このページでは松本善明衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○松本善明君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 総理、あなたが八つ裂きにされてもやると言った売上税、マル優廃止は、公約違反の大増税を許さないという国民の怒りの爆発と一斉地方選挙における自民党の大敗の前に、前国会でついに廃案になりました。退陣して当然である中曽根内閣が国民の厳しい批判を受けたマル優廃止の大増税法案を再び提出し、総理はこれを将来の政治復活の布石にしようとしておりますが、私は、まずこれに厳しく抗議をして質問を始めようと思います。(拍手) あなたは、廃案から半月もたたないのに、ベネチア・サミットでマル優廃止を各国に言明いたしました。自民党……
○松本善明君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました参議院送付の消費税廃止等九法案について、提出者に質問いたします。 昨日、消費税廃止法案が自民党の反対にもかかわらず参議院本会議で可決されたことは、日本の近代政治史上画期的なことであり、国民世論が政治を動かすという方向への大きな転機となるものであります。これは参議院選挙で示された国民の厳粛な審判の結果であり、国民はこれが本院でどうなるか注目しているのであります。本院が国民の審判に沿って第一義的になすべきことは、引き続き消費税廃止法案を速やかに可決し、法律として成立させることであります。(拍手) まず、消費税そのものに……
○松本(善)委員 今議題になっております法案につきましては、既に我が党の同僚議員が、中曽根内閣の行政改革の方向でありますとか法案の中身についてもかなり質問をしておりますので、きょうは総理大臣に行政の最高責任者としての政治姿勢にかかわる問題についてお伺いをしたいというふうに思います。
行政は、言うまでもなくあらゆる分野で厳正、公平になされなければならない、こういうふうに考えております。中曽根内閣としても当然そうでなければならないと思いますが、この点につきまして総理大臣のお考えを最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 最近、我が党の幹部についての盗聴事件が起こりました。そのことについて伺……
○松本(善)委員 まず、沖縄本島近くの東シナ海航行中のマレーシア船の被弾事件でありますが、海上保安庁は調査もしておると思いますので、その事件の起こりました位置、あるいは米軍とのかかわり、そういう点について伺いたいと思うのであります。 既に報道されておるところでも、鳥島の射爆場から北方約千二キロのいわゆる提供をしている訓練区域外で起こった。しかも破片にはMK、マーク76の字があったということでありますとか、第十一管区海上保安本部が沖縄米海軍に照会した結果、その射爆場付近で当時空母ミッドウェーの艦載機FA18ホーネット戦闘攻撃機がマーク76型模擬爆弾を使って夜間訓練していたこともわかったというこ……
○松本(善)委員 カナダとの租税条約について大臣に伺いたいと思うのです。 我が国はこの種の二重課税回避の租税条約を三十六カ国との間で結んでおりますが、これが外国税額控除制度と結びついて海外進出大企業に不当な税制上の優遇を与えている。これは今も問題になった点であります。 大臣にお聞きする前に、まず大蔵省でしょうか、国税庁でしょうか、お答えいただきたいのですが、大商社、大会社が莫大な所得を上げていても法人税納付がゼロだということは予算委員会などでたびたび問題になっているわけです。六十年度は九大商社のうち七社までが法人税ゼロ。三菱商事などは五十五年度以降国内法人税は納めていないというようなことを……
○松本(善)委員 政治資金の問題についてずっと議論が進んでおりますが、五十年の政治資金規正法の改正のときに、当時の三木総理大臣は、政党の資金は個人の寄附によって賄うのが理想で、それに向けて努力をすべきだということを本会議で言われました。 それから、このときにできました附則は、先ほど自治省の選挙部長が読み上げましたけれども、政治資金の個人による拠出を一層強化する方途などを検討しなければならぬ、こういうことに附則八条はなっております。 三木総理は、当時、企業から多額の献金を受けた候補者は企業の代弁者となりやすい、労働組合に抱えられた候補者もまた組合の代弁者となる、議員は団体の献金から独立し、政……
