このページでは渡辺美智雄衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(渡辺美智雄君) 石田議員から対ソ支援、北方四島についての基本的な考え方の質問がございました。 結論から先に申し上げますと、総理大臣の答弁で尽きておりますということでございます。 しかし、それでは不親切だというお話がありましょうからちょっとつけ加えさせていただきますが、御承知のように、四十数年間日ソ間に平和条約がないということは、まことに不自然、異常なことだと思います。全く近くて遠い国であります。それではいけないということで、問題は、向こうはもう、領土問題は長い間解決済み、こちらは領土問題を解決しなければ、それは平和条約は結べない、あるいは経済協力もできないという、長い間やってき……
○国務大臣(渡辺美智雄君) 第百二十三回国会が開かれるに当たり、我が国の外交の基本方針につき所信を申し述べます。 国際社会は今日、世界史上にほとんど例を見ない、大きな変革を経験しつつあります。東欧諸国に続いてソ連においても、共産主義体制は崩壊し、ソ連邦は今や存在しておりません。東西間の冷戦は終わり、多くの国々が、民主主義と市場経済の導入に取り組んでいます。その一方で、西欧諸国は、統合に向かって協力を深めつつあります。 アジア・太平洋地域でも、国家関係が、政治体制の違いを乗り越えて正常化しつつあり、経済面で市場原理に基づいた改革、開放が進められています。カンボジアや朝鮮半島においては、和解と……
○国務大臣(渡辺美智雄君) 総理大臣の答弁で大体網羅されておりますが、多少補足をいたしたいと存じます。 米軍基地の縮小の問題の中で、特に那覇港の港湾施設を初めとして返還の大変強い要望があること、また、県道百四号線の実弾射撃訓練等を、いろいろなことでやめてほしいというような御要求があることは十分承知をいたしております。しかし、沖縄の米軍施設、区域の円滑な安定的な使用を確保していくということは、これまた重要なことでございますので、沖縄県民の御理解と御協力がぜひとも必要でございます。しかしながら、そういう要求もございますので、なるべく地元への配慮ということについてはきめ細かくやっていただきたいとい……
○国務大臣(渡辺美智雄君) 第百二十六回国会が開会されるに当たり、我が国の外交の基本方針について所信を申し述べます。 まず、国際情勢認識について申し上げます。 国際社会は、古い秩序が急速に瓦解しましたが、これにかわる新たな秩序の構築が間に合わず、なお、そのはっきりとした姿が見えない状況にあります。世界は、歴史の転換期に特有な不透明で流動的な時代を迎えており、平和を享受するにはまだまだ遠い状態にあります。 さきの湾岸危機や、旧ユーゴスラビア、ソマリアでの今日の悲惨な内戦や飢餓の状態は、このような時代を象徴する出来事であります。これまで抑えられていた宗教、民族、領土問題等の対立や紛争、抗争が……
○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えいたします。 ODAの予算が非常にふえたが、ODAを実行する上においては、軍事費をたくさん使うようなところには援助しない、そういうようなことで、平和原則の基準というものをつくったらどうですかと。私は、考え方は賛成です。賛成ですが、実際は難しい。 と申しますのは、国によってやはり他国の軍事的脅威というのが違いますから。かつての韓国がかなり多額の軍事費をかけざるを得なかった、だからこれはODAの対象外だとはなかなか言えないし、イラクの場合、イラクの周りの国ですね、軍事費が三%、四%かかったから、これは援助の対象外だとなかなか言い切れない。しかしながら、考え方と……
○渡辺(美)国務大臣 渡辺美智雄でございます。 このたび、外務大臣に就任いたしましたので、委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人といたしまして、また安全保障会議の議員として、その使命と責任を全うすべく全力を尽くす決意であります。 今国会より、安全保障委員会が常任委員会として設置されましたことは、我が国の防衛問題に関する議論を一層深める上で重要な意義を有するものであり、まことに喜ばしいことと存じます。 国際社会は今や歴史的な変革期にあります。冷戦後の国際社会においては、新たな国際秩序の構築に向けて種々の努力が行われていま……
○渡辺(美)国務大臣 外務大臣に就任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げます。 まず、北方領土問題について申し述べます。 一九八九年以降の世界の激変は、新しい世界平和の秩序を構築する時代の始まりと認識すべきであります。このような歴史的転換の流れの中で、日ソ間において北方領土問題がいまだ解決されておらず、そのために平和条約の締結を見ていないことは、まことに不自然であると言わざるを得ません。 北方領土問題につきましては、本年四月の日ソ共同声明において、歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島の四島帰属問題こそが平和条約において解決されるべき領土問題であることが明確に確認されております。さらに……
○渡辺(美)国務大臣 十一月五日、外務大臣を拝命いたしました。ごあいさつ申し上げる機会を賜り、光栄に存じます。 歴史的変革期にある国際社会は、冷戦を乗り越え、対話と協調による新しい秩序を構築するため真剣な努力を続けております。しかし、同時に国際社会は、国家間や民族間の対立や紛争、貧困、環境破壊、難民など、依然として多くの問題を抱えております。 このような中で、我が国は、これからの国際秩序の根本にかかわるほとんどの問題に大きな影響を与える存在となっており、その国際的な責任と役割は、かつてないほど増大しております。我が国は、このような責任と役割を自覚し、地球社会において名誉ある国家になっていか……
