園田直 衆議院議員
31期国会発言一覧

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園田直[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは園田直衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

園田直[衆]本会議発言(全期間)
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第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 衆議院本会議 第1号(1967/02/15、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 諸君の御推挙により、はからずも再び本院副議長の要職につくことになりました。いよいよ責任の重大なるを覚えるものであります。私は、心を新たにし、公正を旨として職責の遂行に全力を傾倒する覚悟であります。  一そうの御協力、御支援をお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)

第55回国会 衆議院本会議 第4号(1967/03/16、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。  本日は、これにて散会いたします。    午後三時一分散会

第55回国会 衆議院本会議 第5号(1967/03/17、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 これより国務大臣の演説に対する質疑を継続いたします。川村継義君。
【次の発言】 田邊誠君。

第55回国会 衆議院本会議 第7号(1967/03/29、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 三件につき討論の通告があります。順次これを許します。角屋堅次郎君。
【次の発言】 折小野良一君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  三件を一括して採決いたします。  三件の委員長の報告はいずれも可決であります。三件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、三件とも委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案、期限……

第55回国会 衆議院本会議 第12号(1967/05/12、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 内閣提出、租税特別措置法の一部を改正する法律案について、趣旨の説明を求めます。大蔵大臣水田三喜男君。
【次の発言】 ただいまの趣旨の説明に対して質疑の通告があります。これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  住宅融資保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。建設委員長森下國雄君。
【次の発言】 採決いたします。  本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませ……

第55回国会 衆議院本会議 第18号(1967/05/29、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、航空業務に関する日本国政府とシンガポール共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。外務委員長福田篤泰君。
【次の発言】 採決いたします。  本件は委員長報告のとおり承認するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、本件は委員長報告のとおり承認するに決しました。
【次の発言】 日程第二、印紙税法案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。大蔵委員長内田常雄君。

第55回国会 衆議院本会議 第19号(1967/05/30、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 大橋敏雄君。
【次の発言】 大橋君、申し合わせの時間が過ぎましたので簡単に願います。
【次の発言】 田代文久君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税務署の設置に関し承認を求めるの件、右両件を一括して議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。大蔵委員会理事藤井勝志君。
【次の発言】 これより採決に入ります。  まず、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を……

第55回国会 衆議院本会議 第22号(1967/06/02、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 岡本富夫君。
【次の発言】 これにて質疑を終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、旧執達吏規則に基づく恩給の年額の改定に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 採決いたします。  本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり〕
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  日程第二、建設省設置法の一部を改正する法律案、宮内庁法の一部を改正する法律案、右両案……

第55回国会 衆議院本会議 第23号(1967/06/08、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 日程第一、地方交付税法の一部を改正する法律案、日程第二、昭和四十二年度における地方財政の特別措置に関する法律案、右両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。地方行政委員長亀山孝一君。
【次の発言】 両案につき討論の通告があります。これは許します。井上泉君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決に入ります。  まず、日程第一につき採決いたします。  本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数、よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。……

第55回国会 衆議院本会議 第25号(1967/06/13、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) ただいまの発言に対して質疑の通告があります。これを許します。華山親義君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 内閣提出、道路交通法の一部を改正する法律案について、趣旨の説明を求めます。国務大臣藤枝泉介君。
【次の発言】 ただいまの趣旨の説明に対して質疑の通告があります。順次これを許します。太田一夫君。
【次の発言】 松本忠助君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、国際法定計量機関を設立する条約の改正の受諾について承認を求めるの件、日程第二、千九百二十九年十月十二日にワルソーで署名された国際航空運送についてのあ……

第55回国会 衆議院本会議 第28号(1967/06/22、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 大野潔君。
【次の発言】 谷口善太郎君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、千九百五十四年の油による海水の汚濁の防止のための国際条約の締結について承認を求めるの件、日程第二、大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約の締結について承認を求めるの件、右両件を一括して議題といたします。
【次の発言】 両件を一括して採決いたします。  両件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、両件は委員長報告のとおり承認するに決しました。
【次の発言】 日程第三、自治省設置法の一部を改正する法律案を議題……

第55回国会 衆議院本会議 第31号(1967/06/29、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案を議題といたします。  宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョ  ン放送に必要な設備の譲与に関する法律案右の内閣提出案は本院において可決した。よって国会法第八十三条により送付する。  昭和四十二年六月九日         参議院議長 重宗 雄三   衆議院議長 石井光次郎殿
【次の発言】 委員長の報告を求めます。沖繩問題等に関する特別委員長臼井莊一君。
【次の発言】 採決いたします。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

第55回国会 衆議院本会議 第32号(1967/07/04、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 農林大臣から、農業基本法に基づく昭和四十一年度年次報告及び昭和四十二年度農業施策について、また、沿岸漁業等振興法に基づく昭和四十一年度年次報告及び昭和四十二年度沿岸漁業等の施策について発言を求められております。これを許します。農林大臣倉石忠雄君。
【次の発言】 ただいまの発言に対して質疑の通告があります。順次これを許します。實川清之君。
【次の発言】 神田大作君。
【次の発言】 兒玉末男君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、日本専売公社法の一部を改正する法律案を議題といたします。

第55回国会 衆議院本会議 第39号(1967/07/14、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 内閣提出、都市計画法案について、趣旨の説明を求めます。建設大臣西村英一君。
【次の発言】 ただいまの趣旨の説明に対して質疑の通告があります。これを許します。福岡義登君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 日程第一、果樹保険臨時措置法案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。農林水産委員長本名武君。
【次の発言】 採決いたします。  本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

第55回国会 衆議院本会議 第41号(1967/07/18、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) ただいまの発言に対して質疑の通告があります。これを許します。伊賀定盛君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 竹内黎一君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  住民基本台帳法案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。地方行政委員長亀山孝一君。
【次の発言】 採決いたします。  本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。


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第56回国会(1967/07/27〜1967/08/18)

第56回国会 衆議院本会議 第4号(1967/07/31、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 おはかりいたします。内閣から、公正取引委員会委員長に山田精一君を、同委員会委員に有賀美智子君を任命したいので、本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。
【次の発言】 これより国務大臣の演説に対する質疑を継続いたします。河野正君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 渡部一郎君。
【次の発言】 これにて国務大臣の演説に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後三時四……

第56回国会 衆議院本会議 第5号(1967/08/03、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 本島君、残りの時間がありませんから、なるべく簡単に願います。
【次の発言】 田邊君、残りの時間がありませんから、なるべく簡単に願います。
【次の発言】 田邊君、田邊君、制限時間が過ぎました。答弁を終わってください。
【次の発言】 田辺君……
【次の発言】 田邊君……
【次の発言】 本日は時間の関係上この程度にとどめ、明四日午前零時十分より本会議を開き、本日の議事を継続することといたします。  本日は、これにて延会いたします。    午後十一時三十六分延会

