松本善明 衆議院議員
32期国会発言一覧

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松本善明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松本善明衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

松本善明[衆]本会議発言(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 衆議院本会議 第4号(1971/07/19、32期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表いたしまして、国の進路に関する若干の問題について質問を行ないます。  佐藤内閣がこれまで進めてまいりました日米軍事同盟を基軸としての外交政策の誤りと破綻は、もはやつくろうべくもなく明白になってきております。  最初に、佐藤内閣のベトナム政策についてただしたいと思います。  佐藤内閣は、一九六四年、アメリカがトンキン湾事件を契機にベトナムへの軍事行動をますます拡大しているときに誕生いたしましたが、それ以来七年間、一貫してこのアメリカの軍事行動を正当化し、これに積極的に協力、加担してまいりました。それは、総理が、アメリカの北爆開始直後の一九六五年二月十六日、北爆……

松本善明[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

松本善明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第19号(1970/09/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、大臣は十五日に福田大蔵大臣とともにアメリカにおいでになるようでありますが、訪米される目的について最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いわゆるサイミントン委員会でのジョンソン国務次官の証言が発表されまして、幾つかの問題が非常に疑惑を持たれたわけですが、その一つは、いわゆる七二年返還ということが非常に不確定のものではないかということでございます。これについての外務大臣の答弁の趣旨は、七二年中のできるだけ早い時期に実行ができるようにやっている、その作業は順調に進んでいるということでございました。ところが、こうなってきますと、重要なのは、この沖繩返還……

第63回国会 外務委員会 第18号(1970/07/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に委員長に御要望を申し上げておきたいのでありますが、憲法六十三条では大臣は答弁、説明を求められたときには議院に出席をしなければならないということになっておる。そうなっておるにもかかわらず、一カ月に一回という委員会で一時間しか出席をされない、各党の質問にも全部は応じられない、こういうような事態というのは、国会と憲法の権威のためにきわめて遺憾であると私は思いますので、今後こういうことのないようにしていただきたいというふうに思うわけです。このことを要望した上で、事務当局に御質問をしたいと思います。  まず第一に伺いたいのは、カンボジアにいる在留邦人の引き揚げの問題について力石大……

第63回国会 外務委員会 第19号(1970/09/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に手ぎわよく聞くつもりでありますので、簡潔にお答え願いたいと思います。  昨年の暮れに日米共同声明が発表されましたときに、私たちの党ではすぐに幹部会の声明を出しまして、これは沖繩の返還をてこに日本全土を朝鮮、ベトナムへの侵略基地に仕上げる新しい取りきめだという趣旨の声明を出したわけであります。ところが今度の、サイミントン委員会でのジョンソン国務次官などの証言が発表されてみますと、当時伝えられましたジョンソン国務次官の背景説明、これが公のものになっておる。政府のほうからいただきました資料によりますれば、一一五九ページあたりでありますが、日米共同声明の内容を説明するには背……

第63回国会 外務委員会 第20号(1970/11/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は沖繩の問題と中国の問題について質問しようと思います。  最初に沖繩の問題で、一昨日に行なわれました沖繩の国政参加選挙、先ほど同僚委員からその結果についての意見を外務大臣に求められておりましたけれども、これはどの論調を見ましても、衆参両院において革新が勝利をしておるということであるし、それから日米共同声明路線を沖繩県民が歓迎をしていないということを証明をしておるというふうに思うわけです。その結果について、外務大臣、これからの日本の外交においては非常に重要な沖繩返還協定の問題、この結果を考慮に入れて、日米共同声明路線について、反省をして進まれるかどうかという点について、お答え……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1970/03/05、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 経済企画庁長官に、時間もそうたくさんはありませんので、政治姿勢に関係をして、幾つかの点をお聞きしたいというふうに思います。  長官が、当委員会におけるあいさつの中で「物価安定を経済運営の最重点課題とし、一切の安易な態度を捨てて、その実行に取り組んでまいる所存」であるという趣旨のことを述べられました。また、本日の委員会でも、他の委員から、三年くらいの見通しを立てて、しっかりやらなくちゃいかぬとか、あるいは長官自身も、ちょっと手をつけて手放すというようなのではだめだ、しんぼう強くやらなくちゃいかぬ、こういう趣旨のことも言われましたけれども、そこで私、最初にお聞きしたいのは、最近、……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 国民生活センター法案について、大臣に聞く以外のものを少し基礎的に聞いておきたいと思います。  この国民生活センターの前身といわれる国民生活研究所法が第四十国会で論議された。そのときの提案理由説明では、「国民生活に関する基礎的かつ総合的な調査研究を行なうとともに、その成果を普及することによって、国民生活の安定と向上に寄与すること」というふうになっております。また「国民生活の実情や今後の動向に関して基礎的かつ総合的な調査研究を行なうことが研究所の中心業務」であるというふうにいっておる。ところが、今回の生活センター法案というのは、基礎的、総合的研究ということばがなくなって、おもな業……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1970/04/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 長官にお伺いしたいと思います。  昨日来、国民生活局長にもいろいろ聞いてきたのでありますけれども、そして同僚の委員もいろいろ申しましたが、国民生活センターについては、一体何をやるのか、これはへの役にも立たぬということが週刊誌に書いてある。盛んにここでも論議されたわけであります。一体具体的に何をやるんだろうか、また、ほんとうに役に立つんだろうかということについては、みんな疑問を持っておると思うのです。いまの和田さんの質問でも出ましたけれども、これは国民の生活に対する不安の最大のものであることは、もう言うまでもないと思いますが、この物価の問題についていうならば、どうしてもやはり政……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1970/04/09、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この国民生活センターについて、これがほんとうに国民の生活に役に立つようになるかどうかというのは運営によるわけだと思いますけれども、生活研究所のときからの経験として聞きたいわけですが、この運営について、国民の広い層からの意見が反映するように、何らかの努力をしてきたかどうか、その点について答えていただきたいと思います。
【次の発言】 この研究所にしても、センターにしましても、つくっただけで、何か政府が、この問題について非常に関心がある姿勢を示すだけだ、こういう機関もあるわけであります。そういう点からするならば、いままで研究所ではあまりやっていなかったのではないかと思いますけれども……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1970/04/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 環境衛生局長にお聞きしたいのですが、まずチクロ入り食品についての問題をお聞きしたいと思います。  昨年の十月二十九日に、食品衛生調査会と中央薬事審議会でチクロ入り食品の有害性を指摘をして、食品添加物として使用をすみやかに禁止する措置をとるようという答申をしておるわけですけれども、これは申すまでもないことですけれども、この禁止の措置をとるようという答申について現在厚生省はどう考えておるのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、延期については、日本の学者の意見、専門家の意見はどういうふうに聞きましたか。閣議できめます前でありますか、あとでありますか。その経過を……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1970/05/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 経済企画庁長官に伺いたいのでありますが、物価の値上がりについて、いまの国民の中での政府に対する非難というのは非常に強いものがある。佐藤首相が首相になられてから五年間たっていますけれども、その間、物価について努力するということを言われなかったことはない。にもかかわらず、実際問題としてはどんどん上がっているという状態であります。この点について、経済企画庁長官としては、担当大臣として非常に重要な責任があると思うのですけれども、全般にわたって伺いたいのであります。  まず最初に、何といっても一つは、やはり公共料金の問題があると思うのです。公共料金について、私鉄の大手十四社の運賃値上げ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1970/06/09、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に行政管理庁長官にお伺いしておきたいと思うのですが、この物価安定政策会議の出しました「行政介入と物価について」という提言、それから、それを全面的に支持し、場合によっては拡大しているところもありますが、行政監理委員会が、物価行政の改革に対する意見というのを出しました。この内容の実行についてといいますか、この内容についての評価といいますか、そういうことについての長官としての、行政上の責任者としての御意見を、まず伺っておきたいというふうに思います。
【次の発言】 それから、もう一つ伺いたいのは、きょう物価対策閣僚協議会が開かれて、おそらく行政管理庁長官もお出になったと思うのであ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1970/07/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に、私鉄の運賃の値上げの問題について、少しお聞きしておきたいと思います。  先ほど、同僚の委員の質問に対しては、できるだけ抑制をしたいという話であります。いま国民がこの私鉄の運賃問題について企画庁長官に聞きたいのは、むしろそういう一般方針ではなくて、いま具体的になってきているその問題について、企画庁長官というのは物価上昇を抑制するところの大臣だと思っておるわけですが、その大臣が、これは許さないのだ、こういうふうに一体言ってくれるのかどうかということを見ておるわけです。できるだけ抑制をするということであるならば、これは認めるということも含めているのではないかというふうに思う……

