このページでは小沢辰男衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○小沢国務大臣 さきの内閣改造で建設大臣を命ぜられました小沢辰男でございます。 国民生活にとりましてたいへん大事な建設省の行政でございますので、一生懸命やりたいと思いますが、練達たんのうな皆さま方の御叱正、御教示を切にお願いをいたしたいと存じます。 なお、さきの決算委員会に私、病院で検査を受けたために出席いたしませんで、まことに申しわけございませんでした。 さて、昭和四十七年度の建設省所管決算概要の御説明を申し上げたいと思います。 歳入につきましては、一般会計の収納済歳入額は百十六億六百五十九万円余となっており、道路整備特別会計の収納済歳入額は一兆一千百四十五億三千九百九十五万円余、治……
○小沢国務大臣 今回の内閣改造にあたりまして建設大臣を命ぜられました小沢辰男でございます。 現在のきびしい経済社会情勢の中で、社会資本をどのように重点的かつ効率的に整備して、真に豊かな国民生活を実現し、住みよい国土を建設するかが当面の建設行政に課せられた課題と存じます。及ばずながら誠心誠意国民のための建設行政の推進に当たってまいる所存であります。 練達たんのうな皆さま方の御叱正を、また御指導を切にお願いをいたしまして、私のごあいさつにさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○小沢国務大臣 住宅公団は、良好で低廉な宅地を国民のために供給する大事な団体でございますから、今後は、いやしくも先生方あるいは国民全体の中でいろいろな疑惑が生ずるようなことのないように、十分指導、監督をしていくつもりでございます。
【次の発言】 私を後援する政治団体で沢竜会というのがございまして、この沢竜会が支出をしたことにつきまして、私も、サンデー毎日でございましたか、を拝見しまして、驚いたわけでございます。そこで、政治団体のほうは、私を後援するという限りにおいて関係があるのでございますが、私自身は関与をいたしておりませんので、この団体の者に聞きましたら、小林先生は、御承知のように、私ども新……
○小沢国務大臣 先般、環境庁長官を拝命いたしました小沢辰男でございます。一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 今日、国民は公害のない快適な生活環境、美しい国土を強く求めておりまして、環境問題は政治の重要な課題の一つでございます。また、環境行政は国民の健康の保護と生活環境の保全を第一義として、清浄な大気や水やあるいは美しい自然など、豊かで恵まれた環境を確保し、これを後世の国民に伝えていくことをその最大の任務とするものでなければなりません。 私は、このような認識に立って環境行政を推進してまいる決意でありますが、具体的に施策を進めるにあたっては、第一に国民の皆さまのいろいろな要望に率直に耳を……
○小沢国務大臣 昭和四十七年度における環境庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 環境庁の歳出予算現額は六十三億八千三百六十四万円余でありまして、支出済歳出額は五十七億一千二百四十万円余、翌年度へ繰り越しました額は三億四千六百五十五万円余であり、差し引き不用額は三億二千四百六十八万円余となっております。 歳出予算額につきましては、当初予算額八十億一千五百五十五万円余、予算補正追加額一億七千四百八万円余、予算補正修正減少額千九百五十四万円余、予算移替増加額一億四千八百二十八万円余、予算移替減少額二十一億三千三百三十三万円余、前年度繰越額一億四千六百八十六万円余、予備費使用額五……
○小沢国務大臣 今回の事故は私どもにとって大変遺憾なことでございます。程度はともかくとして、たびたびそういうような事故が起こっておりますことも事実でございましたので、この点については、今回のこの事故を契機にいたしまして、徹底的な安全対策に対する検討とその結果に基づきますそれぞれの防災体制の警備という点について、関係各省それぞれの立場から十分な対策をとる、こういうことになって、先生御承知のようにそれぞれ逐次手を打っておるわけでございます。 四項目につきましては、私どもも承知いたしておりまして、特に対策本部を早急に設置をしなければならないという御要望が国会を通じてございましたので、その日のうちに……
○小沢国務大臣 第七十五回国会再開後の初の衆議院公害対策並びに環境保全特別委員会の御審議に先立ち、私の所信の一端を申し述べたいと存じます。 申すまでもなく、わが国における環境問題は深刻かつ多様なものとなっており、その解決は緊急な政治課題の一つであります。 環境行政は、人の生命及び健康の保護を図ることを第一義とすべきことは言うまでもないところであります。また、発生した公害や自然破壊について、その対策を講ずることが必要であることはもとよりでございますが、公害や自然破壊がもたらす結果の重大性、回復の困難性を考えると、このような事態を未然に防止するための方策を徹底することがより重要であると考えてお……
