このページでは上原康助衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○上原康助君 私は、ただいま趣旨説明がなされました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表して、三木首相並びに関係閣僚に、わが国の外交、防衛の基本にかかわる幾つかの点について質問いたします。 最初に、政府の外交姿勢について、総理並びに外務大臣にお尋ねいたします。 三木総理、あなたは、今国会の施政方針演説の中で、「善隣友好がわが国外交の重要な柱であることは申すまでもありません。」と強調しておられます。しかし、歴代の自民党政府はもとより、三木内閣が真の善隣友好外交政策をとっているとは決して言えないのであります。 なぜならば、自民党政府は、憲法の精神に基づいて、わ……
○上原康助君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました防衛庁設置法の一部改正及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対して、わが党の見解を明らかにしながら、反対の討論を行います。(拍手) まず、反対する第一の理由は、自民党政府の外交、防衛政策が、ますます平和憲法の理念を無視して、アジア及び国際的なデタントの方向とは全く逆行する防衛力の増強、拡大を目指していることであります。 このことは、法案の審査を通しての委員会論議でもより明確になったことでありますが、、きわめて残念なことには、政府には、ポストベトナムのアジア情勢に基づいて、新しい視野と発想の転換の上に立ったわが国の安全保障の確立……
○上原委員 最初に大臣にお尋ねしたいのですが、きょう所信表明が沖繩関係についてなされたわけですが、この所信表明を一読してうかがえますことは、やはり「沖繩の振興開発計画を促進し、民生の安定をはかるため、日米安保条約の指向する目的との調整をはかりつつ」あるという表現はありながらも、ひとつ沖繩の基地の整理縮小については努力していかれるのだという決意の一端をあらわしたものだと受け取るわけです。 そこで、これまでもたびたびお伺いをしてきたことなのですが、今後沖繩の基地の整理縮小を具体的に進めていかれるテンポの問題ですね。あるいはその構想、窓口はもちろん外務省になるでしょうが、防衛庁との関係もあるでしょ……
○上原委員 時間が午前三十分しかありませんので、その範囲で、いま沖繩現地で大きな社会問題に発展しつつある那覇軍港における労働者の解雇問題について、労働大臣、関係政府委員の御意見なり、またこの問題にどう政府として対処してこられたのか、その点についてお尋ねをしたいと思います。 すでに新聞報道なりいろいろな面で、軍港湾労働者の解雇問題が持ち上がっておりますので、経緯等について政府の関係省庁もおわかりだと思います。そこで、三月三十一日付で千八十四名ですか、の労働者が全員解雇になるということは、これまでに類を見ない大きな問題だと私たち見ているわけです。 まずお尋ねしたいことは、運輸省は、この軍港湾の……
○上原委員 きょうは、沖繩の医療行政についてちょっとお尋ねをしたいと思います。先ほども同僚委員のほうから少しお触れになっておったのですが、復帰後の沖繩の医療行政が非常に混乱しているという点については、政府もわかっておられるかと思うのです。そこで、なぜこのような医療行政の混乱というものが起きたのか、その原因をどう把握しておられるのか、その点について、厚生省なりあるいは開発庁として御答弁を求めたいと思います。
【次の発言】 御承知のように、昨年五月の十五日復帰になりまして、従来の那覇病院が琉大の付属病院に移管されております。そこで文部省が来ておられると思うのですが、琉大付属病院の現在の陣容ですね、……
○上原委員 まず最初に外務省にお尋ねしたいのですが、去る四月十二日に金武のブルービーチで起きた事件に対して、最近米側は、公務中の事件だということで、第一次の裁判権を行使したいという正式な申し入れを行なったということが報道されております。それは事実なのか、また、それに対して外務省としてどういう報告を受けたのか、あるいはどういう対処策を持っておられるのか、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、司法当局に第一次裁判権の行使をしたいという米側の申し入れがあったという報告を受けているだけで、外交交渉レベルでこの問題に対してどう対処していくかということについての、政府側のお……
○上原委員 きょうは、基地公害の問題と、その他基地労働の問題で一、二点お尋ねをしたいと思うのです。 目下、国際環境デーですかが持たれておって、公害問題は国際的な課題であると同時に、私たち国民にとっても重要な政治課題になっております。特に沖繩においては、従来から基地公害の問題はいろいろな形で取り上げられてまいっているわけですが、最近の二、三の事例を見ましても、県民生活あるいは地域社会に重大な影響を与えていることがより明らかになってきております。そういう事情等も踏まえてのことかと思うのですが、環境庁は、五月の十五日から十九日まで約一週間ですか、沖繩の幾つかの基地の公害の実態調査をやったという報道……
○上原委員 本日はおもに沖繩の航空運賃の問題を中心に、あと二、三点お尋ねをしたいと思います。 ただいま同僚委員のほうからも、沖繩の施政権返還後の物価問題あるいはその他の状況等について御指摘がありましたが、復帰してから一年四カ月の期間が経過をいたしましたが、当初私たち県民を含めあるいは政府の方々も含めて、想像できなかった、予見できなかった事情というのが出てきております。特に海洋博を沖繩で開催をし、復帰後の沖繩の経済開発あるいは社会基盤の整備等を進めていくという意味で当初の目的を立てられ、今日まできているわけですが、それが大きな要因となって、今日の物価高の問題、県民生活に及ぼしている影響というの……
○上原委員 質問に入る前に、委員長に一言要望しておきたいのです。実は私、二時間ぐらい農林省に対する質問を申し入れてその準備をしてきたのですが、この委員会の議場に入ってから、三十分そこらしか時間がとれないということで、たいへん残念に思うのです。きょうのところは党の理事とも話し合いましたので、不本意ながら一応了解いたしますが、今後そういうことのないように取り扱うかどうか、まず委員長の見解を求めてから質問に入りたいと思います。
【次の発言】 そこで、時間がたいへん短縮されましたので、基本的な農政について、大臣並びに関係政府委員にお尋ねをしたいと思うのです。
本日たまたま、昭和四十七年度の農業白書に……
○上原委員 せんだって十三日の本委員会でもいろいろお尋ねしたわけですが、十二日に沖繩のブルービーチの演習場で起きた事件についてさらにお尋ねをしてみたいと思います。
十三日の段階で一応政府のとられた措置についての説明があったわけですけれども、その後の事件の捜査の進捗状況等々について、今日の段階までどうなっているのか、説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 先日の調査経過報告といいますか、あるいは現場の実況見分の経過説明とあまり変わらないわけですね。そこで、この事件のいわゆる核心ともいえるかと思うのですが、一体、裁判権の所属については、政府はどういう判断をしておられるのか。その点について、……
○上原委員 最初に、今回提出されました通商産業省設置法の一部を改正する法律案について、一、二点お伺いをしたいと思います。 設置法の一部を改正する法律案の趣旨説明につきましてはすでにお伺いをしたわけですが、今回かなり大幅な法改正を余儀なくされたということは、従来の政府あるいは省の産業政策が、一般的にいわれておるように、いわゆる輸出第一主義、あるいは経済第一主義、そういう面でいろいろな弊害が出てきた、そういった産業転換を含めて、機構改革と同時に、新しい経済体制、いわゆる公害問題なり経済第一主義ではなくして、人間優先といいますか、一般的にいわれているそういう反省点も含めてのこの法の改正提案なのか。……
○上原委員 もうすでに多くの御先輩あるいは同僚議員のほうから質問がなされて、若干重複する面も出てくるかと思うのですが、今度の経企庁設置法の一部改正と関連させて若干お尋ねをしたいのであります。 法案の改正は、趣旨説明によりましても、機構改革をやって、いま国民が最も強い関心を持っておるし、また国民生活を圧迫している物価問題に対応していくために物価局を設けるんだ、そういうお考えで改正案が提示されたと承ったのですが、はたしていまの物価問題が物価局を設置していくという機構改革部門だけで事足りるかということは、もうどなたも否定しない疑問を持っておると思うのです。やはり物価問題というのは、単なる物価だけで……
○上原委員 今回提案されております恩給法等の一部を改正する法律案について若干お尋ねしたいわけです。
すでに同僚委員のほうからいろいろお尋ねもありましたので、部分的には重複する面もあろうかと思うのですが、基本的な点についてまずお伺いをしたいと思います。