第56回国会 衆議院本会議 第6号(1967/08/04、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、社会労働委員長川野芳滿君解任決議案を議題とし、前会の議事を継続いたします。  佐々木秀世君外二十二名より、質疑終局の動議が提出されました。  本動議を採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。佐々木秀世君外二十二名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――投票者の通路をふさがないように願います。

第56回国会 衆議院本会議 第8号(1967/08/06、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 佐々木秀世君外二十二名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議が提出されました。  本動議は記名投票をもって採決いたします。  本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
【次の発言】 氏名点呼を命じます。
【次の発言】 すみやかに投票せられんことを望みます。――すみやかに投票願います。――すみやかに投票願います。――投票漏れはありませんか。
【次の発言】 投票漏れはありませんか。――すみやかに投票せられんことを望みます。

第56回国会 衆議院本会議 第9号(1967/08/07、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) 千葉君、時間ですから、結論を急いでください。
【次の発言】 千葉君、千葉君、制限時間が過ぎました。発言を終わってください。
【次の発言】 千葉君、千葉君、制限時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。   
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 佐々木秀世君外二十二名より、質疑終局の動議が提出されました。  本動議を採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。佐々木秀世君外二十二名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖
【次の発言】 氏名点呼を命じます。

第56回国会 衆議院本会議 第11号(1967/08/10、31期、自由民主党)【議会役職:副議長】

○副議長(園田直君) これより会議を開きます。
【次の発言】 会期延長の件につきおはかりいたします。  本国会の会期を八月十八日まで八日間延長いたしたいと存じ、これを発議いたします。  本件につき討論の通告があります。順次これを許します。西宮弘君。
【次の発言】 田中六助君。
【次の発言】 河村勝君。
【次の発言】 北側義一君。
【次の発言】 林百郎君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  会期延長の件につき採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。会期を八月十八日まで八日間延長するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 衆議院本会議 第4号(1967/12/08、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えをいたします。  第一、御指摘のとおり、財政硬直のおりから、ややもすると社会福祉保障制度の予算にそのしわ寄せが来るおそれなしとはいたしません。しかしながら、財政硬直を健全財政に直そうとする目的は、国民福祉の向上であり、しかも、その経済上の対策は、これに思想的な裏づけがあってこそ効果があるものであり、その思想的裏づけとは、すなわち、政府の方針を理解し、これに協力しようという国民の協力が必要であります。(拍手)その協力を求めるためには、何といたしましても、ようやく国民生活水準が五〇%を上回った今日、その最低の線及び底辺に苦しむ人々の頭を押えない保障があってこそ、初めて……


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 衆議院本会議 第4号(1968/01/31、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えを申し上げます。  最初の社会保障関係に対する予算でありますが、欧米先進国の水準並びに生活に困った方、病気の方々の立場からいえば御指摘のとおりに不十分でありましょうが、今日の財政硬直のおりから、きびしいもとで、一般会計の総額の予算の伸びは一一・八%、厚生関係の予算の伸びは一二・四%で、一般総額の伸びを上回るということは、これは政府が水準に近づこうとして一歩踏み出したものとして御了解願えればけっこうであります。なおまた、総理の上回ったと言われることと、山内議員の下回ったと言われる数字の食い違いは、昨年度の一般会計の数字から、今年度一般会計から特別会計に繰り入れた数字……

第58回国会 衆議院本会議 第10号(1968/03/12、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 御指摘のとおり、新しく設置されました国立公園行政は、開発が急速に進み、公害が大きく出てまいました今日、国民の保健と休養のために、自然の温存、保護のために、きわめて重要な行政ではありますが、課の定数及び事務量が少ないため、いろいろ苦慮しました結果、政府の一局削減の方針に従い、公園部といたしました。(拍手)

第58回国会 衆議院本会議 第15号(1968/03/26、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 医療は、国民の健康と生命を守る大事な問題であって、国の責任において、何人といえども平等にその医療から守らるべきの筋であることは、御意見のとおりであります。しかしながら、国が責任を遂行するためには、税の再分配によるか、あるいは保険の掛金によるか、あるいは一部患者の負担によるか、その点を実際に適切にするように、国民の納得する点で、現実の運営をはかっていかなければならないと考えておりまするが、将来ともその基本方針に従って、逐次、鋭意向上するよう努力していきたいと考えております。  なお、国立療養所は、御指摘のとおりに、都市から離れておる個所が相当多かったので、僻地診療の役割り……

第58回国会 衆議院本会議 第19号(1968/04/02、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  昭和二十年八月、広島市及び長崎市に投下された原子爆弾の被爆者につきましては、昭和三十二年に制定された原子爆弾被爆者の医療等に関する法律により、医療の給付、健康診断等を行ない、その健康の保持及び向上をはかってまいったのでありますが、原子爆弾の傷害作用の影響を受けた者の中には、身体的、精神的、経済的あるいは社会的に生活能力が劣っている者や、現に疾病に罹患しているため、他の一般国民には見られない特別の支出を余儀なくされている者等、特別の状態に置かれている者が数多く見られるところであります。……

第58回国会 衆議院本会議 第26号(1968/04/19、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 小笠原で最後まで守ろうとして散華された方の遺骨の収集は、先般、サイパン、グアム、南方八島のほうに政府派遣団を派遣して収集いたしました際、実施はいたしましたが、いまなお洞窟等に未処理のものがございまするから、すみやかに調査をし、派遣をして、収集をし、象徴的なものは故国にお迎えをし、他は、先ほど総務長官から答えましたとおり、最後まで平和を守り抜かれる意味においても、ここに表彰の顕彰碑を建てたいと考えております。  次に、この島は亜熱帯性の海洋島の特性を持っておる景観がございまするので、自然公園に指定をして、この自然の景色を温存し、あるいはまた国民の休養、保健のためにも使うの……

第58回国会 衆議院本会議 第30号(1968/05/07、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えをいたします。  林業は非適用業種であって、ただいまのところ任意適用になっておりまするが、御意見のとおりに、これを被用者保険に完全適用するということにつきましては、林業が短期間で季節的事業であること、または林業労務者等の雇用形態が明確でなくて、請負的なものが多い、こういうこと等もありまして、技術面から困難な面もありまするが、幸い、医療保険につきましては抜本制度の改正を検討しておりまするし、年金保険につきましては明年度の再計算期に検討いたしまするので、この機会に十分検討する所存でございます。(拍手)

