永末英一 衆議院議員
33期国会発言一覧

永末英一[衆]在籍期 : 30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
永末英一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは永末英一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

永末英一[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第13号(1973/03/02、33期、民社党)

○永末英一君 私は、民社党を代表し、防衛二法に関し、政府の防衛構想について田中総理の所信をただしたいと存じます。  田中総理の防衛に関する見解は、重要な点で、二転、三転いたしておるのであります。すなわち、本年一月の終わり、参議院におきまして日米安保条約と防衛力との関係についてそうでありました。また、本院予算委員会における平和時の防衛力の限界についてそうでありました。  防衛は、国民にとって命を守る真剣かつ重要な問題であります。孫子は、「兵は国の大事、死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」と申しております。このことばは、孫子以来二千数百年後の今日におきましてもなお真理であります。  田中総……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第28号(1974/05/07、33期、民社党)

○永末英一君 私は、民社党を代表し、日本国と中華人民共和国との間の航空運送協定の締結について承認を求めるの件について、賛成いたします。  われわれは、一昨年九月の日中国交正常化以来、日中間交流の中核として日中航空協定を早期に締結すべきであると主張してまいりました。隣合わせの国である日中間の航空路線が、香港を経由し、足かけ二日を要することは、何といっても不自然なことでありました。しかし、同時に、日台間の航空路線がわが国民の利益にきわめて多大の貢献をいたすことにかんがみ、日台航空路線の維持をはかるよう、政府に強く要請をいたしてまいりました。  日中国交正常化以後の日台間の関係に対し、中国側は、地方……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第19号(1975/05/06、33期、民社党)

○永末英一君 私は、民社党を代表し、ただいま上程されました核防条約批准案に対し、政府の所信をただしたいと存じます。  核防条約は、今後二十年にわたって、わが国の安全保障と原子力による技術発展に重大な影響を及ぼす重要な条約であります。三木内閣がどんな考え方のもとにこの批准を求めようとしておるのか、四つの点につきまして、三木総理の見解をこの際明らかにしていただきたいと存じます。  第一は、核防条約の性格についてであります。  もともと核防条約は、一九六〇年二月三日、ソ連の核脅迫により、スエズでの屈辱的な屈服を強いられたフランスが、第四の核保有国としてサハラ砂漠において核爆発を成功させ、次いで一九六……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 衆議院本会議 第9号(1975/10/25、33期、民社党)

○永末英一君 ただいま上程されました大平大蔵大臣不信任決議案に、民社党を代表し、賛成の討論を行います。(拍手)  大平大蔵大臣不信任案はただいま上程されましたが、それは国民の立場から言えば、むしろ遅きに失すると言わなければなりません。大平大蔵大臣にして、もし国民生活を左右するわが国の財政を預かる政治家としての良心があるならば、われわれの提案する不信任案以前に、みずから大蔵大臣の席を辞すべきものであります。その理由は多々ありますが、ここでは特に目立つものについて申し上げます。  第一に、酒、たばこの値上げ案は、さきの国会で廃案になりました。あなたはその時点で辞任すべきものでありました。みずから責……

永末英一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

永末英一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 外務委員会 第2号(1973/02/23、33期、民社党)

○永末委員 一月十九日に大平外務大臣はインガソル駐日米大使と会談されて安保条約運用協議会というものを設置されまして、二十三日の安全保障協議委員会で、これは設置を歓迎されたということになっていますが、この安保運用協議会というものと安全保障協議委員会との関係はどうなっているのですか。
【次の発言】 四条も六条も含めて、あなたがいま最初に言われた安全保障協議委員会でやるということが一九六〇年にきめられて、十四回もやられたと思うのです。ところで、この運用協議会というものはその下部機関なのですか。それだけで何事かを決定し得る機関なのですか。
【次の発言】 そうしますと、地位協定で書かれておるところの合同……

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/03/07、33期、民社党)

○永末委員 田中総理はソ連政府に向けてまた親書を出されたようでございますが、先ほどの外務大臣の御答弁によりますと、ことし第二回目の日ソ平和条約締結に関するわが国とソ連政府間の交渉を開きたい、こういうお話でございます。そのときに、中ソ間における友好条約というのが現存しているんでございますが、あれは廃棄をしてくれといわれるおつもりですか。
【次の発言】 あなたのほうの政府では、そういう意味合いでは日ソ平和条約締結にあたっては日米安保条約は無関係、こういう立場ですね。
【次の発言】 日ソ間にこれから締結しようというのは平和条約です。平和条約というのは、戦争状態があって、これを終結せしめて、これから新……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/03/27、33期、民社党)

○永末委員 田中法務大臣の参議院予算委員会で発言がございましたその日に二階堂官房長官の発言がございました。その間、外務大臣ないしは外務省と官房長官との間にはその件で御協議がございましたか。
【次の発言】 入国の問題は主管省は法務省、しかし外務省はこの問題について拒否権を持っていますね。持っておりますね。
【次の発言】 だといたしますと、その同じ政府の国務大臣である、また内閣のスポークスマンとみなされておる官房長官が、いままでの内閣の慣例上入国問題については、外務省が所管省である法務省から協議を受けるのを例としておるということを知っておりながら、外務省とは無関係に発言をするという、そのことはいか……

第71回国会 外務委員会 第7号(1973/03/28、33期、民社党)

○永末委員 ワシントンにおります愛知大蔵大臣がニクソン大統領と会われたようでございますが、そのときに田中総理に対して、ニクソン大統領から訪米の招請がございましたか。
【次の発言】 これは正式に、アメリカ政府から日本政府に対して、わがほうの田中総理に対する招聘要請だと受け取ってよろしいですね。
【次の発言】 時期のことはそのときに触れられましたか。
【次の発言】 片一方の国が片一方の国の責任者を招聘すれば、国際儀礼上、受けたほうがまた相手方の責任者を招聘するということは通常ある姿でございますね。そうしますと愛知大蔵大臣は、一応そういう形で時期が明示をされて自分のほうの田中総理が米国に招請を受けた……

第71回国会 外務委員会 第9号(1973/04/04、33期、民社党)

○永末委員 アメリカの国防長官のリチャードソンが議会に対して米国の国防報告をいたしました。それに基づいて大平さんのお考えをひとつ伺っておきたい。  結局、ニクソン大統領は第二期でございまして、アメリカの国防も新たな時代に入ったといっているのですが、われわれアジアにおきましては短期的には米国が抑止力として一定の兵力を維持する、そしてその抑止状態がくずれた場合には、反撃力としてやはり一定の兵力を保有する、こういっているわけですね。われわれ日本の国に米軍が米兵力を保持しておりますが、どういう力として保持しようとしているとお考えになりますか。

第71回国会 外務委員会 第10号(1973/04/06、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いますが、わが国の発展途上国に対する経済協力の理念とでもいうものは、どういうぐあいに考えておりますか。
【次の発言】 世界平和を保つためにという目標、それからわが国は別に具体的な見返りの利益を追及しない、はなはだ高道なおことばでございますが、その平和を保つと申しましても、全地球にはいろいろな国がございますけれども、それは一律一体に考えておられるのですか。それとも地域的にわが国とのかかわり合いを考えながら実施せられるおつもりなんですか、いずれですか。
【次の発言】 いまのお話ですと、経済協力ですから、相手方との話はまとまらなければできませんが、相手方から申し入れがあっ……

第71回国会 外務委員会 第11号(1973/04/12、33期、民社党)

○永末委員 青年海外協力隊に関して資料を要求しておきましたところいただきました。その資料に基づいて質問いたしますが、過去に派遣された隊員中に退職した者公務員九十三名、民間五百十七名ということでありまして、全体に照らし合わせますと比率が非常に多いのでありますが、退職した者はこの二年の間の勤務かち帰ってきましたあと、どういうようにアフターケアをしておりますか伺いたい。
【次の発言】 いまの御答弁の語尾がはなはだ不明確ですがね。大体において希望をかなえてやったのではないかと思う。それじゃあまり責任とっている態度じゃありませんね。きちっと数字はわかっていないのですか。

第71回国会 外務委員会 第16号(1973/05/09、33期、民社党)

○永末委員 私は民社党を代表いたしまして、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について、承認すべきものと考えます。  その理由を御説明申し上げます。  われわれは社会主義者といたしまして、一国内においてそれぞれの国民が経済力の点におきまして均分化すべしということを基本にものを考えてまいりました。それは国際的に考えますと、それぞれ国際社会を形成している国家の経済力に、きわめて不公平な配分が行なわれるとするならば、そしてまた、それが発展途上国の発展に対してきわめて有害な原因になっているとするならば、経済的余力のある国は、それら発展途上国の経済発展のために経済的協力をすべきが、社会主義者の精神におい……

第71回国会 外務委員会 第17号(1973/05/11、33期、民社党)

○永末委員 塩路参考人に伺いたいのですが、先ほど吉村参考人は、ILOでわが日本はきわめて重要なるリーディングメンバーの一つであるかのように言われました。  ところで塩路参考人は、先ほどの御発言の中で、一体われわれ日本はこのILOの条約づくりに対しても積極的に参加したのではなかったのではなかろうか、こういう疑念を表明されたように伺いました。なるほど見かけはわが国は二次産業、三次産業が非常に大きくて、そうして労働者と称せられる人々の持つ問題も多種多様でございます。ILOでは常任理事国になっておる。しかしこのILOに対して、すでにつくられた条約に対しましても未批准のものもきわめて多いという形。塩路さ……

第71回国会 外務委員会 第18号(1973/05/30、33期、民社党)