○松本(善)委員 外為法の改悪というのは、大事な問題点を、安全保障の問題や日本の貿易の問題、それから基本的人権の問題等々、多く含んでいると思います。 大臣にいろいろ伺いたいのですが、最初に、少し技術的な点について多少伺っておきたいと思います。 ココムの規制の問題について、この六月にある大学教授が投書をしておられました。セージェルヘ行ったときに、十六ビットのパソコンを船積みしようとしたら許可がおりない、小型でどこでも売っているじゃないかと言っていったら、いや自民党の有力議員に通産省に電話してもらったらうまくいく、そんなばかなことがあるかということで、とうとう手荷物にして提げていった、こういう……
○松本(善)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、総理並びに関係閣僚に質問をしようと思います。 総理、一昨日、INFの全廃協定が調印をされました。これは人類の歴史で始まって以来の核兵器の削減ということで非常に重要な日でありますが、この十二月八日という日は、日本の国民にとってはもう一つの重要な意味を持っております。四十六年前に真珠湾攻撃から始まって、第二次世界大戦に日本が参加をするということになりました。そして結局、広島、長崎に原爆が落とされるというようなことになり、敗戦ということになりました。 これは民族としての非常に大きな歴史的な経験であり、私はこの四十六年前の十二月八日、……
○松本(善)委員 沖縄の基地問題について若干伺います。 嘉手納の飛行場では、岩国基地から五月に入って滑走路の補修工事を理由に米軍機二十七機と要員三百人が五カ月間の長期にわたって移駐してくるということでありますし、五月二十八日からは三沢基地から三週間の日程でF16戦闘機が移駐するということであります。私も去年一週間にわたって沖縄の基地を見てきたのですけれども、この沖縄の騒音問題というのは、本土では本当に想像のつかないようなすごいものですね。小学校では授業もできないし、試験もできないというふうなことも起こるという事態であります。こういう部隊が移駐してきてやるということになりますと、騒音も一層大き……
○松本(善)委員 外務大臣に伺います。 きょうも本委員会でも問題になりましたが、この国会で有事来援問題がかなり大きく問題になっております。これは単なる事務当局の研究だけではなくて、非常に大きな、グローバルな観点から議論をしなければならぬ大事な問題だと思うわけでございます。特に新聞記事でも、先ほども少し問題になっておりましたが、今国会での答弁は防衛庁の独走だとか、そういうようなことも出ていますし、先ほどの外務大臣の御答弁では、一般論と混同されているとか、整理をしなければならぬとか、日本有事のことだけが言われているのだとか、いろいろ、答弁を手直ししたいかのごとき答弁でもあったかと思います。そうい……
○松本(善)委員 外務大臣にまず伺いたいのですが、世銀への出資を含めまして今年度のODA事業予算は一兆三千四百八十七億円、ドルベースでいきますと百億ドルぐらいなのですね。八八会計年度のアメリカのODA事業予算は、推計ですけれども、八十八億ドルぐらいじゃないか。まさに世界で第一ということになりましょう。 同時に、世界経済や南北問題が非常に大きな変化をしておる。アメリカの七十年ぶりの債務国転落、ドル安への急激な転換、それから発展途上国の一兆二千億ドルに近い累積債務というような資本主義諸国の矛盾というものも非常に顕著になってきている。それが例の昨年十月十九日の暗黒の月曜日に始まった株価の乱高下ある……
○松本(善)委員 外務大臣、最初に伺いますが、このオゾン層というのは海面の気圧に直せば三ミリぐらいの非常に弱いもので、これがなくなると生物が死滅するようなものですから、当然のことですが、この条約は一層強化をするというようなことでオゾン層を守るということの努力をしなければならないと思うのですが、一言だけまず決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 それで、ウィーン条約の二条の一項で、オゾン層を変化させ、または変化させるおそれのある人の活動の結果として生じ、または生ずるおそれのある悪影響から人の健康及び環境を保護するための適当な措置を締結国がとるということが決まっております。これは一般的な義務であ……