○小沢国務大臣 この前の予算委員会でお答えをいたしたわけでありますが、私どもは当然アセスメントの制度化、これを法律の手段によっていたしたいという考え方のもとに、いろいろな準備、研究を進めているわけでございます。大変おくれておって、その点は恐縮でございますが、昨年ようやく中公審の防止計画部会の中に専門委員会を発足をいたさせまして、審議を進めていただいております。これを五十年度は部会に昇格をいたしまして、ここで開発の手法あるいはいろいろ結論が出ましたものを住民に公表するやり方等につきまして十分御検討を願って、その結果、法制化の努力をいたしたい、かように考えているわけでございます。 いま専門家で鋭……
○小沢国務大臣 今度の告示が非常に後退だというような、いろいろ批判というものがあることは私も承知をいたしております。ただ、その場合に、このよって立つ根拠というものを考えますと、四十七年の十月に中公審の中間答申を得まして、長期目標の設定ということで告示をいたしました私ども環境庁の姿勢というものは、いわば理想的な目標として、五十一年排ガス規制について〇・二五、簡単に言って失礼でございますが、〇・二五というものを告示をした、それを基準にして後退だということを言われているんじゃないかと思うわけでございます。 もちろん私どもは中間答申のあの趣旨を体しまして、行政庁の掲げるリードラインとしては〇・二五を……
○小沢国務大臣 原子力の問題につきましては、これはただいま御承知のように政府で私の所管ではありませんけれども、便宜お答えするとすれば、政府内に原子力政策の根本的な検討をいたすための懇談会を設けております。その懇談会の結論を待って、原子力の安全性の問題も含め、原子力行政全体をいかにすべきかということを決定していくことになるだろうと思うわけでございまして、それ以上いま申し上げる段階ではないわけでございます。 それから私どもの方の中公審の自動車排ガスの専門委員会の委員長の八田先生が、学校並びに御本人のいろいろな御都合によりまして、四十七年以来、例の長期目標設定、それから二回にわたります規制のいろい……
○小沢国務大臣 自衛隊等が使用する飛行場につきましても、公共用の飛行場の区分に準じまして、環境基準の維持、達成に努めること、こうなっております。
【次の発言】 表現の違いで、実際上同じようにやるべきだと考えております。
【次の発言】 まず、いまお話を聞いておりまして、生活保護法の収入の認定問題、これはいろいろな機会にいろいろな角度から問題になる点であります。しかし、先生方に御理解をいただきたいのは、生活保護法の対象の方々以外に、やはりいわゆるボーダーライン層というものが相当あるわけでございます。したがって、それらの方々との関係をやはり考えていかなければならない。しかも、国が最低の生活を保障して……
○小沢国務大臣 私の方の諮問内容を申し上げますと、特殊騒音に係る環境基準の設定に当たっての基本原則、基準値、測定方法、その他環境基準の一環として定める事項及び環境保全上緊急を要する航空機騒音対策についての当面の措置を講ずる場合における、よるべき指針はいかにあるべきか。こういうことにつきまして実は中公審の意見を問う、こういう形になっておるわけでございます。それを受けまして中公審では、騒音振動部会で特殊騒音専門委員会を設けて、御検討をいただいておる、こういうことでございます。
【次の発言】 私、着任前の従来のことはよくわかりませんが、どうもいろいろな形の諮問があるようでございます。ただ今度の場合は……
○小沢国務大臣 江田先生の御指摘の点は、まさに私どもの気持ちとしても理解をいたしますけれども、何分どうも補償という概念には、権利、義務の関係から見ましてなかなかずばり当てはまってこない。しかし一方において、おっしゃるように当然広範にわたって、そういう海水浴ができなくなるとか、大事な海岸、砂浜がなくなるとかということに間接的に影響を受ける、住民のいわば潜在的な権利といいますか、そういうことに対して全く考慮しないということは、確かにおっしゃるようにどうも何らかの不満感といいますか、そういうものが残ることは事実でございますので、非常にめんどうな問題でございますが、なおそういう気持ちを一緒にしながら、……
○小沢国務大臣 御承知のように厚生省見解が出ましたのは、当時得られました医学的、科学的な知見をもとにいたしまして、腎から骨軟化に至る過程に何らかカドミが関与しているという考え方のもとに、また一方、患者の保護というものを急いでやらなければならない、患者の保護という面を特に重視した決断であったというふうに私は見ているわけでございます。その当時与えられた医学的、科学的な知見というものが完全であるかどうかということについては、なお、いろいろ疑念を持つ医学者等もおりますので、引き続き厚生省においても、また、厚生省から環境庁に引き継がれても、相当の調査費を計上して検討を進めてまいっている事実があるわけでご……
○小沢国務大臣 私がいままでいろいろ聞いておりまして、ちょっと先生と自治省、あるいは北海道庁、林野庁あるいは私の方の自然保護局長との質疑応答で、事実関係の認識について、中央官庁はどうもまだ不十分な点がたくさんありますから、したがって適確なお答えができないわけでございます。自然環境を守ることは、中央では私どもの仕事でございますので、十分よく調査をしてから、先生のいろいろな疑念のある点については、道庁の意見も聞き、実際の状況がどうなっておるか調査の上で、後刻ひとつ質疑をしていただければ、明確になるのではないかと思います。どうも事実関係の認識が十分でないのに、いろいろお尋ねになっても、なかなか各省庁……
