このページでは渡辺美智雄衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○渡辺政府委員 農林省所管の昭和四十二年度歳入歳出決算について概略を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、収納済み歳入額は、一般会計において三百九億三千百六十万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において三兆七千八百二十一億四千九百三十三万円余、国有林野事業特別会計各勘定合計において千五百九十四億三千二百八十五万円余、農業共済再保険特別会計各勘定合計外七特別会計の総合計において九百十四億九千三百三十五万円余、となっております。 次に、歳出についてでありますが、支出済み歳出額は一般会計において六千百六十七億六千九百七十二万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において三兆七千七百六十四億五千……
○渡辺政府委員 ただいま承りました決議の諸事項につきましては、農林省といたしまして、十分にその趣旨を体して善処をいたしたいと存じます。(拍手)
○渡辺政府委員 余剰米の処理は非常に重大な問題でございまして、農林省といたしましては、まず何といっても消費の拡大をはからなければならぬというようなことで、消費の拡大についていろいろ検討をしておるわけであります。 その一つとして考えられていることが、外国等に対する延べ払いの輸出であります。今回、そのための単独の法律案を国会に出しまして、十年据え置きで二十年の年賦償還というようなことで、国際価格でできるだけ外国に売り渡しをするということが一つであります。 その次は、要するにえさ等への払い下げを考えておるわけであります。つまり、現在日本で畜産の振興が行なわれて、どんどん頭数もふえれば、そのための……
○渡辺説明員 農林省所管の昭和四十三年度歳入歳出決算について概略を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、収納済み歳入額は、一般会計において四百三十五億九百五十万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において四兆九千五百九十三億二千九百四十六万円余、国有林野事業特別会計各勘定合計において千七百四十七億五千百八十八万円余、農業共済再保険特別会計各勘定合計外七特別会計の総合計において千六十三億千二百九十三万円余となっております。 次に、歳出についてでありますが、支出済み歳出額は、一般会計において六千九百九十八億七千三百四十八万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において四兆九千五百三十六億千三百……
○渡辺説明員 非常に膨大な食管赤字ができており、一体このままでいいのか、あるいは食管制度をどうするのか、こういうふうな御質問のように私、受け取ったのでありますが、食管の赤字の問題は全く御指摘のとおりであります。 したがいまして、政府といたしましては、食管赤字の裏をなすものは、一つは過剰生産という問題でありますから、そのほかにもいろいろあるわけでありますが、まず米の需給過剰というものを均衡をとらせなければならない、こういうことのために、本年度から御承知のとおり生産調整というものを実施することにしたわけであります。一応百万トンを減収させるというような目的でやったわけですが、現在のところ、最近まで……
○渡辺政府委員 米を何に一体転換するのか、こういう御質問でございますが、われわれは米の二の舞いを踏ましては困るということが基本的な考え方であります。つまり、転換することによってそれが生産過剰になり、ひいては関連をして非常な暴落その他の問題が起きるということを、一番心配しておるわけでありまして、したがって一口に申し上げますならば、増産をしても生産過剰にならないような品物、しかも農民所得がそれによって、米ほどはいかないにせよ、相当程度確保されるようなもの、こういうようなものを指導しておるわけであります。全国一律に何がいいということは、農業の特殊性、気候、風土、そういうようなものによって異なりますか……
○渡辺政府委員 ただいまのお話にございましたような、電話などによる過当の勧誘の問題につきましては、こういうことはしないように指導しておるのですが、その営業姿勢が改まらないということは、まことに遺憾であります。
今回の事件につきましては、速急に事態の真相を究明の上、厳重な措置をとる考えでありまして、許可以降におきまして、このような営業姿勢について今後も改善のあとが見られないという仲買い人については、き然とした態度で不許可の方針をとるつもりであります。
