このページでは横路孝弘衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○横路孝弘君 私は、日本社会党を代表して、ただいま御提案のありました環境庁設置法案に対して質問をいたしたいと思います。 昨年の臨時国会におきまして、公害対策基本法の一部改正をはじめとする十四件の公害関係法が成立し、国民の期待と注視のもとに法が施行されようとしているのであります。 こうして、七〇年代の公害行政がようやくスタートラインに立とうとしていたやさき、今国会予算委員会の冒頭、佐藤総理は、公害の防止に関して、「電力はほしい、しかし発電所は困るというのは何とかってな言い分だろうか」と発言され、国民多数のきびしい批判を浴びたのであります。 続いて、石原産業の工場排水問題をめぐって、わが党の……
○横路委員 先ほど松本委員のほうから話がありました、ボーイング727の飛行機事故の最終報告について、若干お尋ねをしたいと思うのですが、時間が非常にございませんので、簡単に二、三の点だけお伺いをいたしまして、あと詳細な点は、実はこれから交通安全対策特別委員会のほうで議論することになっておりますので、二、三だけお尋ねをしたいと思うのです。 この四年八カ月をかけて事故報告書が提出されたわけですけれども、この事故から、直接この内容から、今後の空の安全という観点に立って、一体運輸省は監督官庁として何を学ばれたのか、それをお尋ねしたいと思います。
○横路委員 いま安全操業の問題について話が出ましたので、その点について外務大臣のほうにお尋ねしたいと思いますけれども、ソ連側から話し合いに応じたいという回答があったということでありますが、それは昨年の九月の愛知提案をもとにして話し合いに応じたいということでございますか。その点をまず確かめておきたいと思います。
【次の発言】 この安全操業の問題は、北海道の漁民の最大の願いであるわけです。そこでその安全操業の交渉について二つほどちょっと確かめておきたい点があるのです。
愛知提案の内容は、歯舞、色丹、択捉、国後の四つの島について、十二海里、三海里の間について安全操業を認めてくれということが提案の内……
○横路委員 初めに警察庁のほうにお尋ねしたいと思うのですけれども、四月の六日から春の交通安全運動が始まっているのですけれども、昨日の夕刊によりますと、ことしに入ってからすでに死者が四千二十六人に達した。大体いままでの統計から見ますと、事故は下半期、八月―十二月に非常に多いわけでありますけれども、このペースでいきますと、ことし一年間の死者、負傷者の数というのは――この前、今後死者ついては五%に押えたい、負傷者については一〇%に押えたいという御答弁がありましたけれども、ことし一年間の予測がどういうことになるのか、まずその点からお伺いしたいと思います。
○横路委員 私は、日本社会党を代表して、日本社会党提出の交通安全基本法案に賛成し、政府提出の交通安全対策基本法案に反対の討論をいたしたいと思います。 すでに昭和四十四年八月二日、第六十一国会におきまして、わが党の板川委員から詳細にこの両案についての討論がされておりますけれども、さらに日本社会党が政府案に反対する立場というものを明確にいたしたいと思います。 昨年の自動車交通事故は、件数が七十一万七千六百二十一件、死者は一万六千二百五十八人、負傷者の数は九十五万一千五百四十二人と、一昨年に比較してそれぞれ一三%、一四%、一五%の増加となっており、ことしもすでに昨年の数字を上回る交通事故が全国各……
○横路委員 二つほどお尋ねをしたいと思うのですけれども、一つは、昭和四十一年の二月四日に、乗員乗客百三十三名が死亡した例の全日空のボーイング727型機の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 あの事故以来四年経過して、本年の一月二十四日に、事故の技術調査団から事故の推定原因は不明という公算が大であるという内容が発表されました。何かいろいろ雑誌の報道によりますと、これは多数決できめられた。科学の世界に多数決を持ち込んだ点でいろいろ批判があるようでありますけれども、そのことはともかくとして、その後正式な報告というのが全然なされていないわけです。一体あの事故技術調査団の内容が一月二十四日に公表さ……
○横路委員 先月の十五日に、ここの交通安全対策特別委員会で羽田の状況について視察に行ったわけでありますけれども、私どもが視察に行った一週間後にチャイナ航空のボーイング727が、作業中の滑走路上にいた車と衝突をして、一人なくなったという事故が発生しているわけであります。その事故に関連いたしまして空の安全について二、三お尋ねをしたいと思うのですけれども、そのときにもあのタワーにのぼりまして、タワーの状況なりあるいはレーダー室なども見せていただいたわけなんですけれども、まずあの事故について、航空局のほうで現在まで調査された内容について最初に簡単に御報告をいただきたいと思います。
○横路委員 時間が非常にないので、いま運輸委員会のほうでの、ICAOのほうの条約に基づいた報告書でないのじゃないかというようなことの議論はあとにして、少し内容についてお尋ねをしてみたいと思います。 ボーイング727の事故の最終報告書が九月二十九日に出されたわけですけれども、このレポートの結論を見ると、この当該機は、接水前には何らの異常もなかったのだということが結論になっているわけです。何らの異常もなく、ともかく飛行機が接水に入ったということがこの結論の部分になっていると思うのです。 そこでお尋ねしたいのは、時間がありませんので一つ二つにしぼりたいと思うのですけれども、まず、いま運輸委員会の……