第63回国会 法務委員会 第7号(1970/03/18、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣に伺いたいのであります。昨日の予算委員会の第一分科会でもこの問題で法務大臣に伺ったのでありますが、出版妨害問題に関する検察行政、人機擁護行政のあり方について、この委員会でもお聞きしたいと思います。  この問題につきましては、公明党の竹入委員長は、事実無根だということを言われ、その後、矢野書記長の談話でも、妨害はしていないということを言っておられる。そして疑惑を抱かせて御心配をかけたことはまことに遺憾に思うということは言っておられるけれども、公明党の立場では、いままでやったことが悪かったということは一言も言っていないわけであります。したがって、出版妨害の事実が悪いことで……

第63回国会 法務委員会 第8号(1970/03/20、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所職員の定員の増加について、部内でもいろいろ論議があったことと思いますけれども、まずこの人員増加については、労働組合のほうからはどれだけの要求がされたかということについて、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 最高裁は、この人員については、原案では幾ら要求されたのでありますか。
【次の発言】 七百九十八人ではありませんか。
【次の発言】 それが百八十名増員ということになったわけであり、そのうち百名が法廷警備員ということになりますと、実質は八十名ということになろうかと思いますが、これは裁判所の要望したものからするならば、約一割、こういうことになるのではないかと思いま……

第63回国会 法務委員会 第12号(1970/03/31、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 関連して。いま選考のことで詳しく答えられたので、その点ちょっと確かめておきたい点があります。  選考を二回やるということですけれども、これは一回の選考で落ちた人はもう一度受けられる、こういう趣旨ですか。
【次の発言】 結局、沖繩で弁護士の資格を持っていた人が、引き続き本土の資格も得られるようにできるだけ配慮をしたい、こういう趣旨で選考全体は行なわれる、こういうふうに考えていいわけですか。
【次の発言】 その選考は大体いつごろ予定――もちろんわかりませんでしょうが、予定としてはどのくらいにやるのでしょうか。
【次の発言】 それから、いま御質問したことについてちょっとお答えがなか……

第63回国会 法務委員会 第13号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 警察にお聞きしたいのですが、同僚委員が最後に聞いたことにも関係するのですが、いわゆる赤軍派というものについての情報をかなりとっていたということが新聞には報道されております。たとえば三月五日の読売新聞によれば、一月に行なわれた政治集会で秋に武装闘争をやる。それから一月の十六日の「神田の全電通会館で行なわれた集会でも「キューバに武装闘争訓練基地を作り、ここに軍事要員を送りこんで養成、秋の武装ほう起の際には、これらのものが中心となって戦う」」ということがきめられておるということが報道されておりますし、それから昨日の夕刊ですね、毎日新聞の夕刊では「「飛行機乗っ取り説」については昨年秋……

第63回国会 法務委員会 第14号(1970/04/03、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど三年未満の当たらない人は、弁護士では五人ということをちょっと言われた。それはいつの時点でいってそうなるのですか。
【次の発言】 そして判検事の場合はゼロになっているわけですね。五人の人を救済するといいますか、それが選考を受けられるようにするには、いつに時点をきめればいいことになりますか。
【次の発言】 法務大臣にお伺いしたいと思いますが、この沖繩で、米軍の軍政下で二十年もいろいろ苦労して、人権擁護その他法曹の仕事に携わってきた人たち、これは可能な限り、やはり少なくも選考を受けられる状態にするということが必要なのではないかというふうに考えるわけですけれども、そういう点につ……

第63回国会 法務委員会 第15号(1970/04/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま畑委員の御質疑に刑事局長答えられたのですが、その中でもくつを持っていったとか、十七、八日のアリバイをいろいろ聞いたというようなことで、被疑者として扱っていたのではないかというふうに思われる節がずいぶんあるわけですけれども、それだけではなく、私どもが直接稲垣氏に当たって聞いたところでは、やはりこれは被疑者としての調べをしておるようです。  たとえば、終わってから稲垣さんが、参考人として呼び出したのだから日当をよこせと言ったところが、これは被疑者なんだから日当をやるわけにはいかぬ、こういうふうに言われたということだし、それからこの調べの中で警視庁の捜査一課の磧谷警部補、この磧……

第63回国会 法務委員会 第16号(1970/04/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 このハイジャックの問題を今後起こさせないようにするためにいろいろな点から問題を論じなければならないと思いますが、まず入管局長にお聞きしておきたいのでありますが、この時日経過の中で、「よど号」が金浦に着陸したことを、韓国政府は乗っ取り機は不法着陸とみなし、今後同機の呼び方を不法着陸機と呼ぶという公式発表を行なったわけであります。これについては、日本政府はどういうふうに考えているのですか。
【次の発言】 その前提としてでありますが、私ども聞いておる範囲では、韓国側の誘導によって「よど号」が金浦に着陸したということであります。それでそういう質問をしたわけでありますが、その事実関係は……

第63回国会 法務委員会 第17号(1970/04/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣、この法案につきましては単なる物価とか経済状況の問題ではなくて、簡易裁判所のあり方の問題、ひいてはわが国司法の将来に関する重要な問題であると思うのでありますが、法務大臣はこのことの結果がそういうような問題になるのだということを御認識していらっしゃいましょうか。
【次の発言】 法務大臣は、いま弁護士会でもやってくれというようなことを言ってくる人があるということでございますが、私もごく最近に日本弁護士会の幹部の方々とお会いいたしましてお聞きいたしましたところでは、この法案そのものに反対であるということについては変わりはない、これは全部一致しているということであります。これ……