第58回国会 衆議院本会議 第31号(1968/05/09、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 清掃事業等に対する補助額の一部切り捨て等を行なうのではないかということでございまするが、事業の重要性にかんがみ、規定する法律もあることでございまするから、事業の実態に即応して、適正なる補助をするよう十分配慮する所存でございます。  なお、公立病院の給食、市町村の清掃事業等は、御案内のとおり直営が原則でございまして、財政上の見地から簡単に一部委任することはまことに遺憾でございまして、やむを得ざる場合委任するというのは、あくまで医療、国民の保健衛生を重点に考えて、やむを得ざると規定してあるものであり、かつまた、一部委任する場合におきましても、地方公共団体がその最終の責任を負……

第58回国会 衆議院本会議 第35号(1968/05/17、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えいたします。  水につきましては、直ちに給水車及び自衛隊の給水ポンプ車等を派遣して、地域の水の確保につとめておりますが、水道管の破裂は、地下でございますから発見が非常に困難ではございますが、咋夕刻の調査によりますと、わりに早期に回復ができる見込みでございます。  なお、技官その他の派遣につきましては、厚生省はじめ、あるいは東京都庁、隣接県等の技官の協力体制を準備しているところでございます。  なお、水道の停止によりまして伝染病のおそれがありますので、現在専門の係官を派遣いたしておりまして、現地において消毒あるいは清潔法を実施して、伝染病の早期発見及び防止につとめて……

第58回国会 衆議院本会議 第39号(1968/05/23、31期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えいたします。  自然の保護、国民の休養、保健のために公園行政がますます重要性を加える今日、一省一局削減による公園行政の後退という御指摘でありますが、その御指摘は率直にちょうだいいたしまして、総理が言われたとおり、内容の充実あるいは適切なる運営等によって、その点を増進していく所存でございます。  海中公園につきましては、一九六二年第一回世界国立公園会議で勧告を受け、さらに去る四月に自然公園審議会から答申を得ておりますので、この制度をぜひ設けたいと検討いたしておりまするが、御指摘のとおり、現行法を改正する必要がありまするから、関係省庁とも協議の上、次期通常国会でこれを……

園田直[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院31期)

第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 議院運営委員会 第1号(1967/02/16、31期、自由民主党)【議会役職】

○園田副議長 一言ごあいさつを申し上げます。  不肖私、このたびはからずも皆さま方の御推挙によりまして再び副議長に当選をいたしましたことはまことに光栄に存ずる次第であります。再度この重大なる職責をになうことに相なりましたにつきましては、私に課せられた責任のいよいよ大なることを痛感する次第であります。幸いにいたしまして、議長の御指導と経験豊富な委員長並びに委員各位の御協力を得まして、誠心誠意その職務の遂行につとめ、国会の円滑な運営のため微力を尽くしてまいりたいと存じます。  なお、私の選任されました経緯にかんがみ、与党、特に野党の方々の御発言には十分留意をし、公正を旨として職務を遂行する所存でご……


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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 議院運営委員会 第1号(1967/12/04、31期、自由民主党)【議会役職】

○園田前副議長 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  私、副議長を前国会の閉会中に辞任させていただきました。  在任中は、議長並びに議院運営委員各位の御指導、御協力によりまして、大過なくその重責を果たすことができましたことを衷心より深く感謝いたす次第であります。  皆さまの御協力のもとに、国会の正常なる運営に微力を尽くしてまいった所存でありますが、何分にも御承知のとおり不敏不才のため、皆さま方に何かと御迷惑をおかけいたしましたことを恐縮に存じておる次第であります。深くおわびを申し上げます。  今後とも何かとお世話になると存じますが、相変わらざる御厚情のほどをお願い申し上げ、また、在職中皆……

第57回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1967/12/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 私は、先般の改造にあたりまして、厚生大臣に就任をいたしました。何とぞ各位の忌憚なき御指導と御協力を心からお願いをいたします。  国民の健康と福祉を守る立場に立って、公害行政の推進には特に全力を傾注いたす覚悟でありますが、第五十七回臨時国会における当特別委員会の御審議をいただくに先立ちまして、所信の一端を申し述べて、各位の御指導と御援助を賜わりたいと存じます。  最近における急激な経済社会の変動の中にあって、わが国において公害問題が当面緊急な解決を迫られている重要な課題であることは、御承知のとおりであります。  産業構造の高度化、人口の都市への集中、その他複雑な原因に伴って、公害……

第57回国会 社会労働委員会 第1号(1967/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お許しを得まして、一言ごあいさつを申し上げます。  私、このたび非才の身をもって厚生大臣に就任をいたしました。伝統と光輝ある当社会労働委員会には、かつて委員長として各位の御協力を得た経験がありまするが、御存じのごとく、厚生行政については専門的な知識を持たないものであります。しかしながら、今日の情勢及び日本の社会福祉保障制度が西欧諸国に著しくおくれておる現状、あるいはまた、今日置かれたる国内の環境から見る底辺を歩く人々、あるいはいろいろな障害のために困っておる人々、こういうことを考えますると、非才であるからといって許されざる状態でございます。したがいまして、まず当面は予算の問題、……

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいまの耳鼻咽喉科の診療報酬の問題については、御承知のごとく中医協の答申もわれわれは尊重したわけであります。しかし、御指摘のとおりにこういう事態になりまして、年末を控えて国民の方々に非常な迷惑をかけておりまするので、耳自弁咽喉科の先生方のおっしゃることも、収支の計算によるものではなくて、自分たちの誇りとする技術を尊重しなかったという点に言い分があるようでございますので、したがいまして、問題としては中医協の問題ではありますが、耳鼻咽喉科の先生方の御意見も十分わかっておりまするから、この際最善の努力をして、近々中に解決をしたいと考えております。

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました医師法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  医師の免許については、これまでは大学の医学部卒業後、一年以上の実地修練を行なった者に対し、国家試験を行なった上、これを付与することとされていました。  この実地修練制度が創設されたのは昭和二十一年であり、それ以来今日まで、本制度がわが国の医療水準の向上に寄与したところ大なるものがありますが、しかし、反面運用面において実地修練施設の整備、実地修練生の身分、処遇等に問題があり、近年関係者の間に再検討の声が高まってきたのであります。  このため、政府においては、その改善策につき、昨年……