○渡辺(美)国務大臣 詳しいことは事務当局から報告をさせますが、御承知のとおり、カンボジアは十三年ですかの長きにわたって内乱が続いておったわけです。これについては一派と三派の戦いであったわけではございますけれども、日本もカンボジア和平を何とかしてやりたいということで、去年の六月、海部総理が東京会談を開くというようなことをしました。しかしながらこれは、国連でもいろんな勧告案を出してきたわけですが、裏についているのは、どうしてもそれはベトナムとの関係、あるいはポル・ポト派を応援しておった中国との関係等が、これは公然の秘密ですから、何としても中越の正常化というものが進むことは非常に有意義であるという……
○渡辺(美)国務大臣 御説ごもっともでございまして、そういうような考え方には大変同調してもいいようなところが多いと思います。しかし、現実的な対応をしなければなりませんので、委員のおっしゃることを一〇〇%政府が採用するわけにもいかない。しかし考え方としては、そういう考え方は尊重していきたいと思っております。
【次の発言】 一手に引き受けることがいかがかと思いますが、難民問題についてはできるだけ協力してまいりたいと存じます。
【次の発言】 懲戒処分には当たりません。
【次の発言】 訪問販売はやったことありますが、法律の問題で争ったことはありませんから。
○渡辺(美)国務大臣 大変いい解説を今していただきまして、実際ほかの国はそのとおりやっているところが多いだろうと思います。日本もそのとおりやれればいいのですが、他の国に例を見ないような憲法を有しておりますので、その憲法にも合って、しかも、今言ったような実際上支障を来さないように限りなく合わせるという苦肉の策でつくったのが今回の――苦肉の策というのはちょっと取り消しましょう、非常に苦労をしてつくったのが今回の法案であります。――ちょっと静かにしてください。したがって、実際上は今言ったようなことになれるようにできるだけ限りなく近づけるという、運用上の問題であろうと存じます。
○渡辺(美)国務大臣 総理がお答えをする前に、私からいきさつについて簡単に御報告をいたします。突如ブッシュ大統領の訪日が中止されたというように報じられたために、我々としてもその真意を確かめたところ、それは中止ではありません、議会関係との審議の問題で一時延期でありますというお答えであったものですから、それならば、大変日本国民も今後の日米関係を一層強固なものにしていかなければならない、いろいろ、今あなたのおっしゃったような国内のいろんな議論がございます。したがって、ぜひとも大分早い時期に訪日をしていただきたいということを言ってあったのでございます。 ところがアメリカ側としては、日本だけでなくてや……
○渡辺(美)国務大臣 あれは「勝って来るぞと勇ましく」、あれがそれで始まるんでしたかね。
【次の発言】 違う、「見よ東海の空あけて」か。ああ、初めのころはよく知っていますが、私はのどが悪いんで余り音楽は得意じゃなかったものですから、全部は覚えておりませんが、歌詞といいますか、「見よ東海の空あけて」というのは有名な唱歌ですから、よく知ってはいます。
【次の発言】 過去にいろいろな御迷惑をかけたり痛みを与えたりという歴史があったことは私は否定できない、そのように思って、これは深く反省をして、今後こういうようなことの二度と起こらないように、未来に向かって一緒になって新しい未来をつくっていこうというこ……
○渡辺(美)国務大臣 これは外務大臣になる以前の話で、多少不勉強なことでございますので、多少アバウトな点はあったかと思います。
【次の発言】 これは何に書いたか、対談か演説か何かだろうと思いますが、外務大臣という立場じゃございませんので、それはわかりやすい表現にしたということは事実でしょう、それは。しかし、私も聞いてみたんです。(発言する者あり)ちょっと静かに聞いてください。私も、指揮と言ったっていいんじゃないかと思ったこともあるんですよね。しかしながら、政府部内に聞いてみると、やはり指揮というのは、懲戒権まであってきちっとしたのが正確な指揮だ、なるほどと。しかし、デモの指揮者なんというのもあ……
○渡辺(美)国務大臣 このPKO法案については、かねて私からも答弁をさしていただいておりますように、年配者の方々が一部不安があるということは申し上げてございます。しかしながら、それは日本のお国がやることでありますから、それについては当然だというところもあれば、慎重にやってくださいというところもいろいろございますが、それはいかないとかどうとかという国は承知しておりません。 中身がよくわからなかったということも事実でございます。国連の決定に従う、決議に従う、それから紛争当事者の同意を得なければ行かない、それからもう非強制であって中立的な立場だ、こういうことを説明すると大体みんなわかるんですよ。し……
○渡辺(美)国務大臣 ただいま訪韓の感想を述べよというお話でございます。 国会の皆さん方の大変御理解をいただきまして、二日間韓国を訪問し、APEC、つまり環太平洋の外務大臣あるいは経済大臣会議に出席をしてまいりました。私は、非常にこういうような点でも世界は変わりつつあるなという気がしました。御承知のとおり、中国と香港とチャイニーズ・タイペイ、つまり台湾・澎湖諸島の地域、これが一緒に同じテーブルでそういうような会議に参加をする、現実的に経済の問題は一緒になってやろうと、画期的な私は会議であったと思います。 本当に我々は戦後四十五年、戦争始まって以来五十年を迎えるわけでありますが、私は日本もこ……
