このページでは小沢辰男衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(小沢辰男君) 中村議員にお答えを申し上げます。 総理がお答えをいたしましたものを除きまして、三点お答えをいたしたいと思います。 まず、母子家庭の問題でございますが、確かに全国六十三万の母子家庭の多くの方々は、御指摘のように、経済的に非常な不安定な状況に置かれておることは事実でございます。 四十八年の調査、それからはやっていないというお話でございました。確かに大体五年に一回か六年に一回というつもりでおったようでございますので、私どももう一度精密な調査をやってみたいと考えておりますが、たとえば五十一年五月に厚生行政基礎調査をいたしましたときに、母子家庭の家計費支出を調べてみました……
○国務大臣(小沢辰男君) 国民の福祉を守る厚生大臣といたしましては、これからも福祉の後退は許さずとのかたい決意で努力をいたします。(拍手)
○小沢国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ちまして、一言、就任のごあいさつを申し上げます。 わが国は今日、内外にわたり多くの課題に直面しておりますが、国民のすべてが健康で豊かな生活を送れる政治を行うことは、一層重要な国政の課題になっており、国民の健康と福祉を守る厚生行政は、重大な責任を担うべきものであると考えます。 現在、厚生行政は多くの課題を抱えております。が、特に医療保険制度については、最近の経済情勢、医療費の増加傾向等にかんがみるとき、制度全般にわたって基本的な見直しが必要な時期に来ていると考えます。 しかしながら、政府管掌健康保険を初めとする医療保険の財政は、現在すでにきわめて……
○小沢国務大臣 昭和五十年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算額につきましては、歳出予算現額四兆八百三十七億八千五百九十六万円余に対して、支出済歳出額四兆三百六億四千八十一万円余、翌年度繰越額二面七十一億三千九百三十八万円余、不用額二百六十億五百七十六万円余で決算を結了いたしました。 以上が、一般会計歳出決算の大要であります。 次に、特別会計の大要について申し上げます。 第一に、厚生保険特別会計につきましては、健康、日雇健康、年金、児童手当及び業務の五勘定を合わせ、一般会計から四千七百六十一億七千四百十七万円余を繰り入れました……
○小沢国務大臣 ただいま御決議のありました廃棄物処理行政に関しましては、御指摘の点に留意し、さらにその推進に努力してまいります。 すなわち、廃棄物の実態把握につきましては、五十三年度は、産業廃棄物の処分状況に重点を置いた調査を行うこととしており、減量化、再資源化につきましては、地方自治体が適切に行えるよう指導の強化を行うこととしております。 また、広域最終処分場につきましては、とりあえず条件の悪い首都圏、近畿圏について確保が図れるよう努力をいたしてまいりたいと存じます。
○小沢国務大臣 昭和五十一年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算額につきましては、歳出予算現額四兆八千八百九億七千百七十八万円余に対して、支出済歳出額四兆八千三百九十二億一千五百八十七万円余、翌年度繰越額二百四十三億三千八百六十五万円余、不用額百七十四億一千七百二十五万円余で決算を結了いたしました。 以上が、一般会計歳出決算の大要であります。 次に、特別会計の大要について申し上げます。 第一に、厚生保険特別会計につきましては、健康、日雇健康、年金、児童手当及び業務の五勘定を合わせ、一般会計から六千百二十二億一千七百七十五万円を……
○小沢国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、厚生行政について所信の一端を申し述べたいと存じます。 現在、景気の問題を中心に、わが国を取り巻く内外の経済環境は、きわめて厳しいものがあります。 わが国の社会保障は、これまで経済の高度成長のもと大きく飛躍を続けてまいりましたが、今日、厳しい経済情勢の中で、高齢化社会の到来に備えるという困難な課題に直面しているのであります。 人口構造の老齢化に対処し、いかにして活力ある社会を維持発展させていくか、安定成長下において増加の一途をたどる年金、医療等の費用をいかに賄うかなど、われわれの前には、多くの問題が横たわっているのであります。 このような局……