○永末委員 きのう、きょうと第八回安全保障に関する事務レベル会議というのが開かれているようですが、日本側はどういうことをこれで主張されておられますか。
【次の発言】 いま大平大臣はたびたびと言われましたが、三年ぶりというぐあいに聞いております。いろいろの日米間のこの種の連絡ないしは協議の機関がございますが、この機関を三年ぶりに開かれたには何か特別の意味があるのではなかろうかと思います。ただ何となく会うのではなくて、やはり三年ぶりに開いてやるというからには、わがほうにわがほうとしての主張点があってしかるべきではないか。すなわち、アメリカのほうも、レアード国防長官がリチャードソン国防長官にかわり、……

第71回国会 外務委員会 第19号(1973/06/01、33期、民社党)

○永末委員 労働大臣に伺います。  四月二十七日の政府と総評春闘委との間の七項目合意文書の第三項に次のようにうたわれております。「ILOの勧告、結社の自由委員会等の報告については理解し、慎重に対処する。」というのですが、「理解し」というのはどういうことですか。
【次の発言】 国語学を聞いてはおりません。あなたは政府の一方の代表でございますし、ILOという機関に関係した項目でございますから。政府としては、なぜこんなところにILOを出したのでしょうか。その趣旨を聞きたい。
【次の発言】 新聞の報道を伺っているのじゃございません。政府の見解を伺っているのでございます。いま妙なことを言われましたが、あ……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/06/06、33期、民社党)

○永末委員 私たち民社党はあすから四日間にわたりまして沖繩の現地調査に参ります。それを念頭に入れつつ、ベトナム戦争停戦後のアメリカのアジア戦略について、大平外務大臣はどう考えておられるかということを伺っておきたいと存じます。  この前、先週のこの委員会で、リチャードソン新アメリカ国防長官は同盟国との約束を守る新しい方式としてタンデム方式、すなわち二頭立て縦引き馬車方式なるものを提案をいたしました。これについては外務省、はなはだあいまいな御答弁でございましたが、一週間たっておりますので、そういう方式でアメリカがアジア戦略に臨んでおるんだということは、大臣、本日現在は御確認いただけますか。

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/06/13、33期、民社党)

○永末委員 大蔵省から人がお見えでございますので伺います。通関の話でございますが、ピカソという芸術家が最近死にました。ピカソの版画の輸入につきまして問題がございますので伺うのでございますが、ピカソの描いたものの中でわいせつなものがございますか。
【次の発言】 税関を通じて入ってくるもの、いろいろなものがございます。ポルノ映画と称するもの、ポルノ雑誌と称するもの、そういうものについて、あなたいまおっしゃったように日本の現在の道徳水準ですか、社会水準ですか、どういうことばを言われたかいまぼやっと聞いておりましたが、そういうものが輸入されている現在、ピカソの絵のそれぞれについて、どの絵ならよくてどの……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/06/20、33期、民社党)

○永末委員 レイモン・アロンという人が、外交というのは他国にあることを行なわせ、または行なわせないテクニックである、こういうことをいっておりますが、外務大臣、この見解に御賛成ですか。
【次の発言】 フランス人というのはきわめて明晰な論理をとうとぶ癖がございますから、外交というのは、あるいはもっとふんわかとした言い方があるのかもしれませんが、自国と他国との関係というところに突き詰めると、そういう表現も出てくるのではないかと私思うのです。  もう一つ、このごろ抑止戦略ということばがいわれております。しかし、抑止というのは、これは戦争の話ではないのであって、きわめて外交の分野に属することである、こう……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/06/22、33期、民社党)

○永末委員 宮崎参考人に伺いたいのですが、先ほど核防条約の批准をおくらしていると、われわれの真意を疑われるという旨の御発言がございましたが、どういうぐあいに疑われるとお考えでしょうか。
【次の発言】 いま議題になっておりますこの協定でも、国際原子力機関の査察があるわけでございまして、その査察の意味は、平和的利用の道にたがってはならぬ、こういう意味の査察がございます。したがって宮崎参考人は、現在行なわれている査察が平和的利用の道を国際的に確保するためのものだということになりますと、別段NPTの査察をいやがっているように思われるからということではないかと思いますが、いかがでございましょうか。

第71回国会 外務委員会 第26号(1973/06/29、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いたいのですが、先ほど遺憾の意を表明されましたが、どこを遺憾の意を表明されておるのかきわめてあいまいでございますので、その点をひとつ伺います。  いまの石野委員の質問に対してお答えになっているところでは、どうもこういうことが遺憾の意ではなかろうかと思われますので、あなたの御趣旨ですよ、つまり本委員会でいま新しい協定が審議をされておる。ところで古い協定は国会の承認を受けておる。その後その古い協定に基づく政府側の見解ですが、交換公文を取りかわして国会としては知らない内容によって運営されておる。さてこの新しい協定の審議にあたって審議の参考にする資料として、その中間項である……

第71回国会 外務委員会 第27号(1973/07/02、33期、民社党)

○永末委員 原子力船むつの出力試験について、だいぶもたもたしておりましたが、現状はどうなっておりますか。
【次の発言】 先行き全く五里霧中ですか。
【次の発言】 沖合い二百キロといいますと公海ですね。その公海には主としてソ連の原子力潜水艦がうろうろしていることは天下周知の事実であります。太平洋のほうもアメリカの原子力潜水艦がうろうろしておるし、ソ連の原子力潜水艦もうろうろしておる。したがって、すでに完成された原子力核燃料のエンジンが作動しているわけだけれども、それで日本の漁業に非常に影響があったという報告がございましたか。
【次の発言】 この出力上昇試験というものについて、それだけ問題があって……

第71回国会 外務委員会 第29号(1973/07/11、33期、民社党)

○永末委員 先週アメリカの国会議員が訪日をいたしまして、私もその人々と会談をする機会を持ったのでございますが、その会談を通じて印象を受けましたことは、アメリカの外国に対する態度、外交方針というかたいことばを使わずとも、やはりワンセットになって考えておる。わが国に対して経済の問題を論じておりますけれども、絶えずその裏に安全保障の問題があるという感じを強くいたしました。せんだっての本外務委員会で大平さんもまたそういう見方をとっておられたと思うのです。そうでございますね。経済問題防衛問題すべてワンセットになって国と国との関係は考えられる。わがほうもまたそう考えておる。こう了解してよろしゅうございます……

第71回国会 外務委員会 第30号(1973/07/13、33期、民社党)

○永末委員 先日内閣委員会で、元海軍の沈没いたしました艦船の問題で質問をいたして、留保をしておいたものがございました。時間がございませんので、簡明に御答弁願いたいと思いますが、軍艦「那智」に関する措置はその後いかがになりましたか。
【次の発言】 「那智」の件につきましては、報道されましたものがはっきりとした確認に基づくものではないということでございますので、フィリピン政府に対しましてはそういうことで連絡をしておいていただきたいと思いますが、那智に限らずたくさんの艦船が沈没いたしておるのでございまして、その沈没いたしました艦船の場所というのは確認をされておりますか。

第71回国会 外務委員会 第31号(1973/07/20、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣は、先ほど来ココア協定事件に対しまして、外務委員会に対して不行き届きであった、国会の承認事項であるかいなか、あるいは行政権の範囲、立法権の範囲はいかがかという形式的な面にこだわることなく十分外務委員会、すなわち立法権側の審議には十分の資料を出すのがあたりまえだと思っておった、こういう旨のお考えを披瀝していただいておるわけでございます。しかし私は、あなたのお気持ちよくわかるのでございますが、もう少しそのお気持ちの中身を聞いておきたいと思います。  この協定は、われわれの持っております憲法に従って国会の承認事項であると思っております。ところが、国会の承認という憲法並びに日本……

第71回国会 外務委員会 第32号(1973/08/24、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いたいんですが、過般大平外務大臣も田中総理と一緒に訪米をされました。そしてニクソン大統領と総理との間にはいろいろな会談がございまして、共同声明の形でこんなことをやったという発表がございました。あの訪米の前に私は、あなたはこの席にお見えになり、田中総理もお見えになったときに、特に注文をつけましたのは、ニクソン・ブレジネフ会談で、わが日本を含んでおる極東アジアのことについて何を語られたかは明らかでなかった、ぜひ、田中総理が訪米されニクソン大統領と会談される場合には、中国を含め、日本を含めているこの辺の地域のことでひとつ話を、彼らの見解を聞いておいてほしいと申しておきまし……

第71回国会 外務委員会 第36号(1973/09/19、33期、民社党)

○永末委員 外交というのは未来を築くものでございますが、同時にまたわが国の信用が外国において高まってくるということがなければ未来もちゃんと築けない。その意味ではやはり過去のことも整理をしておいていただかなくちゃならぬ、こう思うわけでございまして、そこで過般の外務委員会で、戦争中に沈没をいたしましたわが国所属の艦船が他国の領海内にある問題がもし外交問題になった場合の措置について伺ったことがございました。その中で、特にパプア・ニューギニア地域、これはニューギニアの東半分とニューブリテン、ニューアイルランド、ブーゲンビルの地域でございますが、その辺について、この大部分は国連の信託統治地域でございまし……

第71回国会 外務委員会 第38号(1973/10/19、33期、民社党)

○永末委員 私は、ここ十日間、中国を訪れておりました節、いろいろと問答いたしましたことを頭に置きつつ、二つの点について御質問したいと思います。  一つは日ソ共同宣言、日ソ共同宣言の第一項で、「双方は、第二次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して平和条約を締結することが、両国間の」関係にいいことだ、そういうふうに確認をしているわけですね。この「第二次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して」という内容について、日本側がおそらくは歯舞、色丹に加えて国後、択捉等四つの島に言及されたと思いますが、大平さんは、相手方、ソ連側もまたそのことをはっきりと了解をしてこの文字が使われたと解釈してよろしいか。

第71回国会 外務委員会 第39号(1973/11/08、33期、民社党)

