このページでは上原康助衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○上原康助君 私は、日本社会党を代表し、かつ、二十五年に及ぶ長期の間、祖国から分断され、米軍支配のもとで苦悩してきた沖繩百万県民にかわって、沖繩の心を国民に率直に訴えるとともに、政府の沖繩問題に対する基本的考え方について、佐藤総理をはじめ関係各大臣に質問いたします。(拍手) 御承知のように、第二次世界大戦において、沖繩は本土防衛の最後のとりでとなり、悲惨な戦場と化したのであります。ものごとの見さかいもつかない少年少女に至るまで弾薬運搬や傷病兵の看護にかり出され、乳飲み子をかかえた母親の中には、防空壕を追い出された者、あるいは集団自決を迫られて死亡した者など、実に二十万近いとうとい人命を失い、……
○上原康助君 私は、日本社会党を代表し、かつ、沖繩県民にかわって、ただいま議題となりました沖繩の復帰に伴う特別措置法案、沖繩の復帰に伴う法令の改廃に関する法律案、沖繩振興開発特別措置法案、及び沖繩における公用地等の暫定使用法案、並びに人事院の地方事務所設置に関し承認を求める件に絶対反対である立場から討論を行なうものであります。(拍手) 顧みますと、沖繩は、その長い歴史の上でさまざまの運命をたどってきました。一口でいうと、差別と屈辱の連続であったし、この国民的十字架の歴史はなおも続こうとしているのであります。 戦前の沖繩は、日本軍隊に踏み荒らされるまでは、貧しいながらも、実に平和の島でありま……
○上原委員 時間が限られておりますので、答弁をなさる方にあらかじめ御要望申し上げておきたいと思います。答弁は歯切れよくポイントだけ御答弁いただきたいと思います。 まず最初に、軍関係労働者の問題についてお尋ねをいたします。 政府が去る二十日に発表なさった第一次復帰対策要綱の中には、この軍関係労働者の問題について触れられておりません。私の理解をする限りにおいては、日本政府としてはなるべく七二年の復帰前に間接雇用に移行するということを、長官も沖繩現地においても、あるいはこれまでの国会答弁の中からもそういう姿勢を示されておったと思います。しかし、今日に至るまでこの問題がほとんど進展をしていない。そ……
○上原委員 まず私は、これまでも毒ガス問題その他沖繩の当面する諸問題について外務大臣にお尋ねしてまいりましたが、あらためて最初に、いま大きな政治的社会問題になっております毒ガスの撤去の問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず第一点目に、国際条約でも否定をされておる毒ガスが沖繩の米軍基地に大量に持ち込まれたという事実、おそらく施政権が切り離されておったから政府としては関与できなかったというお立場をとられるかもしれませんが、ジュネーブ協定あるいは国際的な道義的な立場からも、人道主義の立場から毒ガスの兵器というものは開発、貯蔵、使用というものを禁止をするというのが一般的な概念だと思います。そう……
○上原委員 私も二十日にコザで起きた反米騒動事件の件について、さらに外務大臣に質問をいたしたいと思います。 すでに大きく報道されてまいっておりますので、中身については御案内かと思いますが、あの騒動事件が起きた原因なり背景というものは、二十五カ年間アメリカの不当な軍事支配のもとで基本的人権が踏みにじられてきた、本土の施政権から分断されてきた、さらに保障さるべきはずの基本的人権そのものも、一方的にアメリカが軍事裁判によって裁判を行なってきた、そういうもろもろの沖繩県民の不満、要求、さらにそのことは日本政府に対する不満でもあり要求でもあると私は考えます。 二十日にたまたま帰郷いたしておりましたの……
○上原委員 あらじめ大臣に御要望申し上げますが、質問が相当広範囲にわたりますので、できるだけ要旨に対して明確な御答弁を求めたいと思います。 ただいまも西銘委員の沖繩返還に伴ういろいろな御質問に対する大臣の御答弁があったわけですが、さらに私は返還協定の中身について質問をいたしたいと思います。 先ほどの大臣の御答弁によりますと、返還協定の準備は着々と進んでおる、あるいは去る本会議での私の質問に対しても順調にいっているんだという総理や大臣の御答弁があったわけですが、しかし率直に申し上げて返還協定の全貌というものが具体的に明らかにされていない。そのことに沖繩の県民あるいは国民の間からいろいろ疑惑が……
○上原委員 私は、沖繩の毒ガス撤去の問題について関連質問いたしたいと思います。
先ほど外務大臣の木原委員の質問に対する御答弁があったわけですが、残念ながら納得できる内容ではないのであります。
まず第一点、毒ガス撤去について政府と米国政府の間にどういう合意点があったのか、その経緯について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしているのは、少なくとも毒ガスの撤去については、県民の要求はもちろんのこと、国民の立場においても、致死性毒ガスというものが沖繩の米軍基地に貯蔵されているということが明らかにされて、しかも昨年の七月には現に事故も起きています。その国民世論を背景に政府とし……
