このページでは加藤万吉衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○加藤万吉君 私は、日本社会党を代表して、最低賃金法の一部を改正する法律案について、質問を行なわんとするものであります。 申し上げるまでもなく、業者間協定を中心とする現行最賃法は、かねてよりわが党が指摘をしてきましたとおり、賃金の決定機構に労使の代表が直接参加し得ない方式は、ILO二十六号条約を引き合いに出すまでもなく、およそ最低賃金決定制度の名に値しないものとして、国際的にも強い非難を浴びてきたところであります。 政府は、この業者間協定によって、その適用労働者が五百三十万人をこえ、賃金水準の低い労働者の労働条件の改善に役立ってきたと述べておりますが、これは今日までの事実経過を著しく歪曲し……
○加藤万吉君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました川野芳滿社会労働委員長の解任決議案に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 私は、この賛成討論をするにあたり、議長はじめ、初めて本院に登壇をいたしました新人の各位を除いて、先輩各議員にぜひとも一言聞いていただきたいと思うことがあるのであります。 私たちは、国民の声を声として国政に反映すべく本院に参りました。本院は神聖にして犯すことができない、このような判断とそのような理解のもとに本院に登院したのであります。先輩の各議員の方は御案内と思いますが、各委員会におきまするあの先輩議員の肖像は、私ども新人議員に何を教え……
○加藤万吉君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案について、若干の質疑を行ない、明確なる御答弁をいただきたいと思います。 私は、本改正案の質問に先立ち、東京の荒川放水路における、集団的災害が発生をし、八名のとうとい犠牲者を出した事件につき、これらの人々及び御遺族の方に心からなる弔意を表すとともに、政府の責任及び所信をただしたいと思うところであります。(拍手) この事件は、外部的条件、偶発的条件によって引き起こされたものではありません。日本独自に開発され、日本の新しい特許による工法を建設省が採用し、これによっ……
○加藤万吉君 私は、日本社会党を代表し、ただいま提案されました社会労働委員長森田重次郎君の解任決議案に対し、若干の質疑を行なわんとするものであります。 日ごろ友愛と信義に厚い山田議員が、まなじりを決し、泣いて馬謖を切るがごときただいまの趣旨弁明を拝聴いたしまして、さぞやその心中はいかばかりかと察するのであります。 人の命は地球より重いといわれております。これを守るべき健康保険特例法の審査が、この条件を無視し、国民の健康と生命をみずからの身に置きかえることなく、いたずらに保険財政の赤字のみからこれをとらえ、国民不在の政策を行ない続けている佐藤内閣に追従し、本法案の強行採決を行なったと称する森……
○加藤(万)委員 佐藤内閣の基本政策の中に人間尊重の政策が非常に重視をされておるわけですが、最近、末端行政の中では、この人間尊重の政策が行政的に生かされてない面がしばしば見受けられるわけです。特に児童の生命尊重あるいは児童の人間尊重といいましょうか、この整備について行政的にもあるいは政策的にもたいへんおくれがあるのではないかというように私は感じます。特に高度成長政策で建設関係あるいは公共施設の建設、それに伴う環境整備の政策がおくれているために児童の死亡ないしは災害というものがたくさん起きております。特にこの砂利あるいは砂等をめぐる問題はすでにダンプカーの事件で社会的にも知られているところであり……
○加藤(万)委員 先ほど同僚の河上委員がいろいろ質問しましたが、今度の船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律、いわゆる一九五四年の国際条約を批准する国内関連法でありますが、私は聞いておりまして、大臣あるいは関係の各政府委員の方の御説明に、実は一九五四年代的感覚しか覚えないのであります。私は、この条約を日本が批准する政府の態度について、まず大臣に質問をしておかなくてはいけないと思うのであります。 この国際条約は、おそらくは国際的な条約ですから、石油の輸出をする国、それから輸入をする国、それぞれ含めて最低限度のいわゆる国際規制という立場があったと私は思うのです。一九六二年に部分的な改正がされ……