○永末委員 金大中事件と日豪閣僚会議、二点お伺いいたします。  先ほど大平さんは、金鍾泌国務総理がやってきて三つのことをやった。一つに陳謝をいたしたという話がございましたが、何をどういうぐあいに陳謝したのですか。
【次の発言】 金鍾泌さんは韓国の政府の代表者です。それは韓国政府が、日本政府並びに日本政府が代表している日本国民に対して責任があるということを表明したのですか。
【次の発言】 そう言うと言うところがわからぬのでありますが、陳謝というのは、責任を感じておるから陳謝するのでしょう。もし韓国政府がこの事件について責任がなければ、何も他国の総理大臣に陳謝する必要はない。遺憾の意を表したという……

第71回国会 内閣委員会 第31号(1973/06/19、33期、民社党)

○永末委員 質問に先立ちまして、ひとつきのう耳にいたしました問題を伺いたいと思います。  昨日、ある新聞の夕刊に次のような記事がございました。旧日本海軍の重巡「那智」、これはマニラ湾で沈んでおるのでありますが、これをアメリカのスクラップ業者が引き揚げる、その引き揚げ方は爆破をして処分をするプランを立てておる、こういうのでございますが、大蔵省の方見えておると思いますが、これはなお国有財産に残っておるのかどうか。残っておるとするならば、どういう手続でこのアメリカの業者がこれを引き揚げることになったのか、お伺いします。
【次の発言】 それでは、大蔵省が参りましたらその点伺うことといたしまして、厚生省……

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、四十八年度予算案に対する締めくくり総括質問を行ないたいと思います。  田中総理、民主政治というのは、総理と国民との間に信頼感がちゃんと結ばれているというのが、私は一番の要諦だと思います。ところが昨今、国鉄における混乱は目をおおうものがあります。通学の小学生が乗りおくれてみたり、あるいはまた、通勤の人々が乗ろうとすればけがをしてみたり、とんでもない混乱が起こっております。これに対してどう対処するお考えか伺いたい。
【次の発言】 ただいま総理の御答弁中に、順法闘争といっているが違法行為であると言われました。違法ですね。


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 外務委員会 第3号(1973/12/18、33期、民社党)

○永末委員 中東問題について伺います。  十月二十四日から二十五日にかけて、アメリカ側は全世界のアメリカ軍に対して警戒態勢をとらせました。日本の自衛隊は何かしましたか。
【次の発言】 いま航空自衛隊だけを申されましたが、一切何もしなかったということですね。
【次の発言】 アメリカはこの警戒態勢をとるについて、事前に日本政府に通告ないしは協議がございましたか。
【次の発言】 これをとられたあとでフランスの外務省は、事前通告なしにアメリカがこういう警戒態勢をとったことに対して強くアメリカ側に抗議をいたしました。大平さんは、そういう態勢をアメリカがとったことについて、その後何かされましたか。

第72回国会 外務委員会 第4号(1974/02/14、33期、民社党)

○永末委員 私は、日本の外交というのは、外務大臣がかわりましてもその底にやはり一筋の道がちゃんと敷かれており、それを日本政府が歩んでおるということを、相手方の国がそれに信頼をしておるということでなくてはならぬと思うのです。今回の中東戦争に関係して、いわゆる日本の中東政策が変わったといわれました。きょうお見えいただいております三木さんと小坂さんは、ともにかって外務大臣の経験者でございまして、このお二方が、いわば変わったといわれる中東政策を背後にになって、アラブ諸国を御歴訪になった。そのことが、よく新聞でいわれるように油ごいのために行ったというのであってはならぬのである。もっとも小坂さんは油が出な……

第72回国会 外務委員会 第5号(1974/02/20、33期、民社党)

○永末委員 天皇訪米問題についてお伺いいたします。  法制局長官、あなたは天皇の外国訪問というのは、憲法上どういう行為だとお考えになりますか。
【次の発言】 憲法は、天皇のなし得る行為の中で、国事行為というものについては、明らかに第四条できめてございますが、その公的行為なるものは、憲法はどこかで何か触れておりますか。
【次の発言】 私が伺っておるのは、この日本国憲法というのは、天皇のなされる行為のうちで、法制局長官が公的行為だと考えているものについて何らか触れておるかどうかということを聞いておる。天皇が人間としての生理的な御要求に基づいてやられる私的行為など一つも聞いておりません。

第72回国会 外務委員会 第7号(1974/02/27、33期、民社党)

○永末委員 昨年十月十九日の本委員会で私は大平さんに、日中航空協定は、日中間の実務協定を結ぶ順序でいえば第一番にくるべき重要な性質のものであるから慎重に検討して結論を急いでほしいという注文をつけておきました。その大平さんは一月に訪中されてこの問題についていろいろと先方と協議をされたようでございますが、さて二月九日の自民党総務会に「日台路線の取り扱いについて」と称するものが示され、この基本を自民党の総務会は了承されたと新聞は伝えております。この外務、運輸両省案という日台路線の取り扱いというものは一体どういう性格のものであるか、外務大臣からお示しを願いたい。

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、民社党)

○永末委員 いままでの話は、要するに政府が外国と何か約束ごとをして、それが一体国会の審議にかかるかかからぬかというお話でございました。私はそういう観点ではなくて、政府はすでに外国との間に、国会の審議事項として、条約なり何なりを結んで、それで一応国会を通っておる。その内容について、重大な変更をするようなことをやった場合に、知らん顔でいいのかどうかということについて、両参考人の意見を求めておきたいと思います。  一つの問題は、いま問題になりましたが、共同声明、これはあらゆる共同声明が国会にかけなくちゃならぬということはないと思うのです。過般の日ソ共同声明のように領土問題は継続だし、安全操業も継続だ……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/03/08、33期、民社党)

○永末委員 渡り鳥条約、日本とオーストラリアとの間の条約がいまかかっておるのでございますが、この条約はパプア・ニューギニア地域にも施行せられる旨の交換公文が取りかわされているようでございまして、この機会にパプア・ニューギニアについて政府はどういう姿勢で対処しておるかということをお伺いしておきたいと思います。  パプア・ニューギニアは第二次世界大戦後その四分の三が国連の信託統治地域としてオーストラリア政府に委託されてまいりました。それがことし独立すると聞いておりますが、いかがですか。
【次の発言】 現地の議会では憲法起草委員会が設置をされて、そうして大体この春先にその憲法の草案をまとめようと努力……

第72回国会 外務委員会 第20号(1974/04/24、33期、民社党)

○永末委員 労働大臣にお伺いいたします。  この案件がもし批准をされるといたしますと、ILO条約の日本の条約批准数は三十二にのぼると思うのです。加盟百二十四の国がございますけれども、批准した数の順番は何番目ぐらいですか。
【次の発言】 だいぶ上がってまいりましたが、わが国は貿易国、すなわち労働行為を通じて世界経済に接触しているわけでございますから、よその国から見ますと先進工業国、こう見えますね。そうしますと、ILOで論議され、ILOの段階ではやろうじゃないかといったものについて五十四番目ということは誇るべきことと思われますか、それともそうではないと思われますか。

第72回国会 外務委員会 第21号(1974/04/27、33期、民社党)

○永末委員 私どもは、わが国と中華人民共和国との間の航空運送協定が日中国交回復後、できるだけすみやかに締結せらるべきことを主張してまいりました。しかしこの協定が締結せられるにあたっては、わが国がその他の国々との間にすでに行なってきた航空運送業務というものが著しく阻害をされたり、したがってまたわが国民の利益が阻害されないように政府当局は万般の用意をされ、準備をされて、その仕事を全うせらるべきであると考えてまいりました。  さて、政府は、この締結ができましたが、台湾との間にはいまや運航がないのでございまして、その点について、一体政府は十分な用意があったかどうか、われわれ疑っております。この辺のいき……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、民社党)

○永末委員 四月の初めに韓国で日本の学生の早川、太刀川二君が逮捕されましたが、外務大臣、なぜああいうことが韓国で起こるのでしょうか。
【次の発言】 韓国の政権が通常の政権と申しますか、わが国のような状態を通常といった場合に通常と申し上げておきますが、そうでございましたら、逮捕という行為があってから一月以上たっておりますのに、隣国の政府にその実情をつまびらかに知らせないということはないと思うのですが、どう思われますか。これで正常な日韓関係だとお感じになりますか。
【次の発言】 努力をいたしておるという大臣の言明は、そのまま受け取らざるを得ませんけれども、ともかく大統領緊急措置というような、言うな……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣がまだ出席でございませんので、大臣の答弁を要求する以外のところから伺います。  過般パプア・ニューギニア開発・輸入促進調査団なるものがパプア・ニューギニアを訪問いたしまして、調査を実施いたしました。これはおそらく通産省関係だと思いますが、どういう目的で、どういう規模で参ったか、御報告を願います。
【次の発言】 団長は伺いましたが、団員の構成を伺いたいと思います。
【次の発言】 調査した地域は、どことどこですか。
【次の発言】 この調査団派遣にあたって、事前に現地政府と完全な打ち合わせを遂げて行かれましたか。
【次の発言】 伝えられるところによりますと、この調査団の目的が……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官はおられませんが、防衛庁から人がお見えになっておると思いますから、お伺いしたいのですが、過般の委員会で、防空識別圏を沖繩の与那国島の西方へ広げるということを防衛庁長官が申しておりましたが、その後どういう措置をされましたか。
【次の発言】 そうしますと、与那国島の真上から西は、もしその辺のわがほうの領海内にわけのわからぬ飛行機があるということを那覇のレーダーがつかまえても何もせぬ、こういうことですな。
【次の発言】 これは異なことを承るのでございまして、いままではアメリカとの間の関係があったために、言うならばそういうわが国の領土であるにかかわらずぼんやりしておった状態が続い……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、民社党)