第63回国会 法務委員会 第18号(1970/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に経過のことを少しお聞きしておきますが、現在の日弁連の正式機関、理事会として、この法案がそのまま国会を通過するということに反対である、このことは伺ったわけでありますが、もう少し正確にしておきたい。  和島参考人に伺いたいのでありますが、前期の理事者の中でも、この法案に賛成だということをきめたことは一度もないということは、そういうふうに伺ってよろしいですか。これは確かめるだけでけっこうでございます。
【次の発言】 伊藤参考人にいまのことに関係して確かめておきたいのでありますが、前期の理事者の中で、この法案が通過してよろしいというような趣旨の、いわゆる折衷案というものが対外的……

第63回国会 法務委員会 第19号(1970/04/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣にお伺いしたいのでありますが、この言論・出版妨害事件問題というのは、総理大臣も国会で言われましたが、民主主義の基本をなすもの、国政の上で最大の配慮を払わなければならないものである。また実際にその仕事をどこでやるかといえば、国会でいえば法務委員会でありますし、政府でいえば法務省が一番深い関心――もちろんすべての分野でやらなければなりませんけれども、法務省が一番の中心的な課題を果たさなければならないというふうに思うわけであります。私が、前にこの委員会で、三月の十八日に法務大臣に質問をいたしました。言論・出版妨害事件についていやしくも人権侵犯事件があるとか、あるいは犯罪があ……

第63回国会 法務委員会 第20号(1970/04/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所にお伺いしたいと思いますが、この法案がもし成立いたしましたときに、簡易裁判所に非常に事務量がふえて、これが一応戦前の区裁判所としての性格を持つようにさらになっていくということを、法曹関係者一様に心配しておるわけでありますが、この点について民事訴訟法第三十条の二項や三十一条ノ二を活用すればこの問題は解決をするかのような意見もあります。しかし、この点については実際は、この管轄の問題というのは訴訟当事者にとっては切実な利害にも結びつくわけであります。一方の当事者が移送を求めた場合に、片方の当事者が反対というようなことが非常に多くあるわけであります。この三十条の二項あるいは三十……

第63回国会 法務委員会 第22号(1970/04/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この法案の国外犯の問題が先ほど来論じられておりますけれども、「犯人の国籍、犯行の場所、被害航空機の所属国のいかんにかかわらず、これを処罰する」ということになりますと、たとえば例をあげますならば、アメリカからキューバへ、あるいは逆の場合、あるいはカンボジアとベトナム、こういうような全く日本と関係がなくて、しかも場合によっては交戦状態である、場合によっては内戦状態である、こういうようなところのものについてまで処罰をするということにならざるを得ないと思いますが、それでよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、これは先ほど来論じられておるわけですけれども、刑法二条が大体保護主義で日……

第63回国会 法務委員会 第23号(1970/05/06、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 金嬉老事件については同僚委員もいろいろこまかくやりましたし、この点についての綱紀を正しくしなければならないということについては、言うまでもないことでありますが、この事件は当然のことであるけれども、矯正行政全体についてのあり方あるいは今後のやり方ということに発展をせざるを得ないというふうに思うわけです。  私は法務大臣に、他の委員とちょっと違った観点からごく簡単に大きな点をお聞きしておきたいと思うのですけれども、刑務所の中にいる既決囚あるいは未決囚がこういう問題を外に出すということは非常にむずかしいことである。刑務所の中で行なわれておることが一般世間には非常に出にくい。おそらく……

第63回国会 法務委員会 第24号(1970/05/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣は、この問題は検討されるということでありますが、やはり恥の上塗りということにならぬようにしなければならぬと思います。といいますのは、国が裁判官を忌避するというようなことは、日本ではもちろん前例はないし、私の聞く範囲では、国際的にも前例がないのではないかと思います。もちろんすべての国のすべての例まで調べることはできませんから、あるいはあるのかもしれませんが、ないのではないかと思います。それは国が任命をした、政府が任命をした裁判官ですね。それに対して、国が当事者として忌避をするということは、これは法律上もできるかできないかということについて議論もあります。できるというふう……

第63回国会 法務委員会 第25号(1970/05/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 今国会におきましては、創価学会、公明党の言論妨害問題が非常に大きな問題になっております。国会も終わりに近づいておりますので、総括的に法務省に若干の質問をしたいと思います。  五月の三日に、創価学会の池田会長が、この問題については言論妨害という意図は全くなかったけれども、結果として言論妨害と受け取られ、関係者の方々に圧力と感じさせ、世間に迷惑をかけたことはまことに申しわけないという趣旨の講演をされました。私どもは、しかしこれですべての問題が解決をしてしまったというふうには考えていないわけであります。いま塚本委員の御質問にもありましたように、その後においても問題が起こっております……

第63回国会 法務委員会 第26号(1970/05/13、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この種の犯罪を防ごうということで、いきなりこういう事件については射殺とか発砲というようなことで解決していくのが原則であるということになっていくのは非常に危険であるわけです。これはどのような犯罪者でありましても、公正な裁判をして処罰をするという方向にいくのが当然のことであろうかと思います。  それから問題は、立法という話も出ておるわけでありますけれども、今度の事件についての状況などを見ますと、犯人が刑の重さを考えてやっているというふうにももちろん考えられない。この犯罪の予防についてはいま岡沢委員も聞かれましたけれども、海上保安庁はこの種海上犯罪の予防策について現状においてはどう……

第63回国会 法務委員会 第27号(1970/06/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 赤松委員からいろいろ聞かれましたので、ごく簡単に幾つかの点についてお聞きしたいと思います。  この沖繩の女子高校生の刺傷事件につきましては、屋良主席も、裁判の公開とか裁判権の移譲について動いておられますが、琉球政府立法院が、御存じのとおりと思いますが、全会一致でこの問題について抗議の決議をしております。「一、軍事裁判を公開し、犯人の氏名を公表し、厳重に処罰すること。二、沖繩県民に対する米軍人、軍属による犯罪の裁判および捜査の管轄権を琉球政府に委譲すること。三、沖繩県民に対するいっさいの米軍人、軍属の犯罪について、裁判の結果および執行状況を県民に明らかにすること。四、米軍の責任……