○加藤(万)委員 いまの河川砂利の採取禁止のために次の問題が起きているわけですね。すなわち、河川敷の隣の農地転用による砂利採取、これは和、建設委員会でも質問いたしましたけれども、農地転用の場合には農地委員会の許可条件が必要です。ところが、丘陵のような山林の場合には許可条件が必要ないわけです。農地法の適用がないわけですから。そこで問題になりますのは、農地につながる山林と河川につながる農地と、この三つの焦点を合わせてどうするかという問題も考えていかないと、砂利採取の問題は単に河川だけの問題では実は始末がつかないわけです。すなわち、私が建設委員会で質問したのは、その砂利採取のあとの穴埋めが全然できて……
○加藤(万)委員 関連して御質問申し上げます。 いま捜査当局のほうでは、ハムやソーセージメーカーを通して相当広範にこの問題が出ておるということですが、そうすると、特に関東近郊では、先ほどの答弁からいっても、相当個所も多いわけですし、そういう製品が市場にはんらんをしているというふうに私は思うのです。それで、これは御承知でしょうけれども、と畜検査規程の第七条なり、あるいは食品衛生法の第五条によりますと、こういう製品が出回った場合には、これを食用に供してはいけないし、陳列してもいけないというふうになっております。したがって、いまそういう病原体を持つような肉がハムなりソーセージになって、しかも市販を……
○加藤(万)委員 労働省関係について実は質問したいのですが、大臣がまだお見えになりませんから、先般西風委員が質問いたしました山口放送事件について、特に私のほうから、最近の労働争議と警察官の介入の問題について御質問を申し上げたいと思います。 最近、山口放送もそうでありますが、ラジオ関東等におきまして、いわゆる放送関係における労使関係が非常に不安定であります。さらに加えて放送関係の一般的労働争議に対して警察官の介入が目立っておるような気がいたします。また事実山口放送の紛争については、警察官の介入が行なわれました。その警察官の介入のきっかけになっておるのは、企業の側のロックアウトに対する警察官の出……
○加藤(万)委員 ただいま趣旨説明のありました駐留軍関係離職者等臨時措置法の適用の問題点、本法律の改正に伴う種々の問題点について御質問してみたいと存じます。 まず最初に、駐留軍労務者は過去ずっと減少の傾向をたどっておったわけでありますが、最近ベトナム戦争が非常に拡大をいたしまして、それに伴う駐留軍労務者の動態、すなわち動きについてどのような状況になっているか、お聞きをしたいと思います。 質問の要点は、一つには、昭和三十九年以降、駐留軍労務者はどういう状態になっているか、数字の上でどうなっているか。これが第一点であります。 第二に、駐留軍労務者のベトナム戦争以降の仕事の内容が、従来の駐留軍……
○加藤(万)委員 私は、これから八月に人事院から勧告された公務員賃金について、それぞれ所管の担当大臣、責任者にお伺いをいたしたいというふうに思います。 最初に、労働大臣にお伺いしますが、実は人事院の勧告を見まして、私は率直に感じた点が二点あります。そのまず第一点は、一体国家公務員労働者にはみずからの労働力をみずから評価をする力、すなわち労働力を賃金に換算をする手段と方法が、人事院勧告という中で生かされていくものだろうかどうだろうかという疑問を感じました。逆に言うならば、国家公務員、国家の各機関で働いている労働者が、みずからの労働力の価値というものをみずからが知らないんじゃないか、もしみずから……
○加藤(万)委員 いま古川委員からアンモニアの大型化問題についてアウトラインの質問がございましたが、私は少し中身を突っ込んで御質問を申し上げてみたいと思います。 一つは、アンモニア肥料全般の現状認識をどうとるかということがこの大型化の問題に対しては非常に重要だろうと思うのです。先ほどお話がありました国内の需要と国際的な需要の関係に対して、日本のアンモニア生産量全体としてどのくらいに行なうべきか、こういう判断がきわめて重要だろうと思うのです。そこで、いまの質問にもお答えがありましたように、国内の需要は全体で三%ないし四%前後のこれからの伸びだろう、国際的には潜在化した需要市場を顕在化する手段が……