○永末委員 私は図案の著作権に関する問題について質問いたします。  このベルヌ条約第二条第一項の中に、フランス語ではデッサン、英語ではドローイング、日本語では素描と書いてある概念がございます。同時に第二条第五項にフランス語ではレ・デッサン・エ・モデル・アンデュストリと書いてあるもの、英語ではインダストリアル・デザインズ・アンド・モデルズと書いてあり、日本語では意匠と訳しておる。この二つのものは一緒ですか、違いますか。
【次の発言】 どう違うのか御説明願いたい。
【次の発言】 この第一項で、フランス語ではデッサンと書いてある。フランス語だけ読みますと、第五項ではデッサンと出ておる。英語のほうはド……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、民社党)

○永末委員 私は、朝鮮民主主義人民共和国における日本人妻の問題についてお伺いいたします。  一九五九年八月十三日のカルカッタ協定によりまして、在日朝鮮人の方々が朝鮮民主主義人民共和国――これ以後北朝鮮と呼ばさしていただきますが、北朝鮮に帰還をいたしまして、その中で日本人であった妻、この人数は何名が北朝鮮に参りましたか。
【次の発言】 その日本人妻と称せられる者の数が、なぜ概算しか言えないのですか。はっきりと確定をして北朝鮮へ送ったのではないですか。
【次の発言】 日本人妻とはっきりわかっている者は概算でなくて何名ですか。概算というのはぼやっとしたところがあるから概算でしょうが、二千名程度の中で……

第72回国会 内閣委員会 第32号(1974/05/21、33期、民社党)

○永末委員 私は、今回提案されております恩給法改正附則第四十七条に関連いたしまして、昭和二十年十月十六日判決されました、横須賀鎮守府臨時軍法会議における小園安名海軍大佐事件を回顧しつつ、御質問申し上げます。  その前に、個人的なことでございますが、私と小園大佐とは、小園大佐がラバウルの航空隊で歴戦しておりました当時、私もその地で戦い、また、厚木航空隊の所在地に隣接いたしました第二相模航空隊に勤務いたしたことがございます。そういう角度から、今回の改正は、そのこと限りにおいては歓迎いたすものでございますが、この際、軍人の名誉に関しまして、政府の見解を明らかにいたしておきたいというのが質問の趣旨であ……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/02/25、33期、民社党)

○永末委員 本日は、参考人の方々、御出席御苦労さまです。  去年に引き続いて、ことしもまた御出席されるということは、きわめて異常なことでございまして、なぜ異常なことが行なわれておるか。
【次の発言】 それはインフレが原因であります。もともとインフレは、政府が、経済成長政策なんといっておりますけれども、信用膨張を野方図に許しておるところに原因があるとわれわれは考えます。その第一の責任者は政府であります。しかし、同時にまた、きょう御出席の銀行、商社の皆さま方にもその責任の大きな原因があるとわれわれは判断をいたしておりますので、そこに焦点を置きながらこれからお伺いいたしますので、簡潔にお答えを願いた……

第72回国会 予算委員会 第23号(1974/02/26、33期、民社党)

○永末委員 昨年の十一月六日、元売り会社仕切り価格が四十五円から五十五円に上がりまして以来、十一月二十一日には五十六円ということで、大体特約店におきましての値段はその水準を保っておるようでございます。ところが、あなた方の業界には業転玉というガソリンがございまして、これの値段は一定ではなくて、おそらくは需給関係できまっておるのだろうと思いますけれども、十一月六日四十二円、十一月二十日五十九円、十一月二十一日五十九円、十一月二十四日六十九円、十二月二十五日六十二円五十銭、一月十四日六十二円五十銭、一月二十一日、二十二、二十三日、以上同じでございますが、二月に入りましてから五十五円と下がって、少し規……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、民社党)

○永末委員 私は、新しい外務大臣に、日中問題と日韓問題についてお伺いいたします。  最初は、日中平和友好条約の問題でございますが、先ほど、いま進行しております二つの実務協定の交渉と関連をさせつつお答えがございましたが、もともと日中平和友好条約というのは実務協定とは性格の異なるものでございまして、もちろん二年前の共同声明が発せられたときは、何らのその他の関係はございませんから、あるいは実務協定先行論があったかもしれませんが、いまそれから二年間たってまいりますと、質的に異なるものはやっぱり質的に異なるものとしてお進めになるのが当然ではなかろうか、こう思いますが、大臣はどうお考えですか。

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、民社党)

○永末委員 本日の質疑を聞いておりますと、国民はラロック証言ではしなくもアメリカの核戦略の実態について触れた。ところがわが政府は、いままでどおりアメリカ政府が一応原則として言っていることを繰り返しているにすぎない。言うならば、将棋の駒の動かし方についてもっと詳しく知りたいと国民は思っておりますのに、政府のほうは囲碁の話ばかりしておる。非常に食い違っておると思います。しかし私は、アメリカがわが国の領土内においてあるいは領土内へ持ってくるいろいろな兵器、あるいはまたそれらの武器等について、政府はやはりもっと現状を知る必要があろうと思いますが、外務大臣はどう思われますか。

第73回国会 外務委員会 第5号(1974/12/04、33期、民社党)

○永末委員 アメリカ・フォード大統領は、日本、韓国さらにソ連、三カ国の訪問を終えて帰国いたし、十二月二日、ワシントンにおきまして記者会見をいたしました。そのときに、日本に対する訪問に関しての評価を次のように申しました。自分はこの訪問によって日米両国関係に新時代を築くことに成功した。新時代ということばを使っておるのでありますが、外務大臣は、この新時代というのはどのように解釈をされますか。
【次の発言】 日米共同声明の四項、五項、六項等にそういう考えがあるように思われるのでありますが、たとえばエネルギー問題にいたしましても、食糧問題にいたしましても、日本の立場とアメリカの立場とは明らかに一〇〇%同……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、民社党)

○永末委員 ベルヌ条約に関して若干の質疑をいたします。  前通常国会で、図案家の創作する図案は現行法上どういう法律によって保護せられるかということについて質疑を申し上げました。それにつきましては、政府委員から将来の大きな検討課題にしようという答弁をいただいておるのであります。さて、どういう検討をされたかということに着目しながら質問いたしますので、お答えを願いたいと思います。  その質問をいたしましたあとで、具体的には次のような事件が起こりました。それは、ことしの三月十二日「週刊平凡」におきまして、都はるみという歌手が舞台衣装をつけた写真が載りました。ところがその衣装のデザイン、すなわち図案は、……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、民社党)

○永末委員 中東に関する外務大臣の御意向をただしておきたいと思います。  十二月十六日のある新聞、資源に関する座談会で、外務大臣は、資源ナショナリズムというのはとことん考えてみると結局価格の問題になってしまうのではないかという御意見を述べられました。中東における油の問題もそのようにお考えですか。
【次の発言】 いまおっしゃったのは、いわゆる植民地的な扱いを受けてきた後発国の人々の気持ちが、いわば先発国に対して持っておるそういう感情をおとらえになったようでございますが、私、伺いたいのは、油の価格の問題というのは具体的には、やはりこの前の中東戦争ではっきりと産油国側が油を武器として使うという政策を……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は現在わが国と中国との間の関係が条約上の平和状態にあるとお考えだと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 それは一九七二年の日中共同声明で両国の不正常な状態が終了した、それが根拠ですか。
【次の発言】 同時に、逆に日本とソ連との間の条約上の関係は平和ではない、こういう御見解を予算委員会で外務大臣は表明されておいでですが、そうですか。
【次の発言】 日ソ共同宣言は最初に両国の戦争状態は終了した、いま外務大臣は領土の問題が残っておる、こう言われたが、戦争状態が終了した、そのせしめたものが共同宣言という両国の共同行為であるとするならば、条約上の平和状態と見られると思います。もっ……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/21、33期、民社党)

○永末委員 今回の日中海運協定の第二条で、お互いの了解として、締約国のどっちか一方の国旗を掲げる船舶でその国の発給した船舶の国籍証明の書類を備えているものはその国籍を有する船舶と認める、こういう条項があるのでございますけれども、これは何も日本と中国との間に限らず、日本国はどこの国とも、海運協定なり通商航海条約なり結んでおる場合には、こういう考え方でございますか。
【次の発言】 青天白日旗と呼ばれている旗がございますが、この旗を掲げた船はどこの国籍を持つ船でございますか。
【次の発言】 青天白日の旗を掲げた船がわが国の港へ入港している実績をひとつ知らせてください。

第75回国会 外務委員会 第6号(1975/02/26、33期、民社党)

○永末委員 三月にジュネーブで海洋法に関する会議が行われますが、この機会に、政府のこれに対する考え方をただしておきたいと思います。  昨年行われましたカラカスの海洋法会議において、わが政府はどういう点を重要点だと考え、それぞれに対してどういう態度をとったかをこの際報告を願いたいと思います。
【次の発言】 いま問題点の指摘がございましたが、それぞれについてどういう方針で臨んだかということをお答え願いたい。
【次の発言】 この海洋法会議につきましては、特に発展途上国は重大な関心を持ち、海洋法会議とは別に、それぞれの国々が会合をして方針を固めて臨んでおったと思いまして、これが終わりましても、三月の会……

第75回国会 外務委員会 第7号(1975/02/28、33期、民社党)

○永末委員 前回、私が台湾人である旧日本兵に関する問題について質問いたしましたところ、外務大臣から答弁の留保がございましたので、重ねて本日この件に関して質問をいたしたいと思います。  さて、御検討いただいた外務大臣の御意見を伺います前に、一応この問題に対する問題点を明らかにしてから外務大臣の御見解を承りたいと思いますので、そのように運ばしていただくことをお許し願いたいと思います。  第一の問題は、現在台湾人の国籍というものはどうなっておりますか、お答えを願いたい。
【次の発言】 はなはだ奇妙な話でございまして、なるほど平和条約二条(b)によって、わが国はこれらのいわゆる台湾と称せられる地域に関……