○小沢国務大臣 ただいま御審議中、また昨日、連合審査をおやりになりましたコンビナートの防災関係の特別立法、これにつきましては当然協議を受け、また、こちらから進んで内容について、いろいろ注文を申し上げました。その具体的な内容については、もし、どういう点を申し入れ、どういう点について特に環境庁から意見を具申したかという内容について御質問があれば、担当局長からお答えいたします。
【次の発言】 災害が起こりまして、災害が起こった結果起こる公害というものは、当然、われわれも十分注意していかなくてはいかぬわけでありますが、環境影響評価につきましては、やはりそうした突然起こる災害という場合のことについては、……
○小沢国務大臣 中公審の問題でございますので、私がここで、いつごろかということをはっきり申し上げる立場でないわけでございます。責任者でもありませんし、中公審の部会長なり、あるいは中公審の会長がそれを決めるわけでございます。ただ私ども、答申を早くいただきたい側でございますから、そういう点から見ますと、部会の結論は今月中にはいただけるのではないか。それからその後、総合部会なり総会なり、どういうような手順になりますか、普通は部会の答申を会長が答申としてお出しくださるわけでございますので、期待はいたしておりますが、いまのところ、その程度しか私はお答えできません。
○小沢国務大臣 赤潮問題については、まだいろいろな未分明、解明されていない点がありますので、先生のいままでの御質問でも多々ありましたが、きょうの御質問で、赤潮の有毒性、それが人体にどういう影響を及ぼすかということは初めての御質問であると思います。いま承って、これはなかなか等閑視できないなという感じを受けましたので、いろいろな角度から取り上げて、よく試験研究機関に検討してもらいたい。私も早速、厚生省でやるべきか、私どもの方でやるべきか、あるいは水産庁なのか、人体に対する影響、食品ということになれば厚生省かもしれませんので、それぞれ検討してみまして、ひとつ安心のいくような調査研究を徹底したいと思い……
○小沢国務大臣 山本委員の御要請並びに熱心な御意見がございましても私も道路と環境問題ということにつきまして関心を当然、持っておりましたので、問題点をぜひ実地に拝見いたしたいというので、御案内をいただいて、短時間ではございましたが、現地を視察させていただいたわけでございます。 私の感想を求められましたので、率直に申し上げますと、まず第一にあのシェルター、二百メートルちょっとでございますか、これは大変な工事であったなあと、道路公団が、住民の方々、また住民を代表する国会の方々、またそれを受けました建設大臣のも話し合いによる円満な道路行政の遂行という考え方から、決断をされてつくられたシェルターだとお……
○小沢国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を体しまして、努力をいたしたいと存じます。
【次の発言】 ございません。
【次の発言】 私どもが基準を決めまして、それに必要な達成期間というものを告示をいたしておりまして、大阪空港は第一種空港及び福岡空港のこの欄に入ると思います。それによれば、達成期間は十年を超える期間で可急的速やかにと、こういうことになっておりまして、改善目標値としては五年目標で、たとえば屋外でこうとか屋内でこうとか、こう決めているわけでございます。また十年目標では屋外で七十五以下または屋外七十五以上の地域において屋内で六十以下、こういうふうにお答えするのが先生の御質問……
○小沢国務大臣 私も新聞で拝見をいたしまして、この件は承知をいたしておりました。しかし、人の健康を守り、生活環境を保全するというのが私どもの使命でございますので、あらゆる議論には耳を傾けなければいかぬと思いますが、ただ、政府のやり方あるいは公共団体のやり方等について、それぞれ民間団体がいろいろと自分たちの立場から見て、自由にこれを批判したり、あるいは肯定したり、あるいはまた自分たちの考えを述べるということは、これは言論の自由が保障された社会においては当然のことでございます。ただ、そのために一体、国民全体に環境行政の推進の面からどのような悪影響があるか、こういう点を私どもがやはり重視をして、それ……
○小沢国務大臣 まず第一点の、一体どの省が全般的に責任を持つかというお尋ねでございますが、産業廃棄物につきましては、これははっきりしているわけで、あくまでも厚生省がその法律を所管をいたしておるわけでございます。ただ、四十六年の法律制定でございましたので、それ以前の問題ということになりますと、これは当然それぞれの問題によりまして、主管の官庁が処理をしなければならぬわけでございまして、一つは工場内における労働者の健康被害、災害の問題、これは当然、労働大臣。それから、それが外部に影響するような場合には、環境汚染の問題としてこれは私どもが所管をする、こういうことになるわけでございます。しかし、産業廃棄……
