このページでは上村千一郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○上村政府委員 総理府総務副長官の上村千一郎でございます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○上村政府委員 小渕委員のおっしゃるとおりでございます。
【次の発言】 小渕委員がおっしゃるように、いろいろ一括してやるというようなことも考えなければなるまいだろう。けれども、御案内のように、沖繩の地位、いろいろな法律関係というものは、特殊な事情でございまして、どうしてもケース・バイ・ケースというような方式をたどるよりほかないような実情にいまなっておるわけです。そういうわけで、ただいまこの先島のテレビの設備に関しまして、単独立法として、宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案、こういう案を御審議賜わるということになってきた。そうすると、次から次へとこれから……
○上村政府委員 昭和四十年度における総理府所管の歳出決算について、その概要を御説明いたします。 総理府所管の昭和四十年度歳出予算現額は、六千六十三億一千四百七十九万三千円でありまして、支出済み歳出額は、五千九百七十億三千二万九千円であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、九十二億八千四百七十六万四千円の差額を生じます。 右差額のうち、翌年度へ繰り越した額は、八十二億三千二百六十二万七千円であり、不用となった額は、十億五千二百十三万六千円であります。 右の総理府所管の支出済み歳出額は、総理本府のほかに、公正取引委員会、土地調整委員会、首都圏整備委員会の三つの委員会と、宮……
○上村政府委員 青少年の対策といたしましては、次代をになう人でございまするので、どうしても健全な育成、そしてりっぱな人間をつくり上げていきたい、こういうことでございまするが、政府といたしましては、この青少年対策の問題を担当いたしておりまするところの省は非常に多くございます。で、その施策、事務その他につきまして、総理府としましては、総合的な対策を立てる必要もある、調整もいたしていく必要があるということで、先生も御案内のように、青少年問題協議会というものがございましたが、昨年の四月から、総理府の内局としまして青少年局というものを発足させるとともに、青少年問題審議会が発足をいたしておりまして、ここに……
○上村政府委員 実はごもっともな御意見かと存ずるわけでございます。と申しますのは、総理府の関係としまして交通対策に関連をいたしますのは、御案内のように交通対策本部というものが総理府に設置されておるということで、交通関係に総理府が関与をいたしておるわけです。ところが、お説のとおりそれは結局各省に交通関係はまたがっておるわけですから、それを総合調整をいたしていく機能をやっておるわけでございますが、しかしこの予算づけというものが、運輸省は運輸省、建設省は建設省、あるいは警察関係は警察というような式で、現在の予算のつけ方が各省庁についてくる。総理府にそれがついてこない。要するに本部の事務費関係は別でご……
○上村政府委員 いま太田先生からいろいろ御質問が行なわれておりましたが、ごもっともな点が多いと存じます。この際総合的な施策というものを強力に推進していく必要があろうかと思いますので、御趣旨を体しまして、よく建設省のほうとも御相談をしながら総合的な施策を立てていきたい、こう思っております。
【次の発言】 いま松本委員がおっしゃったことはごもっともなわけでございますし、実は昨年の十一月二十一日に、「交通安全施策の強化に関する当面の方針」というのを決定いたしております。閣議におきましても了解をされておられますし、先ほど答弁の一部にもございましたが、三百万円を目途にいたすことでほぼ内定をいたしておるわ……
○上村政府委員 御説のように対策を立て、総合施策を立てているわけでございます。えて、そこに生命と申しますか、血の通ったところが出てこないのではなかろうか。この点につきましては、相次ぐ事故の発生を見ますというと、はなはだ申しわけないことでございますが、その感を深くするわけでございます。ございまするけれども、総理府の交通安全対策本部といたしましては、関係各省庁を督励をしながら、そしてその趣旨を最も効果的におのおの実施するように、連絡を密にいたしておるわけでございますが、御趣旨の点は、全くそういう点を感じまするので、今後一そう気をつけていきたい、こう思っておるわけでございます。
○上村政府委員 久保委員のおっしゃられることにつきましては、全く同感でございます。実は総理府の交通対策本部におきまするいろいろな資料につきましては、すでにお手元に差し上げてあるかと思いまするが、検討いたしましても、一応文章的にはよくできておるわけでございますが、しかしながら、事故というものがかくも相次いで続発してまいりますと、若干魂が抜けているというような感じを率直に持つわけでございまして、この意味におきまして、実は私どものほうとしましても極力その点の督促なり反省をいたしておるわけでございます。 実はただいま交通安全旬間の途中でございますが、五月二十三日の朝日新聞の社説などを拝見いたしまして……
○上村政府委員 久保先生のおっしゃるとおりでございまして、この交通対策につきましては、全く打つ施策というものが後手後手になっておりまして、非常に申しわけないと存じておりますが、いま全努力をあげまして対策を考究いたしておる次第でございまして、御指摘の点は深く反省をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 久保委員のおっしゃることにつきまして、ごもっともと存ずるとともに、従来私ども各関係省庁の施策並びに事務について総合調整をする任務を持っておるわけであります。この仕事を遂行していく際におきまして、各立場立場が相当ございましたり、いろいろございますけれども、現時点におきましては、交通機関によりま……
