園田直 衆議院議員
36期国会発言一覧

園田直[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-|36期|-37期
園田直[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは園田直衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院36期)

園田直[衆]本会議発言(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 衆議院本会議 第4号(1980/10/06、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) ほとんど総理大臣から答弁されましたが、特に健康保険改正問題は、全く御意見のとおりでありまして、健康づくり、病気の予防、リハビリテーションまでを含む総合的な保健医療対策の充実、保険外負担については、今後とも保険外負担の解消に向けて努力し、また薬価基準については、市場価格と薬価基準価格の格差の解消を図り、その適正化に努めていくなど、御意見のとおり、単なる赤字対策ではなく、社会経済情勢の変化に対応して、医療制度基盤を整備するための基本的改革の一環として改正すべきであると考えております。  御指摘の富士見病院は、国民の健康と生命を守るという医療機関が、だんだんと営利に走り、単な……

第93回国会 衆議院本会議 第5号(1980/10/07、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 総理からお答えがありましたが、特に重点を置いて質問をされた二点についてお答えをいたします。  児童手当の制度は、ただいま検討中であり、厳しい意見が出ておることは御意見のとおりであります。しかしながら、高齢化社会への対応が第一でありまして、そのためには老人の社会的扶養のための制度を維持していくことが必要であり、そのためには世代間の信頼は不可欠であります。老人と次の世代の人とをどうやってつないでいくか、これは非常に大きな問題であります。  第二番目には、近年御承知のごとくわが国の出生率は著しく低下をいたしております。政治は未来であります。未来を担うものは子供であります。公正……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 衆議院本会議 第3号(1981/01/28、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 高齢化社会を迎えるに当たっての御意見、心身障害を持つ方に対する御意見、御発言のとおりでありまして、その御発言のような社会実現に全力を挙げ、検討すべきものは検討いたします。  私は、総理から答弁がありましたから、具体的なもののみ答弁をいたします。  年金の問題でありますが、福祉年金の改善については、御承知のとおり厳しい財政事情下ではありますけれども、社会経済情勢の動向にかんがみて月額二万二千五百円から二万四千円に引き上げていただくようにいたしております。したがいまして、いま月額三万円ということは、これは困難でございます。  なお、厚生年金については、昨年、年金水準の大幅改……

第94回国会 衆議院本会議 第4号(1981/01/29、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 私が外務大臣を批判したというのは、やや事実と違っております。  予算編成に関し、同僚として心配を込め、注意を加えてお願いを二、三しただけであります。これに対して外務大臣は、心の広い、私よりも偉い方でありますから、よく注意しよう、こういうことであります。  そもそも、閣内で激しく議論をし激しく団結するのは、現代内閣の特質であると考えております。(拍手)私と外務大臣は、そのようなことを平気で言い合えるほど親密でありまして、閣内不統一などは断じてございません。(拍手)

第94回国会 衆議院本会議 第7号(1981/02/19、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 児童手当の制度については、御発言のとおり、昨年九月、中央児童福祉審議会から、長期の観点に立って根本的な改革を行うべしとの提案がなされております。この提案の趣旨にのっとり、控除の問題、税の問題あるいは対象の問題等検討すべきことで、私は、これは強化充実すべきであると考えておりますが、大蔵大臣は、それは一部の意見である、こういうあれでありましたが、一部の意見ではなくて、所管大臣の厚生大臣の意見でございます。  いずれにいたしましても、先般の予算折衝の最後に、この問題は十分検討しましょう、こういうことを言ってありますから、政府部内で検討いたし、趣旨に従い努力をする所存でございま……

第94回国会 衆議院本会議 第16号(1981/04/07、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明申し上げます。  昭和二十年八月、広島市及び長崎市に投下された原子爆弾の被爆者については、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律により、健康診断及び医療の給付を行うとともに、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律により、特別手当、健康管理手当、保健手当その他の手当などの支給を行い、被爆者の健康の保持、増進と生活の安定を図ってまいったところであります。  本法律案は、被爆者の福祉の一層の向上を図るため、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律について改正を行おうとするものであります。……

第94回国会 衆議院本会議 第17号(1981/04/10、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) 国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  所得保障の中心である年金制度を初め、児童、母子家庭、心身障害者に係る諸手当の制度については、従来より充実に努めてきたところであり、国家財政の再建が課題とされている最近の財政状況下にあっても、老人、障害者等に対しては適切な配慮がなされる必要があります。  今回の改正案は、このような趣旨にかんがみ、福祉年金及び諸手当について、昨今の社会経済情勢の動向に対応し、必要に応じた給付の改善を行うとともに、厚生年金等の拠出制年金について物価スライドの実施を繰り上げて年金額の引き上げを行うこととし、これら……

第94回国会 衆議院本会議 第27号(1981/05/22、36期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(園田直君) お答えをいたします。  従来から申し上げておりますとおり、事前協議に関する交換公文の規定及びいわゆる藤山・マッカーサー口頭了解からして十分に明らかでありますが、この点に関して日米間の了解の相違はございません。米国政府が、安保条約上の誓約を遵守することを繰り返し確言していることは御承知のとおりであります。  なお、先日私とマンスフィールド大使とお会いしました際、マンスフィールド大使の方から発言があって、今回のライシャワー発言という背景の中で、昭和四十九年十月十百の安川大使とインガソル国務長官代理との会談の際表明された米国政府の見解に言及し、この米国政府の見解は現在でも何ら……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 衆議院本会議 第9号(1981/11/10、36期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(園田直君) 核軍縮については、総理からお答えになったとおりであります。  御指摘のとおりでありますから、先般の国連総会においても、私は世界各国に訴え、明年予定されておる軍縮特別総会には、総理みずから出席をして世界各国に訴えるという決意をしておられるところであります。  次に、経済摩擦の問題がありましたが、御承知のとおり、日本は資源がなくて、他国から資源をもらい、その資源を他国に持っていって、貿易国として立っておるわけでありますから、他国の平和と繁栄の中に日本の平和と繁栄があるわけでありまして、日本だけが力み返っておっては、孤立をして、日本の繁栄はございません。したがいまして、アメリ……

