渡辺美智雄 衆議院議員
34期国会発言一覧

渡辺美智雄[衆]在籍期 : 30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期-40期
渡辺美智雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは渡辺美智雄衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

渡辺美智雄[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第4号(1977/02/04、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) お答えをいたします。  先ほどの御質問は、好不況によって社会保障費が伸び縮みをするというような場当たりはいけない、こういう御指摘でございますが、予算編成前は大変実は心配をされたのです。今度の予算で、大変金もないし、八兆円も借金しなければならぬ、そういうときですから、予算の二〇%も占めておる厚生予算がかなり圧迫されるんじゃないか。社会保障の予算の大部分は厚生省が預かっております。したがって、かなり圧迫されるんじゃないかといって陳情団の方もみんな心配をした。ところが、予算が編成されてみるというと、圧迫どころか、実はうんと伸びておるということで、陳情団の方も、まあ各界の代……

第80回国会 衆議院本会議 第17号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 国鉄共済年金の問題につきましては、総理大臣及び運輸大臣からそれぞれ御答弁があったとおりでございまして、非常に逼迫しておるように承知をいたしております。  御承知のとおり、年金制度はその歴史が違います、みんな所管が違うというようなところで、あるところは五十五歳から支給するところもあれば、六十歳、六十五歳のところもあれば、また実際、国の負担率も異なるし、いろいろ財政事情も違う、成熟度も違うというようなことで、まちまちでございますが、これを放置しておくというと似たようなことになりかねない。  そういうような点から、これはやはり年金制度全体の問題として、総理大臣からお答えい……

第80回国会 衆議院本会議 第18号(1977/04/14、34期、自由民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  医療保険制度につきましては、昭和四十八年の改正により大幅な給付改善と保険財政の健全化のための諸施策が講ぜられ、また、昭和五十一年には社会経済情勢の変動に対応したスライド的な改正が行われたところであります。  しかしながら、医療保険をめぐる諸情勢は一層の厳しさを加え、各制度ともその財政状況は逐年悪化の傾向にあります。保険料収入については、かつてのような大幅な伸びが期待できない反面、医療の高度化、人口構造の老齢化の進展等により、保険給付費は今後も増加の傾向を示すものと思われます。 ……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 衆議院本会議 第3号(1979/01/29、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 私に対しましては十三問ございます。非常に長いものですから、総理大臣のうち、そのうち四問、私がかわって答えさしてもらいます。最初から一問、二問、三問は総理にかわってお答えをいたします。簡単に、わかりやすく、時間も経過しておりますので、簡潔にお答えをします。  まず第一問でございますが、わが国の自給率が年々減っていって、そうして心配だ、これは本当にそれで大丈夫なんかね、輸入の方は確保できるのかねと、一言に言えばそういう御質問であります。  これに対しましては、自給率が減ると申しましても、御承知のとおり、米は余っておる、野菜、大根も、全部ほとんど一〇〇%大丈夫だ、鶏も余っ……

第87回国会 衆議院本会議 第11号(1979/03/01、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 答弁いたします。  葉たばこ耕作が日本農業の中でどういうような位置づけをされておるか、こういうような御答弁でございますが、葉たばこの耕作は、われわれとしては非常に重要な農産物と考えております。これは農林省の直接の所管ではございませんが、何と申しましても、葉たばこの総生産額というのは、五十一年度で見ると約二千三百四十七億円。これは、畑の作物の中ではこれが最大なんです。面積から申しますと、大体葉たばこは六万三千ヘクタール。大豆の十二万七千とか、バレイショの十三万一千よりは少ないけれども、金額に至ってははるかに葉たばこの生産高の方が多い。バレイショの約二倍、それからお茶の……

第87回国会 衆議院本会議 第30号(1979/05/31、34期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(渡辺美智雄君) 農業、林業及び漁業の各昭和五十三年度年次報告並びに昭和五十四年度において講じようとするそれぞれの施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。  第一に、農業について申し上げます。  最近、農業をめぐる諸条件が大きく変化する中で、農業就業人口の減少率は著しく鈍化し、若い農業就業者が増加する傾向が見られます。  農業生産は、畜産等を中心に増大しておりますが、米、ミカンは過剰基調にあり、その他多くの農産物の需給が緩和しております。他方、麦、大豆、飼料作物等は需要に対して生産が不足する状況にあります。  昭和五十三年度には、水田利用再編対策が行われ、麦、大豆、飼料作物等……

渡辺美智雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 決算委員会 第3号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 昭和四十九年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算額につきましては、歳出予算現額三兆一千六百九十八億八千五百六十四万円余に対して、支出済歳出額三兆一千二百七十七億六千三百七十九万円余、翌年度繰越額百八十五億八千八十八万円余、不用額二百三十五億四千九十六万円余で決算を結了いたしました。  以上が、一般会計歳出決算の大要であります。  次に、特別会計の大要につきまして申し上げますと、厚生省には五特別会計が設置されております。  まず第一は、厚生保険特別会計の決算でありますが、健康、日雇健康、年金、児童手当及び業務の五勘定あ……

第80回国会 決算委員会 第4号(1977/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 この救急医療の問題で、いままでたらい回しがずいぶんあったということが言われておりますが、これはいろいろ原因があります。一つは、たらい回しの件数が実際よりも、どうしても多く出がちなのは情報不足ということがある。一遍電話をかけて、あいている病院か、あいていない病院かわかれば、すぐ行けるのだけれども、盲めっぽう電話をかけて、あっちこっち断られたというようなのが、たらい回しの件数になって出てくる。ですから、情報システムをきちんとして、東京なんかよくやっている方なんですが、地方に行くと、なかなかこういうわけにいかない。したがって、広域の情報システムをまず確立するということが一つ。  それ……

第80回国会 社会労働委員会 第1号(1977/02/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 昨年末、福田新内閣の発足に際し、厚生大臣に就任をいたしました渡辺美智雄でございます。  社会労働委員会の御審議に先立ち、就任のごあいさつを兼ねて、厚生行政について所信の一端を申し述べたいと存じます。  現在、わが国の経済は、エネルギー、食糧等の資源や環境上の制約を踏まえつつ、高度成長から安定成長へと移行しつつあります。このような状況下では、従来のような税の大幅な増収は期待できず、国はもちろん、地方自治体の財政もきわめて厳しい状況にあります。  しかし、一方人口の急速な老齢化や都市化が進むにつれ、各般の社会保障の充実が強く要請されております。  政府は、昭和五十二年度の予算編成に……