○上原委員 私は、限られた時間でございますので、せっかく防衛庁長官並びに防衛施設庁長官がおいででございますので、基地問題等、沖繩の基地の問題、さらに毒ガスの問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、昨年来当委員会でもいろいろ議論がされておりますが、在日米軍基地の縮小、あるいは撤退計画というものが報道されて、政府の御答弁の中では、まだ流動的だということではっきりした御見解は出ていないわけですが、この在日米軍基地の縮小ないしは撤退の問題と沖繩の米軍基地との関係、その面についてどういう関係があるのか、またそういう面で、防衛庁長官として米側なり米国政府との話し合いが持たれているのかどうか、……
○上原委員 お尋ねしたいこと、たくさんございますが、一点だけきょうは中曽根防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。 すでに御案内かと思うのですが、いま沖繩北部に海兵隊が新しく実弾訓練の場所を確保するということで、大規模な土地の使用というものを去る二十一日に民政府を通じて琉球政府に話し合いが持ち込まれております。約六・七平方キロメートルで百九十三万坪にのぼる広域な地域でございます。この件が日米安保協議委員会で話し合われたのか。一説によりますと、富士山ろくの海兵隊の演習場が地域住民の反対にあって困難になり、沖繩に移動するというふうに報ぜられております。もしこれが事実であるならばきわめて重大な問題だ……
○上原委員 きょうは少しこまかい点をお伺いしたいと思います。 まず、昨年十一月に発表なさいました第一次復帰対策要綱の中で、復帰後の沖繩の交通政策の問題、いわゆる一定期間は現在の車両の右側通行というものを維持しつつ、いずれ左側通行に切りかえるというような方針が出されておりますが、それに関する国際条約等もあって、いろいろ問題もあるということは理解をいたしますが、しかしながら、この問題は、二十五カ年間ああいう特殊な事情で車両が右側通行をしてきた。現にまだ十四、五万台の車両が右側通行を行なっている。しかも復帰後も、米人、軍人、軍属が相当滞在をするという前提でいろんな面で支障が起きると思うのです。お話……
○上原委員 簡単に質問したいと思います。 まず最初に、特別措置法の一部改正の件に関連するわけですが、いま大臣の御答弁の中で、勧奨退職者については財政支出を考慮なさるということで、この間の委員会でも説明があったわけですが、いま一つ問題になるのは、年休の買い上げといいますか、積み立てが行なわれている。それに伴う予算措置というのも当然復帰の段階でなさるべきだと思うのですが、今回の一部改正案の中からそれが除外されている。しかしこれは、教職員会あるいは公務員も含めて重大な関心事項になっておりますので、それに対する政府の対策、措置といいますか、お考えについてお聞かせ願いたいと思います。
○上原委員 まず簡単に説明願いたいのですが、地位協定における施設及び区域の適用について、現在本土においてはどういう手順を踏んで施設及び区域の提供をやっているか、ひとつ説明願いたいと思います。
【次の発言】 そのほかにもいろいろあると思うのですが、返還時点まで沖繩の軍事基地に関連をして施設、区域の提供については現在の地位協定第二条で定められている手順を踏むのですか踏まないのですか、大臣のほうからお答え願いたいと思います。
【次の発言】 この点は大臣にお答え願いますが、返還に向けて現段階あるいは過去においてでも、米側のほうから沖繩の軍事基地の使用について施設、区域の提供に対してのリストなり相談があ……
○上原委員 まず最初に外務省にお伺いしますが、これまで予算委員会あるいは各委員会で、政府の御答弁は、施政権返還後の沖繩に、安保条約並びに安保条約に関する関連諸取りきめは、何らの変更なしにそのまま沖繩に適用するのだということを強調してきております。きょうは、法適用の一般論といいますか、技術的な面で特にお伺いしておきたいわけですが、この関連取りきめを何らの変更なしに沖繩に適用するのだ、安保条約並びに地位協定その他、その場合の関連取りきめという法律、まあたくさんあると思うのですが、大まかにいって、どういうものが安保条約並びに地位協定との関連取りきめに該当する法律なのか、そういうことをひとつ明らかにし……
○上原委員 まず最初に、提案されております法律の一部改正案の内容で質問いたしたいと思うのですが、この法案でいう沖繩における免許試験及び免許資格の特例に関する暫定措置法の制定の件で、特に現在通関業務に携わっている業者あるいはその雇用者に対しての身分保障の問題、これまで本委員会あるいはほかの委員会等においても、通関業務に従事している従業員については、何らかの保障を講ずるというような答弁もなされているわけですが、具体的にはその中身というものが明らかにされていない。実際には三百名内外の従業員、さらに通関業務に従事している業者というものが、復帰の時点で失業の状態あるいは企業の廃止ということがいわれている……
○上原委員 まず最初に、防衛施設庁に一点だけお伺いしますが、現在の沖繩の基地の実態ですね。面積なり密度なりをどうとらえているのか、説明を簡単に願いたいと思います。
【次の発言】 沖繩本島だけはどうなっております
【次の発言】 いまの説明によりましても、沖繩の基地の実態あるいは面積等考えて、非常に密度が高いということをお認めになりますか。