○横路委員 最初に木村先生のほうにお尋ねしたいと思うのですけれども、木村先生は、この事故調査団の責任者として、この事故の原因の究明に当たってきたわけですけれども、私たち国民の立場からぜひお尋ねしたい第一点は、この事故の調査から、将来の空の安全のために、一体何を私たちは学んだのかということですね。これはどうしてもまず最初にお尋ねをしておきたいのです。
【次の発言】 原因不明といっても、それは証明ができなかったから原因不明だというなら、それはそれで理解できるのです。その調査の過程で、この事故とは直接無関係であっても、いろいろ飛行機自体のふぐあいとかあるいは欠陥ということが見つけ出されることもあると……
○横路委員 私は、ことしの四月の二十一日に日本原演習場の東地区において自衛隊は一〇五ミリりゅう弾砲の実弾射撃を行なった、その際、その危険地域の中に住民がいたという問題について、二、三お尋ねをしたいと思うのです。 この問題について四月二十四日の内閣委員会で中曽根防衛庁長官がこういう答弁をしておるわけです。「危険防止のため弾着地域をほぼ中心として東西約四百五十メートル、南北約六百メートルの危険地域を設定した上、さらにその外側に立ち入り禁止地域を設ける等、安全に万全を期し」た。その上当日は、いろいろ人員を配置して確認した上、さらに射撃にあたってはヘリコプターを飛ばして安全を確認したという答弁になっ……
○横路委員 私は、きょうは、自衛力の限界について、法律論じゃなくて、実体論からひとつ議論したいと思いましたけれども、本論の前に二つほどお尋ねしたいと思います。 一つは、長官も御承知のことだろうと思いますけれども、長沼のミサイル基地の設置に関しまして、現在札幌地方裁判所で行政処分の取り消しの裁判が行なわれております。ことしに入りまして、先月の十三日の法廷におきまして、次に述べます十四の書類につきまして、文書の取り寄せの申請が許可になりまして、裁判所のほうから、すでにこれは防衛庁の各責任者のほうに取り寄せ申請が行っておると思うのですけれども、一つは昭和二十九年から昭和四十五年度までの統合防衛計……
○横路委員 本日は、運輸省の設置法改正案に関連いたしまして、航空行政と陸運行政についてお尋ねをしたいと思いますけれども、その前に、今回この設置法で出ております海運局船舶整備公団監理官の廃止など、一連の法律職の廃止についてなんですけれども、運輸行政改革による機構の整備であるというふうにいわれておりますが、運輸省における新しい行政改革の方向について、基本的な姿勢というものを最初に運輸大臣から明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこでいまの陸運事務所なりあるいは航空保安体制なり、これはあとで具体的にお尋ねいたしますけれども、そういう現場を見ますと、やはり一つの不安というものが国民の中……
○横路委員 きょうは法務省の設置法ということでございますので、いまの刑務所のあり方を中心にして質問をいたしたいと思いますけれども、その前に、ことしの四月十八日に、いま札幌地方裁判所で行なわれておりますいわゆる長沼のミサイル基地事件に関しまして、法務省のほうで福島裁判長に対する忌避の申し立てをいたしましたけれども、その問題について少しお尋ねをしてみたいと思います。 まず初めに法務大臣にお尋ねしたいと思うのですけれども、ここ二、三年来、いろいろな行政事件あるいは刑事事件の中で、国側が敗訴する事件というものが相次いで起こっているわけであります。二、三例をあげますと、たとえば外国人の強制送還について……
○横路委員 関連して。きのうの議論の中でも、結局この忌避が通ると、裁判官のレッドパージが進行するんではないかというおそれがある。国民がそういう不安を抱いている。ですから、こういう却下の決定というのは、国民の立場に立った場合、非常に妥当な決定だと思う。いま、全文を読んでいないから、まだ即時抗告の点については検討されていないということでありましたけれども、要するに皆さんの論理というのは、福島裁判官は青法協の会員だ、青法協の会員だから長沼事件の具体的な訴訟の支援活動をしているんだ、これが皆さんの主張の根幹にあったと思うのです。ところが、この具体的な事実認定の中で、法律的な問題については、つまり申し立……
○横路委員 あといろいろ質問があるようですので、簡単に二、三お尋ねしたいと思うのですけれども、いま放置しておいてはともかくいけないのだ、こうおっしゃったわけなんですけれども、いままでこの問題が決着しなかったのには、それなりのやはり理由があるわけですね。これはすでにもう二十年以上現行の少年法のもとで運用されているわけです。だから実際にその運用をやってきた中でこういう問題が出てきたから改正しなければならぬというならば、それはそれで話がわかるのですけれども、まとまらぬで、そういった話し合いが行なわれているだけだから、ともかく放置しておいては困るから作業を進めようというのでは、これはやはり基本的な姿勢……