○松本(善)委員 ペルシャ湾問題ですが、これは今もこの委員会でも議論がされておりますが、アメリカの艦隊がペルシャ湾内のイランの艦艇を撃沈をした、それから石油基地を攻撃をした、この問題については各新聞が一斉に憂慮を表明をしています。 例えば日本経済新聞などはイランとのアメリカの対決自体が世界平和にとってこの上ない脅威だ、こういうふうに論じていますし、それから東京新聞は、五三年のモサデク政権転覆をアメリカが支援をする軍部のクーデターでやられたことだとか、イラン・コントラ事件なんかに触れながら、米国がペルシャ湾での正義を代表する資格はないと見るのはイランだけではないだろうというふうに言っていますし……
○松本(善)委員 総理に存分に見解を聞きたいのですが、限られた時間でありますので、簡にして要を得た答弁をお願いしておきたいと思います。 国際情勢についての質問もありましたけれども、INF全廃合意、それから戦略核の五〇%の削減あるいはアフガニスタンからのソ連軍の撤退というような情勢が展開をしている中で、私は今度の協定も、まああなた方の言葉で言えば抑止力の強化、私たちから言うならば日米軍事同盟の強化というふうに思います。今の世界情勢の中でそういうような方向というのは再検討しなければならない、そういう事態になっているのではないだろうか、それとも総理はやはり今までどおり抑止力の強化、軍事力の強化とい……
○松本(善)委員 スリーマイル島の事故、それからチェルノブイルの事故がありましてから、国際的な趨勢はもう原子力発電について見直しという方向が出ているというふうに私は思います。 アメリカでもスリーマイル島の事故のあった一九七九年以降一九八三年までに原発契約のキャンセルが、日本原子力産業会議の調べによりまして五十四基、それからソ連の事故後の一九八六年は三基建設計画がキャンセルをされております。それからソ連は、原発推進路線を変えてはいないのですけれども、事故を起こしたRBMK炉についてチェルノブイルの二基に加えて計画中の七基の建設を中止したと言われております。 中国は二基の無期延期、フィリピンは……
○松本(善)委員 外務大臣、まず奥野国土庁長官の発言をめぐって、午前中も過去の戦争をどう見るかということが議論になりました。参議院本会議でも竹下総理、奥野大臣が御答弁になりました。これを踏まえてお聞きをしますので、ここで改めて御紹介をいただかなくても結構でございます。 それを踏まえた上でお聞きするのでありますが、外務大臣は、昨日の参議院外務委員会でも、きょうの午前中の答弁でも、軍国主義による侵略だ、これは極めて明快な御答弁だというふうに私は思いますが、これは確認でありますが、これは中国、朝鮮などを含んでいるということでございますね。
○松本(善)委員 まず、定数是正問題でありますが、この抜本是正の問題について、我が党は抜本是正の法案を提案いたしまして、残念ながらそれが賛同を得られませんでしたので、今改めて抜本是正の問題が問題になっているわけであります。 自治大臣、先ほどから御答弁で、これはもう焦眉の急である、各党が国会決議に沿った合意をしてもらいたいというお話でございました。そうなりますと、一番問題なのはやはり自民党だと思います。自民党が政府与党として三百議席を持っておる、この党が案を示す、そして主導権を握ってこういうふうにやりたいがどうだということでこなければ、事が進まないですね。 ところが、先ほどこの委員会でも問題……
○松本(善)委員 先ほどここで江副さんが証言されまして、あなたに非公開株を渡して非常に申しわけないという趣旨の証言をしました。本当に江副さんから話ありませんでしたか。
【次の発言】 ここにファーストファイナンスの金銭消費貸借契約書があります。これはあなたの言うように株は預かることになっています。実際に一万株買って六千株を売って借金を返す、四千株を、残ったものを持ってきたというときに株を初めて見たという話でしたが、そうすると結局これは四千株、今の時価でも一千万ぐらいです、二千六百円ですからね。その株を譲渡されたというのと、もらったというのと同じだ、今もう新聞みんな書いています。これは庶民の言葉で……
○松本(善)委員 昨日、総理並びに大蔵大臣ですが、橋本議員にたいして参議院で相当興奮してお答えになって、珍しいことだと思って聞いておりましたが、答弁を変更されました。青木秘書の二千株だけだと言っていたのからいいますと三度目でございますが、あなたに対する疑惑はもうますます深くなったというふうに思っております。 これを解明をするというためには、やはり決定的に重要なのは、福田勝之名義のリクルート株売却代金の二千万円余がどこへ入金したかということがはっきりすれば解明されると思うのです。非常に大事な問題です。 それで私は、きょう質問の前に、橋本さんの問いとあなたの答を差し上げて、この点を聞くという―……