○小沢国務大臣 羽生田先生の御意見のとおりだと私は思います。厚生省のいまの行政機構のいろいろな分担から申しまして、厚生省だけで国民の健康づくり運動というものはできないだろうと思います。特に、文部省の学校教育における協力がなければ成果は上がらないことはおっしゃるとおりだと思いますので、いま言われましたような、国民健康づくりというのが福田内閣の厚生行政の中での最も大きな目玉であるわけでございますから、各省とも十分協議をいたしまして、また総理の御了解も得て、先生のおっしゃるような方向で各省協力し合うような体制を検討していきたいと考えます。
【次の発言】 おっしゃるとおりでございまして、この保健センタ……
○小沢国務大臣 国にとりまして、その責任を追及する非常に厳しい判決だと受けとめております。御承知のとおり、私どもの従来までの態度は、行政上の法的な責任はないという立場に立っておったわけでございます。しかし一方、患者救済ということを特に重視いたしまして、和解によって患者の救済を図るという態度を続けてきておったわけでございますが、いま御指摘のように今回の判決は、国の医薬品の有用性に関する予見と、それの製造承認、また自後の安全性の確認、そういうことに対して最後は違法行為ときめつけておるわけでございます。これらにつきましては、いま慎重に判決を検討いたしまして、私どもの、これに対する所見を近く決めたい、……
○小沢国務大臣 先生のお気持ちはもう十分わかるのでございますが、一時帰国者というのは大体、墓参とか親戚の訪問とか、生活の本拠は中国にあるが一度なつかしい故国に行ってみたいとか、そういう方々でございますので、いま局長から申し上げたように、往復の旅費を支給し、しかも生活に困る人には生活保護をやるという程度しか国としてはできないわけです。 そこで、村の方で生活保障みたいな形で見舞い金を何十万かやっておる、それを一部でも国が負担したらどうだとおっしゃるのですけれども、これはなかなかめんどうな問題です。ただ、言葉が不自由だから行動にいろいろ不自由するとか、あるいは生活保護を受けておっても、日本における……
○小沢国務大臣 一般戦災者に対する国家補償の御要求ということは、すでに廃案にはなりましたけれども、各党の立案による提案も承知いたしております。またその後、附帯決議等についても熱心な御決議をいただいておることも承知いたしております。また過般来、本社労において先生方から、いろいろ同様趣旨の御質問等をいただいておりますが、従来まで国が考えました観点は、戦争というものに対する国家総力戦、国民挙げて国家目的にみんな協力し合ったということは、戦地にあると内地にあるとを問わず同じ趣旨ではないかという立論についてもよくわかりますし、また、いろいろ法律上の観点から分析されな大原委員の御見解等もいろいろ承ったわけ……
○小沢国務大臣 もう先生のおっしゃるような老後所得の保障という面から考えまして、経済のいまの停滞、今後いかに努力をいたしましても、そう大きな配分を期待できない状況でもございますし、一方、人口の老齢化は非常に急速に進んでまいりますので、年金財政を含めて、しかも年金制度の国民の不公平感というものも、ある程度、解消する方向のもとに根本改正をやらなければならないと考えておるわけでございますが、いつ国会に法律の提案をするかということになりますと、私はこの前も申し上げましたように今年度いっぱいぐらい、かしていただきまして、あらゆる角度から検討をして制度の改正に取り組みたいと考えておりますものですから、果た……
○小沢国務大臣 老齢化社会の入口に立って、私どもは、いろいろな厚生行政全般にわたる問題について感慨を新たにしていかなければならぬということは厚生白書で指摘をしておるわけでございます。そういうような観点から、一番問題になる年金制度というものについて、いろいろ、われわれも、われわれとして研究をして進めていきますけれども、やはり学識経験者の意見もあらゆる角度からいただきたいというので基本構想懇談会というものを持ったわけでございますが、いま先生がおっしゃるように、確かに一体、年金制度はどうあるべきか、それから出てくる、いろいろな問題点を整理していく必要があるのじゃないか。問題点だけ指摘をして、ただそれ……