第57回国会 予算委員会 第3号(1967/12/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおり、わが国の社会保障の現状は、西欧諸国に比べて水準は低くて、今後強化充実しなければならぬ点が多々ございます。ただいま御指摘の経済社会発展計画においても、その推進力として社会開発を一大支柱といたしております。したがって、その中に示された長期構想の線に従って社会保障の制度は引き上げをしなければならぬし、なおまた今後拡充、充実をしなければならぬ点がたくさんございまするので、そういう点を考慮しつつ、特に社会保障制度の予算は、これを財政硬直の名において押えることになりますると、人命、人権に関する問題ばかりでございますから、その点、人命尊重は佐藤内閣の一枚看板でありますから、十……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおりに、環境衛生関係料金は一般消費物価をわずかに上回る程度に上昇しまするので、特にそれがすべて一人一人の生活に直接関係がありまするから、非常に心配をいたしております。たとえば、先ほど御指摘になりましたフロの料金にいたしましても、物価統制令によって最高額を規制してはございまするが、都道府県知事が実情に応じてきめることになっております。しかしながら、諸物価の上昇等の実情から明年度は各所にこの問題が出てくるのではなかろうか、あるいはその他の散髪はじめそういう問題も、そういうことが予想されます。ところが、直接規制の権限を持っておりませんが、これは資金の援助あるいは行政指導等に……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおり、経済社会発展計画に基づく長期的構想の線に従って、長期的な計画をつくることは当然であります。特にわが国の社会保障制度は、各部門にわたって総合的、体系的な計画をつくり、これに基づいて各部門の水準の引き上げ、あるいはいまなおできざるものの拡充、こういう点をやるについては、小刻みにやっておりましてはとうてい効果があがるものではありません。やはり長期的な視野に立って長期計画をつくる必要があると考えておりますが、この点については、わが厚生省のほうに非常に責任がありまして、しばしば委員会等において前大臣及び現大臣も、この長期計画をつくるという言明をしておりまするが、御承知のご……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 抜本改正は、社会福祉行政の中の根幹にもなりまするので、慎重に検討しなければなりませんが、御指摘のとおりに、特例法の期限等もありまするので、早急に準備をいたしております。去る十一月に事務局試案なるものを出しておりますが、これは事務局試案のことばのとおりに、省内における最後の案でもなく、政府部内の調整もいたしておりません。これを基礎にして各政党、各方面、各団体等の御意見も十分承って、さらに私の手元で検討した上で、政府部内の調整をはかり、明年度には法律案として御審議を願う所存でおります。


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第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1968/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の阿賀野川事件に対する結論が近く出る段階にございまするが、科学技術庁からは正式あるいはまた非公式に、その結論に対する方針が私のほうに示されたことはございません。ただ、技術庁のほうからいわれておることは、さらにもっと詳細な資料がないかということがしばしば要求されておるということを聞いております。新聞で私は拝見をいたしましたので、その朝、科学技術庁の長官に、新聞でこういうことを拝見したのだが、もしそのようなことであるならば私は不服である、これについては十分反論を加えたいと、こう申し入れましたところ、技術庁長官は、事務局のほうで検討しているようだが、まだ科学技術庁としての結論で……

第58回国会 決算委員会 第11号(1968/04/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 昭和四十一年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算の大要について御説明申し上げます。  まず一般会計の歳出決算については、予算現額六千一億一千百余万円に対して、支出済み歳出額は五千九百五十七億二百余万円、翌年度繰り越し額は十九億三千八百余万円、不用額は二十四億七千余万円で決算を結了いたしました。  以上が一般会計決算の大要であります。  次に、特別会計の大要について申し上げますと、厚生省には五特別会計が設置されております。  まず第一は、厚生保険特別会計の決算でありますが、健康、日雇い健康、年金、業務、四勘定をあわせて申し上げますと、一般会計から四百二十四億八千九百余万円を繰り……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1968/02/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 第五十八回通常国会における当特別委員会の御審議をいただくに先立ちまして、所信の一端を申し述べ、各位の御指導御協力を賜わりたいと存じます。  現下のわが国において、公害問題が当面緊急な解決を必要とする国民的課題であることは、申し上げるまでもないことであります。  公害を解決するためには、企業をはじめ国、地方公共団体、住民が一体となって対処することが必要であり、政府としましても、公害対策の推進に特に意を用いているところでありますが、私といたしましては、あくまでも国民の健康と福祉を守る立場から、人間尊重を基調に、公害問題解決のために一そう積極的に取り組んでまいる所存であります。  幸……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1968/03/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま御指摘のとおりでございまして、きわめて緊急に処理すべき問題だと思っております。環境基準の設定のための三法律案は、関係各省とそれぞれ折衝中でございますが、紛争処理及び救済の問題については、いまなお具体的な問題として折衝するに至っておりません。かといって、ほうっておくわけにまいりませんので、公害審議会のほうに意見を具申しまして、政府と別個に、審議会のほうでもこれに対する御検討を願うと同時に、関係各省ではこの話を詰めよう、こう言っております。他の二つの法律案については、意見の若干の食い違いはありますが、それぞれ結論が出る段階にございまして特に関係の深い通産大臣とは話をしており……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1968/03/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 担保物件その他については、御意見のとおりでありまするから、そのように極力努力したいと考えております。
【次の発言】 一言、この際、公害防止事業団法の一部を改正する法律案の決議に際して、所信を申し上げます。  本法律案については、公害の緊急性にかんがみ、非常な御協力をいただき、厚く御礼申し上げます。  ただいま御決議に相なりました決議案については、当委員会の御意見並びに附帯決議の趣旨を体しまして、その実現につとめ、公害防止事業団の強化に、より一そうの努力をいたす所存でございます。(拍手)

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1968/04/03、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 公害関係がそれぞれ農林省、建設省あるいは通産省、運輸省、各方面にまたがっておって、実施の面に相当困難があることは事実でございます。できれば一元化することが適当ではございまするが、現実の問題としては、社会の進歩の複雑さ、及びその発達の中から、複雑な公害がどんどんどんどん新しく出てまいっております。したがいまして、これを一元化することは困難ではありまするが、しかし御指摘のとおりに、少なくとも基本法に基づく実施の法律案について、窓口がみずから進んで人間の健康と生命を守る。公害は厚生省が所管をしたい。責任を買って出ておる。厚生省に窓口が一本にしぼられるという法律の基準をしなければ、いま……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1968/05/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました大気汚染防止法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  近年、わが国における産業の発展、人口の都市への集中等には目ざましいものがありますが、このような急激な経済的、社会的変動の過程において、大気汚染による公害が各地で発生し、国民の健康や生活環境上に問題を生じていることは、御承知のとおりであります。  このような事態に対処して、政府としては、昨年、公害対策基本法を制定して、公害対策に関する基本的な考え方を示し、国民の健康と生活環境を守る立場に立って、公害問題と積極的に取り組んでいくことを明らかにしたのでありますが、本法律案は、基本法に基づく施策の……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1968/05/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 まず第一番は、千歳基地周辺の問題でありますが、私、偶然に千歳の基地に勤務しておりましたので、その場所も現物もよく存じております。あの付近は、御承知のとおりに米軍の借り受けておるものとそうでないものとの地域があいまいであったり、それから、いまの場所は、借りておるが使っていないので、子供が中に入ったりして、いろいろな問題を起こしていると思います。この撤去の問題は、事務的にうるさいことはございませんが、なかなかめんどうだというのは、結局撤去の予算を要求する場合に、それを要求するとほかの予算が削られるなどのことから、なかなかやらぬというようなことで、そうなっておると思いまするが、御指摘……