○渡辺(美)国務大臣 非常に時間の関係もありましょうから、かいつまんで申し上げます。 御説のとおり、本当に今憂慮すべき状態だと私も思います。ソビエトが本当に、例えば北方四島の交渉をやるにしても、今までは連邦在相手にやってきました。しかし、連邦の権限がなくなってしまうということになれば、じゃだれを相手にやるのか。当然それは共和国ロシアということになるんでしょうが、その他、いろいろな経済支援の問題その他についても、ソビエトの中の権限をだれが何を持っているのか、そういうことが今の状態ではわからない、非常に困ったものでございます。一日も早く、やはりいずれにせよソビエト国民が決めることですから、早くに……
○渡辺(美)国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たりまして、我が国の安全保障について所信を申し述べたいと思います。 国際社会は現在、急激かつ構造的な変化の中にあります。ソ連及び東欧諸国における共産主義体制の崩壊によって冷戦は終えんを迎え、ソ連も解体しました。 このような状況のもと、湾岸危機の際に見られたような国際的な協調による地域紛争への対応や、世界の平和と安定のための国連の役割の強化など、冷戦後の新たな国際秩序の構築へ向けての 具体的な動きもあらわれてきております。 さらに、CFE条約、START条約の署名や、米ソ、米ロによる核兵器の大幅削減提案などを初めとする軍備管理・軍縮の進展……
○渡辺(美)国務大臣 私は副総理ではございますが、副総裁ではございません。この政治改革の問題は行政の問題ではなくて、むしろ国会、政党の問題でございます。したがいまして、有権的にこれがああだこうだと言う機能を私は持っておりませんが、一議員として申すならば、政治改革は進めなければならない。 政治改革の抜本的な改革案は何かと言われれば、我々は去年、小選挙区比例並立制及び政治資金規正等の案を政党助成法と三本ひっくるめて出したわけでございますが、廃案になったことは事実でございます。何がいいのかは今後、各党間の協議によって進められておるところでございますからその協議の成り行きを見なければならないと存じま……
○渡辺(美)国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、外務大臣として一言ごあいさつ申し上げます。 まず、北方領土問題について申し述べます。 本問題については、昨年四月の日ソ共同声明において、北方四島の帰属問題こそが解決されるべき領土問題であることが確認されました。さらに、昨年八月の政変以降、ロシア連邦指導部より、領土問題を「法と正義」の立場に立って早期に解決すべきであるとの意向が繰り返し表明されてきております。 本年に入り、日ロ両国間においては、一月には宮澤総理とエリツィン大統領及び本大臣とコズィレフ外相の会談が、また二月には斎藤外務審議官とクナッゼ外務次官の間で第一回……
○渡辺(美)国務大臣 今松浦委員からお話がありましたように、本当に予断を許さない激動の、不確実性の時代だと言って差し支えないと存じます。十年前に今のような世界情勢になると考えた人は恐らく一人もいなかったんじゃないか。私もその一人でございます。 ソ連が崩壊をして共産主義をやめて市場経済に移行して、民主主義、自由、人権、そういうような社会制度をとるということになったことは大変喜ばしいし、米ソの間で緊張の下地になっておったいろいろな核兵器についても、大陸間弾道弾の削減あるいは中距離核ミサイルの全廃、それから、ひいては戦術核の廃止という方向に将来向かっていこうという話し合いが始まり、一部実現をされた……
○渡辺(美)国務大臣 今、官房長からお答えしたことでほぼ尽きておることでございますが、これは去年の六月から内閣内政審議室長のもとで鋭意検討をいたしております。いたしておりますが、考え方は一つのアイデアであって、被災地への物資輸送とか避難民の輸送とか病院船等の可能性も言われておりますが、実際は議論がまだ煮詰まってない、結論が出てないというのが実情でございます。
【次の発言】 この人口問題というのはなかなか難しい問題でありまして、我が国などでも実はもう少し出生率をふやしてもらいたいと思っているのですが、なかなか自由にならない。ところが、途上国では爆発的に人口がふえるということがございます。これはい……
○渡辺(美)国務大臣 話をるる拝聴いたしておりまして、我々も条約を批准すも以上は条約の趣旨に沿って国内法の体制整備を進めてまいりたいと存じます。
【次の発言】 トルコに対する援助は、既に今土井委員がおっしゃったように実施済みでございます。特別、その後の要請はありません。ありませんが、状況に応じて、それは状況を見た結果どうするかは、そのときに決めたいと思います。
それから天皇様の訪中問題でございますが、これはかねてから中国側が、この正常化二十周年の記念式典を大きくやりたい、もうこれによって過去のことは、いろいろ言うことよりもむしろ新生中国と日本の間で二十一世紀に向かって大いに友好関係を増進し、……
○渡辺(美)国務大臣 これは見方の問題でありまして、サケ・マスが溯河性の魚類でございますから、母川国に戻ってくる、これを沖取りするか、あるいは沿岸で帰ってきたものをとるかという論争は長い歴史がございます。私も農林水産大臣をやったことがございまして、日ロの漁業交渉もやってまいりました。どちらにも言い分があるのでございますが、私は、まあ結論から言えば、やむを得ないのかなという感じで同意をしたわけであります。 一時期非常に、公海上で十何万トンというようなものをとったことがございますが、だんだん減ってきてゼロになるということでありますが、裏返しに言うと我が国の河川で非常に少ない魚になってしまったが、……
