜられました警察責任を忠実に法の範囲内において行使し続けてきておると信じております。しかるにもかか……
○荒木国務大臣 社会党員に対する傷害事件の実態について御報告を申し上げます。 四月二十三日午後零時六分ころ青思会員八十三名が、米軍偵察機の撃墜事件に際し、社会党幹部の談話が「一方的でけしからん」として抗議するため、千代田区永田町の社会党本部を訪れ、参与北上清五郎ら五名が代表となって玄関内へ入り、他は玄関外で待機いたしておりました。五名を代表して大日本桜花隊長神長保男が、館林国際部長に面会して名刺を差し出し、抗議に来た旨を告げたところ、館林部長は、そうですがと答えたのみで相手にしなかったのであります。 このため、北上清五郎が、礼を尽くしているのに名刺も出さないとは何事かと詰問したところ、初め……
○荒木国務大臣 仰せのように、天下の公党の玄関先でけんかが行なわれて、血ぬられたかどうかという現実は私もしかと承知しておるわけじゃございませんが、少なくともなぐり合いが行なわれたということはまことに遺憾千万なことだと私も存じます。
【次の発言】 暴力は、いかなる理由がありましょうとも、どこでありましょうとも、民主主義の敵であると私は理解をいたします。したがって、襲撃とおっしゃいますが、私の警察関係から得ました実態調査によりますれば、襲撃という現象ではなかったと理解いたしております。抗議文を手渡しに行って、入れる、入れない、二階に上がる、上がらないということからエキサイトしたと見られる口論が高じ……
○荒木国務大臣 いま御指摘のように、前回当委員会に出席しましての御質問に対しまして、おっしゃるようなことを申し上げました。それは青思会でございますか、青思会なるものが抗議をしに行くということは、民社、公明、社会三党であったと思いますが、あらかじめわかっておりまして、それぞれの党にも予告をしながら抗議しに行ったと承知いたしております。民社、公明両党に先に行って、あとで社会党のほうに抗議に行った。そういうことでございまして、詳しい前後の事情は、要すれば政府委員から補足説明をいたしてもらいますが、当時そう申し上げました私の問題意識を率直に申し上げれば、そういうことであらかじめ抗議に行くことがわかって……
○荒木国務大臣 まあ、副総監は総監を助ける調整機能と申しますか、整理機能を分担させるということで、いわば警視庁でいえば警視総監と各部長の間にある職であって、法律で規定しておりますのは、警視総監とか本部長、ないしは警察庁長官というものを法律上の職としてさめておると理解いたしております。したがって、各本部長と同じような意味合いにおいて、附録の末尾に、警視庁には副総監を置くという趣旨で、そのことまで警視庁とも十分意見を交換しながら、政令の定める基準という意味で、附録に警視副総監を設置するということを表現いたした次第でございます。
【次の発言】 一見御指摘のような気持ちもせぬではございませんが、制度論……
○荒木国務大臣 ただいま議題となりました行政機関の職員の定員に関する法律案の得案理由及び概要を御説明申し上げます。 行政の簡素化、能率化を推進し、必要最少限度の人員で行政を遂行するためには、行政需要の消長に伴う定員の配置転換を各省庁内はもとより、各省庁間を通じて強力に行なう必要がありますが、このほうには各省庁別に定員を法定している現行の法制を改め、弾力的、合理的な定員管理制度を実現することがぜひとも必要でありますので、この法律案を提出した次第であります。 法律案の概要について御説明申し上げますと、まず、公務員数の抑制をはかるため、内閣の機関並びにに総理及び各省を通ずる定員の総数の最高限度を……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 伊能さん御指摘のように、この問題はずいぶん以前からの懸案でございまして、ようやくいわゆる総定員法案を三度目に御審議願う機会に恵まれたような次第でございます。 もともと御案内のとおり、先年国会において御決定をいただきました臨時行政調査会設置法のときにさかのぼって申し上げる必要があろうかと思いますが、蛇足ながら申し上げさしていただきます。 すなわち行政改革を断行して変転する諸条件に対応する行政需要にマッチした行政サービスを提供すべきであるという見地に立ちまして、その行政改革の案を練っていただくために客観的な立場で臨時行政調査会というものを設けようというの……
○荒木国務大臣 そのとおりに考えます。
【次の発言】 お尋ねの点は私から申し上げさせていただきますが、この法律案を御決定いただきましたあとに出るであろう政令、その定員の総数は、予算で御審議いただいておる予算定員そのものでございます。
【次の発言】 先ほど抽象的に申し上げましたか、定員の実数を申し上げますと五十万四千百四十六人ということになります。
