このページでは村上勇衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(村上勇君) 郵便法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便事業の運営に要する財源を確保するため、第一種及び第二種郵便物の料金を改定すること等を内容とするものであります。 郵便料金につきましては、昭和四十六年度に改定されて今日に至っておりますが、この間、諸経費、特に人件費の著しい上昇のために、事業財政は、昭和四十九年度当初から相当の不足を生ずる状況となり、このまま推移いたしますと、収支の不均衡はますます大きくなることが予測されるところとなりました。年々増加する郵便物を円滑に送達し、郵便業務の正常な運営を確保して、郵便に負託された社会的……
○国務大臣(村上勇君) 公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、日本電信電話公社の経営状況にかんがみまして、その財政基盤の確立を図るため、電報電話料金を改定すること等を内容とするものであります。 日本電信電話公社は、発足以来数次にわたる五カ年計画を実施し、加入電話の増設を重点に電信電話サービスの拡充、改善を図ってまいりましたが、この間、技術革新の成果を生かすとともに経営の合理化により電報電話料金を極力据え置いてまいりました。 しかしながら、近年における人件費の大幅な上昇等により、日本電信電話公社の経営状況は急速に悪化し、昭和四十九年……
○村上(勇)委員 時間がないから深追いしませんけれども、次にまたお尋ねしますが、就職の難易度からいえば、五十五歳以上で定年退職をした者は、言うならば第二の就職ですから、若干賃金が低くてもがまんするということで、比較的就職はしやすい面もあるのですよ。ところが就職の難易度という観点からいえば、四十五歳から五十五歳ぐらいまでの人が一番むずかしいのではないか。生活費もたくさんかかるし、子供が高校か大学に行っておるというようなことで、あまり低い賃金では働けない。そうしますと、再就職の場が非常に限定されます。したがって、就職の難易度からいえば、この年齢の層の人が一番むずかしいのではないかというふうに考えら……
○村上委員長 これより会議を開きます。
一言ごあいさつ申し上げます。
去る十二月一日の本会議におきまして、不肖私、はからずも懲罰委員長に選任せられました。まことに光栄に存ずる次第でございます。
委員各位の御理解ある御支援と御協力を得まして、大過なきを期したいと存じます。
何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。
【次の発言】 この際、理事補欠選任の件についておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が五名欠員となっております。この補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
○村上国務大臣 企業努力は、従来もいまも変わらない努力を続けておるのでありますが、郵便料金につきましては、すでに先生御承知のとおり、四十九年度予算編成の際に、すでに郵政審議会からは、郵政省の諮問に対して、その諮問の骨子を尊重するからというので、値上げを許されたのでありますけれども、いわゆる政府の物価抑制というこの線に沿って、昨年は見送ったのであります。すでにその当時の赤字が六百九十九億円であった。その後、本年五月のあの公労委裁定による二九・九%というまことに大きなベースアップのために、本年度の赤字は千四百億円ということになりまして、いま御審議を願っておる補正予算でその措置をいたしておるのであり……
○村上国務大臣 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計、簡易生命保険及郵便年金特別会計及び一般会計の昭和四十七年度決算についてその概要と、会計検査院から指摘のありました事項についてその概要を申し上げます。 郵政事業特別会計の歳入予算額は一兆一千二百四十九億七百十六万余円、歳出予算現額は一兆一千七百三十三億九千百五十七万余円でありまして、これに対する決算額は、歳入では一兆二千二十六億五千二百三十一万余円、歳出では一兆一千六百六十一億一千三百九十四万余円となっております。この中には、収入印紙等の業務外収入支出や借入金、建設費等の資本的収入支出が含まれていますので、これらを除きました事業の運営による歳……
○村上国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。 私、昨年十二月九日、郵政大臣を拝命いたしました村上勇でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 逓信委員会の皆様には平素から郵政省所管業務の適切な運営につきまして、格別の御尽力をいただき、ここに厚く御礼申し上げる次第であります。 申し上げるまでもなく、郵政省は全国津々浦々に散在する二万一千余の郵便局を通じて、郵便、貯金、保険の三事業を行い、国民の日常生活にきわめて密着した重要な機能を果たしており、また、通信主管庁として、電信電話を初めとする電気通信及び電波、放送の各行政分野において国民生活の発展、向上に寄与してまいっておりますが、現下の……