第63回国会 法務委員会 第28号(1970/07/13、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま長沼事件の忌避の問題が最後に出ましたので、そこから伺っておこうと思うのであります。  いまお聞きいたしますと、法律上特別抗告はできないからやめるということでありますが、法務大臣のお話では非常な不満を持っておる。私は、いまほかの委員も問題にいたしました裁判官、検察官になる人が少ないという問題とこの問題も関係をしておるのだ、こういうことについての法務省の態度、そういうことが影響する。忌避の問題については、法曹の中ではほとんどの人が、これは法務省のめちゃである、通るわけがない、みなそういうふうに言っておりました。それが強行され、そして一審、二審で負けても、いまなお不満である。法……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 外務委員会 第1号(1970/12/04、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、中国問題についてお聞きするつもりでありますが、その前に、先ほど上原委員にお答えになりました点について二、三確かめておきたい点がありますので、それを先にお聞きしたいと思います。  外務大臣は先ほど、アメリカに対する請求権の問題につきまして、本土として日本が独立したときに請求権を放棄している、この考え方は踏襲しなければならないのだ、こういうことを言われました。これはサンフランシスコ条約のことを言っておられると思いますけれども、サンフランシスコ条約の発効前の請求権は放棄をするのだ、きわめて不当でありますが、これはかって政府がいったことがあります。きょうおっしゃったことは、サン……

第64回国会 外務委員会 第2号(1970/12/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、最初にベトナムの侵略戦争の拡大の問題についてお聞きしたいと思います。  十一月の二十一日北爆が行なわれ、そしてまた最近ニクソン大統領が北爆の全面再開があり得るということを言いました。この問題は決して軽視すべからざる問題であります。ベトナムの侵略戦争が拡大の方向にいくということであります。私は、これはきわめて遺憾なことであろうと思います。この点について、かつて参議院の代表質問で、この十一月二十一日の問題についてわが党の春日議員がお聞きしましたところ、コメントする立場にないということを総理は答えられました。政府はこのベトナム侵略戦争の拡大に反対をするという考えはないの……

第64回国会 議院運営委員会 第4号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私が日本共産党を代表して、公職選挙法改正案について、その趣旨の説明と質疑を本会議において行なうよう要求しましたのに、これを行なわず、委員会付託が行なわれましたことは、きわめて遺憾であります。  わが党がこのことを要求しましたのは、選挙は、主権者である国民の意思を聞くものとして、議会制民主主義の基礎をなしており、その方法は、民主主義の根本に触れるきわめて重大なものであるからであります。この点については、総理大臣も今国会冒頭の本会議において認めざるを得なかったものであります。  しかも、この改正は、約一年半前に全会一致で可決されたものの改正であって、朝令暮改の典型であります。この……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、総理大臣に、中国問題について伺いたいわけでありますが、これは申すまでもなく、カナダ、イタリアの中国との国交回復あるいはいわゆるアルバニア決議案の過半数獲得というようなことで国際政治の重要な問題になっておりますし、また日本がどういう態度をとるかということが内外の注目を浴びているというふうに思います。そこでこの問題は、外交技術上の問題ではなくて、国の政治の基本方向に関するものだというふうに私は思います。そういう意味で、総理にその基本的方向をお聞きしたい。総理がまさにきめらるべき性質のものであるというふうに思いますので、総理に一切お聞きしたいというふうに思うわけでございます。……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 外務委員会 第1号(1971/02/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、今朝来問題になっておりますラオスの問題、それから沖繩からのアメリカ海兵隊の出撃の問題、こういう問題について伺いたいと思いますが、今朝来の論議を私ずっと十分聞いた上での質問でございますので、重複することのないように端的にお答えいただきたいというふうに思うわけでございます。  ラオスに対する南ベトナム軍と米軍の進攻、これはインドシナ侵略戦争の拡大だ、こういうようなことをやってはならぬということをアメリカ政府にはっきり抗議をすべきだ、またはそれに対する協力というようなことは一切なすべきでないいうふうに私どもは思います。今朝来の論議を聞いておりますと、外務大臣はラオスの政……

第65回国会 外務委員会 第5号(1971/03/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に案件についての御答弁をいただく前提として、一つ伺っておきたいことがございます。  それは、二月二十七日のある新聞で、外務大臣が国会で愚問愚答をしておるという趣旨のことを言われたということであります。これは聞き流すにはやはりかなり大事な問題だというふうに私は思うわけです。国会での大臣の答弁というのは憲法でも規定をされているようなことであり、そして今国会では小林前法務大臣の放言問題もございましたし、やはり私は、大臣の国会答弁というのは大臣の仕事の中で最も大事なものの一つではないかというふうに思うわけであります。この事実があったかどうか、それから国会での審議について外務大……

第65回国会 外務委員会 第7号(1971/03/11、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私はきょうは外務大臣に、日本の軍国主義の復活の問題について多少伺いたいと思います。  日中覚書貿易のコミュニケでも触れられておりますし、一自由民主党の中でもこの問題を論議をされているということが報道されております。国の内外でこの論議が行なわれておりますけれども、これについて日本の外務大臣がどういうような考えで政務に携わっているかということは、この日本軍国主義の復活問題についての判断の重要な指標になるというふうに私は考えますので、外務大臣のお考えをいろいろな角度から伺いたいというふうに思うわけでございます。  外務大臣は憲法調査会の委員をしておられました。当時憲法問題についての……

第65回国会 外務委員会 第10号(1971/03/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 TIR条約の四条によりますと、例外的な場合や違法の疑いのある場合には税関の検査をしますけれども、その他の場合には税関の検査を免除するということになっております。  このことに関連して若干お伺いしたいのですが、これはどういう場合が具体的には予想されるのか、どういう場合に行なうということになるのか、その点を説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 武器の輸出入、そういうことに関しては、この検査についてはどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 そうすると、このコンテナの中に武器が入っているというような疑いがある場合にはどうなるのですか。

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/03/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど来この条約の批准が、特に二十六号がおくれているということに関係をして、どういう方針でいるのかということがいろいろ聞かれておりますが、私はこの点について、ちょうど外務大臣も労働大臣もおいでになりますので、根本問題をひとつお聞きしておきたいと思います。  それは国際労働機関憲章の十九条の五項によりますと、このILO条約の批准の問題がはっきり書かれておるわけです。多少条約論にもなりますけれども、お聞きしたいのでありますが、この五項の(b)ないし(e)に書いてあります「権限のある機関」というのは一体どこなのか。特に(b)項には、各加盟国は立法または他の措置のために一定の期間内に……

第65回国会 外務委員会 第12号(1971/03/25、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に先ほど来の議論の中で、日本の最低賃金のことについて、労働基準局長に一言だけ聞いておこうと思うのですが、日本の最低賃金の国際比較の際に、中位数を盛んに出されて、千五円ということを言われていた。これは、労働省の出しました資料によりましても、千円未満というのが適用者数の七九・六%という、本来中位数で比較をすることが間違っておる。全国一律最賃制というものができていなければ、それは一番下の最低賃金ということは、六百円未満というのがあるわけです。やはり国際的な比較をする場合には中位数でやるのは正しくないのじゃないか、このことだけ念を押しておきたいと思うのですが、 いかがですか。

第65回国会 外務委員会 第13号(1971/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理大臣の御答弁を、先ほどからずっと伺っていたのでありますが、中国政策については、目ぼしい前進があったというふうにはとても考えられない状態であります。それからまた、総理御自身も困ったということをいろいろ言われる。しかしこの問題につきましては、国内外の矛盾に直面をしている。佐藤内閣の政策では解決できないということが国内外で明らかになってきているのじゃないかと私は思うわけです。これは私、平和条約を蒋介石政権と結んだということが政治的に誤りであったということが、この期間の間に歴史的に実証されてきているということではないかと思うわけです。総理大臣は、これは間違いでなかったということを……