園田直[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院36期)

第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 決算委員会 第1号(1980/10/15、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お答えを申し上げます。  医療並びに医療機関が、人間の生命と健康を守るべきものが、だんだん経済的な観点から営利に走り、人間の健康と生命を食い物にして恐るべき事件を起こすということはまことに残念至極であります。これは、医療の倫理の荒廃とかあるいは営利に走るとか、そういう原因は、よって来るべきものは、だんだんそういう状態になってきたので、第一に医療制度のあり方、厚生省の監査、指導のあり方、こういうものに手落ちはなかったか、まずこれを厳重に反省することが大事であると私は考えております。  第二番目には、残念ながらいま厚生大臣の持っておりまする権限、制度で決められた法律的な力によっては……

第93回国会 決算委員会 第2号(1980/10/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 いま御指摘になりましたような意味において、不適切な用語が法律全般にあってございます。特に私の担当いたします厚生行政の中には非常に多いわけであります。不具廃疾などという言葉はその一例であります。用語によって心身障害者に対する間違った印象を与えることは大であります。したがいまして、新しい法律は、そういう御注意がありましたので注意をして用語を使っておりますが、古いものはそのままになっております。内閣全般として総理府あたりでまとめて、用語の変更でありますから事務的にも簡単でございますし、それから国会でも各党異存なく御審議願えると思いますので、内閣全般としてまとめてやるべきだと考えており……

第93回国会 社会労働委員会 第1号(1980/10/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 このたび、齋藤前厚生大臣の後を受けまして、厚生大臣に就任いたしました園田直でございます。  国民生活全般に深くかかわり合いのある厚生行政を急速担当することとなり、責任の重大さを痛感いたしております。  社会労働委員会の御審議に先立ち、お許しを得て、就任のごあいさつを兼ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  厚生行政にとって一番大切なことは、人間の生命と幸せを守り育てるための活力ある社会の建設を目指して温かい血の通った行政を推進していくことであると考えております。  昨今、国民の健康と生命を守る重要な責務を有する医療機関において、医療に関する国民の信頼を著しく損なう行為が見ら……

第93回国会 社会労働委員会 第2号(1980/10/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 記事も載っておりましたし、また、その他の場所でも、しばしば私が使った発言でございます。
【次の発言】 厚生行政は人間の一番大事な生命と健康を守ることでありまして、これは国の政治から言えば、あらゆる意味においても政治の基本であると考えます。特に今日のように国家財政厳しく、かつまた自衛力の強化など叫ばれる時期においては、まず厚生行政というものに対する、力の弱い人々に対する施策をやって、その上で国の再建をやるべきだ、これは私の信念であり、私の強い願いであります。
【次の発言】 私も政治家の一人として、国会議員の一人として、国の安全保障というものはだれにも劣らない熱意を持って研究をし、……

第93回国会 社会労働委員会 第5号(1980/10/30、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ゼロリストは新聞や委員会でいろいろ承っておりますが、私は拝見をしておりません。どういう目的かわかりませんが、大蔵財政当局がいろいろ心配をしておることはわかりますが、ゼロリストの表によって、われわれが動くべきではないと私は考えております。
【次の発言】 財政当局が心配して出されたゼロリスト、これは逆に反発を買っているのじゃないかということが一つ。もう一つは、ああいうことを出されるということは愉快なことじゃない、私の理解は、この二つでございます。
【次の発言】 いま局長から答えたとおりでございます。現下はなかなか困難ではある。しかし連動制そのものは、いまの国家財政が何とかうまくいく……

第93回国会 社会労働委員会 第6号(1980/11/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 富士見病院はまことに遺憾なことでありまして、当事者として反省をいたしております。御意見のとおり残念ながら、これは氷山の一角であって、このようなひどいことはないかもわかりませんが、委員の各位あるいは婦人会議の一一〇番あるいは、その他の私に寄せられますお手紙等を拝見すると、ここで医療に対する厳正なる指導と国民の信頼を回復しなければ、これは大変なことになる、氷山の一角であると私も考えております。
【次の発言】 御意見の数々はよく了承いたしました。  昨日、私のところへ地方のお医者さんの奥様から手紙が参りました。その内容は、いま医者がいろいろ言われておるが、私の主人は開業以来三十年、ま……

第93回国会 社会労働委員会 第7号(1980/11/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の点はきわめて重要な問題でありますので、今後、各方面の御意見を承りながら全力をもって、これと取り組んでいく決意でございます。
【次の発言】 すべての老人が健康な老後を迎え、その費用は国民がひとしく分担するという考え方のもとに、審議会に審議をお願いしておりますが、この答申を見守っているところであります。なお御指摘のとおり、厚生省対策本部では第一次試案を出しましたが、さらに、これを練って第二次試案等をつくり、早急にその成案をつくりたいと考えております。
【次の発言】 御指摘のとおりでありまして、たびたび御督励をいただきながら、おくれておることを、おわびを申し上げますが、いよい……