○村上国務大臣 同じ公社であって国鉄と電電公社では予算の立て方が違っているという御質問でありますが、電電公社の経営状況は、収入の伸び悩みに加えて物価、人件費の高騰等によりまして支出が増大し、昭和五十年度予算案は約二千五百億円の赤字となっております。このような経常収支の赤字は、独立採算制のたてまえをとっておる電電公社の場合、これを利用者負担によって賄うことが本筋でありまして、一般会計から繰り入れ、すなわち税金によって賄うということは適当でないと考えております。また、一般会計からの繰り入れにより独立採算制のたてまえを崩すことになりますと、事業の自主性を損なって職員の企業意欲を失わせることにもなりま……
○村上国務大臣 先ほどの先生の御質問ですか、御意見は、全く私はあなたと同感です。やはり郵政省自身にたとえ損害を与えなくても、人間として第三者に詐欺的行為があったというようなことについては、私は、これは公務員として断じて許すべきでないというような、その見地に立っての判断は土橋先生と全く同感であります。 ただいまの簡易保険の問題につきましては、余り私もまだ実情を知りませんから、ただ、一つの秩序を維持するために一つの規約があった、その規約に従ってやったことは正しかったかもしれないが、余りに愛情がなさ過ぎるじゃないかということについては私もうなずけます。ですが、これは私のいまここで即断すべきことでは……
○村上国務大臣 お答えいたします。
小沢先生の御意見に私どもも大いに共鳴するところがあるのであります。しかし、先ほど米澤総裁からお答えのありましたように、現在の段階では、加入電話のない世帯などに対する緊急連絡手段としての電報の役割りも無視することはできない状態であります。したがいまして、電報事業のあり方につきましては、電報の果たすべき社会的役割り、他の通信連絡手段との関係、電電公社の事業収支の状況などを十分考慮しながら、今後慎重に検討してまいりたいと考えておる次第であります。
【次の発言】 ただいまお答え申し上げましたとおりに、やはり電話の十分普及していない地域からの電報に対する強い要請もあ……
○村上国務大臣 ただいま議題となりました日本放送協会の昭和五十年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由につきまして、御説明申し上げます。 この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定によりまして、郵政大臣の意見を付して国会に提出するものであります。 まず、収支予算について概略を申し上げます。 事業収支におきましては、事業収入は前年度に比べ三億八千万円増の一千三百十三億三千万円、事業支出は前年度に比べ二百十九億六千万円増の一千五百二十九億一千万円となっております。この結果、事業収支におきまして二百十五億八千万円の赤字となっております。この赤字は、資本収入と資本支出……
○村上国務大臣 お答えいたします。 NHKの昭和五十年度の収支予算、事業計画等によりますと、事業収支において二百億円を超す赤字を生じておりますが、これは受信契約、特にカラー契約の伸び悩みによりまして受信料収入が頭打ちとなっていることに対して、支出の面におきましては最近の物価上昇並びに人件費の増大によりまして支出が増加いたしておりますために、やむを得ないものであり、また事業の実施に当たって苦しい経営状態の中で放送の難視聴解消に努めるなど、公共放送としての使命を果たしているものと認められますので、昭和五十年度収支予算等は全体としておおむね適当であると判断し、この旨、意見を付したものであります。 ……
○村上国務大臣 いま全然見えないところですね、法的にそれを拘束して何でも取ってしまうということのできない――国民の理解と協力にまつ以外ないというNHKの放送料金でありますから、あなたのお話を伺っておりまして、少しでも国民が納得して、催促されなくても喜んでその料金を払いたいという気持ちに持っていくような御意向のように私いま聞いておったのですが、全然見えないのにただセットがあるからと言って、よしんば強制的に取るだけの法律があったとしても、見えないものを取るということは私はまずいと思います。しかし、今度翻って、NHKの公共料金というものは一つの国民の義務である、NHKを育成する上において、要するに放……