○上村政府委員 昭和四十二年度における防災関係の予算の概要について簡単に御説明申し上げます。 詳しい内容につきましては、お手元に配付してあります資料によりまして御承知いただきたいと存じます。 防災に関しまして必要な一般的な行政措置等は、ここに書いてありますほかに、災害が発生した場合には、実情に応じまして迅速かつ適切な対策を講ずることにいたしましておりまして、このために必要な経費は、既定予算の流用あるいは予備費の支出等適宜な措置を講じたいと考けておる次第でございます。 以下、予算の大要について申し上げますと、まず、科学技術の研究についてでありますが、防災科学技術の研究については、引き続き各……
○上村政府委員 この際、昭和四十二年七月豪雨災害について政府のとっておりまする措置を説明いたしたいと思います。 初めに、今回の豪雨により不幸にもおなくなりになられました方々に対し、つつしんで哀悼の意を表するとともに、罹災された多くの方々には、政府としてできる限りのことをいたし、一日も早く立ち直っていただけるように努力をいたす所存でございます。 今回の災害に対しまして、政府は、直ちに昭和四十二年七月豪雨非常災害に対策本部を設置し、十一日に政府調査団三班を編成し、被害の状況を調査いたしましたが、それらの特色は次のとおりでございます。 兵庫県では、山くずれ、がけくずれによる住宅被害及び人的被害……
○上村政府委員 激甚災害指定につきまして、一昨日の当委員会におきまして、おそくとも来週中には指定をというふうなお答えをいたしましたが、一刻も早く被災地の方々が復興に立ち上がっていただきたいという意味もございまして、あすの閣議にかけましてそして決定をいたすべくただいま事務を進めております。一昨日の当委員会におきましても、一刻も早くというお話でございましたので、その手はずで進んでおりまして、あすの閣議にかけまして大体決定をいたしたい、こういうつもりでおります。
【次の発言】 それでは、ちょっと詳細に申し上げておきます。
激甚災害の特別財政援助法の対象事業としましては、先ほどの第二章グループという……
○上村政府委員 諸委員からいろいろと御質問がございました今回の七月集中豪雨に対しまする激甚災害の指定のことについて、御報告申し上げたいと思います。
本日の閣議におきまして、昭和四十二年六月十六日の豪雨及び同月十八日から七月十三日までの豪雨による災害を激甚災害として指定し、並びにこれに対し適用すべき措置を指定する政令を閣議で決定いたしました。
右、御報告申し上げます。
【次の発言】 係の者が来ておりますので、具体的な点につきまして説明をいたさせたいと存じます。
【次の発言】 地すべり地区につきまして避難の問題、これは非常に重要な問題でございますし、現実におきましては、松代群発地震などにおきま……
○上村政府委員 公害対策推進連絡会議は、総理府の総務長官が会長になって、その委員は各省の事務次官をもって構成して進んでおるのが実際でございます。
【次の発言】 総理の方針に沿ってやっておるわけでございまするが、実際上の経過を申し上げますと、人間尊重という大きな目標のもとに、公害対策基本法を作成して今国会に提出をするというような方針を閣議で打ち出しておるわけでございます。それに基づきまして、公害対策は、岡本委員もお考えのとおりに、きわめて重要な課題でございますし、政府としましても、大きな政治課題としてこれを認識しておるわけでございまして、それとともに各省にまたがっておる問題が非常に多くございます……
○上村政府委員 ただいま折小野委員からおっしゃいました点、ごもっともな点でございまして、いろいろ総理府におきましてもこの総合調整に当たってまいったわけでございますが、公害と一がいに申しましても、御案内のように非常に多岐にわたっておるわけでございます。先ほど厚生大臣からもお話しになられましたが、公害対策基本法につきましては、これこれの点を公害とするというふうにいたしておりますが、社会の進展その他におきましては、それ以外にもいろいろな部面が考えられることはもっともであろうと思うわけでございます。また、大気汚染とか水質汚濁と申しましても、その発生源といいますか、その根源をたす点を考えますと、大気汚染……
○上村政府委員 総理府におきまして各審議会を所管いたしておることは、島本委員のおっしゃるとおりでございます。諮問委員会、要するに審議会設置につきましては、これはよく答申を尊重いたす趣旨のもとに審議会というものは設置されておるものだと思います。しかし、法的に答申を尊重せよというような意味におきまして、法律上明文のある審議会もございますれば、そうでない審議会もございまするが、趣旨といたしましては、よく御意思を尊重していくというものであろう、こういうふうに思っております。
【次の発言】 社会保障制度審議会につきましては、これは総理府の付属機関になっておりますが、この審議会につきまして島本委員がお尋ね……
○上村政府委員 ただいま鈴切委員からいろいろと御意見がございました。この家庭生活問題審議会の発端と申しましょうか、そういうものは、総理が家庭を中心としてというようなビジョンからいろいろと空気が醸成されたことは、そうであろうと思います。 それから、昭和四十年の六月三日に総理府設置法の一部が改正された。その後諮問は総理大臣から、「家庭の果すべき役割と、これにともなう家庭生活上の諸問題に関し、行政施策のとるべき基本的方向」というような事項に基づきまして諮問をいたしましたのが、昭和四十年の十一月十日ということになりまして、そこの間五カ月間ばかりございます。ただ、実際上この審議会の委員並びに諮問をする……
○上村政府委員 受田先生のおっしゃるとおり、私も当時召集を受けてまいっておりまして、同僚の中でもまだそういう状態にあられる方もあると存じます。もう戦後二十二年を過ぎてまいっておりまして、これが処置につきましては、遺族の方々、英霊の方々に対しましても何らか誠意ある処置を至急に講ずべきものかと思いまして、御意見に沿うように検討をいたしてまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 受田先生のおっしゃること、全く私は同感だと思いますし、総理府で各施策に対しまするところの、並びに事務の総合調整をいたしておる関係もございますので、私のほうでそういうことにつきまして、御趣旨に沿うような措置をいたしていき……
