松本善明 衆議院議員
41期国会発言一覧

松本善明[衆]在籍期 : 31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期-40期-|41期|-42期
松本善明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松本善明衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

松本善明[衆]本会議発言(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 衆議院本会議 第32号(1997/05/08、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、総理の訪米報告について質問をいたします。  今回の日米首脳会談ほど日本外交の対米従属の深さと危険を示したものはありません。総理は、首脳会談の日程に合わせることを至上命題として、沖縄県民の土地を強制的に米軍に提供する米軍用地特措法を大改悪し、沖縄米軍の実弾演習の全国への拡散、普天間にかわる海上基地の調査も強行いたしました。しかも、日米安保共同宣言を国会としても推進するという異例の国会決議を背景に訪米しました。これら一連の事態を我が党は日米首脳会談への手土産だと厳しく批判しましたが、これが正しかったことは、あなたがクリントン大統領に用地の提供義務を履行でき……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 衆議院本会議 第17号(1997/12/04、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、APEC報告に対して質問をいたします。  第一に、今回のAPECは、アジアの一連の金融不安の影響を受けて、緊急アジア通貨会議の様相を呈した点についてであります。  マレーシアのマハティール首相を初めとした東南アジアの指導者たちは、今回の金融市場の混乱の原因は、アメリカとヨーロッパの投機家がつくった、自由市場の名のもとに投機による破壊行為が認められているとして、投機的な取引を規制する制度をAPECにつくるべきだと主張をし、首脳宣言には、金融市場の安定回復には効果的な金融分野の規制がかぎとの一文が盛り込まれたのであります。  IMFのカムドシュ専務理事も、……

第141回国会 衆議院本会議 第20号(1997/12/11、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、橋本内閣不信任決議案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  今、国民の中では、橋本内閣に対する失望と抗議の声が満ち満ちて、内閣支持率は日に日に下落をしております。本院では、銀行業界救済のための預金保険法改悪案の採決が、前代未聞の暴挙に暴挙を重ねる事態で行われました。これは、国民に背を向けた悪法の成立のために、議会制民主主義の原則を破壊して省みない橋本内閣の方針の実行のためであり、同時に、橋本内閣の追い詰められた姿をみずから暴露したものにほかなりません。(拍手)  橋本内閣を信任しない第一の理由は、消費税増税、医療改悪など、九兆円という未曾有の負担……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 衆議院本会議 第20号(1998/03/20、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、一九九八年度政府予算案に対する反対の討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、本予算案が、いよいよ深刻さを増している不況の打開に役立たないばかりか、むしろ一層危機を深めるものとなっているからであります。  言うまでもなく、今、我が国経済は未曾有の危機に直面をしております。凍りつくような消費の冷え込みのために、日本経済は二十三年ぶりのマイナス成長に転落しようとしております。完全失業者は史上最悪の水準を続けており、中小企業の経営危機、倒産も多発しております。  こうした消費不況の最大の原因が、政策不況と言われるとおり、橋本内閣が昨年強行した消費税率引き……

第142回国会 衆議院本会議 第28号(1998/04/10、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して質問をいたします。  ただいま、総理の新たな景気対策、財政構造改革路線の転換についての発言がありました。記者会見で、先に突如発表したことも重大な国会軽視でありますが、発言の内容には、景気の深刻化をもたらした九兆円負担増政策の誤りについても、政策転換についても、全く反省がありませんでした。総理には、国会を欺いて九八年度予算を、さらに財革法も強行したなど、数々の重大な責任があることを指摘いたしまして、ただいま議題となっている中央省庁再編法案についての質問に入ります。  本法案は、内閣機能の強化、省庁再編成、行政組織・事務の減量を図るとしております。そこで、ま……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 衆議院本会議 第8号(1999/02/19、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、一九九九年度政府予算案に反対の討論を行います。(拍手)  深刻な不況のもとで、今国民は、景気をよくしてほしい、そのために消費税の減税など懐を暖める施策をと切実に求めております。ところが、本予算案は逆に、その国民の大多数に増税を押しつけるものとなっております。  小渕首相は、これで景気回復になるのかとの当然の疑問に、内閣としてまともな吟味もせず、答弁も回避をしたままであります。また、日本債券信用銀行に投入された六百億円を紙くずとしながら、その責任と真相を糾明する証人喚問もやらず、大銀行に巨額の公金を投入しようとしているのであります。しかも、このような予算……

第145回国会 衆議院本会議 第10号(1999/03/04、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部改正案について、総理に質問をいたします。  本法案は、米の関税化、つまり米の輸入自由化実施法案であります。それを、政府は四月一日に実施するとしております。日本の主食であり、日本の文化でもある米の輸入完全自由化をこんな短時日の間に強行しようとすること自体、国民と国会をないがしろにする重大な暴挙であります。(拍手)  この本会議場で、当時の細川内閣に対して、与野党を問わず、米の関税化は認められないと主張したのは、わずか五年前であります。自民党も、現在の森幹事長が関税化反対の質問演説……

第145回国会 衆議院本会議 第36号(1999/06/10、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁再編関連十七法案に対する反対討論を行います。(拍手)  まず、この法案の審議の問題であります。  国の全行政機関の再編にかかわる重要かつ広範なこの法案を、日本のすべての法律の約三分の一、四百七十五本の法律改定を一つにした地方分権一括法案とあわせて審議し、しかも、わずか十二日間の審議で採決するということは、国会審議の形骸化以外の何物でもありません。戦争法、盗聴法案の強行に続くこの事態は、国権の最高機関である国会の権威をみずから失墜させるだけではなく、国民主権に対する重大な背反であります。私は、最初にこのことを厳しく糾弾するものであります。(拍手)……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 衆議院本会議 第7号(2000/02/29、41期、日本共産党)

○松本善明君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております二〇〇〇年度政府予算三案について、反対の討論を行います。(拍手)  今国民が政治に最も求めていることは、言うまでもなく景気の回復であります。また、今日本の将来についてだれもが憂えているのは、国の財政の破綻であります。来年度予算の課題は、もちろんこの二つの課題について解決の展望を示すものでなくてはなりません。ところが、政府予算案はこの二つとも破綻させる、誇張ではなく文字どおりの亡国予算であります。  第一に、小渕内閣が編成した総額八十四兆九千八百七十一億円の史上最大の予算案は、またもや前年と並ぶ巨額のゼネコン型公共事業と、六十……

松本善明[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院41期)

松本善明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 行政改革に関する特別委員会 第2号(1996/12/13、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 今国会で、厚生省汚職の問題を初め、政官財癒着の問題が重大問題として追及をされておりますが、これは国民の求める行政改革の原点になるものであります。昨日、我が党は、そのかなめになるものとして、企業献金の禁止、天下り禁止、国民の知る権利の保障を明記した情報公開法を衆議院に提出をいたしました。これらの法律制定の必要性は、事態の進展の中でますます明らかになってきていると思います。十分御審議の上、御賛同を委員各位に要請するものであります。  早速、厚生大臣に事実関係からお聞きをしたいと思います。  私は、あなたが先ほど返却したと答弁をされました。ワタキューセイモア、寝具リース会社からの二……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/21、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、沖縄問題は今や国政の中心問題の一つになってまいりました。  外務大臣、ごらんになったかどうかはわかりませんが、沖縄県の県議会が、劣化ウラン弾の撤去などを求める全会一致の決議をしました。ここでは、この劣化ウラン弾の使用、貯蔵について「言語道断」、断じて容認できない、激しい言葉で即時撤去を求めていますし、県民の怒りはまさに「頂点に達している。」こういう強い表現でこの決議がなされております。  私は、外務大臣が劣化ウラン問題の対米折衝の担当大臣として、官房長官から、報道では、外務省の鈍感さにいら立ちを覚えるというようなことが報道をされております。この発射問題を……