第65回国会 外務委員会 第14号(1971/05/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、沖繩の核兵器の問題を中心に、核のことについて外務大臣にお伺いしたいというふうに思うわけであります。  まず最初に、B52三機が今月の初めに沖繩にやってまいりました。米軍当局はかつてB52再配備の可能性があるということを言っておりましたし、現地ではこれが居すわるのではないかという心配が非常になされております。これは何のために来たのか、いつ帰るのか、そういう点について外務大臣のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 このB52の問題についても非常に関心が多いのは、特に四月二十五日付のニューヨークタイムズで、日米間に核秘密協定があるということが報道をされております。原子力……

第65回国会 外務委員会 第15号(1971/05/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 チューインガムの自由化に関して関税が問題になっているわけでありますが、自由化そのものについて少し外務大臣の御意見を伺っておきたいというふうに思います。  先ほど同僚委員の質問の中で、ことしの四月に六十品目、九月に四十品目という予定で進んでいるということでありますが、一昨年十月の自由化促進関係閣僚協議会では、残存輸入制限の百二十品目のうち、一九七一年末までに半減するという方針であったというふうに思います。これが非常に早められてきておるように思うわけですが、どういうわけでこういうふうに早められてきておるのか、その点について伺いたいと思います。

第65回国会 外務委員会 第20号(1971/05/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に中国問題で少し伺いたいと思います。  この国会では中国問題でいろいろ論議はされましたけれども、きょうもそうでありますように政府はほとんど何も案を持たない、何も新しいことを言わないというのが特徴であります。唯一に、きょうも言われましたけれども何らかの動きと見られるものは野田訪中団でございます。  この点について私は外務大臣にお聞きしたいと思うのでありますが、これは政府と無関係なのか。政府とはどういう関係で、首相が訪中を依頼されたのか。この点をお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは沖繩の問題で伺いたいと思いますが、五月七日の委員会やあるいは連合審査でも私ども……

第65回国会 議院運営委員会 第10号(1971/02/26、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いろいろ御質疑がございましたので、簡単に二点ばかりお聞きしたいと思いますが、一つは、こういう事態になってきまして、やはり根本問題にさかのぼらなければならないと思います。  運輸大臣に伺いたいのは、この空港建設計画そのもの、あるいはこの計画の遂行について、この時点で再検討をされる御意思がないかどうか。ただ弾力的にやっていくというだけではなくて、計画そのもの、あるいはその遂行計画というものを検討しなければならないのではないか。その点についての運輸大臣の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 それからガードマンの問題でありますが、これもこの時点だけの問題ではなくて、一般私人が武……

第65回国会 議院運営委員会 第12号(1971/03/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、日本共産党を代表して、この点について意見を述べます。  私は、表彰の対象となっている議員のうち、池田正之輔君の表彰はいま行なうべきでないと考えます。  その理由は、同君が、議員の職務に関する収賄事件で公訴を提起されており、一審判決さえなされていない段階だからであります。これは、他の刑事事件と異なり、国会議員の職務遂行について疑惑が持たれているということであって、国会議員の表彰にまことにふさわしくない状態であります。このような状態にもかかわらず院が表彰することは、国会の権威をそこない、国会に対する国民の信頼を裏切るものであると考えます。同君が、その後の総選挙で当選したから……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/02/05、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私の本日の質疑は、沖繩問題、中国問題、その他外交、防衛問題が中心でありますが、その前にひとつ総理の政治姿勢について伺っておきたいと思います。  それは、秦野章氏の都政改革についてのいわゆる四兆円ビジョンについてであります。総理はこの「東京緊急開発行動五カ年計画」というのをお読みになりましたですか。――けっこうです。これによれば、御本人は新しい東京を創造する第一歩であるというふうに言われておりますが、その資金計画を見ますと、新東京開発公団というのを設立をして、そしてその公団の資金計画は、政府出資が一兆五千億ということになっております。  私はここに大蔵省の編集いたしました財政金……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 外務委員会 第1号(1971/07/20、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 本日の委員会で、木村外務大臣代理は、いままでとはかなり違った新しいことを言われたと思います。中国が国際社会に復帰する条件はすでにできている。それからできるだけ早い機会に中国が国連に復帰することを希望するということに始まりまして、いま言われたように、国連社会に中国が復帰するということは世界の大勢である、国際社会に中国を迎えることに賛成せざるを得ない、こういうところまで言われるということになった。  私は、そこで外務大臣代理に伺いたいのは、こういう方向で事を進めていきます場合に、手探り外交というわけにもいかないわけであります。やはり見通しを持って進まなければならないと思いますが、……

第66回国会 外務委員会 第3号(1971/08/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 高野参考人に伺いたいと思います。  日華平和条約についての参考人の御意見は、基本的にはわかったわけでありますが、この条約のこれからの効力の問題、参考人は中華人民共和国と国交回復をして条約を結ぶというときには有効なものとはできないという趣旨のことをいろいろ述べられたわけでありますが、私が伺いたいのは、蒋介石政権と結びましたいわゆる日華条約、日華平和条約の廃棄ということについての法律上の諸問題について、高野参考人の御所見を伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 終わります。
【次の発言】 岡部参考人に伺います。  先ほど、国連での問題についてお答えになっておられましたが、逆……

第66回国会 外務委員会 第4号(1971/09/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に幾つか伺いたいと思いますが、時間の制約もあることでありましょうから、的確に、簡潔にお答えいただきたいと思います。  最初に中国の国連代表権問題でまず伺いたいのでありますが、これはいままでの政府の答弁でもたびたび言われたので、当然のことではありますが、あらためて福田外務大臣にお聞きしたいのでありますが、中国を国連に迎え入れるのは当然であるということを先ほどから言われましたけれども、これは国連での中国の代表権の問題というふうにお考えになっておるか、中華人民共和国の国連への加盟の問題と考えておられるか、この点についての外務大臣のお考えを伺いたい。これはきわめて初歩的の問題……

第66回国会 議院運営委員会 第4号(1971/07/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 現在、国際的に日本外交を転換し、日中友好を促進すべき重大な時期であり、日本の国会としても、この意思表示を明確にすべき時期だと考えます。  この日中国交回復決議案について私たちは、中華人民共和国を唯一の代表とし、日華条約を破棄すべきであるということを決議案に明記すべきであると考えておりましたが、日中議連を背景として、党派を越えて共同でやることの意義から、本決議案に対して一定の評価をして賛成してきたものであります。  ところが、自由民主党が本決議案を本会議に上程することに反対をするということになりました。これは国際情勢に逆行するものだし、それから国民の期待する自主外交の道に反する……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 外務委員会 第1号(1971/10/22、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に中国問題について伺いたいと思います。  外務大臣が永田委員にお答えになったときに、国連の表決と二国間の関係は別であるということをお答えになりました。これは国連の表決がいわゆる逆重要事項指定外計二提案が否決になろうとあるいは可決になろうと、いまの蒋介石政権との関係は変わらないんだ、そのことによっては影響されないんだ、こういう意味に受け取ってよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 それからもう一つ伺いたいのは、経過的措置についていろいろ御質問がありましたが、客観情勢が非常に大きく変わるまでの措置ということで、そのポイントが両政府間の話し合い、こういうことでありますが、こ……