○小沢国務大臣 御承知のとおり、中央公害対策審議会で、国民的な立場で熱心に御討議をいただいたわけでございます。昨年の十二月二十七日にその答申をいただいたわけでございますが、公害対策審議会ではいろいろ御検討になりまして、現在の技術開発の状況から見て、理想値の〇・二五を達成するということは当面なかなか困難であるから、したがって、五十三年までの暫定値として、御承知のような〇・六と〇・八五の暫定値を決定いたしまして、その審議会の総会のときに、主婦の代表、あるいはまた労働組合の代表等の方方から、そういうような技術開発をいつまでも待っておらないで、やはり厳しい規制をやって、その目標を示してそこへ追い込んで……
○小沢国務大臣 御指摘でございますが、専門委員会というのは、大気部会の中に専門委員会をつくったわけでございまして、名の示すとおり専門委員会でございますから、一般の消費者代表等は入っていないことは、これはやむを得ないわけでございます。エンジン関係の専門家とか、あるいは衛生関係の専門家とか、気象関係の専門家とか、交通関係の専門家を入れて専門委員会をつくることは、これは御了承いただかなければいかぬと思うのでございます。 ただ、先ほど総理が言われましたように、大気部会で一応結論は出しましたけれども、住民代表や、あるいは労働組合の代表や、一般のいわば公害を受ける側の代表の意見も十分聞かなければいかぬと……
○小沢国務大臣 海洋における水質及び底質の状況のお話がいまございましたが、まだ総合的な調査を実施したことがございませんので、ことし新規に八千二百万ばかり予算を計上いたしまして、日本近海の汚染実態調査をいたすことにいたしました。日本近海の五つの測線をつくりまして、そこで徹底的な調査を、底質の状況等も含めまして、いたしたいと考えております。この調査の結果を待ちまして、いま先生お話しのような徹底的な清掃に取りかかりたい、かように考えます。
○小沢国務大臣 お答えいたします。 海洋博開催あるいはその他沖繩の万般の開発に伴いまして、自然環境が若干いろいろ影響を受けることはもう当然でございますが、できるだけ最小限度に食いとめなければいけないと考えて、私ども、海洋博の各省連絡会議に強く申し入れをいたしましたり、あるいは沖繩県にその観点から強くいろいろと指導をいたしましたりして、この環境保全についてできるだけ配慮をしてまいっております。また、開発の途中につきましては、やはりそうした御指摘のような事例が起こりますが、これはできるだけ後で自然度を回復するような措置を、たとえば植林をやる等の配慮をいたしまして、もとの環境の姿に返すような努力を……
○小沢国務大臣 私の方で県との連絡をいたしまして判明いたしました点は、一番関心を持ちましたのは、水島事故による汚染の魚と関連をするかどうかという点でございますので、これらを究明するために、疫学的調査を実施することといたしました。
とりあえず、食べ残しの魚について行いました分析では、鉱油は検出をされておりません。中和剤についてのお話がございましたが、これはただいま分析調査中でございまして、この結論は、まだ私どものところへ正確には届いておりません。
【次の発言】 瀬戸内海の今度の問題のときに中和剤の使用問題が出ましたとき、私現地に参りまして、このような閉鎖性の水域については、やはり本当にもう安全……
○小沢国務大臣 瀬戸内海のCOD、汚濁負荷量につきまして、三年間で二分の一にするということで各県別にその基準を割り当てまして、それぞれまた企業別に排出基準を定めまして、大体、三年間で二分の一にするということは目標を達成できるようにしておったわけでございますが、今回の水島事故によりまして、非常に瀬戸内海の汚染は――せっかくそういう措置をとっておりました最中に起きた事故で、私どもは大変残念に思っているわけでございますが、早急に、この汚濁の後遺症、すなわち水質の汚染状況、これを徹底的に調査をする。これは底質も含めまして、さらに水産生物、魚貝類等についての油臭の程度や、あるいは油による生物のいろいろな……
○小沢国務大臣 マスコミ等の記事で高く評価しているという記事を拝見いたしたことはございません。私どもは、非常に高く考えていただきたいと思っておりますけれども――。
【次の発言】 私はそれらの問題点について、もし湯山先生が本委員会において解明をされるならば、御理解をいただき得るだけの用意を持っております。ただし、従来までこの問題に対する政府の考え方や、今日の技術開発の状況やら、先ほど総理が言われましたように、世界でどこも行っていない非常に厳しい内容であるということに対する政府の国民に対するPRについては確かに欠けるところがあった、その反省をいたしております。
○小沢国務大臣 環境庁の昭和四十八年度歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十八年度の当初歳出予算額は百十億四千九百三十一万円余でありましたが、これに予算補正追加額九千二百九万円余、予算補正修正減少額二億三百九十四万円余、予算移替増加額九千三百二十万円余、予算移替減少額二十二億六百八十七万円余、前年度からの繰越額三億四千六百五十五万円余、予備費使用額二億六千六十一万円余を増減いたしますと、昭和四十八年度歳出予算現額は、九十四億三千九十五万円余となります。この予算現額に対し、支出済歳出額七十八億三千五十八万円余、翌年度への繰越額十億三千六百二十六万円余、不用額五億六……
