このページでは保利茂衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○保利国務大臣 ただいま沖繩住民の国政参加特別措置法案の提出に伴う御決議にありました二つの点につきましては、政府といたしましても、御決議の趣旨を体して、最善の努力をいたす所存であります。 なお、この機会に、私からも、議院運営委員会の各位が、今日まで党派をこえて本案の提出にこぎつけていただきました御努力に対しまして、心から敬意を表する次第であります。
○保利国務大臣 ただいま御決議の御趣旨につきましては、政府といたしましてもかねがね十分配慮をいたしておるところでございますけれども、さらに御決議の御趣旨を尊重いたしまして、万全を尽くしてまいる所存でございます。(拍手)
○保利国務大臣 私がお答えできることであるかどうかわかりませんけれども、これは私、ざっくばらんに申し上げまして、せっかく御質問をいただく、十分のお答えができて、そうして国政審議をなめらかにやっていただくという上からいきますというと、質問者側の御意向にはあるいは反するかもしれませんけれども、できるだけ、こういう問題を取り上げる、こういう問題が大事だということをお示しいただくことが、御審議をなめらかにし、かつ国政の進展に役立つんじゃないか。これは安宅さん、私よりもよく御承知だと思うのですけれども、私も一ぺんイギリスの国会を見ましたことがあるのですけれども、イギリスでは、質問の要旨をあらかじめ渡して……
○保利国務大臣 ただいまの御質問は、法制局長官からも本委員会かあるいは他の機会かでも詳しく申し述べておりますが、昨年の十一月二十七日の大法廷の判決要旨にも、この調和がいかに大事なことであるかということを強調しておられることは、私も拝見をいたしております。しかし、いま政府部内で、お話しのような特別立法を考えるというようなことは、私はまだ何にも伺っておりませんし、検討されておるということはないと思っております。
【次の発言】 裁判の公正を期するということ、報道の自由、したがってまた、取材の自由が確保されなければならない。そこの接点の調和をどういうふうにはかっていくかということが、あの昨年の大法廷の……
○保利国務大臣 非常に新しい時代の最も先端的なものでございます。ただ、一般的に申しますと、国家試験がいろいろ行なわれておりますけれども、これは大体こういう技能あるいは学術的にこういう仕事に携わる人はこの程度の教養がなくてはならない、素養がなくてはならない、したがって、いまの情報処理の問題について、そういう業務に携わろうとする者は、この程度の知識、技能というものは必要じゃないかということで行なわるべき――行なおうとするならばそれでなければ、何もわざわざ試験までしてやることはないように私は思うのでございます。したがって、国がそういうことに試験制度をとっておりますのは、申さば資格試験、そういう技術、……
○保利国務大臣 私ども憲法制定当時の憲法改正委員会におりまして、国民統合の象徴であられる天皇ということがわかるまで、当時の金森国務大臣非常に詳しいお話をされておりました。どうもなじまない。はたしてこの国の基本法である憲法第一条が、国民の心になじんでくれるかどうかということを、私は非常に心配しておった一員でありますけれども、今日では、憲法論としての元首かどうかこうかというようなことはともかくとして、日本民族の統合の象徴たる御地位という立場というものは、大体国民的にも理解――というよりも納得がいってきておるのではないか。したがって、いま法制局長官の言われますように、諸外国におきましても、日本の特殊……
○保利国務大臣 今日の日本の状態からしまして、さまざまなそれぞれの考え方あるいは見方、いわば百家争鳴といいましょうか、そういう中にあって、裁判所の権威というか、裁判の権威というものが国民から絶対の信頼を得られるようにありたいという、いわゆる三権分立のそのたてまえのもとに、裁判所だけ、裁判だけは、まあいろいろ議論も見方もありましょうけれども、これは絶対に信頼しなければならない、そういうことが国民的に考えられ合意されるということが大事であろうかと思うのでございます。一々のことでございますけれども、総理大臣の、内閣のきわめて厳粛な憲法上の権限でございまして、したがって、最高裁判所の判事の選び方につき……
○保利国務大臣 本日、小林法務大臣が辞任せられまして、秋田自治大臣が後任に任命せられましたから、このことを皆さま方に御報告を申し上げます。