第67回国会 外務委員会 第3号(1971/12/23、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日中国交の回復は現在重要な外交課題でありますので、いろいろな立場から請願が出るのはきわめて当然であります。私は、現在この国交回復にあたっては相互の自主性を尊重し、平等互恵、平和共存という平和五原則に基づいた国交関係の樹立、また日華条約なるものの廃棄ということがこのためにきわめて重要であるというふうに考えております。この案件の中にはそういう立場から見れば不十分なものもありますけれども、それを含めてすべて採択すべきであるという意見を述べたいと思います。

第67回国会 議院運営委員会 第3号(1971/10/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 通産大臣に簡潔にお聞きしたいのですが、通産大臣の先ほどの答弁であれば、院の決議を取り消してもらってからやればよかった、しかし、時間もなかったし、一方的規制をされるよりはいいから踏み切ったという趣旨に伺います。私どもは、これは院の決議の無視であるというふうに考えておりますが、通産大臣は、少なくもこれは院の決議の趣旨には違反をしておる、こういう判断をされたからこそ、いまのような発言があったのではないか、その点についてはいかがお考えでございますか。
【次の発言】 通産大臣が決議違反だということをお認めにならないことはよくわかっておりますが、少なくもいままでの発言では、趣旨に反すると……

第67回国会 議院運営委員会 第22号(1971/12/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日本共産党を代表して、私は会期延長に反対の意見を述べます。  いま会期延長をしようとするのは、参議院の沖繩及び北方問題に関する特別委員会で審議中の沖繩協定関連法案を、この国会でどうしても成立させようとする意図から出たものであります。沖繩協定は、衆議院での強行採決がきびしい非難を浴びたことでもわかりますように、審議は全く不十分でありました。関連法案につきましても、すべての法律の分野にわたるような大案件でありますので、いまだ審議は十分でありません。しかも政府の答弁は、国民の疑惑に誠意をもって答えようとするものでは全くなくして、このようなやり方で、少し審議の時間をとったからといって……

第67回国会 予算委員会 第5号(1971/10/29、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、沖繩問題、中国問題についておもにお聞きしたいのでありますが、まず最初に、中国問題からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 二十六日の国連総会で、中華人民共和国の国連議席、安保理事会の常任理事国の議席回復、蒋介石政権追放の決議の成立は、土十二年前に中国人民から追放されました蒋介石かいらい政権が、中国を代表しているというきわめてばかばかしい虚構がくずれ去って、中国を代表する唯一の正統政府は中華人民共和国であるという、当然の真実が全世界の前に明らかになったものであります。これ以後、本会議や本委員会におきましていろいろの論議がかわされましたが、私は、その論議の上に立って総理に……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 外務委員会 第2号(1972/03/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に中国問題についての見解を若干伺いたいと思います。  まず最初に、予算委員会や本会議でいろいろの見解が出ましたけれども、一日の参議院本会議で総理大臣が答えました中国との国交、将来日中間の国交正常化が実現した暁は台湾が中華人民共和国の領土であると認めることになるというのが私の基本的な態度であるということは、このまま政府の見解になっているのかどうか、その点をまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、もちろん六日に外務大臣が説明をされた政府の統一見解も頭に置いての質問でありますけれども、いまの御答弁では、一日の参議院本会議の答弁は取り消していないというこ……

第68回国会 外務委員会 第4号(1972/03/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は最初に、沖繩の那覇空港にありますP3の移駐問題をお聞きしたいと思います。  この問題については、外務大臣は昨日、沖繩北方特別委員会でまだ正式の申し入ればないという趣旨の答弁をされたということでありますけれども、このP3の移駐問題は、政府としてはこれについてどういう態度をとろうとしておるのか、この点について総括的にまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 このP3を移駐するということについては費用を新年度予算に組んでいるのではありませんか。その予算関係の御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その三十八億円は普天間への移駐ですね。そうすると日本政府の方針と……

第68回国会 外務委員会 第6号(1972/04/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間の関係もありますのでごく簡潔に基本点だけお聞きしておきたいと思います。  まず小麦のほうでありますが、いま日本の農業は非常に困難な状況に置かれ、減反その他で農民の不満は非常に強まっております。私は農業の保護政策をむしろとるべきである、この小麦協定などはそういう方向とは違った方向にいくのではないかと思います。この小麦協定の締結ということによる日本の国内の農業への諸影響、そういうものについて政府はどういうふうに考えているか、お話しをいただきたいと思います。
【次の発言】 この規定が、いま説明された八条の規定にもかかわらず農業の保護政策と違った方向のものであるということは言うま……

第68回国会 外務委員会 第7号(1972/04/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この国際交流基金法案につきまして、外務大臣が今国会冒頭の外交演説で、わが国の対外活動が経済的利益の追求に偏するとの批判や、さらには日本軍国主義の復活を懸念する声すら聞かれる状況であります、こういうときにあたり、誤った認識の払拭につとめるのがわが外交の急務であるということで、このために新たに国際交流基金を設立するということを述べておられるわけであります。私はこの国際交流基金法案が、わが国の対外経済活動や日本の軍国主義復活という誤った認識、それを払拭するということが一つの動機になっておるということでありますので、この点についていろいろお聞きしたいと思います。  日本の対外活動に対……

第68回国会 外務委員会 第8号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 鈴木参考人と山崎参考人にまずお聞きしたいのでありますが、この法案は、福田外務大省が軍国主義の復活でありますとかあるいは日本の海外での経済活動がいろいろ非難をされているということに関して、そういう問題を払拭するためにやりたいということがいわれたわけであります。それは山田参考人もちょっと触れられましたけれども、私どもは問題は軍国主義の復活というようなことの実態をなくす、あるいは経済侵略といわれるような、そういう海外での経済活動というものをなくすことが中心である。そして、その実態をそのままにしておいて、ただ宣伝活動をしていくというようなことでは困るんではないか、こういうふうに考えて……

第68回国会 外務委員会 第11号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に若干伺いたいのですが、ハノイ、ハイフォンの爆撃後、日本が実際上アメリカ軍の基地になっておりますので、この点に関するいろいろの疑惑があります。この点について若干伺いたいと思います。  事前協議の対象となる場合について外務大臣は、米軍が日本を戦闘作戦行動の基地として使うという場合は、戦闘作戦命令を受けていたかどうかということだけでなくて、わが国が戦闘作戦行動の基地として使われたかどうかという実体から判断をするということを言われました。ところで、その実体の有無というものはどのようにして判断をするのでありましょうか、外務大臣の見解を伺いたいと思います。