○村上国務大臣 ただいま議題となりました郵便法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 この法律案は、郵便事業の運営に要する財源を確保するため、第一種及び第二種郵便物の料金を改定すること等を内容とするものであります。 郵便料金につきましては、昭和四十六年度に改定されて今日に至っておりますが、この間、諸経費特に人件費の著しい上昇のために、事業財政は、昭和四十九年度当初から相当の不足を生ずる状況となり、このまま推移いたしますと収支の不均衡はますます大きくなることが予測されるところとなりました。年々増加する郵便物を円滑に送達し、郵便業務の正常な運営を確保して郵便に負託された社会的責務……
○村上国務大臣 お答えいたします。 御承知のとおり、郵便事業は、郵便の取り集め、配達業務など、その大半を人手に依存しなければならない事業でありまして、運営経費の約九〇%を人件費及びこれに相当する経費で占めております。このために、近年増加の一途をたどってまいりましたベースアップ等の影響を受けて、四十九年度すでに営業収入をもっていたしましては人件費すら賄えないという状態になっております。したがいまして、四十九年度から料金改定を計画いたしましたが、公共料金抑制の政府の方針にのっとりまして、四十九年度はその実施を見送ってまいったのであります。そこで、昨年の十二月、再度郵政審議会から手紙五十円、はがき……
○村上国務大臣 土橋先生のお話でありますけれども、いまの郵政省、特に郵便事業につきましては、現状ではいかんせん回答のできない状態であることは、多年経験のあられる先生には私よりもよくおわかりだと思います。
【次の発言】 先ほど人事局長が、われわれは他の公企体が仮にベースアップをしたにもかかわらず郵政だけがそれをながめておるというようなことはいたしませんと、はっきり申し上げておったようですが、私も全くそのとおりでございます。ただ、どっちが先かということを言われますと、いまのこの時点では、先を見通した場合に、やはりまずその原資をつくらなければならない責任が私にはあります。そういうことでひとつ先生の御……
○村上国務大臣 〇・二%ぐらいだと思います。
【次の発言】 これは皆人によって変わっておると思いますけれども、〇・二%程度のことでありますれば、さほど大きな影響はないもの、こう思っております。
【次の発言】 これはもうたびたびお話し申し上げておりますように、郵便事業は再三にわたって郵政審議会からの値上げの答申をいただきましたが、とにかくインフレ抑制のために一応これをいままで抑えてきた、そのために四十九年度の赤字、あるいはまたこのまま放置しておりますと五十年度の赤字、これらが重なってついに郵便事業が国民に奉仕することのできないような大きな困難に逢着する。でありますから、この際郵政審議会の答申を尊……
○村上国務大臣 どうも先生のお話を聞いていると、あなたの言うのが――そういうふうにした方がいいような気がします。それで、長年のあれですから、よく研究しまして、そうしてそういう便利な方法に前向きでやるように努力したいと思います。
【次の発言】 私も余りこれを使ったことはないのですが、大体宣伝が足らなかったのじゃないかと思います。それほどこれは風情のあるもので、とてもはがき一枚どころのものじゃ先生ありません。はがきの何枚分というものを書けますし、それから非常に風情があるです。これをもらえば本当に何かしらん大変ないい気持ちになると思います。そういうことでありますので、十分研究いたします。しかし、こう……
○村上国務大臣 お答えいたします。
御承知のように郵政審議会の答申をいただきましたが、当時の――当時と申しますか、政府のインフレ抑制のためにどうしてもこの際値上げを見合わせようというようなことで、見合わせた次第であります。
【次の発言】 物価に全然影響がないということは言い得ないと思いますけれども、大体この程度の値上げであれば、各家庭の生活にもまたインフレにも大した影響はないというように考えて、ことしお願いしている次第でありますが、実は御承知のように郵便事業はほとんど人手を要するものでありますので、運営経費の約九〇%が人件費になっております。去年からの人件費の増額によりまして、これでまいりま……
○村上国務大臣 お答えいたします。
ただいままでの御審議で明らかになっておりますように、私どもといたしましては全く必要最小限度の値上げでありまして、これが国民生活に及ぼす影響等も十分勘案いたしまして、しかしこれだけ値上げしなければ一番大事な郵政、郵便事業が国民に適切なサービスをするということにもとるおそれがありますので、私どもといたしましては必要最小限度の御提案を申し上げておる次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
前回、四十一年の料金改正の際には航空搭載によるスピードアップ、また四十六年の料金改正の際には郵便送達日数表を公表いたしまして、送達の安定化を図ってまいったことは御……