恩給法の改正の経緯というのがかなりあるわけですが、一体、今後の恩給制度に対して、政府はどういう方向づけをしていかれようとしておられるのか。具体的に言いますと、恩給法の二条ノ二の解釈といいますか、に対する基本的な考え方について御見解を賜わりたいと思うのです。
【次の発言】 いま長々と御答弁いただいたのですが、もちろん私もずぶのしろうとで、恩給問……
○上原委員 提案されております建設省設置法の一部改正の法律案とは直接関係する質問でなくてたいへん恐縮ですが、せっかく大臣の御出席をいただいておりますので、二、三点お尋ねをしてみたいと思うのです。 本委員会でもたびたび話題になってきているわけですが、昭和五十年に予定されております沖繩のいわゆる国際海洋博覧会の開催の準備がいま着々と進められつつあります。 当初予期できなかったいろいろな意見が出てきております。その主要な原因については私が申し上げるまでもなく、すでに大臣はじめ関係者御理解をいただいていると思いますので、多くは触れません。特に関連公共事業部門の中に占める建設省関係の道路あるいは治水、……
○上原委員 時間がありませんので、二、三点だけ総理にお伺いをしたいと思います。 先ほど来同僚議員と政府のやりとりを聞いていますと、今回のいわゆる増原発言に対して、総理をはじめ政府の認識のしかたというのが、私はきわめて問題だと思うのです。多くは触れられませんが、事は国の政体の基本にかかわる、いわゆる根幹の問題だと私たち見ているわけです。そういう意味で、突っ込んだ論議というのが必要かと思うのですが、時間がありませんので、簡単に触れたいと思うのです。 そこで総理は、いわゆる増原発言というのは、天皇に御迷惑をかけたから個人の責任をとっておやめになったという理解のしかたなのか。国民に、憲法と天皇との……
○上原委員 最初に防衛局長に一言お尋ねしたいと思います。あしたはどういう日ですか、知っておりますか。
【次の発言】 かなり時間がかかりましたので、さぞおわかりじゃなかったかと思います。後ほどまたいろいろ、なぜ私がそういうことを尋ねるか、議論を進めてまいりたいと思います。
そこで、質問がかなり多岐にわたるのですが、沖繩国会以来相当懸案にされている問題がございます。特にいわゆる防衛二法といわれている今回の法律改正案は、わが国のこれからの防衛、外交問題含めて重要な課題ですが、とりわけ返還後の沖繩に対しての自衛隊配備の問題が中心課題になっておることもありまして、私はきょうは、自衛隊配備の問題、基地の……
○上原委員 提案されております法務省設置法の 一部を改正する法律案の中で、沖繩関係の改正条項もありますので、その点と関連をして二、三点お尋ねをしたいと思います。 まあ私は、法律というのは守るべきものであるという程度は理解をしておりますが、全く法律のしろうとでありますので、別に法律論をやろうとは思いません。しかし、復帰前後の沖繩の人権擁護あるいは県民生活とのかかわり合いでいろいろな問題が惹起をしてきていることは、大臣をはじめ関係者御案内のとおりだと思うのです。そういう事実関係をあげながらお尋ねをしますので、できるだけ明確な御答弁を求めたいと思います。きょうはきわめて簡潔に、早目に切りあげたい……
○上原委員 提案されました厚生省設置法の一部を改正する法律案について若干の点と、それからその後沖繩の医療行政について二、三点お尋ねをしたいと思います。 すでに議論された点もあって、若干重複する面もあろうかと思うのですが、今回の改正案を見ますと、各種審議会の廃止統合ということがうたわれております。これを統合することによってどういう行政効果があらわれるのかという疑問を持つわけですね。したがって、その趣旨について若干理由などが述べられているんですが、「中央精神衛生審議会、栄養審議会、結核予防審議会及び伝染病予防調査会を廃止し、新たに公衆衛生審議会を設置する」、このことによる行政面の、あるいはまたサ……
○上原委員 一点だけちょっと関連でお伺いをしておきたいのですが、いま大出先生御質問のように、一つはマリーン関係、いわゆるバック・サービスの賃金持ち逃げの問題があるわけですね、七百三十八名。あと一つは、これもマリーンですが、六月二十七日、正確にはアメリカの新しい会計年度、七月一日から九百二十六名。正確には八百六十八名だという数字もありますけれども、これが即時解雇になっているわけです。 旧四種雇用員の問題というのは、もう本委員会でも、あるいは沖特その他でも、今日まで軍港湾の問題も含めて、何回か大出先生あるいは私も取り上げてきたわけですが、いま総務長官、大臣が御答弁するような方向で解決をしていない……
○上原委員 いま、太陽とともに仕事をしてほしいという意見もありましたので、なるべく簡潔に二、三点お尋ねしますので、ひとつ御回答をお願いしたいと思います。 きょう三点ほど質問の準備をしているのですが、最初に、駐留軍関係の賃金問題についてお尋ねをしたいと思うのです。これは間接的には公務員の賃金とも関係しますので、それが一つと、二点目に、駐留軍の特別給付金の支給基準の改定問題について、三点目に、長い間の懸案事項になっております沖繩の旧四種雇用員の問題、この三つの点についてお尋ねしますので、前向きの御答弁をいただきたいと思うのです。 そこで、公務員関係の賃金は、すでに決定をされて、支払いもなされた……
○上原委員 先ほど来沖繩の糖業問題、特にキビ価格の問題について同僚議員のほうから御質問があるわけですが、私も限られた時間でございますので、キビ価格の問題を中心に、今後の沖繩の農業あるいは沖繩の農政の位置づけというものを政府がどう考えておられるのか、あらためてお尋ねをしたいと思います。 まず冒頭申し上げたいことは、キビ作農家の問題について、価格の問題について、与野党の議員を問わず深刻に受けとめているというこの事態を政府は理解をしていただきたい。沖繩の農業、当面するキビ価格の問題はもう単に政党政派の問題でない、イデオロギーの立場で考えられる問題でなくして、まさに沖繩の農民の死活の問題であるという……
○上原委員 私はこれから、主として復帰後の沖繩問題について、各関係大臣にいろいろお尋ねをしていきたいと思います。 政府が進めてまいりました沖繩の施政権返還、確かに昨年五月十五日に実現をいたしましたが、昨年五月十五日の段階にくるまで、いろいろ議論があったことも御案内のとおりであります。核抜き本土並みあるいは平和で豊かな沖繩県づくりということを、政府の首脳は国会内外を通して強調されてきたわけですが、はたして、政府がお進めになってきた返還の内容というものを、およそ返還後十カ月を迎えている今日、百万県民を含め、あるいは国民の方々がどう受けとめているのか、まず返還後の沖繩の現状認識について、政府はどの……
○上原委員 質問に入る前に、ちょっと委員長に要望したいのですが、政府委員は外務省お見えになっているのですが、防衛施設庁がまだ見えていないのですが、どうなっているのですか。
【次の発言】 私は、沖繩の米軍基地の整理縮小問題について、おもにお尋ねをしてみたいと思うのです。
御承知のように、今年の一月二十三日、第十四回日米安全保障協議委員会において、本土を含めて基地の整理統合縮小計画というものが発表されました。さらに本年六月十五日の、日米合同委員会において沖繩の施設、区域の返還について発表がなされました。その過程で、日米両国政府で今後も引き続き基地の整理統合縮小について話し合いを進めていくというこ……
○上原委員 先ほど来お二人の同僚委員のほうから、いろいろ沖繩の最近の問題、あるいは復帰後の振興開発をめぐっての問題等についての議論がございましたが、立場の違いあるいはとらえ方の視点の異なった面はあるにしましても、与野党の委員が取り上げておられる問題の切実さというのはそう大差はないと私は受けとめておるわけです。 そこで、この種の問題につきましては、今日まで本委員会でもほかの委員会でも再三再四議論をし、政府の御見解なり御答弁を賜わってきたのですが、率直に申し上げてなかなか問題が思うように解決をしない。あるいは解決しないどころか、むしろ後退をし、県民に政治に対しての不安、不信というものを与える。そ……
○上原委員 最初にお尋ねしたいんですが、官房副長官わざわざおいでいただきましたので、約束の時間かなり詰まりましたので、簡単にお尋ねをしたいと思います。 すでに御承知のように、三月二日午前十一時過ぎ、那覇市小禄の工事現場で不発弾あるいは旧日本軍が埋めたとみられる爆雷の爆発事故が起きまして、死者四名、重軽傷者三十二名、家屋の全壊あるいは半壊、損失を受けたもの八十戸余り、車両四十一台余の被害を受けております。この件につきましては、政府としてもそれなりの実情調査あるいは対策をお考えのようであると伺っております。昨日も、総理府総務長官、官房副長官にもお会いをして、早急にこの種事故が再発しない対策をとる……
○上原委員 予定の時間がかなり狂ってしまいましたので、分科会のこともありますから、私も簡単に同和問題を二、三点、別の件でお尋ねさしていただきたいと思います。 すでに同僚先輩委員のほうから、この今回出されました同和対策協議会設置に伴う法律の改正についてのいろいろな質問なりはあったと思いますので、あまり重複はさせたくございません。 そこで、若干同じ質問になって、恐縮する点もあるかと思うのですが、今日まで同和対策を、政府は特別措置法を制定されて、十カ年計画でいろいろ総体的な対策を進めてこられた。すでに前期五カ年の年期は過ぎようとしております。もういよいよ後期の計画に着手しなければいけない、そうい……