○上村政府委員 ただいま委員長より委員会の御要望がございました。政府といたしましても、その線に沿いまして善処いたしたいと思います。 なお、この際、先般の七月豪雨に関する被害状況と政府の対策につきましては、前回にも御説明をいたしましたところでございますが、その後の進展状況につきまして御報告をさしていただきたいと存じます。 被害の状況につきましては、死者・行くえ不明は三百六十九名で、変わっておりませんけれども、家屋の全壊・流失は千七十六棟、罹災世帯数は七万四千二百三十二世帯と、その後の調査により若干増加をいたしました。施設等被害額につきましても、公共土木施設三百六十五億円、農地等二百六十一億円……
○上村説明員 実は先ほどから西村建設大臣から、臨時国会開催に関連いたしましてお答えをいたしておりまするが、いま先生のおっしゃいますとおり、災害に対しまして行政指導なり、現行法内の処理によりまして対応し得ることと、それではできない、立法措置にたよらないと実情に沿わないというようなことも生ずることは、そのとおりかと思うわけでございます。ただ臨時国会を開くかどうかということにつきましては、いろいろきわめて重要なことでもございますので、先生の御意思の点をよく御相談を申し上げまして、そして対処いたしたい、こう思う次第であります。
【次の発言】 実は、きょうお尋ねにございませんでしたけれども、昨日の参議院……
○上村説明員 いまの池田先生の御質問の件についての補正予算に組んであるかどうかということは、いまつまびらかにいたしておりませんが、御趣旨に沿うようによく大蔵省のほうへもお伝えしておきたいと思います。
【次の発言】 いま先生がおっしゃるとおりでございまして、法の制定当時におきましては、干害というものにつきましては、大体天災融資法の関係、あるいは激甚の場合におきましても、干ばつのほうは、どうしても被害範囲といいますか、単純であるかのごとく考えられておったわけでございますが、今回のこの実に異常な干ばつによりまして、この災害は、先生のおっしゃるとおり、非常に大きな影響を持つということで、政府としまして……
○上村説明員 十月二十八日愛知県の南部に上陸して、中部、関東地方を襲った台風第三十四号の被害状況について簡単に御説明申し上げます。 初めに気象の概況について申し上げます。 台風第三十四号は、十月十六日マリアナ諸島近海に発生し、次第に発達して、十三日には、中心気圧九百五十ミリバールの強い台風となり、二十七日には紀伊半島近海に達し、二十八日には愛知県南部に上陸しましたが、この後勢力は急速に衰え、分裂して、宮城県を経て北海道の根室地方に抜けたのであります。 この台風の影響による雨量は、九州地方では三十から五十ミリの慈雨でありましたが、近畿から関東地方にかけては局地的な集中豪雨となり、和歌山県串……
○上村委員 この沖繩島、宮古島及び石垣島相互の間における極超短波回線による電気通信に必要な電気通信設備の譲与に関する法律案につきまして、二、三の点に関しましてお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。 まず、本法案の提案理由を拝見いたしますと、現状におきまして、この三つの島相互間の電信電話等の電気通信事情を見ますと、これら地域相互には短波方式等による三ないし四の電話回線一つの電信回線があるのみで、これらの回線は、空中状態により、雑音、混信等の障害が多く、通話品質が非常に劣っておる。また夜間は休止いたしておるというような状態にあります。それかといって、これが改善をはかるために、琉球政府あるいは……
○上村政府委員 今回の改造に際しまして、大蔵政務次官に就任いたしました上村千一郎でございます。 至って力のない者でございまするが、大臣のもと一生懸命やって責任を果たしてまいりたいと存じますので、何とぞよろしく御指導を賜わりたいと存じます。 これをもってごあいさつにかえたいと思います。(拍手)
○上村政府委員 平林先生のお話を承っておりましても、きわめてごもっともだと思いますのは、実は先生も御案内のように、この法人論というものにつきましては、法人擬制説というものは非常に古い観念でございまして、商法上の観念で、法律で擬制説をとっている法律理論というものはいまほとんどないのであります。あれ以来有機体説をとるのかあるいは組織体説をとるのか、いろいろな意見はありましても、法人実在説をとっていることは間違いないのであります。ところが税法上は、御案内のようにシャウプ勧告のときもございますが、大体法人とそれを組成しておりまする構成員などの所得につきまして二重課税にならぬように配慮したことは間違いご……
○上村政府委員 地方交付税の関係でございまするが、基本的な考え方につきましては多少考え方に違いがあるかと思うのでございます。と申しますのは、大蔵省としましては、地方交付税というものは地方財政に対しましてのいわば平衡交付金のような関係、その他財源不足、そういうようなものについて調整をしていこうというものの考え方でございまするので、結局地方交付税としましては、地方の財政状態が豊かになりますれば、そこの率その他につきまして勘案をしながらやっていくべきものではなかろうかという考え方があるわけでございます。それで、実は私はこの地方財政が、日本全体もそうでございますが、社会資本がまだきわめて充実しておりま……
○上村政府委員 昭和四十二年度大蔵省主管一般会計歳入決算並びに大蔵省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び政府関係機関収入支出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計の歳入決算について申し上げます。 昭和四十二年度の歳入決算額は五兆八百六十六億二千万円余でありまして、歳入予算額に比較いたしますと九百四十七億八千六百万円余の増加となっております。 以下、各部について簡単に申し述べます。 第一に、租税及び印紙収入でありまするが、その決算額は三兆九千八百十一億八千八百万円余で、予算額に比し五十八億八千五百万円余の増加となっております。これは、酒税及び物品税に……