○小沢国務大臣 興人は、先生、一番御存じのように倒産はいたしましたが、目下、会社更生法の適用申請によって、早川さんがこの再建の中心になりまして、再建をやろう、更生をいたしたいということでやっておられるわけでございますから、残した公害の処理につきましては二つありまして、一つは、もう会社が倒産してなくなってしまえば、これはその会社の負担というような問題が出てこないわけでありますが、更生法の適用によりまして、会社がまた更生をしてまいりますと、その状況、実態に応じまして、いろいろ同じように事業者負担の考え方を適用していけるわけでございます。しかし、そう急にちゃんとした能力を持った会社になるとは考えられ……
○小沢国務大臣 いま御指摘のとおり、この問題は騒音対策にはいままでより、より有効であろうと思いますが、大気の点から見ますと、窒素酸化物の点が非常に心配であるわけでございます。ただ、いろいろたくさんの測定局を設けましたり、大気の方からする問題点を解明する努力をいまいたしておりますが、拡散の状況等について、なかなかまだ正確なデータを得ておりません。 詳しいことは後で局長から答弁いたしますけれども、私どもとしては、問題は総合的な環境対策から見て、より現状よりは改善されるかどうか、また、総合的に判断しまして環境の悪化に、よりつながるかどうかという点を中心にしまして、判断をしてまいりたいと思っておるわけ……
○小沢国務大臣 先生おっしゃるように、一般的に人格権という概念が法的な権利として確立し得るかどうかということについては、いろいろな御意見がございまして、しかも学説、判例等について、まだ確立をしていないことは事実でございます。しかし、人格権の侵害というものが、法的な一つの統一した見解というものが確定をするしないにかかわらず、一般的に人間の生活あるいは精神的、肉体的ないろいろな侵害があった場合に、この侵害が一定の受忍限度を越えるというような事態に対しては、この侵害についての救済を求めるということは、これやはり一つの行き方として是認していかなければいかぬのではないだろうか。いわゆる法的な概念として、……
○小沢国務大臣 安全性の確認、それから限界点を国の機関できちっと決めていかなければならない。先ほど林先生も同じように言われたわけでございますが、これは当然しなければならないと思います。ただ、衛生上、保健上の安全問題については、WHO等、その中に参加しましていろいろな研究をやっておるわけでございますから、必ずしも、わかっているものについて、さらに国がやらなければいけないわけではないと思います。先ほど来、申し上げておるように、労働省では一応いろいろな研究をやった結果から、ある一定の線を決め、それから食品の関係の容器では、さらに一ppmという最も厳しい安全の基準を決めて、そして健康を守ろうということ……
○小沢国務大臣 非常に必要なことだと思いますし、私どもは、エアバス導入に関しましては、どうしても、その点の詰めを十分やりまして、そうして、その結果を住民の皆さんにもよく説明を申し上げていきたい、かように考えます。
【次の発言】 鼻出血問題は近く結論を出します。私は、そんなに鼻出血問題が飛行機による直接的な原因になろうとは、実は最近までのいろいろな調査その他のあれを聞きまして、思ってはおりませんが、その結果が近く出ますから、それによって十分おっしゃるような点の注意をやりまして、その上で、おっしゃるように大気汚染の問題については重大な関心を持ちつつ対処していく予定でございます。
○小沢国務大臣 岡本先生、瀬戸内海対策室は現在あるわけでございまして、私どもとしては課にして、室の上にもう一つあれをしたいという予算要求をしているわけで、行政機構簡素化の時代でございますので、なかなか困難だとは思いますが、この線で努力をいたしております。 それから、瀬戸内海の臨時でなくて根本的な対策法にすべきだ、これはもう同感でございます。ただ、私が一番悩んでおりますのは、これは委員長及び皆さん方、野党の先生方の意見を十分、承って、内容をどうするかということが一番、大事でございますし、その前に、法律によります基本計画を三年以内に立てることになっておりますので、この基本計画が出ないのに、その内……
○小沢国務大臣 先生のおっしゃるように、まず、いろいろな全体的なムードで事を処理するということは、私ども環境庁としては、やるべきじゃないと思います。これはあくまでも冷静に、合理的に、科学的に判断をしていかなければならないと思うのです。ただ、世の中が進めば進むほど、重金属なり、あるいは化学物質なりのいろいろな問題の中で、消費生活あるいは日常の生活あるいは生産活動をやっていかなければならないわけでございますから、したがって、それらのいろいろ危険性を包含した全体の環境の中に、国民生活が安心して遂行できるようなことは、どうしても私どもの健康を守る立場から言って基本に考えてやっていかなければならない。し……
○小沢国務大臣 御承知のように、昭和四十八年規制、五十年規制、五十一年規制と、NOxにしましてもSOxにしましても、非常な低減の規制を強化してまいったわけでございます。さらに五十三年を目途にして完全実施を図りたいというので、総理の御指示によりまして、私の手元に四人の先生方で常時各メーカーの技術開発の状況をチェックする機関を設けまして、この先生方は夏休みも返上して勉強していただいておりまして、私どもとしては当初の目的を達成するように、いろいろな技術指導をやると同時に、この開発状況についても常にチェックをして、厳重な指導を続けているわけでございます。