○横路委員 いま伊藤委員からも話がありましたけれども、長官の訪米というのは非常に微妙な段階での訪米だと思うのです。微妙な段階だというのは、国防の基本方針を改定するということを、この間の国会で打ち出しながら、現在まだ安保の位置づけをめぐってこれがまとまらない段階にある。もう一つは、第四次防のほうもいよいよだんだん煮詰められつつある段階にある。一方で、先月の二十九日に、昭和四十六年度の予算の概算要求が六千九百七十七億ということで、いよいよ世界で七番目というような軍事費になる、他方で、アメリカのホワイトハウスの高官の口からさえ、日本の軍国主義化の危惧というものが表明されている、そういう段階での長官の……
○横路委員 きょうは先日、八月二十五日に福岡地方裁判所のほうで博多駅事件について準起訴手続請求事件の決定がなされましたけれども、この内容に関して、検問と所持品検査を中心に、この博多駅事件並びに日弁連の人権擁護委員会の警告、この二つの内容を中心にして少しお尋ねしたいと思うのですけれども、時間がありませんので、最初に、この決定を読んでみていろいろ問題点があるわけでありますけれども、非常に不審に思う点があるわけであります。その点を中心に最初に御質問をしたいと思います。 質問の第一点は、この決定の中で被疑者の特定という項目があるわけでありますけれども、この被疑者の特定というところで裁判所ではこういう……
○横路委員 きょうは、厚木の飛行場の問題を中心にして御質問したいと思うのです。その前に、先輩諸氏のあたたかい思いやりに感謝を申し上げる次第であります。 年末年始を控えて、飛行機の切符はどこも満員というような状態なんです。それにつけても思い出されるのは、ことしの夏の例の減便騒ぎでありまして、飛行機会社のほうはことし八月だけで百三十二億円という収入で、笑いがとまらぬようでありますけれども、しかし、乗客のほうは一時間も二時間も空で待たされたり、東京から札幌へ乗った者が名古屋でおろされたりということで、非常なラッシュだったわけですけれども、ことしの夏の混雑ぶり、非常にディレイが出たということの原因は……
○横路委員 航空局のほうにお尋ねいたしますけれども、午前中も運輸委員会のほうで、航空局長、ことしの夏の例の混乱ぶりについて、一時間最高三十四機、三時間平均九十機という基準はやはり甘かった、冬になると風向きも変わるので、一日平均四百八十回の離発着に基準を押えていきたいというような話があったわけなんです。
そこで、少し具体的にお尋ねをしていきたいと思いますけれども、今月のスケジュールは、羽田で一日大体何回の離発着になっているのか、その辺からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 たとえば十一月の場合の一日の最高というのは五百二機ですね。平均で四百六十機です。十月の場合でも一日の最高は五百……
○横路委員 小林法務大臣には連日公害罪の御審議でたいへんだろうと思いますが、きょうは簡単に少し二、三点だけをお尋ねしたいと思います。 この設置法の中で、関連いたしまして出入国管理の行政についてお尋ねをしていきたいと思うのですが、その前に基本的なことについて一点、二点法務大臣にお尋ねしたいと思います。 一つは、監獄法の問題ですけれども、ことしの五月六日のこの委員会で、法務大臣、ぜひ監獄法の改正をやりたい、できれば次期通常国会までにはこの案を作成したいという御答弁があったわけですけれども、現在までこの作業についてそういうような方向で進められているのかどうか、その点について最初にお尋ねしたいと思……
○横路委員 長官が来るまで人事院のほうに少しお尋ねしたいと思いますが、寒冷地手当の問題ですが、この公務員給与の体系そのものが、少し勉強したところではわからない。いろいろな経過がありまして、その辺のところを踏まえてお尋ねしたいと思うのですけれども、今度の勧告で、いわゆる石炭手当加給について勧告がなされなかったわけですけれども、最初に公務員の寒冷地手当に関する法律の二条の「次の表に掲げる額を加算した額とする。」ということで甲地、乙地、丙地、そのほか分けて額があるわけですけれども、これの算定の基準というのは一体どこにあるのか、その辺のところから明らかにしていただきたい。
○横路委員 一問だけお伺いしたいのですが、いま十二月二十一日の大量解雇については知らなかった、したがって対策の講じようもなかった、こういう御発言だったのですけれども、実はことしの八月下旬に千歳のクマ基地においても、千五百名の解雇が出ております。三月末までの解雇が七百七十九名です。そしてこの十一月一ぱいで解雇になったのは百八十五名いるわけです。では、今回の解雇は知らないとしても、前の解雇は当然総務長官も御存じだろうと思うのですが、この七百七十九名のうち、一体何人就職が内定しているか、御存じですか。
【次の発言】 これはもうすでに八月の末に発表になっているのですよ。もう四カ月たっているわけですね。……
○横路委員 公害罪についてしぼってお尋ねをしたいのでありますが、まず、この法律案の提案理由説明書の中に、公害罪を提案した理由として、「現行の刑法の規定及び関係法令の罰則が公害の実態に照らして必ずしも十分なものとはいいがたい状況にある」から公害罪法案を提案したのだということが書かれているわけであります。この「関係法令の罰則が公害の実態に照らして必ずしも十分なものとはいいがたい」というのは一体何を認識されていわれているのか、まずその辺を法務大臣お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 行政法規はわかっているのです。要するにおたくのほうの認識として、この罰則が不十分だというわけでしょう。関係法令……
