このページでは渡辺美智雄衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案外三法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過の概要並びに結果を御報告申し上げます。 まず、所得税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 この法律案は、まず第一に、夫婦及び子三人の給与所得者の課税最低限を十万円程度引き上げて約八十三万円とするため、各種人的控除をそれぞれ一万円引き上げるとともに、給与所得控除の見高限度額を六万円引き上げることといたしました。一方、これに関連して、最低税率を〇・五%引き上げて九・五%にすることといたしております。 第二に、母子世帯、身体障害者等についての所得控除の引き上げを行……
○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税務署の設置に潤し承認を求めるの件につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 最近、都会地の税務署におきましては、管内の納税者、課税物件等の大幅な増加に伴い、事務量が過大となり、納税者に対するサービス及び税務の執行等の面で円滑を欠くおそれを生じてきております。本件は、このような事情に対処して、札幌国税局管内に札幌西税務署を、名古屋国税局管内に千種税務署をそれぞれ設置し、もって納税者の利便と税務行政の円滑な運営をはかろうとするものであります。 本件につきましては、去る四月十九日……
○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、国有林野事業特別会計に属する特別積立金引当資金につきまして、現行制度では、同引当資金は林業の振興その他の財源に充てるものとして一般会計に繰り入れる場合に限り予算の定めるところにより使用できることとされております。これを今回改正して、森林開発公団の行なう水源林造成事業の所要資金を継続的かつ安定的に確保するため、当分の間、まずこの特別会計から森林開発公団へ直接出資するための財源として優先的に使用することとしようとするものであります……
○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました共済年金改定関係の二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 これらの法律案は、別途今国会に提出され、すでに衆参両院を通過いたしました恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じまして、国家公務員及び公共企業体職員の既裁定の共済年金の引き上げ等を行なおうとするものであります。 次に、そのおもな内容を申し上げます。 まず、いわゆる旧令及び旧法に基づく退職年金等の額につきましては、昭和四十二年度において、恩給における改定措置に準じて、年金額算定の基礎となる俸給を、原則として一〇%、六十五歳以上の年……
○渡辺美智雄君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。 御承知のとおり、政府においては、最近における石炭鉱業の状況にかんがみ、さらに石炭鉱業の整備の円滑化及び再建整備の促進をはかるなどのため、別途今国会において石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、及び石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律案等の関係法案を提出いたしましたが、本案は、これらの措置に伴い石炭対策特別会計法についても次のような改正を行なおうとするものであります。 すなわち、……
○渡辺(美)委員 理化学研究所法の一部改正につきまして、本郷の駒込にある理化学研究所を埼玉県の大和町に移転をする、こういうように、法案そのものはきわめて簡単明瞭なものでございますが、この際、理化学研究所のあり方あるいは運営、性格、経理内容、そういうような点に関連いたしまして、これでよいのかということを結論として質問をいたしたいと思っております。 理化学研究所は、大正三年にその端を発しましてつくられたもののようでございますが、その後いろいろ変遷をいたしまして、現在の特殊法人理化学研究所が昭和三十三年にできたのであります。これを移転をするわけでありますが、移転をするについては、ただ単に現在の敷地……
○渡辺(美)委員 私は、この政治資金規正法の改正案というものを読んでみたのですが、門前の小僧習わぬ経を読むということがあるが、これは何べんも読んでいるうちに、よく中身がわかるということだと思います。ところがこの法律案は、読めば読むほどわからなくなってくるという印象を非常に強くしたのでございます。そうして、この政治資金規正法というものは一体何のために改正をするのか。いまもし政治家が政治資金について世論の批判を浴びておるということがあるとすれば、金の使い道ではなかろうか、こういうように私は思うのであります。現在の政治資金規正法が、公開の原則によってすべて公開しなければならない。収入、支出も公開の原……
○渡辺(美)委員 私は反対というほどでもないのですが、標準率表を現在の段階で公開するということは、納税者に対して非常な誤解を与えるんじゃないか。つまり、標準率表はどこまでもそれは標準的なものですから、かりにそれが政府の名において発表すると、それほどもうけていない人もその標準率表どおりに申告をしなければならないというような心理的な圧迫を受けてもこれは困ります。だから、自由な立場で申告をさせるという立場から、やはり公のものとして発表するということについてはどうかと私は思うのです。