第93回国会 社会労働委員会 第8号(1980/11/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 こどもの国を民営化することについて、お願いをしているわけでありますけれども、いま御指摘になりましたように第一は急速に高齢化する社会構造をながめるにつけても、子供の健全育成はきわめて重大でありまして、まさに、いまの子供がどのように働くかによって国の運命は決する、こういうことであることは御指摘のとおりであります。かつまた、いままでやってきた子供の健全育成の場所、その地元、従業員、こういう方々のいろいろな心の動揺等も御指摘のとおりでありまして、私も十分深く考えるところでございます。民営化いたしましても、国そのものは従来どおり監督及び助成については引き続きこれを行うこととして、民間の活……

第93回国会 予算委員会 第1号(1980/10/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 健保、年金、両法案の取り扱いについて、御案内のとおり現在社会労働委員会、各党で、与野党間の協議が進められていると承知しております。政府としてはこの合意を踏まえつつ適切に対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 この病院の事件は御指摘のとおりに犯罪以上の犯罪でありまして、恐るべき事件であります。そこで、これは医療制度、診療制度等の徹底的の見直しも必要でありますが、しかし、私の調査したところ、いまあなたの御意見を聞いたところによりましても、緊張して見ておったらこの事件は少なくとも今日以前にわかったのではなかろうかと、後のことでございますが、私は残念ながら推察するわけであります……

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 精神病患者の種類は御案内のとおり大体三つに分かれておりまして、ほうっておけば、痴呆性で危害を与える、治安を賊するというのが一番重いわけでありますが、法務省で考えておられるのは、そういう犯罪があっちゃ困るから、ある時間あるいはある何か行事があるというような場合拘束するというような趣旨からくる精神病患者の自由を拘束するという点が重点であります。私の方は、一般の人に危害を与えないように注意しながら何とか治療するということが重点でありまして、施設の不十分等あるかもわかりませんが、私は、いまの制度を私どもで拡充して、精神病患者はやはり治療ということを重点にしながらこれを精神病施設に収容す……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 外務委員会 第16号(1981/05/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 このたびは、はからずも外務大臣に就任いたしました。責務の重大さを痛感しております。  私が去る五十四年十一月に外務大臣の職を離れてから、ちょうど一年半が経過いたしました。この間、国際情勢は一段と厳しさを加えております。私は、この困難な時期において外交に課せられた使命の重要性を認識し、微力ながらこれを全うすべく全力を尽くす所存でございます。  何とぞ皆様方の温かい御理解と御支援をお願いいたします。  現下の厳しい国際情勢において、わが国の平和と安全を確保し、自由で豊かな国民生活を保障していくためには、国際社会全体の平和と安定の維持が不可欠であります。このため、わが国は、今後一層積……

第94回国会 外務委員会 第17号(1981/05/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 難民の問題は、難民の置かれた立場を考えると人道上の問題でありますから、各国は協力して難民に対する対応の策を講ずることが大事でありますが、それよりもっと大事なことは、難民を無秩序に出す源の国、これがみずからを抑制してこういう難民が出ないようにするという努力及びそういうことに対する働きかけが大事であると考えております。  特にインドシナ難民については、いまや人道上の問題が政治上の問題にまでなってきまして、これによってASEAN初め近接する国々の安定と繁栄に障害を来すような可能性が出てきておるわけでございます。そこで、インドシナ難民については、特に関係国ベトナム、そういう国々に対して……

第94回国会 外務委員会 第18号(1981/06/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 いまの事務当局の答弁を聞いておって私もわからぬところがちょいちょいあるわけでございますけれども、難民条約を御審議願ってこれが発効することになれば、やはり日本はいままでと違って、難民に対する基本的な方針を堅持をして、そして国際的に決まったことを遵法するのではなくて、国際的な難民に対する問題を一つの力としていい方向へ引っ張っていくという気概が第一になければならぬと私は思いますが、それがどう具体的になるかは事務当局とも今後よく相談してやります。
【次の発言】 私が答弁するのは少し早いかとも存じますが、いまの各条ごとに質問をされている質問者の方の御意図を承りますと、非常に大事なことを質……

第94回国会 外務委員会 第19号(1981/06/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました日本国政府とオランダ王国政府との間の文化協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  オランダ王国は、地理的にはわが国から遠く離れておりますが、歴史的に見ますと、徳川幕府の鎖国政策にもかかわらず長崎の出島を通じて流入した蘭学がその後の日本の近代化に大きな役割りを果たしたように、両国間には古くから芸術交流、人物交流等種々の分野で交流が行われてきた深い歴史的な関係があります。このような両国間の文化の面における伝統的、歴史的な関係にもかんがみまして、オランダ王国との間に文化協定を締結することは、両国間の相互理解と友好関係の一層……

第94回国会 外務委員会 第20号(1981/06/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 ただいま採択されました決議の御趣旨をわが国外交に十分反映するべく努力をいたします。

第94回国会 外務委員会 第21号(1981/09/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 去る四月九日の日本の貨物船日昇丸と米国潜水艦ジョージ・ワシントン号の衝突事故につきましては、去る五月五日に米側より中間報告が提出されたことは御承知のとおりでありますが、このたび米政府から本件事故に関する最終報告を得ましたので、御報告申し上げます。  去る八月三十一日、マンスフィールド駐日米国大使が私を来訪、最終報告書を手交しました。この報告書において、米側は本件事故についての全責任を負うとし、米海軍として遺憾の意並びに陳謝の意を表明しております。また、マンスフィールド大使よりも米国政府としての陳謝の意の表明がありました。政府としては、これを米側の誠意と揺るぎなき日米友好関係の維……