○村上国務大臣 ただいま議題となりました昭和二十四年五月以前の簡易生命保険契約に関する特別措置法案について、その提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和二十四年五月以前に効力が発生した簡易生命保険契約について、簡易生命保険事業の運営の効率化を図るとともに加入者の利便を図るため、保険金の支払いにかえて、特別一時金の支給をする特別措置をとろうとするものであります。 その内容について申し上げますと、まず、この特別措置の対象とする保険契約は、昭和二十四年五月三十一日以前に効力が発生した保険契約で、この法律施行の際に有効に存続中のものといたしております。 次に、取扱期間は、事務の円滑を図……
○村上国務大臣 どういうことでそういう記事を載せておるかわかりませんが、昔の時代はそういう疑いも多少あったんじゃないかと思います。しかし現代ではそういうことは絶対にありません。
【次の発言】 先生の御指摘のことはよくわかりますが、結局これはお客様が大事だから、お客様を後に書いているようですけれども、要するに効率化を図って経営の合理化をして、そして余剰金が出てこなければお客様にお払いができないというような意味で、そこでお客様の利便を図るため、こうやっているので、いわばこの後先については神経質にやかましく言われれば先生のおっしゃるとおりかもしれませんが、とにかくお客様大事で、どうしても合理化を図っ……
○村上国務大臣 簡易保険は国営の生命保険として国民の信頼の上にその普及発展に努めているわけであります。最近各種の不祥事件が発生しているのはまことに遺憾でありますが、今後とも職員の訓練、指導と、各種防犯施策の徹底を図りまして、この種犯罪の絶滅を期したいと考えております。集金団体等につきましても鋭意これらのあらゆる問題を十二分に解決してまいりたい、かように思っております。
【次の発言】 簡易保険と言い何と言い、とにかく非常に該博な御知識でいろいろと御意見を拝聴いたしました。私も十分行政の上に役立ったことを感謝いたします。なお、ただいま御指摘のありました、もう少し勉強しろということについては、これは……
○村上国務大臣 いろいろと拝聴いたしておりますと、やはり人間と人間のことでありますから、なかなかめんどうな点があると思います。ただ少なくとも簡易保険は国営の保険でありますし、またこの保険の勧誘をする外交員ですか、外務員もやはりそういうような一つのプライドを持って、そして決してオーバーな、偽りのない、間違ったことのないように、本当にりっぱな人柄を一般国民に見てもらって、そしてその人柄に信頼されて、そして簡易保険というものがいかに国民大衆に必要であるかということを十分御認識をいただいて、そしてこういういまのようないろいろトラブルがあるでしょうが、そういうものを逐一払拭していくということが、私は一番……
○村上国務大臣 各地方自治体の財政、非常に困窮している今日でありますので、できる限り枠を広げていくように努めたいと思っております。
【次の発言】 久保先生御指摘のように、明年六十周年を迎えようとしております簡保事業が幾多の困難を克服いたしまして今日までに至りましたのは、ひとえに国民の期待と信頼にこたえる努力を積み重ねてきたことによるものと考えます。しかるに近年、募集方法を中心に事業の信用を失墜させるような問題が数多く発生いたしましたことはまことに遺憾であります。省といたしましては数年来真剣にこの問題に取り組みまして、事業の体質改善に努め成果をおさめつつあると考えておりますが、今後なおこの努力を……
○村上国務大臣 ただいま議題となりました日本放送協会昭和四十八年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明書の国会提出につきまして、概略御説明申し上げます。 これらの書類は、放送法第四十条第三項の規定により、会計検査院の検査を経まして国会に提出するものであります。 日本放送協会から提出された昭和四十八年度の貸借対照表等によりますと、昭和四十九年三月三十一日現在における資産総額は、一千五百八十億八千七百万円で、前年度に比し、九十九億三千五百万円の増加となっております。これに対しまして、負債総額は、六百十一億六千七百万円で、前年度に比し、七十九億三千三百万円の減少となっておりま……
○村上国務大臣 ただいま事務当局からお答えのありましたように、わが方としてはあくまでも今日確保しておる権益と申しますか、これだけのものは絶対に放さないんだ、いまから再編成を云々して、そうしてもう戦わずして降伏していくというようなことは考えておりません。どこまでもこれを確保するために懸命の努力をしてまいりま
す。
【次の発言】 国際協力ということはどこまでもこれは主眼にしておりますが、その会議の結果を見なければわからないことでありますが、しかし、われわれとしてはどこまでも日本の確保しておりますものは守っていきたい、こういう気持ちで会議に臨みます。
○村上国務大臣 努力して集めたその金を逆ざやで扱っておったのでは、どういう術を施してもこれはせんすべはないと思うのです。何としてもこれは預託利子というものを採算のとれるようにはするべきだ、かように思っております。