○上原委員 できますれば、提案されている法案の件についても触れたいのですが、どうしても取り上げておかなければいかない問題が二、三ございますので、最初に、その点から質問をさせていただきたいと思います。 実は三月五日の沖特委でも、これから取り上げる問題につきましては、いろいろ施設庁長官あるいは労務部長、またアメリカ局長の御見解などもお尋ねをしましたが、例の牧港補給基地で起きた――去る一月二日に解雇通告を受けて、三月三十一日、きょうは二十八日ですから、あと三日もたてば解雇になるというせっぱ詰まった段階まで来ております。 そこで、せんだっての沖特委でのお尋ねの場合は、いろいろ議論をいたしましたが、……
○上原委員 最初に一、二点、この法案に関係する点でお尋ねをしたいと思います。 先ほど来、御議論がありましたように、今回の自衛隊職員の特例退職手当の改正の内容ですが、すでにお話がありましたので、若干重複する面もあろうかと思うのですが、自衛隊隊員の充足率というのが非常に問題視されております。さらに退職をしていく職員あるいは隊員の数が年々増加をしている、そういういろいろな防衛庁なりの事情もあって、この法案改正というのも提出されたと思うのですが、一体、こういう措置をとることによって、現在の自衛隊のいわゆる人員確保の問題なり、あるいは自衛官の言動といいますか、そういう面で――しばしば問題が出ております……
○上原委員 まず、原案並びに修正案に対する反対の討論をいたしたいと思います。 この法律案は、原案のほうは、航空手当等の最高支給割合を改めること、自衛隊職員の任期期間を定めて、任用されている自衛官に対する退職手当を増額するということが原案のおもな趣旨になっております。 委員会審査を通して明らかにされたことは、まず任用自衛官に対する退職手当をなぜ増額をせねばいけないのか、確たる根拠というものが十分明らかにされなかった点は、きわめて遺憾であります。 さらに、政府側の御答弁の中でも、自衛隊の足どめ策の一環としてこういう退職手当の増額がなされたというように受け取れる御発言もございました。 そうい……
○上原委員 ちょっと関連でお許しいただきたいのです。いま大型スーパーの件が出ましたので、せんだっての質問でも、若干触れたいと思ったのですが、時間の関係もありまして……。実は、きょうも関連でお願いしてあったのですが、時間帯がなかなかむずかしいということで保留をしてございました。 そこで、沖繩の場合、特に小売店舗が多いということと、復帰後、中小零細小売店の方々、中小企業の方々が、制度的にも金融面でも、あるいは自力更生の面でも、本土と比較して非常なハンディをかかえておられる。そういう中で復帰後、どんどん本土企業の進出あるいはいまあげられたダイエースーパー等の進出計画がなされて、地元の小売業者に大き……
○上原委員 この運輸省設置法の一部改正、いわゆる那覇に新しく航空交通管制部を設置するという件については、すでに二、三の同僚議員のほうから、いろいろ質問があったわけですが、なお、釈然としない面が相当残されております。そこで、特に私は、沖繩の出身であるという立場においても、この航空交通管制部の設置の件あるいは沖繩の空の安全性、米軍とのかかわり合いについて、非常に関心を持ってきた一人でございます。そういう立場も含めて、これからお尋ねをしていきたいと思いますが、何ぶん時間がかなり制約を受けそうですので、要点的にお尋ねをさせていただきたいと思います。 そこで、まず最初に、航空交通管制業務の範囲というか……
○上原委員 いまの和田委員の御質問に、直接関連しないで恐縮ですが、時間の制限がありますので、一、二問だけお許しを願いたいと思います。 実は、連休前の給与法改定のときにお尋ねしたかったのですが、あのときも、いろいろ時間的な制約がありまして、お尋ねができませんでしたが、駐留軍関係の例の期末手当〇・三カ月の増額分については、昨年の改定段階から日米間の話し合いが合意に達せず、今日まで持ち越しになりまして、結果的には〇・五カ月分が三月末までに支給されて、改定されたいわゆる〇・三カ月分というのは、まだ駐留軍関係については、実際支給されていない状況なんです。 いろいろ非公式にお尋ねをしてきたのですが、な……
○上原委員 ちょっと恐縮ですが、関連で一、二点お尋ねさしていただきたいと思うのです。 実は、基地周辺の生活環境の整備という法案を議題にいま審査が進められているわけですが、残念ながら基地が存在するがゆえに、いろんな不幸な事件なり地域住民に大きな被害を与えてきているというのが偽らない現状であります。昨晩からけさにかけて、沖繩でまたたいへんけしからぬ米軍の犯罪行為が起きたという報告を先ほど受けましたので、この件について緊急にお尋ねをさしていただきたいと思います。 時間の関係もありますので、まだ事件の全貌は明らかにされておりませんが、私のほうでかいつまんで申し上げますと、私の受けた報告では、昨日午……
○上原委員 先ほど来、同僚委員のほうからいろいろ、いま提案されております法案についての御質問なり、あるいは政府のそれに対する御答弁もあったわけですが、質問が重複する形になる、あるいは焼き直しになる面もあって恐縮ですが、四、五点お尋ねをさしていただきたいと思います。 そこで、先日からやりとりを聞いておりますと、この国土開発庁設置法が出された当初の段階においては、すでに指摘されております国総法というものを受けて、それを推進していく所管官庁を設置するというかっこう、かっこうといいますか、そういう目的で提案されたと思うんですね。しかし、今日国総法そのものが全面的に改正といいますか、あるいは当初の開発……
○上原委員 この防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律案については、すでに各委員から問題点なども御指摘があって、政府の考え方なり、あるいはこの法案に盛られている内容についても、おおむね議論されたような感を受けるわけですが、まだまだ釈然としない面が多々ございますので、法案を中心にしばらくお尋ねをさしていただきたいと思います。 そこで、法律案の要綱などあるいは趣旨説明の中で提案理由が説明をされているわけですが、まず、内容をより明確にしておく意味において、順を追ってお尋ねしていきたいと思うのです。 従来の周辺整備法は「施設の運用により生ずる障害の防止」ということが主になっておったように思いま……
○上原委員 もうすでに多くの先輩、同僚議員のほうから、提案されております恩給法の一部改正について質疑がなされておりますし、時間もかなり経過しておりますから、できるだけ簡潔に、四、五点お尋ねをさせていただきたいと思います。若干同じような内容の質問になるかと思うのですが、私のように純真な委員が質問するとお答えも変わるかと思いますので、その点、御了承をいただきたいと思います。 そこで、昨年も少しばかり触れたのですが、いろいろ質疑応答を聞いて感ずることは、まず恩給とは一体どういうものなのかという点が非常にぼかされているような感を受けます。そこで、やはり社会保障の一環として、あくまで老後の生活保障もし……
○上原委員 かなり時間が経過してきておりますが、あとしばらくおつき合いを願いたいと思います。 環境庁長官がちょっと席をはずしていらっしゃいますので、最初に、行管庁長官にお尋ねをしたいのですが、今回のこの設置法の一部改正の件で、すでに同僚議員から問題指摘がございましたが、本来、大臣庁には部を設置することはできないわけですが、たまたま国土総合開発庁設置法の一部改正の、しかも附則のほうで、法律改正をして部の設置をやろうとしております。また、閣僚の数の増員にしましても、開発庁設置法の附則のほうで増員をしようとしておる。こういうのは、本来あるべき姿ではないと思うのです。行政組織法の改正なり、本来の方向……
○上原委員 私は、限られた時間ですので、おもに第十四回日米安保協議委員会で合意を見た、いわゆる本土の関東計画といいますか、基地の整理縮小問題、そして先般第十五回の安保協議委員会で合意に達したといわれておる、沖繩の基地の整理問題とのかかわり合いでお尋ねをしたいと思います。 本論に入る前に一、二点ばかり、最近の自衛隊の勧誘問題、あるいは自衛隊員が乱暴行為をやったという記事なり報告を受けております。それについてまずお尋ねをしておきたいと思うのです。 一つは、仙台における自衛隊員を勧誘する問題ですが、知恵おくれの青年を無理やりに自衛隊に入隊をせしめようとしたという新聞報道なり、また、確かめてみまし……
○上原委員 最初に長官にお尋ねしたいのですが、時間が非常に限られておりますので……。 いま國場委員のほうからも質問があったのですが、昨日、アテネ―ローマ間の日本人を乗せたTWA機が墜落事故を起こしております。きわめて不幸な事件だというお答えがあったのですが、こういう不幸な事故が起きた場合、日本人の乗客がおったときは、たとえばパリで起きた事故なども、運輸省など政府代表としてさっそく現地に専門家を派遣をして、事故の調査、あるいはその事故にあった方々の処理について政府の対策というのがこれまでは緊急になされておったと私は思うのです。政府は、今回のこの事故の場合においても、政府代表なり、あるいは運輸省……
