このページでは佐野憲治衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○佐野憲治君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員正力松太郎先生は、去る十月九日逝去されました。 正力先生は、私の父の中学時代の知人であるとともに、私にとりましても高岡中学の大先輩でありました。わが郷土富山の生んだ偉材正力先生に対し、私は、日ごろ限りない誇りと敬愛の念を抱いていたのであります。 顧みれば、私が初めて衆議院議員総選挙に出馬した際、立ち会い演説会の控え室でたまたま同席した先生は、私に対し、「うそをつかない政治家としてやっていけよ」と、朴訥ながらも、あたたかい励ましのことばをくださいました。激しい選挙戦のさなか、先生が示された党派を越えて後輩を思う深い愛情は、この上……
○佐野(憲)委員 時間的にも切迫しておりますし、各委員から相当慎重な質疑が行なわれておりますので、私は重複を避けまして、次の三つの点について大臣の所見を求めたいと思います。 その一つは受益者負担金制度、第二の点は料金原価の問題、使用料の問題、第三の点は長期計画等作成にあたっての地方公共団体との協力関係、この三つについて尋ねたいと思います。 一つは受益者負担金制度についてでありますが、この点につきまして各委員との質疑の中で都市局長はしきりにその説明をしておられるのですね。昭和三十五年に都市センター並びに全国市長会が共同で研究をやっておりますが、下水道財政に関する研究会の研究報告が中心となって……
○佐野(憲)委員 ただいま議題になっております道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案、これに対しまして二、三お尋ねしたいと思いますが、まず最初に道路整備第五次五ヵ年計画についてであります。 昭和四十二年の三月二十二日閣議了解ですか、この閣議了解のもとで決定がなされましたところの事業別計画なんですが、この中でいままでに見られなかった予備費一千五百億円が計上されておるわけですけれども、いままで第一次から第四次までこういう予備費というものの計上が見られなかったわけであります。今度の場合に初めて一千五百億円という予備費が計上されております。一体この予備費の性格をどのように理解したらいいのか、まず……
○佐野(憲)委員 ただいま上程になっております土地収用法の一部改正案につきまして、実はきょう大臣からゆっくりと、この法案をめぐりまして、私は三つの点について、一つは立法政策の面からの問題として、第二の点は、法技術の面から見て問題点が相当あるのではないか、第三の点として、憲法論の問題として、以上三つの点につきまして、ゆっくり、時間をかけて逐条審議にまで入りたい、かように考えてまいったのですけれども、どうも理事会の申し合わせでは、あと二人も続いておるそうで、本日は深くそれらの点に対して審議されないのは非常に遺憾ではありますけれども、別の機会に逐条審議をさせていただくことにしまして、きょうは二、三の……
○佐野(憲)委員長代理 水野清君。
○佐野(憲)委員長代理 小川新一郎君。
【次の発言】 呼びにいっております。
【次の発言】 いま呼びにいっております。
○佐野(憲)委員 関連。重松参考人に、富山において、班員の分析資料の検討と意見交換、そういう中から一応明らかにされたという問題点、それが公表されているわけですね。すでに富山県からは、井戸水から九、河川水から十八、底質土から十、米から二十一、米をとったあとの田のどろ二十一、これだけのものを七月から八月にかけて採取をして、それを分析しておられる。その結果どういうことが報告されたか、それで意見の不一致はどういう点か、もちろん放射化分析もありましょうけれども、境段階においてどういう経過になっておるか、その経過をもう少し具体的に、皆さんが公表された範囲内において、報告していただきたいと思います。
○佐野(憲)委員 関連して。ただいまの用地費の問題ですけれども、この点につきましては、すでに昭和四十一年度の予算編成にあたりまして、やはり用地費を起債に切りかえろ、こういうことで建設省と大蔵省のやり取りが続いておったわけであります。当時公営住宅のために地方で約二百億円をこえる超過負担をやっておる。そこへ、用地費を起債に回す、こういうことで紛争した結果として建物の単価のほうは上がりましたけれども、用地費の単価の是正は全然なされない、こういう醜態を演じたわけですが、二百億円からの超過負担をやっている、この超過負担を解消すべきなのに、建物の単価は上げたけれども用地費は全然上げなかった――というのは問……
○佐野(憲)委員 関連質問。ただいまの井上委員と大臣の話の中で、特に土地利用の問題、土地政策の問題につきまして、大臣に一応確認しておきたいと思うのですけれども、その一つは、先ほど来の話の中で、大臣は、土地政策は非常にむずかしい問題だ――たとえば井上委員が指摘したように、現在通産省が工場立地適正化法案を用意しておる、農林省は農業振興地帯の指定に対する法律案を用意しておる、あるいはまた、運輸省は臨海工業地帯の整備に関する法律案を用意しておる、土地政策が全くばらばらでないかと、各省のセクショナリズムを追及しておったわけですけれども、この中で大臣は、非常に困難な問題だけれども、各省間の調整をはかってお……