第80回国会 社会労働委員会 第3号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況にかんがみ、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努めてきたところでありますが、今回これらの支給額を引き上げ、支給範囲を拡大するなど一層の改善を図ることとし、関係の法律を改正しようとするものであります。  以下、この法律案の内容の概要について御説明申し上げます。  第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正であります。すなわち、障害年金、遺族年金等の額を恩給法に準じて増額するものであります。このほか、障害年金受給者が死亡した……

第80回国会 社会労働委員会 第5号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。  戦傷病者戦没者遺族等に対する援護措置の改善を図るため、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案をすでにこの国会に提出し、三月十日当委員会におきまして提案理由を御説明申し上げたところでありますが、今回援護措置の一層の充実を図るため、この法律案に所要の修正を加えることとし、昨日本会議の御承諾をいただきました。  その修正点の内容は、障害年金、遺族年金等及び留守家族手当の額の引き上げの実施時期、平病死に係る遺族年金等の支給範囲を拡大する措置の実施時期並びに遺族一時金を廃止し、当該遺族一……

第80回国会 社会労働委員会 第8号(1977/04/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  老後保障の支えとなる年金制度の改善につきましては、昨年、厚生年金保険及び国民年金を中心に給付水準の大幅な引き上げ、障害年金、遺族年金等についての各種の改善措置の実施等画期的な制度の充実を行ったところでありますが、その後における社会経済情勢の変動を考慮いたしますと、福祉年金の内容をさらに充実させるとともに、拠出制年金についても、物価上昇に対処した措置を講ずることが緊要となっております。  今回の改正法案は、このような趣旨にかんがみ、福祉年金の額の引き上げを行う……

第80回国会 社会労働委員会 第10号(1977/04/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ただいま御決議になられました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして努力をいたす所存でございます。

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/04/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 お話を聞いておりまして、本当にこれは降参しました、こう言いたいところでございますが、いろいろ事情もあるかと思います。しかしながら、共済制度につきましては、残念ながら厚生省には監督権がございません。私も不思議に思ったのですが、厚生省の方では、国民年金とか生命保険とか厚生年金、国民の大部分のものは厚生省所管でございますけれども、厚生省の役人の加入している共済制度は厚生省の所管でないということでございまして、実際のところ細かい実態というのは、大体は知っておると思いますが、枝葉末節に至るまでは監督権がございませんから、わからないというのが実情であると思います。

第80回国会 社会労働委員会 第14号(1977/04/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 中には、それは本当にもっともだなと思うような節もございます。しかし、身体障害者全体の行政の中で見直すということが一つの筋道じゃないか。  それからもう一つは、確かに国民年金等につきましては種々雑多の人が入っておるわけです。中には弁護士もあるだろうし、医者もいるだろうし、それから農家の人も魚屋もみんな入っているわけですね。そこで、一家の支柱になるような人がけがをしたという場合、厚生年金で、勤めている人がけがをした場合とどこが違うのか。奥様方の場合は、勤めてなければ、厚生年金は直接は加入してないわけです。しかし、普通の自由業や営業をやっておっても、一家の支柱になる者がけがした場合と……

第80回国会 社会労働委員会 第16号(1977/04/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 五党の方は五党の方でそれが適当だと思ってお出しになったことでございますから、私の方としては特別にそれは適法であるとかないとかという考えはいまのところ持っておりません。また、先ほどからおっしゃる援護法まで拡大をしろということについては、結局は、どこまでが国家補償にすべきかということは算術でびしっと割り切ったものが出てくるわけではないのであって、最終的には政治判断の問題でございますから、われわれとしては、そこまで広げると結局とめどもなく一般戦災者にも広がっていかざるを得ない。一般戦災者にまで広げればなおいいのだろうけれども、これはなかなか収拾のつかない話になるというような政治判断も……

第80回国会 社会労働委員会 第17号(1977/05/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 附帯決議に対しまして一言申し上げます。  ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして努力をいたす所存でございます。
【次の発言】 ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  医療保険制度につきましては、昭和四十八年の改正により大幅な給付改善と保険財政の健全化のための諸施策が講じられ、また、昭和五十一年には社会経済情勢の変動に対応したスライド的な改正が行われたところであります。  しかしながら、医療保険をめぐる諸情勢は一層の厳しさを加え、各制度ともその……

第80回国会 社会労働委員会 第18号(1977/05/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 いろいろ御議論があろうかと存じますが、私も、大筋から見て仰せのとおりである、そう信じております。
【次の発言】 所得が高くなって丈夫な子供ができたかというと、必ずしもそうでない面がたくさん実はございます。一つの例でございますが、ずっと長い間歯の日本一みたいな学校があって、それが最近になったところが、虫歯がたくさん続発している。私の近くにあるのですが、どういうわけだろうか、これは原因がよくわからない。わからないけれども、所得、生活程度がずっと高くなったことにあることは間違いない。  そういうようなものは一つの例でございますが、やはり何らか経済が楽になって人間の体が逆に弱ったという……

第80回国会 社会労働委員会 第20号(1977/05/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私といたしましては、健康保険制度というものをどうしても正常に運営していかなければならない、こういうような基本観点から、この際は皆様の深い御理解を得てどうしても今国会において成立をさせたい、こういうことで日夜努力をしておるところでございます。
【次の発言】 これは非常に根幹に触れる問題でございますが、やはり諸外国の例その他から目まして、必要なものは保険料である程度取らざるを得まい。日本においては世界に例のないほど巨額の医療補助金というものを出しております。二兆六千億円近いようなものをことしの予算でも組んでおるわけでございまして、今後いままでのような高度経済成長というものが期待でき……

第80回国会 社会労働委員会 第22号(1977/06/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして努力いたす所存でございます。

第80回国会 内閣委員会 第1号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について、提案の理由及び内容の概容を御説明を申し上げます。  この法律案は、新たに付属機関として国立循環器病センターを設置することを主たる内容とするものであります。  脳血管障害、心臓病、高血圧等の疾病に代表される循環器病につきましては、近年における中高年齢層の増加に伴い、その有病率は高く、また、これによる死亡者数は、昭和五十年においておおよそ三十万人にも達し、国民総死亡の約四三%を占めるに至りました。したがって、これが対策は重要な課題となりました。  しかしながら、循環器病対策に必要な早期の検診方法、適確な治療の方法及……