○松本(善)委員 まず総理、総理の秘書の株の取得問題から伺いたいと思っております。 我が党が発表いたしましたドゥ・ベストの所有株の譲渡先リストの中の多賀谷氏それから式場氏は、江副氏からコスモス株の譲渡の話を持ちかけられたというふうに言っております。江副氏も病床質問で、御本人たちがそう言っているとすればそのとおりと言うしかないと言って、認めております。ドゥ・ベストのみならず、ビッグウエイ、エターナルフォーチュンなどのトンネル会社で、江副氏自身あるいは事実上江副氏による譲渡という疑いがますます強まっております。既に五十二万株がそういうトンネル会社から江副氏に還流しているという報道もなされておりま……
○松本(善)委員 これまで我が党は、この予算委員会の開会に当たりまして、リクルート疑惑など一連の重大な金権腐敗事件の全容解明とそのための証人喚問、リクルート株譲渡先リストの提出並びに全会一致の委員会運営を繰り返し要求して、その実現にこそ尽力すべきであることを主張してまいりました。この証人喚問要求を自民党が受け入れない。そうした中で、昨日、予算委員会理事会で十分協議が調わないまま、しかも証人喚問をあいまいにして、全会一致の原則を無視し、予算委員会が開会をされました。我が党はそれに強く抗議したものであります。といいますのは、予算委員会開会を一部の党派だけで決めてやるというのは前代未聞であります。い……
○松本(善)委員 宇宙基地協定の質問に入ります前に、ちょっと委員長に要望があります。 それは先ほどタイコンデロガの問題については各党質問しましたが、外務省の北米局長が航海日誌の写しを持っているという話もありました。それにとどまらず、アメリカの情報公開法によって日本政府がこれを入手することができるはずでありますね。委員会として、この写しと航海日誌を情報公開法によって手に入れて、それはアメリカを出発してからフィリピン、日本、ベトナム、その帰路に事故があったわけですが、その後横須賀へ寄港した、その全部についての航海日誌を入手して提出するように、これを理事会で協議して委員会として決めていただきたいと……
○松本(善)委員 二十四日の質疑の際に、外務省は、この協定の平和的な目的というのは、アメリカは国際法に従って非侵略的な軍事的なことを行うことも認められておる、そういう答弁をしたわけでありますが、同時に、一九八四年のNASAのベッグス長官の我が国科学技術庁長官に対する書簡をもとにして、国防省が宇宙基地を使っていくというような具体的な計画はないということになっているわけだ、こういうふうに答弁をいたしました。 しかし、一九八八年一月二十日、レーガン大統領が米国の国家安全保障戦略で体系的な米国の国家宇宙政策を打ち出したわけでありますが、その中では、五項目ありますが、宇宙利用の軍事政策として、抑止のた……
○松本(善)委員 執行経費の問題でありますが、我が党は、昨年一万三千人余りの署名で障害者のための公選法の改正の請願を紹介をいたしました。点字公報の発行だとか、裁判官の国民審査の点字投票制度の改善等々であります。残念ながら、自民党が反対で採択されなかったのですけれども、やはり障害者の投票というのは非常に重要な問題で、多くの地方公共団体で投票所にスロープをつけるとか車いすを置くとか、あるいは実質的な点字の選挙公報となるような点字新聞、雑誌の配布なんかをやっているという話ですね。 これは執行経費との関係ですが、本来国の選挙の経費だから執行経費の中で見るのが当然だというふうに私は思うのです。しかし同……
○松本(善)委員 質問に入る前に、午前の田名部委員の質問で、あたかも日本共産党が企業献金を受けているかのような発言がありましたが、そのような事実はありません。我が党は、個人献金は受けるけれども、企業、団体からの献金は受けておりませんので、この際、明確にしておきます。また、そのときに言われた、一般的に企業が敵だというような議論を展開したこともありませんし、パーティー券を役所に頼んで購入してもらったというようなことも断じてありませんので、この際、明確にしておきます。 ところで、検察庁は間宮、館岡、小野を証券取引法違反の容疑で逮捕をいたしました。これはドゥ・ベスト、ビッグウエイなどのいわゆる還流株……