○佐野(憲)委員 ただいま上程されておる道路整備特別措置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、二、三ただしておきたいと思います。 まず最初に、昭和二十七年の国会において道路整備特別措置法並びに特定道路整備特別会計が制定されまして、自来、三十一年――二十四国会だったですか、日本道路公団法が制定されて、預金部資金による有料道路を公団が実施する、こういう任務を背負ってまいったわけでありますが、これらの沿革、並びに今回改正されようとする真の意図は一体どこにあるのか、どういうところに問題点があって今回の改正に踏み切られたのか、それらの点についてお聞きしておきたいと思います。
○佐野(憲)委員 ちょっと関連して。ただいまの道路局長の話は――あなたは、地方財政法の中で、特に道路、海岸、砂防、河川、この工事の大規模工事に対してはいわゆる負担金は取ってはならない、こういう特別規定を挿入したのを知っておられますか。
【次の発言】 いやそうじゃないです。地方財政法で、道路、海岸、砂防、河川と、四つを特定しておるわけですね。これの大規模な工事に対しては、県は取ってはならない。ですから、いま阿部委員が指摘するように、地方財政の決算を見ればよくわかるでしょう。海岸、全然取っていないでしょう。河川、全然取っていないでしょう。砂防は全然取っていないわけです。道路の場合にだけそういう悪例……
○佐野(憲)委員 今回の都市計画法は、旧来の都市計画法の改正ではなくて、新しく制定された、そういう意味におきまして非常にいろいろな問題点を含んでおるのでありますけれども、私、この機会に大臣に率直にお聞きしておきたいと思いますことは、現行の都市計画法につきましてしばしば大学の行政法の教授の皆さんから言われるわけですけれども、大学で行政法の講義をしていても、都市計画法を講義するほど全くつらいことはない、学生たちも何だかぽかんとしておる、こういうことをしばしば耳にするわけです。そういう意味におきまして私もまた考えさせられますことは、「憲法は変わるけれども行政は変わらない」というオットー・マイアーのこ……
○佐野(憲)委員 時間もずいぶんおそくなりまして、私の割り当てが高木先生ということになっておるそうで、実はいろいろお伺いしておったわけですけれども、昭和三十六年の五月号だったと思いますが、雑誌「思想」に先生が「地方自治と地域開発」の論文発表をされ、この雑誌は、「地方自治と地域民主主義」、こういう特集号だったと記憶いたしておるわけですが、それ以来、私は、先生が市政調査会のメンバーとして、「ジュリスト」なりあるいは「法律事情」というような形の先生の論文を読ませていただいておりまして、きょう偶然にも、党のほうから、高木先生に質問しろ、しかも、先生は非常に急いでおられるので簡潔にと、こういう指示があり……
○佐野(憲)委員 行政管理庁の方、少し急いでおられるようだし、また、審議の中でいろいろ参考とし、また次の機会に質疑もしたいので、きょうは質疑応答よりも、資料としてまず冒頭に行政管理庁のほうに要求しておきたいと思います。大体四点ありますから、文書で後ほど委員会に提出していただきたいと思います。 その一つは、特殊法人の廃止についてどういう効果をねらっておるのか。 第二の点として、特殊法人の廃止の状況は一体どういう進捗を示しておるか。行政監理委員会が指摘した特殊法人について、個別に政府の見解は一体どうなっておるか。大体百八くらいの特殊法人があると思いますが、そのうち二十幾つかが行政監理委員会から……
○佐野(憲)委員 関連して、局長に一つお聞きしたいと思いますが、愛知用水公団の職員と愛知公団との雇用関係は私法上の契約関係だ、こういうことになってくるでしょう。その関係におきましては引き継がれる。しかし、労働協約なりその他によるあるいは労働条件、これらのいろいろな関係がありますね、そういう点、持っておる固有の権利というのは、いわゆる民法上における、私法上における契約というのか、それとも労働協約その他によって労働条件として確保されているものも引き継いでいくのか、その点をはっきりしてください。
【次の発言】 解消されるということになってまいりますと、愛知用水公団に働いていた人たち、しかも、一切が承……
○佐野(憲)委員 関連。ただいまの阿部委員との間の質疑応答は、非常に重大な問題を含んでおると思います。本委員会におきましても、この問題に対する慎重な審議を必要とするのではないかと考えますので、一応いまの局長の答弁の中でちょっとただしておきたいと思いますのは、昭和三十四年九月八日、大阪地裁の民事第四部の判決がありましたね。この判決の中に、「昭和三十四年の改正後も公営住宅法には、その利用関係を公法関係として扱う趣旨を定めたと認めなければならない規定はない」、こういう判決がされておるわけです。今回の新しい改正法案の中に、どこが公法関係として改正になっておるか、この点もう少し明確にしておきたいと思いま……