○上村政府委員 ただいま委員長から御指摘がございました。実は田中先生が去る三月四日の衆議院の予算委員会で御指摘がございました。大蔵大臣がその際に御答弁を申し上げましたのは、田中先生がいまお話しになったとおりと存じます。大蔵省といたしましては、きわめてありがたい御指摘でもあるわけでございますので、鋭意これと取り組んでおるわけでございますが、制度的にも関係をいたしますので、財政制度審議会にはかりまして、ひとつ前向きに検討し、改めるべきものは将来改めていきたい、こういうふうな態度でございます。ただ、過去二十年に及んでおります慣行でございますので、今回におきまして従来どおりに提出いたしたわけでございま……
○上村政府委員 私はいまずっと浅井先生の御指摘の経過を承りますと、とにかく予算、少なくとも税金をもって支払われていくものについて、これをできるだけはっきりした姿によって国会の審議に乗していただく、また審議していただく、こういうように、とにかく原則と申しましょうか、その点を重視すべきものだ、そうでない場合には、国会の予算審議というものを軽視する姿勢になりはせぬかというようなお考え方で一貫しておられると思うのであります。私は、その姿勢自体につきましては、それが正しいであろう、またそういうふうであるべきものだと思っておるものでございます。 本件の具体的処理についてはどういうふうにしたかと申しますと……
○上村政府委員 いま吉田先生が御指摘されておりますが、財政需要というものにつきまして今後減退するというようなことは考えられないであろうかという御指摘でございますが、私もそうだろうというふうに思っております。
【次の発言】 先生もただいま御指摘されておりますが、四十四年度の予算編成におきましても、御承知のごとくに現在のところ依然として日本経済の拡大基調というものにつきましては継続していくであろうと思います。しかしながら、いま御指摘になりましたように、ニクソン政権が誕生した後の動き方あるいはその他フランスの関係あるいはイギリスの関係とかそういうようないろいろの諸問題につきましてまだ動揺いたしておる……
○上村政府委員 浅井先生がいまいろいろ御指摘されておられるこういう事実は存在すると存ずるわけでございます。給与の関係につきましては、民間の状態その他いろいろ諸般の均衡、バランスなどを考えて決定いたしておるわけでございます。給与関係の決定の過程につきましては先生も十分御案内のとおりでございますが、あるものにつきましては主務官庁、あるものにつきましては主務官庁から大蔵大臣のほうに協議する、こういうようなかっこうに相なっておるわけでございますが、大蔵省としましての、その御協議を受けた際の考え方としましては、いろいろなバランスあるいは民間その他の状態というものを考えて従来決定をいたしておる、こういうわ……
○上村説明員 先生も御承知と思いますが、この給与関係につきまして給与の主要閣僚の会議がございまして、年々といいますか、漸次ふえまして、いまいわゆる七人委員会ということになっております。そこにおきまして、いわば財源ももちろん考慮しながら、なお、あるいは総合的な政策あるいは物価、いろいろな諸般の点を考えまして高度の政治性をもって判断する、こういうふうなことになっておりまして、この十一月七日に第五回の閣僚会議をやりまして、明日あるということになっております。 人事院制度に基づきますれば、これは完全実施をしていくという方針ということ、これは国会の委員会におきましてもいろいろと御決議もありますし、そう……
○上村政府委員 ただいま堀先生が御指摘になっておられます点は、よく理解ができるわけでございます。テレビの政見放送の点につきましては、選挙の執行費として処理されると思いますが、具体的な問題につきましては、具体的な経費とか状態という問題につきましては自治省でいろいろ御検討されると思います。私どもは、自治省とよく御相談をしまして善処していきたい、こう思います。
○上村政府委員 予算措置としましては、定昇の部分しか計上してございません。
【次の発言】 数字の点でございますので、いま給与課長が参っておりますので、給与課長から答弁をさせていただきます。
【次の発言】 田邊先生からいろいろ御指摘がございまするが、実はこの公共企業体の給与の改定につきまして、仲裁裁定が四十四年五月十四日に御案内のように出たわけであります。それで大蔵省としましても、今回の仲裁裁定は予想以上に高額であった。各公共企業体の経理内容から見まして、その実施はなかなか容易でないであろう。けれどもが、いま先生も御指摘のように、仲裁裁定は尊重して、そしてやっていかなければならぬ関係もございます……
○上村政府委員 八木先生が社会保障制度審議会の審議の過程におきまして、いろいろと御熱心であったことは、私、当時総理府におりましてよく承知をいたしております。社会保障が非常に重要なものであるということは、これは先生御主張のとおりだし、また法制局長官もお述べになったとおりだと思うのであります。そんなふうで、いまいろいろと御主張になっておられることはよくわかるわけです。厚生省ともよく御相談をしまして、そうして善処していきたい、こう思っております。
○上村政府委員 八木先生も予算編成につきましては、予算委員としてベテランでございますから、もう十分御承知と思いますが、大体二五%従来はやっておりまして、一応目安はつけておりますが、しかし、そのときの大蔵大臣の御方針によりまして、一応の下地をつくって、そして内閣の閣議でいろいろ御討議をされて方針を決定する。しかしながら、それは大体事務当局の見解の程度のならしでございまして、重要政策につきましては、各閣僚間におきましていろいろと御検討されたり、あるいは与党政治でございますので、党の御意見等も入ってきたりいたしまして、事務段階におきまして、昨年度の何%アップとかいうような一応の目安はつけておりますけ……