【次の発言】 ただいま通産省でお答えしたことと同じであります。
【次の発言】 自己玉の問題は、いろいろな紛争が起きた場合において、お客さんのほう……
○渡辺説明員 質問の内容を正確に私が押えておるかどうかわかりませんが、あなたの御質問の趣旨は、如月会という仲買い人がつくっておる会がある、その会が月十万円ずつ拠出をしておる、そういうふうな時期に、このような動きのときに、政務次官がそこに出入りをしているのは一般の疑惑を招くといううらみがあり重大である、こういうふうな御趣旨ですか。
【次の発言】 いま私が廊下で聞いたばかりですから何もわかりませんが、如月会という会があってどういうことをやっておるか、私は存じません。それからその如月会の、たとえばどういうことを意味するのか、業者の集団のところへ私がしょっちゅう出入りをしておる……(横山委員「しょっち……
○渡辺説明員 農林省といたしましても、このような紛議が続発をするということは、もちろん適当でないことでありますから、そのために今回、登録制から許可制に移行させる、そうして仲買い人の資格審査等も厳重にやるということにいたしておりますし、なお、いままでの過当な勧誘等についても、いろいろ通達を出したりいたしまして、規制をするように指導をいたしておるわけであります。したがって、いろいろ起きたことについては、だれにどういう責任があるかというようなことになってまいりますと、もちろん政府の監督上の問題もありましょうし、仕組みがルーズだった点もありましょうし、また先ほどお話があったように、やみくもに飛び込んで……
○渡辺政府委員 このたび農林政務次官を拝命いたしました渡辺美智雄でございます。何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。(拍手) 昭和四十五年度農林関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十五年度の一般会計における農林関係予算の総体につきましては、農林省所管合計は八千五百三十億円で、これに総理府、厚生省及び建設省の他省所管の農林関係予算を加えた農林関係予算の総額は九千百七十七億円となり、これを昭和四十年度の当初予算と比較をいたしますと、一千五百十二億円の増加となります。 以下、この農林関係予算の重点事項について御説明を申し上げます。 第一に、農業生産基……
○渡辺政府委員 農協の農業経営受託を今後どういうふうに推し進めていくのか、こういうふうな御質問だと思いますが、まず現在、農協が公に経営の受託をすることができない、だからその道を開くということが一つであります。やり方といたしましては、なるべくその構造改善につながるということが体質でございますから、集団的な生産組織というようなものができるような形で進めていきたい。そして規模の拡大をはかっていく、こういうようなことができるようにしていきたい、こういうことであります。何と申しましても、規模の拡大をするためには農地法等の関係もいろいろございますので、あわせてそれらの緩和措置等もとっていくわけであります。
○渡辺政府委員 集団的生産組織というのは非常に広い意味に使われておりまして、具体的な例を申しますと、たとえば協業もその一つでありますし、あるいは集団化したいろいろな栽培事業、集団栽培、こういうようなものもその一つでありますし、共同経営こういうようなものもその一つであります。いずれにしても集団的な集まりで農業をやる、こういうふうな意味に御了解をいただきたいと思います。
【次の発言】 農協の生産活動への進出と申しますか、そういうような共同委託経営、農協の委託経営というようなものが取り上げられてきたということは、私は御説のとおりであろうと思うのであります。たとえば小さな兼業農家がございまして、それら……
○渡辺政府委員 こまかい数字的なことは、食糧庁の事務当局からお答えをさせます。ただ、ただいま農協倉庫がからっぽになったというお話がございましたが、それは非常に限られた地域であって、日本国全部が農協の倉庫がからっぽになるようでしたらば、米の過剰問題というのは起きなくて、われわれとしてもたいへんけっこうなんだと思いますが、おそらく農協の倉庫がからになるという地方は、比較的需要者から好まれる米をたくさんつくっておる地方ではなかろうかという気がいたします。それらの需給関係の数字は、倉糧庁の次長からお答えをさせます。
【次の発言】 去年百七十万トンの計画をしたのが、モチ米については三十万トン、合計して百……