第80回国会 内閣委員会 第10号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 先生御承知のとおり、これは非常にむずかしい事件でございます。  そこで、学問的な立場、純法律的な立場、これは専門家がみんないろいろ意見を持っておるわけですから、私のような素人が大臣になったからといって、専門家の意見を否定をするということはなかなかむずかしい。しかし、私といたしましては、これで、法律一本で争う、判決が出たらまた控訴、こういうようなことでは、長いこと争っておるのだし、これはもう実際重症の患者の方に、結果がどう出るかわからぬけれども、大変お気の毒ではないか。厚生省という立場からすれば、法律一本で争うということはどうも厚生省としての姿勢ではあるまい。しかしながら、これに……

第80回国会 内閣委員会 第12号(1977/04/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 新井委員から御指摘のようたいろいろな問題があろうかと存じます。したがいまして、厚生省としてもできるだけの工夫はいたしてみますが、まあしょせん試行錯誤的なところも、これは思いがけないような問題もあろうかと思いますので、やりながら、さらに充実改善の方向で努力をしてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 私も同意見でございまして、副作用に対する何らかの救済策はつくらなければならぬ、こう思っております。しかし、新井先生御承知のとおり、薬というのはみんな毒でございまして、みんな副作用があるのですよ。そのためにどこで線を引くかというようなことは、非常にむずかしい問題の一つでござ……

第80回国会 内閣委員会 第13号(1977/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 詳しいことはわかりませんが、条例の請求運動があるということはよく知っております。
【次の発言】 委細はわかりませんので、医務局長から答弁させます。
【次の発言】 四月十五日の医師会の声明書に対して厚生大臣はどう考えるかということでございますが、この声明書は私も見ましたけれども、日本社会党政策審議会云々というようなところが発表した救急医療整備法案についての医師会の意見を述べたものだと思います。したがって、中身については私の関知するところではありません。
【次の発言】 私どもは、たらい回しがあるから、したがって、救急医療の体制をこしらえて、ことしは去年の四倍も予算をつけて、ともかく……

第80回国会 内閣委員会 第17号(1977/05/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 これは鶏が先か卵が先かというような議論じゃないかと私は思うのです。結論的に申しますと、一つは、いま御指摘のようにもっと早く手を打つべきじゃないかという御意見があってしかるべきだと私は思います。もう一つは、やはり非常に生活程度が高くなって食い物のためとか肉をたくさんとるとか、こういうようなことから循環器関係の病気が出てきたということも事実だと思います。それから、思いがけないほど急激に日本人の寿命が延びた、そのために老齢化が非常に進んだということもまた言えるわけです。そういうような点がいろいろあるわけでございますが、脳卒中とかあるいは心臓疾患とか、そういうようなものが出てきたわけで……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 例年の例によりまして、大体そういう大きなものはいままでもずっと数年間額で要求をしないで、実は枠要求をしてあるわけであります。したがいまして、ことしも枠で要求をいたしまして、最終的には厚生、大蔵両省の話し合いによって決めた、そういうことでございます。
【次の発言】 老齢年金の問題とか、個別のものは全部要求を出しておるわけですが、非常に大きな問題でございまして、大体枠で要求をしておきまして、その中で額を決める、こういうようなことを例年やっておるわけですから、ことしもそういうことをやったということであります。
【次の発言】 年金の問題は全部横並びの問題もございます。御承知のとおり五十……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 そういう事実はございません。

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 地方事務官がふえておるのは事実でございます。それは、御承知のとおり国民皆年金というようなことになりまして、年金の成熟化に伴いまして非常に受給者がふえておるわけです。たとえば厚生年金を例にとりますと、四十九年百八十六万人の受給者が五十一年度の推計では二百五十一万人、これは一つの例でございますが、非常にウナギ登りにふえておる。国民年金の拠出年金などは四十九年は百二十七万人のものが五十一年は三百四十一万人、これは倍以上ですね。非常に受給者がふえておりますから、これはどうしても事務量がウナギ登りにふえておる。まして相談件数に至ってはもっとふえておる。こういうようなことで結局それらのサー……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 お答え申し上げます。  昨年と一昨年に韓国に廃油が輸出された、こういうような事実は承知をいたしております。昨年八月に韓国政府によりまして、石油タンク清掃時に生ずるところの廃油類、それ以外の廃油については輸入禁止の措置が実はとられております。しかしながら、石油タンクを洗った場合の、タンククリーニングから出てきた廃油は別に輸入を禁止はいたしておりませんし、また輸出についても別に禁止はいたしておりません。
【次の発言】 当時、韓国の状況を知らなかったそうでございます。
【次の発言】 廃棄物の輸出というのはほかにも実は例がございます。触媒等についてはアメリカに輸出をして、アメリカでまた……

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 確かに、この医療制度の問題、年金問題、これは非常に重大な時期に来ておる。御指摘のとおりでございます。したがいまして、去年から厚生省では、年金については年金制度の基本構想懇談会、これをこしらえて専門家の意見をいま聞いておるところでございますが、何とかひとつことしじゅうにでもこれは大きな洗い直しをしなければならぬ。それらについてはまた専門家の小林さんの意見も十分にお聞きをして考えてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 小林さんの非常に勇気ある、まことに敬服した発言でありまして、役人云々の項を除いては大体私の選挙公報に書いてあるような話であります。民間保険の問題もやはり……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御指摘のように、本当に気の毒な方も私はあろうかと存じます。過去において二回救済措置をとったことがございます。それぞれ二百万を超える救済をしたことがあります。しかし原則論は、この前も申し上げましたように、やっぱり保険料を納入している人がばかを見てはいかぬという原則論もありますし、これからも毎月きちんと払うのが保険ですよという原則論もあるわけです。しかし、いま言ったような方も私はあろうかと存じますので、そういうようなものを考慮に入れまして、その両方が両立できるようにしたい、こういうように考えております。
【次の発言】 年金の問題については、一遍全体の問題として考え直そうじゃないか。……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 せっかくの武藤さんからの御提案でございますので、あらかじめ質問通告も受けておりましたから、何かうまい答弁ができないかということで実は考えてきたわけでございます。実は私もその該当者の一人でありまして、大体私の年齢前後の人が一番多いわけであります。二年か三年行ってすぐ終戦、そういう人が多いわけなので、いま言ったような趣旨のことも役所で調べさせたわけでございますが、軍人恩給の方は国家補償であって、兵隊や何かの掛金というものは別にやってない。ところが、厚生年金、国民年金というのは掛金制度でやっておる。したがって、厚生年金が昭和十七年にできたんだが、そのときも実は、その前に役所や何かにお……

