このページでは亀岡高夫衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(亀岡高夫君) 第七次道路整備五カ年計画は、国民生活の向上と国土の均衡ある発展をはかることによって、豊かな人間生活環境の実現を目ざして、昨年の六月に閣議決定を見たものでございます。 すなわち、国土構造の骨格を形成する高速自動車国道から、日常生活の基盤としての市町村道に至るまでの道路網を、環境保全に配慮しながら計画的に整備することによって、国土の普遍的な利用、生活環境の改善、交通混雑の緩和をはかること等を目標として計画されたものでありまするし、また、北海道、東北、北陸、九州、四国等を私、回ってみますると、その地帯の住民の諸君から熾烈なる道路整備に対する要望のある現在、道路計画の縮小は……
○国務大臣(亀岡高夫君) 宅地開発公団法案について、その趣旨を御説明いたします。 近年における人口と産業の大都市集中に伴い、大都市地域においては、土地利用の混乱、地価の異常な高騰など、土地問題が一段と深刻化しており、都市勤労者が住宅、宅地を取得することは、ますます困難になりつつあります。 土地問題を根本的に解決するためには、全国的に土地利用計画を確立し、これに即して、公共優先の立場から、土地の取引、利用にわたる規制、誘導を強化し、投機と乱開発を排除することが急務でありますが、同時に、現下の地価上昇と宅地取得難の原因が、基本的には宅地需給の不均衡にあること、特に大都市地域においては、今後人口……
○亀岡国務大臣 建設省所管の昭和四十六年度歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳入につきましては、一般会計の収納済歳入額は六十九億一千七百四十六万円余となっており、道路整備特別会計の収納済歳入額は八千五百七十八億三千二百四十六万円余、治水特別会計の治水勘定の収納済歳入額は二千七百六十三億四千五百五十三万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定の収納済歳入額は三百三億八千二百二十五万円余、また、都市開発資金融通特別会計の収納済歳入額は百十一億九千八百五十六万円余となっております。 次に、歳出でありますが、一般会計の支出済歳出額は一兆二千三百五十三億七千六百五十三万円……
○亀岡国務大臣 お答えいたします。 昨年春から秋にかけての物価抑制ということでいろいろ措置を講じ、単価是正等も行なったわけでありますが、それに加えるに石油の問題、御指摘のとおりのような情勢を踏んで、暮れには、もうほんとうに建設業界としてはどうして年を越すかという、まことにきびしい事態に当面したことは、綿貫委員の御指摘のとおりでございます。 そこで、私も、就任いたしますと早々、技監を中心にいたしまして建設資材対策委員会というものを省内につくりました。と同時に、各地区の地域によっても非常に資材の足りない部面、地建ごとに資材の需給の実態、それから資材の価格の現実というものを調査報告させる措置をと……
○亀岡国務大臣 今回はからずも建設大臣を拝命いたした次第でございます。 石油危機と資源の制約化等まことにきびしい諸情勢の中で、社会資本をどのように重点的かつ効率的に整備して真に豊かな国民生活を実現し住みよい国土を建設するかが、当面の建設行政に課せられた課題と存じますが、及ばずながら、不敏ではございますが、誠心誠意、国民のための建設行政の推進に当たってまいりたいと思っておる次第であります。 練達たんのうな皆さま方の御叱正、御指導を切にお願いいたしまして、私のごあいさつにかえさせていただきます。よろしくお願いをいたします。(拍手)
○亀岡国務大臣 建設行政の基本的な方針について、私の所信を申し述べたいと存じます。 建設行政の使命は、長期的な展望のもとに、住宅、都市施設、道路、河川その他の社会資本の整備並びに宅地対策その他の施策を通じて、国土全体の均衡ある発展をはかりつつ豊かな住みよい国土を建設することにあります。 御承知のとおり、現在わが国経済社会は、物価の上昇と資源の制約等、大きな試練に直面しております。このような情勢の中で、立ちおくれた社会資本をいかに整備し、高福祉社会の実現をはかるかが当面の重要な課題であると存じますが、私は、この際新たな視野のもとに、そのより重点的かつ効率的な整備をはかることが必要であると考え……