○渡辺政府委員 自立経営農家のパーセントが落ちたことは御指摘のとおりでございます。しかしながら、こういうことではいけないのであります。自立農家の数が減ったということは、一つには、米の値段というものが据え置きというような点も関係があろうかと思いますけれども、やはりこれからは、価格政策というものだけでなくて、昨日から申しておるように、構造政策によって、農業規模の拡大によって、自立農家というものをどんどん養成をしていきたい、そういうような手続をはかろうと思っております。
【次の発言】 土地の値上がりということは、一つには、土地需要が非常にふえておる、しかも、その土地を利用しても採算が合うとか、あるい……
○渡辺政府委員 御承知のとおり米の生産過剰をなくするというのがねらいであります。したがいまして、百五十万トン程度の米については減産をするという、これは大前提でありますから、そのうち百万トンについては、御承知のとおり休耕、転作ということであります。転作がはたしてどの程度行なわれるか、農林省としてはできるだけ転作をしていただきたいということでお願いをしているわけでありますが、これは実際のところいままでにあまりやったことのないことであります。緊急非常の措置でありますから、実際何ヘクタール転作が行なわれるかというはっきりしたことは、やってみないと正直のところわからない。そうかといって、毎年毎年休耕の補……
○渡辺政府委員 それは再三局長から答弁いたしておるとおり、この計算のやり方がパリティを中心にしてきめるということですから、それは幾ら入っているといわれてもわからないということだと思うのです。それで、いま統計課査部でいろいろ試算をしてみると、確実なことはまだ言えないけれども一、三百二十七円ぐらいになるのでないか、こういうことかいわれておるわけです。そういう意味で、三亘子七円という数字が大体はっきりしてきたということはいえるのでないか。そうすると、積み上げ方式のような形でやれば、先ほど局長が言ったように三百二十七円を加えても七千五百円に達しないということで、これでは去年の値段よりも安くなってしまう……
○渡辺政府委員 昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明を申し上げます。 農林漁業団体職員共済組合制度の給付内容につきましては、逐次改善を見ており、特に昭和四十四年度においては、既裁定年金の増額改定等大幅な改正を行なったのでありますが、昭和四十五年度におきましても、国家公務員共済組合等他の共済組合制度に準じて、その給付内容をさらに改善することといたした次第であります。 次に、この法律案の内容の概要について御説明を申し上げます。 第一は、既裁定年金のうち、昭和四十年九月以前の……
○渡辺政府委員 ただいま農政局長からあるいは大蔵省、厚生省当局からそれぞれの立場で答弁があったのでそれに尽きておると思います。一口で申し上げるならば、完全スライドの実施と申しましても、それにはいろいろな長短があります。したがって、私がきのう言ったスライド制を実現をするためにという意味は、いわゆる俗説的にスライド制と一口にいわれておって、その内容は物価、賃金が上がればそれに相応した合理的な公的年金のベースアップが行なわれるようにしたい、そういうことのぼうが受給者のためにもなるし、われわれ国会議員としても、何といいますか、毎年毎年ベースアップ問題で一騒ぎをするというようなこともなくなって、一つのル……
○渡辺政府委員 御質問の意味が私はよくわからないんですが、この延べ払いの輸出を行なうにあたっては政治、経済というものとどういうふうに関連をさせて行なうかというような意味ですか。――もともとこの法案は米の過剰というものを処理するというのが一番の目的でありますから、経済援助あるいは政治的にどうこうというようなことは二義、三義的なものであります。したがって、日本としてはまず当面の米の過剰、しかも古米、古々米の処理、こういうものの一環としての貸し付けというような制度では、きのうもお話をいたしましたが、これは等質米で返還される見込みがないとか、あるいは量で余分に返されても困るとかいう問題が起きるので、そ……
○渡辺政府委員 農業者年金制度のねらいは何か、こういうことでありますが、まあ一口で言えば、ただいま森下委員がお話しになっているような農業情勢に対処するためだ、こう言い得ると思うのであります。つまり、それは農業の規模の拡大をはかっていくというためには、たんぼや畑の二階建て、三階建てはできないのでありますから、どうしてもだれかがだれかに土地を割譲するというようなことが、規模拡大にとっては当然行なわれる措置であります。そういうような場合に、つまり離農をするというような方のことも考え、また農業の近代化をはかっていくためには、これはどうしても経営の若返りということも大切なことであります。ところが、身上全……
○渡辺政府委員 離農給付金の所得税の取り扱いでございますが、これは当面一時所得として取り扱うよう大蔵省と話をしておるところでございます。