○上村政府委員 ただいま議題となりました国有財産特殊整理資金特別会計法及び国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。 現行の国有財産特殊整理資金特別会計は、国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法に規定する特定の庁舎等の集約立体化または再配置をはかるための特定庁舎等特殊整備計画に基づて処分する庁舎等の処分収入金を、その計画に基づいて取得する庁舎等の取得経費に充てるための資金として積み立て、その資金に関する経理を一般会計と区分して行なうために昭和三十二年度に設けられたものであります。しかし、この特別会計の資金の使用にあたっては、所……
○上村政府委員 いま広沢委員がおっしゃった点につきまして、その書類は、実はいろいろと御要望のあったときに参考資料として出しておったものかと思いまするけれども、それで、先ほど主計局次長が申し上げましたような慣例によりまして一応御説明を申し上げ、資料要求に基づきまして資料を出していた。こういうようなわけでございますが、十分今後も御審議を賜わるに際しまして、これは必要であろうと思う部分につきましては、あらかじめ御提出をするようにいたしたい、こう思っております。
【次の発言】 実は、故意にそれを差し上げないというようなわけではないのであって、御要望の方に差し上げた方もあると思うのです。でございまするが……
○上村政府委員 実は、事務的な点につきましては、いま谷川次長が御説明申し上げましたが、基本的なものの考え方としましては、上級職の人だからといいまして、その家族の構成その他いろいろな住居としての基準というものがあると思うのですね。しかし、上級職も下級職もそれでは家族構成だけできめるかというとそういうようなわけにもいきかねる。どうしても上級職でありますればいろいろとそこに職務上多少のゆとりということも必要であろうということもございましょうけれども、しかし、これにバランスを失してくるような感じを与えてはいかぬと私は思うわけでございます。 なお、使用料というものにつきましても、これも民間とは、いま申……
○上村政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、昭和四十四年度の税制改正の一環として、当面要請される住宅対策、原子力発電の推進、中小企業対策等のための措置を講ずるとともに、土地問題の解決に資するため土地税制について抜本的な改正を行なうこととし、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下この法律案の内容について、その大要を御説明申し上げます。 まず、住宅対策等の当面要請される措置について申し上げます。 第一に、住宅対策といたしましては、住宅貯蓄控除制度について、その対象となる住宅貯蓄契約……
○上村政府委員 私、この給与所得の点につきましては、合理的な判断を下さなければならぬもうぎりぎりな状態にいまの社会情勢はなっておるだろう、そういうふうに判断しております。それで、これはまあ、全く私、税制につきましてはそう詳しくございませんですが、そういう判断のもとに、一体必要経費と――全く私案ですけれどもが、この給与所得者の控除額というものについて、少なくとも、選択制というものを考えたらどうだというのは、ばく然と考えましても、たとえば、高度の知識を要する大学教授なりあるいは技術的な専門、こういう人々は、これは相当の研究の本だとか、諸外国の本とかいうものを自分でまかなっておる事例がたくさんあるわ……
○上村政府委員 ただいま議題になりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最近における内外の経済情勢の変化に対応して、関税率及び関税の減免制度について所要の調整を行なうとともに、旅具通関の一そうの迅速化をはかるため簡易税率制度の拡充及び簡素化を行ない、また、最近における港湾の利用状況等にかんがみ開港等の指定を政令で行なうよう改める等の措置を講ずるため、関税定率法、関税法及び関税暫定措置法について、それぞれ所要の改正を行なう必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その概要を御説明申し上……
○上村政府委員 私、中嶋先生の御指摘いろいろと承っておるわけですが、私はもっともな御意見だと思うのです。 交際費という問題につきましては、最近は世論もやかましいわけでございますし、また当然だろうと思うのであります。元来個別化をして、そして必要経費というような意味において処理をしていくという方向であるべきでございましょうが、何しろ交際費というのは、そうかっちりととらえようがないということで、こんな制度になっておると思いますが、しかし、先生がおっしゃいましたように、特定なものにつきましては、おおよそ常識ではっきりわかってくると思いますので、いま局長も申しておりますように、期間が来なければ検討しな……
○上村政府委員 私は、先生もおっしゃるように、最近の経済的な非常な変化というものを考えますと、一回そういう点はこの際洗直してよく前向きに検討していく時期にあるだろうと思うのであります。特に先生も御指摘のように、航空機の関係あるいは航空関係というものの異常な発達、いろいろなことをも十分考慮し、また、今後の国際的な大きな変化に対応する意味におきまして、特殊事情も相当たくさんあるでございましょうけれども、私は、先生のおっしゃるような点は前向きに検討する時期に来ておるというような感じでございまするので、前向きに検討いたしていきたい、こう思っております。
○上村政府委員 どの国とも友好な状態を増進させるということは、これは必要なことだと思うわけでございます。ただ、この条約関係が締結されておるところと未承認の国とはおのずからそこに差もございまするが、お述べになっておられるどの国ともよく親善を進めていくという趣旨におきましては同感である、こう思っておるわけです。