○松本(善)委員 総理にまずお聞きしたいのは、本日午前中に社会党委員の質問の冒頭で朝鮮問題について答弁をされました。この点について伺いたいのでありますが、これは従来の韓国を唯一合法の政権と認めるという見解を改めるというものでありましょうか、あるいはそういう方向のものでありましょうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私のお聞きしたのは、韓国を唯一合法の政権と認めるという見解を改めるものかどうかということを伺っております。
【次の発言】 今のでいいですか、総理は。
【次の発言】 今、南北二つの政権が朝鮮に存在をするということは客観的事実であります。我が党は、朝鮮民族の悲願である統一を支持しなが……
○松本(善)委員 総理に、若干事実関係からお聞きしたいと思います。
まず、昭和六十一年に、先ほどの御報告では、会費も含めまして約四千万のリクルートグループからの献金があったことを報告されましたが、この六十一年というのは、七月二十二日を境として、総理が大蔵大臣であった時期と幹事長であった時期がございます。大蔵大臣のときということになりますと、職務権限などとの関係も起こってくるかもしれません。この七月二十二日以前と以後に分けて御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは非常に重大なことなんですね。そういうことを準備をされて、国会へ報告をするときに準備がないというのは極めて遺憾だというふ……
○松本(善)委員 ベルギーとの条約でありますが、これは投資所得である配当、利子の源泉地税率を引き下げたものです。このことは投資をする日本の企業にとっては税制上の優遇措置になると思うのですが、どういう点が有利になるのか説明をしてほしいと思います。
【次の発言】 我が国には外国税額控除制度という企業優遇税制があるわけですけれども、限度額もあるわけでして、ベルギーで配当、利子の源泉地税率が下がりますと、限度額を超えることによって控除されないという心配がなくなるだけではなくて、限度額に対する余裕が生まれますと、三年にわたって控除額の繰り越しになって、進出企業にとっては非常に有利になる。今の説明ではほと……
○松本(善)委員 今世界情勢が社会主義国も資本主義国も含めて非常に激動の時期に入っていると思いますが、日米関係も非常に大きな変化をしようとしております。きょうは主にその点について質問をしたいと思います。
きょうの夕刊でも報道されておりますが、アメリカの下院本会議が九日、駐日米軍経費の日本全額負担の一九九〇年度国防予算権限法案を二百三十六対百七十二の賛成多数で可決をいたしました。附帯条項になった対日防衛分担要求の部分では、日本が米軍人の給料を除く在日米軍駐留経費を負担するよう求めているということでありますが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 これは、私どもの得た情報では、十一月二日のアメリ……
○松本(善)委員 建設大臣に、東京などの都市水害の問題で伺いたいと思うのです。 ことしの夏に、東京は大変な水害に見舞われました。例えば、八月一日は、石神井川、善福寺川、妙正寺川、神田川、目黒川などで濁流があふれまして、合わせて千五百戸余が床上浸水、約二千九百戸が床下浸水というようなことになりました。被害も深刻であります。床上浸水ということになると、商品が全部だめになるし、畳もだめになるし、下水が来ますので異様な臭気が残る、本当に大変な被害であります。それについて、八月一日の場合には渋谷、中野あたりでそれぞれ七十四・五ミリ、七十ミリ、それから八月十日にも杉並あたりで七十九ミリ降っている、一時間……
○松本(善)議員 このたび日本共産党から提出いたしました政治資金規正法の一部を改正する法律案について、その提案理由と内容の概略を御説明申し上げます。 御承知のように昨年来、リクルート疑獄事件が国政を揺るがす大問題となっております。こうした金権腐敗政治に対し、さきの参議院選挙でも国民の厳しい審判が下されました。しかし、今度はパチンコ業界の政治献金の疑惑問題が今国会で取り上げられました。こうした疑惑を解明するとともに、金権腐敗政治を一掃し、国民の信頼にこたえることが緊急に求められています。 そのためには、金権腐敗政治の根源である企業・団体献金を禁止することが最も重要です。営利を目的にする企業の……