【次の発言】 次に大臣にお伺いいたしますが、先ほど返還協定の交渉がいろいろ大詰めの段階を迎えている、五月の休会明けからおそくとも暑くならないうちに調印をするようなことだと言っておるわけですが、その中で一体、沖繩の軍事基地の現在の実態というもの、密度というもの、……
○上原委員 まず大臣にお伺いいたしますが、返還協定作成の交渉も大詰めに来ておるようで、さらに内政面の問題等についても、第一次、第二次の要綱が一応明らかにされて、第三次の復帰対策要綱も、返還協定調印前後に大体政府の案が出されるということはかねがね承っておりますが、これらの諸関係法律というものを一括した形で国会審議を求めるのか、あるいは日米協議による返還協定事項と内政面は分離をした形での国会審議なり提案というのを総理府としてはお考えなのか、そこいらについてまず見解を承りたいと思います。
【次の発言】 現段階で理解できることは、返還協定問題、さらに国内の内政問題等含めて一括した形で国会に法案が提出さ……
○上原委員 沖繩返還協定がきわめて不満足、不本意の中で調印の段階を迎えようとしているわけですが、その中身についてきょうは議論をする時間的余裕がございませんので、特にその中でも全く不明にされている一、二点について防衛施設庁長官あるいは対策庁長官にお伺いをしておきたいと思います。 まず最初にお聞きしたい点は、これまでもたびたび政府の見解を承ってまいりましたが、軍関係労働者の間接雇用への移行について返還協定の中でも全然触れられていない。日米両政府で雇用形態を変更するにあたってどういう手続を踏むのか、その点についてできるだけ具体的に中身を明らかにしていただきたいと思います。
○上原委員 私は、まず対米請求権の問題についてお伺いをいたしたいと思います。
協定の第四条の中で触れられておりますが、交渉の過程において政府としてどういう請求権を要求なさったのか、合意に達するまでの経過ということと、ここで漏れている請求権についてはどうなさるのか、その内容をまず説明していただきたいと思うのです。
【次の発言】 いまかなり詳しい説明がございましたが、この請求する支払いの額の算定ですね。たとえば一例を申し上げますと、復元補償についてはやるということを覚え書きでなされておりますが、具体的な額はどうなのか。また、いま一応補償の対象になっているという項目をおあげになりましたが、たとえば……
○上原委員 外務大臣にいろいろお尋ねしたいわけですが、これまでも予算委員会あるいは沖特その他の委員会でもいろいろお尋ねしてまいりましたが、ある面では重複する面、あるいは同じ答弁というものが出てくるかと思いますが、なお不明確な点がありますのでお尋ねしたいと思います。 きょうはまず最初に、ごく簡単に、日中国交回復の問題についてちょっとお尋ねをしておきたいと思うのです。御案内のように、昨年の暮れに超党派で日中国交回復促進議員連盟が結成をされて、中華人民共和国との国交回復ということは、国民各階層の根強い要求になってきていると思います。さらに最近は、藤山氏並びに岡崎氏らの一行が訪中して、日中覚書貿易交……
○上原委員 せっかく総務長官が御出席なさっておりますので、沖繩問題についてお尋ねしてみたいと思うのです。 長官も御案内のように、内政面に伴う沖繩の復帰準備というものが非常に広範囲にわたっているということ、さらに問題が非常に複雑で、琉政と政府と意見調整なども困難な面もある、また県内の県民会議等における意見の異なった面もあって、当初予定をされておった復帰対策第二次要綱のまとめも非常に時間がかかっているという現状であります。広範囲にわたる問題ですが、きょうは限られた時間で軍関係労働者の間接雇用への移行問題についてお尋ねしてみたいと思います。 これまでの長官の御発言等からして、できるだけ早目に間接……
○上原委員 まず最初に、ちょっとこまかい点をお伺いいたしますが、提案された文部省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明の中で、いわゆる「特殊教育に関し、主として実際的研究を医学、心理学、教育学、工学などの立場から、総合的に行なうとともに、特殊教育関係職員に対し、」云々というふうにございます。ここで言っている「実際的研究を医学、心理学、」ということは、純然たる特殊教育振興、あるいは特殊教育を対象にした医学、心理学ということと理解していいかどうか、その点を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この教育センターが、特殊教育以外の目的で学問研究されるとか、特に医学、心理学……
○上原委員 まず、提案されました法律案の改正の点について二、三点お伺いしたいつもりでしたが、時間がちょっと制約されましたので、一点だけお伺いをしておきたいのです。
今回の設置法の一部改正は、三点ほどあげられているわけですが、特に先ほど横路委員の質問でもいろいろありましたように、今回の改正される三点で、急速に拡大されていく航空あるいは運輸行政面で、特に管制官あるいは保安要員その他の航空行政に携わる資格要件を満たしていく職員の養成なりそういうものが十分なされるというお考えなのか、そこらについてひとつ御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明で、大体将来を展望する中でのそういった……