○保利国務大臣 大臣の任免につきましては、これは総理大臣の固有の権限でございますから、総理大臣に広瀬さんの御趣意の点は申し上げますけれども、しかし、にわかのことでございまして、閣内で適当なお方をということで、総理も慎重に選考せられました結果、りっぱな秋田自治大臣に御兼任を願うということにされました。 それは、ただいま御質問のお話を聞いておりますと、まことに専門家でもそう簡単にお答えできるような筋合いのものではないようでございますし、私は一般常識としてお答えになりました点で、この段階は御理解をいただけると思うのであります。 要らぬことでございますけれども、私は閣議に請議をされましたときに、こ……
○保利国務大臣 お話を伺っておりまして、私どももそういう認識をだんだん深くしておりますが、海外経済協力の問題については、三つの面から考えていかなければならぬのじゃないか。第一は、国内に内政上の多くの課題をかかえておる中でかなりの経済協力を行なっていくということは、やはり国民の方々に理解をしていただくということが第一じゃないか、そういう点において努力いたさなければならぬということを第一点に考えます。第二は、経済協力をいたします相手方の国民の方々に日本の海外経済援助というものの精神がよく理解されるような努力が必要であろう。第三点は、日本が海外経済協力に努力していくについて、やはり一つの国際競争社会……
○保利国務大臣 これは田邊さん方のほうが詳しいので、いかに抜本改正と政府が取り組んできておるか、特に先般来主管大臣からお答えいたしておりますように、抜本改正への努力というものを全然なおざりにいたしているわけじゃございませんで、今度考えられている改正案も抜本改正への一環といいましょうか、第一歩といいましょうか、そういうこととして、私が厚生大臣から承っているところではそういう構想のもとに考えられているということは……(「それは間違いだ」と呼ぶ者あり」)まあ間違いだとおっしゃいますけれども、私はそう思っていない。それはいささか見解が違ってくるところかと思いますけれども、そういう点で十分ひとつ――どう……
○保利国務大臣 まだ主管大臣から閣議の要請がございませんから、閣議の決定をいたしておりません。
【次の発言】 国会の再開を前にしまして社会党、公明党、民社党の政審会長と私お目にかかりました節に、三党の政審会長から、予算委員会で実質的な論議を積み上げたいから、政府側もそのために、できるだけ総括の段階に予算関連法案を提案をするように準備を急いでもらいたいという強い申し入れをいただいております。私のほうといたしましても、とにかく予算審議の段階において関連法案が提出されないというようなことは、これはもうはなはだ望ましくないことでございますから、私は昨年来かなり部内の方々に御無理を願って、とにかく予算審……
○保利国務大臣 先日来主管大臣から申し上げておりますように、手直しをしなければならないようであれば時間をかけなければなりませんが、手直しを、主管大臣が考えられているところに手直しがなければ、そのまま閣議を請議いたしますということでございまして、閣議の請議がありまして直ちに持ち回り閣議で閣議手続を終わったわけでございます。
【次の発言】 早ければ早いでおしかりを受けるわけでございますけれども、午前の閣議で主管大臣からこの案件についての御説明があり、そして答申を得ましたならば直ちに閣議請議をいたしますから、というお話が出ておりました。そして、そのままの形で閣議請議がございましたので、手続をとり進め……
○保利国務大臣 お尋ねでございますが、御承知のように、佐藤総理大臣も、日本民族としての信念と情熱を傾けてこの沖繩返還に取り組んでおります。それは内閣全体の姿勢でございます。したがって、それぞれ外務大臣、総務長官、その他関係の各大臣、総理大臣のその気持ちを体して、何とか沖繩を、いわれるところの核抜き本土並み、そのままの形でとにかく一日も早く返遺をしなければならぬ。いまいろいろ、あのかばんには何が入っておらぬとか、こういう話もございますけれども、私はそう信じません。どの方も沖繩については各省とも真剣に、沖繩には沖繩の事務所もございますし、それぞれの資料を集めて――いま折衝されておることは非常に困難……
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