○加藤(万)委員 経済が非常に成長しまして、日本の産業構造が非常に変化をして、その結果全般的に労働力の不足を生じております。特に若年労働力が不足をしまして、その分野のいわゆる労働力供給源の確保に婦人労働力が非常に使われておるわけですが、本日は婦人労働力の問題を中心にして、労働省関係当局にいろいろ質問をしてみたいというように思います。
まず最初にお聞きしますが、現在総雇用者数の中に婦人労働者の占める割合と員数は何人でしょうか。
【次の発言】 いま実は日本の雇用者の総数の中に婦人の占める比率と、それから総数を実はお聞きしておるわけです。実はこのことは後半質問することに非常に重要な関連を持つわけで……
○加藤(万)委員 きょうは労働省の関係、特に最近問題になっております職業病、じん肺問題について政府側の見解をただすと同時に、たいへん産業界で問題になっているこの種問題についての行政指導について御意見を求めたいと思います。 実は労働者災害の問題をいろいろ調査をしている間に、たいへんなことに気がついたのであります。それは、最近の職場におけるいわゆる職業性疾病率は全般的に減少をしております。私の調べたところでは昭和三十九年には職業性疾病率は〇・八%、さらに四十年には〇・七%、四十一年には同じく〇・七%というふうに漸次減少の傾向にあるわけです。これは非常に好ましい傾向であります。ところが、この職業性……
○加藤(万)委員 前回、本法案が国会で論議になった際に、いろいろ状況を聞きました。そこで第一に、昭和四十一年、昭和四十二年の駐留軍関係の就労状態をひとつお示しを願いたいと思うのです。一体総数で、四十一年、四十二年の離職者がどのくらいか。現人員がどういう現況であるか。
【次の発言】 四十二年度はわかりませんか。
【次の発言】 いまの数字で若干問題があると思われるのは、四十年、四十一年に比べて、四十二年度は離職者が少ないですね。この少ない理由はどういうところにあるでしょうか。
【次の発言】 自己退職は、おそらく年齢の面からいっても従来の傾向値だろうと思うのです。いわゆる整理による退職が少ないという……
○加藤(万)委員 アンモニアの第二次大型化計画について、商工委員会あるいは予算委員会の各委員会で、それぞれ問題点の指摘をしてまいりました。その討論経過を経て、順を追って、以下、現況についての問題点並びに通産省の考え方をお聞きをしたいと思います。 分科会で、最近の臨海工業地帯の拡大といいましょうか、これに伴って都市の開発が集中化をしているのではないか、こういう質問を行ないました。通産大臣は、これからの各地方、地域の開発問題から見て、都市の集中化の傾向については慎重を期したい、こう答弁をされました。そこで私は、最近の化学工業の構造変化に伴う都市の集中と後進地域の開発問題について、一体どういうよう……
○加藤(万)委員 本法案の審議にあたって、最初に私は、本法案の中にある基礎となるべき報酬の算定基礎について、若干質問を申し上げたいと思います。 質問申し上げる動機は、「船員保険法第四条ノ二第一項第四号の規定に基づく報酬月額の算定方法」、その問題について疑義を持ったからであります。疑義を持った第一点は、この算定方法の中の二の一に、「基本となるべき固定給の額(この額が乗船中において増加すべきものとされている場合は、増加する前における額)」こういうふうに実は規定をされておるのであります。そしてこれを表示としては、S+T+(S×P)+U こういう形で標準報酬月額の算定基礎がありますが、この算定の方法……
○加藤(万)議員 私は提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と内容について御説明申し上げます。 労働省の調査したところによりますと、去る四十一年の労働災害による死亡者数は六千三百三人、休業一日以上の負傷者数は六十八万六千人にのぼると伝えられているのであります。そのうち三人以上の死傷者を出すところのいわゆる重大災害は、前年の二百七十六件に対し三百八十七件、それに伴う死傷者は前年の千四百六十二人に対して二千八十九人と、それぞれ前年に比較して四〇%近い増加を見せ、労働災害が年々大規模化する傾向を示しているのであります。……