第94回国会 決算委員会 第9号(1981/04/17、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 昭和五十三年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算額につきましては、歳出予算現額六兆八千六百七十六億二千百四十六万円余に対して、支出済み歳出額六兆七千百九十一億九千四百二十四万円余、翌年度繰越額三百十七億二千二百二十万円余、不用額一千百六十七億五百二万円余で決算を結了いたしました。  以上が一般会計歳出決算の大要であります。  次に、特別会計の大要について申し上げます。  第一に、厚生保険特別会計につきましては、健康、日雇健康、年金、児童手当及び業務の五勘定を合わせ、一般会計から九千百四十九億八千六百七十九万円余を繰り……

第94回国会 決算委員会 第10号(1981/04/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 薬価の改定は、国会でいろいろお約束申し上げたのが大分おくれてまいりまして恐縮をしておるところでありますが、ただいま御発言のとおり、内示をいたしておりますから、これを済まして四月中、遅くとも五月の初めには告示をするつもりでおります。  大体、薬価改定、いわゆる切り下げの基準というのは、いまおっしゃいました実際の取引の価格と基準価格との差を目標にして、個々には調査の結果を考えてやっておるわけでありますので、個々にどうこうということはわかりません。大体の見当は二割から高いのは二割五分の差がございまするし、それから個々の薬価については、古いものが安い値段でそのままで大変なところもありま……

第94回国会 社会労働委員会 第1号(1981/02/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、厚生行政について所信の一端を申し述べます。  今日、わが国は、激動する国際社会の中でエネルギー問題、安全保障問題、財政問題等々内政外交全般にわたり試練の時期を迎えておりますが、こういう中にあって国政に携わる者として片時も忘れてはならないことは、恵まれない人々への温かい配慮であり、社会的公正の確保であると信じます。  社会保障は、こうした人間尊重の精神に裏づけられた国政の基盤であります。  わが国は、諸外国に例を見ないスピードで急速に本格的な高齢化社会を迎えようとしておりますが、それにふさわしい給付の実現と負担の公平を図るため、社会保障の計画的、体……

第94回国会 社会労働委員会 第4号(1981/03/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の認定制度についてはその必要性を十分認識いたしております。しかしながら、その前提に、先ほど文部省から言われましたとおりに、一つは用語の拡大、もう一つには指導員の養成、こういう前提条件をつくってなければなかなかうまくいかぬわけでありまして、そういうことを目標にしながら検討していきたいと思います。
【次の発言】 社会保障については、すべての問題がいまのままでいきましてもだんだん給付はふえてくるし、かつまた国民の負担もそう無理にお願いできるものではない。ましていわんや、高齢化社会その他の状態を考えますと、このままで行くと制度そのものが根幹から揺らぐという心配をしておるものでござ……

第94回国会 社会労働委員会 第7号(1981/04/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 臨調及びその結論から来る行政改革、これはきわめて大事な問題でありまして、方針が決定すれば、私も全力を挙げて努力をする所存でございます。  しかしながら、いま御発言されましたとおり、私がお預かりしておる問題は、いかような場合にも断じて削れない問題があるわけでありまして、そういう中で、行政改革のあらしの中でどうやって必要なものは守っていくか、こういうことが今後の厚生行政の仕事だと考えております。重点は、本当に困った人には、これに対して少しでも削ってはならない、がまんのできる人は、というよりもむしろむだを省く、適正に効率的に使う、こういう方針のもとに厚生行政を守っていかなければならぬ……

第94回国会 社会労働委員会 第8号(1981/04/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  所得保障の中心である年金制度を初め、児童、母子家庭、心身障害者に係る諸手当の制度については、従来より充実に努めてきたところであり、国家財政の再建が課題とされている最近の財政状況下にあっても、老人、障害者等に対しては適切な配慮がなされる必要があります。  今回の改正案は、このような趣旨にかんがみ、福祉年金及び諸手当について、昨今の社会経済情勢の動向に対応し、必要に応じた給付の改善を行うとともに、厚生年金等の拠出制年金について物価スライドの実施を繰り上げて年金額の……

第94回国会 社会労働委員会 第9号(1981/04/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ヨーロッパの国々と比較して日本が急速に高齢化社会が来るその原因は、いまの御発言の中にありましたように人口の出生、寿命の延長、こういうことからくるわけでありまして、それからすると、いま厚生省が持っております資料というのは非常におくれております。私もやはり寿命は伸びる、出生率は二・一は維持できない、私は一・六、もっと落ちるおそれもある、こう見ておるわけであります。だからこそ高齢化社会が急速にくる、こういうことでありまして、したがってその次に来るのは、そうなればなるほど社会福祉というものが非常に大事になってくる。ところが、一面からは給付と負担の問題がだれが考えても出てくるわけでありま……

第94回国会 社会労働委員会 第11号(1981/04/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいまの日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合提出の修正案については、政府としては反対でございます。  なお、ただいまの日本共産党提出の修正案については政府としては反対でございます。
【次の発言】 ただいま御決議になられました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして努力をいたす所存でございます。更
【次の発言】 懇談会の結論は、第一に社会保障の理念から国家補償の理念にと大きくかじを切ったことについて私は評価をいたしております。いろいろ問題がその先に出ておりますが、一カ所も否定した個条はないわけであって、こういう点に注意をしろとかこういう点は困難である……