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/07、33期、民社党)

○永末委員 ただいま世界食糧会議に関する質疑と応答とを聞いておりましたけれども、政府の方は、この世界食糧会議に対する認識、きわめてあいまいでございまして、真剣にやはりこの種の会議の持っている意味というものを考えるべきだと思います。  昨年は世界食糧会議、また人口会議あるいは海洋法会議、言うならば、資源無限時代から資源有限時代に移ったということを示す意味では重要な国際会議が持たれたのであります。世界食糧会議はそのうちの一つでありまして、伝えられるところによりますと、世界食糧会議の本会議の席上、開発途上国の大臣が立って、いわゆる工業的には発展いたしました国々の代表を指さして、あなた方は人食い人種だ……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/03/14、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は就任された直後、わが国がいま当面しているきわめて困難な経済問題であるインフレは、もし外交的な処理がうまくいけば、その大部分は解消せらるるだろうという旨の御発言がございました。これはそんたくしますに、ガットが考え、また所期しているような方策がうまくいくならば、いまわが国が当面しておるインフレというものの原因の多くは取り除かれはしまいか、こういうようなことをお考えになったのでしょうか。
【次の発言】 ガットはもともと買い手市場、すなわち供給がたくさんあって、そして買い手の方がこれに対してどうするか、同時にその買い手である各国の国内産業を見合いつつ関税をどうするか、こういう問題……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/04/16、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣の今回の訪米を多といたしますとともに、その意味合いを少しく詳しく伺ってみたいと思います。  もともと、外務大臣が就任されて、一度アメリカの国務長官と隔意なく話をしたいということから始まって、特に自民党内部で核防条約を批准案件とするについて、日本の安全保障に関し、アメリカは一体どうしてくれるかということを確かめたいという一つの要望、アメリカ側にしますと、東南アジアにおけるアメリカの意図の瓦壊、それに関して起こるであろうアジア諸国、特に一番大きな日本側が、アメリカとの同盟関係に信頼感を一体どのようにつないでくれるかということに関して、日本側に話をしたいというその時期が重なったわ……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/04/18、33期、民社党)

○永末委員 オーストラリアの領域の一部にパプア・ニューギニア地域が含まれておりますが、これまでこの地域とわが国との間に文化的な関係がございますか、ございましたら御報告を願いたい。
【次の発言】 昨年の日豪閣僚会議のときにも、パプア・ニューギニアの外務大臣がその後半には参加をされて、そして当該地域の独立が間近いということは日本国政府もわかっているわけであります。ことしの一月にはわが国の総領事館がパプア・ニューギニア地域の首都と目されておるポートモレスビーに開設された、そこまでやっておるにかかわらず、文化関係はわからぬですか。
【次の発言】 申しわけないと言われたらそれで終わりでございますが、やは……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、民社党)

○永末委員 五月一日の夜、アメリカ国防長官シュレジンジャー氏が予告なしの記者会見を行いまして、ベトナム後のアメリカの戦略について話をいたしました。そのことについて、外務大臣の御認識をひとつ伺っておきたいと思います。  その中で、前進防衛地域ないしは前方防衛地域という言葉を使いまして、その地域に該当する場所として西欧、ウエスタンヨーロッパと韓国この二つを挙げました。そしてわれわれ日本の国は間接的に前進防衛地域である、こう言う。この表現を聞かれた場合、あなたは一体、アメリカの国防の責任者が前進防衛地域という名前で何を考えているとお受け取りになりましたか。

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/05/23、33期、民社党)

○永末委員 今回の関税率の引き上げというのは、スキーぐつ業界の保護ということが目的だと思いますが、通産省の方来ておられると思いますけれども、一体どういう業界振興策をお持ちですか。
【次の発言】 一体成形装置を導入して新しい生産方法をとるとともに、零細業者を集めてやるというのですが、一応関税がこれだけ、二七%に上がるのでありますけれども、今後それで十分戦い得るというお見通しですか。
【次の発言】 グループ化するというお話でございましたが、それは協同組合をつくらすのですか、それともどういう方法を使われるのですか。
【次の発言】 もともとそれぞれの零細業者が自分の方の売れ行きが下がったということが発……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣にお伺いいたします。  六月二日にガイラー太平洋軍司令官が外務大臣を訪問いたしましたときに、あなたの質問に答えて、核についての支援部隊は日本には配置されていないと答えたという報道でございますが、あなたはそのときにどういう質問をされたのでしょうか。
【次の発言】 外務大臣はそのガイラー軍司令官の話を聞いておられて核の作戦をサポートするための軍隊、それはどういうものだと概念されましたか。
【次の発言】 この核の作戦をサポートするための軍隊自体が核を持っていると、このように受け取られましたか。しかし、そのサポートするための軍隊は核は持っていない、このように受け取られましたか。いず……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、民社党)

○永末委員 核防条約は、今後二十年にわたってわが国の安全保障に対して重要な意味を持つ条約であります。この条約が計画されました約十年近く前と現在ではアジア情勢は一変いたしております。国際情勢がネコの目のように変わるときに二十年、果たしてわが手を縛ることがわが国の安全保障上役に立つかどうかということについて、いろいろな考え方が現在存在をいたしております。政府は一九七〇年にこの条約に署名をし、そしてようやく五年たって、この条約の批准を国会に求めてまいりました。  私は民社党を代表いたしまして、この機会に、政府が一体、日本の国の安全保障を念頭に置きつつ、この核防条約によって何を求めようとしておるか。ま……

第75回国会 外務委員会 第23号(1975/06/17、33期、民社党)

○永末委員 先ほど前田参考人からNPTの有効性も保障措置の有効性もそう長くないというお話がございまして、大体何でも変化するものでございますが、これらの点に関して、われわれがこの条約に入りますと、一応二十年拘束されるわけでございますが、その間にはいろいろな変化がございましょう。久住参考人は、変化への対応というのは久住参考人が考えておられる日本の安全措置の原則の重要な一つであると申されました。したがって、そこに着目をして、この核という問題に焦点を合わしてどういう変化があり、どういう対応を考えねばならぬかということを、久住参考人の考えておられる点をお教え願いたいことと、この点に関してどういう変化があ……

第75回国会 外務委員会 第24号(1975/06/18、33期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官に伺いますが、最近ソ連が二回目のオケアン演習というものを行いました。これの規模、特に日本近海における行動について、この際御報告を願いたい。
【次の発言】 特に日本近海での演習の状況を御報告願いたい。
【次の発言】 四カ所にわたりましてそれぞれ護送、上陸作戦、そして護送に対しては襲撃訓練、さらにまたそれは空中から海中からそれぞれやっておると判定できますね。
【次の発言】 ソ連の原子力潜水艦は使われましたか。
【次の発言】 潜水艦の行動がはっきりわかったのでは潜水艦の効用がございませんからね。ただ、原子力潜水艦わが方の海上自衛隊が捕捉をし、そうしてこれを無能力ならしめるために……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、民社党)

○永末委員 最初に、日ソ漁業協定について質問をいたしたいと思います。  三月十二日でしたか、わが外務委員会は、YS11に搭乗いたしまして、折しも外房州に押しかけておりましたソ連漁船団が何をしておるかということを実地に視察をいたしました。  さて、この協定が結ばれますとああいう事態も起こらぬのですか。
【次の発言】 現在までソ連漁船団がわが方の領海近所まで出かけてまいって、いろいろわが方の漁船、漁具等に損害を与えた場合には、その損害の補償を申し入れておるという報告は当委員会にもございましたが、当然この漁業協定を結ぶに当たってはそういう種類の問題も話し合われたと思うのですが、いかがですか。

第75回国会 外務委員会 第27号(1975/07/02、33期、民社党)

○永末委員 万国郵便条約の到着料の支払いに関しまして、わが国と外国との発送郵便物の発着状況をお知らせを願います。
【次の発言】 これは各国別にどれぐらいの郵便物が行って、またどれぐらいの郵便物が到着しているかおわかりですか。
【次の発言】 郵便物というものは到着が正確、確実でなければならぬと思いますが、到着しておらぬということで大体一年にどのぐらい国民から苦情が出てまいりますか。
【次の発言】 国内郵便で普通郵便につきまして苦情を言われた件数はわかりますか。
【次の発言】 その約十一万件というのは何年から何年までの、平均件数なんですか。

第75回国会 外務委員会 第28号(1975/07/04、33期、民社党)

○永末委員 日韓大陸棚協定に関する民社党の意見を開陳いたします。  もともとこの条約案は、二つの種類の異なったものを一本にいたしておるところに大きな疑義がございました。われわれは、日本と韓国との間での北部におけるいわゆる境界画定の問題は、これは日韓両国双方が合意を見るならば、それはそれなりでまとまるべき問題だと考えます。しかしながら、同時に条約の内容をなしております南部の共同開発に関する件につきましては、わが国が建国以来初めてやろうとすることでございまして、それにしてはきわめて準備が不十分であり、配慮の足らないところがある。これは出直してやるべき問題ではなかろうかとわれわれは考えております。 ……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、民社党)

○永末委員 日米会談の結果発表されました共同新聞発表の第三項の韓国、朝鮮半島の安全に触れた個所で、いままでも問題になっておりましたが、「かかる平和を維持するために」という目的を挙げて「現行の安全保障上の諸取極がもつ重要性に留意した。」こういうふうになりますと一現行の安全保障上の取り決めというのは、ラフな言い方で申しますと、軍事的な取り決めをやっているわけでございまして、そうしますとわが国はその軍事的な取り決めで発動せられる問題についてのみ留意をしたのである、ほかのことはやらぬ。日本独自のいろいろな朝鮮半島の平和を維持するための努力、そこに重点があるのではなくて、いま米韓条約とかなんとかある、そ……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 外務委員会 第1号(1975/10/18、33期、民社党)