【次の発言】 これは厚生省と農林省とよく相談をしてやったことでありますから、私も厚生政務次官の言ったとおりでございます。
【次の発言】 ただいまの厚生政務次官のお話と同じでありますが、まあ何歳で切ったらいいかということはいろいろ議論のあるところでありますが、一応諸般の事情を考えて五十五歳という線を――年金という手法をとらなければならない。とる以上どこかで引かなくちゃなりませんからそういうように切ったわけであります。したがって五十五歳以上の人の問題については、……
○渡辺政府委員 農地法では確かに特例を設けております。しかし、これは非常に千差万別であって、三反歩あるいは二反歩、場合によっては一反ちょっとというところも認めておるようでありますが、この農業者年金ではやはり農家らしい農家としては大体どれくらいがいいだろうかというようなことを、経営の形態等をいろいろ調べてみた結果、まあ五反歩がいいだろうというようなことで、都道府県にあっては一応五反歩という線を引いたわけであります。しかしながら、農地法で特例を認めておるものにかわりまして、この農業者年金法では、五反歩以下の者であっても加入したいという人には任意加入という道を開いておるわけでありますから、言うならば……
○渡辺政府委員 御趣旨ごもっともな点もございます。したがいまして、さきに大臣が答弁をいたしましたように、今後この問題は慎重に前向きで検討をしてまいるつもりであります。
○渡辺政府委員 農林物資規格法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 近年、食品工業等の発展と相まって、食料消費の高度化、多様化は著しいものがあり、特に加工食品等についてその品質の向上と表示の適正化に対する要請はますます強まっております。このような状況に対処し、加工食品等につきまして適正な規格を制定し、その普及につとめるとともに、その品質表示の適正化をはかることは、消費者保護基本法の趣旨に沿って消費者保護対策を強化するという見地から現下の急務であるばかりでなく、食品工業等の健全な発展を期するためにも重要な課題であります。政府といたしましては、この……
○渡辺政府委員 この点は非常に重要な問題でございますから、農林省といたしましても思想を統一しておるわけであります。食糧管理制度の場合の根幹とその内容についてはどういうことか、その根幹ということについては、国民の基本的な食糧である米の必要量を確保して、国民経済の安定をはかるために政府が責任をもって米の需給及び価格を調整し、米の配給について必要な規制を行なうことである、こういうふうに統一見解をとっておるわけであります。そして、その根幹の内容は、まず米の需給や価格を調整するため必要な米は政府が生産者から直接買い入れる。第二は、その場合政府の買い入れ価格は食管法の規定に基づいて米の再生産を確保すること……
○渡辺政府委員 肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 肥料価格安定等臨時措置法は、その制定以来、肥料価格の安定、肥料の輸出調整等についておおむね所期の効果をあげてまいりました。 この法律は、昭和四十四年七月末日までに廃止することとされておりますが、最近におけるわが国農業の実情及び肥料の輸出市場の状況にかんがみ、なおこの法律を存続する必要があると考えられます。 すなわち、農業の基礎資材としての肥料の重要性はいまさら言うまでもありませんが、特に総合農政を推進し、農産物の価格安定、農業所得の確保等をはかろうとしております現在、肥料価格の……
○渡辺政府委員 総理大臣が予算のときにお話をしたのは、政府としての一つの方向、そういうものを明らかにしたわけであります。ただいま食糧庁長官から答弁をいたしましたように、最終的には閣議で米価はきめるわけです。閣議で米価をきめるにあたりましては、それは米価審議会のほうに諮問をして御意見を承って、それを尊重してきめるということをやっておるわけでございます。したがって、米価審議会を軽視をするというようなことでなくて、政府としてはこういう方針でいきたいという所信を表明したものであります。米価審議会に諮問をする場合にもいろいろな諮問のしかたがあると思います。政府はこういうふうな方法で試算をするということで……
○渡辺説明員 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重し、慎重に対処したい所存でございます。