第140回国会 外務委員会 第4号(1997/03/17、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、中東和平を進めるための銀行を設立するというのでありますならば、国連憲章が明記をしております自決権の尊重それから平等互恵、内政不干渉という国際関係の重要な原則を基礎にすべきものであろう。この中東・北アフリカ経済協力開発銀行は、この最も重要な民族自決権の尊重という点で大きな問題があるのではないか。  具体的にお聞きをしますが、協定の第十条の(b)で言います「市場指向型経済並びに民間及び企業家の自発的活動を着実に推進する」ということが金融業務を実施するいわば条件になっていますが、この市場指向型経済というのは資本主義経済のことを言うのでしょうか。また、「民間及び企業家」という中……

第140回国会 外務委員会 第7号(1997/04/02、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 南極条約議定書の実施の問題についてまず質問をいたします。  この実施の問題では、観測基地で出る汚水をどうするかとか、垂れ流しはもちろん許されないわけですが、浄化装置を持ち込んできれいにした上で流すことも必要になりますし、航空燃料が漏れたり、あるいは雪上車のオイルが漏れたり、これをどう除去するのか、関係者にどう徹底させるかも重要でありますし、観光や探検で南極に行く人たちが自分の食べ物を動物のえさとしてやるようなことも規制しないと、生態系を崩す原因にもなります。こういうツアーや個人に対する実効のある措置も必要になると思います。  環境庁が国内法を準備しようとしているということでも……

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/04/22、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 対人地雷の禁止については、今の藤田さんと同じように、私も超党派のアピールの呼びかけ人になっております。自民党の皆さんの中でもアピールに署名をしておられる方もあるし、呼びかけ人になっている方もありますし、きょうの自民党の質問者のを含めまして今までの同僚各委員の質問というのは、やはりこの議定書だけでは不十分だ、もう一歩やはり踏み出すべきだというのがこの委員会での、濃淡はあるかもしれませんが、いわば総意ではないかというふうに私は思います。  改正第U議定書が地雷禁止を目指したという点では評価できるのですけれども、現実的には重大な不備があるわけです。この不備を早急に是正することが必要……

第140回国会 外務委員会 第13号(1997/05/14、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 香港政府との航空協定は、言うまでもなく香港の返還とのかかわりで締結されたものだと思います。香港は間もなく中国に返還されるわけでありますが、イギリスが香港を中国から取り上げたときには、中国がイギリスに九十九年貸すということでありました。この九十九年という数字で言いますと、日本が中国から旅順や大連を含む中国東北地方の一部を取り上げたときも、九十九年この地域を日本に貸すということでありました。アメリカがキューバやフィリピンから軍事基地をとったときも、九十九年貸すというものでありました。  つまり世界じゅうで、外国から土地を取り上げるときに九十九年の租借協定というのが普通だったと思い……

第140回国会 外務委員会 第14号(1997/05/16、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 包括的核実験禁止ということ は、唯一の原爆被爆国として歓迎できるものですが、これで済ませてはならないんじゃないか、核兵器廃絶に向けて飛躍をつくり出すことが重要ではないかと私は思います。  包括的核実験禁止条約についてでありますが、前文で、「すべての核爆発を停止することは、核兵器の開発及び質的な改善を抑制し並びに高度な新型の核兵器の開発を終了させる」と書いてあります。核実験をやめさせることは重要でありますけれども、この条約が目指すところは、今の前文で読みましたように、核兵器の開発と質的な強化、あるいは高度な新型核兵器の開発を防ぐということにあると私は思います。すると、今ある核兵……

第140回国会 外務委員会 第17号(1997/05/30、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず、日本と香港との投資協定について質問をいたします。  海外投資そのものについては、私どもは、受け入れ国の経済発展に寄与する限り、反対するものではありませんが、その場合、受け入れ国の経済主権を遵守することが、世界の経済発展のためにも、日本の外交にとっても重要だと思うのであります。  そこで、どの受け入れ国も、自国の国民経済を守るために自国の投資家を規制する必要が生じたときには外国資本も規制できることを、投資する側も認めるべきではないかと思いますが、外国資本を受け入れる国の経済主権との関連でどう見るか、まず外務大臣の基本的な考え方を伺いたいと思います。

第140回国会 外務委員会 第18号(1997/06/04、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺います。  五月三十日の当委員会で、ガイドラインの見直し作業に関連をいたしまして、攻撃目標を米軍に提供することは憲法上許されないのではないかということを質問したのでありますが、外務大臣の御答弁は、これを是認するような答弁だったと思います。まもなく中間報告が発表されるということでありますが、憲法に違反する問題を盛り込むようなことが許されないのは当然のことであります。  そこで、中間報告前ではありますが、改めてこの問題をきちっと質問しておきたいというふうに思います。  私が質問いたしましたのは、日本は平和で、防衛出動など全く問題にならないときに、日本の周辺では米軍がど……

第140回国会 外務委員会 第19号(1997/06/11、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 昨日の安保委員会の審議につきまして、政府答弁が抽象論に終始する場面が目立ち、中間報告の示す方向性のあいまいさが改めて浮き彫りになった、こういうふうにマスコミで評されております。質問に具体的に答弁されることを要望して、質問をしたいと思います。  ところで外務大臣、この中間報告が発表されまして、九日付の新聞が一斉に朝刊で報道いたしました。ジャパン・タイムズの九日付をお読みになりましたでしょうか。
【次の発言】 実は、これは私もしょっちゅう読んでいるわけではございませんが、非常に的確。に見出しをつくったと思うのです。「アンベール・ウォー・マニュアル」、戦争のマニュアルのベールがはが……

第140回国会 外務委員会 第20号(1997/06/16、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 この報告書の「提言」の部分の最初には「今回の救出作戦については、本報告書第U部で指摘したように、作戦実施のタイミングが極めて重要な要素であった。もしその判断を誤っていれば、相当の犠牲者が出た可能性もあった。一方で今回の事件の解決には幸運な面があったことは否めない。したがって、テロに屈せず、人命を尊重していくという二つの重要な命題をどのように実現するのか、という困難な問題への取り組みは依然残されているといえよう。」こういうふうに述べています。  テロを許さないということと人命尊重を追求するという問題がなお残されているということでありますが、こういう事件が起こりますと、具体的な場……

第140回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(1997/05/06、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 金融監督庁の案件は、そうなっておりますが、きょうは行革特としては今国会初めての審議で、いわば総論中の総論というような程度にとどまるのかと思いますが、日米首脳会談の直後でもありますし、またこれは政治の根本にもかかわり、行政改革の基本方向にもかかわってきます。この問題から伺いたいと思います。  今回の日米首脳会談について、アメリカの日本問題専門家として著名なチャーマーズ・ジョンソン氏が、まるで自分の功績を報告に来た植民地の領主と宗主国の主君ですというようにこれを評しました。少なくも、沖縄問題を初め、日本の国民の声をクリントン大統領に堂々と伝えるというようなものでなかったことは、報……

