このページでは横路孝弘衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○横路孝弘君 私は、民主党を代表して、ただいま報告のありました先進国首脳会議並びに関連する重要施策について、橋本総理に質問をいたしたいと思います。 まず、バーミンガム・サミットの重要案件として議論された我が国の経済運営について質問をいたします。 共同声明では、世界経済の成長を継続するためにはアジア市場の早急な構造改革が欠かせないと強調されています。言うまでもなく、アジア市場の中にあって我が国が果たすべき役割は非常に重要であり、その意味においても、我が国経済が健全かつ力強い発展を続けることが必要であります。 総理は我が国の経済対策は強い歓迎を受けたと喜んでおられますけれども、それは、今まで……
○横路孝弘君 私は、民主党を代表し、昨日の羽田孜幹事長の質問に続き、小渕内閣総理大臣の施政方針演説に関連して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 我が国の経済情勢は、現在、戦後最悪の状況にあります。政府の再三にわたる財政出動にもかかわらず、景気回復の兆しはなく、国民の将来に対する不安感はかつてない高まりを見せております。 また、アジアの経済危機は一層深まり、アメリカの金融主導型経済は、ルールなき経済のグローバリゼーションとして、国際的警戒心を強めているのであります。他方、欧州諸国は、通貨統合に見るように、二十一世紀に向かうヨーロッパ構想を明確に示し、世界の人々に強烈なメッセージを発信して……
○横路委員 民主党を代表いたしまして御質問を申し上げたいと思います。 質問に入ります前に、ペルーの日本大使館がテロリストに占拠されている問題につきまして、私は、総理も言われますように、テロリストに屈するごとなく、そしてまた人質とされている人々の全員が無事で救出されることを、早ければ早いほどよろしいわけですが、時間がかかってもやむを得ないものと考えております。このことはまた国民すべての願いでもあろう、このように考えております。先日カナダに行かれまして、ペルーのフジモリ大統領とも十分なコミュニケーションをとられたというように思いますので、なかなか解決までは大変かと思いますけれども、総理の御努力を……
○横路委員 私は、今も御質問ございましたが、周辺事態、それから周辺事態についての国会の承認問題を中心に議論させていただきたいというふうに思っております。 私は、このガイドラインについてのアメリカ側の立場、要求というのは極めて明確だというように思います。 冷戦が終わりまして、この状況変化に対応するために、アメリカの安全保障の課題は何かといいますと、アメリカ国防報告の中で述べられているわけでございますが、まず第一に、やはり核の脅威、核拡散の防止、大量破壊兵器の拡散阻止といったことが非常に大きな課題になっています。同時に、アメリカの世界への即応態勢というものを損なうことなく、ポスト冷戦期の米軍の……
○横路委員 私もこの提出法案に関連して、ちょっと確認を幾つかさせていただきたいと思っております。 自衛隊がPKOの活動とか人道支援活動というもので海外で活動するようになって六年たったわけでございますが、今日の複雑な国際社会の中で紛争もさまざまにあるわけでございますが、そういった紛争の再発防止とか平和の維持とか難民の救助とか、国連活動への日本の協力という形でこれらの活動が行われるということは大変大事だと思っております。同時にまた、海外での武力行使を禁じている今の憲法のもとで、活動の範囲が広がれば広がるほど、PKOの原則でありますとか憲法の原則を踏まえた運用というものが必要になってくるだろうと思……
○横路委員 金融システム改革のための関係法律の整備に関連してちょっとお尋ねをしたいと思います。 昨年の十一月十七日に拓銀が倒産した直後に、大蔵省のある幹部の方とばったり会館で顔を合わせたことがあるのです。そのときに、いや、大変な事態だよと言いましたら、その方は、いや、これは市場の選択なんだ、これがビッグバンですよということを言われて、こちらの方がびっくりしたのですけれども、橋本総理もこのときに記者団にこういうコメントをされているのですね。北海道内の多くの預金者だけでなく、優良な企業の保護はされている、これで一つ不安要因が整理されたと。まるでつぶれたのがよかったかのようなコメントを当日されてお……
○横路委員 私は、主として金融問題についてお尋ねをいたしたいというように思います。 金融システムを再構築するためには、まず不良債権問題を早く解決して、金融システム全体への信頼を取り戻すということが何より大事かと思います。経済にとって心臓でもあり、また血液でもある金融のその機能をしっかりと発揮しなければならない大変大事なときだと思っています。 政府は、金融機関の姿というものを公表することで、今まで国民の前に明らかにされていない、いわばその実態のすごさというものが白日のもとに明らかになって、そのことで信用不安が起きることを皆さん方、心配されていると思うのです。しかし、かえって実態が見えないとい……