【次の発言】 これは一つの行政機構の大改革でありますから、私の考えで――私はあなたの御意見については十分うなずけ、また納得のできる点がたくさんあります。しかし、これはとにかく政府全体の問題で、また画期的なことでありますから、十分考えさせてもらった上で御返事したいと思います。
【次の発言】 これはそれぞれ人によって違います。(阿部(未)委員「そんなことはない。はっきり言いなさいよ、あな……
○村上国務大臣 御指摘のようなことがあるとしますと、これはお客様に対して非常に不都合であります。私の知る範囲では、貯金関係の従業員は非常に好感の持てるようにいままで私は受けとめておりましたが、今後特に窓口等でそういうことのないように十分注意をしてまいりたいと思います。
○村上国務大臣 お答えします。
KDDからの役員の選任の要求がありますれば、その人が人格、識見また手腕等について申し分のない人であれば、これに認可を与えることは当然でありまして、そういうようなことで今回のKDDの役員についても、先ほど板野社長も話しておりましたが、全くそういうようなことで決まったのでありまして、何ら異議を差しはさむものはないものと、こう信じております。
【次の発言】 そういう大それたことは考えておりません。絶対に私に限ってと申しますか、そういうようなことをやるべきことではないのでありまして、この点ひとつ御安心ください。
○村上国務大臣 本件につきましては、さきに同様答弁申し上げましたとおりに、昭和二十四年六月以降の契約につきましては、同年同月以降、保険金の最高制限額が引き上げられたばかりでなく、事務の機械化による効率的な事務処理も進めでおりますので、現在のところ、昭和二十四年五月以前の契約に対するような特別の措置を講ずることは、いまのところ考えておりません。
【次の発言】 先ほどの保険につきましては、十分検討しなければならないと思いますが、郵便年金につきましては、先生の御指摘のとおり、その存廃について目下検討いたしております。何とかその御期待に沿うようにしていきたいものだ、こう思って、いま検討いたしております……
○村上国務大臣 有線放送といい、あるいはまた電話の積滞解消といい、きわめて経済社会における重大な役割りをいたしております電気通信のために、大いにひとつ今後も積極的に取り組んで、行政の責任者である私といたしましては、電電公社の総裁初め各従業員と相携えて、あくまでもこれらの問題の解決に努力いたしたいと思っております。
【次の発言】 郵政省の中にこれらの調査会ができておりますので、前向きに検討して、慎重にその結論を出したいと思っております。
【次の発言】 お答えいたします。
不正工事があれば、これはもう話が別です。不正工事についての私としてのお答えはできません。そういうことのないように厳重に監督を……
○村上国務大臣 お答えいたします。 盲人用点字を郵便で出す場合、無料として扱うのはこれは世界共通の制度でありまして、わが国では昭和三十六年以来無料として、盲人の福祉を図っておる次第でございます。郵便法では「盲人用点字のみを掲げたものを内容とするもの」を無料とすることとしておりますが、この制度の趣旨から見て、点字以外に点字一覧表のような必要最低限度の印刷は認めてよいと考えます。そういうような観点から、今後とも指導を徹底いたしまして、御期待に沿うようにいたしたいと思っております。
○村上国務大臣 ……(発言する者多く、聴取不能)昭和四十六年度に……(聴取不能)この間、諸経費、特に人件費の著しい上昇のために、事業財政は、昭和四十九年度当初から相当の不足を生ずる状況となり、このまま推移いたしますと、収支の不均衡はますます大きくなることが予測されます。年々増加する配便物を円滑に送達し、郵便業務の正常な運営を確保して、郵便に負託された社会的責任を果たすために、事業収支の改善が……(聴取不能)わけであります。 このような状況において、昭和四十八年十月、郵政審議会に対し、郵便事業の健全な経営を維持する方策について諮問し、同年十二月・郵便料金を……(聴取不能)折からの異常な経済情勢……
○村上国務大臣 お答えいたします。 NHKの受信料につきましては、昭和三十九年に出されました臨時放送関係法制調査会の答申におきまして、受信料は、「国家機関ではない独特の法人として設けられたNHKに徴収権が認められたところの、その維持運営のための「受信料」という名の特殊な負担金と解すべきである。」と述べられておりまして、省といたしましても受信料の性格をこの答申に述べられているように考えております。 したがいまして、現行法上の受信料は、民放を含むすべての放送の受信に対する受信者の出損ではなく、NHKの維持運営のための特殊な負担金であると考えております。
○村上国務大臣 中小企業に関する国等の契約の方針ということで八品目が定められておりますが、これらにつきましては、国の方針に従いまして発注計画を立て、中小企業団体中央会等に対しまして情報を提供して受注機会の増大に役立つように措置しておるところであります。 郵政省の資材調達について見ますれば、これら特定品目に関する中小企業者への発注割合は、品目によっては九〇%以上を占めているものもあり、また特定品目の総計としても四十九年度約四六%を占めておりまして、積極的に努力いたしております。今後も、この国の方針に沿うように十分推進していきたいと考えております。