第58回国会 社会労働委員会 第1号(1968/02/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 第五十八回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、この機会に厚生省所管行政に関し所信の一端を申し述べたいと存じます。  福祉国家を建設することは政治の究極の目標でありますが、社会保障の拡充と生活環境の整備など国民生活に密接な関連を有する厚生行政は、その目標を達成する上で中心的役割りを果たすべきものであります。  昨今のわが国は、財政経済運営の面できびしい情勢に直面しておりますが、このような情勢の中においても、国民の生命、健康としあわせを守る厚生行政は、着実にその充実をはかっていかなければならないことは言うまでもありません。  御承知のごとく、わが国の社会保障は、体系的に見る……

第58回国会 社会労働委員会 第2号(1968/03/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました医師法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  医師の免許については、これまでは大学の医学部卒業後、一年以上の実地修練を行なった者に対し、国家試験を行なった上、これを付与することとされていました。  この実地修練制度が創設されたのは昭和二十一年であり、それ以来今日まで、本制度がわが国の医療水準の向上に寄与したところ大なるものがありますが、しかし反面、運用面において実地修練施設の整備、実地修練生の身分、処遇等に問題があり、近年関係者の間に再検討の声が高まってきたのであります。  このため、政府においては、その改善策につき、昭和……

第58回国会 社会労働委員会 第4号(1968/03/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま御指摘の薬については、ただいま聞いたばかりで十分研究はいたしておりませんが、少なくとも相反する二つの薬、しかも論争されておるもの、あるいは相反しなくても副作用について疑義が出てきたようなもの、こういうものについては非常に慎重にやるべきだと考えております。と申しますことは、やはり法令できめ、あるいは基準で厚生省、政府がきめるということは、それについての責任を政府が負うわけでありまして、もし万々一の場合に誤りがあるとするならば、それは政府が人命に対する責任を負うわけでありますから、そういう点については十分慎重に検討すべきであって、たとえ法令で定める審議会あるいはその他の手続……

第58回国会 社会労働委員会 第6号(1968/03/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 これはただいまのあなたの御質問の経緯においていろいろわかってまいりました。当初から日赤に対する私の考え方は、一つは、日赤というものが非常に使命が逐次変わってきておるが、特に今日の国際情勢下において日赤の持つ使命は大きい。したがって、政治的な干渉を与えないように注意しなければならぬことが一つ。もう一つは、しかしながら、私のところに参ります投書、あるいは新生児の事件、いろいろの事件等が起こりますのは、日赤の病院が一番多うございます。そういうことから、理由は那辺にあるのか、いろいろ各方面の御意見を承り、あるいは看護婦の一部の方々の御意見等も聞いてみますると、やはりいま質疑の中の経過で……

第58回国会 社会労働委員会 第7号(1968/03/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 まず、先ほどのマンガンの問題について申し上げますが、御意見のとおりでありまして、食品衛生取り締まりの観点からいえば、会社の責任で添加したのか、あるいは無過失責任で製造過程中の誤りがあるのか、いずれにいたしましてもマンガンの含有量が多いということが問題でございますから、そのいずれであるかにかかわらずそれに関係があるのは検討後の取り締まり処分の問題に関係があるわけでありまして、国民の衛生上からいえば同じであります。そういう観点から調査をしたいと思います。  なお、いまの工業用カゼインの税が安い等のために食用に使っておるおそれがあるという御意見も十分拝聴いたしましたので、それぞれ検討……

第58回国会 社会労働委員会 第9号(1968/03/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま御指摘の研修中の医師の処遇並びにその地位は、統一するのが望ましいものと考えます。
【次の発言】 研修制度、研修生の審議を願っておりますのは、全く趣旨はそこにあるわけであります。したがいまして、その研修の目的を達成するのには、やはり施設、教育スタッフ、これらに伴う予算の面を充実しなければならぬと考えております。そこで、大学の付属病院以外の病院につきましても、指導体制及び設備等の点について医師試験研修審議会で慎重に審議してもらってそれぞれ充実をし試験をしたい。予算面については局長からお答えをいたします。
【次の発言】 そのとおりでございます。

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/03/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 先般から御指摘のとおりに、病院経営の管理指導要領の指導事項については、関係諸法令、諸規則との間にいろいろ疑義もあり、誤解を生ずる点もありますので、関係省との協議を済ませて早急に改めたいと考えております。  なお、北九州市の給食の一部委託については、関係法令とも照らし合わせ、これに抵触しないよう慎重に指導していくつもりでございます。
【次の発言】 いまの北九州の給食の問題でありますが、医療法の趣旨からして、ただいま発言されましたとおりに、医療の一環としての給食でありまして、病院の直営がこれは当然でございます。しかしながら、万やむを得ず委託する場合といえども、その内容の適正を期する……

第58回国会 社会労働委員会 第12号(1968/03/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 学校のことについては、私はきわめて知識が浅薄ではございますが、各方面の御意見並びに学生諸君の新聞等に発表されておるところの意見を拝見しまして、過去のインターンというものが、教育制度の充実、あるいは直接教育する方々の準備等が不十分のために、大学を出てから一カ年間ただ時間の経過を過ごせばいいというようなことで、実質に目の色変えて学生諸君が勉強するような環境をつくらなかったところに責任があるのではないかと、私はひそかに考えておりまして、二十八年以来今日まで、この問題について主管省である厚生省が手をつけなかったことはまことに遺憾であると考えております。

第58回国会 社会労働委員会 第13号(1968/03/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま医師法の一部を改正する法律案の採決にあたりまして、当委員会から寄せられました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重してこれが実現に最善を尽くす所存でございます。(拍手)

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/04/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 北九州市における病院給食委託の問題については、いまほど発言があったとおり、河野委員の質問に対し、病院給食は治療の一環であるので、病院の直営でやることが望ましいが、万やむを得ない事情により外部に委託する場合には、公益法人が適当であると考えて、この線に沿って指導すると申し上げました。しかしながら、その後指導上適当を欠く点がありましたことはまことに遺憾でございます。  したがって私は、この方針に基づき努力する考えのもとに、過日戸澤官房長を現地に派遣をし、亀井福岡県知事並びに谷北九州市長に対し、私の意のあるところを伝え、協力方をお願いいたしましたところ、亀井福岡県知事は、給食委託の方針……

第58回国会 社会労働委員会 第15号(1968/04/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました清掃施設整備緊急措置法案について、提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。  清掃施設の整備については、政府は、下水道の整備とあわせて生活環境施設整備緊急措置法に基づき、昭和三十八年度を初年度とする五カ年計画を策定し、これによりその促進をはかってまいったのであります。  しかしながら、近年の産業構造の高度化とこれに伴う就業形態の変化により、人口の急激な都市集中と市街地域の拡大が見られ、また、生活様式の高度化に伴って汚物排出量が著しく増大したため、新たに清掃施設の整備に関する計画を策定し、これを強力に推進することが必要となってまいりました。  他方、昨年下……