○渡辺政府委員 お答えを申し上げます。 今回の地域分担のことにつきましては、先ほどから事務当局で詳しくお話を申し上げておりますから、くどいことは再び重ねないことにいたします。結論は、いうならばそれぞれの地域のガイドポスト的なものであって、これは生産計画ではございません。しかしながら、やはりどの地域はどういうような作目があるべき姿であるかということは当然いえるわけでありますから、その地域に示された指標というものが今後の農作物等を指導する上においてのガイドポストになることは当然だと思います。総合農政の適地適産というようなことは総合農政の中でやはり考えておるわけでありますから、そういう意味において……
○渡辺(美)政府委員 農林省といたしましては、ただいま御指摘になったような事柄はいろいろと誤解を招くような点が多いと思います。まことに遺憾でありますから、これから、たとえば入札の問題にいたしましても、一番札を保存しておくとか、あるいは錯誤の問題にいたしましても、それがみだりに認められるようなことが絶対にないように、これは通達その他の指導で徹底をしてまいりたい。なお、先ほどあった、署長が間違っているか、いませんかと聞き返すようなことは、だれが考えても過剰サービスと受け取られがちでありますから、こういうようなことはやらせません。今後とも全体について、地元の空気になれて、気がゆるんでいろいろ誤解を受……
○渡辺(美)政府委員 ただいま委員長から御注意のありました点につきましては、はなはだ遺憾であります。 今後、入札事務については、一そう厳正に行なうよう指導してまいりたいと存じます。
○渡辺(美)政府委員 お話しのあったことにつきまして事務当局からもいろいろと意見を聞いてみ、事情も調査をいたしましたが、残念ながら、御指摘のような具体的に疑惑というようなことを見つけることは私にはできなかったわけであります。しかしながら、この植物防疫の問題は、私は相当やはり時代の進展とともに検討する必要がある、こういうように思っております。と申しますのは、何と申しましても日本の貿易というものが急激な速度で伸びておる。これに対して防疫官等の人数その他から見まするとこれが非常に少ない。年々多少の人数はふやしてもらっておりますが、しかしながら日本の輸入量というようなものと比べると必ずしも比例をしてな……
○渡辺政府委員 たびたび食糧庁長官から答弁をしておるとおり、こういう過剰状態で物価統制令を撤廃しても、米価水準の全体が上がるというようにわれわれは考えてないし、上げないようにいろいろな手を使います。それでもなおかつ大幅に上がるというような事態は、万々ないと思いますが、あるときには、値段でも何でも操作することはあたりまえ過ぎるほどあたりまえのことであります。
【次の発言】 先ほど申し上げたとおり、それは古々米とかなんか、そういうようなものを放出することはいたしません。通常食べられる米を放出するのは当然であります。
○渡辺政府委員 今回の市場法を提案した趣旨は、趣旨としてはそのとおりだと思います。生産者には安定した価格で安定的な量を供給してもらう、消費者にはなるべくいろいろな品目について中間経費を少なくして買ってもらうという趣旨であります。しかしながら仲買人が輸入品について卸売人を飛び越えて取引することが、必ずしもいろんな輸入品全部についていいかどうかということになるとたいへん疑問でありまして、エビの問題等いろいろの輪人品がございますが、東京の築地の市場では卸売人は五社、仲買人は千四百か幾らかいるそうであります。したがって仲買人を大型化するということは相当必要なことと思いますが、幾ら大型化したって仲買人が……
○渡辺政府委員 ことしの安定基金への支出が少ないということでございますが、去年は御承知のとおり野菜が高値で、ほとんど支出されるような該当者がなかった。そのために現在三十七億円ほど安定基金を持っております。廃棄処分制度等も去年こしらえたわけでございますが、幸いに予算だけ余ってしまう。全然該当するものがないというような状態でありますから、私は四十六年度においては、かりにそういう問題が起きても金に困ることはないだろう、支払いに困るというようなことはないだろうというように思っております。 なお、今後水田の転用等によってさらにどんどん野菜をふやしていくという、ようなときに、農家の価格安定対策が現在では……
○渡辺政府委員 この自由化の問題は、高度の日本の政治的な問題で、これは内閣全体としてきめる問題であります。諸般の事情から、これは大所高所から自由化をしようという方針が打ち出されたわけで、九月末までに自由化をしよう――問題は、自由化することによってどういう影響があるか。これは、避けがたい壊滅的な打撃を与えるというようなことであるならば、何が何でも反対をしていかなければならぬ。ところがいま畜産局長からお話があったように、政府は手放しで自由化するわけじゃない。一〇%の関税をかけ、なおそれでも、へそ価格といいますか、中心価格よりも低いというようなことであるならば差額関税もかける。現在の実情を見ると、大……
○渡辺政府委員 津川武一議員提出にかかわる卸売市場法案に対する修正案については、政府としては反対であります。