第94回国会 社会労働委員会 第12号(1981/04/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御発言のとおりでありまして、廃棄物は増加をいたしております。その廃棄物の捨て場所、海面であるとかその他の土地を確保することは手段でありまして、一番大事なことは、廃棄物そのものをどう処理するかということであります。  そのためにはやはり、排出源、これに関し指導を強化をして、そして第一は、有毒物、危険物をより分ける、次にはこれを徹底的に軽量化する、軽量化の中には、この活用、再生ということも含めましてやることが一番大事であると考えます。  そこで、これは立場から言えば厚生省が中心でありますが、やはり通産省その他の省庁も非常に関係がありますので、関係省庁と相談をしてやりたいと考えており……

第94回国会 社会労働委員会 第13号(1981/05/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ただいま御決議になられました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、努力をいたす所存でございます。
【次の発言】 ただいまのお尋ねはしばしばお尋ねをいただいたところでありますが、原爆被爆者対策の具体的なあり方については、原爆被爆者対策基本問題懇談会から社会保障の理念から国家補償の理念に大きくとびらをあけられたことは前進であり、将来に対する一つの方向を示されたものであると考えております。しかしながら、現段階においては、それぞれの関係者あるいは国民との合意、そういうものが財政についての問題等もありまして、とりあえずただいま出しておりますこの改正案で、懇談会から出まし……

第94回国会 社会労働委員会 第15号(1981/05/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御承知のとおりに、地方自治体で二カ所か三カ所、いま御発言のようなことで予防あるいは保健、こういうことを実施して、そして保険の支出が著しく減っている、言葉をかえて言えば病気にかかる人が少なくなっているという実例もございます。今後は、保険の問題でいろいろありますが、一つは支払いの問題をどうするか、一つはいまおっしゃいましたように病気の治療ではなくて病気にならないように、さらにもう一歩進んで健康を長く維持するために、こういうことに保険制度が役立つようにやっていかなければならぬ、同じような意見を私も持っております。
【次の発言】 医療制度の調査会、看護制度の改善検討会の御意見にもその方……

第94回国会 法務委員会 第16号(1981/05/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 簡単に難民と申しますけれども、難民には大きく分けると二つあります。いまお願いしております難民条約というのは、これはいまのベトナム、カンボジアを中心にしてアジアの国々にいろいろ大変な負担をかけている難民を対象にしたものではございません。現在、難民というと全部こっちの方だと言われておるわけでありますが、御発言のとおり、サミットで私は大平総理と相談をして提案し、声明を出しております。これはASEANの国々の意向に従ってやったものであります。  ジュネーブの難民会議で初めて日本の私がファーストスピーカーをやりました。これで私が主張していることは、タイからカンボジア、ベトナム、この周辺に……

第94回国会 予算委員会 第2号(1981/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御発言の災害弔慰金及び災害援護資金の額の引き上げ、これは御発言にもありましたし、各方面から要求が強いところでありまして、国会並びに事業主体である団体等と相談をして、御発言のとおり五十三年以降の物価の動向等も考えて、早急に御発言のとおり検討する所存でございます。  なお、学校、社会施設の除雪費用の補助でございますが、文部大臣とも早急に相談をして、これは政令の指定を必要とするわけでありますから早急にやりたいと思いますけれども、いま雪が降っておりますから、これが一段落つきましたならばなるべく早くやります。その間、それぞれの団体には政令指定の基準を示しながら間違いないようにやってまいり……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 難民条約に伴いまして、年金その他について、在住される外国の方々と日本の国籍を持った人と平等にしたい、これは仰せのとおりでありまして、ただいま検討いたしております。  ただし、いま御発言の中にありましたとおり、内国民も入らない部分がある。そこで、これをどうするか。沖繩のような一つの試練もありますが、こういうことについていま各関係省庁と検討中でございますが、十分考慮して検討いたします。
【次の発言】 御発言のとおり、本年は障害者の年でありますが、これは「ための年」ではなくて「障害者の年」、「フォー」ではなく「オブ」となっております。それは、いま発言された障害者に対する個々の施策より……

第94回国会 予算委員会 第5号(1981/02/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 薬価基準の改定は、現在、経済で一番大事な物価の安定とも非常に影響するわけであります。かつまた、医療の基本にもなる問題でありますから、非常に急いでおります。与野党から非常に督促をされておりますが、ただいま作業を進行中で、できるだけ、遅くとも年度内にはこれを行いたい、こういうつもりで努力をしておるところでございます。  薬価基準の改定と医療費の問題でありますが、これは原則的には関連をさせないということであります。しかし、関連はしないが関係はある、こういうのが正直でありまして、そこで薬価の改定が終われば医療費の問題もそろそろ議題になるかなあということで、各方面の意見を聞いているところ……

第94回国会 予算委員会 第6号(1981/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 物価上昇については、いま発言がありましたように、内閣としては全幅の努力をいたしているところであります。  年金のスライドは、大体それに見通しをつけて、ただいま七%引き上げを考えておるところでありますが、今後の物価の変動ではこれがどうなるか、いまのところ、はっきりいたしません。かつ、これに加えてスライドの時期を、本来ならば厚生年金では本年十一月実施を六月に、国民年金は一月を七月に繰り上げて引き上げること等を考慮して、これに対する対応の処置をとるつもりでおります。
【次の発言】 御審議を願っておる予算で、社会福祉行政が切り捨てられて防衛費に回ったとは、私はいささかも考えておりません……