【次の発言】 北山先生からいろいろ御意見がございました。これは農政の問題と非常に大きく関連しますし、またこの関税の問題につきましても、これに協力的な体制をとるべきものでございましょうから、農林省とも十分協議しまして、検討をいたしていきたい、こう思っております。
○上村政府委員 ただいま議題となりました石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、従来、石炭鉱業の合理化及び安定をはかるための対策を実施してきたところでありますが、最近の石炭鉱業の状況にかんがみ、さらに石炭鉱業の整備の円滑化及び再建整備の促進をはかる等のための対策を講ずる必要が生じましたので、さきに石炭鉱業審議会にはかり、その答申を受けて本年一月に今後の石炭対策について閣議決定を行ない、これを強力に推進しようとしております。これに関し必要な措置を講ずるため、政府は、別途、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業再建……
○上村政府委員 平林先生が御指摘をされておられる点につきまして、次長も立法論としましてはよく考える点があるということを申しておるわけでございます。なお、これだけ国鉄運賃というものにつきまして国会内におきましてもいろいろと御論議が起き、また世論も相当あるという意味におきまして、国鉄運賃というものが非常に国民経済全体に大きく関係があるだろう、そういう意味において財政法第三条の本旨に戻る必要がありはせぬかという御論旨かと存ずるわけでございますが、その立法論という問題につきましてはよく考えていく必要があるけれども、しかし、現在の段階におきましては、国鉄当局の行政措置というようなものについてある程度弾力……
○上村政府委員 村山先生がいろいろ石炭対策につきまして御指摘になりました点は従来いろいろと石炭の鉱業対策については政府もその政策を樹立した、けれども、これはガンみたいなものでなかなかうまくいかぬじゃないか。それが証拠には、従来の施策を大きく手直ししなければならぬという事態になっておるのではないか。そういう点からいえば今回の対策もこれまたそううまくいかぬじゃないかというような御趣旨かと思うのございます。先生も御案内のように、石炭鉱業対策というものが、現在非常にむずかしいものである。なおこれは日本だけでなくて、世界的にいろいろと石炭鉱業に対しまして各国において苦労されておるということだけは、これは……
○上村政府委員 村山先生からいろいろと過疎問題につきまして御指摘をされましたけれども、端的にいいまして、非常にむずかしい問題であるけれども、何とかやらなくちゃならぬ。特に住民の福祉という問題が大きく取り上げられておる状態からいたしましても、何としてもこの要請にこたえていかなくちゃならぬ、こういうわけでいろいろな対策を講じておるわけでございまするが、総合的には、先生も御案内のように現在、国土総合開発計画を検討中でございまして、これの決定によりまして長期的な見通しを立てる、がしかし、いま先生もいろいろと御指摘をされておりますけれども、そのような意味において総合的な多面的な点をいろいろと対策を講じて……
○上村政府委員 いまの点につきましては、これは理由ではないと思います。それは判断の結果であろうというふうに思うのが常識かと思います。ただ、要するに裁判などで原審どおりだというような場合におきましては、その原審の理由を理由として採用しておるという場合もございますので、一がいに理由はないとはちょっと言い切れませんけれども、しかし、いま先生から御指摘の点、それは判断の結果であって理由ということはない、こういうふうに思います。
【次の発言】 いま阿部先生の御質問はごもっともだと思うのであります。
これは実は「審査請求の趣旨及び理由」とある、そしてそれにつきまして第三項は述べております。たとえば第一項……
○上村政府委員 ただいま議題となりました租税条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 租税条約を実施するにあたりましては、従来から各租税条約ごとに所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律を制定してきており、その数はすでに十五に達しております。これらの特例法は、いずれも、配当、利子、使用料等の課税に関する条約上の規定の実施につき、国内法の規定との間に調整を要する事項を定めることを主たる内容とするものであります。 昭和三十八年にOECDにおいて模範とすべき租税条約の草案が採択されて以来、政府は、この……
○上村政府委員 先生も御案内のように、収納価格の問題は毎年非常に問題になる。それからまた、その他その収納価格の積算の基礎をどこに置くかということはことし始まったことではない、毎年非常に問題になって積み重ねてきておる。それで、先ほど副総裁も申し上げましたが、公社の諮問機関でありますところのこの塩収納価格審議会というものが、実は意見が対立してしまって出てこなかった。その内容も御存じだと思います。そして、要するにその審議会におきまして、いまのようないろいろな問題も毎年討議されてきておるわけだし、今度も討議されると思うのでございます。 それで、いま先生おっしゃったように、賃金の点についてどうだ、他の……
○上村政府委員 実は資本取引の自由化その他につきまして、広瀬先生もよく御存じだと思いますが、たとえば欧州や何かへ参りますと、特にアメリカ資本その他が出て相当批判を受けておるという事実は耳に入っておるだろうと思います。事実上どういう真相になっておるか知りませんが、なかなかいろんな批判もある。要は、自国の国益というものを私は非常に重要に考えていかなくちゃならない。がしかし、その資本の自由化の世界的な趨勢というもの、そうして大局的に見た場合には日本の経済においては自由化傾向をとるほうがむしろいいのではないかというふうな考えを持っておりますが、そのやり方につきましては、国益を中心に慎重に検討をすべきも……