○上原委員 時間が短いので、きょうは、いま美濃委員のほうからもお尋ねございましたが、キビの問題一本にしぼって政府の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
そこで、まず最初に農林省にお尋ねいたしますが、今年四月二日に甘味資源審議会の建議が出されております。それに対する政府の見解を求めたいと思います。
【次の発言】 それを出されたのは九月二日ですか、四月二日ですか。
【次の発言】 私の資料では、四月の二日に甘味審議会の建議が出ていると思うのです。これについてどういう見解を持っておられるのか。いま検討していないということですが、それならそれは問題なんだ。
○上原委員 私は、いま大出先輩のほうから、公務員給与については、いろいろ詳細にわたってお尋ねがありましたので、そのことは省きまして、ややもすると公務員賃金といいますか、公務員給与改定の陰に隠れて、なお深刻な問題となりつつある駐留軍労務者の給与改定というものが、あまり国会においても議論されない面もあるわけですから、これまで関係をしてきた立場もありますので……。 従来、駐留軍労働者の賃金改定についても、公務員給与と同時同率という一つの原則のもとに、今日まで年々ベア改定その他がなされてきているわけですが、今日、大量解雇の問題なりいろいろな面で、日米間の政府交渉も非常に難渋しているということを承って……
○上原委員 その前に一点だけ確かめておきたいのですが、県道百四号線の件につきましては、あすの防衛庁関係の分科会で新たな角度から、もう一度お尋ねしたいのですが、現段階で米側が演習をしたいという申し入れは来ているのか、いないのか。
【次の発言】 そうしますと、従来どおり事前に通告はあるわけですね。
【次の発言】 何日前に通告することになっていますか。
【次の発言】 今後も最低一週間という期間事前通告というものは、どういう事態になっても米側が崩すことはありませんね。
【次の発言】 そうしますと、那覇施設局が関係市町村機関に通告するのはどういうことになりますか。
○上原委員 沖繩が復帰して満三年を迎えて、四年目に入っているわけですが、ますますいろんな問題が噴出をして、県民は一体何のために復帰したのかという心情というものも非常に強い状況にあることは、特に担当大臣であられる開発庁長官はよく御案内のことだと思うのですが、基地問題につきましては後ほど外務大臣にまとめてお尋ねするとして、きょうは限られた時間でありますので、七月二十日を目前に控えて、いよいよ海洋博の開催というのが行われるわけですが、これまでも振興開発計画をめぐって、あるいは海洋博プロジェクトをめぐって、いろんな議論を本委員会なりその他の委員会でもやってまいりましたが、当初海洋博が計画された時点と、……
○上原委員 きょうの委員会は時間が細切れになるようで、大変質問もやりにくいのですが、私は、わずかな時間ですので、きょうは問題を一点にしぼってお尋ねをしたいと思いますので、ひとつ政府もそのつもりで御答弁をいただきたいと思います。 これまでもたびたび、予算の分科会なりあるいは本委員会でも、沖繩の基地公害の問題について取り上げてきたのですが、広大な軍事基地を擁しているがゆえに、なかなか基地公害問題が後を絶たない。そこできょうは、政府は一体沖繩の基地公害についてこれまでどのようにその防止のための対処策を講じてきたのか、また現に発生しておる基地公害について政府の立場からどのように対処しようとしておられ……
○上原委員 まず最初に、提案されております法案について一、二点お伺いをしておきたいと思います。
今回、少年自然の家を国の管轄下に置くということが出されているわけですが、そのねらいは一体どこに置いているのか、まず、そこいらからお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃるように、従来、公立の少年の家も各都道府県なりに相当あるようですが、それでは十分な実を上げ得なかった、さらに広域交流なり実験その他をもっと充実といいますか、強化をしていく上で国立少年自然の家を設置したいということですが、その場合に、特に青年の家の運用管理を見ても、せんだっても本委員会で若干議論がございましたが、……
○上原委員 寒冷地手当法の一部改正案が出ているわけですが、これと関連をして、冷たい、寒い話だけじゃなくして、少し暖かい、暑いところの話もしておかなきゃいかぬじゃないかと思いまして、それについて総理府あるいは人事院の御見解を承っておきたいと思います。 沖繩開発庁の出先である総合事務局なり、あるいは復帰後、国家公務員として沖繩本島、宮古、八重山等、沖繩県下に勤務する公務員の皆さんから、暑い夏の期間の何らかの手当というものが必要じゃないかという声が非常に強かったのです。もちろんまだ、特殊地域手当とか、あるいは酷暑手当、そのほかいろいろ仮称で呼ばれているのですが、この件については、人事院はどういうお……
○上原委員 最初に、提案されました法案について一、二点だけお尋ねをしておきたいと思います。
在外公館に勤務する外務公務員の給与を改定する際の基準は、一体どういうふうになっているのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、物価その他の生活費が高くなったが、特に高くなった在外公館、いわゆる国はどこですか。
【次の発言】 いま物価上昇が非常に激しいので改定をせざるを得ない。もちろん、そのほかにもいろいろ要素があると思います。そこで今回の改定率は平均でどのくらいの上昇なのか。また在外公館に勤務をする職員が、十分その職責なりを果たす面において、今回の改定内容で今後も十分対応していける……
○上原委員 提案されております恩給法等の一部を改正する法律案の内容につきましては、もうすでに先輩あるいは同僚委員の方からいろいろお尋ねもありましたし、問題点なども大方指摘をされたような感を受けるのですが、私も若干お尋ねをさしていただきたいと思います。 そこで、恩給局として、政府としてといいますか、この恩給問題はすでにいろいろ議論されてきているわけですが、今後はどういう問題点があると認識をしておられるのか。将来改善をするという方向で行くとするならば、どのような問題点を重視して、より合理的といいますか、あるいは公正を期す恩給内容に持っていくべきだという、一応これまでの議論を通しての感じなども含め……
○上原委員 ちょっと関連でお尋ねさしていただきたいのですが、関連ですので多くを申し上げませんが、最初に、今回政府が第一次裁判権を放棄したのじゃない、日本側の立場は維持しながら、裁判権を行使しないという見解なんですが、私は、このとった措置に対して強く抗議をすると同時に、断じて承服できないということを表明しておきたいと思います。ましていわんや、先月の十九日に女子中学生二人が白昼暴行事件を受けているさなかに、事もあろうに、約一年近くもかかって、検察側あるいは法務省側も、当初から十分な反証があると言いながら今日の事態になったということは、いかに外務省当局の姿勢というものが、この種の事件に対して弱腰であ……
○上原委員 私は、いま審議が継続されております許可、認可等の整理に関する法律案について、二、三点お尋ねをしたいと思います。 特に問題になっておりました外人登録法の一部改正の部分が全面的に削除されたこともありまして、それ以外若干問題もありますが、一応議論もされてきたのですが、いま一、二点、特に不動産登記の件と金融公庫法の一部改正と関連させて住宅問題等について、時間の範囲でお尋ねをしてみたいと思うのです。 その前に、せっかく長官もお見えですからちょっと触れたいのですが、行政管理庁の性格といいますか、本来の行管の職務権限というものが、許認可法案に関して出された法案などを見ても、設置法でうたわれて……
○上原委員 私は、きょうは特にパイン問題でいろいろお尋ねをさせていただきたいと思います。 特に、沖繩のパイン産業の問題というのは、今日に始まったことではございませんが、最近、政府も御案内のように、非常な危機に直面をしてきております。予算委員会の分科会などでも、ある程度の政府の対策なりあるいは考え方というものをただしてまいりましたが、きょうはさらに進めて、政府は今後一体どうしていくのかということでお尋ねをしながら、また、若干提案もしていきたいと思います。 そこで、今日のパイン産業の危機をもたらした原因というものはいろいろ指摘されているわけですが、しかし、昨年の七月段階あるいは九月段階において……
○上原委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、松本忠助君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○上原委員 どうも質問の時間が非常に中途半端になって、何をお尋ねしようにもまとまった質問ができないような状況なんですが、わずか三十分ですから、私はパイン問題とキビ価格の件についてちょっとお尋ねをしておきたいと思うのです。 そこで、冒頭少し愚痴っぽい質問になるかと思うのですが、先ほどからいろいろありますように、海洋博は沈没するし、失業率は全国の三倍、基地は全国の二倍、パインはつくっても売れない、サトウキビは買いたたかれるということで、おまけに殺し屋B52はやってくる。何か復帰をしたってちっとも県民の生活の安定といいますか、あるいは県民が望む社会的環境というのはつくれない状況なんですね。こういう……