第80回国会 予算委員会 第16号(1977/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 お答えをいたします。  御指摘のように各種保険については、それぞれ給付の差等もございます。非常に古くて新しい問題でもあります。これにつきましては、なかなか一本化ということは言うべくしてすぐにできることではございませんが、それは望ましい姿だと私は思っております。したがいまして、少なくとも当面各制度間の格差、これは是正しなければならぬなというようなことで、老人医療等の問題も含めて改革の方向で厚生省としても取り組んでまいりたい、かように思っております。
【次の発言】 本当の腹は改革をしたいと思っておるわけであります。
【次の発言】 医療費の増大をしている原因はたくさん実はございます。……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 やむを得ないという人もあるし、ともかく賞与から初めて特別保険料を取るというのはまことにショックだという人もあるし、いろいろな御意見がございます。
【次の発言】 この原因はいろいろございまして、いろいろ制度上の問題ももちろんあります。それから薬剤が多過ぎるではないかという御議論ももちろんあります。しかしながら、内容の給付の改善というものも医療費が増大する大きな原因である、これも見逃すことはできない問題でございます。  国民の医療費に対する薬剤費の割合やその他の問題については、事務当局から答えさせます。
【次の発言】 薬が大変はんらんしているという話は聞いておりますが、いろいろな薬……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 厚生省関係の年金、保険等を扱う地方に配属された方たちを地方事務官と言っておりますが、これの任命権者は厚生大臣でございます。それから仕事そのものの日常の監督権は知事に委任をしてある、こういうふうに考えております。また法制上細かく必要な場合には政府委員から答弁をさせます。
【次の発言】 私も、地方事務官制度を廃止をするということはいいんですよ。いいんだけれども、その後どうするかということについて持論を持っておるというだけのことであります。
【次の発言】 不祥事件の内容がわからないと何とも申し上げられませんが、内容によっては任命権者である厚生大臣の責任である、かように思います。  そ……

第80回国会 予算委員会 第19号(1977/03/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 農業の振興について何が一番大事かというと、農業哲学みたいな話でございますから、適正な答えになるかどうか知りませんが、民族が生存するためには食糧が必要なわけであって、その食糧の中で、やはり農業関係のものが多くのシェアを占めておることも事実であります。これをどうして生産をして、しかもつくられた物が有効に消費者に喜ばれて消費をされるか、しかもそれが適正な値段で生産されて、生産する方も生産ができるし、消費者も買うことができる、こういうようなことなどが一番必要な考え方ではないかと思います。
【次の発言】 諸般の情勢を勘案して、一番いいと思われるものを採用しておるわけであります。

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 大腿四頭筋拘縮症の問題につきましては、国会で初めて鈴木議員が参議院の当時取り上げられたというようなことで急に大きく問題になったわけであります。したがいまして、それ以降厚生省といたしましては、四十九年から大学教授を中心としたいろいろな研究班をこしらえるとか、検診の実施をやるとか、あるいは育成医療の給付をするとかいろいろなことをやって、法の許す限り、できるだけ、あなた方の御提案もあって尽くしてきておるつもりでございます。しかしながら目下何せ裁判中の問題でございますから、それについて私の意見を言うのは差し控えたいと存じます。

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 援護法関係も恩給と同様にいたします。予算の必要な額が二十六億円。
【次の発言】 いろいろな事情もございましょうが、一つは、郵便局の窓口が一つで、全部の年金が一緒になると大変な事務量になるというようなことも一つの原因であると聞いております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、現在厚生年金、国民年金だけでも受給者の方が約六百万人を超えておるわけです。そこに年々百万人ずつ新しい受給権者がふえる、こういうような状態でございますので、事務処理上非常にいろいろなむずかしい問題がございますが、今後も検討いたしてまいります。

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 厚生省関係では、社会保険事務所が四十五カ所、それから健康保険の保養所が十三カ所、健康保険病院の診療所等が十二カ所、船員保険の寮が二十三カ所、船員保険の休養所が二カ所、その他厚生年金有料老人ホームが二十三カ所、厚生年金スポーツセンター等が二カ所などが、いまのところ調べた限りでわかっているところでございます。
【次の発言】 お答えをいたします。  国民医療の問題は非常に重要なことでございます。最近に至っては総医療費が、つい最近まで五兆円と言われたのが七兆円になって、八兆円になって、ことしは九兆円を恐らく超えるんではないかという推測がされるわけでございます。そのうちの大部分は御承知の……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 橋本私案につきましては、目下、内容について十分に検討をさせていただいておる最中でございます。
【次の発言】 私は、ちょっと聞き違いをいたしまして、今回の橋本修正案につきましては新聞等で見せていただいております。おりますが、政府といたしましては原案を出しておりますので、ともかく、こういうふうな保険情勢でございますから、政府原案で、ぜひとも、ひとつ御審議をいただいて御賛成を願いたい、現在のところ、そういう心境でございます。
【次の発言】 ただいま保険局長から答弁をいたしましたとおり、四十八年と五十一年には、それぞれ改正案を出したわけなんです。それが国会修正等もございまして、その中で……

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/11/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ただいまの修正案につきましては、政府としては、やむを得ないものと認めます。
【次の発言】 ただいまの御決議につきましては、政府といたしましても、その御趣旨を十分理解し、医療保険制度の改善に取り組んでまいる所存であります。(拍手)

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 老人の問題につきましては、御承知のように、日本の平均寿命というのがここ三十年の間に男女とも二十歳も延びた、これは世界の歴史に例のないような話なんです。したがいまして、たった三十年間に二十歳も寿命が延びるんですから、いろいろそこに問題が出ておることも確かでございます。今後老人の率というものはもっとふえていく。  そこで、あなたのおっしゃったことは、この老人の医療というような問題について非常に金がかかるということで、これが各保険を相当圧迫しているのではないか、何とかこれは別なことを考えられないかという問題が一つ出てきております。  それから老人の問題は、老人になりますと、どなたも多……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 先般、公明党坂井議員から御指摘のございました焼却式屎尿処理施設の通知につきまして御報告をいたします。  通知に示しました焼却方式の屎尿処理施設につきましては、市町村からの設置の要望に基づきまして生活環境審議会廃棄物処理部会の専門委員会を二回開催し、その意見を聞いた上で検討を行いましたところ、維持管理費が高額であるなどのため一般的に広く普及させることは好ましくない、しかし、浄化に必要な水の不足、適当な放流先がないなどのことのため、地域的な条件として特別な理由がある場合に限り国庫補助の対象施設とすることができることとして、その旨を都道府県に通知をしたものであります。  この通知の趣……