【次の発言】 そうではございませんで、御審議中の法案が五十万六千何がしという数字が出ておりますのは総ワクでございまして、それ以上に国会の御審議を経ないでかってにふやすことは許さないぞという歯どめでございます、法律案に書いてあります実数は。ところで、先……
○荒木国務大臣 ただいま議題となりました許可、認可等の整理に関する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、行政の簡素化及び合理化を促進するために許可、認可等の整理をはかってまいりましたが、さらにその推進をはかるため、さきに政府において決定いたしました行政改革三カ年計画に基づき、計画的に許認可及び報告等の整理を行なうこととし、この法律案を提出することとした次第であります。 法律案の内容について御説明申し上げますと、第一に、許可、認可等による規制を継続する必要性が認められないものにつきましてはこれは廃止し、第二に、規制の方法または手続の簡素化をはかることが適当と認め……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 行政改革一般につきましては、前数代の長官以来非常な努力をしてもらいましたし、与党並びに本委員会におきましても、法案の御審議を通じまして御推進いただいて、ありがたく感謝申し上げておる次等でございます。しかし、私が行政管理庁長官になりまして以後は、なかなか遅々として進まないというかっこうになっておりますことを恐縮に存じておるのであります。ただ、許認可の整理統合等につきましては、当初から予定されておりました許認可の整理統合等の実績は、比率的に申し上げれば、予定よりちょっとオーバーするくらいのところまで御推進をいただいておると存じております。ただ問題は、許認可そ……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 何回か同様の趣旨の御質問に対しまして数回考え方を申し上げているところであります。毎度申し上げておりますように、大学といえども社会の一部分であることは間違いない。法秩序を乱る者があれば断じて例外扱いすべきじゃない。そういう意味におきまして、暴力をはじめとする不法行為が不幸にして大学という最高学府といわれるところに起こっておるわけでありますが、それに対しては、いま申し上げました前提に立って、現行法で十二分に秩序の維持、取り締まりというものはできると存じております。しかし、実際は数十校ないしはちょっとした紛争自体を計算に入れれば百校以上の大学が紛争事態にあると……
○荒木国務大臣 少年法の改正課題につきましては、全然私知識がありませんし、御指摘のような話題があることも、承知いたしておりません。 そこで、暴力を伴います大学紛争が新聞をにぎわしておる状態は、私もあなたと同様、国民の一人として憂慮いたしております。それが高校にまで最近及んでまいりまして、たとえば今度の卒業式をめぐりましても、異常な状態あるいは不法状態を伴いました混乱した高校が全国で五十六校に及んでおると聞かされておるくらいに、だんだんと年々エスカレートしつつあるような状態を、御同様憂慮するものであります。これに対しまして、警察当局といたしましても、一応の対策とあらたまって申し上げるほどのこと……
○荒木国務大臣 ちょっと具体的数字を明確にお答えいたしかねますので、政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 犯罪捜査の具体的な作戦行動逐一を存じませんので、新聞記事を御指摘相なりましての、何か初動捜査に手落ちがなかったかどうか、しろうと判断で、私もそんなふうに感じて新聞は読んだわけでありますが、ある程度御指摘のようなところに手抜かりと申しますか、注意力の綿密な到達度に遺憾な点があったんじゃなかろうかと想像いたしております。なお、担当の政府委員じゃございませんが、警備局長から補足的に申し上げさせていただきます。
【次の発言】 経験の浅い私が一人前のことは言えないことを承知の上でちょっと申す……
○荒木国務大臣 学内におきまする公安条例の解釈適用についての文部次官通達、これは現に生きておると理解をいたしております。公安条例の運用における公共の場所の解釈など当然のことを述べているのでございまして、現在においても効力を持っていることはいま申し上げましたが、ただその第三の項目、すなわち当該学校長の取り締まり措置とか要請があった場合の警察の協力などの用語におきまして、誤解を招きやすい点があるというのが欠陥として指摘し得ると思います。したがいまして、次官通達が出された当時とは情勢の異なる現状におきましては、しかるべき機会に文部当局から各大学当局に対して、次官通達はあくまでも大学当局の管理権が適正……