○亀岡国務大臣 お答えいたします。 御承知のように、昨年の一月、地価対策閣僚協議会においていろいろ決定された次第でございます。また一昨年の地価閣僚協できめられたこと、それらをもとにいたしまして国総法並びに諸般の土地に関する税制度等の施行をきめられたことは、御承知のとおりでございます。その閣僚協できめられた線に従いまして、一応政府といたしましては、これを具体化するために国総法の中に、土地の問題も含めて私権制限という、画期的なと私ども当時考えたわけでありますが、取り上げたわけでございまして、それをもとにいたしまして国総法を国会に提案いたしてあったわけでございます。諸般の情勢で国会で審議がなされな……
○亀岡国務大臣 もう御指摘のとおりでございます。住宅難という、住宅を求める国民の要請というものは、まことに大きいものがあるわけでございます。そういう中で、予算の上で戸数を減らさざるを得ないというような事態に当面しているということにつきましては、私たいへん責任を感ずるわけでございます。 ところが、御承知のように公営住宅は、三大都市圏と申しますか、東京、大阪、名古屋を除くほかの地域においては、予算の戸数どおり消化をしていただいておるわけでありますが、この大都市圏において、建設省が希望したと申しますか、むしろ東京都、大阪府のほうから要請のありました戸数等によって予算を計上いたしましても、それが全部……
○亀岡国務大臣 弱き者、零細な者のための制度が、御指摘のように納得のいかない運営によって、しかも弱き者、零細な者が、口に出せば何か上から圧力を受けるんじゃないかということで、言いたいことも言わずに黙って仕事をしておるという面を感ずるわけであります。私も大臣就任以来、そういう点をできるだけ納得のいくような制度にしなければいけないということで、やかましく事務当局を督励をしてきておるわけでございます。 御指摘の保証会社の問題につきましても、御指摘のとおりの面、これはもういかに説明をしても納得のいかぬ面があるように私も実はいま感じたわけでございますので、これは、零細業者の諸君が、一たん緩急のときにと……
○亀岡国務大臣 ただいま議題となりました生産緑地法案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 都市化の進展に伴う緑地の急速な減少により、都市地域における生活環境は悪化する傾向にあります。このような事態に対処するため、都市公園等の公共空地の整備を促進するとともに、広く民有緑地についても積極的に活用することがとりわけ市街化区域内においては必要不可欠となっております。他方、市街化区域を今後計画的かつ段階的に整備していくためには、将来必要となる公共施設等の用に供する土地をあらかじめ確保しておくことも重要な課題となっております。 このような状況において、良好な都市環境の形成をはかるた……
○亀岡国務大臣 先ほど来の質疑応答の中でも明らかなように、私どもといたしましては、都市計画法等を中心にいたしまして、全国的に都市と調整区域と、それから優良農地というふうに、土地の利用区分と申しますか、大まかなそういうのをきちんとして、そして都市づくり、農村づくりというものを進めていく大方針のもとに一応線引きをいたした次第でございます。自来、日本の都市というものは、先ほど来の御指摘もありますように、公園でありますとか、あるいは公共用地でありますとか、そういう施設が比較的少なかったというような面もございまして、そういういわゆる公園でありますとか緑地でありますとかいうものを、これから都市づくりをしよ……
○亀岡国務大臣 都市化が進むに従いまして、やはり良好なる住宅街区並びに都市街区というものが造成されてまいらなければならぬことは、申し上げるまでもないところでございます。そういう意味におきまして、東京、大阪、名古屋と三大都市圏を見てまいりますときに、建設省は市街化づくりに懸命になる、農林省もどういうふうにして農村の意向を維持して農業経営を安定的なものにしていくかという、この二つの行政要求が出てきたことは当然でございます。それが税問題やらいろいろないわゆる行政の盲点とでも申しますか、農林行政と建設行政のちょうど接際部に起きた問題であると私自身は認識をいたしておるわけであります。 そこで、これをど……