○小沢国務大臣 私どもは従来、国会等の場におきまして、この原爆二法に関して社会保障立法だということを申し上げてきておるわけでございますが、私は今度の判決をいただきまして、さすが専門家でといいますか、こうした判決を拝見いたしますと、法律論的にいろいろ、われわれが気がついていない面を御指摘いただいたような気がするわけでございます。しかも、現在の二法というものは確かに、この判決で言われておりますように、たとえば所得制限というものを考えておりません。もし社会保障立法だけで純粋に考えますと、所得制限というものは当然出てこなければいかぬわけでございますが、所得制限がない。したがって、判決のお示しになったよ……
○小沢国務大臣 私は今日の薬事法の製造承認というのは、一般的に禁止をされている医薬品の製造というものを、一定の基準に該当する医薬品の場合には、これを解除する行為であると思っておりまして、したがって、いわば警察許可的な行為であるというふうに、現在の法解釈としては、それが適当ではないかと思っております。したがって国は、ある製造業者から出した証明が一般的禁止を解除するに足るだけのものであれば、これはやはり製造承認をしなければいけないし、同時にまた製造承認をする義務があるものだというふうに思います。したがって私は、いまおっしゃるように法的には、今後の事件についても私どもは金沢判決について控訴をいたして……
○小沢国務大臣 おっしゃることも私は一つの見解といいますか、理解ができるわけでございますが、やはり戦争という行為を決定した国の責任という点から、問題をずばりとらえるか、ただ、そういう行為というものによって、いろいろ行われました事態、あるいはその結果生じた国民の被害というものについて、これをどういうふうに国内の政治、行政の場で救済なり、あるいは手当てをしていくかという問題になりますと、私は、そうした戦争責任という面からする配慮も加えなければいけないけれども、ずばり、それが即国家補償という、すべての面で、そういう法律上の考え方を適用していくかということになりますと、これはやはり、それぞれの事例によ……
○小沢国務大臣 私が着任をいたしましてから、一年間かかりまして御審議をいただいておりました健康保険法の改正、いわば当面の財政対策法案でございますが、その審議の過程におきまして、当委員会におきましても、あるいは参議院におきましても、前大臣から十四項目の根本改正に関する問題点を提示をいたしました。また理事会においても、その十四項目については、それぞれ各党の御意見もありまして、やらなければいかぬ項目だとおっしゃって小委員会等も設置されたわけでございますが、その際、私が引き継ぎましてから何回か御質疑がございまして、この十四項目それぞれの実施あるいは検討の時期等も書いてあるように踏襲をしていくかどうかと……
○小沢国務大臣 一月十一日、仙台市で行われました党主催の演説会に出席をいたしました。なお、発言内容につきましては、その表現で、いまいろいろ反省をいたしますと、若干穏当を欠いたものがあったと思っておりまして、深く反省をいたしております。
【次の発言】 私も、実はこちらへ帰りまして、ただいまのテープを念のため全部聞きました。それで、ただ、いまお話しになりました中で、一番最後の話は、私はどうもこのとおりの発言ではなかったという記憶でございます。それから、最初の点も若干違うような感じを持っておりますが、大体、趣旨としてはこういうような内容でなかったかと思っております。
○小沢国務大臣 私どもの所管の社会福祉施設その他の生活関連の施設につきましては、五十三年度も大幅に増加をさしていただいております。
なお、五カ年計画を作成すべきではないかということがございますが、保育所等についてはそういう考え方のもとに逐年整備をいたしておるところでございます。
【次の発言】 荒木委員、夜間の人工透析ができなくなったようなお尋ねでございますが、今度の点数改正によりまして、むしろ午後五時以降の夜間透析の点数の加算を認めたわけでございまして、したがって、昼間は社会復帰がなかなかできないから夜間に人工透析を行いたいという患者のいろいろ御要望にこたえた点数改定をむしろやったわけでござ……
○小沢国務大臣 福祉年金を二万円に引き上げるということにつきまして、将来の基本的な年金の見直しの際に支障がないではないかというお説については、それは、たとえば私の方の年金問題懇談会とか、あるいは総理府の社会保障制度審議会等の御意見等を見ましても、私はそう支障があるとは思わないのです。ただ、今日現在では、やはり相当支障があるのじゃないかと思うのです。 これはなぜかと言いますと、専門家でいらっしゃいますから御承知のように、福祉年金を二万円に上げますと、当然五年年金に響いてまいります。五年年金に響いてまいりますと、これがやはり十年年金に響いてくるわけでございますので、そういたしますと、これはもう拠……