○村上国務大臣 やはり一般の情勢を勘案して決めるべきものじゃないかと思います。(堀委員「何をですか」と呼ぶ)仮に、郵便貯金だけ利子を下げない場合を考えますと、その場合に、ほとんどの預金が郵便貯金に集まってくるということになりますと、それは結局銀行、一般市中に金が集まらないために、やはりそれは経済的に非常な問題があると思います。
【次の発言】 そのとおりです、と申し上げることは、私としてはこれはどうかと思います。二つの場合が考えられると思います。ただいちずに……(堀委員「私、金利をどうしろと何も言ってないんですよ。この法律に書いている趣旨は何かと伺っているんですよ。あなたはちょっと先取りし過ぎる……
○村上国務大臣 お答えいたします。 第四次不況対策の一環として金利水準の引き下げについて強く要請されたことは御承知のとおりであります。すでにそのことは決定されまして、御承知のように郵便貯金は国民大衆の零細な貯蓄の集積でありますだけに、私どもは、素直にこれについていくわけにいかないというので極力反対してまいったのであります。そのときの気持ちと今日、私は何も変わっておりません。ただ、これは非常に慎重に扱う必要があります。そのために郵政審議会に諮問をいたしたのであります。その郵政審議会の答申を待って、あくまでもこれらの大衆の零細貯蓄を守る意味におきましてでき得る限りの配意をしてまいりたい、かように……
○村上国務大臣 現在、第三種郵便物の認可を受けている新聞の中には、朝鮮語によるものが数種類ありますが、これらの新聞は、いずれも日本国内の発行所で発行しているという申請に基づいて認可しているものであります。それらの中には、御指摘のように発行所等をゴム印で表示しているものもありまして、日本の発行所等の表示が必ずしも明確でないので、明確にするよう指導してまいりたいと思っております。
【次の発言】 可及的速やかに善処いたします。
【次の発言】 なるべく早い機会に処置いたします。
【次の発言】 昭和五十一年用のお年玉つき年賀はがきは、現行郵便法に規定する郵便料金の料額印面で目下印刷、調製中であります。
○村上国務大臣 このことは決していいことではありません。厳重に処置したいと思っております。
【次の発言】 昨日その事故の報告を受けましたので、首席監察官に命じて十分その真意を確かめております。判明……。(荒木委員「議会に報告しますか。」と呼ぶ)報告いたします。
【次の発言】 わかりました。もし詳細必要ならばお答えさせます。
【次の発言】 報告いたします。
○村上国務大臣 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計、簡易生命保険及郵便年金特別会計及び一般会計の昭和四十八年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 郵政事業特別会計の歳入予算額は一兆二千九百四十八億七百三十四万余円、歳出予算現額は一兆三千八百六十二億六千八百二十二万余円でありまして、これに対する決算額は、歳入では一兆三千五百九十二億三千十六万余円、歳出では一兆三千七百三十四億六千三十七万余円となっております。この中には、収入印紙等の業務外収入支出や借入金、建設費等の資本的収入支出が含まれていますので、これらを除きました事業の運営による歳入歳出は、歳入では八千二百六十四億九千六百二……
○村上国務大臣 逓信委員会の皆様には、平素から郵政省所管業務の適切な運営につきまして、格別の御尽力をいただき、ここに厚くお礼を申し上げます。 申し上げるまでもなく、郵政省は全国の約二万二千の郵便局を通じて、郵便、貯金、保険の三事業を行い、国民の日常生活にきわめて密着した重要な機能を果たしております。 また、通信主管庁として、電信電話を初めとする電気通信及び電波、放送の各行政分野において、国民生活の発展、向上に寄与してまいっておりますが、現下の厳しい経済社会情勢の中で、さらに公共の福祉増進に資するよう私どもに課せられました重大な使命を果たし、国民の皆様の御期待に沿うぺく、渾身の努力をしてまい……
○村上国務大臣 あるところは特定局、ある役所には分局というようになっておるようでございますが、この点についてはその設置の由来をよく調査した上でお答えしなければならないと思います。とにかく特定郵便局を普通郵便局の分局に改めてはどうかという先生の御指摘でありますが、分局方式とした場合には現在の特定郵便局の長所である、多数の窓口機関を立地条件のよいところに比較的経済的に設置できるということと、特定郵便局長を広く部内外から簡抜できる等によって地域社会に密着したサービスを提供できるという点が失われることになります。したがって郵政省としては、特定郵便局制度につきましてはこれをあくまでも認めるという特定郵便……