○亀岡国務大臣 私もそのように思います。
【次の発言】 井上委員も御承知のとおり、この生産緑地法案というものは、実は国会におきまして、昨年宅地並み課税という問題を解決する際に附帯決議を付せられた次第でございます。その国会の御意思によって、私ども一年間いろいろ検討をした上において、国会の御意思に沿って提案を申し上げたということであるわけでございますので、その点ひとつ御理解をいただきたいと思う次第であります。
【次の発言】 国会の御意思を尊重した結果おしかりを受けるということになりまして、私ももう立つ瀬がないということのような気がいたすわけでございます。やはり国会の最高機関の意思が行政府に示された……
○亀岡国務大臣 本法案の御審議をお願いして以来、本委員会におかれては熱心なる御審議をいただき、ただいま議決されましたことを深く感謝申し上げます。 審議中における委員各位の御高見については、今後その趣旨を生かすようにつとめるとともに、ただいま決議された附帯決議につきましても、その趣旨を十分尊重し、今後の運用に万全を期して、各位の御期待に沿うようにする所存でございます。 ここに、本法案の審議を終わるに際し、委員長はじめ委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○亀岡国務大臣 ただいま議題となりました日本道路公団法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明し上げます。 日本道路公団の発足以来、同公団の管理いたします高速自動車国道の供用区間は逐年増大しつつありますが、このような供用区間の延伸に伴い、通行車両の長距離化、大型化、トレーラー化の傾向が顕著に見られるようになりました。 一方、都市内におきましては、交通混雑の激化により、高速自動車国道を利用する大型車の都市内流入がきわめて困難となっており、高速自動車国道を利用する新しい輸送形態に対処するために、トラックターミナル等の物的流通施設の設置が強く要請されております。 この……
○亀岡国務大臣 ただいま議題となりました大都市地域における住宅地等の供給の促進に関する特別措置法案につきまして、提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年、大都市地域におきましては、住宅需要が著しいにもかかわらず、住宅の供給が円滑に行なわれていないために、住宅問題は一段と深刻化にしております。このような事態を根本的に解決するためには、大都市地域への人口集中を抑制し、極力地方への分散をはかるべきことは当然でありますが、同時に緊急な課題として、大都市地域において大量の住宅地の供給をはかり住宅の建設を促進する必要があります。 このためには、国及び関係地方公共団体の緊密な連絡協調をはかるとともに……
○亀岡国務大臣 村田委員は建築関係、都市関係の専門家でありまして、ただいまの御所論、全く同感でございます。特に私、就任早々、熊本の大洋デパートをまだくすぶり続けておる中を行って見てきたわけでございます。一部においてスプリンクラーの取りつけ工事が行なわれておった。したがって、スプリンクラーの機能は、工事完成の部門においても、水が行っていないために働く作用をしなかったということで、あのようなまことに痛ましい惨状を呈するに至ったわけでございます。私はそのときつくづく感じたわけでありますが、もし、防災施設なり、あるいは防火施設なり待避施設なりが完備しておれば、人命は一名も損傷せずに済んだのではないかと……