○荒木国務大臣 犯罪捜査と報道機関の報道の自由との相関関係いかんという難問題でございますが、憲法的に、あるいは刑事訴訟法等を念頭に置いてお答えする能力は、私はございません。常識論を出ませんことをお許しをいただきたい。新聞、ラジオ、テレビ、報道機関は、片っ端から何でも知りたいということを含めて表現の自由があるものと思います。警察が犯罪を捜査するについて国民一般の御協力をいただくということは、非常な便宜であることも申し上げるまでもないことであり、また、その国民の一部としての報道機関に協力を求めることも、捜査機関として私は当然お願いしてしかるべき態度じゃなかろうかということを一般論としては思うのであ……
○荒木国務大臣 私は、福岡県の本部長を公務員としての適格性がないとは考えておりません。むしろ公務員としての責任を大まじめに果たしておる一人である、こう思っております。
【次の発言】 この話、ことばが上品であるか上品でないかという批判の余地はあるかと思います。私もつい大ばかものと言いましたが、賢くない人であるとはいまでも思っております。用語があまりに直説法でありすぎて、国会で予算の審議にも関係があるから取り消したらどうだというおすすめもありまして、なるほど、それもそうだと思って、大ばかものと申し上げましたのは用語が適切でないから取り消しますということを朗読いたしたことは、承知しております。その意……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 元来、大学という良識の府に暴力が横行するということは、あるべからざる課題だと心得ておりますが、遺憾ながら良識の府が暴力まかり通るような姿になっておるのでありまして、その意味において、治安当局としても不本意ながら関心を寄せざるを得ない、こういう状況かと思います。御指摘のとおり、最近における大学紛争が、政治的なイデオロギーに基づくものであって、いわゆる学問の自由を確保する意味における大学の自治ということとは、まるで無縁の集団暴力がその実体であると見ております。過激派学生集団につきましては、革命路線に従って暴走を続けております。民青系学生集団も、いわゆる新聞紙……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 五千人の警察官増員に関連する予算を要求しておることは御指摘のとおりであります。そのうち機動隊は二千五百人、千五百人は外勤警察官、他の一千人が警備、捜査員、全国的な対象としてそういたしておるのであります。 申すまでもございませんが、別に警察国家をつくるなどという考えがあろうはずもございません。警察はあくまでも消極的な行政で、無法まかり通る不法事案、そういうものは許さないという憲法ないしは警察法の趣旨に基づきまして、不法事案があるならば出動しなければならない。また、不法事案がだんだん多くなる可能性が考えられますならば、全国民のためにそれに応じた措置をする責……
○荒木国務大臣 定員に関する政令は、予算を御審議決定していただきました直後、なるべくすみやかに政令で定めることにいたしております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
採用、教養、人事、配置など人事管理の面から見まして、改正定員条例の施行は四月初旬であることが最も望ましく、かっこのためには、三月の定例都道府県議会において定員条例及び予算に関し所要の措置が講ぜられることが望まれるのでございまして、改正政令の内容となるべきものとして内定したところをあらかじめ連絡するのが通例でございます。もちろん通称内簡と称せられるものは、それ自体には拘束力はございませんけれども、改正政令の公布施行によりまして初……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 私も新聞を見まして、麻生さん同様がく然としたわけでございます。直ちにその実態を究明すべく命令をいたしております。私のほうの守備範囲として申し上げますれば、原因の究明及び避難誘導体制に手落ちなかったかどうかということを通じまして御報告を申し上げる責任を感じます。しばらく時間をかしていただきまして、後ほど申し上げることをお許しをいただきます。
○荒木国務大臣 補足させていただきます。 先ほど来総理大臣が仰せになりましたこと、そのとおりだと私も存じます。ただ、いささか懸念されることがございますから補足させていただきます。 あの確認書は、大学当局としましては、評議会の議に付して最終的な大学側の意思を決定する。さらに学生側はそれぞれの学部集会等をいたしまして、二十数項目に分析されますところについて賛否を明らかにしながら問題意識を確定する、こういう順序のようであります。そうして近く評議会と学生代表との間に、あるいは大衆団交の場において大学当局と学生側との合意をする、そういうことであの確認書が大学としては定着する、そういうコースをたどって……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。