○上原委員 私は、まず最初に、防衛庁が今度案として作成しております第四次防衛力整備計画について、若干最初に質問をいたしたいと思います。 これまでも先輩あるいは同僚委員の方々からいろいろと質問がございました。重複する面もあろうかと思いますが、たいへん重要な原案でございますので、最初に防衛庁長官あるいは防衛庁の考え方というものをあらためてお伺いをしたいと思うのです。 まず、立案の趣旨の中ですが、「最近の国際情勢からみて、わが国に対して差迫った脅威があるとは考えられないが、武力紛争が跡を絶たない国際政治の現実にかんがみると、防衛力は、国家の安全を確保するための最後の砦として万一の事態に備えてこれ……
○上原委員 まず私は、具体的な質問に入る前に、七二年の沖繩の施政権返還が一応めどづけされているわけですが、昨年来相次いでいる沖繩の県民の基地に対する不満あるいは本土政府に対するいろいろの要求が出されております。 具体的に申し上げますと、暮れのコザにおける反米騒動事件、さらに国頭村における実弾射撃演習場の設置問題、そして、年を明けて毒ガス問題、さらに、さきおとといの全軍労の大量解雇撤回闘争、その他県民の復帰に向けての不安、具体的な復帰作業がどのように進められているかということに対しての疑惑、不信というものが相当出ておると思います。 そのような最近の沖繩の実情に対して、政府としてどう見ておられる……
○上原委員 いろいろお尋ねしたいと思っておったのですが、時間がございませんので、簡単に二、三点だけお伺いをしたいと思います。 まず最初に総理府総務長官にお伺いをいたしますが、第三次復帰対策要綱はどういう作業進行状況になっているかという一点と、さらに新聞報道その他で報じられておりますように、沖繩開発庁設置法案、沖繩振興特別措置法案、その他いろいろございますが、沖繩の本土復帰に伴う暫定特例法案というのが、かなり煮詰まったように承っております。そういう面についての現段階における作業の進行状況について、特に沖繩の本上復帰に伴う暫定特例法案にはどういう種類のものが主体となっているのか、またこれにかかる……
○上原議員 やっと発言する機会が出てきたわけですが、この機会に、まず総理にあらためて御所見を伺っておきたいと思います。 私は、昨日来の議論をここで蒸し返そうとは思いません。しかし、西村前防衛庁長官の御発言、そして更迭、新しく防衛庁長官に任命をされたその前後、江崎氏を任命をしたその前後を受けての重大な国会でありますので、そのことが沖繩問題と十分にかかわり合いを持っておるという前提に立って、最初に質問をしたいと思うのです。 端的にお伺いをいたしますが、総理が西村前長官を更迭をしたその理由というものはどこにあったのか、あらためて明確にしていただきたいと思います。
○上原委員 私の補充質問は毒ガスの件なんですが、それに入る前に四、五点ばかりお伺いをしておきたいと思うのです。 まず最初に、琉球政府に対しての援助費の差損金についてでございますが、御承知のように、現在円建てで琉政援助がなされております。変動為替相場制への移行等によって、この問題で琉政に相当財政的なワクをはめているという事態が起きております。特に年度末を控えて琉政の財政状況というのが非常に逼迫をしている。一体この件について政府はどういう考え方をお持ちなのか、また、どう対処していこうとしておられるのか、最初に山中長官のお考えをまず聞かしていただきたいと思います。
○上原委員 いよいよ、核抜きの問題がますます疑惑を持たれているわけですが、私がせんだって予算委員会で明らかにいたしましたように、辺野古の弾薬地域もやはり三重の金網で囲まれております。このように、特殊兵器である以上、厳重な警戒体制の地域に核が貯蔵されていることは、いまや公然の事実となっております。もしよろしければ、この金網のかっこうというものを総理も上くと見ていただきたいと思います。 さらに、これは沖繩のある米軍地域の飛行場の地図ですが、これにもやはり核を運搬する手段としての地域が二重の金網で示されております。 こういう沖繩の現状からしても、いま楢崎委員が示した岩国の飛行場の実態というものは……
○上原委員 あらためてお尋ねいたしますが、政府が核抜きとおっしゃる場合に、ただいま楢崎委員からも御指摘がございましたように、核基地の撤去ということなのか、その点をまず具体的に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁長官にお尋ねいたしますが、核抜きという場合は、核基地の撤去を意味するといういまの外務大臣の御答弁でございまして、そこで、核基地という場合に、どういう基地の態様あるいは形態を表象する、意味するのか、明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁長官の御答弁はきわめて不親切な答弁でございますが、これから議論を進めてまいりたいと思うのです。
そこで、総理に冒頭……
○上原委員 きわめて限られた時間でありますので、二、三点お尋ねをしたいと思います。ぜひ政府の前向きの御答弁をあらかじめ要望して質問に入りたいと思います。 まず第一点は、公務員関係の賃金がいよいよ委員会審議を終える段階になっているわけですが、漏れ聞くところによりますと、駐留軍労働者の賃金改定について、従前、人事院の勧告を尊重し、公務員の賃金改定に準じて行なわれてきたことが、本年は、米側が従来の賃金改定方式といいますか、公務員並みの賃金改定を渋っているということがいわれております。まあドル・ショックとかいろんな面が背景にはあろうかと思うのですが、少なくとも本土駐留軍の労務者の賃金改定というものは……