○小沢国務大臣 二十三日にお尋ねがありまして、私から説諭をするというお約束を申し上げました。二十四日通告をいたしまして、二十五日午前十時半責任者を招致いたしまして、新聞でごらんになっているように厳重に注意をいたしました結果、昨日には、パンフレット、マニュアルにつきまして速やかに回収をする。また、規制適合車の生産体制を一日も早く整備するようにということに関しましては、ただいま通産から申し上げたように、姿勢を改めて規制適合車の生産に大いに努力する、こういうことになったわけでございます。
【次の発言】 経過は、まず、ことしの通常国会の予算委員会の分科会におきまして、阿部助哉先生が、海外に進出する企業……
○小沢国務大臣 先生御承知のように、昭和四十九年の四月十六日に化学物質の審査及び製造に関する規制法律が施行になったわけでございまして、新しく輸入または製造する物質は全部事前にチェックすることになっておるわけでございます。ところが、先生御指摘のものは、これ以前のものの化学物質の有害の問題だと思います。実は通産省では、その物質の分解性、蓄積性を検査いたしまして、それに基づいて今度は怪しいというものは、その毒性検査を厚生省がやります。私どもの方は環境の調査をやるわけでございます。この既存の化学物質が数が非常に多いわけでございまして、そのうちにどうもやはりよく調べる必要があるなと思うものが四百くらいあ……
○小沢国務大臣 第七十七回国会における衆議院公害対策並びに環境保全特別委員会の御審議に先立ち、環境行政に関する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を得たいと存じます。 健康で快適な生活環境を確保するとともに、すぐれた自然環境の保全整備を図ることは、いまや、人類共通の課題となっております。 とりわけ、狭い国土の中に高度工業化社会を築き、一億一千万人余の国民が生活するわが国においては、このことが特に切実な課題となっておりますことは、申すまでもありません。 このため、政府はもとより、地方公共団体、民間等を通じて、公害のない快適な生活環境の回復と豊かな自然環境を求めての真剣な努力が続けら……
○小沢国務大臣 橋本先生が非常に具体的な事例を挙げての、この制度どうもいろいろな点で矛盾があるじゃないか、疑問点が少なくとも相当あるじゃないか、さりとて、いま具体案、こういうようにしたらいいという理想的な案こついて自分はいま・ここで提示する存のものはないけれども、どう考えても、いろいろな点で納得がいかない、疑問を感ずるような諸点が多い。したがって、あと二年間に根本的にひとつ検討してみる必要があるのじゃないかというお話でございました。 私も、実はこの予算時期に、いろいろ折衝を、重量税から一般会計を通じて二割もらうということについて予算折衝をいたしましたり、また各省との了解を得たりいたしましたと……
○小沢国務大臣 公害健康被害補償の必要な負担、これは当然、原因者負担として考えていかなければならないわけでございます。その原因者の中に移動発生源、ことに自動車というものがあるのは間違いがないわけでございます。その比率がどの程度であるべきかということでございますが、地域の指定をやっておりまして、しかも患者の分布状況等も見ますと、やはり現実には東京、大阪周辺が多いわけでございますが、それだけの車に負担をさすというわけには、車は、これは移動発生源でございますから、北海道の車も新潟の車も、あるいは兵庫の車も大阪へ出入りしますし東京にも出入りする、こういうことでございます。そういうようなことから、いろい……
○小沢国務大臣 政治家はすべて、もちろん身辺を清潔に、また法を守り、憲法の条章のもとに活動しなければいけないことは、あに環境庁長官のみならずだと思います。しかし、政治の環境浄化等につきましては、実は環境庁長官である私の事務範囲でございませんで、設置法にも、そういう規定がございませんので、私から、それについてお答えする限りでありません。 ただ、私個人の問題として、この朝日新聞の記事を当日、私も見まして驚いたわけでございますが、「要請けり無効」というような見出しとともに「干渉」と断定した見出しをつけております。はなはだ私は遺憾でございます。これは参議院の予算委員会の理事会においても申し上げたわけ……
○小沢国務大臣 ただいま議題となりました振動規制法案について、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 戦後わが国の産業経済の発展の成果として、国民生活は目覚ましい向上を見ることとなったのでありますが、その反面、各種の公害が発生し、国民の生活環境等にさまざまな影響を及ぼしているところであります。 これらの公害問題については、政府といたしましても、各種の公害規制法等を中心に対策を進めてきたところでありますが、振動公害につきましては、公害対策基本法において規定する七公害の一つとされているものの、法律上の規制措置が講じられないまま、今日に至ったこともあって、住民からの苦情、被害の訴え等……