第94回国会 予算委員会 第8号(1981/02/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘のとおりでございまして、根室地区は無医地区がたくさんありまして、僻地中核病院もございません。しかしながら、いま北海道庁ともいろいろ話しておりますが、標津病院、根室病院、どちらにするか別として、医師などの供給の強化を図ればこれらは中核病院になれるあれでございますから、早急にそういう措置をして、僻地医療供給体制をつくることにいたしたいと考えております。

第94回国会 予算委員会 第9号(1981/02/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 ベビーホテルの問題は、昨年の年末に御意見を承ったところであります。自来数カ月間、無届けでありますからなかなか実態の把握が困難でありましたけれども、ようやく何とか把握をし、これに対する見当を関係方面、特に消防庁と厚生省が苦労して見当をつけたようであります。したがいまして、発言した私は楽でありますが、動いた当事者は大変なことでありますから、願わくは苦労をした児童局長に答弁をさせていただきます。
【次の発言】 総理府を中心にした五十年の調査は御承知のとおりでありますから、省略をいたします。ただし、これは御承知のとおり事業量を主体にした調査でありまして、有病率その他、私の所管のものに対……

第94回国会 予算委員会 第10号(1981/02/17、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 非常にむずかしい御質問でありますが、多分、明治天皇さんのお歌だと思います。
【次の発言】 予算折衝の過程で、閣議で二、三点お願いしたことはございます。しかし、いますでに終わったことでありますし、閣議の発言を堂々と発言することは閣僚としての心構えにあるまじきことと心得ますので、お許しを願いたい。
【次の発言】 予算についていろいろお願いをし、防衛予算についても国務大臣としての所感を述べたことは事実でございます。
【次の発言】 中期展望における社会保障費は、いま御発言のように、五十六年度の制度その他を変化のないものと前提をして、運営等その他についても変化なしという一定の仮定のもとに……

第94回国会 予算委員会 第11号(1981/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 薬価の問題についてはしばしば御発言をいただいております。残念ながら、御発言の趣旨は、私もこれを肯定せざるを得ません。  そこで私は、この前の国会でも答弁したと覚えておりますが、第一は、薬価の改定というものは三年間もほうっておくべきものではなくて、少なくとも一年に一回は実施すべきものであり、物価の急激な変動があればそれに応じてやるべきものである。今後はこのようなことがないということを約束いたします。  第二番目には薬価の改定、いま作業を急いでおりまして年度末までにはぜひやりたい、こういうことでやっておりますので、私、不肖でありますが、年度末までは厚生大臣が首になるようなことはない……

第94回国会 予算委員会 第12号(1981/02/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 非常に大事な御発言を聞いたわけでありますが、私もよく承知しておりませんし、当事者の保険局長にきょうは質問の御通知がなかったものですから、いま呼び寄せておる途中でございますから、でき得れば保険局長が来てから質問していただけばありがたいと存じます。
【次の発言】 一言申させていただきます。  いま発言されました事件は、だんだん聞いているうちに、週刊誌に出た問題と絡んでおるということがわかってまいりました。支払い基金の審査については、御発言のとおり、いろいろやっておりますが、実際問題は一枚のレセプトを一秒か二秒で見なければならぬということで、これではなかなか取り締まる方が取り締まれな……

第94回国会 予算委員会 第13号(1981/02/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御指摘の問題は非常に大事な問題で、かつ深刻な問題であります。各種の要素を含んで非常に困難ではありますが、しかしこの問題を解決することがこれから端を発するすべての社会問題に影響していくと考えております。  ベビーホテルが繁盛いたしましたのはいろいろありますが、大方三つに分けて、一つは、育児に対する母親の考え方が非常に近代的になってきた。そこで金と時間に余裕のある方、こういう方方が旅行だとかあるいはいろいろな仕事の場合に使われる高級ホテルに設けられたベビーホテル、それから上中下というのはおかしゅうございますが、中間的な方でいろいろな冠婚葬祭、旅行のときに親戚、友人に預けていかれる、……

第94回国会 予算委員会 第14号(1981/02/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 懇談会は終始熱心にやられまして、私も特別に出ていって、いろいろお願いをしたことはございますが、厚生省としては、この懇談会の答申を尊重してなるべくそういう方向で努力をしたいと考えております。
【次の発言】 基本懇の御意見は、御発言のとおりに、広い意味で国家補償の見地に立つべきであると主張しながら、また、立つべきものとしても、その具体的内容は、結局は被爆者の福祉増進を図るところをねらいとするものであると指摘をしております。  そこで、現行法がございまするが、基本懇の意見においては、現行施策については一応評価がなされておりますので、これを基本にして基本懇談会の方針が通ずるようにしたい……

第94回国会 予算委員会 第15号(1981/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 薬価改定その他の問題について阿部先生から前の国会でいろいろ質問があり、意見を述べられておることを承知いたしております。第一に薬価改定が非常におくれております。これは一年に一回は必ずやるべきものであるが、三年間もやられてない。これが第一に非常に遺憾に思っておるところでありまして、鋭意作業を進めておりますが、年度内にはやるという目標でやっております。  なお、先々般の国会で先生の御質問に厚生大臣が答えました審議会の調査の結果、この報告がされてないということを正直に言ってけさ承ったわけでありますが、その経緯は事務当局から一応聞いていただいて、それで御不満であれば私から改めてまた今後の……