○加藤(万)委員 一昨日の私の質問の過程で、非常に不規則発言が多くて議事が妨害をされたことを残念に思います。 私は、本法案が重要法案であるだけに、慎重に審議をし、さらに幾つかの問題点を究明をし、明らかにしなければならないと思っておる次第でありますが、審議の時間等の関係を見まして、本日は、いままで私が質問をしました点、並びにその後引き続き質問をしようとした各点を項目的にあげて、大臣の答弁をいただきたいというふうに思います。 まず私は、法第三条の最低賃金額の決定について、本法に規定されておる「通常の事業の賃金支払能力を考慮して」という問題について、本条はILO条約に抵触をするのではないか、むし……
○加藤(万)委員 関連。労働大臣にお聞きしますが、いまの勧告、労働者の基本権の代償機能としての人事院、そしてその勧告、この問題は私はこういうように思うのです。ドライヤー勧告で、いわゆる代償機能としての問題が満足にはほど遠いと勧告してますね。二一四二号でしょうか、そこに「この目的のための現行の措置が十分であるということについては満足すべき状態から程遠いのである。」こういうふうに言っているわけです。 それからいま一つ、最高裁で判決が出まして、この判決はこのように言っているわけです。 「労働基本権が勤労の生存権に直結し、それを保障するための重要な手段である点を考慮すれば、その制限は、合理性の認めら……
○加藤(万)委員 けさほどの新聞、各社とも取り上げておりますきょうの国家公務員あるいは地方公務員にかかわる争議の問題について、最初に国務大臣、労働大臣しかいらっしゃいませんから、労働大臣から御見解を承りたいと思います。 御承知のように今朝の地方公務員、国家公務員の実力行動というものは、人事院勧告の完全な実施を要求をする、これに対する政府側の態度に対して、抗議ないしは職員団体それぞれの要求に基づく行動であったというふうに私は理解をするわけです。八月の末に閣議で人事院勧告に対する態度を決定をいたしましたが、その後御案内のように、本社労委員会でも、あるいは国会の各委員会でも、勧告内容に対する問題は……
○加藤(万)委員 官房副長官が時間の都合があるそうですからできる限り副長官に最初に質問の重点をしぼっていきますので、時間との関係で簡潔に御答弁願いたいと思います。
いま、政府関係機関並びに特殊法人のそれぞれの事業団体で、賃金問題をめぐって交渉が行なわれております。副長官は本問題のまとめ役的な立場にあるというふうに私どもは理解をしているわけですが、賃金交渉の現況と、副長官の各主務大臣間の事務局長的な役割りの位置といいましょうか、あるいは役割りといいましょうか、この辺をまず御解明願いたいと思います。
【次の発言】 大蔵省が内示した賃金の認可アップ率といいましょうか、内示アップ率といいましょうか、……
○加藤(万)委員 きょうは、紛争処理法案の中で、基地公害問題を中心にして、今回の提案の公害紛争処理法案から基地公害を除外した問題、これを中心にして、いかに政府案が基地公害を除外したことが不合理であるかという問題点を追及してみたいというふうに思います。できるならば、そういう論議の中から、この公害紛争処理法案に基地公害を含ませるという方向に本法案が提起をされていけば、非常に幸いだというふうに思うわけです。 最初に、総理府がまだ見えておりませんが、橋口さんに、公害紛争処理法案から基地公害が除かれた経過についてお聞きしておきたいというふうに思います。
○加藤(万)委員 前回、当委員会におきまして、政府提案の紛争処理法案に対して、私は基地公害の削除がいかに法律上も実態上も問題があるかという視点を幾つか指摘いたしました。引き続きまして、本日も基地公害が処理法案から削除されていることが国民生活にどれほど盲点となっているかという点を追及し、あわせて社会党、公明党から提出されている法案の内容についても、多少意見を述べていきたいというふうに考えるわけです。長官、前回私の質問の際にはいらっしゃいませんでしたから、あらためて前回の要点だけ申し上げてみたいと思うのです。 私は、基地公害が基地周辺整備法なり特損法によって補償されているから本法案から削除すると……
○加藤(万)委員 先般、当委員会で、神奈川県の地盤沈下について御調査をいただきまして、当該地域の関係者はたいへん感謝を申し上げております。この席をかりてあらためてお礼を申し上げます。 きょうは、調査いただきましたうちの高座郡海老名町の地盤沈下について、政府側にいろいろな点をただして、今後の施政に供したい、かように考えております。 もう御案内でしょうけれども、それぞれの関係省御出席いただきましたから、内容についてはくどくどしく申し上げる必要がないと思います。問題は、海老名町大谷地区における地盤の沈下が一体何によって起きているかという事実の究明と同時に、当面その地域の住民はたいへん心配をしてい……