○上原委員 きょうは、この間の内閣委員会でちょっとお尋ね不足の面がありますので、特に沖繩の軍用地返還の問題と関連をしてお尋ねをしてみたいと思うのです。 最初に、これまでも何回かお尋ねをしてきたのですが、那覇の空軍・海軍補助施設、いわゆる那覇基地全体の返還の問題はどうなっているのかということなんですね。P3移転ということで、空港部門は大体今年の六月ごろまでに返還されている、あるいはまた現在返還されつつある部門もあるわけですが、いつかも指摘をしましたが、県民の側からすると、那覇空港の返還というのは、那覇基地全体の返還だというふうに受けとめておった節があるわけですね。返還協定の審議時点から非常に問……
○上原委員 せっかく公務員給与法案が審議されておりますので、それと直接関係ないといえるかもしれませんが、従来公務員と同時同率の方針で決められてきた駐留軍の労務者の賃金問題について、給与法案審議の過程で全く触れないわけにはまいりませんので、その問題を中心にお尋ねをさせていただきたいと思います。 そこで、基地労働の賃金問題を中心にお尋ねするつもりですが、これまでの若干の経過もありますので、また人事院総裁の御日程もあるようですから、せんだっても本委員会で私、人事院にお尋ねをしておいたのですが、沖繩地域に勤務をする公務員のいわゆる特殊地域手当といいますか、あるいは酷暑手当というようなことについて、人……
○上原委員 これまでも各同僚委員の方から、今度の設置法の一部改正についてあるいはまた原子力行政についていろいろお尋ねがあったわけですが、若干重複する面もあると思いますが、少しばかりお尋ねをさせていただきたいと思います。 いろいろ大臣なり局長などの御答弁を聞いておりますと、設置法の一部を改正して安全局を設けることによって、これまでの原子力行政なりあるいは「むつ」問題、いろいろ政府がやってきたことに対する不信なりというものが解消されるかのような印象を与えているのじゃないかという感じを持ちながらお尋ねを聞いておったのですが、どうも原子力行政に対する一連の政府の基本的な姿勢ということが私は非常に問題……
○上原委員 提案されております法案そのものには、われわれとしましてもさほど問題はございませんし、また、すでにパプア・ニューギニアの独立がなされておって、その必要性といいますか、急がねばならないという状況もあるかと思いますが、その点は委員長の御要望もございましたし、党としても早急に処理をしていきたい、そういう立場に立っております。 そこで、せっかく大臣も御出席でございますし、外交問題についてお尋ねをする機会も今国会は余りなかったような感じもしますので、ごく限られた時間でございますが、当面しております外交課題について、少しばかりお尋ねさしていただきたいと思います。 申し上げるまでもなく、最近の……
○上原委員 三木内閣が誕生してちょうど一年目を迎えております。ということは、坂田さんも防衛庁長官に御就任なされてからちょうど満一年を迎えたということになると思います。そこで、この一年間、特に四次防の問題なりあるいは四次防後の防衛力整備計画、またこれまで余り前面に出てこなかった日米安保条約に基づく日米防衛分担の問題等々、従来のわが国の防衛基本政策といいますか、防衛構想に相当重要な検討を加えていこうとする動きが非常に強かったのじゃないかという感じを持つわけです。 そこで、これから具体的に問題点についてお尋ねをしてまいりますが、まずこの一年間を振り返ってみて、防衛庁の内部の問題なり、あるいは警察予……
○上原委員 いま長官の方から平和時における基地の安定的使用というような御発言もありましたし、また基地提供は日本側の義務なんだということが、安保条約上そうなっているということが強調されているわけですが、一昨日の本委員会でも私この問題を少し取り上げましたが、なかなか納得しかねる面もありますし、相当その考え方の基本において食い違いを見せている感を受けているわけです。 そこで端的にお伺いをしておきたいのですが、もうすでにけさのニュースなり新聞などにも報道されておることですが、昨日沖繩県恩納村の安富祖という部落で野良作業をしておるところに、米軍の演習による実弾射撃であるとのこともありますし、米軍演習に……
○上原委員 冒頭、委員長にも御要望を少し申し上げておきたいのですが、時間もかなり経過しておりますし、委員長もお疲れでしょうし、またお待ちになっている先生方にも余り御無理を申し上げるわけにもいきませんので、できるだけ簡潔にやりたいのですが、政府もひとつそういうお立場で御答弁をいただきたいと思います。 そこで最初に、せんだって質問で保留いたしておきました核問題について、私は具体的に二カ所の場所と弾薬庫のナンバーまで指定して、一つはビルナンバーですが、指定をして、復帰前の核の貯蔵については私は疑いないと見ているし、復帰後も恐らく貯蔵されているのじゃないかという疑惑がきわめて濃いという点を指摘をして……
○上原委員 いま安井先生の御質問に対して防衛庁長官と政府の方から答弁があったのですが、聞いておって、全く沖繩の県民のこの一〇四号線をはさんでの実弾射撃演習に対する反対の背景なり歴史的な経緯というものを理解しない、ぬけぬけと大臣であろうともそういうことをおっしゃるところに、私は改めて強い憤りを禁じ得ません。冗談じゃないですよ、あなたがおっしゃっていることは。 そこで、時間の範囲でお尋ねをしていきますが、先ほどの今回の実弾演習をめぐっての報告も実に形式的な、だれが書いたか知りませんが、職員の書いたものを棒読みなさる。これまた全くけしからぬことなんですね。政治家であり、日本の防衛問題なり基地問題を……
○上原委員 いま恩給法等の一部を改正する法案の趣旨が説明されたのですが、これとの関連でこれから若干お尋ねをしていきたいと思いますが、御承知のように、現在、ロッキード問題で国会の予算委員会初め各委員会とも非常に緊迫した面がございます。同時にまた、このロッキードの問題をめぐる、いわゆる対日政治工作資金等の問題あるいはわが国の防衛にかかわる面等について多くの疑惑が持たれておりますし、国民大衆もその真相究明、解明を早急にやるべきであるという強い関心と注目を持たれているものと私たちは判断をいたします。 そこで、本来ですと、特に本委員会は防衛問題を担当する委員会でもございますし、これらの諸問題を究明をし……
○上原委員 まず最初に、法案について一、二点お伺いをしておきたいと思うのです。すでに、この公務員の災害補償法案につきましては各委員の方からもお尋ねがありましたので、ごく簡単にお尋ねをさせていただきたいのです。 今回のこの改正案を見てみますと、傷病補償年金制度を取り入れたこと、あるいは身体障害者に対する給付の改善、また他の年金との調整方法の改善面においてもかなり配慮をされたことは評価できるのではないかという気がいたします。しかし反面、傷病補償年金となる廃疾等級の面における第一級から第三級までの障害補償年金との関係において、やはりこれも第一級から第三級程度の傷病補償を予定しておられるのか、そうい……
○上原委員 法案の質問に入る前に、法務大臣に少し心境のほどをお尋ねしておきたい。 ロッキード問題との関連で、一、二問お尋ねしたいと思うのですけれども、昨日の法務委員会で、ロッキード問題との関連で、稻葉法相がかつて河本現通産相に児玉譽士夫を紹介したということが明るみに出ているわけです。その事実については、法務大臣もお認めになったようですが、国民はこの事実が明らかになったことによってかなりショックを受けたのではないかという感じを私は持っているわけです。私自身も、やはり稻葉法相もそういう経歴があるのかということを感じたわけです。といいますのは、児玉譽士夫といいますと、ロッキード汚職事件の中心人物だ……
○上原委員 外務大臣のお時間が半時間程度しかないということですので、質問の流れとして少しやりづらい点もあるのですが、最初に外務大臣にお尋ねをさしていただきたいと思います。 せんだっての沖特の委員会にも大臣の御都合でおいでいただけませんでしたので、主に沖繩の最近の基地問題とのかかわりでお尋ねしたいと思うのですが、その前に簡単に一点だけお聞きしておきたいことは、去る八日の日米安保協議委員会で、前から議論になってまいりました日米防衛協力小委員会が設置をされたということが報道されております。 そこで、この了解事項といいますか、これを見ますと、この第三項の中段から後段にかけて「緊急時における自衛隊と……
○上原委員 私は、防衛庁が計画をしております次期対潜哨戒機の問題についてお尋ねをしてみたいと思います。 最初に防衛庁長官にお尋ねしたいのですが、いわゆるロッキード社の対日工作政治資金をめぐって、いま非常に国会で議論をされております。これはただ単に児玉や丸紅社を介しての全日空への介入ではなくして、国の防衛の基本にかかわるP3Cオライオンについても重大な疑惑が持たれていることは、国民をなお衝撃に陥れている大きな不信として出てきていると思うのです。一体これに対して防衛庁長官はどう考え、どういう対策をとろうとしているのか、まずその御見解を承っておきたいと思うのです。