第68回国会 外務委員会 第12号(1972/04/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 三木さんのお考え、いろいろ伺って大体わかったわけですけれども、そういう考えでやっていかれますと、私どものように日華平和条約、日台条約にずっと反対という態度できている場合には矛盾はありませんけれども、いままでの自由民主党の政策等を考えますと、全く変わるというような、そういう性質のものであろうかと思います。三木さんのお考えとしては、過去の自由民主党の政策についてはどういうふうに考えるのか、あるいは場合によってはその責任というような問題もあるかもしれません。  それから、先ほどちょっと国会との関係の問題ということを言われましたけれども、日華平和条約、日台条約をどうするかという問題は……

第68回国会 外務委員会 第13号(1972/05/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 昨日発表されましたニクソン大統領のベトナムに関する発表と措置、これは世界の平和に対する重大なきわめて狂暴な挑戦だというふうに私は思います。  で、この事態について私はきょうこまかくいろいろお聞きしたいと思います。  まず第一に、封鎖をするということを言っておりますが、この封鎖というのは、タス通信も、あるいは国内の各紙も国際法に違反をしておるのではないかという論評をしておりますけれども、日本政府は、これは国際法に違反をしておるというふうに考えないのかどうか、この点を外務大臣に伺いたいと思います。
【次の発言】 この発表の前にアメリカ政府は日本政府に対して、NATO諸国と同じよう……

第68回国会 外務委員会 第14号(1972/05/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣にまず伺いますが、鳥類の保護は非常に大事な問題だと私どもも思うわけですけれども、この条約を締結をして、一番大臣なことというものは一体何だというふうに大臣はお考えになっておられるか、ちょっと伺いたいと思うのです。
【次の発言】 私どもはこれの実効をあげるにはやはり国内の措置――いま外務大臣の言われたようなこともありますが、国内の措置が非常に大事なのではないかというふうに思うわけです。たとえばこの条約にきめております百八十九の鳥類にいたしましても、取り締まりにあたる人たちが一体これを十分に知っておるかどうかというような問題もあるわけです。そういうようなことによって事実上条……

第68回国会 外務委員会 第15号(1972/05/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日本の海上自衛隊がアメリカの原子力潜水艦とたびたび合同訓練をやっていますね。原子力潜水艦が行動する場合、当然核攻撃ということがいろいろ考えられると思うのです。対潜水艦作戦にしてもこれが考えられる。そういう合同訓練で一体アメリカの核はどういうことに使い、その中で日本の自衛隊はどういうふうな役割りを果たすのか。この合同作戦ではどういうことになっておるか、これをちょっと。

第68回国会 外務委員会 第16号(1972/05/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は租税条約について若干伺いたいと思います。  課税権というのは、私どもは主権国家の主権の非常に重要な内容であるので、原則としてやはり外国の資本に対してはその国の税法に基づいて課税をするというのが正しいのではないか、こういうふうに考えているわけです。  まず伺いたいのは、二重課税委の排除ということであるならば、それだけが目的であるならば、所得者の居住地で所得源泉国である相手方のその所得者に対する課税額を自国の課税額から控除する。外国での課税額を自国の課税額から控除するというような方法を国内措置でとることによって十分可能なわけである。これはもう言うまでもないと思いますけれども、……

第68回国会 外務委員会 第18号(1972/05/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理に伺いたいのでありますが、沖繩協定が発効してから十日目になります。沖繩協定審議にあたっては、当時から問題になっておりました核部隊でありますとかあるいは謀略部隊について、十五日以降は変わるんだということを再々言われてきた。そのことを確かめるということはいま非常に大事な問題であろうというふうに思います。総理には核の問題に限って私はお聞きしたいというふうに思っておるわけです。  私たちの党の不破議員が今国会で、実際に核爆弾を扱っておる第四〇〇弾薬整備部隊のウエポンズブランチの問題を問題にし、それから伊江島の核攻撃訓練の問題なども問題にいたしました。これに対して総理は、第四〇〇M……

第68回国会 外務委員会 第20号(1972/06/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、まずベトナムの問題について外務大臣に伺いたいと思うのであります。  ニクソン大統領がソビエトへ行って、テレビの演説で、ターニャを忘れない、一人の子供たりともターニャのような生活を送らせないように可能なことのすべてをしようという演説をしたことは覚えておられると思う。このターニャのことは、御存じのように、第二次世界大戦のレニングラード戦で、九百日、ヒトラーの軍隊が包囲をして、その中で飢死をする人約百万の犠牲が出た。十二歳のターニャは、食べるものがなくなっておかあさんが死に、おとうさんが死に、きょうだいもみな死んでいく、そういう中で自分もとうとう命がなくなるわけです。その日記……

第68回国会 外務委員会 第21号(1972/06/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、あるいはこれが今国会最終の質問になるかもしれませんけれども、今国会で一番大きな問題として問題になりましたことの一つに事前協議の問題があります。これについてはいろいろ洗い直しをするとかいろいろの答弁がありましたけれども、いままでの運用でありますとか答弁を見ておりますと、これが日本が戦争に巻き込まれない歯どめとしての役割りというものはとても期待できないかということが明らかになってきたのではないか、これを指摘する、いろいろ世論も非常にあります。問題の中心はむしろ事前協議といいますよりは安保条約にあるのだということが、この国会で論議をされた結果の結論でなかろうか……

第68回国会 予算委員会 第20号(1972/03/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この横路委員が明らかにした資料の存在を政府が認めたということは、これは非常に重大な問題であります。沖繩国会のときに論議をされたこと、国会議員も国民も知っておりますけれども、思いもかけないことが起こったということであります。しかもこのいきさつがあったということも認められた。これは、密約があることについての疑いを決して晴らすことはできない。いかに口で言われようとも、晴らすことはできないと思います。  私は総理と外務大臣にお開きしておきたいのでありますが、外務大臣は、経過はいろいろあるけれども結論はこうなったのだ、こういうふうに言われました。しかし、それでは国民は納得いたしません。……

第68回国会 予算委員会 第22号(1972/04/03、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この沖繩の問題についての答弁、先ほど来福田外務大臣の答弁をお聞きしておりますと、外務大臣はじょうずに答弁をしておられるつもりであるかもしれませんけれども、あちら立てればこちら立たずで、いま外務大臣が言われておる基本の立場は、三億二千万ドルというのはこれは高度の政治判断で初めにきまったものである、こういうことで一貫して答弁をされています。ところが外務大臣が沖繩国会以来答弁されておることは、そうではないのであります。外務大臣は、こういうふうにそのときに二回にわたって答弁をしておられる。六十五国会のときから、この金については「政治的配慮のもとに総額をきめて中身を理由づけをするという……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1972/10/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に、官房副長官に伺いたいのでありますが、九日の国防会議で通産、科学技術、国家公安、内閣官房の四閣僚を国防会議のメンバーにするという方針をきめたということでありますが、その四閣僚を加えるということになりました理由、経緯、これを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 通産、科学技術、国家公安についての関係が深いというのは、どういうことで関係が深いのか、この点を一つ一つについて御説明をいただきたい。
【次の発言】 その理由は公式のものでありますか。
【次の発言】 通産、国家公安についても問題がありますけれども、科学技術の問題についてだけここでは論じたいと思います。  長官……