○小沢国務大臣 おっしゃるように、諸外国のいろいろな事情の違い等もあろうかと思いますが、振動規制につきましては法律をもって一律に国として規制をしている国はございません。その意味においては、わが国が初めてでございますので、その意義は大変、大きいものがあると考えております。 この法案の内容につきまして、いろいろ御批判もあろうかとは思いますが、中公審におきまして二年有余にわたりまして、いろいろ御検討願った結果でございます。また、やはり自治体等の意見等もいろいろ聴取しまして、私どもの方としては十分、慎重に検討してまいったつもりでございます。必ずしも全般的に御満足をいただける内容であるとは思いませんが……
○小沢国務大臣 一年半ばかり当委員会で瀬戸内海の問題をめぐりまして、いろいろ御議論がございましたので、本当は、もう少し実のある跡継ぎ法を何とか考えたい。しかし、いろいろ研究をしてみますと、要は結局、生活排水の問題をいかに規制というよりは、下水の普及等によって、これを推進していくかということが一番、大きな問題でございますので、そういう点から考えますと、いまの現状で、たとえば下水道は、いわゆる道路公団のような組織になっておらない。地方から委託を受けて下水道事業団はやっておりますけれども、あれをもう少し根本的に大きな実施ができるような公団等の方法で考える裏打ちがありませんと、特別に、たとえば瀬戸内海……
○小沢国務大臣 地域指定についての指導方針いかんという御質問でございます。
私は、本法の施行に伴い都道府県知事が地域指定を行うに当たっては、当該都道府県において、すでに条例による規制が行われている場合は、その地域の実情を十分尊重し、適切な指導を行ってまいりたいと思います。なお、期限を切って、いつまでという指導はいたさないつもりでございます。
【次の発言】 この法律は、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的として、公害振動について、その大きさに係る見地からの規制を行うこととしております。条例で定め得る「別の見地」としては、これ以外の見地で規制を行う場合、すなわち、たとえば文化財保……
○小沢国務大臣 いま技術的な詳しい説明のできる者はおりませんが、この前から、いろいろ議論がありましたように、赤潮の発生原因の解明が、なかなか正確に科学的に、これがというのが、まだ、つかまれておらないわけでございます。しかし、水温の状況なり、あるいはまた日光との関係なり、それに窒素、燐の要素が作用をして発生をするという、おおよその見当がついて、現在のところは、そういうような考え方になっておると思います。 そこで、われわれとしては、どうしても窒素、燐の対策を一日も早く強化をするということと、それから予知技術の開発を急ぎまして、早急に対策がとれるように持っていきたいということで、瀬戸内海につきまし……
○小沢国務大臣 私は先生のおっしゃるとおりだと思うのでございまして、まず今後、出さないように、患者さんが増加しないように、あらゆる大気の保全についての懸命な努力を続けていかなければいけない。同時に、一たん罹患された方々については、できるだけ回復をするように、あるいはまた病状が進行しないように努力をすることは、政府として当然だと思います。そのために御要望がいろいろあると思いますが、これは誠意を持って検討するということは当然のことだと考えております。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 目下のところは、そのとおりでございます。
○小沢国務大臣 別に取りやめたという決定をしたわけではございません。ただ、先生方は、御承知のように全部大学教授なものですから、入学試験その他のいろいろなあれがありまして、それを少し延期している、こういうだけのことでございます。
【次の発言】 すでにごらんいただいているかどうかわかりませんが、私どもの検討委員会の四人の先生方は二十六回も昨年検討会をやりました。メーカーの研究所等にも実際に参りまして、いろいろ検討をいたしていただきました。その検討の中間報告を昨年十二月にいただいております。その中に詳しく各社の開発状況がございますが、なお、五月ごろにはまたさらに第二次の検討委員会の報告をまとめ、こと……
○小沢国務大臣 先生もお行きになりましたからあるいは御存じだと思いますが、糸魚川市で富山大学に委託調査をいたしまして、工場周辺の環境中の濃度調査というものを行ったわけでございます。その結果によりますと、環境濃度は最高〇・〇三七ppmということになっておりますので、この数値は環境濃度としては実はほとんど問題になる数字ではないわけであります。たとえば、日本産業衛生学会許容濃度等に関する委員会の勧告による抑制濃度、これが二五ppmでありますから、これと比較しますと約六百分の一という程度でございます。そうではございますが、クロロプレンの吸入の毒性あるいは刺激による目の痛み、皮膚その他いろいろな問題があ……
○小沢国務大臣 すでに、環境庁に国立公園の仕事が移管になる前に、この問題は全体的に承認をされておったわけでございますが、瀬戸内海の多島式、特徴のある国立公園の景観から言いますと大変な問題をもたらすわけでございますし、また国立公園のみならず、これに橋がかかるということになりますと大気汚染の問題やら騒音の問題やら、その他いろいろ起こってまいりますので、われわれとしてはこれはもう慎重に十分環境影響評価をやって、その上で結論を出さなければならぬなあと、こうなりまして、大三島橋につきましても十分アセスメントをやり、しかも自然公園の関係の小委員会までつくりまして先生方に集まって議論していただいて、何回かや……