第140回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(1997/05/22、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず大蔵大臣に伺いますが、第一勧銀の頭取室も捜索をされるし、会長、頭取が辞任するというような、そういう事態になった。大銀行が、反社会性が明らかな総会屋にノンバンクを含めて三百億の巨額を融資をする、これはもう異常な事態だと思うんですね。超低金利で苦しむ庶民から見たらとんでもないことだと思うのです。野村証券の総会屋への利益の供与、VIP口座を設けての投資家の差別扱い、これらを含めて、金融業界の腐敗をもう徹底的に正さなければならない。  大蔵大臣は、金融監督庁の長官がどういう人がいいかという質問に答えて、千万人といえども我行かんというような人がいいということをおっしゃいましたが、今……

第140回国会 行政改革に関する特別委員会 第11号(1997/05/28、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 日本共産党の松本でございます。  まず、山田参考人に二問お聞きします。後で他の参考人共通の質問をしたいと思いますので、簡明に。  まず第一は、現在の第一勧銀、野村証券などが代表的でありますが、日債銀、日産生命、大和銀行、住専など、日本の経済界全体への信頼を揺るがすような重大な事態が起こっております。そういう事態に対する金融監督庁でありますが、この法案を少し離れて、大きな視点からこの事態に対してどう対処をすべきかということが一点。  それからもう一つは、金融監督庁の任務として預金者、契約者、投資者の保護は規定をされてありますが、そのほかに銀行の借り手の保護、先ほども触れられまし……

第140回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(1997/06/03、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 今議題になっておりますこの法案は、特殊法人の財務諸表を一定公開させる上で一歩前進だと思います。しかし、この間問題になっている特殊法人の子会社、関連会社の財務の全貌を明らかにしませんと、特殊法人全体の財務諸表がつかめない。国民もそうした公開を求めていると思います。そういう視点から見ると法案は不十分で、長官も不十分な点についてはお認めになったと思います。  いろいろ議論されておりますが、特殊法人本体が大赤字にもかかわらず、子会社、関連会社、関連公益法人が大幅な黒字になっているという問題があります。  さきにも議論されましたが、例えば、住都公団には子会社、関連会社が二十三社あります……

第140回国会 予算委員会 第10号(1997/02/10、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず、総理に、オレンジ共済問題について質問します。  この事件で、巨額の金が政界に流れた疑いを徹底的に解明せよというのは、既に世論になっていると思います。国会も政党もその自浄能力が問われておりますし、疑惑を持たれた議員は、政治倫理綱領にありますように、みずから真摯な態度をもつて疑惑の解明に当たらなければならないということは当然のことであります。  新進党の西岡幹事長は、本委員会で、この問題について国民にわびるとともに、たとえどのような結果を生じようとも、真相究明に断固とした態度で臨むことを国民の皆さんにお約束をすると決意を述べられました。また、細川元総理は、記者会見で、みずか……

第140回国会 予算委員会 第11号(1997/02/12、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理、劣化ウラン弾問題から質問します。  沖縄での米軍の劣化ウラン弾発射事件というのは本当に重大な事件です。沖縄タイムスとか琉球新報などを見ても、それから大田知事の談話初め関係市町村の首長の談話を見ましても、本当に怒りが心頭に発しているというような感じです。  この事件は、アメリカの海兵隊員による少女の暴行事件が起こってから三カ月、あの沖縄県民を初め日本国じゅうで抗議の嵐が起こっていたときに行われた。通告がおくれたというよりは、この時期に行われた、まさに傍若無人、まさに沖縄は戦場だということを感じさせるようなそういう事件であります。  劣化ウラン弾は湾岸戦争のときに米軍が使用……

第140回国会 予算委員会 第25号(1997/06/05、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 あなたの話をずっと聞いておりますと、酒巻前社長が、野村の会社ぐるみではな くて個人ぐるみだと言い張って、その後逮捕をされました。ほとんどの疑惑について全部否定です。これは到底ちょっと信用できないですね。  酒巻さんは逮捕をされて、容疑は小池隆一容疑者への利益供与ですね、自供も始めているようです。野村証券そのものも起訴をされました。文字どおり会社ぐるみなのですね。  それで、この利益供与は、九五年の六月の株主総会であなたが取締役に復帰する、節也氏と一緒に、それが最重要議題だったのです。それについて、あなたは全く知らないと。これは通らないです。先ほど一部認められましたね。四月の後……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 外務委員会 第4号(1997/11/26、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 王城寺原で今月、アメリカの海兵隊の百五十五ミリりゅう弾砲の実弾発射訓練が行われまして、四百二十三発が発射されたということです。  これは小学校がすぐそばにありまして、吉田小学校嘉太神分校というのがあります。その分校の桜田さんという主任はこの実情を、イバラのような十日間だった、こういうふうに言っております。学校の裏には黄色いテープが張りめぐらされて、立入禁止の札が下げられた。百五十五ミリりゅう弾砲の発射音、炸裂音が響く中、分校は下校時間を早めて、父母の送り迎え、それから帰ったかどうかということの確認の電話を徹底させている。近くの中学校は部活動を休止する。こういう非常な緊張状態に……

第141回国会 外務委員会 第5号(1997/11/28、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、新しいガイドラインにつきまして、中間報告以来、いろいろな議論が展開をされていますが、主としてやはり文章に基づいたものが多うございましたが、きょうは少し方向を変えまして、私どもは、新ガイドラインというのはアメリカの戦争に日本が参戦するものだということを主張してまいり、政府の方では、そういうものではないということを言ってきたのが大まかな論戦であったかと思います。私は、一方の当事者のアメリカ側の発言やアメリカ側の文章から見ますと、私どもの主張の方が正確である、客観的に見ているというふうに思うので、アメリカの方の発言を引用しながら御質問をしたいと思います。  や……

第141回国会 行政改革に関する特別委員会 第1号(1997/09/29、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの池田元久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、高鳥修君が委員長に御当選になりました。  委員長高鳥修君に本席を譲ります。

第141回国会 予算委員会 第5号(1997/11/04、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理に、きょうは新ガイドラインの周辺事態での機雷掃海の問題を主としてお聞きしょうと思います。  新しい日米防衛協力指針は、日本が攻撃されるおそれにもならない状態、言いかえますと、今までの政府見解でも、自衛権の発動ができないといういわゆる周辺事態にアメリカ軍との防衛協力をやる、すなわち軍事協力をするということでありますので、このこと自体が自衛以外での武力行使でありますので、憲法に違反するものであります。周辺事態での機雷除去についても、米軍の武力行使が行われているときに、日米で協力しながら自衛隊が機雷の除去をすることになっております。  そういう点で、きょうは指針の、周辺事態での……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 外務委員会 第2号(1998/02/13、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 既にたくさん質問がありましたが、イラクが国連による大量破壊兵器の査察を拒否しているということを理由に、アメリカがイラクに最大規模の軍事攻撃をしょうとしている。湾岸戦争以後最大規模ということですが、これが重大な世界政治の問題になっております。  イラクに対する国連による大量破壊兵器の査察は、国連安全保障理事会の湾岸戦争停戦に関する決議六八七に基づくものであり、イラク自身も受け入れたものでありますから、イラクがこの査察を拒否することは国際的にも許されるものではなく、国連査察を直ちに受け入れるべきことは当然だと私たち日本共産党も考えております。  日本政府は、国際世論にも訴え、イラ……