○佐野(憲)委員 関連。ただいま岡本委員の発言の中で、特にILOにおける労働者住宅の勧告、これに対する局長の答弁その他を承ったのですが、局長の言われるとおり、あるいは岡本委員の指摘するとおり、一般原則の中に、使用者が提供する住宅に対する原則がうたわれていると思います。これにつきまして、大臣、現行の住宅五カ年計画の中で、特に公務員に対する ――同じ立場だと思いますが、公務員等に対するところの住宅計画がありますね。この場合におきましても、やはりその原則が適用さるべきではないかと考えるのです。民間の使用者の関係だけではなく、公務員の場合におきましてもこういう原則が尊重されねばならない。しかも五カ年計……
○佐野(憲)委員 もう時間もだいぶ過ぎ、一時からわが党の両院議員緊急総会が開かれますので、きわめて簡潔にただしておきたいと思うのです。
まず第一点といたしまして大臣にお聞きしておきたいのですけれども、昨年からことしの一カ年で日本の上級裁判所なり下級裁判所におきまして、憲法違反の判決が三つあります。その三つの一つとしまして、屋外広告物法によります大阪府の屋外広告物条例が憲法違反の判決を受けた。このことを御存じですか。
【次の発言】 それでは、都市局のほうで、十月九日の枚方簡易裁判所において出されました判決ですが、非常に重要な内容を含んでおると思いますので、おそらくそれらのいきさつを御存じだと思……
○佐野(憲)委員 まず資料請求を委員長にお願いいたしたいと思います。 その理由は、現在における建築基準法の運用がどのようになされておるか、各府県の執行体制は一体どうなっておるか、それから建築行政に対するいろいろな経費は一体どのようにして見込まれておるか、こういう実態を明らかにする必要があるんじゃないかということを痛感いたしますので、この資料といたしまして、交付税の標準団体に対するところの建築行政費と住宅行政費、この行政費の行政内容は一体どうなっておるのか、その行政内容はそれぞれの根拠法令に基づいて見込まれておると思いますので、その根拠法令と行政事務の内容というものが一体どうなっておるか、こう……
○佐野(憲)委員 開会にあたりまして、一応資料を請求いたしたいと思います。 実は先般来、先週の木曜日並びにきのう火曜日の理事懇談会におきまして、建築基準法の一部改正案に対する各党の修正要望事項に対していろいろな検討が行なわれて、その中で特に執行罰に対する検討が真剣に行なわれたことに対しまして一応敬意を表しておるわけですけれども、この理事懇談会の中におきまして、執行罰の問題につきましては、第一点として、法理論的に可能性があるかどうか、こういう点が取り上げられたわけですけれども、この中におきましても、法理論上可能であるという意見、あるいは可能性に対するある程度までの疑問、こういうあいまいな形で検……
○佐野(憲)委員 関連。少し井上委員との質疑応答の中でただしておきたいと思いますが、「行政代執行法第二条の規定にかかわらず、」こういう規定を持っておる法律がありますか。その点ちょっと……。
【次の発言】 官房長官も、しばしば、土地収用法の中にそういう文言があるじゃないか、こういうことを言われるのですけれども、なるほど、土地収用法の中にはあると思います。それから土地収用法の中に明文化されているのは、百二条の二の第五項ですね。ここの中に「行政代執行法第二条の規定にかかわらず、」こういう規定を置いてありますがね。
【次の発言】 そのことと、ここに置いている規定と――いま井上さんが指摘になっている「行……
○佐野(憲)委員 関連して。どうもおかしいのは、大臣、あなたのもとにある局長が、自民党の党機関の都市政策懇談会の委員に任命されておるのですよ。この新聞によると、委員として任命されておるのですよ。これは人事院規則によってあくまで禁止せられておることです。こういうことが、たとえば真偽がどうであるのか、こういう重大な、国民に疑惑を与える問題に対して、ただすのが当然じゃないですか、新聞記事が間違っているなら間違っていると。
【次の発言】 軽いとか重いとかじゃなくて、自民党の党機関の中に設けられる委員会に政府役人が、あなたの指揮下にある局長が任命されておる。
○佐野(憲)委員 まず大臣にお尋ねしたいと思いますが、富山県の神通大橋の橋脚が沈下したという問題につきましては、大臣のほうに報告がもたらされておるだろうと思いますが、まず、大臣も最近の状況を伝える新聞をひとつごらん願いたいと思います。 この神通大橋は、富山―高岡を貫く富山県の中枢の道路であります国道第八号線にあたるわけでありますが、これが二日の早朝からの増水によりまして突如沈下を始めまして、二メートル五十八センチ沈下をいたしたわけであります。と同時に、路面も切断されまして、電車その他の全面通行禁止がとられましたが、幸いにも人命に損傷はなかったのですが、これはひとえに、建設省の富山土木工事事務……
○佐野(憲)委員 関連。実は私たちのほうでヒヤリングをやったときの問題なんですけれども、一つは、道路整備株式会社法なるものが建設省において構想ができて、それがいろいろな問題からつぶされた、こういう点がある新聞に出ておったわけです。道路整備株式会社、道路に対する民間資本の導入は、非常に重大な問題点を含んでおりますから、実は建設省の皆さんに、そういう考え方があるのかどうか、一応私たちの政策審議会のヒヤリングでただしたわけであります。ところが、こういう考え方は建設省には全然ないんだ、新聞社がかってに出して、かってにつぶれたというようなことを述べておるにすぎないんだ、こういう話だった。いまの局長のお話……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。