○上原委員 いま、総理並びに外務大臣の御答弁で、沖繩に核があるかないかわからない、しかし、復帰の時点においてはきれいさっぱりと核はなくなっているんだ――だが、こういう政府の御説明では、沖繩県民はもとより、国民は納得しないのであります。佐藤さんがオウム返しに核抜き本土並みと言っても、現実にある核がどう抜かれるかということ、しかも、七千万ドルの内訳というものは、国民の税金をお使いになるわけだから、明確にしないと国民は納得しないと思うのです。 そこで、関連でございますので、端的にお伺いをいたします。 まず、特殊兵器あるいは特殊武器のことなんですが、スペシャル・ウエポンズ、これは、私の調査によりま……
○上原委員 本国会は一名沖繩国会と名づけられまして、すでに本会議あるいはまた本予算委員会でいろいろとわが国のかかえている重要政治、外交諸問題をはじめ沖繩問題も議論をされているわけでございますが、私は特に沖繩問題にしぼって、総理大臣の御所見なりあるいは各関係大臣の沖繩問題に対してのあらためて御見解をお伺いいたしたいと思います。 確かにわが国は現在、中国問題をはじめ繊維問題、そして円平価の問題等、大きな激動期に立たされております。しかし、そのいずれをとりましても、沖繩と密接不可分の問題であることには変わりはございません。そういう重大な情勢の中で、沖繩百万県民も来年の復帰を目前にして、ほんとに二十……
○上原委員 時間がきわめて限られておりますので、二、三にしぼって外務大臣にお伺いをしたいと思います。 昨日、沖繩返還協定のいわゆる批准書が日米両国で交換されて、いよいよ五月十五日、あと二月目に日本の施政権下に入るわけですが、ここまでくるまでにいろいろと問題があったわけですが、まず外務大臣にお尋ねしたい点は、批准書が交換をされた、いわゆる法的な手続面というのはほとんど完了したということになるかと思うのです。しかし、御承知のように、まだ解決をしなければいけない問題というのがたくさん残っておる。そこで、この残された六十日の間に、おもに外務省としてどういう事柄を片づけなければいけないのか、また、円滑……
○上原委員 時間が限られておりますので、要点をしぼって三つの問題を大体長官にお尋ねをしたいと思います。 返還協定の批准書もすでに交換されて、いよいよ五月十五日の施政権返還というものが目前に迫っているわけですが、外務省の法的な手続面では返還の問題が一応片づいたということになっていようかと思うのです。しかし、県民生活あるいは新しい自治沖繩県を確立していくための諸準備というものは、かなりまだ残されている面があると思うのです。 そこで、関係法案も三つほどまだ審議が残っているわけですが、総理府として、この残された六十日間にどういう問題を最も重点的にやっていかなければいかないのか、あるいはまた、復帰準……
○上原委員 軍用地問題につきましては、昨日別の委員会でお尋ねしましたので、きょうは大蔵省に二、三点お伺いをしておきたいと思います。
もう復帰も間近に迫ったわけですが、県民生活と密接にかかわり合っておりますいわゆる通貨の問題、昨年の円の変動相場制移行、さらに円切り上げという中で、沖繩県民が多大の損失をこうむってきていることはまぎれのない事実となっております。そこですでに……。
【次の発言】 じゃ、この件は担当者がお見えになってからお伺いしますとして、もう一つは国有地の問題なんですが、復帰に伴う特別措置法の九十条で、「国有の財産の管理及び処分の特例」ということがうたわれております。そしてせんだっ……
○上原委員 ただいまも同僚委員のほうから沖繩の物価問題についていろいろお尋ねがあったわけですが、時間がたいへん限られておりますので簡単に質問さしていただきたいと思います。 先ほど長官の御答弁の中で、今回の物価の異常な上昇を来たした原因について三点ばかりおあげになっているわけですが、私たちは、復帰したらそういう事態が起きるであろうということを予測をし、いろいろ提案なりまた政府に対しても要請をしてまいりまして、いまさら結果論を繰り返すつもりはありませんが、しかし、国の金融政策の変更によって、これだけ多くの犠牲を沖繩県民がこうむらざるを得なかった、その責任の所在というものは明確にしておかなければい……
○上原委員 すでに政府御当局も御承知のことだと思いますが、五月十五日の施政権返還日が近づくにつれて、沖繩の現地の現状というのは、いろいろと復帰不安というものが、むしろ深まりあるいは高まっている現状であります。特に、県民生活と密接にかかわり合っております通貨の問題、あるいは復帰後の労働、企業の安定等をめぐって、労使間が鋭く通貨闘争で対立せざるを得ない、きわめて憂慮すべき実情にあると言っても過言ではないと思います。 そこで、政府はかねがね、県民に喜んでもらう復帰というものを実現をしたいということで、いろいろと御努力をいただいているという点は敬意を表したいし、また理解する面もあるわけですが、米軍支……