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 医薬品につきましては、御承知のとおり、これはみんな民間でやっておりまして、種々雑多でございます。したがって、医薬品を大量に輸入するということは言うべくしてなかなかむずかしい問題であります。ただ、医療機械類につきましては、最近CTスキャナーとか高度の医療機械がいろいろ開発されておって、そういうような試験研究用のものとか国立とか何かで使うものについては、事情が許せば私どもも全面協力したいと思っております。ただ、しょせんお金の問題でございまして、厚生省にはそんなお金はありませんですから、資金の手当てをしていただければいろいろ――この機械と申しましても、これはやはり使う人の問題もござい……


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 農林水産委員会 第1号(1978/12/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 このたび農林水産大臣を拝命することになりましたが、この機会に一言ごあいさつを申し上げます。  わが国経済の高度成長から安定成長への移行期に当たり、農林水産行政もまたきわめて重大な局面を迎えている折から、その職務の重大さを痛感いたしております。  私は、中川前大臣の設定されました路線を基本的に踏襲し、関係方面の御協力を得て、この重責を果たすため最善の努力を尽くす覚悟でおりますので、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)  申すまでもなく、農林水産業は、国民生活の安全保障にとって最も基本的な条件である食糧の安定供給という使命を有するものであります。  農林水産業は、また、大自然を相……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 外務委員会 第1号(1978/12/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 答弁をする前に一言ごあいさつを申し上げます。  今回、農林水産大臣を拝命いたしまして、今後とも何分よろしく御指導のほどをお願い申し上げます。  ただいまの御質問でございますが、政府といたしましては、わが国沿岸漁民の利益を犠牲にして単一割り当て量の確保を図った、こういうふうには実は考えておらないわけでございます。今回の交渉における総漁獲割り当て量の交渉に当たりましては、去年とことし引き続きまして減船を回避する、こういうことにわれわれとしては最大の眼目を置いて交渉をしてきたわけで、そこでできる限りの割り当て量を確保していこう、もう一つは操業水域並びに水域別、魚種別の配分の改善という……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私も一番心配をしておるのは、これは入漁料ではありませんよということをはっきりさしてもらわなければ困るということが一つなんです。御承知のとおり、二百海里外の公海上の話でありますから、その点で入漁料ではありませんということをひとつはっきりさしておきたい。  それからもう一つ、これはソ連もアメリカもカナダも同じですけれども、日本もそうなんです、サケとかマスというものは母川主義をとっておるわけです。要するに、自分のところで生まれたサケ・マスは回ってきても自分のものなんだよ、それを途中でとってしまうんだから、その分だけソビエトの方のとり分が足りなくなる。どこのサケだかわからないんじゃない……

第87回国会 決算委員会 第13号(1979/06/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 簡潔にお答えをいたします。  まず第一点の、富士演習場の土丸尾地区の農地の問題でございますが、これについてはまだ転用の許可申請はありません。許可の申請がありましたときには、中川大臣が答弁いたしましたように、慎重に対処をしてまいりたい。われわれとしては、極力現地で話し合いを詰めて円満に解決されることを望んでおるものであります。  第二番目といたしましては、鶏卵の生産調整のことでございますが、御承知のように、これは四十七年から生産調整を実施をいたしております。四十九年からさらに強化をしておることでありまして、制度融資とか補助事業、卵価安定基金制度からの除外措置というようなものをとっ……

第87回国会 農林水産委員会 第1号(1979/02/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し述べます。  わが国経済は、現在、安定的な成長へと移行しつつありますが、そのもとで、国民生活の質的な充実を図り、豊かな人間性をつくり上げていくことが強く要請されております。  申すまでもなく、農林水産業は、国民生活の安全保障にとって最も基礎的な食糧の安定供給という使命を担っており、また、自然の生態系の円滑な循環を通じて国土及び自然環境の保全という役割りをも果たすものであります。  このような役割りを持つ農林水産業の健全な発展を図り、民族の苗代である農村社会の安定をもたらすことが、今後の農林水産行政にとって基本的な課題となっ……

第87回国会 農林水産委員会 第2号(1979/02/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 結論的に言うと、中川農政と私の考えは大差はないと思います。と申しますのは、私も中川君も総合農政の推進派でございまして、過去十年間一緒にやってきておるわけであります。したがって、私も党の方の農林部会長等もやりましたし、農林政務次官を二回ほどやらしていただいておって、常に裏と表みたいなものであります。したがいまして、私はその所信表明の中で申し上げたとおり、基本的には中川路線を踏襲するということを言っておるわけでございます。もちろん、人が違いますから多少のニュアンスの違いというものはあろうかと存じますが、基本的な考え方に大きな隔たりはない、かように御承知いただいて結構でございます。

第87回国会 農林水産委員会 第3号(1979/02/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 まことにそのとおりでございます。
【次の発言】 農民が安定をしておるということは日本の社会の安定上からも非常に重要であるというように私は思うのであります。そこで、問題は、日本は零細な農家が多いわけですから、大量の産物をそこで生産をするということは非常にむずかしい。他方、工業国家として多くの人が工業へ流れて高い水準の生活が得られるということになれば、農家の人も農村から離れるということにならざるを得ない。それをなるべく離れないようにといっても、これも実際に土地を倍加するということは言うべくして簡単にできるものではない。ということになると、どうしてもそこで工夫が必要なわけであります。……

第87回国会 農林水産委員会 第4号(1979/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 沿岸漁業改善資金助成法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  新しい海洋秩序の形成により、わが国遠洋漁業は後退を余儀なくされ、国民に対する水産物の安定的供給確保の見地から、沿岸漁業を見直し、その健全な振興を図ることが、一層重大な課題となってきております。  しかしながら、わが国沿岸漁業の現況を見ますと、家族経営を中心とする零細多数の経営体により担われているため、自力による新しい生産技術の導入などが困難であること、海上作業には危険も多いこと、漁村の生活環境は、都市に比べて著しく立ちおくれている現状にあること、将来の生産の担い手である若い後継者の確保が……