○亀岡国務大臣 今国会において御審議をお願いいたしまして以来、長期間にわたり熱心な御討議をいただきましたことを深く感謝申し上げます。 委員長はじめ委員各位の御指導、御協力に対し、心から敬意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○亀岡国務大臣 交通安全対策の諸施策について、御審議をお願いするにあたりまして、建設大臣として、建設行政の面から、交通安全対策についての所信を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、わが国の経済、社会の発展に伴う自動車輸送需要の増加と多様化は、道路整備の必要性を高めており、このため、政府としては、昭和四十八年度を初年度とする第七次道路整備五カ年計画を策定し、道路事業の推進をはかっておる次第でございます。 しかしながら、このような自動車輸送の発達は、反面、交通事故の多発をもたらしております。これに対しましては、関係者の懸命の努力により昭和四十六年以降死傷者は漸次減少しておりますが、昨年一年……
○亀岡国務大臣 非常に大事な問題を含んでおるわけであります。私も、もし歩道があったら死なないで済んだという幾人かの人を知っておるわけであります。特に、現道舗装ということで地元の要望等が強くて、舗装を急いだというようなところにおいては、非常に狭い国道が、御指摘のように、全国に相当延長量あるわけであります。こういう点につきましては、やはり速急に改修をはかる努力をしなければならないということは、もう当然でございますので、そういう考え方も、現在の道路五カ年計画の中に取り入れられておることは、井上先生御承知のとおりでございますが、そういう点、さらに実行面におきましても、意を用いて、改修の速度を早めたい。……
○亀岡国務大臣 お答いたします。 この日本の国土、これは一度傷つけたら永遠にもとに返らないということで、そういうところは大事に残して子々孫々にまで伝えていこうということで自然公園法ができておるわけでございます。またこの自然公園法に基づいて、国立公園関係の審議会がございますことは島本委員御承知のとおりでございます。 そこで、私も建設大臣に就任いたしますと直ちに、実はこの本四架橋の問題を記者団からどうするんだということを聞かれたわけでございます。それで、まつ先に事務当局に審議会の審議の状況はどうだったのだということを実はただしたわけでございます。ところが、一応の建設省の案で、路線でありますとか……
○亀岡国務大臣 手に余るというようなことは、全く考えてはおりません。ただ建設省設置法に、木原委員も御承知のとおり示してあるとおり、建設省としては実施省、実施官庁という色彩が非常に強いわけでございます。そういう意味におきまして、実は一昨年来、土地が非常に急上昇してくる気配を見せた、土地政策を進めたい、こう申しましても、建設省としては、所管事項じゃない面が実は法律的にあったわけでございます。それと同時に、いろいろ道路の計画あるいは河川の改修の計画、都市計画、もろもろの国土整備の計画を進めるにあたりまして、国土の状態がつまびらかじゃない。国土調査法という法律がございますけれども、この法律が一向に、国……
○亀岡国務大臣 実は、宅地部を移すわけじゃございません。これは、土地・水資源局というより大きな土地問題を所掌する局ができますので、建設省としては宅地部というものを廃止いたします。しかし、宅地供給の企画、新住宅市街地開発事業等の宅地開発事業そのものは、建設省で実は従来どおり担当することに相なっておるわけでございます。しかも、今国会に御審議をいただいております宅地開発公団法という法案もございます。国土利用計画法案が、いままさに国会で成立を見ようといたしておるわけでございますが、この土地に関する大きな権限を持った母法というものが生まれて、私どもといたしましてはこの母法によって、良質な宅地を、しかも比……
○亀岡国務大臣 東京湾の横断道路については、かねて基礎的な調査を継続してきておるわけであります。
東京湾岸道路は、地域住民の非常な支持を受けておるわけでございます。したがいまして、東京湾のこの横断道路につきましても、将来は建設をしていきたいという考えでおるわけでございますが、御承知のような情勢でございますし、経費も相当食うことでありますので、この横断道路そのものをどうするかということにつきましては、私としてはこれから慎重に考慮をしていきたい、こういう考えでおる次第でございます。
【次の発言】 半分認知をいただきましたので、今度は大きな声で答弁いたします。
これは東京湾横断道路研究会というもの……