○加藤(万)委員 きょう大臣が見えませんから、次官にまず最初にこれから問題を提起をいたしますから、大臣によく伝えていただきたいというふうに思います。 なお、次官は前に社会労働委員会のメンバーですから、おそらく私が前回質問をしたことを御記憶だろうと思います。ただ、大臣はこの間の経過は知りませんから、次官のほうからぜひお伝えを願って、最終的に大臣の答弁をいただきたいというふうに思います。 問題は、昨年四月二十五日に、私は当委員会で船員の失業保険の給付について問題を提起をいたしました。その際にそれぞれの担当局から答弁がありました。ところが、この答弁がきわめてずさんでありましたので、事後調査をして……
○加藤(万)委員 時間がありませんから単刀直入に質問をいたしますので、お答えも明瞭に簡単に御答弁いただきたいと思います。
最初に首都高速道路公団の林理事長にお伺いをいたします。いま公団の内部で行なわれている労使間の紛争は、給与の体系の変更をめぐって紛争が行なわれている、このように聞いておりますが、そのように理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 給与体系といいますと、労働者、働いている者にとっては、労働力の価値を評価をされる体系ですから、それだけに非常に慎重な審議が必要だと思います。公団におけるこの給与体系の変更について、労使間では実質的にどのような団体交渉が行なわれましたか。
○加藤(万)委員 きょう審議をする問題は職業訓練法でありますが、今回の職業訓練法は、今日の日本の経済、技術革新、これに伴う労働者の質的な向上をどうするかという課題でありますが、技術革新の過程でいろいろな問題が出ております。最初に、多少一般的質問でありますけれども、林業における技術革新、合理化の過程から起きた白ろう病の問題について、お伺いをしてみたいというふうに思います。 もうこれは、私が申し上げるまでもありませんが、国有林の伐採等に使用されるチェーンソーあるいは下刈り機といわれている機械、ブッシュクリーナー、こういうものの使用によって、国有林に働く労働者の中に、たいへん危険な職業病の発生があ……
○加藤(万)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 職業訓練法案に対する附帯決議 政府は、本法の施行にあたり、次の事項について、特段の配意をすること。 一、雇用政策の見地から産業の需要のみに応ずることのないよう、養成訓練は、多能工の素地を与える訓練に重点を置くようにすること。 一、職業訓練を行なうために必要な施設を整備充実し、同時に、訓練に必要な経費負担の拡充を行ない、労働者の職業訓練を受ける機会を増し、意欲を高めるようにするとともに、都道府県又は市町村の設……
○加藤(万)委員 最初に小池先生にお聞きいたします。 実は患者の側から薬剤の一部負担というものを見てまいりますと、非常に不合理な点が起きるわけであります。時間がありませんから端的に申し上げますが、たとえば飯田橋の警察病院は甲表を使っております。同じ警察病院でも北多摩の警察病院は乙表を使っているわけです。先ほど先生は、薬剤の一部負担が医師の業務内容を非常に繁雑化している、こういうお話でありましたが、私は診療報酬の面から見て、薬剤の一部負担というものはどういう不合理を生じてくるだろうか。患者の側から見ますと、たとえば、この病院は甲の表を使っている、あるいはこの病院は乙表を使っているという表示はな……
○加藤(万)委員 時間を有効に使う意味で、単刀直入に質問をしてまいりたいというふうに思います。 最初に労働大臣に二、三点質問をいたします。いま化学産業、あるいは鉄鋼産業でもそうでありますが、太平洋岸の臨海工業コンビナートが非常に発展をいたしまして、裏日本ないしは九州の府県において過疎地域の問題がたいへん問題になってまいりました。先般私は商工委員会でも、化学産業のアンモニアの大型化あるいは石油合成等の大型化に伴う企業の撤退についていろいろ御意見をお伺いをし質問を申し上げたのですが、その際に、その地域に土着的にある労働力をどのように活用するのか、これがたいへん問題になってくるわけであります。特に……