【次の発言】 これを発表することは決して悪くないというようなお話なんですが、現在でさえも、発表しないで、これは標準率で……
○渡辺(美)委員 登録税法について若干質問をさしてもらいたいと思います。
まず、今回の登録税法、の改正は、名前が示すとおり登録免許税法、こういうふうなことになりまして、いままでの課税をしていなかった免許可事務についても課税をする。この理論的根拠は、手数料主義的なものの考え方から、主税局長の非常に明快なる理論である支払い能力あるものに着目をした特権的な流通税的な考え方である、こういうふうに税の本質が変わってきたのだと解釈をしてよろしいかどうか、まずそれをお尋ねいたします。
【次の発言】 そういうふうな御答弁であっても、いずれにしても手数料的な考え方から、特権的、流通税的な考え方に相当移行してお……
○渡辺(美)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、矢野絢也
君を委員長に推薦したいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名さ
れんことを望みます。
○渡辺(美)委員長代理 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 武藤山治君。
○渡辺(美)委員長代理 本日はこの程度にとどめ、次回は、明後二十一日木曜日、午前十時より理事会、十時三十分委員会を開くこととし、本日はこれにて散会いたします。 午後六時四十六分散会
○渡辺(美)委員長代理 只松祐治君。
○渡辺(美)委員長代理 発言を求めてください。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
○渡辺(美)委員長代理 田中昭二君。
【次の発言】 いややめろとは言わない。御協力を願います。
○渡辺(美)委員長代理 村山喜一君。
○渡辺(美)委員長代理 田中昭二君。
【次の発言】 井手以誠君。
○渡辺(美)委員長代理 この際、水田大蔵大臣より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 二法案についての質疑を続行いたします。広瀬秀吉君。
【次の発言】 ちょっと関連質問を申しわけないがやらしてもらいます。
あなたの言うことは間違っています。それは根本的に間違っておる。たとえば、専売公社は均一の価格で均一の品物を売らせるのだ、そのために全国統一した値段をとらせるんだ、それに違反をした者は違反なんだ。だから料理屋や旅館がピース四十円で買ってきて四十円で売っても、それは処罰しないんだ。こういうこの前は説明なんだ。きょうの説明は、隠れて売ればいい、表へ出さなければいい。そうい……
○渡辺(美)委員長代理 井手以誠君。
○渡辺(美)委員長代理 村山喜一君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
午後七時十一分散会
○渡辺(美)委員長代理 広沢直樹君。
【次の発言】 河野正君。
○渡辺(美)委員 ただいま議題になりました国立病院特別会計法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党及び民主社会党を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 案文は印刷してお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 御承知のとおり、政府は、年来の懸案である国立療養所の特別会計制度への移行を昭和四十三年度から実施することとし、このため今国会に国立病院特別会計法の一部を改正する法律案が提出せられたのであります。 これによって、国立療養所の経理が明確にされますとともに、その施設設備の整備が計画的に促進され、療養所本来の使命であります結核等の医療を確保強……
○渡辺(美)委員長代理 これより会議を開きます。
都合により委員長が不在でありますので、私が委員長の職務を行ないます。
参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
中小企業金融制度の整備改善のための相互銀行法、信用金庫法等の一部を改正する法律案、及び金融機関の合併及び転換に関する法律案について、金融制度調査会会長舟山正吉君に参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
【次の発言】 次に中小企業金融制度の整備改善のための相互銀行法、信用金庫法等の
一部を改正する法律案、及び金融機関……
○渡辺(美)委員長代理 只松祐治君。
○渡辺(美)委員長代理 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。広瀬秀吉君。
【次の発言】 田村元君。
【次の発言】 続いて質疑を続行いたします。武藤山治君。
○渡辺(美)委員長代理 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
本会議散会後再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時二十七分休憩
○渡辺(美)委員長代理 これにて参考人に対する質疑は終了いたしました。
各参考人には、御多用中のところ長時間にわたって御出席をいただき、ありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。
御退席をいただいてけっこうでございます。
【次の発言】 次に、参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。