○渡辺(美)国務大臣 御承知のとおりこの二国間の租税の二重課税の回避に関する条約につきましては、経済の交流の実態、今後の動向等をそれぞれ総合的に勘案をして優先順位を決めてやっていくべきものと考えておりますので、それからの諸状況をよく眺めながら、限りある人、それに携わっている人の数が非常に限定されておりますから一挙にできませんので、どこからやるか等については、客観的に眺めながら、できるだけ御趣旨に沿うよう今後準備を進めてまいりたいと存じます。
【次の発言】 外務省といたしましては、ぜひ批准を受けるために手続を進めておるところですから、間に合うかどうか、極力努力を続けます。
○渡辺(美)国務大臣 決して四島の即時返還、一括返還を放棄したものではございません。 ただ、我々といたしましては、四島が一括して返ってこなければいつまでたっても平和条約は結ばないということで四十五年これはやってきているわけですから、また平行線でつながっていくわけであります。したがいまして我々といたしましては、政経不可分という原則はございますが、しかしながら向こうでも政権もかわり、今まで五六年の共同宣言は既にその効力を失ってしまったと言われておったものを、法と正義に従って今後交渉しようという新しい言い方をエリツィン政権は言ってきたわけであります。 したがいまして、その法と正義に従って、北方四……
○渡辺(美)国務大臣 政府としては、原案を出しておるわけでございますから、原案どおり何が何でもひとつ御成立を願いたい。 政府と党との関係もございまして、それでは成立しないこともあるかもわからぬよと。参議院の状況は御承知のとおりでございます。どうしても政府側は絶対に原案で固執をするかと言われますと、我々は、それはオール・オア・ナッシングというわけにはいきませんと。それは国会が決めることでございますから、そういうとで国会で決められればそれはやむを得ないことであるという内々のお話はしたことは事実でございます。 しかしながら、我々は、原案を出しておる以上は原案で通していただきたいというのが結論でご……
○渡辺(美)国務大臣 今回ロシアを訪問をした主要な目的は、九月にエリツィン大統領を日本にお迎えをするという話になっておりましたが、日時が確定をいたしておりませんでしたので、まずその日時を確定するということであります。それにつきましては、九月の十四日及び十五日に公式の会見等を行うということだけが決まりましたので、十三日においでになるか十六日にお帰りになるか、そこから先はまだ流動的でございます。 私は、エリツィン大統領になりましてから、直接エリツィン大統領に対して日本側のかねての言い分、主張を率直に申し上げて御理解を得るというのが目的でございましたが、幸いに一時間ほど時間がとれまして、率直な意見……
○渡辺(美)国務大臣 我々も、政府原案というものはいろいろ考えた末につくったものでございますから、これは最善なものであると思うのは当然でございます。しかしながら、国会が法律を審議するわけですから、そこで国会の多数の方がそれは修正されるべきものだということになれば、その修正の範囲が我々の意図するところから全くかけ離れてしまったのではそれは賛成するわけにはまいりませんが、しかしながら、そういう考えもあろうというようなことで同意できる点であれば修正に応じる、それはやむを得ませんという立場をとってきております。 したがって、法律案は随分参議院などで修正をされて成立するという例はたくさんございます。こ……
○渡辺(美)国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正すみ法律案について御説明いたします。 改正の第一は、在外公館の設置及び廃止についてであります。今回新たに設置しようとするのは、在アゼルバイジャンを初めとする計十三の日本国大使館並びに在ホーチミン及び在デトロイトの各日本国総領事館であります。各大使館の設置は、いずれも、旧ソビエト連邦を構成していた各国の独立に伴うものであり、すべて近隣国に駐在する我が方大使をして兼轄させるいわゆる兼館であります。また、各総領事館については、在ホーチミン総領事館はベトナム最大の都市で……
○渡辺(美)国務大臣 大出委員とはもう二十七、八年のつき合いでございまして、いろいろ予算委員会で理事仲間で一緒にやったり、また大変手助けをしてもらったことを感謝をいたします。 デノミのお話というのは、本当に福田さんのとき、大変福田総理、大蔵大臣が熱心でありまして、結局日の目を見なかった。私が大蔵大臣になったときも、実は内々検討をいたしました。 デノミをするか、大型紙幣五万円、十万円を出すかということで検討したのですが、どっちもちょっと物価との関係で、当時公定歩合が九%、消費者物価が九%、こういう中で大型紙幣を出すとインフレマインドに拍車をかけるのじゃないか。それから、デノミということがよく……
○渡辺(美)国務大臣 私は、最後の訪日の分だけ御報告をいたします。 あれは、一つは中東和平会議に出席をいたしまして、初めて日本が直接参加するわけですが、そこで二国間の、パレスチナ人と他族の争いですか、イスラエルとの争い、アメリカが仲介をしてこれは二国間会議を三回ほど持ったのですが、なかなか遅々として進まない。進まないが二国間の交渉を持ったということ自体に意義があるわけであります。何とかそれを進めさせよう、外部からバックアップしよう、もしこれが進むようであれば、それを取り巻く多数国間でその地域の環境を整備したりあるいは開発に応援をしたり、その他水の問題等でいろいろダムをつくるとかそういうことを……