○横路委員 冨永参考人に一点だけお伺いしたいのですけれども、現行の免許の取得制度ですね、指定自動車教習所、そのほかとあるわけなんですけれども、指定自動車教習所のいまのあり方について、特に何か問題とすべき点があるかどうか。
それからもう一つは、路上教習の充実拡大、さらに義務化という問題があると思うのですけれども、この点についてどのようにお考えなのか。その一点ちょっとお伺いしたい。
【次の発言】 いま、路上教習をまだ強化していくべきだという御意見だろうと思うのですが、そこで、警察庁の方お見えになっておられますので、一つだけお尋ねしたいと思うのです。
道路交通法の改正を国会のたびにやっております……
○横路委員 都市の防災という点から、地震の問題と交通事故の問題二つにしぼってお尋ねをしたいと思います。 最初に、今回のロサンゼルスの災害の問題ですけれども、いままでもいろいろな委員会で議論がなされておりますけれども、都市の災害として、いま過密都市の現状を改造していく、あるいは再開発していくという上で大きな参考になるのじゃないか、また幾つかの教訓もこの地震の中にあるのじゃないかと思うのです。そこで、政府の調査団が建設省のほうからも行かれて、まだ細部にわたるレポートは無理であろうと思うのですけれども、現在までのところで、これからわが国として参考にすべき問題点あるいは検討すべき点というものがござい……
○横路委員 空港総裁がお忙しいようなので、最初にそちらのほうの問題から質問を始めたいと思います。
きのう穴倉に入っておりました農民も警察力を使って出したようでございますけれども、これからの作業についてお尋ねをしたいと思うのですけれども、これからの農民との話し合いというのは、いろいろな問題がまだ残っていると思うのですけれども、どのように進められるお考えなのか、まずその辺からお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 話し合いの内容ですね。どういう方向で話をしていくのかという点、それから、いま無縁の人とは話し合いをしないということでございましたけれども、今度強制的に収用された、たとえばきのう閉じこ……
○横路委員 四次防の原案について、少し各論にわたるかもしれませんけれども、お尋ねをしていきたいと思います。 初めに、この四次防が完成しますと、いろいろ指摘されておりますように、総額で五兆八千億近いもの、昭和五十一年になりますと、年間大体一兆五千億くらい、毎年一八・八%の伸びで、大体世界で絶対額において六番目ないし七番目になる。こうした軍備の拡大というものが、日本を取り巻く周辺の諸国間にどのような政治的、軍事的な影響を与えたのか、あるいは与えているのかという点が実は非常に大きな問題だろうと思うのですけれども、作成にあたって、長官のほうでそういう影響については考慮されたのかどうか、お伺いをいたし……
○横路委員 厚生大臣の前に、ちょっと確認ですけれども、総務長官に公害研究所について本会議で私が質問したときに、研究機関から集まったいろんな資料を含めて、集まった資料というのは、これは国民のために広く公開する旨お答えになっていますけれども、その趣旨は変わりありませんね。
【次の発言】 そこで厚生大臣にお尋ねしたいのですけれども、いわゆる農薬の残留の問題で、母乳の農薬汚染について厚生省のほうで二十四の都道府県へ委託していろいろ調査をやられた。この調査について、先日新聞で、大阪における調査の結果というのが公表されたようでありますけれども、厚生省としてはこれについてまだ公表されていないようであります。……
○横路委員 時間もだいぶおそくなりましたし、このあと楢崎先生の質問もありますので……。
いま森永の砒素の事件が議論されていたわけですけれども、私、サリドマイドの関係について、ちょっとこれからの対策についてお尋ねをしてみたいと思うのですけれども、その前に、一体いまサイドマイド児といわれているものは何名いるのか、厚生省のほうでどのように把握されているのか、その点からお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 従来、この森山報告によりますと、百九十七名ということでしたね。その父母の会の調査ですと二百名をこえて二百七名ないし八名といわれておる。これはおたくのほうではどのような調査をやられておるのか……
○横路委員 ことしの予算の分科会で、最高裁判所の職員の定員の問題、とりわけ速記官の問題を中心にお尋ねしたわけでありますが、時間の関係で少し残っている問題がありますので、それに関連して少しお尋ねをしていきたいと思います。 最近民事事件、刑事事件とも大体事件数そのものはやや減少ぎみ、減少ぎみといっても都会等にはいまの過密過疎の状態を反映して事件が集中している、ひまなところはひまになる、こういう現象が出ているわけです。その中で、この間の御答弁ですと、人員の配置がえをやってそれに対応していくんだ、こういうお話があったわけですけれども、人員の配置がえということで具体的に問題になるのは、地方の支部なり簡……
○横路委員 農林大臣が何か農林水産委員会のほうに出ているということでございますので、最初に運輸省のほうの関係でお聞きいたしたいと思いますけれども、最初に、成田の新東京国際空港建設予定地の強制収用の代執行についてお尋ねしたいと思います。 現地の状況というのは、新聞にも報道されておるように非常に緊迫をしておるわけでありまして、ざんごうを掘って農民のほうは抵抗する、こういう姿勢をくずしていないわけです。こういう非常に危険な状況の中で、なおかつ政府はこの二十二日からこの代執行を強行されるお考えを変えていないのかどうか、その点を最初に運輸大臣から御答弁を願います。