金融に関する件について参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その日時、人選、手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
○渡辺(美)委員 私は、与党でございますが、今回はひとつ米価の問題及び財政の問題等に関連をいたしまして、政府の所見をただしたいと思います。 今回の米価の決定が例年になく非常な混乱をしておるこの原因は、一体何にあると思いますか。私は、三大臣にお聞きしたいところでありますが、きょうは農林大臣、経企庁長官が来られないというので、まず大蔵大臣にお尋ねをしたいと思います。 私の考えでは、総合予算だから米価の決定がむずかしいとか、あるいは米が余ったので非常に米価の決定がむずかしいとか、あるいは大豊作だからむずかしくなったとか、そんなことではないと考えております。今回は、御承知のとおり米価審議会の委員を……
○渡辺(美)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長不在のため、指名により私が委員長の職務を行ないます。
国の会計、税制、金融及び証券取引に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 午後二時二十分再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時四十五分休憩
○渡辺(美)委員 関連質問。私は両方の議論を聞いておって、平林さんの言わんとすることとあなたが答弁していることとは相当食い違っておると思います。というのは、経費の容認をするかしないかという問題だけを論点にすれば、確かに大蔵当局の言うような説明がつくでしょう。しかし、平林委員の言わんとするところは、私がいま聞いた範囲においては、同族会社というものは一般の非同族と違った取り扱いを受けておる。受けておる原因はどこにあるのかというと、会社と個人は全然別なんだという割り切り方をすれば、何も同族会社を差別待遇することはない。ところが、現実には同族会社に対してはいろいろな差別待遇を設けておる。行為計算の否認……
○渡辺(美)委員 先ほど、光栄なことに、御料牧場の買い取りの値段の問題について広沢委員から私の名前が出まして、渡辺君もよく知っておられることと思うがというお話がございましたから、私からひとつ所見を申し上げておきたいと存じます。 と申しますのは、高根沢も黒羽の刑務所の予定地も、実は私の選挙区でございます。そこで、高根沢のほうは坪千円で買った、それから黒羽の刑務所のほうは二千五百円とか三千円とか聞いておりますが、それよりも高い値段で買った。高根沢のほうが宇都宮に近くて、黒羽のほうが宇都宮よりも離れておるところだ、それがそういうふうな値段なのは、どっちかが高くて、どっちかが安いという、こういうふう……
○渡辺(美)委員長代理 村山喜一君。
○渡辺(美)委員 ちょっと関連質問いたしますが、ただいま只松君のお話で、宗教法人については実体課税の原則に従って課税するという答弁があったわけです。しからば、私が宗教法人をこしらえて、宗教は自由なんだから、どんな宗教でも、そしてそれが宗教法人の法律に該当をする。しかもその宗教法人が選挙必勝の神という宗教法人ですから、当然これは選挙必勝させなければならぬ。そのために今度私の後援会にその宗教法人から政治献金をする、こういうような場合は、これは課税になりますか、なりませんか。
【次の発言】 その答弁は、局長の先ほどの実体課税の原則と少し違うのではないかと私は思います。私が教祖というようなことを言った……
○渡辺(美)委員 簡単に約四十分ばかり御質問を申し上げます。 税制調査会で答申を書いたわけですが、私はこの税制調査会の委員の中に、土地税制というふうなものを扱っておりながら、土地を一番持っておる人の顔ぶれが少ないと思うのですが、一体日本の土地というのはだれが一番持っているのですか。――まあわからぬようですが、これはやはり国家が一番持っている。国家が持っている土地というのは、要するに土地税制の対象になるような土地はないんだから、国家の代表はそう入る必要はないのです。その次は一体だれが土地を持っているか。これは農民ですよ。おそらく国家の土地を除いた残りの土地ということになると、その土地の八割くら……
○渡辺(美)委員長代理 監理部長が来ております。
【次の発言】 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題になりました通行税法の一部を改正する法律案に対して、賛成の意見を申し上げます。
すでに御承知のとおり、このたび国鉄運賃法の改正によりまして、日本国有鉄道の旅客運賃について、一、二等の等級制度が廃止されることになったのであります。しかし、通行税法が現行のまま残されるということではいろいろな不都合が起こってまいります。そこで、この通行税法の改正案が提案されたのであります。
つまり、現在の二等に相当する運賃及び寝台料金等に対する通行税を引き続き非課税とすることが必要なのでございます。そ……
○渡辺(美)委員 四党を代表いたしまして、お手元に配付をいたしました石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案に対する附帯決議についての趣旨の説明を申し上げます。 案文はお手元のとおりでありますから、朗読は省略をいたします。 本附帯決議案の趣旨は、政府に対し、石炭対策特別会計の運営にあたっては、いやしくも私企業の救済であるというような批判を招かないように、厳正かつ効率的に執行すべきであるというのが趣旨の主たるものであります。 御承知のとおり、石炭鉱業の再建につきましては、四十二年度から抜本対策が講ぜられてまいりましたが、ここに再び新対策を実施せざるを得ない事態を迎えることになったのでありま……