○亀岡国務大臣 お答え申し上げます。 補助事業等、大蔵大臣から単価の引き上げ等ございました……(阿部(昭)委員「地方団体」と呼ぶ)地方団体関係で、これもやはり国から一応補助が出た分で、既契約でもうどうにもならぬ、契約もできないという分が大部分を占めておるわけでございます。そういうものにつきまして、実は一月の十四日に、労務賃金等の高騰に伴う工事請負契約書第二十条第六項等の適用、スライド制、これを一応網の目をこまかくしまして、条件を緩和しまして、とりあえず、とにかく契約ができないというようなことのないように、また契約したものでどうにもならぬということのないように、工事が促進できるようにということ……
○亀岡国務大臣 御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 正木委員御承知のとおり、昨年の九月、大手不動産業界に、速急に宅地として活用できる分を、持ち惜しみしないで放出するように要請したことは、御承知のとおりでございます。その際、高い値段で放出されたのでは、これは、われわれの行政指導が何にもならぬわけでありますので、その際、ただいま仰せのあったような線で、価格をしぼって、時価よりも安くということで要請を出したことは、御指摘のとおりでございます。
また、ただいま言われましたいろいろな利息でありますとか、経費でありますとかのパーセンテージは、そのとおりでございます。
○亀岡国務大臣 実は私も建設大臣に就任いたしまして、この土地問題、特に土地問題の中でも地価問題、この問題が政治問題としてたいへん重要であるというところから、何としてもこの地価問題の解決をはからなければならないという感じを強く持ったわけであります。 特に、ただいま御指摘になりましたように、何らの付加価値をその土地に付する努力もせずに、ただ買ってそのまま右から左へ転売しただけによって、極端な利益を独占をする、こういうことはもう許されないという国民の世論が、実は高まってきておることも承知をいたしておるわけであります。 そこで、実は田中内閣におきましても、昨年の一月、そういう事態を抑制して、そして……
○亀岡国務大臣 住宅難が非常に激しい、きびしいおりでございます。移転就職者用宿舎一割はあけておくと申しながらも、一面においては一〇〇%入居しておる宿舎も多いわけでございます。 そこで、建設省としましては、住宅政策の立場から、毎年予算編成の際に、労働省と打ち合わせをいたしまして、絶対的な戸数の面において打ち合わせをする、それから住宅五カ年計画をつくりますときにも、労働省のほうと緊密な連携のもとに五カ年計画を立てておるわけでございまして、宿舎とは申しながら、やはり住宅五カ年計画の中に戸数としては入っておるわけでございます。 そういう意味合いにおきまして、やはりつくられた以上は、これがほんとうに……
○亀岡国務大臣 御指摘のとおり、日本の再建の段階あるいは今日の建設の段階におきまして、建設関係に出かせぎ農家の方々の尽くされた功績というのは、非常に大きいわけでございます。現在でも六大都市で、大体六割の方々が建設関係に働いておられるわけでございます。やはり、職がなくて出てきて、こちらで働かざるを得ないという現実、この現実を是正するために、農林関係におきましても、御承知のようにいろいろと苦心をいたしておるわけでありますが、また、こちらには労力が不足であるという面がございまして、そういう関係で建設業関係に働いていただいておる方々、この方々に対して、やはりできるだけ厚く、広く法律の恩典に浴させてやる……
○亀岡国務大臣 御指摘のとおりでございまして、総需要抑制、金融の強力なる引き締めということで物価対策を打ち出しました際に、住宅ローン等につきましては引き締めをしないというような立場でやってまいったわけでございます。ところが、やはり実施いたしてみますとどうしても窓口で実は締められておるわけでございます。大体ことしの春ごろまではずっと五千億台で月々ローンがあったわけでございますが、最近になりまして月四千億台にぺースがダウンいたしてきておる一わけでございます。そのために、住宅金融公庫が五月に貸し出しの募集を始めましたところ、そこに予想もつかないほど非常に申し込みが殺到いたした次第でございます。詳しい……
