このページでは横路孝弘衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○横路孝弘君 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、総理大臣に質問いたします。(拍手) 総理、就任されて三年半がたちました。総理大臣という重い責任のお仕事で、毎日大変な思いをされているだろうと御拝察申し上げる次第でございます。 政治家にとって、とりわけ総理大臣にとって大切なことは、今、国民の暮らしがどうなっているのか、日本社会の現状はどうなのか、その現実を直視して、正しく状況認識し把握されることだと思います。 残念ながら、一昨日の所信表明演説の中では、案の定、改革の結果としてのつまみ食い的成果を述べられましたが、それは、国民の生活の実感や実態とはほど遠いものでございました。いかな……
○横路委員 イラクへの自衛隊の派遣の承認を求める議論がいよいよ始まるわけですが、大変重要な問題でありますので、十分この委員会でも時間をとって、尽くした議論を、審議をしなければいけない、このように思っております。
ただいまの本会議で小泉首相は、二十七日の本会議でイラクのサマワ市評議会が存在し機能しているという答弁を撤回いたしました。そして、その撤回の根拠としてオランダ軍とCPAを挙げたわけですが、これは日本政府としては確認されていないんですか。確認されての上なんでしょう。
【次の発言】 いや、そのサマワ市評議会の方を含めて、日本政府はそれを確認されたんですかという質問です。
○横路委員 やがて、アメリカ、イギリス軍がイラクを攻撃して一年たつわけであります。ちょうど今ごろは、国連の安保理事会において、査察を継続するかどうかといったようなことを中心に激しい議論が行われていたときだったと思うんです。 しかし、残念なことに、米英軍は国連安保理事会の正式な決定なしに戦争を始めてしまいました。アナン国連事務総長が、昨年の国連総会で、五十八年間国連が積み重ねてきた国連の原則ということが踏みにじられたという趣旨の発言をされておりますけれども、これからますます、国際社会の平和維持をどのようにしていくのか、平和的な秩序をどう維持していくのかという上で国連の果たす役割が非常に大事なと……
○横路委員 いわゆる暴力団対策法が平成四年にスタートをいたしまして、この間、この法律に基づいて指定暴力団制度それから中止命令というような新しい措置がとれるようになりましたし、機構の面でも、あるいは取り締まりの法律の面でも、非常に強化されてきたというように思うんです。 しかし、実態を見てみますと、この暴力団対策法がスタートした二、三年は急激に暴力団の数も減って、暴力団から正業につくというか、そういう人も相当ふえておったわけです。多分、新しい法律ができたということで現場の警察官の方が相当努力された結果だろうと思うんですが。その後、ずっと横ばいに来て、ここ四、五年、むしろ数はふえてきていますね。構……
○横路委員 きょうは、構造改革特区に関連して三点ほど御質問をしたいと思いますが、最初の第一点は、道州制と道州特区の問題でございます。 私ども民主党も、結党以来、分権型の連邦国家を目指すということで地方分権に積極的に取り組んでまいりまして、二〇〇〇年六月の総選挙で、国の形を大きく変えていこうということで道州制を掲げまして、国と地方の役割分担でありますとか、あるいはそれに基づく税源の配分のあり方など、具体的に議論をしてまいりました。 昨年の統一地方選挙あるいは衆議院選挙でも、政権をとって十年をめどに道州制に移行していこう、そのために、今からできること、例えば、個別の補助金を原則的に廃止して一括……
○横路委員 この法案の本会議と今までの委員会の審議の中で、竹中大臣の御答弁で大変気になる点が一つあります。 それは、公益通報を保護するということと企業の自由な活動というのを何か対立する概念にして、ここのバランスをとるというようなことは、今まで幾つかの点で御答弁がございました。例えば、外部通報についての要件を厳しくする、いわば通報という権利行使が濫用にならないように枠をはめるんだというような趣旨でそういう御答弁がありました。 ただしかし、今回のこの法律でいわば通報の対象となる事実、通報対象事実というのは、一つは犯罪行為、それからもう一つは処罰規定で何らかの担保をしているあるいは裏づけのある規……
○横路委員 私は、厚生労働委員会というのは初めてなものですから、どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。 最初に、今回の新潟中越地震についてお尋ねしたいと思います。 本当に大変な被害で、被害を受けられた皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思いますし、亡くなられた方も多数に上りまして、その人々へのお悔やみを申し上げたいと思います。 今の状況を見ていますと、これは避難生活も相当長引くんじゃないかということが非常に心配されます。地震の対応で今必要なことは、現状がどうなっているのか、それから、避難されている人々が今何を求めて、何が必要なのかということを見きわめて、しっかり対応することだと……
○横路委員 きょうは、年金の問題と、それから仕事と生活の両立といいますか調和というか、二つのテーマについて質問をいたしたいと思いますが、最初にまず、年金問題について御質問をいたしたいと思います。 この国会が始まった衆議院の本会議で、我が党の岡田代表が、年金問題、年金の一元化を含めてたくさんの問題を抱えているから与野党で協議をしようではないかと言って、幾つかの点について御質問をされ、それに対して小泉総理は、一元化を含めた見直しは必要である、こういう答弁をされたわけであります。 しかし、先日の衆議院の予算委員会の厚生労働大臣の答弁を聞いていますと、役所の意見を代弁されたのだとは思いますが、何か……