○松本(善)委員 私は、昨年五月十八日、本委員会定数是正小委員会で意見を述べましたので、その後の事態に触れながら、できるだけ重複を避けて意見を述べたいと思います。 主権者としての権利である選挙権の不平等という違憲状態を正すことは、緊急かつ重要課題であり、公職選挙法の論議では、いかなる議題にも優先して行わなければならないものであります。一九八六年五月に採択された本院本会議決議は、「昭和六十年国勢調査の確定人口の公表をまつて、速やかにその抜本改正の検討を行う」としています。確定人口公表以来三年を経過しているにもかかわらず、また、昨年五月十八日、本委員会定数是正小委員会以来一年半になりますが、主と……
○松本(善)議員 このたび日本共産党より提出いたしました公職選挙法の一部を改正する法律案について、その提案理由と内容の概略を御説明申し上げます。 今、リクルート疑獄事件に触れるまでもなく、金権腐敗政治に対する国民の激しい怒りが寄せられており、真に国民本位の政治の確立が強く求められております。そのために行うべきことは、金権腐敗政治の根源である企業・団体献金の禁止と、公選法の分野では定数の抜本是正であります。政治の改革を言うのならば、選挙権の平等が保障され、国会に公正に国民の意見、声が反映される定数配分を実施することこそ、その第一歩であります。さらに、政治家が地元でのいわゆる地盤培養行為に金をば……
○松本(善)委員 参考人がきょう発言されたことは、国会決議との関係で極めて重大だと私は思いますね。国会決議は国会の問題だと、国会の決議に反するような答申をすることはあり得る考えの発言だったと私は思うのです。言うまでもありませんが、国会は国権の最高機関なんですよ。国会の決議は尊重するという考えはないのですか。
【次の発言】 では、国会の決議に抵触するような答申をするという考えはありますか。
【次の発言】 あなたは国会の決議も余り読んでないように思うのですよ。先ほど言われた定数是正についての国会の決議、五百十一を変えてはならぬなんということは書いてないですよ。あなたは国会の決議を極めて軽々しく扱っ……
○松本(善)議員 お答えいたします。 今回の政治改革が直接はリクルート事件を契機にしておることは周知のとおりでありますが、ほとんどが自民党の関係者であり、自民党自身が反省をして政治改革を行うのは当然のことだと思います。ところが、自民党の政治改革の方向は、率直に言って、政治の改革ではなくて改悪だと言っていいのではないかと思います。それは、リクルート事件の疑惑の徹底解明を拒否し、数々の腐敗事件の原因であります企業献金の禁止も行わないだけではなく、その拡大さえ主張をしておるという状況だからであります。また、国会決議に基づく定数是正を拒否し、そればかりか、小選挙区制や政党の規制をねらう政党法の制定を……
○松本(善)小委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して定数是正についての意見を述べます。 我が党は、一昨年一月、衆議院の定数是正について、三ないし五人の中選挙区制維持、格差一対二未満、五年ごとの国勢調査結果によって定数是正を義務づけるという原則を明記し、総定数は当面五百十一とするが固定化しないことなどを盛り込んだ抜本的な定数是正法案を提出しましたが、残念ながら各党の賛成が得られず可決に至りませんでした。これが可決されていれば抜本是正についての国会決議も必要でなかったし、現在のような抜本是正の議論の必要もなかったのであります。 前回の定数是正後、すぐ違憲訴訟が起こるだけでなく違憲の高裁判決……
○松本(善)分科員 建設大臣に伺おうと思うのですが、今、東京の地価の高騰、それから土地の買い占めということが非常に深刻で、全国的にも問題ですけれども、東京の場合は非常に深刻であります。そういう中で、都市再開発の事業その他は新たな視点で見ないとえらいことになるという事態になっていると私は思うのです。そういう点で、その実情をお話をしながら建設大臣の御意見を伺っていきたいと思うのであります。 まず第一は、東京の渋谷区にあります恵比寿のサッポロビールの恵比寿工場を中心とする特定住宅市街地総合整備事業であります。これは東京都で素案を決定して計画の作成中という段階と聞いておりますが、まず最初に伺いたいの……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。