【次の発言】 卸売市場法案の審議にあたりましては、各方面にわたり慎重な御審議をいただき、心から御礼を申し上げます。
なお、卸売市場法案についてただいま付されました附帯決議につきましては、その趣旨を十分にくんでその実現につとめるとともに、検討を命ぜられました事項につきましても慎重に検討を行なってまいりたいと考えております。
○渡辺政府委員 御説のとおりであります。
【次の発言】 国有林野の活用につきましては、農林省としては従来も適正円滑な実施をはかってきたつもりでありますが、御指摘のような御批判もあります。今回画期的な活用法を成立をさしていただくならば、その趣旨に沿って、かりそめにもその精神にそむくことのないように、厳重にこれは指導するつもりであります。
○渡辺政府委員 中川政務次官がどういうことを言ったのか、私、現場に立ち会っておりませんからわかりませんが、そのあとで本人にも私会って、別に農林政務次官という立場ではなくて、友だちとして聞いてみたのですけれども、皆さんが言うこととは違ったようであります。何か法律を改正するということも一つの方法だろうという程度の意味だというふうにわれわれは聞いております。しかしいずれにせよ農林省としては、倉石農林大臣が、買い入れ制限の問題について現行法のもとでそれはできるという政府の統一見解を去年から国会でしばしば言っておるわけです。ですから、これはしばしば言っておるわけでありまして、余った米でも何でも全部買わな……
○渡辺政府委員 そのとおりだと思います。
【次の発言】 一口で言えば、御説のとおりであります。
御承知のとおり、総合農政の展開というようなことで、たとえば畜産の振興と申しましても、必ずしもみんな土地を持っているわけじゃございませんから、国有林野で適当なところがあれば、手続等においてもそれを利用しやすくするというような措置を講じてやるのが当然であります。したがって、そういうようなことを十分考え、今回も国有林野の活用法を出したのでございますから、政府としては、皆さんの御理解をいただいて、一日も早く成立をせしめたいという念願であります。
【次の発言】 御承知のとおり、水源涵養とかその他の保安林があ……
○渡辺政府委員 これは重大な問題でありまして、累積赤字の問題等はいま長官が言ったように、年々のベースアップ等も毎年幾らになるということはわからないわけです。しかしながら私がざっと概算をしたところでは、六十年ごろまでに累積六千億円程度の赤字が出るのではなかろうか、これは推定でありますからわかりません。わかりませんが、しいて何か話をしろということになると、そういうようなことになるわけであります。そこで林野庁としても農林省といたしましても、決してこれをほうっておくというようなことは、これは絶対にできません。したがいまして、国有林野のあり方、林野庁のあり方というものも含めて、抜本的にひとつ再検討をする……
○渡辺政府委員 院議を尊重いたしまして、御異議がございません。
【次の発言】 最近の牛乳、乳製品の需給の状況についてお答えをいたします。
四十三年、四十四年にかけまして、対前年比約一二%増と、きわめて高い伸びを示しました。生乳の生産は四十五年に入りましてその伸びが縮小したような状態であります。生乳生産の縮小はおおむね市乳地帯において顕著でございまして、一部前年の水準を下回るような地域も出ておりますが、一方北海道、九州等の地域においては、なおかなり高い伸びを示しております。四十六年度の事情はおおむねこの傾向をたどるというように見込まれておりますが、消費に比べて全体として供給の伸びがやや小さいと……
○渡辺政府委員 今後の方向という前に、今回の改正の趣旨がおのずからその方向を示すと思いますので、簡単に改正の趣旨についてお答えをいたします。 御承知のとおり農林年金制度は、農林漁業団体職員の福祉厚生の向上それから農業団体の事業の円滑な運営に資するためにつくられた制度であります。いま御指摘のとおり、数回にわたって逐次改正をしてきたわけでありますが、今回の改正というもりは国家公務員共済組合制度に準じてその給付の改善をはかろうと、こういうものであります。したがいまして、改正のおもな内容というものは、既裁定年金を四十五年度に続いて国家公務員給与の引き上げ及び消費者物価の上昇を勘案してその額を増額する……
○渡辺政府委員 最初に田中さんのお話の中で、これは離農を促進するのかというような意味の御発言がありましたが、御承知のとおり何でこの法案をつくるかということを考えていただけばおのずから答えになると思います。あと五年もすれば国民所得を倍にしようということでありますが、だからといって農産物価格を倍にして、農家所得をそれとバランスをとらせるというわけにはまいりません。したがってどうしても農村の近代化が必要である。近代化をするということは、言うならば過疎化をするということと結果的に同じになることもあり得るわけでありますから、そういうことでは困るわけであって、やはり農村近代化をすることは、農村の就労人口を……