○村上国務大臣 日本放送協会の昭和五十一年度収支予算、事業計画及び資金計画につきましては国会に御提出いたしておりますが、当該事業年度開始の日までに国会の御承認を受けることができませんでしたので、放送法第三十七条の二の規定に基づき、四月一日から四月三十日までの一カ月を実施期間とする昭和五十一年度暫定収支予算、事業計画及び資金計画を認可いたしました。
このことにつきましては、放送法の規定に従い、先般国会に御報告申し上げたところでありますが、この機会に一言申し述べさせていただきます。
【次の発言】 お答えいたします。
ロッキード事件につきましては、国会を初め、関係当局において調査が進められている……
○村上国務大臣 NHKは、その言論報道機関としての性格に基づきまして、業務の運営が自主的に行われるように保障されているところでありますので、NHKは放送の不偏不党を堅持するように不断の努力を傾けるべきものと考えております。
【次の発言】 前段につきましては、NHKは昭和五十一年度の収支予算におきまして受信料の月額を普通契約については三百十五円から四百二十円に、カラー契約につきましては四百六十五円から七百十円に、それぞれ改定することとしておりますが、これは最近のNHKの経営状態及び将来の経営の見通しから見ましてやむを得ない措置であると考えられ、また事業計画におきましては放送の難視聴解消に努めるな……
○村上国務大臣 日本放送協会の昭和五十一年度予算につきましては、放送法第三十七条の二の規定に基づき、さきに四月一日から四月三十日までの期間に係る暫定収支予算等を認可し、先般その旨国会に御報告申し上げたところもありますが、昭和五十一年度収支予算等が五月一日までに国会の御承認を受けることができませんでしたので、さきの暫定収支予算等を五月二十四日までの期間に係るものとする暫定補正収支予算等を認可いたしました。このことにつきましては、現在国会に御報告申し上げるよう取り運び中でありますが、この機会に一言申し述べさせていただいた次第であります。
○村上国務大臣 私は先生の御指摘のとおりだと思います。とにかくやめる人を待っておって新しい人を入れない。そのやめる人は定年でなければやめるわけはないと思いますから、そういうようなことでNHKの公共放送としての使命を果たすためにはやはりそこに新風を吹き込んでいくということが大事ではないかと思いますが、そういうことを考えてみますと、やはりこれはNHKの財政難というところからそういうことをあえてやっているんじゃないかと思います。したがいまして、やはり今回の予算等につきましても、よろしくひとつ御審議の上、速やかに御可決いただきますように、私からもお願いいたしておきます。
○村上国務大臣 本件に関しましては、慎重なる御審議の上、ただいま御承認いただきましたことを厚くお礼を申し上げます。
ただいまの附帯決議につきましては、政府といたしましても、今後放送行政を進めるに当たりまして、御趣旨を十分尊重してまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました公衆電気通信法の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。
この法律案は、日本電信電話公社の経営状況にかんがみまして、その財政基盤の確立を図るため、電報電話料金を改定すること等を内容とするものであります。
日本電信電話公社は、発足以来数次にわたる五カ年計画を実施し、加入電話の増設を……
○村上国務大臣 お答えいたします。 公社は、発足以来数次にわたる五ヵ年計画を実施いたしまして、加入電話の増設を重点に電信電話サービスの拡充、改善を図ってまいりましたが、この間、技術革新の成果を生かすとともに、経営の合理化により電報電話料金を極力据え置いてまいりました。 しかしながら、近年における人件費の大幅な上昇等によりまして、公社の経営状況は急速に悪化いたしまして、昭和四十九年度、五十年度におきましては約四千九百億円にも達する欠損金が見込まれたのであります。今後一層の経営努力を期待するといたしましても、五十一年度から五十三年度までの三ヵ年の収支を見通しますと、さらに大幅な欠損の生ずること……
○村上国務大臣 お答えいたします。 平田委員のお話を聞いておりますと、私もあなたと同じように地集電話については同じような質問をして、そして私の地元のために大いにひとつ陳情したい、こう思っておりますが、御案内のとおり、何しろ電電公社の財政が、われわれの希望のとおりこれを直ちに解消するということが非常に困難だということはわかってはおります。けれども先生御指摘の問題については、これは皆選挙区を持つ者は、これは埼玉県だけでなくてどこも同じ気持ちでございますので、十分電電公社にも陳情でなくて、その経理状態をよくしてもらうようにいたしまして、早くこういう利用者の不便を除かなければならぬ、かように思ってお……