○上原委員 ちょっと関連で二、三点お伺いしたいと思います。 前段のやりとりを聞いていませんので、重複する面あるいは筋違いの点があるかと思うのですが、いま全軍労の問題についていろいろ山中大臣なり防衛施設庁労務部長の御答弁があったわけですが、すでに何回かこの問題で、本委員会あるいは沖特その他の委員会でもいろいろ意見を加えてやりとりしてまいりましたが、たいへん残念ながらまだ問題解決の見通しが全くつかない。現地も一そうきびしい情勢の中で、十日間のストライキをさらに一週間延ばして、現段階にまいりますと、二十三日の時点でどう将来の二十三日以降の戦いを進めていくかという情勢まで、全軍労としても、もう引けな……
○上原委員 私はきょうは、沖繩戦終了前後に久米島で起きた住民の大量虐殺事件を中心に、政府の御見解なり、いろいろお尋ねをしたいと思います。 この件につきましては、すでに本委員会あるいは他の委員会でも取り上げられたようですが、私のほうにも、現地の住民の方々、また県民のほうからいろいろの要求が出てきております。そこで、いまさら古傷をあさるな、あるいは、ああいう戦時中のことだからそっとしておいてもいいのじゃないかという言い分もいろいろあるようですが、私たちは、そういうむごい事件というもの、殺害事件というものを、ただ感傷的にとらえてはならない。むしろその本質というものが一体何であったかということを、政……
○上原委員 沖繩の本土復帰もあと余すところ五日後になりましたが、なおかついろいろの問題をかかえて、県民が五月十五日の施政権返還ということを心から喜ぶことができない現地の状況であります。これまでも、軍用地の問題や基地の問題など、いろいろ政府の御見解をお尋ねをしてまいりましたが、きょうは、復帰を目前にして特に問題になっております軍用地の契約問題について、政府のお考えをお尋ねをしたいと思います。 そこで、軍用地をはじめとする公用地などの賃貸借契約の作業というものがどういうぐあいに進んでいるのか。政府の方針なり考え方というものは、しばしば本委員会なりあるいは沖特等でも述べてきておるわけですが、現段階……
○上原委員 私は、きょうは、できたら沖繩の物価問題についてひとつお尋ねをしたいというふうに思っておったのですが、いろいろ都合で、物価問題についてはまた後日取り上げるといたしまして、関連質問として先ほど来問題になっております沖繩の嘉手納空軍基地へのB52の去る二十日再飛来したことについて、お尋ねしたいと思います。 これまでいろいろと議論が取りかわされていたわけですが、五月十五日の復帰後わずか六日目に、戦略爆撃機、しかもベトナムで明らかに攻撃をしているB52が沖繩に再飛来をしたということは、きわめて重要な問題だと私たちとらえております。そのことは、共同声明発表以来、あるいは返還協定の審議過程にお……
○上原委員 沖繩の施政権返還もいよいよ五月十五日と、あとわずかな期間を残すばかりとなったわけですが、これまで、沖繩問題にある意味では政治生命をかけて取り組んできて、あるいは、平和で豊かな新しい沖繩県づくりをやるんだということを、総理をはじめ各関係大臣も強調してこられました。 しかし、昨年の沖繩国会、あるいはいま持たれているこの国会においても、沖繩問題が国の重要な防衛、外交政策の課題としていろいろ議論されてまいりましたが、残念ながら私たちが求めてきた復帰の内容にはなっておりません。現地は、通貨問題、基地労働者に対する相次ぐ大量解雇、復帰不安というものが県民の生活にひしひしと押しつけられて、一体何……
○上原委員 関連で一、二点お尋ねしたいと思います。 これまで総理をはじめ政府の首脳の方々が沖繩返還交渉に御努力をいただいていることについては敬意を表しておきたいと思います。しかし、ただいま中間報告をされました中身を見ましても、県民が知りたがっていること、国民が求めていることについては、具体的な内容というのは何ら明らかにされておりません。きわめて不十分な中間報告であるということをたいへん遺憾に思います。 そこで、いま核の問題についてのお尋ねがございましたが、共同声明で、七二年核抜き本土並みという三原則を打ち出したのだからその方向で返還をしていくのだということですが、時間もありませんので具体的……
○上原分科員 これまでもたびたび対策庁並びに総理府に、沖繩問題についていろいろお伺いをいたしましたが、きょうは、特に四十六年度予算の件と、いま総理府でお進めになっている第二次復帰対策要綱の問題等について、政府の御見解をお伺いしたいと思います。 まず最初に対策庁長官にお尋ねをいたしますが、昭和四十六年度の沖繩復帰対策費に関する要旨説明が、去る十六日の沖特委でなされております。その中で、復帰対策を円滑に推進していくために、琉球政府や市町村に対する交付税の措置の増額、さらに社会保障制度、沖繩の経済開発と産業基盤の整備、復帰記念事業の事業費の計上その他公共投資の大幅な拡大をはかった、締めて六百億あま……
○上原委員 私は、まず最初に、先ほど今度の内閣改造でさらに御留任なさって、沖繩問題にこれまでもたいへん精力的にやってこられたのですが、悔いのない祖国復帰を実現していくために、さらに最善の努力を払うという総理府総務長官の決意のほどがありましたが、ぜひそのおことばを十分生かすように、一そうの御努力をお願いをしたいということを申し上げて、質問を続けたいと思います。 ただいまも國場委員のほうから、干ばつ被害についての質問がありましたが、また先ほど宮古島の平良市長の陳情の趣旨にもありましたように、現在の沖繩全地域にわたる干ばつというものは、宮古、八重山両先島、あるいは各離島、沖繩本島を含めて、ほんとう……