第142回国会 外務委員会 第3号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、米軍の低空飛行の問題についてまず質問をしたいと思います。  この問題につきましては、二月二十五日に我が党の志位書記局長が予算委員会で、我が国では飛行ルートすら公表されていない、諸外国と比べまして非常に異常な状態であることを明らかにして質問をいたしました。外務大臣もお聞きになっていらっしゃったと思います。  このときに、高野北米局長は我が党の指摘に対して、その指摘を含めて、アメリカ側とこの問題について、安全問題についてどういうことができるか話し合いたいど考えているというふうに答弁をいたしました。  その後、これに基づいて、どういうアメリカ側との話し合いをしたのか、その結果……

第142回国会 外務委員会 第4号(1998/03/13、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず、法案の研修員手当の問題ですが、これは在勤基本手当の基準額の引き上げ率と比べますと、はるかに高い。例えば一号で、五十万七千百円だったものが七十八万二千七百円。伸び率でいいますと五四・三%ということです。在勤基本手当の増額の中でインドの大使の基本手当は一番高いと思いますが、それと比べてもさらに高い。  国内財政状況とも関係がありますので、なぜこう高いのか、御答弁をいただきたい。
【次の発言】 在外公館の活動というと、日本外交のあり方ということに直結をするわけですが、今、日本の外交というのは、国際紛争の平和的解決ということにやはり徹するべきではないか。これは、日本外交の顔とい……

第142回国会 外務委員会 第6号(1998/04/01、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 大臣にお伺いしますが、この協定に基づきまして使用済み核燃料の海外処理を行っているわけですけれども、この協定の新たな調印ということは、この再処理を続けるということですが、今後も大量の高レベル廃棄物が発生をすると思います。  今後、海外再処理によって三千数百本のガラス固化体が返還されるということですし、高レベル放射性廃棄物処分懇談会の報告書によりますと、現在までに高レベル廃棄物の発生は、ガラス固化体に換算して一万二千本相当が既に発生をしているし、長期計画を推進した場合に、二〇三〇年までに五万八千本分が発生するということであります。科学技術庁に確かめましたら、それに間違いないという……

第142回国会 外務委員会 第7号(1998/04/10、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、日本共産党を代表して、日英原子力協定に反対の討論を行います。  本協定に基づいて使用済み核燃料の海外再処理委託が行われますが、反対理由の第一は、使用済み核燃料再処理によって大量の高レベル廃棄物が発生し、我が国における高レベル廃棄物の貯蔵量をますますふやすことになるからであります。しかも、高レベル廃棄物の処分技術いまだ確立されず、処分の展望は全くありません。このような現状で、無責任に高レベル廃棄物を生み出し続けることは許されません。  第二に、使用済み核燃料再処理の海外委託を引き続き行うことは、我が国の進める核燃料リサイクル政策を推進することになるからであります。核燃料リ……

第142回国会 外務委員会 第16号(1998/06/01、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に御質問をいたします。  現在の事態というのは、アジアと世界の平和にとって極めて重大な緊急事態であります。インドの二度の核実験に続いて、パキスタンが行った二度にわたる核実験、我が党も、いずれに対しても、委員長の談話という高いレベルで厳しい抗議の意思を表明いたしました。日本政府も抗議と経済制裁を行いましたし、日本の各自治体、大衆団体も行いました。それから、世界各国も抗議や経済制裁、いろいろな形でやっておりますが、にもかかわらず、二度目の核実験という事態になったわけであります。  事態が悪化すれば、インド、パキスタンの核軍拡競争の悪循環、偶発的な核戦争の危機、この事態の両……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(1998/04/20、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 端的に総理に質問をしたいと思います。  この中央省庁再編に関する法案の内容といいますのは、行政改革会議の最終報告を受けて、二十一世紀での行政機構をどうするか、さらに根本的には国づくりをどうするかという建前のものであります。同時に、法案には財政構造改革の推進とか社会保障制度の構造改革の推進というようなことが明記をされておりまして、橋本内閣の六大改革を推進する機構づくりにもなっております。  今も六大改革についての同僚委員の批判もありましたが、けさの新聞では、政府・与党にかなり理解のある新聞ですが、「迷走、首相「6大改革」」こういう見出しの報道もございます。この国会で、すべての野……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(1998/04/30、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 早速質問に入らせていただきたいと思います。  きょうも本会議で、大蔵省の処分の問題が問題になりました。やはり今の行政組織の腐敗といいますか、これが非常に大きな関心事になっております。  この行政改革会議が発足をして初会議を行った後に、水野さん、朝日新聞に語っているのを覚えていらっしゃいますか。片一方では佐藤孝行さんが自民党の本部長、片一方は水野さん。それで、水野さん、住専問題、大和銀行事件、薬害エイズ事件と続いている。けしからぬことだが、行革にとってはかえってやりやすいというようなことから始まっているのですけれども、この当時から行政機構の腐敗問題というのは大問題だったのですね……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第10号(1998/05/06、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。貴重な御意見をいろいろありがとうございます。  早速ですが、佐々木参考人からお伺いしたいと思います。  佐々木さん自身が、ベースキャンプ論は余り評判がよくない、こういうふうに言われましたけれども、それは佐々木さんだけの責任ではなくて、やはり今議論になっております中央省庁再編のこの法律が評判がよくないという反映であろうかと思います。佐々木参考人自身がおっしゃいましたけれども、やはり二十一世紀を展望するというようなものになっていない。ほかの参考人からも、国の形が本当に論議されているというような、ものではない、こういうお話がたくさん出ました。……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(1998/05/08、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 農水大臣からまずお伺いしようというふうに思います。  私のお聞きをしたいと思います点は、この最終報告といいますのは、国づくり、「国のかたち」を強調しているわけでございますけれども、最終報告は国家百年の大計ということも言っておりますけれども、農業分野で二十一世紀を展望した国づくりの法案に一体なりているだろうかという問題意識で質問をいたします。  申し上げるまでもなく、農産物の輸入の自由化がそのたびごとに日本農業に打撃を与えてきておりますが、特に米の輸入の自由化以来、日本農業は崩壊しかねない重大事態を迎えていると私は思います。私は、質問の前提として、農水大臣とも共通の認識に一応立……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(1998/05/11、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは、締めくくり総括でございますので、今までの本委員会での審議の経過を踏まえまして、総理に主として御質問をしたいと思います。といいますのは、やはり国の形といいますか、そして国家百年の大計ということも言われておるこの法案でありますので、行政改革会議の議長以来ずっとかかわってこられた総理に主としてお聞きしたいと思います。  その前提として、最初に、小里長官に一問お聞きしようと思います。これは、総理に御質問する前提にもなるものでございますので、総理もお聞きいただきたいと思います。  最終報告は、申し上げるまでもなく、国づくりを強調し、国家百年の大計などと言っておりますけれども、……

第142回国会 内閣委員会 第8号(1998/05/12、41期、日本共産党)

○松本(善)議員 御答弁申し上げます。  国民の知る権利を明記するということは、主権者が国民である憲法の基本原理から当然のことであると思います。これは既に、憲法二十一条に保障されました表現の自由の一環としての権利であることは、今や定説となってきておるのではないかと思います。先ほども御答弁がございましたが、表現の自由のいわば基礎となる、国民がすべての情報を可能な限り知って初めて表現の自由が確実に保障されるということになるからでございます。  知る権利につきましては、まだ実定法上の権利として成っておりませんので、判例その他が多くあるわけではもちろんございませんけれども、このことは実際にも不開示事由……

第142回国会 内閣委員会 第9号(1998/05/15、41期、日本共産党)