第87回国会 農林水産委員会 第5号(1979/03/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御承知のとおり、わが国の漁業の総生産高は約一千万トソであります。そのうち約三百万トン弱、生産高で二兆五千億のうち約一兆円、約四〇%が沿岸漁業でありますから、これは非常に重大なシェアを占めておるわけです。ことに二百海里時代ということになってまいりますと、いやおうなしに世界各国からとる魚の量はふえるということはなかなか困難であります。すでに百万トンぐらいが締め出しを受けておるという状態でございますので、われわれとしては、今後とも沿岸、沖合い漁業の振興というものを最重点的なものとして進めていかなければならぬ、かように考えております。

第87回国会 農林水産委員会 第6号(1979/03/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 事実関係はただいま芳賀委員から御指摘のとおりでございますが、もともとその限度数量というものは、生産者に対して合理的な生産の指標を与える、こういうような趣旨から出ているものでございまして、生産がオーバーをしたこの限度を、あらかじめ決めた不足払いの対象とする数量をオーバーすればしただけ全部事実上限度数量と同じような扱いをしていくということになりますと、限度数量というものがあってなきがごとき状態になる。ことし限り、ことし限りということでやってきたわけですが、だんだん大きくなってきて、五十一年は十三万トンを認めた、五十二年が二十万トン認めた、ことしまた二十何万トンか認めろという要求が来……

第87回国会 農林水産委員会 第7号(1979/03/29、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御承知のとおり、不足払い法は昭和四十年にできた法律ですから暫定措置法として当分の間やる。それで、当然北海道等が非常に酪農が困ったということで、私が説明する必要もなく芳賀さんの方がよく知っている話でございます。そこで、限度数量というようなものを設け、安定指標価格というものをつくってこの仕組みをこしらえたわけであります。したがって、不足払い法では、限定数量を超過したから超過したものはみんな見ていくんだ、こういうことになってまいりますと、実際問題としてこれは制度の維持が非常に困難になるという危険性が非常に多いわけでございます。したがって、原則的には限度数量をオーバーをしたものについて……

第87回国会 農林水産委員会 第8号(1979/04/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御指摘のように、最近のわが国の林業を取り巻く諸情勢はまことに厳しいものがございます。一つは、木材需要の伸び悩みということがあります。二番目には、それにもかかわらず外材の進出が思ったよりも非常に急激である。第三番目は、合理化、近代化がおくれておって、そのための経営コスト、これが増大をしておる。したがって、林業の収益というものはなかなか上げづらい。何せ林業は非常に長い年月を要することでございますから、みんながそういうような気持ちになると、造林もしない、林道もつくらないというようなことになって、非常に国土の荒廃を招く、これは非常に困ることであります。  したがいまして、何とかして林業……

第87回国会 農林水産委員会 第9号(1979/04/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 林政審の委員の数をふやせということですが、これは林業基本法で十五名というふうに決まっておるわけです。ふやす必要があるかどうかということにも疑問が一つありますが、一般に行管などでは、大体委員会の数が多過ぎる、それから、ともかくいろいろな委員の数自身も少し減らしたらいいんじゃないか、中には二十名とか二十五名とか三十名というようなものもあります。したがって、減らせという勧告が出ておるわけです。したがって、現在これを二十名にふやすということは、そういう点から行政の簡素化という点にも余り逆らうような話にもなりますし、私はこの顔ぶれを見まして、そんなに悪い人ばかりじゃないと思っているのです……

第87回国会 農林水産委員会 第10号(1979/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 サケ・マス漁業交渉の結果について御報告を申し上げます。  四月三日からモスクワにおいて行われてきた日ソサケ・マス政府間協議は、モスクワ時間四月二十一日午後妥結するに至り、同日、日本側魚本駐ソ大使、ソ連側カメンツェフ大臣の間で、「北西太平洋における千九百七十九年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書」に署名を了しました。  合意内容は、大要次のとおりであります。  総漁獲割り当て量、当初ソ連側は、極東サケ・マスの資源状態が悪いことを理由に三万八千トンの提案を行ってきましたが(日本側提案五万トン)、わが方としては、本年はカラフトマスの豊漁年でもあり、ソ連側提案は受け……

第87回国会 農林水産委員会 第11号(1979/05/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私は専門家じゃないので、結論的に言うと、実際のところ、よくわかりませんが、もちろんそれは役所としては、法律をつくってもらいたいという気持ちはあるでしょう。それから、現在の松くい虫の状況から見て、点線で延ばすとこういうふうな被害が出るだろう、それでこれを防除すれば下の下降線のようになるだろう、こう思ったのでしょうね。思ったのでしょうが、茨城県が大量発生して、茨城県でまかないところが多かったという話ですね、聞いてみると。ですから、まあまいて効果がなかったということもないでしょう。私はそれなりの効果はあっただろうと思うけれども、まかないところに大量に発生したことと、思ったほどの効果が……

第87回国会 農林水産委員会 第12号(1979/05/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 この国が国庫補助をするという点からすれば、公的年金と同じような性格があるという見方も一つあります。ありますが、それは国民年金やあるいは厚生年金などとは違いまして、要するに農業の経営移譲というような一つの農業政策の目的で国民年金に付加した年金でありますから、そういう点からするとまた公的年金だというようには一概に言えないと思います。
【次の発言】 ですから、その公的年金というのは何をとらえて言うかということですね。しかし、これはもともとは国民年金という公的年金があって、そこに農業政策上経営移譲を早めていくという点から付加した付加年金ですから、ですから公的年金が親ならあるいは孫公的年……

第87回国会 農林水産委員会 第14号(1979/05/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 現実の問題としては、そういうようなことを指摘されてもやむを得ない現状であります。しかし、政府としては、やはり法律があります以上は、だれかがその法律の履行を迫られたときに、すぐそれに対応できないということでは、政府みずから食管法を一体守るのか守らないのか、こう言われますから、いつでも準備はしておかなければならぬ、こういうことなんです。食糧管理法の第八条ノ三の規定によって、農林大臣が、消費者または販売業者に対する米穀の配給割り当てを証明するために、この購入券というものを発給しなければならぬということになっておるわけです。したがって、販売業者または消費者は、この購入券によらなければ米……