○上原委員 まず、私も、先ほど来議論されておりますドル問題について、最初にお尋ねをしたいと思います。
最初に基本的な問題といたしまして、八月十五日にニクソン米大統領が発表した新経済政策のねらいというもりは一体那辺にあるのか、政府としてそれをどう受けとめておるのか、そのことについて、外務省の所見を賜わっておきたいと思います。
【次の発言】 こまかい議論までは入るゆとりはございませんが、ことばの上ではいまの説明を了解いたします。
そういうアメリカ経済の破綻、いわゆるベトナム侵略戦争による戦費の多額の支出によって、その破綻が今日の事態を招いている。対内的には、確かにいま説明がありましたように、経……
○上原委員 まず最初にドル問題についてお尋ねをしたいと思います。ニクソン大統領の新経済政策が発表され、さらに政府の変動為替相場制度が実施されてから一月、ニクソン声明から一月半たっております。その間、ドルを通貨としている沖繩県民は、政府の一応の前向きの御努力にもかかわらず、現在なお多くの損失、犠牲をしいられております。 そこで、端的にお伺いをいたしますが、通貨切りかえの時期とかその後の政府の対策はどうなっているのかという点、さらに、県民全体の強い要求であり、大臣もよく御案内の一ドル対三百六十円の交換レートというものをあくまで保証するという前提で、現在も政府はその対策なり考え方というものをお持ち……
○上原分科員 いよいよ五月十五日の沖繩の施政権返還も間近に迫ったわけですが、私は、施政権返還と関連する沖繩の教育行政諸問題について、四十七年度の予算とも関連させながらお尋ねをしたいと思います。 まず、大臣にお伺いいたしますが、昨年の沖繩国会で、大臣は、沖繩の教育施設、その内容を本土並みに持っていくには、格差が大きいので相応の予算をつぎ込んでいかなければいけない、向こう五カ年間で本土水準に引き上げるための御努力をなさるということを、たびたび言明をしてこられました。申すまでもなく、教育の施設設備あるいは教育行政の内容等を含めて本土と大きな格差があるということは、すでに指摘をされているとおりであり……
○上原分科員 公害問題は、いまわが国でも最も重要な政治、社会問題として取り組まれております。また国民の健康を守り、生活環境を守っていくという立場からも、どうしても解決をしなければいかない重要問題である。しかし高度経済成長下における公害の発生、続出というものがあとを断たない現状で、たいへんむずかしい事態にいま直面をしているのじゃないかと思うのです。 そういう本土のいろいろな公害問題を考えてみました場合に、五月の十五日に沖繩が返還をされる、当然日本の施政権下に戻るわけですから、行政面、経済的な面、社会環境において本土と同様に、あるいはまた沖繩の特殊な事情というものも考慮しつつ、新しい沖繩の県政の……
○上原分科員 私は、まず最初に、復帰後の沖繩の経済開発あるいは地域開発等との関連で建設省としてどういう具体的な方針なり計画、構想をお持ちなのか、また進めていこうとしておられるのか、概略あるいは総括的なお考えをお伺いをして、またいろいろお尋ねをしたいと思うのです。
【次の発言】 いまお答えございますように、基本的には、すでに政府が各公共事業計画なりあるいは都市整備計画その他含めて立案なされた五カ年計画に包括をした形で沖繩も考えていかれるということだと思うのですが、その場合、御承知のように沖繩の現状というのは、軍事基地の密度というのが非常に高い。しかもアメリカの軍事優先政策のもとで、都市計画あるい……
○上原分科員 私は沖繩関係の問題にしぼって、運輸大臣並びに関係者に若干のお尋ねをしながら、復帰後の沖繩の運輸関係行政に対しての政府の基本的なお考えあるいは施策についてお尋ねいたします。 特に、沖繩の産業経済、地域開発を進めていく上からも港湾の整備あるいは空港の整備、離島航路を含めて、さらには沖繩の唯一の交通機関である本島内の道路整備等は緊急の課題だといえると思います。特に、昭和五十年には海洋博覧会が持たれるというような国家的行事等もありますので、そういう関係においても指摘をいたしました点については早急に復帰後整備をする、あるいは本土との格差をなくしていく積極的な政府の施策というものが推進をさ……
○上原分科員 私は、沖繩の施政権返還に伴っての沖繩の郵政庁並びに琉球電信電話公社に勤務をする職員の問題、そのほか二、三の郵政省関係に関する質問を、大臣並びに関係担当者にお伺いをしたいと思います。
まず最初に、職員の身分引き継ぎあるいは賃金その他の労働条件の件についてお伺いをしたいわけですが、琉球政府郵政庁並びに琉球電信電話公社につとめる職員の身分引き継ぎの内容なり、さらには賃金を含む沖繩の地理的条件に基づいて設定された諸手当制度等々の点についてどういうふうに進めておられるのか、そこらの点についてお聞かせをいただきたいと考えます。
【次の発言】 もちろん特別措置法の、いま大臣の御説明なさる条文……
○上原分科員 私は、沖繩の本土復帰に伴っての社会保障制度の問題について、おもに大臣並びに関係当局にお尋ねをしたいと思います。 いよいよ五月十五日に沖繩の施政権が本土に返還されるわけですが、特にこの施政権返還が実現するにあたって、県民生活に直接あるいはまた間接に非常に関係のある、県民の関心の高い問題は、医療体制と社会福祉などの厚生関係の分野だといわれております。御承知のように、社会保障の分野は、本土に著しく立ちおくれている上に、制度面においても非常に異なった面あるいはおくれがございます。そこで特別措置法あるいはこれまでの厚生省の政策の中でも、三年ないし五年間で本土並みに沖繩の社会保障全般につい……