○松本(善)議員 小野寺委員に御答弁申し上げます。  いわゆる防衛情報を非開示事由に挙げなかったことにつきましては、前回の委員会でも述べましたが、簡単に申し上げますならば、第二次大戦後、国際ルールとして、武力の行使の禁止、紛争の平和的解決というものが確立をしてきて、それが実効性を発揮したのがイラクの問題でもあり、それから、今度のインドの核実験でもますますこのことの重要性が確認をされると思います。そういう点で、武力の不行使それから紛争の平和的解決を真正面からうたっている日本国憲法の立場というのは、特に先進的なものとして重要だ、その立場からのものでございます。  それが一般的なものでございますが、……

第142回国会 内閣委員会 第11号(1998/06/04、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 長官にお伺いしたいと思います。一番最初に伺いたいのは、この法律は行政改革の中でどのような位置を占めているかという問題であります。  与党の自民党の質問の中でもありましたが、今、官官接待から大蔵省、防衛庁、警察に至るまでの腐敗、不祥事、何よりも緊急に事態を明らかにして、政治と行政に対する信頼を回復しなければならない、そういうときではないかと思います。  私は、今の自民党の質問にもありましたが、省庁再編の法律よりもこの情報公開の法律を優先させて、そして連日審議をしたならば、今国会でも成立させることは決して不可能ではないと思います。問題は、省庁再編の法律を優先させるのか、それとも、……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 外務委員会 第3号(1998/09/09、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣にきょうは核兵器の廃絶の問題を伺おうと思います。  インド、それからさらにパキスタンの核実験の強行に直面をいたしまして、核兵器の廃絶に向けた具体的な行動がいかに緊急課題か、本委員会でも議論をされたところであります。その上、今も議論がありましたが、私はあえて国名を挙げませんけれども、潜在的な核保有国もある、こういうふうに言われております。核兵器の廃絶というのは、そういう状況の中で、我が国の安全のためにも人類の生存のためにも緊急課題になっていると私どもは思っておりますが、外務大臣、そのような認識を持っておられるかどうか、まず伺いたいと思います。

第143回国会 外務委員会 第4号(1998/09/18、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、きょうは周辺事態と国際法の問題をお聞きしようと思うのですが、その前に、やはり今大問題になってきて、きょうも午後本会議で問題になります防衛庁の巨額背任、証拠隠滅容疑事件、これは外務大臣としても、安全保障にかかわる閣僚としてよそごとではないと思いますので、一言見解を聞いておこうと思います。  これは防衛庁長官の陳謝だとか事務次官の辞任で済む問題では決してない。我が党は、防衛庁長官の罷免、国会で特別委員会をつくって徹底的に解明すべきだという態度を表明いたしました。防衛庁の中でも、何を言っても信用されないという声があるとか、自衛隊の現場からも、腐敗のうみを出し切ってほしい……

第143回国会 外務委員会 第5号(1998/09/25、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 我が党はこの条約に賛成でありますが、問題点は非常に多いと思いますので、端的に聞きたいと思います。  経過的に申しますと、昨年四月私は本委員会で、特定通常兵器使用禁止制限条約改正議定書の審議に当たって、この対人地雷の問題についての国連での批判も紹介しながら、当時必ずしも積極的でなかった政府を厳しく追及いたしました、池田外務大臣のときに。その後、超党派の対人地雷禁止の運動にも参加をし、積極的に活動いたしました。本委員会で禁止の決議もしょうとしましたが、当時は与党側の反対で実現をいたしませんでした。その後、総理が外務大臣当時に調印を進められて、今国会に提出ということになったことは歓……

第143回国会 外務委員会 第6号(1998/10/02、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣、きょうは米軍の低空飛行訓練の問題をお聞きしたいと思います。  主に早明浦ダムの墜落事故についての報告の問題を聞きたいのですが、その前に、三月十一日の当委員会で、伊豆沼での米軍機F16の低空飛行の問題をちょっと決着をつけておきたい。質問通告もしておきましたので、当日の議事録もお読みいただいているのではないかと思いますが、これは、野鳥の生息地で、米軍のF16が飛んできて、そして野鳥がしばらく来なかったという、野鳥の研究家だとか地元が大騒ぎになった事件です。  そのときは、防衛施設庁も外務省も、米軍の三沢基地から米軍機は飛行していないという回答があったと言い、防衛庁は、米……

第143回国会 外務委員会 第7号(1998/10/14、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、前回の委員会の終わり際の質問にちょっと結末をつけておきたいのですが、米軍の低空飛行について、米軍とどのような交渉をしているのかどうか。特に早明浦ダムでの事故報告書で確認をされました百五十メートル以下の飛行について、政府はこれを抗議したのかどうか、それに対して米軍はどのような意思を表明したのかということが一つです。  それからもう一つは、伊豆沼の上空を低空飛行した、当時の小渕外務大臣の言葉で言えば、F16とおぼしき軍用機の飛行についてですね。これは防衛庁も外務省も米軍に確かめて、米軍は飛んでいないと。しかし、写真を見ればもうF16に間違いがありません。それから写真も……

第143回国会 行政改革に関する特別委員会 第2号(1998/10/06、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 長官に伺います。  今進めておられる省庁再編は、省庁再編基本法に沿ってやろうとしているということだと思いますが、これは言うまでもなく、野党が全部反対をしたものであります。  それで、きょうの質疑でもそれはいろいろ言われましたけれども、その成立をした直後に参議院選挙があって、自民党は比例の投票ではわずか二五%しか得られない。橋本内閣は退陣をして、参議院では議席の過半数を失っている。自民党だけでは法律が通らない構成になったわけであります。  民主党は、きょうもおっしゃいましたが、二年間かけて行政改革の基本方向を国会で議論し、国会が責任を持って行政改革を行うという提案をしました。こ……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 安全保障委員会 第3号(1998/12/18、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 この問題は、世界の平和にとりましても、国連のあり方という点からも極めて重大な問題だと思います。  今回のアメリカ、イギリスによるイラク攻撃は、国連の安保理事会が非公式協議を行って、イラクの査察拒否にどういう対応をするかということをまさに協議しているさなかに、一方的に強行されたものであります。  既にいろいろ議論もありましたけれども、言うまでもなく、国連は、紛争の平和的解決を原則としていて、安保理事会の決議なしの武力行使を認めていない。これをめぐって安保理事会での見解が違って協議中に、この協議を無視して武力行使をしたというところに問題がある。一体こういうことをしていいというふう……

第144回国会 外務委員会 第1号(1998/12/11、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 日韓漁業協定は、海洋法条約の趣旨に沿って海洋生物資源の保護、乱獲規制を前進させるものでありますけれども、我が国漁民の立場から見ますと、いろいろ極めて不十分な点も遺憾な点もございます。  それで質問しますが、今までの同僚委員の質問にほとんど同感でありますし、私が質問しようとしていた点もありますが、重複を避けて要点を聞きたいと思います。  まず、水産庁に伺いますが、これまで我が国の海域周辺では、韓国漁船による乱獲、我が国漁船の漁具が引きちぎられるなどの被害が、特に北海道の襟裳岬沖だとか東北の三陸沖、それから日本海側の秋田、山形沖や山陰沖、さらに九州の対馬周辺などで頻発をしてきまし……