第87回国会 農林水産委員会 第17号(1979/06/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私は、物が栄えて心が滅ぶという言葉は知っていますが、農協栄えて農民滅びるという話はいま初めて承りました。農協は農民の協同組織でございますから、やはり農民全体としてどういうようにやっていった方がいいかということに力点を置いて運営をされるべきものだと私は存じます。しかし、もう何百万の加入者があるわけですから、全部の人が納得をするということは言うべくしてこれはやっぱりできないことであって、それは理想論からすればだれもが賛成だというのが一番いいんでしょう。いいんでしょうが、現実にはなかなかそうもいかない。そうして、やはり農協の指導者の方は大所高所に立って、農民の個々の利益も尊重しながら……

第87回国会 農林水産委員会 第19号(1979/07/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 品質格差の導入に当たりまして、それが農民を守るようにしろということでございますが、私はこのことが一番、全体としての農民の不安にこたえていくゆえんではないだろうか、こう思っておるのでございます。  その理由を申し上げますと、御承知のとおり、いま米作農家の中で一番心配をしておるのは、果たしてこういうような過剰生産の状態で食管が守れるであろうか、食管自体が危ないのじゃないかということを感じておるわけでございます。まさにそれもりっぱな本当の心配であります。しかし、私たちといたしましては、これ以上に過剰生産をしないようにするためには、一つには生産調整をやること。いまお米が余っておるという……

第87回国会 農林水産委員会 第20号(1979/07/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私が施政方針演説の中で申し上げたことは、これは将来の展望について申し上げたわけでございます。それは、日本の農業というのが、一億一千万という巨大な市場を持ち、購買力のある人口を抱えておるから、世界じゅうから日本は優良な市場である、こう見られておる。したがって、その中に一番至近距離に住んでおる生産者がやってやれないことはないということを申し上げたのであります。  したがって、今回の米価につきましても、過剰生産という中でございますので、今回は過剰生産というそういうような背景も考えて米価水準は据え置かれることになったわけでありまして、しかしながら、その中でやはり消費者に好まれる品質のい……

第87回国会 予算委員会 第4号(1979/02/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 私が何かであっちこっちでしゃべっていますから、十年も前じゃなかったので、これはなかなか違うとは申せないわけであります。大体、おおよそそのような趣旨のことを申し上げたことは事実でございます。どうしてそういうことを言ったかというと、たとえば二〇%しか経費がかかっていない場合でも、七二%経費を認めるという事例もありますから、そうなりますと、それは五二%は免税所得になる、不正請求を慫慂することになるというようなことを言ったことは事実であります。したがって、これは医療の正常化を妨げる、こういうことも言ったのは事実でございます。したがって、これは是正さるべきものだ、そういうようなことを申し……

第87回国会 予算委員会 第5号(1979/02/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 合板につきましては、確かに最近急激な値上がりをいたしております。昭和五十年を一〇〇とした場合に、それがいま二二〇、大体三年間に三割上がったわけです。ただ、一時急激に下がり過ぎたために、それから比べるといま御指摘のように一番の底値から五割上がった。三年間で見ると三割上がった。しかし、上がり方が激しいではないか、私もそう思います。したがいまして、これについてはつい最近、数日前、一月二十六日に約二十四万枚の合板を日本木材備蓄機構から三大都市の卸業者に対して緊急放出をいたしました。したがって、一月下旬、最近のごくこの数日間の状況は、価格は落ちついておるわけであります。  以上でございま……

第87回国会 予算委員会 第6号(1979/02/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 実はその件につきましては、この間も閣議で私が発言をしたんです。昔と違いまして非常に援助の額が大きくなっておる、しかもやはり低開発国は農業援助を中心にやることが一番民生の安定に役立つとわれわれは思っておるわけでありまして、そのためには、仮に援助をいたしましてもそれが効果的に機能しなければ何もならない、ダムはつくったけれども電気を使うところがないとか、製紙会社をつくったけれども水がなかったとか、そんなことではむしろ反日感情を高めるだけであって余り意味がない。したがって、われわれとしては今後いろいろなそういう援助をやる場合には事前の調査というものをきちんと決めてもらわなければならぬし……

第87回国会 予算委員会 第7号(1979/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 お答えをいたします。  ただいま川俣委員のような点は確かにございます。ございますが、去年は史上まれな天候に恵まれて、全国的に一〇八、それから悪いたんぼもあるわけですよ、そのたんぼもよくとれているわけです。ですから、そういうような点が一番の問題であったわけであります。しかしながら実際問題として、政府が百七十万トンの調整予定をいたしましたところ、それが百九十二万トンと一三%オーバーということになったわけであります。したがってその点は……(川俣委員「面積」と呼ぶ)数量において予定のものをオーバーをしたわけでございます。わが方は数量の問題でありますから。ところが、天候の関係もあって、予……

第87回国会 予算委員会 第8号(1979/02/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 アメリカの関係は御承知のとおりオレンジ、果汁、高級牛肉、これらの枠の拡大ということに決まったわけでございますが、それにいたしましてもオレンジは三百万トンからの生産量が国内であるわけです。その中で大体四万五千トンぐらいのものが、ジュースを換算しますから十万トン近くになる。しかし国内生産から見ると全体の三%程度であります。したがいまして、国内生産も強化しなければならぬし、体質を強くしなければならないということで、植栽その他いろいろな助成を行ってやっておるわけであります。それからオレンジの輸入等によって暴落するとかなんとかいうことが万が一あるような場合には、すぐにそれに対応できるよう……

第87回国会 予算委員会 第12号(1979/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御承知のとおり、農林業も国全体としては産業でございますから、産業である以上は当然そこで生産をされたものが消費者に好まれなければならない。消費者の立場というものは、これは非常に経済の動向によって変わってまいります。流行もあります。したがって、そういうことを考えると、長期見通しの問題につきましてもなかなか計画どおりにぴちんといかない。現に、昭和五十年につくった長期見通しでも、当時、豚肉は昭和六十年に一人当たり七・五キロぐらい食べるのじゃないか、ところがもうすでに五十二年に八・三キロも食べておる、一つの例ですが。卵にしても同じで、五キロぐらいと思ったのが六・五キロも現に食べておる。し……