○渡辺(美)国務大臣 示唆したわけでは別にないのですが、そのようにとった方がおるということだと私は思うのです。向こうの質問者がいろいろ言いましたけれども、私としては何が何でもPKO法案は通していただきたい。ところが、巷間、PKO法案の中にはPKFの活動もございますから、それは頼まれて行って荷物を運んでやったり、電気をつけてやったり、電話線を引いてやったり、橋をかけてやったり、難民を面倒見たり、そういうのはいいよ、しかし、弾薬庫を守るとが武装解除に立ち会うとか、そういうようなことはちょっと最初からどうかねというような人もある。 そういうことで、しかし我々は、私の立場からすれば、そういう御意見が……
○渡辺(美)国務大臣 全部出しているというわけでもないが、出す人もあれば出さない人もあるし、強制はいたしておりません。
【次の発言】 10チャンネルが来まして、社内報か何か載っているというビデオを見せてもらいました。それで思い出しまして、ありました。それは私の仲間というか近しい人が立候補をするということで、同じ新潟県の大なもので、いろいろお世話になっているのでちょっと顔を出して、よろしくお願いします、大変お世話になりますと言ってくれと言われたので一度行ったことがございます。何年ぐらい前が、六、七年前じゃないですか。
【次の発言】 記憶にありませんし、報告も受けてありませんから、ないと思います。
○渡辺(美)国務大臣 私が農林政務次官とかあるいは農林大臣をやったことは事実でございまして、農村の問題につきましては、私は今でも、あなたにまさるとも劣らないだけの情熱を持っているつもりでございます。 御承知のとおり、今農家は、九〇%の農家が兼業農家でございまして、そのうちさらに七〇%は第二種兼業といって農外所得の方が農業所得よりも多いという、これは実態がそうなっております。 問題は、日本の国がこれだけ繁栄してきたというのは、これは貿易立国という最も大きな柱の一つで、自由主義経済、自由主義貿易ということでやってきたわけでございますが、世界の状況はここに来て、もっと貿易を発展をさせるか、それと……
○渡辺(美)国務大臣 もと大蔵省におりまして、それで、新潟県の何区だったかな、あれは。(日笠委員「四区」と呼ぶ)四区が、四区から代議士に立候補した方であります。
【次の発言】 それは知るはずがありません。私の秘書の名前を使ったというのは、立候補する人は、使いたい人は使いなさいということになっていますから、使った人はたくさんございます。
【次の発言】 選挙応援には参りませんが、講演に行ったことはあります。
【次の発言】 これは総理が施政方針で言ったことでございますから、これは外務省はもちろんのこと、年内妥結を目指しまして一生懸命やりたい、実現するように。そこで、今財政上の問題、負担の問題等重要問……
○渡辺(美)国務大臣 ウルグアイ・ラウンド、非常に大詰めに来ておりまして、我々としては、総理も私も、ウルグアイ・ラウンドはぜひとも成功裏に早く決着をさせたい。で、そのためには、どこの国もみんな事情があるわけですから、各国がそれぞれの立場だけを主張しておったのではいつまでたったって平行線、成功はあり得ない。今回のウルグアイ・ラウンドは特に、今まで貿易や関税の多角的交渉というものが何回も行われておりますが、今回初めて、サービス分野とか知的所有権というように今までなかったものも交渉の対象になってきた。非常に、まあそれだけにみんなが重大関心を払っておるところでございます。したがいまして、我々はぜひとも……
○渡辺(美)国務大臣 事実関係を条約局長から説明させます。
【次の発言】 これは非常に難しい、実は頭の痛い問題なんです、実際は。それじゃ反対者が一人でもできないかというと、日本国内だって県道をつくるというときに、みんな町は賛成なんだが地権者の一部は絶対反対だと建設省まで反対運動に来る。それじゃ、反対者があるんだから補助金出すなど言えるかどうかという問題と似たようなことがありまして、問題は程度問題でもございましょう。どこかでダムができれば、日本だってやはり最後まで反対という人はあるわけですから、他国にもあっても不思議はない。しかし、これが余り極端なことであれば、今松浦委員の言ったように、では何の……
○渡辺(美)国務大臣 外務大臣の所管じゃありませんが、国務大臣といたしましてお答えをいたします。
私は、政治改革と政界再編成というのは必然的なものであって、では政治改革の中身は何だ、それは小選挙区制です。小選挙区制を実行すれば、いや応なしにそれは二大政党にならざるを得ません。したがって、これは密接不可分であると。
【次の発言】 私は政治資金を透明にするということはいいことだと思いますが、これは非常に金が集まらなくなることも事実ですね。それから、野党に献金する人はなくなるかもしれません。今あるかどうか知りませんよ、私は。知りませんが、考えられることを申しますと、日本人というのは、自分がだれを支……
○渡辺(美)国務大臣 私は宮澤総理のもとでお仕えをしているわけですから、総理の言うとおりです。
【次の発言】 私がじかに交渉しているわけではありませんが、私の下で交渉担当者がおるわけでありまして、相手がございますから、相手との間で駆け引きもありましょうし、いろいろ理屈も、非常に難しい理屈をつけて交渉を最後の最後まで頑張っているというのがきょう現在であって、それも瀬戸際に来ておるわけですから、ここで私が違ったことを言えるわけもないし、皆さんの趣旨を体して、我が国の代表団は非常につらい立場に立たされながら頑張っているということでございます。それ以上つけ加えることはありません。