第144回国会 外務委員会 第3号(1999/01/14、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 イラク問題について、外務大臣の見解を聞こうと思います。  昨年の十二月十八日の安保委員会で、この問題についての私たちの立場でありますとか、それから全体の議論はしたつもりでありますので、きょうは外務大臣に、国連安保理事会の決議との関係で、外務大臣の見解を詳細かつ明確、冷静に論じたいというふうに思っております。そのつもりで御答弁をいただきたいと思います。  委員長にも申し上げておきたいと思いますが、やはりこういう問題は外務大臣が世界の平和と国連外交という観点から責任を持って判断をさるべきことでありますので、私の方から政府委員に補足をしてほしいということがあれば別ですが、基本的に外……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 外務委員会 第2号(1999/02/10、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、きょうは周辺事態について伺おうと思います。  周辺事態については、そう認定すれば対応措置として自衛隊も動くということになりますので、中心的な概念ですが、閣僚の答弁のたびごとにかえってわからなくなるというような状態があります。  きょうは野呂田防衛庁長官の発言を最初にお聞きしたいんですが、きょうは野呂田さん、お風邪で御出席いただけない。事前にお話をしておきましたから、外務大臣、よくお考えでいらっしゃると思いますので、伺います。  まず、野呂田防衛庁長官が二月一日の予算委員会で、自衛隊に対する地方自治体の協力義務に関して答弁する中で、周辺事態については、日本……

第145回国会 外務委員会 第4号(1999/03/19、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 今議題となっております二つの案件について質問をいたしますが、短い時間で二案件質問しますので、ちょっと答弁の要望もしておきたいと思います。  答弁は、主としてやはり外務大臣の政治的な見解を聞くというところに私の質問の焦点がございます。政府委員や説明員の答弁を全部排除するというわけではありませんが、案件そのものは理解にそんなに難しいものではありません。議事録に残しておいた方が国民のためにいいという点はお聞きする点がありますけれども、そういう考えで聞いているということを頭に置いて、御協力をいただきたいと思います。  最初に、国際通貨基金協定の問題ですが、これは私ども、特別引き出し権……

第145回国会 外務委員会 第5号(1999/05/13、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 案件についても質疑はございますが、最初にコソボの問題について伺いたいと思います。あと案件もありますので、簡明に要点をお答えいただきたいと思います。  NATOのユーゴスラビアへの空爆は、我が党が指摘したとおり、コソボ紛争を解決するどころか一層複雑に泥沼化させていることはもうだれの目にも明らかになってきていると思います。外務大臣御自身も、四月二十五日の「日曜討論」で、空爆に入ること自体が誤算といえば誤算と言われたし、じり貧を恐れてどか貧になったという言葉も引用されたぐらいでございます。今やはり緊急に求められているのは、NATOによる軍事介入の即時停止であり、外交的手段による紛争……

第145回国会 外務委員会 第6号(1999/05/19、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、五月十三日の外務委員会で、外務大臣は、空爆停止決議が国連で否決をされたことを紹介されまして、そして、しかしそれだから国連憲章に空爆が合致したものだと私は申し上げるつもりはございませんけれどもと、こういうお話をされました。これは、NATOの空爆が、全体としての法的評価をしないということは言っておられますけれども、国連憲章に合致しないものだということは認めたということだと思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 外務大臣の基本的な立場、答弁は全部理解をしているつもりでございます。ただ、それについてさらに一歩進めたといいますか、詳しくお聞きしたいということで……

第145回国会 外務委員会 第8号(1999/06/02、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 議題になっておりますKEDOとの資金拠出協定について質問をいたします。  まず最初に、我が党のこの問題についての立場を申し上げようかと思います。  我が党は、一刻も早く核兵器の全面禁止を実現するという立場から、核兵器保有国の核兵器廃絶を主張し、また、どのような国であれ核兵器を新たに保有することにも強く反対をしております。こういう立場から北朝鮮の核兵器開発にも断固として反対であります。  我が党は、九四年の北朝鮮の核開発疑惑に対しまして、問題の平和的解決を国会でも強く要求してまいりました。当時、アメリカは軍事的制裁を優先的に選択しようとしたのでありますが、日本にその協力体制がな……

第145回国会 外務委員会 第10号(1999/07/02、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは、F16の墜落事故問題の低空飛行の問題をお聞きします。  ことしの一月二十一日に岩手県の山中で起きました在日米軍F16墜落事故についてでありますが、この事故については、五月二十七日にアメリカの国防総省の事故調査委員会が報告書を出しました。結構膨大なものであります。外務大臣もお読みいただいているかどうかわかりませんけれども。この報告書の中で、事故原因は、急旋回する場合の重力の影響を少なくするためのGスーツというものがありますが、飛行中にそのファスナーのぐあいを見ているうちに戦闘機が墜落したという、パイロットによる不注意であったという結論にしているのです。  これを見てお……

第145回国会 外務委員会 第12号(1999/07/30、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 参考人としておいでいただいた皆さんのお話に共感できる部分もたくさんございます。問題点をいろいろ指摘されていると思うんです。  この関係で、横浜市立大学の鷲見教授がインドのナルマダの融資の問題に関して、こういうことを書いていらっしゃいますね。ODAで受益者は一体だれなのか。ナルマダ融資の問題との関連では、ダム建設反対運動の精神的支柱となっているババ・アムテさんという人が日本の国民に対して次のように問いかけている。日本の援助が私たちにまで届かないのはともかくとしても、せめて私たちを傷つけることだけはやめてください。これはなかなか痛切な批判として私は感じたんです。  きょうお話しの……

第145回国会 外務委員会 第13号(1999/08/06、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは、ユーゴの空爆が終わって、新しい段階にユーゴ問題が入っていますが、これはやはり国際政治にも、それから日本外交にも、これからいろいろ教訓あるいは考えなければならぬたくさんの問題があると思いますので、その問題について外務大臣に伺いたいというふうに思っております。  まず最初に、今のコソボの状況ですが、報道されているところでは、セルビア人の虐殺、略奪、放火など、アルバニア系住民によると思われる報復の報道が相次いでおります。七月の二十三日にセルビア系住民十四人が待ち伏せを受けて殺害をされる、国際部隊がアルバニア系住民三人を逮捕したという報道がありましたが、さらに三十一日にもセ……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1999/05/26、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、中央省庁関連法案について質問をいたします。  政府は、この法案を行政改革の中心課題と位置づけておりますが、今国民が求めている行政改革は、各種世論調査でも明らかなように、大規模開発型公共事業など、浪費に徹底的にメスを入れてほしい、それから高級官僚の天下り禁止など、政官財の癒着構造にメスを入れてほしいということであります。しかし、本法案には、こうしたことは全くございません。  世論調査を一つ紹介いたします。  総理、覚えておられるかどうかわかりませんが、ことしの一月、経済審議会に「新たなる時代の姿と政策方針」の策定を諮問されました。その方針策定のために、経済企画庁がことし二……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(1999/05/28、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。国会の審議に御協力いただきまして、ありがとうございます。  最初に野村参考人に伺いますが、お話の中で出ました不採算医療、まあ重度心身障害者の場合なんかはよくわかりますが、いわゆる不採算医療と言われるものにはどういうものがあるんでしょうか。列挙をしていただきたいと思います。
【次の発言】 独立行政法人になって財政上の保障がなくなるんじゃないかということは、閣僚までここの審議で心配をしていらっしゃるという状況でございますが、辺地でありますとか離島でありますとか、そういうところの国立病院や療養所が独立行政法人になったらどういうことになっていく……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(1999/06/09、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 三人の皆さん方、貴重な御意見を本当にありがとうございました。  まず、佐藤町長に伺いたいと思います。  意見陳述の大半を地方財政の問題にお使いになりました。これが全く触れられていないというのはこの関係法案の最大の欠陥だ、もうどの自治体でもすべてがこの問題を要求しているにもかかわらず、これが触れられていない。この問題は後でちょっと皆さんにお聞きしようと思いますけれども。  佐藤さんにまず伺いたいのは、菅野さんも触れられたし、市川さんは詳しく述べられましたが、自治事務について是正要求がある、あるいは直接執行がある。これは例ですけれども、むしろこれが、自治の拡充とか分権というのとは……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 外務委員会 第1号(1999/11/10、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、今、日本の外交が当面する課題というのはたくさんあると思います。北朝鮮問題とか核兵器の廃絶問題とか、あるいは核の持ち込みについての密約問題等々ございますが、国会全体の中で議論をしていきたいというふうに思います。  きょうは東ティモールの問題についてお聞きをしたいと思います。共通の認識に立つために、国連の総会の事業について外務省の作成した文書を引用しながら、この経過を振り返って質問をしたいと思います。  東ティモールの独立のために日本も積極的な役割を果たす必要があると思いますが、この前提として、日本外交がどういう態度をとってきたのかということがまず重要だろう……