○横路委員 いよいよガイドライン並びに関連法の審議が始まったわけでございますが、民主党を代表いたしまして、幾つかの問題点についてお尋ねをいたしたいと思います。 このガイドラインと関連法には、やはり問題点が数多くございますし、また国民が疑問に思っていることもたくさんあるわけであります。 例えば、特に問題でありますのは周辺事態でございますが、周辺事態に対して自衛隊あるいは自治体、民間が後方地域支援ということなどを行うわけでございますが、米軍の行動、特に在日米軍の行動というのは、ベトナムだイラクだというように、中東まで展開する部隊でございまして、これに伴って自衛隊の行動も広がるのではないかという……
○横路委員 この新しいガイドラインの出発点は九六年四月の橋本・クリントン共同声明にあると言われているわけでありますが、あの共同声明の中で、いわば東西冷戦が終わりまして、日本に対する組織的、直接的な有事の発生の可能性というのは非常に低くなった、他方、アジア太平洋には不安定性や不確実性があるということで、日米安保の効用はアジア太平洋地域の平和と安全というように明記をされたわけであります。そして、このことにより、日本は、この地域でのいわば紛争抑止に応分の軍事的な役割分担を求められることになったんだと私は思うんです。 このガイドラインを見ますと、日米安保条約そのものとどの点で変わってきたかといいます……
○横路委員 周辺事態についてお尋ねをしたいと思います。私も、安保委員会、そして予算委員会、この委員会と、周辺事態というのが一体どこのどういう事態なのかということをお尋ねしてまいりましたが、一向にはっきりしてまいりません。
そこで、まず外務大臣にお尋ねしたいと思います。日本の周辺、極東の地域あるいは極東の周辺を含めて、日本の安全にとって、現在、日本にとって心配な点、朝鮮半島の問題はみんなが共通の認識をしていると思いますが、朝鮮半島以外で紛争になりそうな点で心配をされている点はどんな点でございますか。
【次の発言】 いや、今周辺事態がどこかということを聞いているわけではなくて、日本の政府として、……
○横路委員 地方分権について、特に第五次勧告について御質問しようと思ったのですが、ちょっと時間の関係で、それはまた改めての機会で時間をとりたいというように思います。 地方分権推進委員会は、第一次から第四次までの勧告の中で大変頑張ってやってきたというように考えております。特に、機関委任事務を廃止するということは大変大きな成果だろうと思っています。それに基づいて推進計画がつくられたわけですが、地方分権そのものというのは、いろいろな考え方、とらえ方があるだろうと思います。 しかし、その中で、何といいましても、国際的にいろいろな問題が多くなって、国のやる仕事というのはやはり重点化して、内政面はでき……
○横路委員 私は、地方分権推進委員会の第五次勧告について、まずその経過と内容について御質問をいたしたいと思います。 この経過をちょっとかいつまんでお話し申し上げますと、橋本前総理の非常に強い要請で第五次勧告の作業というのは始まったんです。地方分権推進委員会の方は、第四次勧告を九七年の十月九日に行っております。そのときに、橋本総理から、さらに権限移譲、特に都道府県から市町村への権限移譲などを含めて、権限移譲をさらにやってほしいという御要望がありました。 そのうちに、行政改革会議が省庁の再編について最終報告をこの十二月三日の日に出すわけですね。この行政改革会議の省庁再編については、私どもを含め……
○横路委員 私は、今、我が国外交のといいますか、我が国が直面をしております最大の課題と言っていいと思いますが、朝鮮半島の平和と安全、特に北朝鮮との関係につきまして、初めに御質問させていただきまして、その後でガイドラインの質問をさせていただきたい、このように思っております。 私は、この間、日本の外交というのは本当に機能したのかなと思いますと、どうも外交はなかったんじゃないかという思いがいたします。いろいろ日本として、拉致事件であるとかミサイル問題であるとか、言わなければいけないことはたくさんあるわけですけれども、外でこれはけしからぬと言っていても、何の交渉の場も、コミュニケーションの場がなけれ……
○横路委員 初めに総理にお尋ねをしたいと思いますが、総理は、昨年、就任されて初めての予算委員会が八月の十七日に開会をされまして、そのとき、私、日本の金融システムについてということで、特に長銀と日債銀の問題をここで議論をさせていただきました。 その後、この二つの銀行は破綻をしてしまったわけですが、この間いろいろなシステムもでき、またこの三月には資金の導入などもあって、かなり不良債権の償却なども進んできていますけれども、しかし依然として、大手行を見ましても二十兆近い不良債権があるわけですね。 もう山を越えたという主張もあるわけですけれども、しかし、優良行を除けばまだまだ問題も多く、根拠のあるこ……