○上村政府委員 ただいま広瀬先生からいろいろと標準率表あるいは効率表、その他につきまして公表すべきものじゃないかという御意見が出ております。一審判決の場合には、これは実質的な秘密性はないじゃないかというような意見もあるわけですから、いろいろな論議のあることは御指摘のとおりだと思うわけでございますが、要するに、徴税の実務過程におきまして、少なくとも行政官庁に自由裁量の点を与えているわけでございます。それに対して原理原則をどの程度法的に確立させるかどうかということは、これはいま主税局長も過去の経過を御説明申し上げておりますが、これはそのときの社会情勢なりあるいはいろいろな情勢がからんでこれを法定化……
○上村政府委員 実は田中先生、十分御存じかと思うのでございまするが、たとえば憲法上国民が裁判を受ける権利を奪われることがないという規定は、過去におきましてもいろいろな学説、意見が出てまいりましたが、現在のところ、たとえば最終的にその司法裁判官ですね、司法の裁判所において裁判を受けるその権利を阻害されないということで、前置主義というものにつきましては違法ではないということになっております。たとえば準司法の中でも家庭裁判所の事件、たとえば離婚だとかその他家庭裁判所の事件などが一応すぐ、争いがあって、もうとてももとへ戻るようなものではない、こんなものは訴訟でいかなければだめだといいましても、家事調停……
○上村政府委員 いま主税局長が申しておるとおりだと思います。それで、行政の立場を主とするか、国民の立場を主とするかというお尋ねでございますが、これは国民の立場を主とすべきものである。また、政府原案もその立場でおるのですが、これは大蔵大臣もしばしば御答弁を申し上げておりまするが、現実の場合におきまして紛争を早期に、もちろんこれは正確に、適切に処理すべきことは当然である。それだからといって、年限がいつまでかかってもいいというわけにいかない。権利救済は適正な措置であるとともに、きわめて早い時期に処理をするということが必要だ、そういう立場から現状の立場を見、また税務争訟の実態を見ると、いまの前置主義を……
○上村政府委員 いま村山先生がいろいろとおっしゃっておられる、私は一つの考え方であるというふうに思っております。だがしかし、政府が御提案申し上げて御審議を腸わっておるものの考え方というものにつきましては、各委員の御質問も、この点については多くございました。これについて主税局長あるいは先ほどは大蔵大臣も御答弁申し上げて、私もこの点につきましては、自分の見解なりお答えをいたしました。 と申しますのは、大体権利関係におきまして、私人関係で処分し得るのとそれから処分し得ない権利がある。最も処分し得ない権利は何だといいますれば、刑罰権、これはちょっと私人関係ではし得ない。そうなりますと、この課税権と申……
○上村政府委員 先生も御案内のように、このスライド制の基本的な考え方というのが恩給法の中にもございますし、国家公務員共済組合法の中にもあるんですね。スライド制とはっきり書いてございませんが、たとえば国民生活の水準だとかあるいは国家公務員の給与であるとか、物価その他の事情に著しい変動が生じた場合には変動後の諸事情を総合勘案してすみやかに改定の措置を講ずるものとする、こういう規定が恩給法の中にもございますし、こちらにもあるのです。だから、先生のおっしゃるとおりだと思うのですよ。結局財政上の理由ということも相当大きな要点であることは間違いございませんが、基本的には先生おっしゃるような考え方が規定の中……
○上村政府委員 いま門司先生のおっしゃったとおり、シャウプ勧告の際におきましても、現在もそうですが、市町村の財源というものにつきましては、むしろ伸長性といいましょうか、浮動性というよりもむしろ安定性を持った財源で確保していこうという考えであることは間違いございません。そういう意味から、現在の高度成長に伴いまして、たとえば法人事業税とかそういうようなものにつきましては急角度に伸びてきておる。こういうようなところで非常にアンバランスの観念が出てきておることは確かでございます。 この税制の問題につきましては、税制調査会などの答申がございまして、長期税制、あるいは目前としましては四十四年度の税制措置……
○上村政府委員 太田先生もいろいろ御指摘をなさっておられますが、地方財政が好転はいたしましたけれども、これで十分だとかそんなような認識ではございませんでした。しかし、この四十四年度予算の編成に際しまして、地方財政のほうが非常な大きな伸びがあるというふうに考えまして、そして現在の地方財政と国の財政におきまして、もう日本の経済事情その他を考えてみましても、総合的にいわゆるフィスカルポリシーの考え方でひとつやっていく必要がある、こういうような考えのもとに六百九十億というのをいわば既定額から減らしておるわけです。そして四十五年度につきましては、ひとつそのときにまたあらためて立法措置をしながら御審議を賜……
○上村政府委員 いま太田先生からいろいろ御意見が述べられたわけでございますが、財政当局としましても、現在この過疎対策というものが非常に重要であるということは認識をいたしておるわけでございます。なお、先ほどの道路問題につきましても、この地域開発におきまして、道路の整備拡充というものが重要な要因をなしておるという認識も財政当局は持っておるわけでございます。 それで、過疎の問題につきまして財政当局の心がまえはどうかという問題につきましては、これはいずれ過疎の立法というものが行なわれた場合におきまして、これに基づき、なお当然配慮すべきものは何が何でも配慮しなければならず、そうでない部分につきましては……
○上村説明員 いま大出先生が読み上げられましたこと、いろいろと新聞社のほうでも予測されたり、御意見をいれたりしてお書きになると思いますが、大蔵省としましては、いまのような方針に決定したというような段階では現在ございませんので、各省にも、実は支出の点について、ひとつ七%とか三%くらいとかいうようなものをどうせよとお願いしたいというようなことを申し上げてはいないわけでございます。
【次の発言】 実は大出先生がおっしゃったとおりでございます。私も一年半ばかり総務副長官をいたしておりまして、だいぶ完全実施のことはぜひいたしたいということはたびたび申し上げておったわけでございます。いまも少しも私の考え方……