○永末委員 ソ連の海軍総司令官として二十年近く務めましたゴルシコフ元帥は、ソ連海軍機関誌「モルスコイズボルニク」、一九七二年の二月から七三年の二月にわたって、ソ連の海軍についての記事を載せました。その中でゴルシコフ元帥は、ソ連は海洋が伝統的な西側のシーパワーの支配下に長い間置かれることに満足するであろうか、もちろんそんなことはできないということを書きまして、そしてソ連がシーパワーについて全力を挙げてその獲得のために努力をしていることを述べております。その中でシーパワーの重要な要素として、第一には海軍、そして第二には商船隊、そして第三には漁船隊を挙げて、みずから世界最強の漁船隊としてこれがソ連の……

第76回国会 外務委員会 第2号(1975/11/12、33期、民社党)

○永末委員 十月の初め、宮澤外務大臣は国連に臨まれまして、中国、ソ連の外交の責任者とともに会談をされました。これらの会談を通じて、日中平和友好条約の進め方についていろいろな御方針を固めておられると思いますので、この件につきましてお伺いをいたしておきたいと思います。  第一点は、中国が平和友好条約にどうしても盛り上げなければならない、中に入れなければならぬという点を明確にどう受け取っておられるかをお伺いします。
【次の発言】 最後に、いま述べられました両国が摩擦、確執を起こさずにこれがまとまることが双方にとって望ましい、摩擦、確執があるという認識があったのですか。

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、民社党)

○永末委員 私は、松生丸事件について、ひとつ詳しく政府の御見解を伺っておきたいと思います。  けさ十一時に海上保安庁から発表せられました一漁船松生丸被銃撃・だ捕事件の概要」と称するものは、この内容はそのまま、海上保安庁も政府の一部でございますので、外務省の見解だと承知してよろしいものでございましょうか。
【次の発言】 この事件が発生いたしました後で北朝鮮側が発表いたしましたのは、領海侵犯だということでございました。そのときに発表いたしましたあちら側の松生丸の位置と、それから今回海上保安庁が事情聴取をして発表した位置とは異なっております。さて、外務省、日本政府は、その船長等の事情聴取による位置と……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/12/05、33期、民社党)

○永末委員 今回の日中漁業協定第一条1に関する書簡で、中国側は国防上の安全のため軍事警戒区として定めてある区域のラインを明示しております。わが方の書簡はそれに対して留保しております。この軍事警戒区を表示するラインをもし軍事警戒ラインと呼称いたしますと、軍事警戒ラインとはどういうものであると日本政府は了解しておられますか。
【次の発言】 そのいわゆる軍事警戒ラインというのは、中国の領土の警戒線から一番遠いところで何海里、一番近いところで何海里ぐらいあるのですか。
【次の発言】 中国側の書簡によりますと、日本国の漁船は、この区域に中国政府の関係当局の許可なしに入域してはならない、こういうことになっ……

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/10、33期、民社党)

○永末委員 八月の三木・フォード会談で、日米安保条約に基づく安全保障協議委員会の枠内で、新しい有事の際における日米の協力を相談し合う機関をつくるような話がございました。現在、それに基づいて作業が行われているようでございますが、昨日の内閣委員会で防衛庁側の意見は聞きました。外務省側の意見をこの際聞いておきたいのですが、この新しい協議機関というのは、第六条における日米の権利義務関係もその協議の内容に含めてやるというものと了解していいのでありますか。
【次の発言】 重要な点でありますので、外務大臣の見解を伺っておきたいのですが、いまのアメリカ局長の説明によりますと、極東の安全のため、アメリカ軍は日本……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、民社党)

○永末委員 ILO百二号条約につきましては、前国会で質問を十分にいたしておきましたので、今回は省略いたします。  小麦協定に関する議案について御質問いたします。  このもとになる小麦貿易規約というのは、一つは小麦に関する国際貿易ができる限り自由な流れが確保できるようにという目的のようでございますが、最近、三年前の米ソ二国間協定によって、米国の小麦が多量にソ連に輸出をされまして、それによってわが国の穀物関係の需要もきわめて激変をして、いわば大きな被害をこうむったことがございます。またことしも米ソ二国間で協定が結ばれて、米国の小麦が多量にソ連に移動をしていくということのようでございました。だといた……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、民社党)

○永末委員 私は、三木さんに核防条約についてのあなたのお考えのほどをこの際明らかにしておきたいと思います。  先ほどの質疑を通じて、次期通常国会には核防条約の批准をぜひお願いしたい、こういうお言葉がございました。もともとことしの通常国会であなたはその意思を表明されたのでございますが、六月段階で通常国会における核防条約の批准を断念された。あのとき、あなたはどういうお考えでございましたか。
【次の発言】 あなたの期待の言葉は伺うのでありますけれども、最終的な段階であなたが決断をされる場合に、一体どっちに旗を振るか、われわれにとりましても国民にとりましてもきわめて疑念を抱かざるを得ない事件が起こって……

第76回国会 内閣委員会 第8号(1975/12/09、33期、民社党)

○永末委員 私は、最近防衛庁長官が新しく四次防以後に整備すべきわが防衛力の性格として、基盤防衛力を備えるべきだということを言い出されました。これらに関連をいたしまして本日は御質問を申し上げておきたいと存じます。  さて、本日のこの委員会で、防衛庁長官がシュレジンジャー前アメリカ国防長官との話し合いのもとで、八月に行われました三木・フォード会談に基づき安全保障協議委員会の枠内で新しい日米間の安全保障条約の運用に関する新協議機関をつくる、この機関の性格について述べられましたが、それはこれから質問申し上げようと思います基盤防衛力構想と無関係ではございませんので、この性格を少しく明確にしておいていただ……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、民社党)

○永末委員 司法共助によりまして事情聴取を行ったりないしは嘱託尋問を行わなくても、本件に関する検察の仕事は終結させ得るとお考えですか。
【次の発言】 わが方の検察当局がわが方の法令に基づく権限を持ってやっておられることだから全責任を持ってやれる。ところが、外国人については、外国政府の協力ないしはその外国人の同意がなくてはできない。いわばわが方の法律体系における権限外のことですね。したがって、責任を持って検察の仕事を終結せしめる以外のところが条件であると、これはそれが成就し得ない限り終結しない、こういうことになるわけですね。したがって、私はここを聞いておるのであって、その辺のお考えをもう一度、今……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、民社党)

○永末委員 私はPXL関係について質問をいたします。  防衛庁長官は国務大臣でございますけれども、PXL関係の問題は、特に防衛庁がこの件についていかなるかかわり合いがあるかということが一番のポイントでございますので、政府全体の立場を代表するよりは、防衛庁は一体どうであったかというところをはっきりと国民にお答え願いたい。まずもって注文を申しておきます。  さて、防衛庁はPXLにつきまして国産を決められたことはございますか。
【次の発言】 私は、いろいろ調べてみますと、そういう御方針をもっていろいろ仕事をやってこられた、このように推察せざるを得ないと思います。たとえば昭和四十五年十月三十一日に防衛……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/06/02、33期、民社党)

○永末委員 先ほど片山さんはエリオット氏からの宣誓供述書をもらい、それを本委員会に提出されることを約束されました。その宣誓供述書を取りに行かれたときにエリオット氏が、日本へ行ったら大久保利春さんの新しい家を見ていらっしゃいと言われたと伝えられておりますが、真実ですか。
【次の発言】 それはどういう意味だとお受け取りになりましたか。
【次の発言】 その意味についてエリオット氏にた、だしましたか。
【次の発言】 エリオットはその意味についてあなたにどう説明をいたしましたか。
【次の発言】 それ以上のことは何も申さなかったのですか。
【次の発言】 それほど、二、三回もエリオット氏が繰り返したのでござ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/06/10、33期、民社党)

○永末委員 昭和四十一年五月二十日、閣議了解として「航空企業の経営基盤の強化について」が決められました。これを見ますと「各企業における保有機数の増加を抑制する」というように、言うならば、それぞれの企業を強くするというところに焦点があるのであって、その基調は、どんどん乗客がふえて需要がふえてくるので拡大してやれということではなくて、むしろ乱立する企業を統合するとかあるいはまた吸収合併させるとか、引き締めてやれ、こういう基調の方針が出ているように思いますが、そうですか。
【次の発言】 そういう考え方で昭和四十一年五月二十日以来どれだけの期間やられたのですか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/06/16、33期、民社党)

○永末委員 あなたの方が会社側に全然この融資問題の報告をしておられませんのに、どうして四十四年の十月二十三日には会社側から運輸省へこの融資問題の報告が行ったんでしょう。
【次の発言】 全然理由はわかりませんか。
【次の発言】 では、社長とあなたしか知らないこと相手側は知っていますね。会社側というものが知り得ることがあるとしますと、相手側から会社側が知った、こういうことになりますね。
【次の発言】 念書等、申込書等の回収が終わったにかかわらず、昭和四十五年になりまして、この融資問題が大庭社長の命取りになるということを心配されてあなたが退任の決意をされた。なぜ全部回収されているのに命取りになると判……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第9号(1976/06/17、33期、民社党)