○小沢国務大臣 おっしゃるように、原子力発電に伴う温排水問題に関しては、全体的に環境保全、水域、水生生物、すべての影響をまだはっきりとつかむだけの結論が出てないわけでございます。審議会で非常にいろいろな調査をまだ積み上げていかなければいかぬので、したがって、中間的には、個々の計画についてやはりよく調べた上で支障ないかどうかを決定する以外にはないだろう。それで今後私ども、さらにこの専門部会でずっと継続して、この問題の究明だけはきちんとできるようにしておきたいと考えておるわけでございます。
○小沢国務大臣 実は環境庁でこの両君を比較した調査という正確のものはございませんで、アメリカの連邦航空局の資料を見る以外にはないわけでございます。それを見ますと、どうも両者排気ガスあるいは騒音ともほとんど大差がないと私どもはその資料によって判定をいたしております。
【次の発言】 お答えいたします。
アセスメントに関する制度、これがどうも法制的に確立されておりませんので、いろいろな面で住民の急患の反映なり意見の聴取なり、あるいはまた事前の環境影響評価についてのいろいろ具体的な手続、内容等がまちまちでございますものですから、どうしても制度化したい、でき得れば手続法としての事前評価法というものを何……
○小沢国務大臣 いかなる場合でも、現在でも、この法律がなくとも、御承知の苫小牧にいたしましても、あるいはその他知多半島に火力を増設するにしましても、全部アセスメントを要求し、そのアセスメントの結果を適切に指導し、必要があれば補足をさせ変更をさせながら、環境対策上これで支障のないという場合に許可の応諾を私どもは関係官庁にしているわけでございますから、このコンビナート法の中にそれがありませんでも、当然環境保全上必要な事前環境影響評価については行っていかなければならぬわけでございますし、また、行っておりますし、今後も行います。 ただ、この前も申し上げたように、いま私どもはアセスメントの、ちょうど公……
○小沢国務大臣 海外進出の企業の公害問題は、ずばり環境庁でもなければ、非常に関係するところが多いわけでございます。元来が相手国の国内問題でございます。国内の諸法規、諸取り締まりあるいは行政基準にのっとって、その企業がいろいろ具体的な仕事をやらなければいかぬわけでございますから、相手国の国内問題だと思います。ただ、おっしゃる内容によっては、それぞれいろいろな、たとえば相手国の公害技術について協力をするのは、どういうようなことになるか、外務省も絡んでくると思いますし、いろいろ関係がありまして、まだ一概にそのものずばりで、これを主管する官庁というものは決まってないと私は思います。
○小沢国務大臣 昭和五十年度の環境庁関係予算案について、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十年度総理府所管一般会計歳出予算要求額のうち、環境庁予算要求額は二百二十六億九千七百六十三万九千円であり、これを前年度の当初予算額百五十四億七千六百九十六万円と比較すると、増加額は七十二億二千六十七万九千円であり、その増加率は四六・七%であります。 次に、予算要求額の主要な項目について御説明いたします。 第一に、公害対策について申し上げます。 まず、大気汚染等防止対策及び水質汚濁防止対策については、環境基準の設定及び各種規制基準の強化を引き続き計画的に推進するほか、新たに日本近海における海洋汚……
○小沢国務大臣 私、新聞記事よく読まなかったのですが、ちょっといまここへ入る前に見ましたのですけれども、私、昨日洗い直しなんという表現を使ったことはないのです。ただ、厚生省見解が出ましたのは、あれを考えてみますと昭和四十三年五月でございましたが、当時の厚生省見解というものは、十数年来のいろいろな研究の結果を総合的にまとめた判断を基礎にして、それにプラス患者の救済、それからカドミの公害防止という観点の、この二つの目的を行政上加味して決断をした、こういうものだ、私は率直にそうだろうと思っておるわけでございまして、患者の救済ということと公害防止ということを行政上の観点から考えまして、しかも当時、その……
○小沢国務大臣 渡辺委員おっしゃるように、環境行政はあくまでも科学的、技術的な知見をもとにして判断をしていかなければいけない、これはもう私、就任以来の基本的な強い考え方でございます。ただ、この科学的知見というものが、公害問題のいろいろな現象を考えますと、相当まだわからない分野がたくさんございますし、そうかといって、人の健康に関係するようなものが、もし結果的にこの対応の仕方を誤りますと、後で非常に大きな後悔を残すことにもなりますので、したがってその辺、あるいはおっしゃるようないろんないままで過去の事例があったんではないかと思うのでございますが、公害研究所も四十九年に発足いたしまして、逐次内容も整……
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