第146回国会 外務委員会 第2号(1999/11/19、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは外務大臣に、核兵器の廃絶問題で御質問をしようと思います。  国連総会の第一委員会で、ニュージーランド、アイルランド、メキシコ、スウェーデンなど七カ国から成ります新アジェンダ連合が中心になりまして、「核兵器のない世界へ 新たな課題の必要」と題する決議案がことしも提出をされました。昨年は採択時で三十二カ国だった提案国が、ことしは提出時で五十二カ国にふえました。これは、核兵器の廃絶を目指す取り組みに対する国際社会の運動が高まってきているということの一つの証明だろうと思います。  決議は結局、賛成九十、反対十三で採択をされました。こうした核兵器廃絶を目指す国際社会の動きがある……

第146回国会 外務委員会 第3号(1999/11/26、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺います。  食糧援助の問題というのは私は大変大事な問題で、前にこの委員会で、日本が本当に世界から敬愛される国にならなければならぬ、それが日本の安全保障にもつながるという御答弁が外務大臣からもありました。私は、やはり食糧援助の問題というのは、そういう観点からも非常に重視をして取り組む必要があろうかと思います。  最初にまずお聞きしたいのは、世界の飢餓人口は、九七年の国連開発計画によりますと、推定で八億三千万人というふうになっておりますが、現在の世界の飢餓状況の特徴について、簡単で結構ですが、数字なども含めて政府はどういうふうに把握をしているか、伺いたいと思います。

第146回国会 外務委員会 第5号(1999/12/14、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、WTOの問題で外務大臣に伺いたいと思います。  WTOのシアトルの閣僚会議が決裂ということになりました。農業、ダンピング防止措置、貿易関連での労働問題と、三分野で決定的な対立があったということでありますが、それぞれについて、アメリカ、日本、EU、発展途上国の主張と対立した点について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 外務大臣は決裂という感じではないという話ですけれども、今までのラウンドでも、各国の立場の相違というものはあったけれども、これほど露骨な形で宣言ができなかったということはかつてないことなんです。各国の政治家同士の話ですから、けんかというようなことで……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(1999/11/18、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 行革の基本問題についていろいろ議論がございましたが、私も、長官の行革に臨む基本姿勢からまず伺いたいというふうに思います。  そもそも国民のための行政改革というのは何か、先ほども議論がございましたが、私は、まず肥大した機構をスリムにし、むだや浪費のない簡素な行政にする、これが一つ。それから、汚職や腐敗で行政をゆがめない、ゆがみを正して公正な行政にする。そして三番目に、主権者である国民の意見が反映をして、国民の人権と福祉が実現をする民主的な行政をする。  こういう考えの基礎にあるのは憲法だと思うのです。「この国のかたち」は、この憲法の基本原理、そこにあらわれてくる国家目標をいろい……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、農水省の独立行政法人化の問題を一昨年の通常国会の基本法審議のときにも取り上げましたけれども、これは非常に国政上重要な問題だと思っております。農水省の国立研究機関は、農業総合研究所を一つだけ残してあとはすべて独立行政法人化するということになります。これは、農業、林業、水産関係者だけでなくて、国民にとっても極めて重大な問題だと思います。  言うまでもありませんが、食料は人間が生きる上で欠くことのできないものであります。だからこそ、国は国民に対して安全な食料を安定的に供給するといういわば基本的な責任がある。政治の、政府の最も重要な責任だろうと思う。この食料を安定的に供給する基……

第146回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1999/12/14、41期、日本共産党)

○松本(善)議員 私は、日本共産党を代表して、政治資金規正法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその内容について御説明申し上げます。  本法案は、金権腐敗政治を一掃するため、その根源である企業・団体献金を全面的に禁止するとともに、政治資金の収支に関する公開性、透明性を高めることによって、我が国政治及び行政の公正と公平を確立し、もって政治に対する国民の信頼を回復し、我が国民主政治の健全な発展を図ることを目的とするものであります。  日本共産党は、金権腐敗政治の根源である企業・団体献金の全面禁止を繰り返し強く主張し、みずからもかたくこれを実行してまいりました。ところが、厳しい国民の批判……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 外務委員会 第2号(2000/03/22、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、まず三沢の在日米軍の問題についてお聞きをしたいと思います。  アメリカの太平洋軍は、三沢基地の第三五航空団をアメリカ空軍で構成されている航空遠征軍に正式に編入したことを発表いたしました。外務省はこのことを把握していたのかどうか、あるいは米側に照会をして説明を受けるか確認をしていたか、このことをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 これは正式に第五航空遠征軍の構成部隊になったということで派遣をされたんだと思いますが、そういうふうに確認をしていますか。
【次の発言】 外務大臣が御答弁されたとおりでございますが、そうすると、この航空遠征軍がどういう性格のものかというこ……

第147回国会 外務委員会 第3号(2000/03/24、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 今回の在外公館法の一部改正法案には、在外公館に勤務する外務公務員の在勤基本手当の問題が含まれておるのです。我が党は、昨年の人事院のマイナス勧告に反対をいたしました。在勤手当についても、この影響を若干受けるということで問題がありますが、この法律は、サハリンスクの総領事館の新設など、我が国の外交活動上必要であると判断できる内容を中心とするものでありますので、法案には賛成するという考えでございます。  そこで聞きたいのは、サハリンに新しく総領事館を新設して業務上かかわることもあると思われますので、北方四島周辺水域での漁船の操業問題について伺いたいと思います。  御存じのように、我が……

第147回国会 外務委員会 第4号(2000/04/14、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは、外務大臣に、思いやり予算の問題を中心に伺いたいと思います。特に、今我が国の財政状況が破綻状態だということについては、これはもう各委員がひとしく認められることだと思います。その状況のもとでこれをどう考えるかという問題であります。  在日米軍地位協定二十四条に関する特別協定、いわゆる思いやり予算協定は、二〇〇一年三月三十一日で期限が切れることは御存じのとおりであります。この協定は、これまでの政府答弁、一九八七年、昭和六十二年、こういう協定になったときから限定的、暫定的、特例的な措置だということを一貫して政府は答弁をしてきております。  これは、当時の円高・ドル安、アメリ……