○上原委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、松本忠助君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○上原委員 いま長官の方から沖繩の開発に対しての決意のほどが述べられたのですが、せんだって私も内閣委員会で給与関係法案の審査の際に、少しく、新しく沖繩開発庁長官も兼務された西村長官に沖繩に対しての基本姿勢といいますか、考え方をお尋ねしたのですが、きょうは、復帰後の沖繩の振興開発計画の進渉状況なりあるいは当面している幾つかの問題について、主として経済問題を中心にお尋ねをさせていただきたいと思います。 そこで最初に、去る二十三日に、非常に駆け足視察だと現地では言っているのですが、長官も日程の都合があったと思うので、その点は別として、沖繩に行かれて、いろいろ平良知事なり関係者から沖繩の問題について……
○上原委員 防衛庁長官初め長時間で大変お疲れでしょうが、あとしばらくおつき合いをいただきたいと思います。きょうは時間もかなり経過いたしておりますので、私もできるだけ簡潔に当面している幾つかの事案についてお尋ねをしておきたいと思います。 それで、すでに先輩、同僚議員の方々から御質問のあった点もあるいは一、二点あろうかと思うのですが、まず最初に、最近のわが国を取り巻く外交関係というものとの関連において、防衛問題が、いまさっきも受田先生からありましたが、非常に注目されている節があると私たち見ておるわけです。それはもっと防衛力を強化をしなければいけないという意見もあるでしょうし、あるいはかねがね私た……
○上原委員 新しい外務大臣になられてから、いろいろの外交問題が山積しているわけですが、私はきょうは、主に沖繩の施政権返還のときとの関連もありますので、最近日米間で交渉が進められてきたと伝えられております日米航空協定の点について、まずお尋ねをしてみたいと思うのです。そのほか駐留軍の労働問題、あるいは、これも沖繩返還当初からの懸案事項でございますが、VOA施設の移転に伴う従業員の処遇に関する問題、さらに最近沖繩県内で非常に大きなショックを与えている琉球海運の倒産問題など、いま申し上げた約五点ばかりのことについて、時間の範囲でお尋ねをさせていただきたいと思います。 そこで、まず日米航空協定のことに……
○上原委員 給与関係について少しばかりお尋ねしたいのですが、できれば少し時間をとっていろいろこの法案と関連する問題などもお尋ねをしたかったのですが、けさほどの理事会の模様なり、あるいは国会全般の日程からして今臨時国会余りゆとりもなさそうな気がいたしますので、どうしてもきょう二、三点お尋ねをしておかなければいかない点について質問をしておきたいと思います。 そこで、まず最初に人事院勧告のあり方についてでございますが、これは勧告がなされるたびに、あるいはまた給与法案を審議する過程でも絶えず指摘をされてきたことなんですが、現在の仕組みなり制度のあり方からして、大体七月ないし八月の勧告というのはあるい……
○上原委員 私は、政府委員の方が着くのが少しおくれるということですので、最初に大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、きょうは主にせんだって決定を見ましたてん菜糖の生産者価格との関連において近々決定が予想されておりますサトウキビの生産者価格の問題を中心にお尋ねをしたいと思うのです。 そこでまず最初に、国内の甘味資源の自給率の向上ということはこれまでもたびたび本委員会でも取り上げられ、また関係者からも強い要望が出されていることは御案内のとおりです。政府みずから生産目標も立てて、昭和五十六年までには国内自給率を二八%に持っていくということの決定を見ております。しかし、御案内のとおり年々向上するどころ……
○上原委員 きょうはおもに沖繩の振興開発計画と海洋博の点について開発庁長官、関係大臣並びに政府委員にお尋ねをしたいと思います。
ご承知のように昨年の十二月に沖繩振興開発計画が閣議で決定され、審議会の答申を得て復帰後の沖繩の昭和四十七年度から昭和五十六年度までの十カ年計画が決定を見たわけですが、まず、お尋ねしたいことは、この沖繩振興開発計画と目下進められている海洋博開催の関係、その位置づけといいますか、関連性を政府はどうとらえておられるのか。基本的な考え方についてお尋ねをしてから話を進めてまいりたいと思います。
【次の発言】 きょうはことばのやりとりは私もできるだけ避けたいわけなんです。確かに……
○上原分科員 きょうは沖繩振興開発金融公庫の運営状況なり、特にその中でも中小零細企業に対する貸し付け状況、あるいは特別貸し付けの状況等を中心にお伺いをしていきたいと思います。
そこで、現在の金融公庫の運営状況なり、いま二点についてあげました点などどうなっておるか、まず、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま、御説明ありましたが、確かに振興開発金融公庫法案を承認するにあたって、附帯決議の中で四点が強調され、決議されたという経緯がございます。
そこで、きょう特にそのうちでもお尋ねしておきたいことは、中小零細企業向けの資金が十分確保されているかという点、これは四十八年度予算との関係……
○上原分科員 まず最初にお尋ねしたいことは、二月十三日の予算委員会の一般質問の際に、基地被害の問題について二、三点お尋ねをしておいたのですが、確かめておきたいと思うのです。 恩納村の弾薬処理によって相当被害を受けているということを、現地の写真等もお見せしながら、すみやかに弾薬処理をやめさせるということ、あるいは弾薬処理によって与えた被害に対しては補償を行ないなさい、やるべきだということ、さらに金武村における海兵隊の実弾演習によっても同様な被害を受けている、立木なりその他のいろいろな被害があるので、これらについてどうするかというお尋ねに対して、調査をし、どういう補償をすべきか評価をしているんだ……
○上原分科員 私は、復帰後の沖繩の空港あるいは港湾の整備計画に関連して若干お尋ねをしてみたいと思うのです。 これまでもたびたび予算委員会なりそのほかの委員会でも取り上げられてきたことですが、まず最初に那覇空港の整備計画に対して、たしか昨年の七、八月ごろだったかと思いますけれども、運輸省が整備計画を作成して、いわゆるマスタープランを作成して発表したことがあったと思うのです。私たちもそのマスタープランが着実に遂行されることを期待しておったわけですが、御案内のようにいろいろな事情でマスタープランそのものが実行できない段階に至っている、こういうふうに理解しているわけなんです。そこで、なぜ那覇空港の整……
○上原分科員 まず大臣に最初にお伺いをしたいわけですが、政府は、沖繩の復帰に伴って、特別措置法あるいは振興開発特別措置法で復帰後の沖繩の労働者の雇用安定、失業対策あるいは労働条件の改善等々を積極的に推進をしていくということをうたっております。しかし、残念ながら、復帰前後から軍関係労働者に対する相次ぐ首切り、合理化の問題、あるいは施政権返還に伴って制度の変更その他によって労働者の雇用はきわめて不安定であり、失業者も増加をしているというような現状であります。 そこでお伺いしたいことは、こういう沖繩の復帰後の労働者の実情を踏まえて、政府が進めてこられた諸施策というものは、十全とまでは言わなくとも、……
○上原分科員 まず最初に、復帰後の沖繩の医療行政を中心として社会保障全般ですが、やや範囲が広くなるのですが、最も問題になっている点は一体何なのかということ、さらにわれわれがかねがね指摘をしてまいりましたように、沖繩の現状というのは、本土との格差が一番大きいのは何といっても医療行政なり社会保障全般についてなんだ。復帰段階においてはその格差を早急になくして、少なくとも本土水準に近い方向に持っていかなければならないということを強調してまいりました。そういう方針で政府としてもいろいろ御努力をいただいている点はわかるわけですが、現実問題としてなかなかそのような方向に進んでいない。あるいは政府がおきめにな……
○上原分科員 いまもいろいろ物価問題で御議論ございましたが、私はおもに沖繩の復帰後の物価問題と関連をさせて、政府のそれに対する対策等について御所見なり御意見を賜わりたいと思うのです。 物価問題は、何も沖繩に限定する問題ではなく、いま国民全体が生活上の問題として非常に大きな関心を持っている政治的課題だと思うのです。そのことを前提にしながらも、復帰前後の沖繩の物価上昇というのは、開発庁あるいは復帰前の総理府の統計資料等をごらんになっても御理解いただけるように、本土の全国平均はおろか、どの地域よりも上昇が激しい、高いという実態になっているわけなんです。 そこで、通貨の交換なりいろいろな要素があっ……