第58回国会 社会労働委員会 第16号(1968/04/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 過日大蔵委員会で河野委員が御質疑をされまして、病院の清掃業務等の委託をめぐる管理運用面において、職業安定法違反の問題を指摘されましたが、運営の責任者としてはなはだ遺憾でございます。労働大臣と協議の上、早急に善処いたしたいと存じておりますが、病院の使命から見て、これらの業務は原則として直営で行なわれるわけでございますことは、御指摘のとおり当然であると考えますので、今後はこの原則に立ち、厳正に行政指導をなし、再びかかる事態が起こらないように十分注意してまいる所存でございます。なお河野委員から御指摘をいただきました、現実に行なわれている委託業務の実態については、直接係官をして調査を実……

第58回国会 社会労働委員会 第20号(1968/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 いままでは出産は病気じゃないということでしたが、実際は病気以上に大事なものであって、しかも全部がやる。それからもう一つは、やはり国家の未来を考えましても、子供というものが非常に大事でございますから、分べんと、それから分べんの産前産後の問題については、すでに事務当局で保険に入れるように検討しておりますが、いま御指摘のとおりに、病院に入院する人、入院の日数が少ない人、あるいは全然入院しないで助産婦でやっている人等の差がありますから、これをどういうふうに見るか、保険と母子福祉と両方つないで、ただいまでもこのワクの中には入っておるようでございますが、さらに御意見のとおりにこれを十分研究……

第58回国会 社会労働委員会 第21号(1968/04/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいまの御指摘の問題は、その実情が、海軍と陸軍とで関係も違っておりますし、それからもう一つは、戦争の初めごろと終わりごろとではまた資格、契約等のことも変わっておるようでございます。また終戦後の混乱時については、御指摘のような点もございますが、事の本質上、この問題として援護することは実態もなかなかわかりませんし、調査も困難でございますので、じかにこの問題として取り上げることはなかなか困難な問題が多いわけでございますが、委員の御指摘の点、私もそのように考えますので、たとえば無給軍属の契約をしておる、あるいは戦争の混乱時で後方勤務をやったとか、あるいは弾薬運びをやったとか、あるいは……

第58回国会 社会労働委員会 第23号(1968/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の点は、私しばしば御意見を承っておりますし、ただいま懇談会のほうで検討をしていただいておりますが、これは当然取り上げてそれぞれ措置すべきものと考えております。
【次の発言】 御指摘のとおりに、軍人、軍属にかかる年金と、準軍属にかかる年金とが、その額において一〇対七の比率になっておりますが、これは終戦前における両者の身分関係、勤務の態様等に差があったために、国家補償の精神に基づく援護にもみずから差があってしかるべきという考え方からこうなったものであると考えます。しかしながら、法制定後年を経るに従って、逐次他の分野に対する処遇の改善が行なわれ、またこのような処遇上の差を設ける……

第58回国会 社会労働委員会 第24号(1968/05/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました国立光明寮設置法の一部を改正する法律案につきまして、その内容及び提案の理由を御説明申し上げます。  最近、身体障害者福祉はますますその重要性を加え、国民的な関心の高まりを見ており、政府といたしましても、身体障害者のため諸施策の充実、強化につとめているところであります。  申すまでもなく身体障害者福祉の目的は、その能力を十分に活用し、社会の一員として活動ができるよう更生の実をあげることにあります。このため、身体障害者を収容し、治療及び訓練を行なう更生援護施設を整備し、身体障害者の社会復帰の促進をはかっているところでありますが、その一環といたしまして、国も、……

第58回国会 社会労働委員会 第25号(1968/05/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま御指摘のように農民の災害は、あるいはその他の疾病は、一般疾病と同じように国で取り扱われておりまするが、この特殊性と、それから何ら補償のない点から、幸い年金の再計算の時期でもございまするし、なお各党から農民年金についての問題も大きくいわれておりますので、そういう面で十分検討していきたいと考えております。
【次の発言】 農薬についての被害は、いろいろ論じられておりまして、逐次これが大きな問題になろうとしております。なお、いままでにおきましても急性に慢性に、自殺があったりあるいは直接皮膚や内臓に被害があったり、あるいは長期に使用するために器官をこわしたり、こういうのがいろいろ……

第58回国会 社会労働委員会 第26号(1968/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  昭和二十年八月、広島市及び長崎市に投下された原子爆弾の被爆者につきましては、昭和三十二年に制定された原子爆弾被爆者の医療等に関する法律により、医療の給付、健康診断等を行ない、その健康の保持及び向上をはかってまいったのでありますが、原子爆弾の傷害作用の影響を受けた者の中には、身体的、精神的、経済的あるいは社会的に生活能力が劣っている者や、現に疾病に罹患しているため他の一般国民には見られない特別の支出を余儀なくされている者等、特別の状態に置かれている者が数多く見られるところであ……

第58回国会 社会労働委員会 第27号(1968/05/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 社会保障、福祉制度でいろいろ理屈はつけますが、やはり財政的な制肘のもとに財政というワクの中に進められていくという今日までの状態というものは、遺憾にたえません。いま仰せられたことは、私自身も考えておった問題でありまして、一つにはわが国の制度が非常に立ちおくれておる。したがって、制度に対する金ばかりでなく施設からつくらなければならぬという問題がある。それからもう一つは、第一線で行政をやっておられる知事さん方の御意向を聞きましても、八〇%はいままでは都道府県においても道路その他の公共投資に目が向いておったようでありますが、大部分の知事さんが、もうすでに公共投資から社会保障のほうへと国……

第58回国会 社会労働委員会 第28号(1968/05/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 一九六八年十勝沖地震については、すでに十六日の本委員会で御報告を申し上げたところでありますが、その後判明した被害は、北海道、青森県を中心として岩手県、宮城県、秋田県に及び、死者四十六名、行くえ不名四名、負傷三百二十二人、家屋の全壊、全焼六百四十三世帯、同半壊、半焼二千八百三十六世帯となっております。  不幸にしてなくなられた方々の御冥福を各位とともにお祈りするとともに、御遺族に対しましては深く哀悼の意を表するところであります。  また、各種の被害をこうむられた方々には、心から御同情を申し上げるとともに、すみやかなる再起を切に念願するものであります。  なお、老人、身体障害者、児……