第147回国会 外務委員会 第5号(2000/04/19、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは、WTOの譲許表の改正問題で、WTOのあり方や国際経済それから国際貿易のあり方などについて、若干質問をしたいと思います。  今回の医薬品にかかわるWTOの譲許表の改正は、欧米では関税率がゼロとなっている医薬品原料に関するものでありますが、我が国としては通商上必要な措置だと私どもも考えますので、我が党は賛成であります。  ただ、WTOとの関係では、やはり相当突っ込んだ議論が要るのではないかと思いますのは、国際機関のあり方について、国際的に厳しい批判が展開をされております。  ワシントンで開かれたIMFや世界銀行の会議についても厳しい情勢で、我が国のマスコミの社説でもいろ……

第147回国会 外務委員会 第7号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣にまず伺います。  この協定、公海における保存管理措置の遵守促進協定、これは漁業資源の管理、保存の実効性を高めるために当然のことで、私たちはもちろん賛成なんです。ただ、もう既に議論になっていますように、この実効性の問題があって、マグロ漁業の関係者は非常に深刻な状態に今なっております。  それで、今も、台湾との関係は協定外になるというお話もございましたし、便宜置籍船はさらにその外になるというようなことになるものですから、いわば大穴があいているわけですね。その穴はどうやって埋めるかということが課題だと思うんです。  それで、台湾でも実際に報道もされ、関係者から聞きますと、……

第147回国会 外務委員会 第8号(2000/05/10、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 議題になっておりますILOの百三十八号条約批准につきましては、これは当然のことであり、私たちも賛成であります。  この条約は国際労働基準の中核条約の一つになっている条約でありますが、ILOでの採択が一九七三年、実に二十七年前になるわけです。四半世紀前の条約を今批准を求める、私はやはり何としても異常と言わざるを得ないと思うのですね。いろいろ参議院でも議論がありまして、河野外務大臣、残念ながらおくれがあると言ってもいいかもしれないということは認めておられるわけでありますけれども、こういう状態を変える。  採択をされれば早急に批准をするという体制を、先ほどもこれから各関係省庁相談を……

第147回国会 外務委員会 第9号(2000/05/12、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 国連本部で核拡散防止条約、NPT再検討会議が行われて、この問題に関するさまざまな議論が行われておりますけれども、日本は唯一の被爆国として核兵器のない世界をつくる、そういう立場から常に正論を主張するということが日本が世界で信頼される道だろう、こういうふうに思います。そういう観点から、きょうは核問題について若干質問をしたいと思います。  アメリカの核問題専門家でありますウィリアム・アーキン氏が、アメリカの核問題専門誌の「ブレティン・オブ・アトミック・サイエンティスツ」三月から四月号で示したデータによりますと、核弾頭の備蓄状況は、アメリカが一万五百、ロシアが二万などとなっております……

第147回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(2000/05/23、41期、日本共産党)

○松本(善)議員 田中委員にお答えいたします。  日本では六十二万人を超える永住外国人がいる。これは歴史的な経緯があり、日本の侵略や植民地支配との関連で生まれた人も多数ございますので、日本として責任を持ってやはり早く解決をするというのは非常に重要なことであろうと思います。  住民生活に密接な関係を有する地方自治体の運営は、本来、そこに在住するすべての住民の意思に基づいて行う、これが民主主義社会の当然の原則であり、憲法が保障する地方自治の根本精神だと思います。  そういう意味で、永住外国人を地方自治の担い手として迎えるということは、日本の民主主義の発展のためにも非常に重要であろうかと思います。ま……


松本善明[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院41期)

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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 予算委員会公聴会 第2号(1997/02/21、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 公述人の皆さん、御苦労さまでございます。日本共産党の松本善明でございます。  きょうは、予算の審議で、予算の公述でございますので、今井公述人は基本的に予算を評価するような御発言が質疑の中で出ております。三人の公述人に共通してお聞きしたいのは、予算そのものについての御意見でございます。  私も比較的長く国会におりますが、今年度の予算ほど評判の悪い予算は経験をしたことがございません。世論調査でも圧倒的に予算の批判ですし、それからマスコミの論調も同様であります。日本経済新聞などは、無修正で通過させる政治の貧困というような論説で評価をしております。やはりその中心は、もう詳しく申し上げ……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1998/03/19、41期、日本共産党)

○松本(善)分科員 郵政事業の民営化の問題について、郵政大臣に伺いたいと思います。  郵政三事業については、中央省庁等改革基本法でも、行政改革会議の最終報告でも、「民営化等の見直しは行わない(国営)。」というふうにありますし、郵政大臣も総括質疑の中で、民営化の議論は行わないというふうに答弁をしておられます。  私どもは、民営化というのが、郵政事業の公共性をなくして国民に対するサービスを切り捨てる、特に過疎地ではそれがひどいというふうに思っているので反対であります。しかし、総括質疑の状況を見ておりますと、郵政大臣の言っていることがそのまま信用できるのかどうかということが大変懸念をされます。  小……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 行政改革に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/06/07、41期、日本共産党)

○松本(善)委員 公述人の皆さん、御苦労さまでございます。日本共産党の松本善明でございます。  最初に、藤田公述人に伺いたいと思います。  二五%削減目標の問題が大きな一つの問題になっておりますが、それとのかかわりで、今新規採用の抑制ということが言われております。この問題についてはどのようにお考えですか、伺いたいと思います。
【次の発言】 行政コストの削減問題、これは、行政サービスの水準を維持するかどうかということの関係でやはり一つ問題だと思いますが、この点についてはどのようにお考えですか、藤田公述人に伺います。
【次の発言】 新規採用の抑制との関係で、今、医師や教職員への就労が非常に狭くなっ……

第145回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○松本(善)分科員 きょうは、米の関税化問題を伺います。  これは、予算委員会で我が党の中林さんも質問しましたし、きょうは農水委員会で藤田さんも質問しまして、外務省の考え方は大筋わかっているつもりです。ですから、端的に私の疑問とする点にお答えをいただきたいというふうに思います。  この中林さんの質問で、特別措置から米関税化への移行については、WTO農業協定附属書五の規定に基づいてなされるということが確認をされました。そして、その規定で明記をされているように、特別措置から米関税化への移行について、外務省も、当該加盟国の譲許表において譲許されることが必要であることを確認いたしました。条約局長は、特……

第145回国会 予算委員会第八分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○松本(善)分科員 建設大臣、きょうはまず下請保護のあり方の根本問題を大臣にただしたいと思います。  まず、昨年十一月、建設省建設経済局長が文書を建設業者団体に出しました。その文書は次のように言っています。「注文者は、受注者の倒産、資金繰りの悪化等により、下請契約における関係者に対し、工事の施工に係る請負代金、賃金の不払等、不測の損害を与えることのないよう十分配慮すること。また、発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は、建設業法第四十一条第二項及び第三項の適用があることも踏まえ、下請契約の関係者保護に特に配慮すること。」と述べております。  建設業は、重層下請という形態から、景気、不景……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2000/02/28、41期、日本共産党)

○松本(善)分科員 きょうは、運輸大臣に、東北整備新幹線と東北本線の存続問題について伺いたいと思います。  これは、岩手県とか青森県とか、地元でもマスコミを含めて大きな問題になっておりますが、やはり、在来線と新幹線のあり方とか、日本の貨物輸送の問題、交通政策の根本にかかわる問題でもございますので、伺いたいと思います。  東北新幹線の盛岡―八戸間は、総事業費四千八百四十億円に対して、二〇〇〇年度までを含めますと三千五百八十二億円余りの事業費を投入し、進捗率は七四%です。また、八戸―新青森間についても、総事業費四千八百億円に対して、二〇〇〇年度までに百八十七億を投入して、四%弱の進捗率ですが、東北……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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