○上原分科員 私は非常にやさしい質問をいたしますので、誠意ある御答弁を要望しておきたいと思うのです。 まず、沖繩の今後の農業基盤の整備について、これは漁港等を含めてですが、政府のほうにもいろいろ御計画、御方針があろうかと思うのです。特に、御承知のように、五十年の海洋博を控えて、農地の買い占め、土地投機、物価値上がり、いろいろな面で、いま沖繩の農業基盤、農民の生活がずたずたにされてきているという現状であります。最近のそういった実情を踏まえました場合に、政府がさきにおきめになった開発振興計画あるいは基盤整備を進めようとしていることが、大幅な、あるいは根本的な修正がない限り、第一次産業、特に農漁民……
○上原分科員 まず最初に大臣にお伺いしたいのですが、これまでもたびたび委員会でお尋ねをしてきたことですが、確かめておきたい面もありますので、御見解をあらためて賜わりたいと思います。 基地の整理縮小計画についてですが、これは本土を含めてですが、政府が今後基地の返還、整理・縮小を進めていく場合に、地方公共団体あるいは地域住民が返還をしてもらいたいという強い要求なり要望は出されていると思うのです。せんだっての北谷村の場合、あるいは立川にしましてもそうだし、各市町村なり公共団体はこういうものについて返してもらいたいということを、政府なり各関係省庁にいろいろ具体的に要望を出されていると思うのです。 ……
○上原分科員 沖繩の国有財産の件についてきょうはおもにお伺いをしたいのですが、復帰の際に、米国民政府から引き継いだ国有財産の件数というのは一体幾らあったのか御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 面積でなくして件数を私はお尋ねしているわけなんです。
【次の発言】 その国有財産の台帳整理はもう完成したんですか。
【次の発言】 引き継いだ国有財産のリストというのはわれわれ公表されたとは見ておりません。またこれまでも資料要求を沖繩国会なりその他の委員会でもお願いをした、要求をしたんですが、公表されておりません。台帳なりリストというのは公表できますか。
○上原分科員 主として沖繩の教育行政について、二、三点お尋ねをしてみたいと思います。 御承知のように、沖繩の施政権返還と関連いたしまして、沖繩の教育格差の是正ということは、県民が最も強く要求し、あるいはまた期待をしておった点だと思います。戦前専門学校以上の教育機関というのはほとんど沖繩には設置されていなかった。戦後、琉球大学あるいは沖繩大学、国際大学、その他二、三の私立高等教育機関もできて、沖繩県民も、異民族支配下にありながらも、日本国民としての教育を志向していく、そういう面では、本土にない努力が私は沖繩にはあったと思うのです。 しかし、残念ながら、復帰と同時に、従来公選制であった教育委員……
○上原分科員 環境保全の問題は最近とみに国民の関心事であると同時に、また大きな社会的、政治的な問題になっているわけですが、自然環境保全といいましても非常に範囲が広うございますので、きょうは私は特に沖繩の自然環境保全の問題と、それとの関連で基地被害、まあ基地公害という方もいらっしゃるのですが、私は基地から発生する被害といいますか災害というのは、公害ということにはならぬのじゃないか、むしろ被害じゃないかという気がいたしますので、そういう主張をしたいと思うのです。限られた時間ですから、二、三点にしぼって問題点をお尋ねして政府の御見解を賜わりたいのです。 御承知のように、沖繩で来年の七月に開催予定さ……
○上原分科員 私はきょうは、これまで返還された沖繩の軍用地、あるいはまた去る一月三十日の日米両政府間で話し合われて合意を見たといわれている今後の土地の返還、この中身についても若干触れたいのですが、特に今日まで最も重要である地籍の確認の問題がほとんどそのままになされてきております。そういう意味で、いろいろお尋ねしたいと思ったのですが、あまり見解の相違ということだけでものごとを片づけられてもいかないという気もしまして、お互いが相互に双方努力をし合っていけば、地籍問題なり、かかえている軍用地の問題なども、もう少し県民の意思に沿う方向で、あるいは返還された地主の皆さんが利用できる、また県や各関係市町村……
○上原分科員 二つの問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に沖繩の交通体系の件ですが、いわゆる陸上輸送問題です。沖繩に行ってみたことのある方は御理解いただけると思うのですが、復帰を境に交通問題が非常に深刻化してきております。そういう意味で、何とか交通渋滞を改善すべきであるということで、県や特に那覇市を中心とする各自治体もそれなりの努力をしてきているわけですが、なかなか思うようにはかどらない。 その要因といいますか、あるいは障害というのは、いろいろ指摘できると思うのですが、戦後二十七年余にわたって、いわゆる米軍の軍事優先の道路整備といいますか、軍事優先の政策がとられた。それが何とし……
○上原分科員 私は、おもに沖繩の通信施設についてひとつお尋ねをさしていただきたいと思うわけです。 まず第一点は、復帰後の電話の架設といいますか、加入問題ですが、非常に積滞量が多いというような県民の不満が出ております。 そういう意味で、現在沖繩の電話の施設設備というものがどういうふうになっているのか。また、政府がかつて五カ年計画の中でいろいろ推進をしてこられた事業の進捗状況なり、特に、海洋博と直接は関係ないんだという言い分も、かつて政府の答弁があったわけですが、二百七十億という予算が通信施設費として計上されております。そういう面との関係で現在の沖繩の通信施設状況、電話の普及状況など御説明をい……
○上原分科員 これまでも沖繩の医療問題についてお尋ねをしてまいりましたが、きょうもあらためて二、三の具体的問題と沖繩の医療体系といいますか医療施設、設備の充実化について、政府がどう進めようとしておられるのかという点を含めてお尋ねさせていただきたいと思います。 限られた時間でありますので、最初に一、二の具体的な問題についてお尋ねしますが、せんだっても国会の委員会審議の合い間を見て大臣にもお会いをしたわけですが、いわゆる本土で被爆して戦後沖繩に帰って沖繩に在住する被爆者の問題、特に沖繩の被爆者が原爆医療法の適用を受けたのは御承知のように本土とは十年の差が出ております。復帰前のことは不問に付すとい……
○上原分科員 私は二点ばかりお尋ねをさしていただきたいと思います。 一点は、申し上げるまでもなく、いまたいへんなインフレ、物価狂乱で、国民全体が悪性インフレ、物価高の中で苦しめられているわけですが、そういうことも踏まえながら、特に離島県である沖繩の場合の物価問題も、きわめて深刻なものがございます。毎年、この委員会でも物価問題も幾ぶんお尋ねをしてまいりましたが、なかなか鎮静するどころか、むしろ暴騰を続けているというのが現状でありまして、特に大臣も御案内のように、海洋博というのを来年に控えて、ますます沖繩の物不足、あるいは物価の深刻さが増高してきているという現状であります。それが一つ。 あと一……
○上原分科員 すでに多くの方々から御質問があったと思うのですが、昨年来続いております石油危機によって、国際、国内経済が非常に悪化をしてきております。インフレ、物価問題、そういう中で石油危機の次は食糧危機じゃないのか、わが国の農業の基本政策を大きく転換すべき段階にきているという意見が強くなってきております。 従来の国内において生産される農畜産物の価格というのが国際価格よりも割高である、あるいは消費者に対してコストのインパクトになるというようなことなともあって、農業国際分業論とかいろいろな面が出たんですが、しかし、最近の二、三の例を見ましても、国内の農畜産物価格よりも国際の価格がむしろ高くなる傾……
○上原分科員 私は、学校の施設設備の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 御承知のように、学校教育法の施行規則で、いわゆる望ましい学校の規模ということがうたわれておるかと思います。しかし、年々都市化がされていく、あるいは人口の過密化等に伴って、これは沖繩のみならず本土全体をいま申し上げているわけですが、文部省なりあるいは教育法で定められた望ましい学校規模をこえるマンモス校というのが小中学校に多くなってきていると思うのですね。そういう意味で、いま教育問題、教育行政はいろいろな面で議論がなされているわけですが、特に、望ましい学校の規模ということに対して、文部省としても新たに再検討を要する段階……
○上原分科員 わずかな時間ですので、その範囲内で、せんだって日米安保協議委員会で合意を見たといわれる沖繩の基地の整理縮小計画といいますか、返還についての内容をただしておきたいと思うのです。 最初にお尋ねしたい点は、第十四回の日米安保協議委員会で合意を見た関東計画と今回の計画を比較して考えてみた場合に、大きな相違点というものを指摘せざるを得ないわけです。といいますのは、関東計画の場合は、返還をするあるいは縮小整理をしていくという目標というものが立てられております。いついつまでに、どういう方法でやっていくのだと。今回の場合、全くそういう期限というのはないわけですね。なぜそういうことになったのか。……