○亀岡国務大臣 政府として総需要抑制政策は当分これを継続してやってまいるという方針をきめておるわけでございます。この政府の決定に沿いまして、本四橋の着工をストップいたしておるわけでございます。したがいまして、物価鎮静の情勢を見届けた上で着工に踏み切りたいと大体考えておるわけでございまして、大体十月の一応の動向、御承知のように消費者米価の値上げ、国鉄運賃の値上げ等がどのように消費者価格にはね返ってくるか、物価がどのような方向に落ちついてくるかということを一応見届けた上で決定を下していきたい、こう考えておる次第でございまして、しかも、いろいろいわれておるわけでございますけれども、私としては、国会で……
○亀岡国務大臣 御指摘をちょうだいした問題でございますが、実は私も、新聞を見まして、仕事の運び方という問題について、直ちに住宅局長から事情を聴取した次第でございます。私も就任以来、かねがね住宅公団あるいは道路公団等、仕事の配り、順序、そういう問題について、常に住民サイドという立場から総合的な判断を下して、それぞれの仕事を進めなければならぬ、こういうふうに主張して指導してきたつもりでございますが、たまたまあのような報道がなされまして、実は私も、こういうことではいかぬということで、住宅局長を通じまして公団のほうにも事情聴取を命じた次第でございます。 したがいまして、具体的にあのような事態にあるとい……
○亀岡委員長代理 はい、言ってください。
○亀岡委員長代理 鈴切康雄君。
○亀岡国務大臣 私ども提案者側の立場からいたしますと、国会での決議、並びにその決議に基づいて、都市計画中央審議会において一年間にわたりあらゆる点から検討いたした結果、生産緑地法ということで新しい都市計画の中に生産緑地という制度を認めていこうという大勇断をふるわしていただいたわけでございます。そういう意味におきまして、国会の趣旨につきましては、もう十分過ぎるほど建設省側としては取り入れたつもりでございます。したがいまして、この生産緑地法の指定になったあとにおける都市農業というものに対する点を具体的にこの生産緑地法に示してないというのが後退の印象を与えているのではないか、こう思うわけでございますけ……
○亀岡国務大臣 お答えいたします。 いまお話のありました建築抑制措置につきましては、九月七日の閣議決定に従って現在行政措置として実施いたしておるものでありまして、その概要を申し上げますと、学校、住宅、病院または社会福祉施設以外の建築物で延べ面積五千平方米以上のものについて、関係各省で構成いたしております建築投資調整協議会というものが現在ありますが、その協議会において、緊急性のないと認められた建築物の建築主に対しましで、工事施行の延期または規模の縮小を実は勧告いたしておることは、御承知のとおりでございます。この行政指導により、九月から今日まで四百六十九件の報告を受けております。そして二百九十二……
○亀岡国務大臣 建設省関係の昭和四十九年度歳入歳出予算について、その概要を御説明いたします。 まず、建設省所管の一般会計歳入歳出予算は、歳入に五十七億八千五百余万円、歳出に一兆七千五百七十八億四千九百余万円をそれぞれ予定いたしております。 このほか、歳出について、総理府の所管予算として計上されているもので、建設省に移しかえを予定される経費がありますので、これを合わせると、昭和四十九年度の建設省関係歳出予算は、二兆百五十四億三千九百余万円となり、前年度補正後の予算に比べ二十六億一千百余万円の減少となっております。 なお、このほか、国庫債務負担行為として、公営住宅建設事業費補助その他に、一千……
○亀岡国務大臣 もう仰せの御意見に対しては私も全面的に賛成でございます。特に、ある意味においては無限ともいえるかもしれません、雨の続く限り。そういう意味においては、エネルギーとして使ってまいる、また水として使ってまいる意味においては無限性を持つかもしれませんけれども、しかし、降雨量というものは有限、一年間に降る降雨量というものはある一定以上に期待できないという統計上のあれもあるわけでありますから、日本の国土に降った雨、地下水、こういうものを考えました場合には、ある意味においてはやはり有限性として取り扱っていかなければいかぬということだろうと思います。そういう意味におきましては、できるだけこの国……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。