○小沢国務大臣 福祉を預かる厚生大臣が先生の御意見に反論をするというのは、大変奇異に感ぜられるかもしれませんけれども、私どもは、福祉年金及び五年年金等の経過年金については、いずれ再検討をしなければいかぬだろうと思うのです。しかし、その場合に、この福祉年金の性格自体をどういうふうに持っていくべきか、やはりこれをきちっとした上で思い切った増額を図るべきであって、また同時に、その財源調達方式を、私は遺憾ながら昭和生まれでありませんで大正でございますが、もしわれわれ若い者が、いま現に働いている者が年とった方々に何か報いるとすれば、一般の税金から全部考えるべきなのか、あるいはまた、われわれ働いている者が……
○小沢国務大臣 大事な脂肪、たん白につきまして硬いま数字をお挙げになりましたが、大体私どもも現状においてやや不足程度であろう、こう考えております。 それから、米の消費について、国民の栄養の観点から考えて奨励をすべきであるかどうか、これは結局、米がいいとかパンがいいとかという議論ではなくて、総合的な栄養価というものをそれぞれ副食を含めた上で考慮しなければいけない問題でございますので、米だけがいいとかあるいはパンだけがいいとかという議論ではなくて、やはり、米の場合に、いま農林大臣が言われました米そのものの栄養価というものは、これはもう私どもも当然是認といいますか同感でございますので、問題は、副食……
○小沢国務大臣 先生も専門家でいらっしゃいますから御承知のように、日本の社会は急速に老齢化社会に移行するわけでございまして、諸外国に比べますとその速度はまさに非常な勢いでございます。したがいまして、この積立金というのは、少なくともそうした老齢社会を想定した場合には当然給付の非常な増高ということを考えなければなりませんから、この積立金は軽々に取り崩したりいろいろな方面に使ったりするようなことなく、最も効率的に運用していかなければならない。そうでないと世代間の負担の不均衡という問題が出てまいりますから、そういう意味で慎重を期さなければならないと思うわけでございます。 いま厚生省がやっているのだか……
○小沢国務大臣 そう間違った表現ではないと思うのですよ。これは現在、国民所得に対する社会保障の給付費の比較を先生も専門家でいらっしゃいますから御存じだと思うのですが、確かにこの点から見ますと、日本の方は大体五十三年の見込みでまあ一二ぐらいになるだろうと思うのですね。そうしますと、たとえばイギリスが一六、あるいはもう統計がちょっと古いですから、最近あたりは一七ぐらいになっているかもしれませんが、あるいはアメリカが一四ぐらいである。それから進んでいるところはスウェーデンの三〇とか西独が二五とかございますが、しかしこの数字の違いというのは、老齢化社会のその進度を見ますとうんと違うわけでございますから……
○小沢国務大臣 こういう方々には、もし御希望があれば、病状等を判断いたしまして特別養護老人ホームに収容する方法が一つ。それから、いまお伺いしますと、めいごさんがたまにおいでになるということでありますが、当該市町村でホームヘルパー制度等もございますので、あるいはまた介護人制度等もございますから、これらをひとつ活用いたしましてお世話を申し上げる。この二つの方法があろうかと思います。
【次の発言】 特養の現在の施設数は、たしか六百二十七カ所でございまして、約五万人の収容能力を持っているわけでございます。
待機といいますか、もうぜひ入りたいがまだあかないからという待機の方々がどれぐらいあるかというこ……
○小沢国務大臣 先生よく御承知のように、船員保険の、一定期間、毎年離職をする人を保険に取り込むかという制度上の問題と、それから二十三万七千人しかない、したがって保険の担保能力が非常に少ない船員保険でございますので、その一定期間の離職者まで失保に取り入れるということになりますと、相当の保険料の、他の人々の増加を見なければなりません。そういたしますと、なかなかこれは問題が多いわけでございまして、審議会でも、御承知のように、どうしても結論をまだ得るに至ってないわけでございます。そうすると、御提案のように、これをひとつ船員保険から外してしまったらどうだという御提案でございますが、なかなかこれは、総合保……