第94回国会 予算委員会 第16号(1981/02/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 厚生年金も同じでありますが、御発言の中の八つの公的年金、これが各省でやっておりますので官民格差がだんだん開いてくる、そして理論としては一元化すべきでありながら、実際は一元化の方向に行かない。そこで、これをどうやってどこが責任者になってまとめていくか、これを考えなければならぬ段階だと考えております。  昨日の質問でも出たわけでありますが、率直に言って、山田先生御承知のとおりに、この調整のために閣僚懇談会が設けられておりますが、官房長官がおやりになる閣僚懇談会というのは、各省の意見が合わない場合にこれを調整するということが主体であって、とうてい官房長官の方で、こういう複雑な、しかも……

第94回国会 予算委員会 第18号(1981/02/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御発言のとおりでありまして、総合的な長期の観点からいまおっしゃったような点を緻密に組み立てていく必要があると考えます。
【次の発言】 日本の厚生行政は、その発生と沿革がヨーロッパと違っております。そのために、無理に制度を並べた等の関係もあって、総合的な体系立った制度になってない。その矛盾がいま各所に出てきておる。そこで、いまや理論からでなくて現実から、このままではやっていけないという状態に立ち至っていると思います。  そこで、遅まきで非常な困難もあるし、また過程においてはいろいろ無理があると思いますけれども、これを総合、体系立った、あるいは年金の一元化であるとか、その一元化の前……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/03/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 この問題は、相当長く、数回にわたって御発言をいただいている問題でございます。  経過は御承知でありますから申し上げませんけれども、倒産の直接原因は、この会の最高幹部の一人が勝手に連帯保証人として債券を出した、小切手を出したということから倒産をした。その倒産直前から厚生省は立入検査をしておりますが、問題は、倒産とわかってから、いまおっしゃったようないろいろな、全く詐欺に該当するであろうと思われる事件をやって、そのためにその会の後援者とか名前とかそういうことに、一方では心配しながら、まじめな人がひっかかって借金をつくっているわけであります。  したがいまして、一つはこれの監督をさら……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 安全保障特別委員会 第2号(1981/11/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 安全保障についての日米関係は、その根底に、日本と米国の友好とそれから極東の平和を守ろうとするというのが前提でございまして、そういう重大な時期の判断というのはまさに一つの大きなポイントである。しかし仮定でそれをやられて、そういう場合はこうする、こういう場合はこうすると申し上げることは、今後実際にそういう事件が起きたときの一つのハンディになりますから、大臣の答弁は差し控えたいと存じます。
【次の発言】 御発言の中でいろいろ大事な御意見が拝聴されまして、感謝をいたします。  欧州諸国で見られておりまする平和デモ、反核デモ等の諸運動がだんだんと活発になってきております。教会、環境保護団……

第95回国会 外務委員会 第1号(1981/10/15、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 私は、きのう食事、会談、会談を終わってからまた二人きりで話したわけでありますが、両方、話しまして意見が合いましたことは、日本国民がPLOに対していろいろな想像を持っておったわけですが、議長がおいでになって、議長の談話やその他の行動がなかなか配慮されたことであって、国民は非常にいい感じを持ちましたよ、それから、私とあなたは意見がなかなか合わぬと思うけれども、問題は、国民がこうやって迎え、総理、外務大臣がお会いしたということで非常に意味があるのじゃございませんか、こういうことで意見が一致をいたしました。非常に気持ちのいい、率直な議長だと思いました。

第95回国会 外務委員会 第2号(1981/11/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 第一に、日米安保条約、日米関係は、日本の外交、安全保障の基軸であることは明確にしておかなければならぬと思います。軍縮、平和、極東の安定を唱えるにつきましても、日米安保というのは基軸であるということが第一であります。  いま御発言されました趣旨は、日米安保というものは片務的なのか双務的なのかということだと思いますが、これは先般の伊東外務大臣のときの答弁を拝見しましたけれども、御承知のとおり、日本は憲法その他の制約がございますから、条約上から言えば、米国が日本の防衛に義務を負っておるということについて、日本はやるべきことは制限されておるわけでありますから、ある意味から言えば片務的だ……

第95回国会 決算委員会 第1号(1981/10/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 昭和五十三年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は二千二百四十八億二千四百九十四万円余でありまして、支出済み歳出額は二千二十二億八千九百二十二万円余、翌年度繰越額は百九十七億七千二百七十七万円余、不用額は二十七億六千二百九十五万円余であります。  歳出予算現額の内訳は、歳出予算額二千百六十三億三百二十五万円余、前年度繰越額七十四億二百六十一万円余、予備費使用額十一億一千九百六万円余でありまして、前年度から繰り越したものの内訳は、国際文化団体補助金一億五千七百八十四万円余、経済開発等援助費六十八億八千七百八万円余、在外公館施設費……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第6号(1981/10/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お答えいたします。  防衛庁長官と外務大臣は職務が違います。防衛庁長官は、何かあった場合におくれをとらないように準備するのが防衛庁長官であり、外務大臣は、そういうことが起きないように外国との交際に専念するのが私の仕事でありますから、防衛庁長官と外務大臣は意見が若干食い違うわけでありますが、私は、世界の軍備というものは、逐次、軍備競争による危険の脅威をのけるためにも、水準を下げながら軍縮、兵器制限によって低い水準で力の均衡を図ると同時に、同じ努力を米ソの対話に向けるべきだ、こういう方針でございます。
【次の発言】 お答えをいたします。  政府借款供与の対象はいま御発言のとおりでご……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第7号(1981/10/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お答えをいたします。  まず、中東の方から申し上げます。大体いまごろになりますと、年内は大体総理の行動は決まるわけでありまして、年明けの外遊計画などもそろそろ具体的に話が上ってくるころでございまして、そうしますと、いまのところは中東か中南米ということで大体話があったわけであります。今度私、サダト大統領のお葬式に行って帰ってまいりまして、諸般の情勢からぜひなるべく早い時期に中東においで願いたい、こういうことで、総理もなるほどという御意見のようで、そこでそこらあたりにまず目標を決めて、いつごろ、どこの国に、どういう目的で行くかということは今後検討すべきことだ、こういうのが総理の中東……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 隣国の友邦たる韓国が新しい発足をして、五カ年計画をいろいろな困難な問題に直面しながら努力しておるところでございます。したがいまして、これに対する経済協力は、わが国の経済協力の基本方針のもとでできるだけの協力はすべきものと考えてはおります。しかしながら、現在非常に大きな開きがありまして、これは額の問題と、一つは、わが国の経済協力は軍事費の肩がわりはできないということは御承知のとおりでございまして、その間の相互の理解がまず必要でございます。やはり正しく理解をし、正しくつき合いをして、お互いがその好意がわかるというように持っていかなければ、これまた一番大事な国でありますから、そういう……