それから、一トンも……
○渡辺(美)国務大臣 湾岸戦争は全く思いがけない突発大事件と言わざるを得ません。そのような思いがけない地域紛争というものがあることも事実でございますし、今後絶滅するとはなかなか考えられません。そういうときに当たりまして、国連が平和裏にこれを解決させようということで何度にわたる決議をし、撤退をイラクに要求し、経済制裁を加え、それでもなも言うことを聞かないということのために、去年の一月十五日までにどうしても国連の決定に従わない場合は、武力行使もやむを得ないという通告までして、しかも国連ではい中国は拒否という、棄権をしましたが、ソ連は賛成をした、そこであのような多国籍軍の出動によって決着を見たという……
○渡辺(美)国務大臣 政治改革の問題につきましては、今、与野党間で鋭意協議中でございます。私が内閣の一員として与野党間で協議している中身に予断を与えるようなことをここで申し上げることはいかがなものか。協議について鋭意努力をしていただきたいということを申し上げるだけであります。
【次の発言】 ODAはいろいろ目的がありまして、一つはやはり人道的な援助……(井上(普)委員「だけだったんだ」と呼ぶ)最初はそれでございますが、しかしその次は、やはり人道的援助といっても、それは、ただ食糧が足らぬから、医療が足らぬからというだけで応援していくというわけにいきません。やはりその国が自分で立ち上がってもらわな……
○渡辺(美)国務大臣 カンボジアにつきましては、日本で和平の提唱もやったこともございますし、人的、物的両面ででさるだけの援助はしていきたい。今までもカンボジアについては、去年の十二月それからことしの一月、二度にわたって経済協力調査団を派遣しておりますし、さらに今月、今年度中に農業、医療分野の調査団を派遣をして、具体的な協力の中身も詰めてみたい、このように考えております。 しかし、いずれにしても、表に発表になっていないこともございますが、内部の治安は必ずしもいいとは言われません。したがって、一刻も早く武装解除をしてもらい、七割は減らすことになっておるわけですから、武器を保管し、そして戦闘状態を……
○渡辺(美)国務大臣 非常に惜しいところで惜敗をしたということで、まことに残念至極に思っております。しかしながら、やれ一〇%開くの、八%開くのという世論調査もあるわけでございまして、我々はもう最初から接戦だというように見ておりました。考え方によってはよくやったということでもございますし、こちらは自民党の単独の公認候補、向こうは連合軍というようなこともありますから、これだけによってどうこうということは言えない。私は、よくやったという感じを実は受けているんです。
【次の発言】 もちろんいろいろな問題があって政治不信があることは事実でございますから、それには率直、謙虚に耳を傾けて、真摯な態度をもって……
○渡辺(美)国務大臣 好ましい理想的な姿と現実の姿というものは、必ずしも同時に一致するということはありません。ソ連の崩壊が進んでいるという見方はほぼ間違いなかろうと存じます。存じますが、しからば極東におけるソ連の軍というものが大幅に減ったとか、あるいはそういう兆しというものは今のところないわけであって、むしろ西にあったバックファイアなどはみんな極東に持ってきてある、これも事実でございます。ただ、今のところは大きな訓練とか演習とかそういうようなものは余りやっていない、これも事実でございます。しかしながら、いつ息を吹き返すかということについては、これは保証はない。我々はできるだけ、ソ連が軍事大国か……
○渡辺(美)国務大臣 実は予算が上がるまでは人事の話は一切しないということになっておりますので、そういう話もありませんし、私からもしておりません。新聞が御自由にお書きになっているというように思っていただきたいと存じます。
【次の発言】 これはいい悪いは別としまして、自民党は派閥連合政府みたいなものでございますので、やはり皆さんの一致した融和というものが図られなければならない。そういうようなことで、組み合わせというものもございますから、今ここで私だけのこと一つを取り上げて受けるか受けないかとおっしゃられても、はい受けるとか、はい受けませんとか言うことはできない。それはあなたが一番御承知のとおりで……
○渡辺(美)国務大臣 ただいま議題となりました有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 この条約は、平成元年三月二十二日にスイスのバーゼルにおいて作成されたものであり、有害廃棄物及び他の廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制について国際的な枠組みを定め、これらの廃棄物によってもたらされる危険から人の健康及び環境を保護することを目的としております。 我が国がこの条約を締結することは、これらの廃棄物の輸出入の適切な規制、廃棄物の適正な処理等についての国際協力を一層推進する見地から有意義であると……
○渡辺(美)国務大臣 ウルグアイ・ラウンド、大詰めに来ておりまして、私は非常に後退した印象を与えております。交渉事というのはもともと、他人の言うことは一切聞きません、私の主張だけを聞きなさいというのでは交渉にならないのですね、これは。だから、こちらの言うことも聞いてください、あなたの言うこともできるだけ聞きますというので交渉が成り立つわけですから、最初から一切相手のことは聞かないというのではもう交渉にならぬのですよ。 だから、私はやはりウルグアイ・ラウンドをまとめましょうということで、この点はみんな一致しているんですから、したがって、そこは何とか日本の農家にとっても国民にとっても一番いい道を……