第69回国会 外務委員会 第2号(1972/08/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 田中内閣が発足して一カ月余でありますが、私は、外務大臣に外交の基本方針と政治姿勢、あるいはベトナム、日中問題について少し聞きたいと思うのです。  最初にお聞きしたいのは、内閣発足以来いまだに所信表明もないし、この外務委員会が初めての外交問題についての論議でありましたけれども、にもかかわらず、すでにハワイでの田中・ニクソン会談が予定をされておる、首相の訪中も取りざたされる、こういう事態になっておるわけです。この外務委員会でのいままでの質疑を聞きましても、たいへん外務大臣の御答弁は率直でありません。先ほど、ハワイへ行っては率直に自分のほうの考え方も述べたいとも言われました。そうい……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 外務委員会 第1号(1972/11/06、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、中国との国交回復その他の問題については、いずれ予算委員会でも伺おうと思うのですが、きょうはベトナム民主共和国の偽造紙幣を沖繩の第七心理作戦部隊が使っているという問題をお聞きしようと思います。これは十一月四日の琉球新報にも出ておりましたが、すでに九月までに千五百万枚も使っておる。第七心理作戦部隊の当局は札を印刷をしていることは知っておるけれども、沖繩にはそれを印刷するだけの施設がないのでやってない、こういうことなのですが、これがあることは否定をしなかった。私は、沖繩から手に入れました実際の偽造紙幣をここに持っております。三種類で一ドン、二ドン、五ドンですね……

第70回国会 予算委員会 第4号(1972/11/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理にまず、中国問題で若干の質問をしたいと思います。  中国との国交回復にあたりまして、一つの中国という立場に立って、かつ、平和五原則に基づいて国交回復がなされましたことは、中華人民共和国が成立して以来、一貫して中国との国交回復を主張してまいりましたわが党として、これを歓迎するものであります。  ところで、中国との国交回復にあたりまして、日中共同声明の中で総理は、「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。」ということが述べられております。わが党は、戦前から中国に対する侵略戦争に反対をしてまいりましたただ一つの党であ……


松本善明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-|32期|-33期-34期-35期-36期-37期-38期-40期-41期-42期

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各種会議発言一覧(衆議院32期)

松本善明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-|32期|-33期-34期-35期-36期-37期-38期-40期-41期-42期
第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 法務大臣に出版妨害問題について伺いたいというふうに思います。  公明党、創価学会の出版妨害事件は、今国会冒頭から重要問題として論議をされておりますので、法務大臣も重大な関心を払っておられるとは思いますが、総理大臣も答弁で、言論、出版の自由は民主主義の基本をなすものであり、政府としても言論、出版が不当に抑圧されることがないように十分配慮をしなければならないというふうに答えておられるわけであります。この民主主義の根本にかかわる重大な問題でありますが、憲法二十一条でもこれを保障しているだけではなくて、特に法務大臣に注意を喚起しておきたいと思いますのは、憲法八十二条で出版に関する裁……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど外務大臣が中間報告をされたわけでありますが、この中で国民の知りたいと思っている重要な点がほとんど触れられていない。いままでの国会答弁の繰り返しであります。私は、こういう態度は国民に対するきわめて不誠実な遺憾な態度だというふうに思うのです。きょうは時間の関係で核の問題だけをお聞きしようと思います。  この報告の中でも核抜きを確信するというようなことをいわれておりますけれども、実際に国民が知りたいのは一体核があるのかどうか、それから核の撤去をどういうふうにして確かめるのか、こういう具体的なことが知りたいのであります。そういう点については全く触れられていない。先ほども総理大臣……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 自治大臣にお伺いしたいのでありますが、御存じのように、沖繩返還についての協定締結が目の前に来ております。この準備作業がいろいろ進んでおるわけでありますが、沖繩県として本土と同じような状態になるという場合に、憲法九十五条との関係の問題が起こるかと思います。この点についてまずお伺いしたいと思うのであります。  この返還協定並びに復帰に伴う法律について、憲法九十五条との関係で自治省はどのようにお考えになっておるか、大臣のお考えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この協定とそれから沖繩返還に伴う法律があるわけでありますが、この二つについて、これは別個の問題であろうかと思います……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1971/02/20、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 労働大臣にお伺いしたいのでありますが、私は職場の労働者と接する機会が非常に多いわけでありますが、その中で、いろいろ労働者の権利が侵害をされ、裁判や労働委員会に持ち出しましても、非常に長くかかったり、いろいろその点についての中身を話されたことがございます。一体労働省は労働者の権利をほんとうに守ってくれるのかどうかということを素朴に聞かれることもございます。そういうことで、きょうは労働大臣のお考えも含めまして、労働省が労働者の権利の擁護のためにどういう態度でおられるかということについて伺いたいというふうに思っておるわけであります。  労働省設置法によれば、言うまでもなく、労働条……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 外務大臣に沖繩返還協定の問題その他について伺いたいと思います。  最初にB52が沖繩に最近やってきた。十七日の午後に嘉手納基地へ一機飛来をして、約二十分で飛び去ったということであります。このことは、かつて米軍からは再配備をする可能性があることがいわれておりましたけれども、この撤去が発表された当時、臨時外相代理でありました保利官房長官は、再び沖繩に戻ることはないと確信をしている、それを裏づける十分な証拠があるというような趣旨のことを言われたわけでありますが、その期待は裏切られ、また来たわけであります。このB52の沖繩への再配備の可能性ということについて外務大臣はどういうふうに……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1972/04/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間がないようでありますので、簡潔に、質問をまとめてしたいと思います。  いま大出委員が言っておりましたあのグリーンの著書の問題は、これは、福田外務大臣が言われるような、そんな一学者のものでは決してない。これは私もそう思います。全くそうだ。これはアメリカの公式の立場、国務省の情報調査局のアジア太平洋部長ですから、これは一学者のものだということで済ますわけにいかない。しかも、総理大臣も言われるように、これがほんとうであるならば内閣が総辞職をしなければならぬというような大問題である。それについてアメリカの公式の立場の人が発言をしているならば、これについては日本政府としても、それに……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1972/03/25、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 私は事前協議の問題についていろいろ伺いたいのでありますが、その前にいま問題になっております沖繩の全軍労のストについて、私も一問だけお聞きしておこうと思うのです。これは沖繩協定発効ということを前にして、沖繩へ自衛隊を配備するよりも何よりも先に、最も先に解決をしなければならない沖繩県民の生活に根ざした要求、そういうことが沖繩に関してはまずなさなければならない緊急の問題だというふうに私は考えますが、その点についての外務大臣の御見解を一言伺っておきたいと思います。
【次の発言】 全軍労の要求を満足できるような解決を緊急にされることを要望して、本題に入りたいと思います。  沖繩協定の……



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データ更新日:2023/02/05

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