○加藤(万)委員 きょうはレギュラーではございませんが、法務委員会で、在韓米軍の家族が日本人に対して重過失致死を行なった事件について、多少その責任の所在と問題の追及を行なってみたいというふうに思います。 加害者はトーマス・エドワード・スミスと言います。被害者は神谷紋一郎という著名な刀剣鑑定師でありますから、この席にいらっしゃる先生方の中でも、神谷先生に刀剣の鑑定を依頼された方があるかもしれません。この人が、昭和四十二年の七月十九日に路上で、いま申し上げましたトーマスという少年に自転車でひき殺されてしまいました。事件としては非常に単純な事件でありますけれども、しかし、この事件を追及してまいりま……
○加藤(万)委員 関連して。いまの消音装置ですが、それはどことどこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、消音装置と施設は違うのですか。
【次の発言】 事実上前者の消音装置では、エンジンテストの消音はできないのではないですか。そこで、昭和四十三年度予算で、厚木と横田の基地に二基ですか、四基ですか、据えつけるという方向に日米合同委員会、あるいは今度の四十三年度の予算に編成をするということをきめたのではないですか。いかがでしょう。
【次の発言】 今度のこの法案、実は施行規則がついてないものですから、具体的にどうなるだろうかという問題が、率直に言ってなかなか判断しにくいわけです。そこで、おそらく……
○加藤(万)分科員 最近新しい工場地帯、コンビナート地帯がたくさんできまして、工場の災害規模が非常に大型化をしてまいりました。労働省のほうでもいろいろ検討されておるようでありますが、まず最初に、労働災害防止五カ年の基本計画が答申されましたが、この内容について大臣は御存じでしょうか。
【次の発言】 大臣、私は、重点政策は確かにそうだろうと思うのですが、この答申は、非常に重要な内容を持っておると思うのです。たとえば、この答申の中に、産業の発展は、災害の大型化、職業性疾病の増大等の危険をいま指摘をしておりますね。同時に、そういうものに対処するためには、現状を維持するだけでも非常に困難である。関係者の……
○加藤(万)分科員 いま細谷議員から、アンモニアの大型化の問題が提起をされました。私は、アンモニアの大型化による肥料の生産と、最近締結をされた日中覚え書き貿易について、最初に質問を申し上げてみたいと思います。 最初に、日中覚え書き貿易で協定内容が新聞で報道されておりますが、特にその中で重要な地位を占める肥料の輸出について、どういう経過になっておるのか、これがまず第一点であります。 第二点には、聞くところですと、米の輸入の問題をめぐって日中間にまだ問題が残されているというふうに報道されております。すなわち、中国側からはおおむね十五万トンないしは昨年度程度の米の輸入、わが国の農林省のほうでは十……
○加藤(万)分科員 大臣に最初お尋ねいたします。
首都圏整備委員会で首都圏基本計画が発表されました。その中に港湾関係に対する計画が明らかになっておりますが、東京港外の主要港の整備について委員会は問題を提起をし、その中に鹿島港を大規模な工業港、さらに日立港を工業港と商業港の併用、さらにそのあとに「東京湾外において、拠点的港湾の建設を検討しその整備の促進を図る。」こういうふうになっておるわけでありますが、港湾整備五カ年計画の中に、東京港外の港湾整備建設の検討、この課題は一体どこの地名あるいはどこの地域をさして述べているのでしょうか。
【次の発言】 昭和四十三年度、四十二年度引き続いてでありますが……
○加藤(万)分科員 これは施設庁長官にお聞きをしますが、相模原の相模総合補給処、この引き込み線が朝鮮動乱以来中止をしておりました。実はこの補給処の周辺が二万五千七百平米にわたって接収の解除がありまして、この解除された地域のちょうどまん中に補給処に通ずる引き込み線があったわけでございます。ところが、たまたま今回米軍のほうから、この引き込み線の再開をしたいという申し入れが市にありました。また、事実引き込み線の再開のための作業がいま進んでいるわけです。施設庁長官は御存じだと思いますが、この接収解除地域には公務員住宅があります。さらに、残った残余の土地には、地元の市議会からは駅前公園の設置あるいは勤労……
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