○上村説明員 浜田先生からいまいろいろと御指摘になっておられますが、いま言った数量は別としましても、現実に存在するということでございます。しますれば、少なくとも以前には存在しておった、また大蔵省所管になっておった時期があることは先生御指摘のとおりであります。ですから、そのときによく調べておかなければならぬじゃないか、実際ごもっともだと思うのです。けれども、現実におきましては、引き継ぎ条項の中には毒ガスというものはなかったわけでございます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 先生のお尋ねにお答えするに先立ちまして、現状につきましてもう先生は十分御承知になっておると思いますが、事務……
○上村説明員 いま総務長官からお話がございましたけれども、大蔵当局としましては、いま国際経済の問題につきましては、先生も御案内のように、マルクの問題にしましても、その他それに次ぐところの日本の円の問題にしましても、いろいろな動き方があるし、また最近の国際経済につきまして多少のインフレぎみというようなところも出てきたりしまして、慎重な態度でいまのところ見守っていきたい。もちろんいつまでもという意味じゃございませんが、いまのところ慎重な態度で見守っていこうという意味でございます。
【次の発言】 それが公務員給与に特にどうという、こういう意味じゃございませんけれども、結局今後の収入の問題とかいろいろ……
○上村政府委員 ただいま議題となりました昭和四十二年度及び昭和四十三年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 この法律案は、旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法、昭和三十三年改正前の旧国家公務員共済組合法及び現行の国家公務員共済組合法の規定により現に支給されている退職年金等につきまして、このたび別途本国会に提案されております恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じて年金額を引き上げること等所要の措置を講ずるとともに、……
○上村主査代理 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。 森山主査が所用のためおくれますので、主査が出席されるまで、指名によりまして、私がその職務を行ないます。 昭和四十三年度一般会計予算中、裁判所及び法務省所管予算を議題とし、質疑に入ります。 この際、念のため申し上げますが、質疑時間につきましては、理事会の協議により、原則として、質疑に対する答弁も含め、本務員一時間、兼務もしくは交代で分科員になられた方は三十分となっております。多数の質疑希望者がございますが、できる限り御希望に沿いたいと存じますので、恐縮ながら、質疑時間を厳守いただき、質疑及び答弁はできる限り簡潔を旨とする等、各……
○上村主査代理 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。 森山主査が所用のためおくれますので、主査が出席されるまで、指名により私がその職務を行ないます。 昭和四十三年度一般会計予算中、内閣、防衛庁及び経済企画庁を除く総理府所管予算を議題とし、前回に引き続き質疑を行ないます。 この際、念のため申し上げます。質疑時間につきましては、理事会の協議により、原則として質疑に対する答弁も含め、本務員一時間、兼務もしくは交代で分科員になられた方は三十分となっております。多数の質疑希望者がございますが、できる限り御希望に沿いたいと存じますので、恐縮ながら、質疑時間を厳守いただき、質疑及び答弁はでき……
○上村政府委員 広瀬先生が先ほどおっしゃいましたのは、通行税につきまして目的税としてはどうかというような御趣旨と、もう一つは国鉄納付金の問題、二つかと思います。先ほど国鉄総裁がいろいろとお話をなされておられるのを承りましても、結局国鉄を再建するという意味におきまして、最高責任者としての自主性と申しましょうか、自分で力強くやっていくという御意思と思いまして、心強く思いますが、しかし大蔵省のほうといたしましては、国鉄の重要性と果たしておる使命のきわめて重大性というものを考慮しますれば、あらゆる部面からこれの再建がしやすいように協力をしていくということは、私は当然かと思うのでございます。そういう意味……
○上村政府委員 現在の社会の変化の激しいとき、その他いろいろと大蔵委員会でこの税の問題につきまして御討議、御質問もあったわけです。私は、この際税の問題について相当基本的に洗い直していく時期であろう、こう思うのであります。そういう意味からいたしまして、いまの名寄せの問題などにつきましては、国税庁長官あるいは主税局長からいろいろと実情なり現在のものの考え方をお答えいたしております。しかし、これだけコンピューターが発達してくる情勢にありますれば、私は前向きに、一つの銀行内部だけでなくて、他の銀行に及ぶ範囲におきましてもひとつ検討していく時期であろう、こういうふうに思っております。
○上村政府委員 ただいまから、昭和四十四年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算につきまして、去る一月二十七日内閣から提出した予算書に基づいて御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は六兆七千三百九十五億七千四百万円でありまして、これを前年度予算額五兆八千百八十五億九千八百万円に比較いたしますと九千二百九億七千五百万円の増加となっております。 以下、歳入予算額のうち、おもな事項について内容を御説明いたします。 第一に、租税及び印紙収入は五兆七千三百八十一億二千四百万円でありまして、前年度予算額に比較いたしますと一兆四……
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