○横路委員 主として総理にお尋ねをしてまいりたいと思いますが、最近、新聞の川柳にこういうのが出ていました。「チンしてもだんだん味が悪くなり」今国民は怒っているんですね、この自自公三党政権に、小渕政権に。 怒っている一番大きな問題は何か、介護保険の問題です。二十一世紀の日本の社会を考えた場合に、やはり今、介護の体制をしっかりどう整備するのかということは、政治の抱えている一番大きな課題です。それを、公的介護保険制度の導入ということで、国会でいろいろ議論があったけれども決めた。その決めたことに従って、地域の中で、全国本当に無数にあちらこちらの地域の中で議論が行われてきたわけであります。 まず、市……
○横路委員 この高レベル核廃棄物の処分問題というのは、十数年前にこの問題に直面させられました一人といたしまして、ようやく法律が出てきたのかという思いでございます。 十五年ほど前になりますけれども、北海道の幌延町という町がこの高レベル核廃棄物の処分の地として手を挙げまして、手を挙げたものですから科学技術庁も動燃も大喜びいたしまして、本来ならばしっかりと科学的に対応しなければいけないところ、まだほとんど当時日本において、ガラス固化体の研究も地層処分の研究もそんなに進んでいたとは言えない状況の中で、科学的な根拠なしに、手を挙げたからということで、この場所に立地をしようということで大変なエネルギーを……
○横路委員 二〇〇〇年度予算案の審議も、衆議院、この締めくくり総括質問でということに、最後のところまで来ましたが、昨年の予算委員会、総理は十日ほど出席をされておられまして、総括で六日間、集中で三日、締めくくり総括一日ということで、七十時間十五分出ておられます。今国会は、きょうを入れまして三日で、十九時間ということなわけですね。 そこで総理にお尋ねしたいのは、国民にとって今一番大事なこの予算の審議、特に今、日本の社会はかつてなく不安が広がっております。そしてまた多くの国民が不満を持っている。四十代、五十代が一番大きな不安と不満を持っているという日本の状況になっております。 総理は、景気回復と……
○横路委員 まず、森総理の政治姿勢についてお話をお伺いいたしたいと思います。 私は、最近の日本の状況を見て、日本の基本のところが揺らいでいる、おかしくなっているんじゃないかというように思います。よく、バブル崩壊からリストラが進行していくこの十年間を失われた十年と言いますが、日本社会をおかしくしてしまったのではないか。それは、私ども日本人は、何といっても一生懸命働く、汗水流して働けばそのことは必ず報われるんだ、そんな思いで多くの日本人は家族のために、会社のために働いてきたわけですよ。 ところが、あのバブルのときというのを考えてみますと、そんなまじめに働くのはばからしいんじゃないかというような……
○横路委員 先生方には、大変お忙しいところ、貴重な意見、どうもありがとうございました。 幾つかの点につきましてお尋ねしたいと思いますが、まず、今審議しております来年度予算について、これはどうも戦略が見えない、戦略を欠いた予算だという指摘がございます。その戦略を欠いたということの意味は、今経済がこういう状況ですから景気対策に重点を置くということは当然であるにしても、もっと将来の日本の社会を見据えて経済の構造改革や財政改革、行政改革を進めなければいけないときに、どうもこの予算はそういう視点がないんではないだろうかという意見だろうと思います。 まず吉田先生に、この来年度予算は、そういう視点から見……
○横路委員 民主党の横路です。きょうは貴重な御意見、どうもありがとうございました。 きょうは午前中、東大の北岡先生から、憲法の制定をめぐる、GHQと日本側のいわばせめぎ合いとその過程ということについてのお話をいただきました。先生からもその点についてのお話があったんですが、そのせめぎ合いというところで少し御意見をお伺いしたいと思うんです。 もともと我が国、戦争を行って、ポツダム宣言を受諾して戦争は終結したわけですね。ポツダム宣言の中には、軍国主義勢力の追放というようなことでありますとか、民主主義社会の実現あるいは基本的人権を尊重するというような幾つかの項目が、たしか十項目めだったと思いますが……
○横路委員 民主党の横路です。 私は、憲法は、国の根幹というものをはっきりさせ、国の理想、目標を明らかにするもので、現実にどうするかということは、憲法を踏まえて法律でこれを行うというのが我が国の形だ、このように思っています。 現在、日本はいろいろな問題に直面しています。それは、さまざまなシステムや組織が金属疲労を起こしているわけですが、ではそれが憲法に一体原因があるのでしょうか。例えば、警察の不祥事がいろいろ続いています。それは、今の警察のシステムとその運営をしている人々に問題があるのであって、憲法に問題があるわけではありません。また、今我が国は構造改革を進めていかなければなりません。しか……
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