○渡辺政府委員 その事実関係は私まだ聞いておらないのでよくわかりませんが、もしほんとうにそういうような実態であるということであるならば、きわめてたいへんな問題であります。したがって事実関係を解明するということにもっと力を入れさせたい。
それから規格等の問題は、御指摘のようにもう少しきめのこまかい規格をつくれという御趣旨はもっともだと思いますから、これは検討させたいと思います。
【次の発言】 一般論としては全くそのとおりだと思います。
【次の発言】 事実関係の問題は非常に専門的なことですから、それはもちろん基準に照らしてはっきりした態度をとります。またその飼料会社にしましても、そういうような評……
○渡辺(美)政府委員 政令の改正の中身でありますが、施行令の第十六条中「左に掲げる土地等に限り」とありまして、いわゆる公共の用に供する云々というものがあったわけでありますが、それを「次に掲げる土地等につき」ということに範囲を広げたわけであります。そこでその一つは「法第四条第一項第五号に規定する市街化区域内にある土地等又は市街地の区域内若しくは市街地化の傾向が著しい区域内にあるその他の土地等」、もう一つは「洪水、地すべり、鉱害その他の災害により農地若しくは菜草放牧地文はこれらの農業上の利用のため必要な土地等として利用することが著しく困難又は不適当となった土地」、その次に「その他自作農の創設又は土……
○渡辺(美)委員長代理 瀬野栄次郎君。
【次の発言】 芳賀貢君。
【次の発言】 美濃政市君。
○渡辺(美)政府委員 残念ながら、淡路島等におけるレモンはほとんどなくなっておるということであります。
【次の発言】 グレープフルーツの輸入の自由化については、御承知のとおり四十四年度日米閣僚協議会の際に、日本側は米国が日本産の温州ミカンの輸入解禁州を実質的に拡大する、こういう了解のもとに日本側としてはグレープフルーツを四十六年、つまりことしの十二月末までに自由化する考えだということを表明しておりますから、いままで国会で再々御質問がありましたが、それと同じようなことを答弁をしてきておるわけでございます。したがいまして、アメリカに対しましては、極力日本の温州ミカンの解禁州拡大ということについて努……
○渡辺小委員長 では、一言ごあいさつを申し上げます。
所用のためおくれてまいりましたが、このたび私が小委員長に指名されました。何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
なお、本日は午後二時三十分に再開をすることとし、これにて休憩をいたします。
午後一時四十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。瀬野栄次郎君。
【次の発言】 あらかじめ各派との話し合いをした線に沿って、きょうの委員会の最後に委員長より政府に申し入れをするつもりでおります。
【次の発言】 美濃政市君。美濃小委員 最初に通産省のほうをわずらわしたいと思います。
いま日本は為替……
○渡辺(通)委員 これはたいへんいい制度なので、ひとつ非常に前向きにしていただきたいという私の要望を込めての質問でございますけれども、そうしますと、楽器類とか家電製品等は当然入りますか。
【次の発言】 いま自動車等は除くというようなお話がありましたが、実は私も、去年この問題を質問いたしましてから、いろいろ月賦の問題というものを調べてまいりました。自動車は非常に安定した取引条件だとおっしゃいますけれども、決してそうではないというたくさんの実例も出ております。いまお答えの中に、家電製品とか楽器類ということに対してのお答えがなかったのですが、自動車は非常にむずかしいとおっしゃる理由、それから先ほど抜……
○渡辺小委員長 これよりいも、でん粉等価格対策に関する小委員会を開会いたします。
このたび私が小委員長に指名されましたので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
いも、でん粉等価格対策に関する件について調査を進めます。
この際、昭和四十七年産カンショ、バレイショの予想収穫量及び需給事情、生産費調査並びに政府買い入れ価格等について政府から説明を聴取いたします。池田蚕糸園芸局長。
【次の発言】 大山統計調査部長
【次の発言】 以上で政府の説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。美濃政市君。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。