○横路委員 先日の古々米の味噌工業協会に対する払い下げの問題でありますが、農林省のほうで調査をして報告するということでございましたので、この機会にその結果を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 その報告を受けないと次の質問進みませんよ。――連絡いっていませんか。
【次の発言】 いまの報告によりますと、結局二月十八日の予算委員会で私のほうで指摘をいたしました点は、事実であることを御確認いただいたものというように思いますけれども、そこで、一、二点だけ時間がございませんのでお伺いしたいのですが、このみそ用の原料米の古々米についての払い下げについて、食糧庁とみそ業界でこの件についての協議会を設ける……
○横路委員 航空行政についてお尋ねしたいと思います。 「ばんだい号」の事故、それから日本航空のDC8=61の事故、その前の747の事故を含めますと、短い間に非常に大きな事故がたくさん発生しているわけであります。先ほど来議論があったように、この原因が何かということを考えてみると、四十一年にやはり四大事故が発生して、安全第一の指導というのは、あの直後はやってきたわけでありますけれども、その後の各航空会社のいろいろな業務計画等を見ますと、安全性ということが、定時性とか快適性あるいは運航効率ということばに示されているように、経済的なコストとのバランスの中だけで考えられる、こういう航空会社の姿勢、それ……
○横路委員 この委員会でも、だいぶ航空安全の問題について議論がされてきたわけであります。今度の二大事故が発生して、なくなった人たちも帰ってこない以上、やはりこれから二度と事故を起こさないということで、行政のほうも、会社のほうも、これはやはりお互いに努力していかなければならないのじゃないかと思います。そんな意味で、きょう参考人の方々に貴重な意見を聞かせていただきましたので、それに関連をして二、三お尋ねをしてみたいと思います。 初めに、現場からの声ということで、先ほど松田参考人のほうから、運輸省のほうでいろいろ考えておられる措置については、全面的にこれは問題はないけれども、問題は、その要員がいる……
○横路委員 初めに運輸省のほうにお尋ねしますけれども、航空交通安全緊急対策要綱というのが八月七日に発表されましたが、ここでいろいろ言われている、たとえば特別管制空域ですね。ターミナルにおける特別管制空域、あるいは航空路における特別管制空域の問題、あるいはICAOから前から勧告を受けていたVMC・オン・トップの問題、こういう問題が提起をされたわけですけれども、こういう問題について私たち委員会で前から議論をしてきましたし、また皆さん方のほうでも、航空交通管制運営懇談会の中のニアミス防止、異常接近防止の分科会の中で、いろいろと四十三年来議論されてきたことだろうと思うのです。別に事新しいことではない。……
○横路委員 七日の日の連合審査で、四条三項の復元補償、対米請求権の問題について、支払いとして予定されている金額が、三億二千万ドルの対米支払いの中に入っている重大な疑いがあるという問題提起をしたわけでありますが、その点につきまして文書による回答が参っておりますので、その点を中心にして二、三質問を続けていきたいと思います。 七日の日にも指摘をしたことですけれども、今度の対米交渉の中でアメリカ側の基本的姿勢というのは、これは議会に対する説明も含めて、返還について一銭も金銭の支払いはしないんだという強い姿勢があったわけであります。これについて対米請求権のいろいろな項目、十項目あるといわれていますが、……
○横路委員 いま、いろいろと日中国交回復についての政府の姿勢について答弁があったのですが、具体的に問われている問題の一つが、現在台湾の中華航空が沖繩に乗り入れをしているわけです。もし、この施政権の返還後この乗り入れを認めるとすれば、これは航空協定の内容がオランダやイギリスと違いますから、新たに航空協定を結ばなければならないと思いますけれども、運輸大臣、その新たな協定が必要かどうかという点に関してお答えをまずいただきたい。
【次の発言】 つまり、台湾の中華航空が今度は沖繩経由で大阪に来るという場合には、いまお話があったようにカボタージュに触れるわけですね。そうすると新たな航空協定というのが必要に……
○横路委員 いま受田委員からも少し質問があったのですが、監獄法の関係に関してだけ質問をしたいと思います。矯正局長と大臣だけ、あとの方はけっこうでございます。 初めに大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、いま刑務所関係を規律している法律に、明治四十一年にできた監獄法という法律がいまもなお存在しているのであります。この問題はたびたび国会でも取り上げられまして、昭和四十二年、当時の田中法務大臣と矯正局長が、早急にこれを改正したいという意向を明確にいたしまして、去年も私はこの内閣委員会で小林法務大臣にお尋ねをしたわけでありますが、小林法務大臣は、次の通常国会、つまりことしの春の国会までには改正案をまと……
○横路委員 災害対策とおっしゃるわけですけれども、災害というのは一体何のことですか、お考えになっているのは。