○小沢国務大臣 来年の四月から養護学校の義務制がしかれるわけでございますので、おっしゃるように、学校外の身体障害児の福祉対策については一段と充実するように私ども努力をしていかなければいかぬわけでございます。同時に、施設に収容をされている児童であっても、この養護学校にできるだけ通学できるような措置をとっていかなければならぬ。御承知のように、肢体不自由児施設の収容者あるいは盲聾唖施設の収容者のほとんどすべて、九八、九%は、現在何らかの意味で養護学校なりあるいは特殊学級に通学をしているわけでございますが、問題は、重症心身児の収容施設に入所をしている方々に対して非常におくれておりまして、いま就学の状況……
○小沢国務大臣 診療報酬の特例というのが、税だけの面から他と比較してみて、これが非常に特殊な特例措置であるということは、これは何人も否定できないと思うのです。私も否定いたしません。 なぜこういう特例措置が与野党一致の立法化によってできたのかということを考えてみますと、お医者さんの診療報酬というものは、御承知のように、大学を出まして何十年たち、相当の大学において研修も積み、場合によったら多数の医師も養成する責任者にもなったような偉い教授上がりの方も、医師免許を取ってすぐ開業される、あるいは診療に従事される方も、たとえば初診料千円といいますと、全く同じ評価をしているわけでございます。 それとも……
○小沢国務大臣 年金制度の長期的な見込みをほぼ現行の五十一年度価格といいますか、そういうものでその後の物価や賃金の上昇等一定の想定をいたしまして考えてみますと、ちょうど二十一世紀、すなわち昭和七十五年、あるいは二十一世紀の初頭に当たります昭和八十五年等を考えてみますと、国民年金、厚生年金あるいは船員保険、共済組合等々いろいろ考えてみまして、国民所得に対する給付費の割合が一三%を超えることに年金だけでなる。その際には国民の負担も、現在の名目約二千七百円と考えますものが、名目で大体七万八千円ちょっとの負担をいたしませんと成り立たない計算をいたしておるわけでございまして、もちろん、そのときの給付水準……
○小沢国務大臣 現在、養護老人ホーム、普通の老人ホームでございますが、これには千七百カ所で約十三万人収容されておるわけでございますけれども、まだまだ不足のことはおっしゃるとおりでございます。今後できるだけ私どもも力を注いでいきたい、かように考えます。
○小沢国務大臣 スモン研究班の先生方の見解でも、なぜ日本がこのような数字を、非常に多量に発生するようになったかということについては、科学的な明確な答えは出ておりません。ただ一部には、外国の例と比較してみまして、日本人の体質的な問題あるいは投与の量並びに期間の問題等の影響ということを言われておりますが、的確な科学的な原因というものは、日本だけなぜこのように多発したかということについての正式な見解は、まだなかなか的確に把握できないわけでございます。
【次の発言】 私、体質によると断定してここで答弁したわけじゃありません。そういうふうに言われる向きもあったり、あるいは投与が多量であったり、あるいは期……
○小沢国務大臣 大蔵省の予算説明資料として予算委員会等に出しました社会保障の充実内容、それと国民負担の現状等につきましてお出しいたしましたのは、厚生省と大蔵省が事務的にいろいろ相談をした結果、ほぼ先進国並みの水準に到達しているのではないかということをいろいろな角度から、もちろん財政を主眼にした見方ではありますけれども、両省事務的にはそれぞれよく相談をして出したものと私は聞いております。
【次の発言】 社会保障給付費の国民所得に対する割合は、大蔵省の資料のとり方とちょっと違うんですが、ほぼ同じ見当になっておりまして、一九七六年は医療関係が日本では四・九九、年金、恩給を含みました年金関係すべてで三……
○小沢国務大臣 ただいま議題となりました環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案については、政府としては特に御異存はございません。
【次の発言】 基本的には、私はちょっと事務当局と違いまして、同感なんです。むしろ、せっかく土地を買収して、被保険者の大事な保険料ではありますが、これを寝かしておくことは、利子もつかないし、しかも地元に非常な御迷惑をかけて全部買収をしたわけでございますから、これはやはり基本的には早くやるべきだと思っております。