○上原分科員 私は、いよいよ五月の十五日に沖繩の施政権返還がなされますが、復帰後の沖繩の総合開発についてお尋ねをしたいと思うわけですが、その前に一点だけ、これとの関連もございますので、政府がさきに立案をした新全総あるいは新経済社会発展計画の問題についてお尋ねをしておきたいと思うのです。 御承知のように、最近のわが国の経済情勢といいますか、その構造を含めて、ますますきびしい事態にいま直面をしていると考えます。すなわち高度経済成長の弊害というものが続出をしてきている。公害問題にしても、過密過疎の深刻化、物価の値上がり、加えて昨年八月以降のドルショック、そして円の切り上げ、そういう中で経済不況とい……
○上原分科員 いよいよ沖繩の施政権返還がこの五月十五日に行なわれるわけですが、特に復帰に関連いたしまして、新しい沖繩の自治をどのように確立をしていくかということは、県民の大きな関心事であると同時に、重要な政治課題だと私たち考えております。長い間アメリカの軍事占領支配のもとで、自治そのものが侵害をされてきた、あるいは本土と切り離されて、本来一地方自治機構であるべき沖繩が、一つの国家的な政治機構を備えてきた、そういう面でも本土といろいろと異なった面あるいは格差が生じております。 そこで、自治大臣にまずお伺いをしたいわけですが、復帰に伴う県政移行にあたって、沖繩の新しい自治をどう確立していこうとし……
○上原分科員 私は、復帰後の沖繩の農林漁業を、いわゆる沖繩の振興開発計画にどのように位置づけられ、かつ本土との格差というものをなくしていくために、政府としてどのような考え方あるいは政策を持っておられるのか、まず基本的な面をお伺いをして、具体的な問題に入っていきたいと思います。
【次の発言】 いま大体御説明がありますように、確かに四十七年度予算においても十分とはいえないかと思うのですが、かなり従来よりは予算措置がなされている面を評価をいたします。
そこで、確かに沖繩の農漁業の問題を考えました場合に、基盤整備ということが当面の大きな緊急課題であるということは、現地に行かれた方なら何人も異存のない……
○上原分科員 私は、沖繩の施政権返還に伴っての労働省と関係のある若干の問題について大臣並びに関係担当者にお尋ねをしたいと思います。 政府の次年度予算を見てみますと、復帰後の離職者対策を重点にといいますか、あるいは復帰後の沖繩の労働行政を改善していくための予算が組まれているわけです。特に現在の沖繩の実情といいますのは、ドル・ショックあるいは復帰不安、復帰の時点において一般市民大衆の生活がどうなっていくのであろうか、また自分たちが働いている企業の将来、職場はどうなっていくであろうか、失業の不安にさらされているのが現状でございます。そういう実情を踏まえて、労働省としても一応の対策はお立てになったと……
○上原分科員 私は、施政権返還に伴う沖繩の特に中小企業対策の問題と海洋博の件について、大臣並びに担当関係者にお尋ねをしたいと思います。 復帰後通産省が取り扱わねばならない問題は、すでに明らかにされておりますように、非常に幅広い分野にわたっております。工業開発とそれに関連する工業用水の確保や電力問題また沖繩の伝統ある工業、民芸品等の保護あるいはそういった関連産業の振興、さらに中小企業対策など、また先ほどもございましたが、尖閣列島の大陸だな資源開発の問題等々、また七五年の海洋博覧会の開催、こういう沖繩県民が非常に関心のある諸問題をかかえておるし、私たちとしても今後の沖繩の経済社会開発、総合的な面……
○上原分科員 私は、沖繩の通貨問題、さらに引き継がれる米国資産の公共自治体への譲渡の問題等についてお尋ねしたいと思います。 まず通貨問題ですが、これまでもたびたび大蔵大臣の所見を承ってきたわけですが、残念ながら、この問題に対しての解決策が見出されないままに、ますます沖繩現地の経済的な損失あるいは県民生活に対する打撃というものが日一日と深刻化してまいっております。きょうもまた同じ御答弁しか得られないかもしれませんが、むしろ予算委員会とかそういう面で議論をするよりも、こういう席で率直なお気持ちなり考えをぜひ聞かしていただきたいし、復帰まで六十日足らずになりましたが、このまま時の過ごすのを待つとい……
○上原分科員 私はきょうは、全軍労の問題一本にしぼっていろいろお尋ねをして、早急にこの問題が解決できるように政府の一そうの御努力を願いたいし、また私たちの立場でできることも積極的にやってまいりたい、そういう立場からお尋ねをしますので、誠意ある御回答を求めたいと思います。 すでに御承知のように、去る七日から十日間、さらに一週間のスト延長、そして昨日から、たいへん残念なことでありますが、無期限の長期ストライキに入っております。これまでもいろいろと政府関係省庁に対して、早急に問題の解決をはかるようにやっていただきたいということを申し上げましたし、また、外務大臣あるいは関係担当者の皆さんが御努力をい……
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