【次の発言】 災害対策というのは、これは災害対策基本法という法律があって、国と地方公共団体と一体になって災害対策をやることになって、各省でそれぞれこの災害対策が進められているわけです。じゃ一体東京都との間に――東京都は地震対策その他の災害対策の計画を持っていますよ。話し合いされましたか。
【次の発言】 私が聞いているのは立川ですよ。立川の基地に移駐したのは災害対策だとおっしゃるから、それならば事前に東京都の災害対策の計画の中に含まれていなければおかしいじゃないですか。京浜なら京浜とおっ……
○横路委員 今回のいろいろな国会論議の中を通して、いまの末期的な佐藤内閣の中で私たち審議をすることに非常にむなしさを感じて、一体審議してどれだけ実りがあるかということですね。しかしながら、五月十五日返還を前にして、この沖繩返還というのは一体何であるのかということを、やはりもう一度見直してみなければいかぬと思うのです。そんな意味で、福田外務大臣と江崎防衛庁長官に、一つは、在沖繩米軍、特にベトナムとの関連で在沖繩米軍の問題、自衛隊の沖繩配備の問題、そういう中で日本側の現在の姿勢というものはどういうものなのかということを議論をしてみたいと思うのです。 その審議に入る前に、私、福田外務大臣にお尋ねを……
○横路委員 きょうは、予備自衛官の問題と四次防の大綱について、少しお尋ねをしたいと思います。
この予備自衛官というのは、普通の自衛隊の定員充足状況と比べて非常に充足状況がいいようなんですが、この概要についての報告を最初にお願いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、少しこまかいことになりますがお尋ねをしたいと思うのですが、この予備自衛官というのは、本人の申し出がなければ、つまりこれは志願制度になっているわけですね。志願をしたあとの手続というのは、どういうことになっておりますか。
【次の発言】 そのとき、試験か何か行なわないのですか。
○横路委員 きょうは行政改革全般についてお尋ねをしたいと思いますが、最初に法案に関連して、例の細則の廃止、法務大臣の認可の廃止の問題について、矯正局のほうに二、三お尋ねをしておきます。 「刑政」という雑誌がございますが、昭和四十四年に出されたこの雑誌に、東京家庭裁判所の森田さんという裁判官が「少年院の新しい進路のために」ということで、こんなことが書かれているわけです。それは、少年院の収容人員が年々減少してきた。従来は非常にひどい過剰収容の状況だったわけで、ほんとうの少年院教育というのができなかったけれども、ようやく最近は少年院教育に新しい活路を開くことができて、少年院というのを、ほんとうのト……
○横路委員 実はきのう行管の許認可の設置法に関連して、いまの航空の保安要員の問題についていろいろとお尋ねしたんです。きょうそれを第二次空港整備五カ年計画との関連でお尋ねをしていきたいと思いますが、大臣が来られるまでちょっと……。
この間、北海道で横浜航空のセスナが、まだ原因はわからないようでございますけれども、十人ほどなくなられたというような事故がまた発生したわけでありますけれども、この原因等について、現在までの調査がおわかりでございましたら、お答えいただきたい。
【次の発言】 気象の判断を間違えたとか、いろいろなことがいわれているわけでありますけれども、こういう不定期便と新聞社等の小型機、……
○横路委員 刑法改正の作業がずっと進められているわけでありますが、初めにその点を少しお尋ねしたいのです。
きのう法制審議会の総会が開かれて、昨年の暮れに法制審議会の刑事法特別部会が出した刑法改正の結論は、全面改正が必要であり、改正要綱は、それまでに部会で決定された改正案のとおりとするということが昨年の暮れにきめられているわけでありますが、その審議が始まったようでありますが、今後のこの作業の見通しですね、どのような方法で、大体どの程度のところをめどにして進められていくのか、その作業の見通しについてちょっとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 刑法改正の問題については、これは非常に大きな問題で……
○横路委員 いまの上原さんの沖繩の問題に関連をして基地の問題と、それからこれはこの間の沖繩国会で問題にいたしました請求権の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 米軍の基地の機能というのは、沖繩協定が締結される以前には、たとえば四十四年六月三日のレアード国防長官の発言、あるいは四十五年三月三日のリーサー陸軍長官の構想、あるいはチャップマン海兵隊司令官の発言で明らかなように、沖繩の米軍というのは東南アジア、西太平洋全体について緊急事態が起きた場合にすみやかに対処できる緊急部隊だ、またこれらの地域に対する補給や通信の基地であったわけです。これはこういう発言から明確であります。政府の従来の答弁は……
○横路委員 昨日、私のほうで指摘をいたしました外務省の電信案について、調査の結果を報告されるということでございましたので、初めに外務省のほうから、私のほうで提示をした二つの外務省の電信案というものが、存在をしていたのかいなかったのか、この点についてまずご確認をいただきたいと思います。