ただ、年金の金でございますから、事業団としてはいろいろな事業をやります場合に御意見を承らなければいかぬというので、被保険者団体それ……
○小沢国務大臣 五十三年度でいきますと、私どもが五十三年度で法律改正によって引き上げました国民の負担分は、国民年金の保険料の引き上げ千五百億、月額にいたしますと、国民年金の被保険者の保険料が月五百三十円上がるわけでございます。 いまおっしゃいましたように、今年度それだけの増にとどまるかといいますと、五十二年度で健保法の改正あるいは医療費の引き上げ等がありましたので、その影響が今年度に出てくる分が全部で千六百二十三億円と考えておりまして、これを合計いたしますと、三千百二十三億円ということでございます。国民一人月額にしまして二百二十六円である、かように計算をいたしております。
○小沢国務大臣 おっしゃるように今後の年金制度の成熟化、急速な老齢化社会に突入する日本の現状から言いますと、いま御指摘のような保険料にいたしましてもあるいは国庫負担にいたしましても非常に大きな負担になってくるわけでございます。五十一年価額での計算で見ましても、保険料の厚年の負担は現在千分の九・一%でございますけれども、これが一六・七ぐらいに国民の負担がなる、あるいは国民年金の保険料が五十一年価額で七千百五十円になりますから、五十一年価額で今年の年金保険料を計算いたしますと二千五百円でございますので約三倍近くになる、国庫負担もちょうど倍ぐらいになる、こういうような状況でございます。 したがいま……
○小沢国務大臣 御承知のように、東京地裁の判決は、昭和四十二年に薬事法に基づく医薬品の承認審査に必要な資料要求の範囲についての行政方針を通達で出したわけでございますが、この通達によって、そのときから実定法規としての薬事法が実質的に修正されたという見解をとられたわけでございます。私どもは、これはちょっといただけない。もしそういうことになりますと、他の行政一般にも非常に大きな影響を来しますし、これは四十二年、御承知のとおりキノホルム事件等で医薬品の安全性が緊急課題になりましたから、医薬品承認審査に必要な資料、その資料の提出範囲等についての通知を出したわけでございますから、これをもって実定法上薬事法……
○小沢国務大臣 昭和五十三年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。 昭和五十三年度厚生省所管一般会計予算の総額は六兆七千七十六億円余でありまして、これを昭和五十二年度当初予算額五兆六千二百五十七億円余と比較いたしますと、一兆八百十九億円余の増額、一九・二%の増加となっており、国の一般会計予算総額に対し一九・六%の割合を占めております。 最近におけるわが国の経済情勢及び財政事情はまことに厳しいものがあり、そのため明年度予算は景気回復をねらいとした臨時異例の財政措置として公共事業等の投資的経費について、大幅な規模の拡大が図られたところでありますが、厚生省予算は……
○小沢国務大臣 その規則の存在について私は知りませんで大変恐縮なんでございますが、いまお話を承りますと、介護者がつかなければ乗せないということについては、航空会社の方である程度サービスをして、その人の症状にもよるだろうと思いますが、できるものはできるだけサービスをして、ひとりで車いすでおいでになってもできるような体制をとるべきだと私は考えますので、どういう理由でそういう規則になっているのか早速よく運輸当局とも相談をしてみまして、できるだけ御趣旨に沿うように善処してみたいと思います。
【次の発言】 御趣旨に沿うように、私自身身体障害者の福祉向上の責任者でございますので、労働大臣やあるいは通産その……
○小沢国務大臣 私の本当の理想的なあり方に対する考えは、これは本当の理想論でございますが、全国民がどこに勤めておりましょうとも、あるいはどういう職業でありましょうとも、全国民一億一千万全体が平等の立場に立ち、また能力に応じて負担をしていくというような保険制度であるべきだという理想を持っておりますけれども、直ちにそこまではなかなかいかぬだろう。そこで、できるだけ現状にも即しつつ制度の改正をやっていきたいというようなことで、いろいろ考えておるわけでございます。 十割給付全部にすべきだとは思うのでございますけれども、保険の負担という面から考えていきますと、いまの国保についてはとうていそれが実現でき……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。