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各種会議発言一覧(衆議院36期)

第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 運輸委員会地方行政委員会社会労働委員会環境委員会連合審査会 第1号(1981/04/15、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 お答えをいたします。  特に大都市圏においては廃棄物の増大、これの処理空間がないということで非常に悩んでおりますので、これは一つのよき方法であると考えております。
【次の発言】 廃棄物の最終処理というか、活用というのが主であって、港湾整備は一つの手段であると考えております。
【次の発言】 問題はいろいろあると思いますが、関係方面によく御理解を願い、そして関係省、特に運輸省、厚生省が一体となってやればその成果は上がるものと見ております。
【次の発言】 御発言、きわめて大事な問題であり、しかも起こりがちな問題でありますから、これに対する対応策を十分考えて努力をいたします。

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 御発言の中にもありましたが、非核三原則が打ち出され、これは日本が内々に決めたわけではなくて、国会の決議もあり、かつまた事あるごとに諸外国に向かって声明をいたしております。国連総会等においても、非核三原則を堅持するということを私自身の口から言っているわけであります。  そこで、今度の事件が起きて、アメリカを代表する駐日大使マンスフィールド氏が私と会った際、私が照会するに先立って、向こうの方から、ライシャワー発言を前提として、この問題はアメリカはいままでどおりに理解しておるからそれで結構であると言われたわけでありますから、これをことさらに事改めて問いただす必要はない、こう思うのが私……

第94回国会 法務委員会外務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/05/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 この問題は、台湾のみならず、ほかのところにもあるわけでありまして、新しい出発をする日本がアジアの国々に向かって信頼をされるのは、その後始末が第一歩だと私は考えております。ところが、特にこの台湾の方がむずかしいのは、これは二国間の相談で決まることでありますが、台湾とは外交関係が切れておりまして、中国の方と中国の一部であると言われている台湾の方との話し合いもまだつかない。こういう谷間にある問題でありますけれども、これは総理府などと相談をして何かいい方法を考えなければ、このままでほうっておいては日本人としての誇りと信頼をなくするということで、非常に心配をしておるところでございます。

第94回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1981/02/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 昭和五十六年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  昭和五十六年度厚生省所管一般会計予算の総額は八兆七千六百四十二億円余でありまして、これを昭和五十五年度当初予算額八兆一千四百九十四億円余と比較いたしますと六千百四十七億円余の増額、七・五%の増加となっており、国の一般会計予算総額に対し一八・七%の割合を占めております。  明年度予算は御承知のとおり、厳しい財政事情のもとに編成されたものでありますが、厚生省予算は、各方面の絶大な御理解と御協力によりまして、必要な施策については所要の予算措置を講じることができ、これにより国民福祉の増進が確保された……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1981/03/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 同和地区の診療所の問題は、全国で三十カ所くらい、御指摘のとおりまだまだ不十分でございます。したがいまして、事務当局が答えましたとおりに、これは僻地診療あるいはその他の診療の面でカバーするようにやっておりますけれども、今後とも関係市町村とよく相談をして鋭意努力をいたします。
【次の発言】 同和対策特別措置法でありますが、総理大臣がお答えになったとおり、大体夏ごろ明年度の概算要求の時期までに、これをどうやるかという基本的な考え方を、これは所管が総理府でございますから、総理府で検討いたしております。厚生大臣としては、いろいろ問題は解決したようではあるが、入学試験だとかその他少なくとも……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1981/03/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○園田国務大臣 いまの問題は、委員の各位からも非常に強力にお力強いお願い、また地元の強い意見もあり、厚生省の事務当局も大蔵省と非常に熱心に相談してきたところでございます。大体と思いましたが、まだなお大蔵省と厚生省の間の意見がぴたっとしておりませんので、いま御意見の方に従って全力を挙げて財務当局と相談をいたすつもりでございます。
【次の発言】 御発言のとおり、先般鹿児島に参りまして、現地も拝見してまいりましたし、各地域の方々の御意見も聞いてまいりましたが、初めてのことでございますので、地域医療とどのようにうまく調和していくかということは非常に大きな問題であります。この病院は、南九州一帯を中心にし……




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データ更新日:2023/02/05

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