○横路委員 BSEの問題を議論する前に、ちょっと一、二点、厚生労働大臣にお尋ねしたいと思います。 東数男さんという原爆の被爆者の方が医療給付の認定を求めて厚生大臣に申請をしたわけですが、それが却下をされた。その却下を取り消す却下処分の取り消しの裁判が、東京地裁で、これは東さんの方が勝ったんですね、却下処分を取り消しなさいと。これに対して国の方が控訴しまして、東京高裁の判決が昨日ありまして、これはいずれにしても国の控訴棄却ということになりました。 この東さんという方は、十六歳のときに長崎の市内で原爆に遭われまして、やけどを負ったりガラスの破片でけがをされたりしたわけです。その後もいろいろと苦……
○横路委員 参考人の皆さんには、大変お忙しいところ、また遠くからおいでいただいた方もおられまして、心から感謝を申し上げたいと思います。 時間が余り十分ございませんので、皆さんにお尋ねしていきたいと思いますが、最初に、山本参考人に。 介護予防というのは本当に大事なことだと思います。従来も、市町村におきまして、老人保健事業でありますとか、介護予防・地域支え合い事業でありますとか、あるいは在宅介護支援センターといったようなことで、いろいろな事業をおやりになってきたと思うんですね。今度それが地域包括支援センターとか地域支援事業という形に変わっていくわけなんですけれども、従来の事業について、評価とい……
○横路委員 今日までの議論は、新予防給付とそれからホテルコスト負担の問題に集中して議論が行われてまいりました。つまりこれは、一言で言えば給付をカットして負担をふやすということでございますから、小泉内閣が一貫してとってこられた政策の一つであると言っていいと思います。 問題は、介護保険が施行されて、この間どういう状況にあるのかということもまたあわせてしっかり見て、充実するところは充実していかなければいけない。ところが、どうもカットの方に先に目が行っているということは、非常に残念に思います。 問題は、高齢者の皆さんが住みなれた地域で、そして住みなれた自宅で老後を過ごすことができるようにする。では……
○横路委員 この介護保険法の改正案、この委員会で四月の一日から審議が始まりまして、今日まで大変熱心に審議が行われてきたというように思います。先ほど、山井委員と五島委員から、今回の介護保険法の改正案について、そしてまたこの審議を通じての厚生労働省の対応について、いろいろと思いを述べられましたけれども、私も同感でございます。 そして、この審議が進むにつれて、介護の現場で不安が広がっていったというように思うんですね。私たちは、そうした人々の不安を取り除いて、そしてできるだけよりよい介護保険制度というのを目指していきたい、このように思っております。住みなれた地域で、自宅で老後を過ごすことができるよう……
○横路委員 民主党の横路孝弘です。 参考人の皆さん方には、大変お忙しいところ御出席をいただきまして、貴重な御意見をいただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。 最近の社会保障政策、年金にしても介護にしても、今回の自立支援法もそうですが、今の内閣の方針というのは、小さい政府、自己責任という流れで、いずれも給付をカットして負担は重くするという路線の中に位置づけられています。 措置費から支援費に変わりまして二年間たちましてわかったことの一つは、やはり市町村で非常に格差がある、つまり、進めるだけの基盤的な整備というのがまだ十分ではないということだったというように思います。しかし、この支……
○横路委員 大臣、昨日、東京に全国の障害者の皆さん、一万一千人を超える方が集まりまして、国会への請願も二時間に及ぶというような、たくさんの人が集まりました。そのときのスローガンは、「このままの”障害者自立支援法案”では自立はできません!」ということで、この審議を見ながら多くの障害者の皆さんが不安を増大させているわけであります。 一人一人の障害者の人にとって、この法律はすぐ大きな影響を与えるわけです。障害者の人々の生活に大きな影響を与えるわけですね。しかも、政省令事項が非常に多くて、どうなるのかという実態もよくわからない。しかし、ともかく、言われている一割負担を含めて多くの障害者の負担がふえる……
○横路委員 私は、アスベストの問題と、労安法に関連して時短問題についてお尋ねしたいと思います。 アスベストの問題は本当に大きな広がりを持っていて、一体どこまでこのアスベストによる被害が拡大をしていくのか、ちょっと想像もつかないような状況にございます。問題は、一千万トン輸入されて、九割方建材と言われていますけれども、それはまだ国内で使われているわけですね。そうしますと、むしろこれからやはり問題が大きく拡大をしていくということは、アメリカなどの例を見ても言えるわけでございます。 そこで、まずお尋ねしたいんですが、中皮腫並びに石綿肺がんによる死亡者というのは、二〇〇三年に二千六百三十四人というこ……
○横路委員 おはようございます。 いよいよ本格的に来年度予算の審議が昨日から始まったわけでございますが、もちろん大変大事な予算案でございます。予算案をつくるときには、今の国民の生活の状態がどうなっているのか、あるいは日本の社会の状況がどうなっているのかということをやはりいろいろと検討された上で、将来の日本の社会のあり方、あるいは日本の国民の生活のあり方といった点を目指して予算編成をされたというように思っています。 ただ、総理の施政方針演説をお聞きいたしますと、では一体、今、国民の人々が安心して生活をしているのか、いや、さまざまな不安を持っているのかどうか、あるいは日本の社会の状況というのは……
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