このページでは荒木万寿夫衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(荒木萬壽夫君) お答え申し上げます。 お説の通り、青少年の非行の続出の姿は、まことに悲しいことに存じます。また、そのことが教育のよしあしと相当の因果関係を持つことも、お説の通りだと存ずるのであります。従いまして、日本の教育につきましても、いろいろと施策すべきものがあろうかと思います。 第一に、終戦後、GHQが、日本の政府に対しまして、修身教育を直ちにやめろと厳命を下したことを、皆様御承知であります。自来、日本の、特に義務教育の過程におきましては、道徳教育はいわば全然放任されて最近に参っておると申しても過言ではございません。言いかえれば、子供たちは、何がいいことか何が悪いことかと……
○荒木国務大臣 お許しを得まして、この際、一言あいさつを申し上げさせていただきます。 今回、科学技術庁長官をお受けいたしたわけでございますが、科学技術のきわめて重要な課題であることは、事新しく申し上げるまでもなく、周知のことでございます。その役所を担当する立場に立ちまして、あらためて自分自身の微力を嘆かわしく存ずるような気持で一ぱいでございます。しかし、幸いにして、皆さん方を初めその道の専門の方々のお教えをいただきつつ、国家的に、また、民族的にも重大なこの課題と取っ組んで微力の限りを尽くしまする限り、どうにかやっていけるのじゃないかとひそかに期待をいたしておるような次第でございます。もちろん……
○荒木国務大臣 この機会を拝借いたしまして、科学技術振興方策と原子力開発利用長期基本計画につきまして概略申し述べさしていただきます。 近年における科学技術の発達は、申すまでもなく、まことに目ざましいものがあります。技術革新の名のもとに科学技術は産業構造を大きくゆり動かすとともに、国際政治の動向を左右する動因にもなり、さらには国民の福祉の向上にもきわめて重要な役割を果たしているところであり、まさに現代は科学技術の時代とも称し得る情勢であります。 一方、一昨三十三年暮れの西欧諸国通貨の交換性回復を契機として、貿易・為替の自由化の動きは世界経済の一大潮流となり、わが国経済にもその門戸の開放を迫り……
○荒木国務大臣 先ほどの岡委員の御質問に対しまして、石川委員からお答えになりまして、格別申し上げることはございませんけれども、ただ個人的なお気持として、おっしゃった中に行き違いがあるかもしれません。イギリスとの契約で、プルトニウムを引き渡すわけだが、あくまでもそれは平和目的に使うということになっているんだけれども、向こう様でどういうふうに使うかまではちょっと押えかねるという意味合いのお話があったようですけれども、これは少なくとも、建前として、日英協定を結んで、その正式の協定の文言の中に、平和的利用以外には使わないということがある以上は、向こう様がそれ以外の目的に使おうということは、日本側として……
○荒木国務大臣 お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 今回はからずも文部大臣の重責をになうことになりました。文教の問題は、わが国の将来の繁栄をになうべき国民の育成という点からも、国家百年の大計ともいうべき重要な事項であることに深く思いをいたしまして、微力者でございますけれども、誠心誠意をもって事に当たり、文教の府に課せられた諸問題の解決に努力して参りたいと存じます。何とぞ格段の御協力、御指導を賜わりまするように、切にお願いを申し上げます。 文教施策の重点といたしましては、義務教育の充実改善、科学技術教育の拡充強化、文教施設の整備、青少年及び婦人教育の充実、スポーツの振……
○荒木国務大臣 お答え申し上げます。お話の名城大学の問題が、単にその学園内の問題となっておるばかりではく、むしろ社会問題的な様相までも呈しておる、このままに放置すべきではない、何とか円満な解決の道を見出すべきである、こういうことからいたしまして、前大臣当時に、国会の御意向等もむろんくみ、さらにまた三人の調停委員までも御依頼になって、現地について十分の御調査の上、それぞれ辞職勧告等の措置をおとりになった、そういうことでこの問題の解決に乗り出しておられました。その線はもちろん私も踏襲して参るべきもの、さように心得ております。さらにいまだに解決に至りませんので、これに対して今後文部省としてどういう具……
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