○村上国務大臣 お答えいたします。 年金、恩給等の支給金につきまして、これを一時、受給者の預金に預け入れておく振替預け入れの制度を設けて、また電気、ガス、水道料金などの支払いについても郵便振替制度によって取り扱っておりますが、国民の一層の利便を図るためには、一般の銀行で行われている預金口座への振り込みや自動振替を郵便貯金に導入することが必要であると考えます。しかしながら、このような業務を円滑に実施するためにはどうしても郵便局のオンライン化が前提となりますので、現在その計画の実施方を取り運んでおる次第でありまして、決して他の圧力によってこういうことになっておるのじゃないということを御了承願いた……
○村上国務大臣 お答えいたします。 電電公社の一定の管理職の職員住宅には、電電公社名義の業務用の電話を設置いたしまして、その設置費及び維持費は電電公社の負担として、通話料につきましても一定限度まで無料扱いとしていることは御指摘のとおりでございます。 この業務用の電話は、二十四時間サービスという電電公社の業務の特殊性から、常時、非常時災害あるいは障害発生等の緊急連絡の必要に備えるために設置しているものでありまして、その必要性は電電公社の使命から見ても十分認められるところでありますが、その制度の運用に関しましては、適正を欠くことのないように厳に監督指導してまいっておりますが、なお一層指導してま……
○村上国務大臣 御指摘の毎月支給ということにつきましては、非常に事務量がふくそういたしまして、とうていいまの段階では無理だと思っております。 それから盆、暮れとか、支給期日を改めてなるべく受給者に便利な方法をとれというような点につきましても、現段階におきましては、盆、暮れというような時期を指定されますと、その時期が一般の取り扱いが非常にふくそういたします。したがいまして、何とか、この点につきましてはできる限りその時期に近づくような方法も考えてみたいと思っておりますし、厚生省と十分緊密な連絡をとりながら、少しでも御期待に近づくようにいたしたい、かように思っております。
○村上国務大臣 社会福祉事業施設あるいは文教施設等に対する受信料の免除は、大正十五年にNHKの前身である社団法人日本放送協会が発足した当初から今日まで引き続き実施してまいったものであります。この問題につきましては各方面からの御指摘もありましたので、関係の向きと相談しながら検討を進めているところでありますが、受信料の免除は公共放送としてのNHKが社会福祉的見地ないし教育的見地等から自主的に実施してきたものでありまして、それなりの役割りを果たしてきた経緯もありますので、にわかに結論が得られないところであります。 なお、受信料の免除につきましては、第一義的にはNHKにおいてそのあり方を検討すべきも……
○村上国務大臣 郵便の赤字を一般会計からの繰り入れによって補てんするようにしたらどうかという先ほどからの御意見でございますが、これはとりもなおさず国民の税金で負担することとなるわけでありまして、郵便の八割が企業などの業務用通信であるという実態から見ましても、負担の公平を失することとなり、適切でないと思っております。また、赤字が出れば一般会計から補てんするということになりますと、企業意欲を喪失するなどの弊害が生ずることも懸念されるところでありますし、独立採算のたてまえによって、受益者負担の原則に立ちまして、郵便料金で賄うことが社会的公平にもかなう最も妥当な方法だと思っております。
○村上国務大臣 最初に郵政省所管の昭和五十年度予算案につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、一般会計でありますが、歳出予定額は百七十七億五千七百万円で、前年度予算額百三十六億五千四百万円に比較いたしまして四十一億三百万円、三〇・一%の増加となっております。 この歳出予定額には、通信衛星及び放送衛星の開発を初めとする宇宙開発に必要な経費三十六億五千七百万円、国際海底ケーブル建設計画推進のため、より経済的な新海底同軸ケーブルシステムを開発するための経費五千百万円並びに総合的電気通信施策の強化、国際放送の充実と国際協力の推進など、通信技術の著しい向上と、ますます多様化する情報化社会へ……
○村上国務大臣 最初に、郵政省所管会計の昭和五十一年度予算案につきまして、その概略を御説明申し上げます。 まず、一般会計でありますが、歳出予定額は百九十五億六千万円で、前年度予算額百七十七億三千四百万円に比較いたしまして十八億二千六百万円、一〇・三%の増加となっております。 この歳出予定額には、通信衛星及び放送衛星の開発を初めとする宇宙開発の推進に必要な経費二十五億八千六百万円、国際海底ケーブル建設計画推進のため、より経済的な新海底同軸ケーブルシステムを開発するための経費二億一千三百万円、並びに総合的電気通信施策の強化、国際放送の充実とテレビジョン放送の難視聴の実態調査など、通信技術の著し……
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