○永末委員 大庭さんは先ほど、三月一日の証言で原田代議士と大石代議士の紹介状を鈴木明良が持って来たという証言をされ、そのことについて夜の証言では否定をされるということがございましたが、築地署の調書にその二名のことが記載してあったはずであるからそう言ったんだが、これをお調べ願いたいと山村代議士に言ったと申されました。その築地署の調書というのは、あなたはどういう機会にごらんになったのですか。
【次の発言】 それは長谷村氏からの言葉での報告ですね。
【次の発言】 あなたは現実に四十四年の八月の二十五、六日ごろ、鈴木明良から紹介状を示されてお会いになったはずですね。したがって本委員会におけるあなたの証……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第11号(1976/06/24、33期、民社党)

○永末委員 あなたは、昭和四十三年の七月、全日空の調達施設部長に就任され、いつまでこの職におられましたか。
【次の発言】 したがって、この期間あなたは勤められて、それから転任されて本日に至るわけでございますが、調達施設部長として一番いま強く心に残っておる問題は何ですか。
【次の発言】 当時、あなたは調達施設部長として大庭社長並びに若狭社長の下に仕えるわけでございますが、大庭社長当時の社内の事情からして、あなたは特に大庭さんから信任を受けていたと考えておられましたね。
【次の発言】 先ほどDC10を進めるについては、社内の世論が許さなかったとあなたは判断されて、そういう証言をされた。なぜそれを進……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第12号(1976/06/30、33期、民社党)

○永末委員 四十四年の十月二十八日のことですが、警察の方に伺いたいのです。警視庁の捜査二課で、当時全日空の長谷村顧問とアイデアル工業の錦織会長等が参りまして、いわゆる香港融資事件についての話し合いをやったということが、本委員会における証言で出ておりますが、そのときの経過をひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 そのいわゆるM資金問題に関連してでございますが、十月の下旬に香港から融資の道がついたという電話が全日空にございまして、その件について長谷村顧問は警視庁の捜査二課でその電話をかけた相手方であるアイデアル工業の会長等と話し合って、一応いわゆる香港資金問題はあなた方の立ち会いでちょんになった、こ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第15号(1976/07/15、33期、民社党)

○永末委員 三木総理は先ほど捜査が核心に入ったと言われました。捜査が核心に入るということはどういうことですか。
【次の発言】 いま総理は、金が入ってきた、その金がどう使われたかということがいよいよ捜査の中心になる段階だと言われた。別の言葉で申しますと、贈賄側の逮捕は大体山を越した、これから収賄側と目される人々の捜査に移る段階だ、こう言えるのではないかと思いますが、そう理解してよろしいですか。
【次の発言】 金の流れには違いございませんが、その中にはいわゆる収賄に該当するものもあり得るということは見てよろしいですね。
【次の発言】 総理は、この当委員会にこれから証人喚問で出てくる人は、いまあなた……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、民社党)

○永末委員 昨日田中総理が逮捕されましたが、三木総理は、この田中前総理の逮捕をいつ御存じでございましたか。
【次の発言】 報道によりますと、あなたは二十四日ごろから知っておったのではないかという説がございますが、そうではございませんね。
【次の発言】 あなたはこのことを知られて、来るべきものが来たとお感じになりましたか、きわめて意外でショックを感じられましたか。
【次の発言】 いきなりということで驚いたというのですが、いきなりでなければ驚かなかったという御心境でしょうか。
【次の発言】 あなたは昨日の記者会見で、現総裁として不名誉な事件に対し責任を感じている、こういう御発言がございました。当委……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第19号(1976/07/29、33期、民社党)

○永末委員 最高裁は、ロサンゼルスの連邦地裁のファーガソン裁定を受けて、七月二十四日の午前中に裁判官会議を開かれて、判事会議ですか開かれて、これに対する意見をまとめられた。それはどういう内容で、どういう性質のものですか。
【次の発言】 その決められましたものは一体どういうぐあいに呼ぶのですか、法律上ですね。たとえば相手方から要求のありましたものはルールとかオーダーとかいう言葉を使いましたね。この最高裁の裁判官会議で決めたものというのはどういうものなんですか。
【次の発言】 それはこのロッキード事件にのみ関係ある、すなわちロッキード事件でロサンゼルスの連邦地裁に対する東京地方裁判所からのコーチャ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、民社党)

○永末委員 八月九日に田中前総理の秘書官榎本敏夫が起訴されました。これは外為法違反で五億円を受領した、こういうことだと思いますが、相違ございませんね。
【次の発言】 逮捕の被疑事実によりますと、この榎本敏夫は田中前総理と共謀しておる。もし犯罪ありといたしますと、これは共同正犯関係になるのではないかと思います。榎本敏夫にいまのような起訴するに足る構成要件が充足しておるとしますと、田中前総理についても同様のことが同様の条件にあると見てよろしいか。
【次の発言】 榎本敏夫について起訴し得る状況、その同じ状況は田中前総理についてもある、こう判断してよろしいでしょうか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号(1976/08/12、33期、民社党)

○永末委員 稻葉法務大臣に伺います。  あなたは昨日本委員会で、法務大臣としては検察に対し、自分が政治介入の防波堤に立つから自由にやれ、こういう立場で臨んでいると言われました。この場合、政治介入ということは、どんなことを予想して言われたのですか。
【次の発言】 指揮をするといっても、直接に指揮をされるのはあなたであって、あなたを指揮しておるのは総理大臣ですね。この場合、あなたの言葉は、政治介入の防波堤に立つ、あなたが防波堤になるのであって、あなたが政治的介入を検察にされる意味ではない。すなわち、あなたに対して外から力、政治的介入が行われる、こういう言葉だと私は判断いたしました。そうなりますと、……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第25号(1976/08/25、33期、民社党)

○永末委員 福田副総理、大平大蔵大臣がお見えでございますので、この際、政局等に関することをロッキード事件問題解明に関連しつつお伺いしておきたいと思います。  福田副総理は、昨日の午後開かれました自民党の両院議員総会は、党規約にのっとった正規のものとお考えですか。
【次の発言】 昨日のNHKのテレビを通じて三木総理は、この両院議員総会は認めないと執行部は言っておったということを表明しておるのですね。これはあなたはどう思いますか。
【次の発言】 三木総理の発言は、三木総理自身の判断ではなくて、執行部が言っておったと言っておられるが、三木総理自体は、執行部の一人である。最高責任者であるならば、他の口……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま野党四党共同提案になる中曽根康弘君を九月一日、田中角榮君を九月二日、本委員会に証人として喚問する動議に賛成をいたします。  ロッキード事件は、わが国の政治の中枢部に腐敗が生じたのではないかと深い疑惑を国民に与える重大なる事件であります。したがって、この事件解明のためには、一つにはその刑事的責任を明らかにするとともに、二つには政治的責任もまた解明されなくてはならぬ問題であります。  本委員会は、開設以来、ロッキード事件の真相を解明するとともに、もし国会議員にしてロッキード事件に関与する者があれば、その政治的道義的責任を明らかにする任務を持って活……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、民社党)

○永末委員 先ほど安原刑事局長は、田中前総理の起訴状に関して、五億円がトライスター購入に関し田中前総理に贈られ、これが収賄されたということについては有罪にする確信を検察当局は持っておるのでそうだと信じておる、こういう表現をされました。伺いたいのは、この五億円というのはピーナツ、ピーシズ領収証に該当する部分であって、この点については捜査は完了したと御判断ですか。
【次の発言】 そうしますと、ピーナツ、ピーシズ領収証、合計金五億円に対する関係者は、丸紅側で檜山、大久保、伊藤の三名であり、そしてそれの収賄側に関係ある者は田中前総理と榎本秘書官である、これで終わりである、こういうことですね。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第30号(1976/09/09、33期、民社党)

○永末委員 先ほど同僚大出議員からミグ25に関する質問がございました。私も緊急のことでございますので、ロッキードに関する質問に先駆けて二、三点ただしておきたいと思います。  外務大臣の出席を求めておりましたが、お見えではございませんが、外務省の方、来ておられますね。来ておられませんか。
【次の発言】 ミグ25に搭乗いたしましてわが国に入ってまいったベレンコ中尉はきょうアメリカへ亡命をするということのようでございますが、そのように決定いたしましたか。
【次の発言】 では、外務省は後回しにいたしまして防衛庁長官に伺います。  防衛庁は現在ミグ25の調査をいたしておると伝えられておりますが、それはど……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/05、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は御退出の時間が迫っているようでございますが、いずれまた本委員会で委員長から十分に外務大臣の時間はいただけると確信をいたしておりますけれども、外務大臣に少しく質問申し上げます。  外務大臣は、アメリカとわが国とが外交上パートナーだとお思いですか。
【次の発言】 それはどういう種類のパートナーでしょう。全く対等の立場でやっていくパートナーだとお考えですか。
【次の発言】 ラムズフェルド国防長官が本年度の報告を出しました。その中で次のようなことを言っているわけです。軍事力は国際紛争の基本的調停役である、この言葉を宮澤外務大臣は承認されますか。

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣に伺います。  先ほど外務大臣が設定せられた状況を前提にしてでございますが、海洋法会議で領海が十二海里になる体制ができた、しかしながら、いわゆる国際海峡における自由航行は、関係国の意見が合わずにとうてい成文化もできず、実体的にも合意がなかった、こういう状況のもとで外務大臣は、わが国としてはそういう状況のもとであっても領海十二海里は宣言すべき時点に立ち至っているとお考えですか。
【次の発言】 十二海里問題は、海洋法会議におきますいわゆる国際海峡自由航行問題が日本政府として判断すべき一つの大きなポイントであると伝えられておりますが、いま国益全般の立場からと、こういうことでござい……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、民社党)