第87回国会 予算委員会 第13号(1979/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 なるべく簡潔にお答えをいたします。自給率の向上にりきましては、国内でできるものは極力国内でつくるようにいたします。したがいまして、麦、大麦、飼料作物、大豆、小麦、こういうものを重点的に転作の対象としておるわけであります。自給率の低下は御承知のとおり食生活の向上によるものがその主な大きな理由でございます。  それから第二番目は、二次構に対する行管の勧告でございますが、これはごもっともなところもございますので、謙虚にわれわれは受けとめまして、共同利用を前提としておるものを中心に補助をする、個人のものになるようなものはなるべく補助から外すというのももっともなことだと私は思います。なお……

第87回国会 予算委員会 第14号(1979/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 おおよそそういう方針であります。
【次の発言】 先ほどの答弁に少しつけ足しますと、要するにあなたのおっしゃるとおり、何と言っても日本には一億一千万の消費人口があって、これを賄っていかなければならぬ。したがって国民食糧の安定的な確保を図っていく、極力国内でできるものは国内でつくる。また農村は民族の苗代だ、そういうような基本方針でやっていくつもりであります。  経済至上主義のあおりと申しますが、やはり農業というものも国全体からすれば一つの産業でございますから、経済の枠外に出るということは事実上できない。日本の経済は市場メカニズムをてことして動いておる経済でございます。したがいまして……

第87回国会 予算委員会 第15号(1979/02/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御指摘のように農村に工業導入を図って農村の雇用の拡大をやろうということでスタートしたわけですが、御指摘のようなオイルショック以来の不景気によって思うようにいかなかったということは事実でございます。そこで、五十一年度以降市町村の実施計画の見直しを実は行っておりまして、実情に即してその実施計画の変更をしなければならぬということで現在指導中でございます。
【次の発言】 できることなら利子補給をもっとしていただきたいわけでございますが、現在のところ非常に、これ以上に金利を下げるということは、ほかの金利とのバランスもあってなかなかむずかしいと思います。しかしながら、償還方法については七カ……

第87回国会 予算委員会 第16号(1979/02/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 農林省は、そんなことはございません。
【次の発言】 せっかくのIQの品物が、国内の保護ということが一方にあるわけですが、それがために特定な人が仮に大幅な利益を得るというようなことは是正をしていかなければならぬと思います。
【次の発言】 このIQのものについては大なり小なり似たようなことがあります。問題は生産者の保護というところから一番きておるわけでありまして、これはやはり保護していかなければならない。だからと言って、生産者保護というにしきの御旗の陰で不合理なことが続いておっていいというわけにはいかない。この問題は商品取引所の問題とも関係あるんです。御承知のとおり、大豆の商品取引……

第87回国会 予算委員会 第17号(1979/02/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 ずばり申し上げまして、私の方は、畜産物価格を引き下げるということを言ったこともありませんし、引き上げるということも言ったことはありません。これは所定の方式が決まっておりますから、生産費とか経済事情、需給事情、こういうものを勘案して従来の方式で決めたい。したがって、いまいろいろ資料、材料を集め中でございます。
【次の発言】 少なくとも私はそういうことは申し上げません。
【次の発言】 御承知のとおり、畜産物につきましては原則として自由価格であります。しかし、ある一定の生産を確保しなければならぬというような観点から、物によっては不足払いとかその他政府が需給操作をして価格を維持するとか……

第87回国会 予算委員会 第20号(1979/03/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 御指摘のような複雑な国際情勢というものの影響のあることは事実だと思いますか、しかし、われわれとしては鋭意努力をして、いままでの既得権である北洋におけるサケ・マス漁業の確保については万全の対策を立ててまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 御承知のとおり、牛肉につきましては国内産のものと輸入肉と両方あるわけです。輸入肉についてはもっと下げてもいいじゃないか、こういうような御意見でございまして、われわれといたしましても極力下げたいところでございますが、これを余り下げると結局国内産が下がってしまう。そこに非常にむずかしい問題があって、いま農家の方では、野菜は御承知のとおり……


渡辺美智雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
30期-31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期-40期

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各種会議発言一覧(衆議院34期)

渡辺美智雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1977/03/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 昭和五十二年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  昭和五十二年度厚生省所管一般会計予算の総額は五兆五千九百四億五千七百十四万七千円でありまして、これを昭和五十一年度当初予算額四兆七千三百九十一億八千九百七十七万四千円と比較いたしますと八千五百十二億六千七百三十七万三千円の増額、一八・〇%の増加となっており、国の一般会計予算総額に対し一九・六%の割合を占めるに至っております。  申し上げるまでもなく、最近におけるわが国の経済情勢及び財政事情はまことに厳しいものがあり、明年度予算はこのような状況のもとに編成されたものでありますが、厚生省予算は、……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 結論は、ただいま局長からお話があったとおりでございますが、やはり戦争中一番御迷惑をかけたのが中国だと思います。したがって、それだけにまたいろいろなむずかしい問題も含んでおりますので、これは時間をかけて友好裏に実現できるように今後も進めてまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま局長から答弁をいたしましたように、これはかねてからずっと要望があったわけでございます。しかしながら、日本では認めておらなかったわけであります。認めておらなかったから、それじゃ、実際に使われていたのかいないのかということは非常に問題でありまして、一昨年ですか、大量投棄というようなことをやったものですから……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/02/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 今日のわが国農林水産業の現状を見ますと、まことに厳しい局面に直面いたしております。  まず、農業については、米、ミカン等の生産が過剰となっている反面、麦、大豆、飼料作物等増産の必要な作物の生産が十分でないということが当面する農政の最大の課題であります。  このような情勢に対処し、うまい米づくりの推進を基本とする一方、学校給食用米穀の大幅値引きを実施する等、米の消費拡大に努めるとともに、長期的視点から意欲的に農業に取り組む中核的な担い手への農地利用の集積を図りつつ、需要の動向に即して地域農業の再編成を図る方針であります。このため、新たに地域農業生産総合振興事業を実施することとする……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○渡辺国務大臣 農林行政というのは毎年毎年ちょいちょいなかなか変えられないものでございます。中川前大臣が農林水産大臣第一代ということでございまして、言うならば、農林水産省にしたぐらいですから、水産問題については二百海里を迎えて特に力を入れなければならぬ、スタートをしたばかりでこういうことは継承をして大いにやる。それからそのほかの水田利用再編対策につきましても十年間でやるということで、しかかっばかりでございます。したがって、そういうものは当然継承してやるということで、余り大きな違いは私はない、こう思っておるわけでございます。
【次の発言】 まだ決議を見ているわけでもないのでございますし、いろいろ……



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データ更新日:2023/02/05

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