【次の発言】 外務大臣、こういう問題について外務大臣自身がお答えできないというのは、姿勢としてほんとうにまじめに私たちの提起した問題を受けとめておられるのかどうか、私は非常に疑問に思うわけであります。
いま、内容については事実であるということをお認めいただきました。この内容について、実は私は昨年の十二月七日の沖……
○横路委員 協定四条三項の四百万ドルの問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 実は問題は二つありまして、一つは、日本側が財源を見たかどうかという問題であります。その点について、文書の交換なり書簡があるかどうかということが第二点の問題であります。 第一点の問題ですけれども、五月二十八日の愛知・マイヤー会談の中の、先ほど安井さんのほうからも御指摘がありました、財源の心配をしてくれているということを多とするというマイヤー大使からの発言があるわけですね。これを見ると、ともかく日本側でこの四条三項の財源のめんどうを見たということだけは間違いがないと思うのですが、いかがですか。
○横路委員 私は、時間もありませんので、一つ、二つに問題をしぼりましてお尋ねをしたいのでありますけれども、最初に、今度の道交法の改正の中で、少年に対する反則金が適用されることになったわけでありますけれども、その点からお伺いをしてみたいと思うのです。
最初に――裁判所の方、来られておりますね。
【次の発言】 裁判所の方、来ておられないようですから……。道交法の今回の改正、先ほどの質問によりますと、来年も道路交通条約に伴いまして全面改正をするというお話がありましたけれども、その基本的な内容といったようなものについて少し明らかにしていただきたいと思います。
○横路分科員 私は、交通事故の対策について、時間もございませんので、安全施設の問題だけに限りましてお尋ねをしたいと思うのですが、私、弁護士の仕事をしておりまして、交通事故の被害者、加害者いろいろな事件を手がけてまいりましたけれども、一つの事故が発生しますと、非常にたくさんの家族を含めての悲劇というものが生まれているわけです。 そこで最初に、警察庁の交通局長さんにお尋ねをしたいと思いますけれども、昨年は大体死傷者を含めまして百万人、車の台数で千六百万台ということになりまして、前年に比べまして死傷者の数で大体一五、六%増、車の台数で二〇%増ということになっているわけです。これから五年後、十年後の……
○横路委員 この法律案、警察が公害に対して交通業務の中で協力していこうという意欲は承知しておるわけですけれども、この法律案を読むと、この法律の効果というものをその実効性の面で、一体どの程度考えておつくりになったのかという点に非常に疑問があるわけです。何かこの法律案を読むと、国民が騒いでいるからともかく何か法律をつくろう、つくってしまえばあとは何とかなるだろうというように、読んだ感じとして受けるわけです。それでは済まされないわけなんで、二、三点お尋ねをしたいと思うのです。 交通公害の中の特に大気汚染の部分に限って以下質問をしますので、そのおつもりでお答えをいただきたいと思いますが、大気汚染がど……
○横路委員 きょうはどうもお忙しいところありがとうございました。時間がございませんので、まとめて御質問したいと思いますので、音田先生に三点ほどと前田先生に一点でございます。 一つは今度環境庁ということで、公害対策庁じゃなくて名前だけは環境庁になったわけでありますが、いま御指摘のとおりでありまして、環境保全の点、非常に不十分だろうと思います。先ほどお話がありましたように、この環境庁の基本はやはり公害対策基本法が基準になっていまして、環境庁が、公害対策基本法をいろいろ引用しながら、いろいろな点を定めているわけでありますけれども、先ほどの環境保全という立場からいくとやはりどうしてもこの公害対策基本……
○横路分科員 最初に監獄法の改正の問題についてお伺いしたいと思います。 明治四十一年にできたこの法律が、いまも七〇年代の日本の中に生き続けているということ自体非常におかしなものですけれども、しかも、その監獄法に基づく運用が、やはり非常にいまの憲法に基づいたいわゆる基本的人権を守るという観点に立った運用がなされていないというのも、私たち刑務所の中の収容者の取り扱いを見て、常日ごろ感じているわけであります。昨年、前の小林法務大臣のときに、私のほうから内閣委員会でいろいろ質問をした。そのときは来年の、この通常国会までには、この前近代的な監獄法というものをぜひ改正をしたい、さらに、昨年十二月の臨時国……
○横路分科員 時間がございませんので、お尋ねしたいことがたくさんあるわけでありますけれども、一つ二つにしぼってお尋ねをしたいと思います。 一つは、過日札幌弁護士会が全裁判官に対してアンケートによる調査をいたしまして、その回答が集約されたわけであります。私も札幌弁護士会の一員であるわけでありますが、先日いろいろ会長そのほかの選挙が行なわれまして、公開をするというほうが多数を占めましたので、きょうの夕方にはこの詳細な内容が発表されることになるだろうと思いますが、いままで私のほうで調べた範囲内で一、二の点についてだけお尋ねをしたいと思います。 これは二千四百六十一名の裁判官にアンケートを送りまし……