○上原分科員 大出先生のたいへん次元の高いお話から低い次元に入るのも恐縮ですが、こういう機会もないとなかなか地域の問題なども取り上げることができませんので、御了解をいただきたいと思います。 それで二、三の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 実は、この件につきましては昨年の分科会でも取り上げて、沖繩における国有財産の払い下げの件なんですが、政府としては早急に対処をしていくというお答えが明確に出たのですが、その後のお話を関係者から承っておりますと、なかなか進展していないのじゃないのかという話がございます。特に第二次大戦末期あるいはそのさなかといいますかの時点で、旧日本の陸海軍が接……
○上原小委員 まず、最初に、サトウキビの原料価格の決定がこの二十日までになされようとしているわけですが、すでに農林省においても原案作成の作業が進んでいると聞いております。刻々と期日が迫っておりますが、現段階でどういうぐあいに作業が進んでいるのか、また、四十九年産のサトウキビ価格の決定にあたって事務当局としてはどのような考え方で原料価格をおきめになろうとしておられるのか、そこいらの点について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 まだ、推定生産費が政府原案として出せない状況だということですが、いろいろ御事情はあろうかと思うのですが、きょうの委員会に政府原案が提起できなかったおもな理由です……
○上原分科員 限られた時間でございますので、今回は予算委員会で余り沖繩問題が取り上げられておりませんし、私もその機会がなかったこともありまして、きょうは、総理府総務長官であり、また沖繩開発庁長官である植木長官に、沖繩問題にしぼってお尋ねをさしていただきたいと思うのです。 問題がたくさんございますが、まず、復帰前からそうですが、復帰後の、特に歴代の開発庁長官なり政府全体の沖繩問題についての取り組みといいますか、姿勢というものを、復帰三年目に入っていろいろ考えてみた場合に、政府関係省庁、なかんずく沖繩開発庁にいろいろな面で御努力をいただいていることを評価することにやぶさかではございません。しかし……
○上原分科員 私は、昨年沖繩県伊江島で起きました米軍人の発砲事件に関する問題を取り上げてみたいと思うのですが、警察庁の方がまだ見えないようですから、その前に一、二点だけ法務省にお尋ねをしておきたいと思うのです。 一つは、基地内に居住している外国人の問題ですが、もちろん地位協定で資格要件がうたわれております。しかし、そうでない民間外国人が沖繩の基地内にかなり居住をしているということが、これも昨年十一月段階で問題になりまして、法務省としても調査をするということを四十九年十一月十四日の沖特委員会で答弁なさっているわけですが、この問題についてその後調査をなさったのかどうか、おわかりであればお答えをい……
○上原分科員 短い時間ですので、三点についてお尋ねさせていただきたいと思います。一つはちょっとだけ駐留軍の問題をお尋ねしたいと思いますし、さらに地位協定に基づく刑事特別法の件と、VOAの件、三点についてお尋ねしますので、ひとつ誠意ある御回答、御答弁を願いたいと思います。 七四年の駐留軍の賃金問題がえらく長引いて、まだ労働者個々人には賃金そのものが支払いをされていないという状況なんです。いろいろ事情はあったと思うのですが、いまのような状況では、一年近くも賃金が解決できないというのは、これは余りいい状態ではないわけですね。 そこで、長引いた根本原因と、今後政府はどういうふうにしようとしておられ……
○上原分科員 私は、限られた時間ですので、主に、前々から問題になってまいりました那覇空港の整備の件についてお尋ねをしたいと思います。 まず、きょう運輸省だけにお尋ねをしておきたいのですが、沖繩返還の時点で、いわゆる那覇空港は目玉商品だということで、完全民間空港にするということを政府首脳の方々が非常に強調してまいりました。しかし、残念ながらその目玉は完全に抜かれて、いまなお、復帰三年目を迎えた段階においても、民間空港どころか米軍、米海軍それから海兵隊、航空自衛隊、海上自衛隊、陸上自衛隊、民間航空機、本土にもあまり例を見ないような共同使用の形をとってきております。 そこで、しばしば対潜哨戒機で……
○上原分科員 いまも大臣の御説明があったのですが、私は主に復帰後の沖繩の電話架設の面とか、あるいは郵便局の問題、特に特定郵便局の点、さらにVOAの件と、この三点についてお尋ねをしてみたいと思うのです。 昨年のこの分科会でも取り上げましたが、復帰後、沖繩のこの電話架設が非常におくれており、積滞数がかなりの量に上っているわけですね。しかしその後もなかなか改善をされない状態で、県民、特に一般家庭の利用度の面においては大きな支障をいまも来たしている状況なんですが、なぜこういう結果になっておるのか、その原因なり、あるいは今後これを解消していくために、需要に見合った施設設備を整備していく上でどのように電……
○上原分科員 まず最初に、すでに議論もあったことだと思うのですが、最近失業問題が非常に深刻な状況になってきております。政府も特に労働省が中心になってそれなりに失業対策という面でいろいろ対策を講じておられるようですが、これだけ失業問題が深刻化したというのは、戦後二番目ないし三番目に大きな失業問題である。社会問題に発展する気配も十分考えられますし、いろいろ最近のマスコミ報道を見てみましても、総需要抑制、物価鎮静、そういうものに重点が置かれて、失業対策、不況対策ということについて、まあ春闘との兼ね合いもあろうかと思うのですが、一般的に受けとめられているほど、労働省の方では余り深刻に受けとめておらない……
○上原分科員 私は、ごく限られた時間でございますので、主に沖繩の医療、社会福祉等の問題についてお尋ねをしたいと思います。 これまでもこの分科会、あるいはそのほかの委員会でもたびたび医療行政なり福祉問題を取り上げてきたのですが、特に長年アメリカの施政権下にあって、沖繩の医療問題あるいは社会福祉の面というのは、本土の全国平均あるいは類似県等々とも比較してきわめておくれをとっている、一部においてはまだ五割にも満たない、平均しても五、六割程度の水準にしか達していないということで、復帰後その格差の是正をしていくということで、少なくとも早急に本土水準に引き上げていくという面で、厚生省初め関係省庁において……
○上原分科員 最初に大臣に一点だけお尋ねをして、それから主に沖繩国際海洋博についての質問をしたいと思います。 まず最初の点ですが、最近わが国において各地の石油の貯蔵タンクがいろんな事故を起こして、特に水島事故などは国民や近郊の住民に大きな被害を与えております。さらに各貯蔵タンクの不等沈下の問題なども、防災問題を含めてきわめて憂慮すべき事態が続出していることは御案内のとおりであります。そういう状況下で、沖繩にも沖繩三菱が石油基地を新しく設置したいということで、いろんな公害問題との関係で県民との間にトラブルが出ております。客観情勢から見ても、公害対策、石油基地の防災対策等含めて、新たな石油備蓄基……
○上原分科員 私は、わずか三十分の質疑時間ですので、パイン問題一本にしぼってお尋ねをしたいと思うのです。
最初に大臣にお伺いをしたいのですが、沖繩パインの優先消化ということで閣議で何かお話し合いを持ったかどうか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 実はきょうは現地で生産者あるいは加工業者を含めて、パイン産業の危機突破ということで、県民大会が持たれておるわけです。その大会での報告という情報で先ほど入ったのですが、閣議で、沖繩産のパインかん詰めを優先消化をするということが決定になったということが、どなたか知りませんが言われておる。もし閣議でそういう話し合いが持たれていないとすれば、きわめて問……
○上原分科員 最初に、いまの阿部さんの御質問とも関連するのですが、ちょっとだけ銀行局長にお尋ねしたいのです。
たしか四十九年十二月二十五日に、各銀行に大蔵省の銀行局長名で、いわゆる銀行の大口融資の規制問題についての示達が出ていると思うのですが、なぜこの種の示達を出さなければいけなかったのか、その趣旨と、また、示達を出した後の各市中銀行なり関係銀行の運用状況がどうなっておったのか、そこいらについてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、逆に言うと、そういう示達を出さなければいけなかったということは、相当その基準を上回る融資があったということも言えるわけですね。現にあるとい……
○上原分科員 私は、きょうは米軍基地への立ち入り調査権といいますか、立ち入り問題について、ぜひ外務大臣あるいは関係者のはっきりしたお答えをいただきたいと思うのです。
これは何も沖繩だけを私は申し上げているわけじゃありません。一般に、本土を含めて、いわゆる地位協定で言う施設及び区域に立ち入りをしたい、調査をしたいという場合にどういう手順を踏んでおられるのか、まず御説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣の御答弁では、地位協定に基づいてということでしたが、地位協定に立入調査について何か触れているのですか。
【次の発言】 管理権については地位協定で確かに定められていますね。立ち入……
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