○渡辺(美)国務大臣 ソマリア問題に関する衆議院外務委員会決議がただいま出されたことにつき、主管大臣として、この機会に意見を述べさせていただきたいと思います。 既に御案内のとおり、ソマリアにおいては、内戦による被害に深刻な干ばつが追い打ちをかけ、約六百万人の人口の三分の一以上の人々が飢餓の線上にあると言われております。主に国際的な人道援助機関がこれら被災民に対する救援物資の配布活動に携わってきましたが、被災民に渡るべき食糧・医薬品等は武装勢力による略奪を受け、またこれら救援活動従事者すら攻撃の対象となるという状況であります。国際社会の懸命な努力にもかかわらず、事態は悪化の一途をたどり、そこで……
○渡辺(美)国務大臣 ウルグアイ・ラウンドを成功させない方がいいという国はないですね、世界じゅう。みんなウルグアイ・ラウンドの成功を祈ります、ぜひ成功させたいと、総論は賛成なわけです。しかし、各論になりますとやっぱりいろいろ利害がございますから、そこで交渉が行われていることも事実。特に農業問題は各国とも非常に影響が大きい。こういうようなこともあるし、すぐに生産性が急に上げられないというような問題もあってなかなか難しいことも事実です。 そこで最大の問題は、ECとアメリカとの関係でございますが、これらについては、輸出補助金の問題とかいろいろございますけれども、最後まで残ったのがいわゆる油糧種子と……
○渡辺(美)国務大臣 クリントンさんも選挙のときはいろいろ言っておりますが、どこの国でも選挙のときは多少派手なんです、これは。しかし、外交関係というのは、何かが変わったからといってそう急激に変えるということは、いろいろな国際信義上問題がございます。まして、ブッシュ政権がクリントン政権になったからといって、社会主義やそれに類するような政権ができるわけではないし、やはり自由主義経済を基調とした、我々と同じような価値観を持った政府ができたわけですから、細かい点を言えばそれはもちろん違った点もございましょうけれども、やはり今までの外交の継続性というものは尊重をされる。 かつてのアメリカのときも大体そ……
○渡辺(美)国務大臣 言ったかもしらぬし言わなかったかもしらぬし、よく記憶にありませんが、一介の野人政治家としてあるいは言ったと言われれば言ったのかなという程度で、余り品のいい発言じゃないので、もっと上手な言い回しがあったものをと、今になれば反省をいたしております。
【次の発言】 余りにも大胆な仮定な問題については、お答えできません。
【次の発言】 事実関係、事務当局から説明させます。
【次の発言】 お答えをいたします。
先ほど御質問がありましたことは、渡邉前社長は、一時期外務省の所管する公益法人である海外広報協会の理事長をしており、同協会に対して賛助金を出しておった。そのような時期に外務省……
○渡辺(美)国務大臣 結論は総理大臣が出しますから。 アメリカ議会の問題あるいはECの、フランス議会の動き、それぞれ国によっていろいろあります。これはもう御指摘のとおりです。 しかし、アメリカの中でも、このウルグアイ・ラウンドを成功させましょうというのに、これは反対だと言うのはいないんです。みんなさせましょうと言っているんですから。厄介だということもみんな知っています。そこで、これは我々の考えといたしましては、新政権も、厄介なお荷物をそっくり持ってこられるのもこれはかなわぬわけですな。旧政権も、せっかく八、九分どおりまとまったんですから、ブッシュ政権としても何か、これだけの立派なことをやっ……
○渡辺国務大臣 我が国の安全保障について所信を申し述べたいと思います。 今日の世界は、東西冷戦は終了したものの、民族や宗教に根差した対立の激化、ロシアを初めとする旧ソ連諸国の困難な情勢、大量破壊兵器拡散の懸念等に見られるような厳しい現実に直面しており、不透明で流動的な状況にあります。 国際社会はこれらの問題への対応に追われつつ、新しい平和と繁栄の枠組みを模索しております。しかし、その枠組みが構築され国際社会が安定するには、なお少なからぬ年月を要するものと考えます。 アジア・太平洋地域においては、冷戦の終了は一定の好ましい動きをもたらしております。しかし、この地域の安全保障環境の多様性を反……
○渡辺国務大臣 骨組みだけ私から御答弁いたします。 まさに私はわかりやすい外交ということを申し上げました。これは、もう言うまでもなく、日本が貿易大国として世界じゅうを相手に取引をし今日の繁栄を得ておるわけでございますから、やはり世界のどの国とも関係が、大小にかかわらずございます。したがって、一国との争いとか一国との何か問題があると、それが国内的にも必ず反作用といいますか、響いてくるという状況にございます。したがいまして、外交の先見性とか外交の実力というか実行力というか、そういうようなことが非常に重要でございまして、ただ単にその場限りの、一時逃れのというわけにはいかぬわけであります。したがって……
○渡辺国務大臣 一つの考え方でして、私もそれがいいのかなと思いまして、いろいろやってみたんですが、ほかの法律がみんな児童とかなんかになっておるし、そいつを直すとかどうとかという厄介なことでもあるし、党内手続も厄介でして、それでもう大体あきらめているんです。
【次の発言】 アメリカで十二年間の共和党政権がかわったわけですが、しかし、これは革命が起きたわけでもないし、ロシアのように今まで持っておった統制経済がひっくり返っちゃって自由経済になるというようなことじゃありません。確かに今まで外交の方にばかり力を入れておったから、アメリカの国内がもうだめになっちゃたんだ、今度は国内をやりますよというような……