○渡辺(美)委員 ちょっと関連質問いたしますが、いまの法制局の部長のお話だと、刊事責任を追及するものでないから検査あるいは答弁拒否、そういうものについての保護は別にないんだ、こういうようなお話ですね。そうすると、たとえば査察事件の例を一つとってみると、査察事件というのは、大体摘発をして犯則事件として処理するというのが目的ですよ。そうすると査察事件で令状を持って所得税法違反とか、法人税法違反とか、そういうようなことで摘発をしてきたときは検査拒否あるいは答弁拒否、こういうものは罪にならない、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 長官にお尋ねいたしますが、査察事件のときに、あ……
○渡辺(美)委員長代理 理事会にはかりまして……。
【次の発言】 静粛に願います。
○渡辺(美)委員 金子、北野両先生からたいへんりっぱな御意見を聞かしていただきまして、どうもありがとうございました。私どもしろうとには、先生方の御意見を承ると、どちらもごもっともで、どちらに手をあげていいのか、正直のところちょっと迷うというのが、私は真相であります。 そこで、いま一番問題になりましたのは、いずれも訴願前置の問題あるいは設置場所の問題、指示権の問題こういうふうなものが中心になってそれぞれ御意見の発表があったわけでございますが、まあ金子先生はおおむね政府案支持、北野先生はおおむね社会党案のほうがいいんじゃないか、こういうふうに私は承ったわけであります。 そこで、まず訴願前置の問……
○渡辺(美)委員 関連して。 大臣に認識してもらいたいことがあるのですよ。それはいま平林さんが役員、役員と役員のことばかり言っておりましたが、役員についてはそのとおりだと思うのです。ところが、もっとひどいことを実際にやっている。大蔵省は三十四年に直法一の一五〇という通達を出しておられるわけですが、その通達の中では、役員ばかりでなくても、同族会社で判定のグループの中に入った、要するに株主が経営に従事していればこれは賞与を認めないのだ、こういうことをいっておる。わかりやすい例をとると、福田商店で福田さんが何か仕事をやっている。それで一族郎党全部集めて事業をやらしているが、自分で三〇%株を持ってい……
○渡辺(美)委員 関連。ちょっといま、われわれも大臣のような考え方を持っておったわけですよ。ところが、大臣の言っていることと主税局長の言っていることと違うと思うのです。大臣の言っていることは、要するに国税庁長官がその審判所長の意見をどうものめないというようなときには審査会にかけて、審査会の議決に基づいてきめるんだ、こういうふうに解釈をしたのですがね。先ほどの吉國さんの答弁は、ここの九十九条の二項ですか、ここには「国税不服審判所長の意見が審査請求人の主張を認容するものであり、かつ、国税庁長官が当該意見を相当と認める場合を除き、国税審査会の議に付し、その意見を尊重してこれをしなければならない。」と……
○渡辺(美)委員 政府案並びに社会党提出の国税審判法案の両案に対しまして、質問をさせていただきたいと思います。質問の順序といたしまして、一応政府案、社会党案、政府案というふうな形になろうかと存じますが、御了承をいただきたいと思います。 今回の改正案は、御承知のごとく、いままでの協議団の同じ穴のムジナ論というものを脱却をして、ほんとうに公平な立場で審査請求が行なわれるようにしようというのが主たるねらいであると思うのであります。 そこで、私はまず社会党案を拝見をしたのでありますが、政府案と同じようなところもあるし、変わったところもあります。社会党案では、国税審判庁というものを準司法機関といたし……
○渡辺(美)委員 ただいま議題となりました修正案について、提案の趣旨及びその内容を簡単に御説明申し上げます。 修正案の案文は、お手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 修正の内容は、次の五項目にわたっております。すなわち、第一に、原案では、不服審判所の組織及び運営に関する事項については、これを大蔵省令で定めることといたしておりますが、現行の協議団については、これを政令で定めており、またこれらの事項は、国民の権利義務に重大な関係を持つものであること等にかんがみまして、今回の審判所についても、これを政令で定めることに改めることといたしております。 第二に、現行法のも……
○渡辺(美)委員長代理 ちょっと速記をやめて。
○渡辺(美)議員 ただいま議題となりました貸金業者の自主規制の助長に関する法律案について、その提案の理由及び内容を御説明いたします。 貸金業につきましては、昭和二十四年に貸金業等の取締に関する法律が制定せられ、当時の金融梗塞に伴い乱立した暴利をむさぼる悪質な貸金業者を取り締まり、その公正な運営を保障するため、大蔵大臣への届け出制等が設けられたのであります。 しかしながらこの届け出制は、昭和二十九年に出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律が制定されるとともに廃止をされまして、単に貸金業の実態を把握するための届け出制ということに改められて今日に至ったのであります。 したがいまして、……
○渡辺(美)小委員 時間がないようですから、ごく簡単にお尋ねしますから、簡潔にひとつお答えを願いたいと存じます。 実は、いま政治資金規正法のことで非常にいろいろ議論を呼んでおるわけでございますけれども、これからの思想としては、政治団体というものが、国会議員がおもなる構成員になっていれば、みんなこれは政治団体になる。みんなといってはなんですが、相当部分のものがなる可能性が多いのです。そうすると、寄付制限ということで、政治活動をするには、寄付をまたないで、これからは自前で政治活動の資金をこしらえるという傾向がどうしても出てくるんじゃないかと思う。これは政党ばかりでなくて、政治団体ということになる……
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