確かに、御指摘のような点は、国民の側から見ましてすこぶる不便であると存じます。できれば、その窓口をせめて合同庁舎的にでも集めまして、便宜をはかる課題がそこにあると思います。行政管理庁としましても、関係省庁と連絡をしながら問題点として取り上げつつはございますけれども、現実問題としてはなかなかスピーディーにまいりません。今後も検討いたします。
【次の発言】 率直に申し上げれば、なわ張り根性であると思います。自分の仕事は自分の窓口でやりたい、これはまあ人情として一応わかりますけれども、国民本位に考えれば、さようなことは許されないという課題として取り組みたいと思……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。
いま御指摘の点は臨調答申に明記してあることは承知いたしております。四十四年度の予算につきましては、定員、機構については片っ端から押えることをいたしました。これは設置の必要なしと認めたからであります。設置の必要がないと認めましたから、四十四年度予算に関する限りは押えました。
しかし一面、いま御指摘のような面があることも承知いたしております。具体案が出ましたときに検討さしていただきます。
【次の発言】 先ほど来の林さんの御質問に対しまして、総理大臣からもお答えがございました。これらに関連して、私の名前も一再ならず御引用になりましての御質問でもございますから……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 具体的に申し上げないとお答えになりませんので、政府委員からお答えすることをお許しください。
○荒木国務大臣 相当数動員されておりますが、具体的に数字的に政府委員から申し上げさしていただきます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
昭和四十四年度におきまする反則金の見込み額は約百十七億円でございます。これは昭和四十年度から四十二年度までの罰金収入の実績と、昨年四月から八月までにおける反則行為等の取り締まり状況並びに反則金及び罰金の収入実績等から推計したものでございます。
【次の発言】 御質問にそのものずばりでお答えします前に、おおよその考え方をお答え申し上げたいと思います。
交通規制は本来必要最小限度になされるべきである、こういう考え方に立っております。しかし、交通混雑地帯におきま……
○荒木国務大臣 唐橋さんにお答え申し上げます。 お話のとおり、日本大学経済学部における経理をめぐる不正容疑事案につきましては、警視庁においてかねてより捜査中でございましたが、このほど昨年春以来所在不明の同学部の会計担当者に、横領犯罪の容疑が濃厚となってまいりましたので、同人の逮捕につとめるとともに、関係者の取り調べ、証拠の収集等、所要の捜査を進めているところでございます。 なお、さらにお答え申す必要がございますれば、具体的になってまいりまするので、政府委員からお答えを申し上げたいと思います。
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 先ほど来、総括的な立場から、行政改革の必要性を国民的立場でお述べになりました御意向、ことごとく私も同感であり、総理からお答え申しましたことで基本的には尽きておると思います。まあ、ぱっとした案がなかなか思うように進捗しない、実現困難であるということは御指摘のとおりであります。努力不足をおわびせねばならぬ気持ちもむろんございますけれども、それほど容易でない課題でもある。いわゆるパーキンソンの法則というのは、ひとり日本だけでなく、外国でも行政機構の改革、行政改革というのが困難視されておる。まあそれに依存してほっておくつもりは毛頭ございませんけれども、まず何とし……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 いま読み上げられましたような東京新聞の記事は、私も読みました。そういうふうなことを、記者会見で雑談的に話したことはございます。実 を申せば、逃げるわけじゃございませんけれども、オフレコということばを知らなかったものですから、雑談のすべてが取材されたんじゃないかとも思いますけれども、それは私の不用意のいたすところ。さらに雑談でありましょうとも、あらたまって大原さんから指摘されますれば、あんまり上品なことばだけで文章になっていないようであります。文章どおりのことを言ったわけでもございませんけれども、大体そういうふうなことを申しました。 むろん御指摘のよう……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。 昨日、当分科会における岡澤委員の質問に対する私の答弁において、九州大学井上法学部長につき
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