○渡辺国務大臣 私は新聞で知っただけでして、知らないのです、外務省としては。ですから、出どころは何か防衛庁というから、防衛庁に聞いてもらった方がいいんじゃないですか。
【次の発言】 先般、明石代表から、日本に設置したらどうだというような話があったことがございます。したがいまして、この話は私はまじめに検討する必要がある、どこに置くかということも含めましてね。
ただ、PKOの訓練センターというのは軍事演習をやるところじゃありませんから、そこで出かける国の歴史や文化や語学、そういうようなものをいろいろ勉強したり、あるいは風俗習慣、保健衛生というようなことなども、現実に自衛隊だって勉強さしてから出て……
○渡辺国務大臣 ただいまお話しのように、我々の予想以外の事態が発生したことを非常に心配をいたしております。しかしながら、両派とも、パリ協定はこれは遵守するんだ、破られていないということは、ポル・ポト派もそういうことを言っておりまして、一方、プノンペン政府の方も、自分たちの地域に侵略されたのを奪還するためにやったんだというようなことを言っておりますが、これらに対しては自重をするように日本政府としては申し入れをいたしております。
それらの具体的な状況説明につきましては、アジア局長から説明させます。
【次の発言】 今お話がありましたように、具体的な戦闘の形態その他についての情報を握っているわけでは……
○渡辺国務大臣 残念ながらカンボジアにつきましては、ポル・ポト派の一部とプノンペン政府の一部の中で、ところどころ戦闘があったことは事実でございます。 しかしながら、これにつきましても、プノンペン政府側は、官公の守備範囲以上には攻め込む意図はないということをはっきりしていますし、きのうもるる局長から説明ありましたが、バタンバンの二十キロ近くまで行ったんだが、今や四十キロというふうに離れたところに駐留をしておるということでございます。特に、我が国からの派遣の部隊は、大半は南の方の戦闘の少ないところにおりますが、一部、文民警察等は、各国と一緒におりますから、北部その他のところに散在しておることも事……
○渡辺国務大臣 総理がお答えをする前に、私からお答えします。 ガリ事務総長の考え方は一部知っておりますが、新聞に出ているようなことについてじかに日本政府に申し入れがあったわけでもございません。いずれ近いうちに日本においでになるわけですから、そういう席でもっと具体的に話を聞いてみたいと、その上で答えを出したいと、そう思っております。それは一つの考え方であるかもしれませんが、日本が現在の立場でできることもあればできないこともあるわけですから、その点は、こういうことはできますがこういうことはできませんというお答えしかないですね。そう思っています。
○渡辺国務大臣 カンター代表と個別的な会談をしたわけではありません。クリストファー国務大臣が招集されまして、そういう中で、私の隣だったのです、席が。先輩がいっぱいいるものですから、先輩との間でいろいろな話が出ましたし、一言二言話は出ましたが、具体的にどこをそうしてくれの、ああしてくれのという話が強く出たというようなことはありません。
【次の発言】 いろいろ話をしまして、三〇一条はいい法ではない、こういうものは発動すると余計まとまる話もまとまらなくなってしまう、だからこれは話し合いの上で、今交渉中なんだから、そういう間にやるべきものではないという話をしたのです。それはまあよくわかる、わかるけれど……
○渡辺国務大臣 お答えをする前に、一言お礼を申し上げます。 今般の病気によりまして、国民を代表する国会並びに内閣を初め関係者の方々に大変な長期間の御迷惑をおかけをいたしましたことを、まずおわびを申し上げます。それと同時に、また関係者の方々、与野党の方々から温かい御待遇といいますか御接遇を賜り、また今後とも温かいお言葉をちょうだいしておりまして、心から御礼をまず冒頭に申し上げます。 さて、ただいま御質問のありました二十二日の新聞報道等につきましては、私も新聞だけ読む時間がありまして隅から隅まで読んでおりましたので、承知をいたしております。御承知のとおり、選挙中からクリントン大統領としては、ア……
○渡辺(美)国務大臣 平成四年度外務省所管一般会計予算案の概要について御説明申し上げます。 外務省予算の総額は、六千二百十五億二千四百六十二万四千円であり、これを平成三年度予算と比較いたしますと、四百五十一億七千四百二万七千円の増加であり七・八%の伸びとなっております。 国際社会は、冷戦構造の崩壊という大きな変革を経験しつつあります。欧州においてはソ連邦が崩壊する一方で西欧諸国は統合に向けて協力を深めつつあります。アジア・太平洋地域では冷戦構造を乗り越えた新たな国家関係の構築が模索されております。その他の地域でも地域紛争の終結に向けた動きが見られます。このように新たな国際秩序の形成に向けた……
○渡辺(美)国務大臣 法律上の問題は条約局長から今説明をいたします。 私は政調会長の当時だったと思いますが、この抑留者問題、非常に自民党の中でも熱心な方もおりまして、川俣先生も長い間この問題で一生懸命やられて、熱心な方であることはよく存じております。そこで、党内でも随分問題になって、非常にお気の毒である、何か慰霊といいますか慰労といいますか、そういうような国民として感謝の意を表する必要があるということで、当時、記憶に違いかなければ一律十万円だったのではなかったですかね、それを差し上げるということとともに、銀杯か何かを感謝の意味で差し上げて、ひとつこれでまことに少ない金額でございますが御勘弁を……
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