第58回国会 大蔵委員会 第22号(1968/04/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 まず最初に、村上委員から申されました将来の病院体系の目標でございまするが、これはすでに西欧諸国等では実施しておりまするが、大きな病院を中心に数少なく整備をしていく。それを核として、いまおっしゃったようなことでやっております。英国等でも小病院を統合して、そして核をつくっておる。ところが、それは医療制度が大体まんべんなく回ったあとの話でありまして、残念ながら、私個人の考えでは、日本の病院施設、医療制度はそこまでまだ十分いってない。むしろ国内にまんべんに施設をする時期であると考えております。  したがいまして、国立病院も一般治療のほかに医療技術の向上という国立病院としての特別任務があ……

第58回国会 大蔵委員会 第23号(1968/04/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 国立療養所の特殊なる使命から考えまして、施設が十分であり、あるいは建物が完全であって、一般会計によってこれが患者の方々の治療なりその他のことができるものであれば、私は一般会計のほうが適当であるとは考えますが、しかしながら、御承知のとおりに、軍から引き継ぎました老朽施設で、設備はほとんどなくて、今日まで結核についていろいろ努力をいたしてきましたものの、新しい薬ができたからようやく結核の患者が、何とかだんだん少しずつ回復のほうへ向かってこられたようなことで、行ってみますと、冬などは電気ストーブ一つで、吹きさらしの中におられるところもございます。そこで、これを早急に膨大な資金を投入を……

第58回国会 大蔵委員会 第24号(1968/04/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 まずこの前の答弁で、大蔵大臣と厚生大臣の食い違いがなかったということを八木委員が言われて、私の真意を理解していただいたことは感謝をいたしますが、その表現については、それは違っておる、誤解を与えるような表現があったと思いまするが、法律違反ではないということは、私も大蔵大臣も一致しておる。ただ私は、重大な問題であるから、八木委員が言っておられる社会保障制度審議会に相談すればよかった。その相談という意味は、諮問という意味ではなくて、私は、やはり法律的にいえば両方が一致しておったように、設置法は社会保障制度の「大綱」となっておるから、これは法律的にはかけなくてもよろしい。しかし社会保障……

第58回国会 内閣委員会 第19号(1968/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 国立公園行政は、国民の保健、休養等に資するために、資源その他を温存をするという意味でございまして、御承知のとおり、国民が公害と相まって、保健、休養のための場所を求めることは逐次増大をしてきております。また一面には、開発によって自然というものが逐次おかされていく。そういうわけで、業務はますます増大し、その任務はきわめて高いものでありますから、三十九年に御相談をして局に設置を見たわけでありまして、今後ともその任務は増大すると考えておるところでありますが、一方、先ほど総理から言われたとおり、国民の行政改革に対する要望、行政機構の簡素化に対する熱意は非常に高いものがありまして、年々とら……

第58回国会 予算委員会 第5号(1968/02/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 援護、救助について御報告申し上げます。  東北、北陸地方の豪雪は幸いに人家並びに人員の被害は少のうございまして、ただいまのところ救助法発動はいたしておりません。しかしながら福祉施設その他の被害の除去及び除雪費の給付、それから特に豪雪地区は毎度の豪雪の例からいたしましても、し尿処理に非常に困難を来たしますので、こういう点についてそれぞれに処置をいたしております。  なおまた、九州地方の地震につきましては、御承知のごとく、えびの町と吉松町に救助法を発動いたしておりますので、それに基づきまして避難所の設置、天幕及び仮住宅の設置それからたき出し、それから自衛隊の給水車を出動せしめて、一……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/02/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおりに、性病が非常に増加しておることは事実でありまして、医者の届けによりますと約一万八千名、しかし推定量によりますと二百万といわれております。ある人は五百万と言っております。そういう関係で、結婚あるいはその他の場合に、検診、血液検査等をやることはできるだけ推進してはおりますが、今度の佐世保の問題はそれとは別個の問題でありまして、昭和二十八年度に特殊の性病検診カードまたはこれに類似するものを交付したり利用せしめてはならないと都道府県知事に対し指導いたしております。しかるに御指摘のとおりに、今度は英文を併記をいたしましたカード等をやった、このことは国内的にも非常な誤解を与……

第58回国会 予算委員会 第8号(1968/02/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 この問題は、政府といたしましても人道的立場から処置をいたし、日赤にその交渉を一任しておったものでありまして、政治問題あるいは国際政治の問題とは全然切り離して処理をいたしております。今後につきましても、この問題については人道的立場から国際政治問題と切り離して善処したいと考えております。

第58回国会 予算委員会 第10号(1968/03/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 私の関係の審議会は全部入っております。
【次の発言】 御指摘のとおりに、牛乳に他物を入れますことは、食品衛生法の成分規格違反でございまして、いまのヤシ油その他のこともございまして、検査の実施を数回やっておりまして、この点は中止したようでございます。その後、各都道府県に対しても厳重に指導をして、検査を入れるように注意しております。  なお、先ほど言われました粉乳の件については、十分いっておるものと思っておりましたが、これはもし粉乳が入っておれば加工乳の表示をしなければならぬことになっておりますので、これについては処理施設の立ち入り検査をやっておりますが、今後十分注意をして厳重に検……

第58回国会 予算委員会 第11号(1968/03/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 私の所管する医薬品の再販制度メーカーは四十二年の一月三十一日現在で四十二社、品目にして六百十三、これをさらに再検討して洗い直すことには私のほうは賛成でありまして、私が就任以来、その陳情を受けたことも公取に反対したことも全然ございません。また事務当局に問いただしたところ、反対をいたしたこともございません。

第58回国会 予算委員会 第13号(1968/03/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お答え申し上げます。  まず私の所管の数字は、御指摘の数字に一名も狂いはございません。明年度四十三年度は定員減の線に従って一万四千四百八十二名、こういうふうでございます。御指摘の点は全く私もそのとおりであると考えて、申しわけないと存じておりまするが、ただ政府管掌の社会保険、各保険とも、それぞれ制度の適用、保険料金の額、あるいは給付の内容等、全国統一的に法定されておりまして、経営の主体である国が責任をとり、全国におる被保険者それぞれを対象として一体的に運用せらるべきものであって、特に年金については、世界各国の例をとりましても、これは経営の主体者である国が中心になって一体的な運営を……

第58回国会 予算委員会 第14号(1968/03/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 各界の学識者、特に水俣病等について十分な経験を持っている人、こういうものも考慮をしまして、学問的に綿密に調査できるという人々を考えて委員に選定したわけであります。
【次の発言】 事務当局に朗読させます。
【次の発言】 立ち入り検査はありませんが、しかし問題が問題でありまするから、立ち入り検査に対して通産省が心から協力されるように希望いたすものであります。
【次の発言】 四月中に結論が出ることは大体間違いないと思いまするが、いままでの厚生省並びに関係省のいたしました研究調査の結果を見ましても、私はこの結論は大体間違いのない結論だと考えております。しかしながら、正式にはやはりその結……