○横路委員 朝からいろいろ議論があったわけでありますが、私、この航空問題について、去年の四月二十七日に、内閣委員会でニアミスの問題を質問いたしまして、昨年の十二月十六日にも、自衛隊と民間機との間のニアミスの問題についていろいろ質問をしてきた。その中で、今回いろいろ対策として発表されていることは、いずれも運輸省の当局において、それはすぐ検討いたします、すぐ実行いたしますという約束をいただきながら、先ほど来いろいろありましたように、もう十年も前から指摘されていることでありますけれども、現在まで放置されてきたことが、今回の事故になっているわけであります。 朝から議論してきて、この議論というものを、や……
○横路委員 初めに総理にお伺いをしたいと思います。 今度の沖繩のこの返還交渉というのは、非常に時間もかかりましたし、相手のあることですから、たいへん苦労されたと思うわけであります。ただ、外交というのは、やはりいやしくも重要な点で秘密の協定とか取りきめというものがあってはならない。とりわけ国民の権利義務に関することとか、国民の税金に関するような問題については、やはりできるだけ国会の中で明らかにするということでなければならないと思いますが、今度の対米交渉の中で、政府としてはそういう基本的な点についてどのようにお考えになって交渉を進められてきたのか、まずその点について総理大臣明らかにしていただきた……
○横路分科員 警察庁の所管ということで、日活に対する例のロマンポルノの捜査の問題について、手入れをしたその警察の基本的な態度と今後の取り締まりの方針についてお尋ねをしたいと思うのです。 従来から、刑法百七十五条の猥褻罪の関係というのは、憲法二十一条の表現の自由との関係でいろいろ議論されてきたところでありまして、事件にも、文学の関係では「チャタレー夫人の恋人」、それから映画では昭和四十年の「黒い雪」など、いろいろ議論されてきたわけですが、今回の問題は、そういった事件で考えてみますと、芸術性、思想性というような問題では、いわば娯楽に属する部類なわけですけれども、内容を別にして、ただ、民間の自主規……
○横路分科員 自賠責の問題についてお尋ねをしていきたいと思います。 交通事故対策も従来各省庁ばらばらに、政策目標もあまり明らかにされないままに進められてきたわけですけれども、最近ようやく五年間で死亡事故を半減させるという目標設定をして、安全施設の面では行政としてやや動きだしてきたという感じがするわけでありますけれども、ただ事故後の措置ですね。救急医療の問題を含めまして被害者が安心をしてその治療に専念できるような体制にあるかどうかということになりますと、これはまたはなはだ心もとない次第なわけでありまして、傷害を受けたときも自賠責の五十万円が切れてしまいますと、とたんに病院のほうも冷たくなりまし……
○横路分科員 救急医療の行政についてお尋ねしたいと思うのですけれども、交通事故の対策くらい、各省ばらばらに従来やられてきて、しかもその現状をきちんとつかまえて政策目標を設定するという意味でおくれてきた行政というのはなかったと思うのですが、最近ようやく交通安全施設の面では、死者を五年間で半減させるという政策目標に従って特定安全交通施設の整備事業五カ年計画というのが立てられて、警察庁にしても建設省にしてもやる気を見せてきているわけです。 ところが、事故が起きてからあとの措置はどうかというと、これは調べていけばいくほど一体何をやっているのかさっぱりわからぬというのがいまの行政の現状じゃないかと思う……
○横路分科員 大臣、きょうは日本航空株式会社の中における労使関係についてお尋ねをしていきたいと思います。 大量の乗客の輸送を扱っている職種ですね、特に航空のように、一つ間違いますと大事故になってしまうという航空業において、すべての体制というのはやはり安全第一に考えられて行なわれていなければならぬと思うのです。その安全の前提はいろいろな要素がありますけれども、やはり基本になるのは、職場が明るい職場で、みなが労働意欲を持って協力できるような、そういう職場であること。つまり労使対等の原則に基づいた近代的な労使関係というのが樹立されているということが、やはり乗客の安全というようなことからいって、これ……
○横路分科員 きょうは、国民総背番号制の問題と、それから官庁におけるコンピューターの導入、その技術的な開発の問題について少しお尋ねをしたいと思うのですが、各官庁にも相当コンピューターが入りまして、四十六年度末で百八十五台、一番多いのは防衛庁で四十四台、通産省もかなり入っておりまして、二十一台入っておるようでありますけれども、情報化社会の進展によって、大量の情報というのがどんどん生産されて流通するということになりますと、情報の管理というのかある意味では非常に重要な意味を持ってくるのじゃないかというように思うのです。これからもそういう意味で急速な情報化というのが日本においても予想されるわけですけれ……
○横路分科員 たばこの問題ですね。特に刻みたばこの問題について、ちょっとお尋ねしたいと思うのです。 老人ホームに行って、お年寄りの人と懇談をすると、最近、必ず出てくるのは、刻みたばこが手に入らないという声なんですね。たばこというのは、大衆の嗜好品でありまして、特に老人にとっては――われわれはこういうゆうちょうなことはできないのですが、きせるでぽんぽんやりながら団らんをするというのは、やはりお年寄りの人の楽しみの一つになっているわけなんです。私のところにも、七十二歳のお年寄りの人から投書があって、若い人や楽な暮らしの年寄りの人たちは見向きもしないらしいけれども、日陰の貧しい老人にとって、一日六……
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