第58回国会 予算委員会 第15号(1968/03/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 同和問題は、所管は総理府でありますが、この問題が人類不変の問題であり、憲法の規定する問題でありまするから、十分御趣旨の点に従って処理したいと考えております。
【次の発言】 私の所管では生活環境の問題がありますが、さしあたっては水道、診療所の整備を、ただいまの施設を利用しつつやるように関係各省と連絡しつつあります。  なお、当地域の自然保護の立場から、自然公園に指定するのに適当ではないかと考えて、第一次の調査団にその任務を命じてありましたところ、きわめて適当である、こういう資料を受けておりまするから、さらに詳細な調査をやって、この地域の自然の温存をするいろいろな規制を講じたい、こ……

第58回国会 予算委員会 第16号(1968/03/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 劇物毒物に指定してない理由は御指摘のとおりでありまして、一般工業用、農業用、薬用に使っていないからであります。しかしながら、問題が起きてまいりましたから、直ちに分析検討を命じておりまして、しかるべく処置をしたいと考えております。
【次の発言】 クロルエチレンは、有機溶剤または駆虫剤等に使っておりますが、この原液は、やはり炎症または腐触を起こします。

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/03/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 いまの病院の件につきまして、伝染病が私の所管でありますので申し上げます。  地元住民の伝染病の不安と、この開設の問題とは、とりあえず別個に、伝染病をどう阻止するか。ただいままでの覚え書きでは、周期的に情報を交換することになっておりまして、実際の現実を確認することができません。それでは不安でございまするから、外務省を通じて、二十一日の午前十一時に、米陸軍の軍医総監と、私のほうの公衆衛生局長と、現地の病院長と会談をいたしまして、次のような申し合わせをし、さらに、この申し合わせば、昨日の日米合同委員会で正式に了承されたものでございます。  その際、まず、ただいま問題になりました野戦病……


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第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1968/10/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の点は、県のほうからの報告は、県で調査をしておりまして、調査がまとまったら報告をするということで、正直に言いますと、新聞を見て初めて知ったようなわけで、それで驚いて事務当局に命じたわけであります。その後連絡をとりました結果、本年七月に、大分県の県立の工業試験場がこの分析をやったわけでございますが、その際カドミウムが出てきたということでしたが、その後大分県ではさらにもう一ぺん詳細に検討したい、そういう時期がちょうど新聞に出た時期でありまして、そこで排水、それから農作物、川のどろ、魚類、住民の健康診断もあわせてやるようにお願いしてございます。  なお、厚生省では直ちに、患者が……

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1968/11/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま科学技術庁長官から、技術的な統一見解が報告をされましたが、私のほうでは、科学技術庁のほうで出された技術的見解を基礎にして、その他の状況を判断をして、この中毒事件に対する、公害である、しかもその主犯は昭和電工である、という意味の最終の結論を出したわけであります。若干食い違いがあるようでありますが、これは食い違いがあるのではなくて、私のほうでは、科学技術庁の見解に反論をしたわけではなくて、それを基礎にして、経緯その他を加味して、厚生省の立場から、政府の最終的な中毒事件の見解を発表いたしました。その発表をいたしました際に、他の方々からの御意見は正式に承っておりませんが、昭和電……

第59回国会 社会労働委員会 第3号(1968/09/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 北鮮帰還問題は、ただいま御発言のとおりでありまして、その方向で努力いたしております。いままでの経緯につきまして、事務当局から答弁いたさせます。
【次の発言】 ただいまの問題は、御指摘のように、総理大臣も私も、人道上の問題であるから、日本の赤十字と朝鮮の赤十字の人道上の立場からやることにさせたい、こういうことで今日までまいりましたが、おくれました事由は、御承知のとおりいろいろございます。日本の赤十字も、何回もまぎわまで待っておれませんので、慎重である点もございますしいろいろございましょうが、その後私どもといたしましては、日本の赤十字社を督励し、また私どものほうでも、これが解決する……

第59回国会 社会労働委員会 第6号(1968/10/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 北九州の米ぬか油の事件はただいま御指摘のとおりで、研究班と医療班に分けて両面から、研究班のほうは学問的な研究、追跡調査を鋭意進めておりますが、いまなおその原因はわからない。責任上非常に心配をいたしております。  そこで厚生省としては、詳細な経緯はおっしゃるとおりでありますから申し上げませんが、現地にまず課長、係官を派遣をし、当初この研究について、やや個々的でばらばらのこともございましたから、たとえば関係方面に全部現地に集まっていただいて、ここで研究の総合的体制をとると同時に、特に研究班と医療班に分けて班を編成をして施策を進めておる。それから一方には、県並びに私のほうでも、当会社……

第59回国会 社会労働委員会 第7号(1968/11/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおりに、研究班の分析によってほぼ最終結論は出てきたようでございますから、正確な結論を待って、経路等も逐次判明してまいりますから、必要な期間営業停止を延長して、その間に早急に結論を出し、その結論に基づいて厚生省としてやるべき医療その他の準備をするように内々に検討させております。
【次の発言】 ほぼ結論が出ておりますが、その結論が近く正式に出ると思います。それからさらに、分析された毒物が混入した経路もほぼ見当がついてまいりましたし、その焦点も明らかにされてまいりましたから、その経路も明確にわかってくると思いますので、そのために期間を延長するわけであります。

第59回国会 予算委員会 第1号(1968/08/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいまの御質問に対しては、公害以上の重大な問題でございますから、いろいろ検討いたしておりますが、まだ具体的には計画をいたしておりません。



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各種会議発言一覧(衆議院31期)

第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 昭和四十三年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  厚生行政につきましては、日ごろ各位の御協力をいただき、逐年予算の増額を見、厚生行政の進展がはかられつつありますことはまことに喜ばしいことでありまして、この際あらためて厚く御礼を申し上げたいと存じます。  さて、昭和四十三年度厚生省所管一般会計予算における総額は、七千六百八十六億七千五百四十一万六千円であります。  以下、詳細については印刷をもって申し上げます。
【次の発言】 御指摘のとおりに日本の社会保障制度が水準が低いこと、なおまた各社会福祉保障の制度が必要に迫られて個々に出てきたという関……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1968/03/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおりでございまして、ただいま改定の要求をしておりまするが、ただいままでの計算の基礎については、局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 各県の防災計画等も、さらに県と連絡いたしまして、財政当局とも相談をいたします。
【次の発言】 医師と看護婦の充足は、何ものにも優先してやらなければならぬと思いますが、やはり一番大事な点は、医師、看護婦の特殊技術に対する処遇の改善をしなければ、いまの人事院の給料の中の体系ではなかなかうまくいかぬと思います。したがって、これは人事院と一ぺんよく相談をしてみて、思い切った待遇の改善をしなければならないのではないか。これが基本問題であって、……




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データ更新日:2023/02/05

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