○永末委員 私は民社党を代表して、核兵器不拡散条約に対し賛成の討論をいたします。  本条約は、今後二十年間、しかも核時代に突入することが確実なこの期間、わが国が核兵器を持たないことを各国に対して約束する重要な、しかも歴史的な条約であります。  この条約は、アメリカ、ソ連、イギリス三国の核兵器保有独占を認め、他国に核非保有を義務づける不平等な性格を持っております。それだけに、後発核保有国であるフランス、中国、また国際紛争のるつぼにある諸国やウラン原料国などからも批判されているものであります。とりわけ、核兵器開発能力を持ちながら、非核保有国としてこの条約に加盟しようとしている国々においては、多くの……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/07、33期、民社党)

○永末委員 イギリスの周辺、北海油田の開発につきまして、イギリスとヨーロッパ諸国とがその開発区域についての協定を結んでおりますが、これらの境界線は、先ほどから問答がございましたが、それぞれの中間線をとるという原則で貫かれておると承知してよろしいか。
【次の発言】 ここには共同開発は一つもありませんね。
【次の発言】 今回の条約で、いわゆる南部共同開発地域について共同開発を認めている前提には、わが国の政府は他国の大陸だなに対する自然延長説を承認をした、このように見てよろしいか。
【次の発言】 承認をしていなければ、わが国の近所まで韓国の開発をやることが当然の条約上の事項としてこないわけでしょう。……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、民社党)

○永末委員 第三次海洋法会議、ニューヨーク会議が終わりまして、先ほど一般的な見通し等については外務大臣並びに外務省の見解を承ったのでありますが、日本政府としては、このニューヨーク会議に臨むに際し、どれとどれはまとめ上げたいという目的を立て、それに対する成果をどう判断しておられるか、お答え願いたい。
【次の発言】 その全体、パッケージとしてまとまることを期待しておるというのですが、わが国はわが国として、それぞれの点において目的があったと思うんですね。たとえば全体という方に重点を置かれますと、カラカス会議において最初三海里なら三海里と考えておったけれども、全体が十二海里になってみたり、あるいは経済……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/14、33期、民社党)

○永末委員 一九七三年のオイルショック以来、いわゆる石油の代金がきわめて上昇いたしまして、産油国はオイルマネーと称するものを多額に入手することになりました。このオイルマネーというのは国際金融上どういう害悪を持っておると政府は判断しておられますか。
【次の発言】 オイルマネーにつきましてしばらく政府の見解をただしておきたいと思います。  第一に、産油国の収入はいまどうなっているか。急激にふえたと言いますけれども、石油の値上がり前と値上がり後と暦年どういう変化を示してきたかをお知らせを願いたい。
【次の発言】 その産油国の収入の中で、いわゆる先進国と称せられるものから得た収入は幾らで、発展途上国か……

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/18、33期、民社党)

○永末委員 国際通貨体制が一九四五年のブレトン・ウッズ体制から約四分の一世紀続きましたが、一九七一年十二月、いわゆるスミソニアンの合意が見られましてから新しい体制ができたと言われました。しかし、これは十四カ月で崩れてしまいました。今度ジャマイカのキングストンで相談があったものが第二次の国際通貨基金協定の改正案として出ておるのでございますけれども、この中で日本政府は、過渡的なものと続きそうなものと分けて、どれが一体過渡的であって、どれが続きそうだとお考えですか。
【次の発言】 世の中のことすべて、長い時間から考えれば短い時間で、恒久的と思うものが過渡的になるものでありましょうが、その中で一つ、い……

第77回国会 外務委員会 第10号(1976/05/19、33期、民社党)

○永末委員 本月十二日、ナイロビにおきますUNCTADの会議へ出席しておりましたわが木村代表が北朝鮮の代表をレセプションに招聘をいたしました。これは外務大臣も事前に御承知でございましたね。
【次の発言】 昨年外務大臣が国連へ行かれましたときには、あなたの主催のレセプションには北朝鮮の代表を招聘しなかったのですね。
【次の発言】 しかしあなたの御見解では、昨年の十二月十日の本院における私の質問に答えて「北朝鮮を国として考えるかどうかということについては」と言って、非常にその点について微妙な発言をしておられるわけですね。しかしUNCTADに関する限りは国家だ、こういう意味で北朝鮮国の代表を招聘され……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、民社党)

○永末委員 ココア協定について質問をいたします。  パプア・ニューギニアからわが国のココアの輸入は、年間どれぐらいですか。
【次の発言】 わが国の使用しておりますファイン、フレーバーカカオというのは総量は何トンぐらいですか。
【次の発言】 三万トンの豆のうちで、その一割がファイン、フレーバーだといたしますと、パプア・ニューギニアからは十五トンとか二トンとかと、一割といたしますと三千トンでございますが、その中のシェアというのはきわめてあるかないかの状態でございますが、その少ない理由は何でしょうか。
【次の発言】 検査体制というのはわが国の方に問題があるのですか、相手方の方に問題がありますか。

第77回国会 外務委員会 第12号(1976/07/13、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は昨日アメリカ上院のマンスフィールド議員と米中国交回復に関して話をされました。マンスフィールド議員は民主党の上院院内総務でございまして、折しも共和党の上院院内総務であるスコット議員が中国で恐らく似たような主題について中国側の感触を探っていると伝えられております。アメリカはそういう意味合いでは米中国交回復ということに真剣に取り組んでいると私どもは見ております。その場合に、いわゆる日本型国交回復というものが日本に対してどういう影響を持つかということに対する日本側の感触を知りたいと考えていると私は思います。私自身につきましても似たような質問を受けたことがございました。その意味で外……

第77回国会 外務委員会 第13号(1976/07/28、33期、民社党)

○永末委員 田中前総理時代に日中国交正常化が行われましたので、田中角榮という政治家についての中国の評価が非常に高かった雰囲気がございました。その政治家が昨日逮捕されたということは、今後の日中関係について影響があるのではないかという心配をされる向きもあります。総理はどのようにお考えですか。
【次の発言】 こういう疑獄問題等々の取り扱いにつきましては、外国から見ればなかなかわからぬことがたくさんあると思うのですね。したがって、政治家のこれらに関するかかわり合いの度合いにつきましても、やはりいろいろな評価があるのではないかと思われます。  先ほど外国に対しては別段説明することはないという話がございま……

第77回国会 予算委員会 第14号(1976/02/16、33期、民社党)

○永末委員 先ほど証人は、コーチャン氏と会ったときに機会があったら話してみよう、という証言をされました。だれに話してみようとそのときにお考えになりましたか。
【次の発言】 コーチャン氏と最初面談される場合には、あなたの立場からすれば、しかるべき人の紹介がなければお会いになるはずはないと思います。児玉氏から紹介されましたか。
【次の発言】 児玉先生でなければどなたですか。
【次の発言】 小佐野さん、手のひらがあって、こちらは明確に知っておるが、こちらはわからぬということはないでしょう。児玉さんを除くことだけはしっかりしておるが、あとはわからぬということがあるでしょうか。児玉さんがなければ、その他……

第77回国会 予算委員会 第15号(1976/02/17、33期、民社党)

○永末委員 民社党の永末英一です。  昭和四十四年三月六日付、ロッキードのクラッター氏からあなたの方の豊田取締役に書簡が発せられ、これに対して三月十二日、その内容を承認するサインが行われております。この内容は日本におけるL一〇一一販売についてでございますが、これは契約LAIL四〇一一についてその修正第四号、これに基づく手数料の支払いがロッキードからあなたの方に行われる、これについて規定したものだというのが書き出しでございまして、このLAIL四〇一一という契約はいつ締結されましたか。
【次の発言】 これはあなたが先ほど本委員会で述べられました昭和三十三年以来丸紅とロッキードとが契約関係に入ってい……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、民社党)

○永末委員 三井物産にダグラスの代理店になってくれというのは、大庭証人が行かれてお頼みになりましたね。
【次の発言】 この鈴木何がし等が持ってきました融資並びに念書を書かれた件に関して、四十四年の十月ごろあなたの方の鈴木専務、渡辺専務にもこの間の問題を鈴木何がしが持っていったという話がありますが、あなたは御存じですか。
【次の発言】 同じく四十四年十一月ごろ一つの念書について、これは三井物産の水上社長が立ち会わなければ渡さない、こう言われて、そういう場面ができてその念書が返却された、こう伝えられておりますが、事実でしょうか。
【次の発言】 あなたと三井物産との間を引き裂く陰謀がこの件に絡んで行……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、民社党)

○永末委員 今回の中間報告は、言うならば検事総長が法務大臣に報告をしたようなものを、三木さんはあなたの責任で報告をされた。いわゆるロッキード資金の縦割りの流れについて解明してございますが、それら相互の相関関係についてはほとんど触れるところがない。いわゆる構造汚職と言われておるにかかわらず、それが欠けているわけであります。あなたは、したがって、その欠陥をお認めになりますか。
【次の発言】 児玉の捜査というのは、来るべき総選挙には間に合わぬというのが一般の判断である。であるとするならば、あなたは総選挙前に、それまでに入手したる資料をもって国民に報告をしなければならぬとお考えですか。

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、民社党)

○永末委員 委員長にちょっと伺いたいのですが、きょうあなた総理に会われたときに、総理から、選挙が早くなると思うので、ひとつこの委員会で与野党の間で、いまのいわゆる灰色高官についての妥協はできないかという話があったという、選挙が早くなると思うと言われたのですか。
【次の発言】 先ほどの言葉ですと大分問題が違いますから。  さて、法務大臣に伺いたいのでありますが、この中間報告に関する説明で、いわゆる三十ユニットで起訴された者以外の不起訴になった者、これが五名である。そして九十ユニット関係者が十三名である。その間三名のダブりがあるという報告がございました。この三名の中には起訴者は含まれますか。

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、民社党)

○永末委員 ミグ25事件について伺います。  ベレンコ中尉がわが国を出国するまでは、ミグ25に関する調査に対する防衛庁の立場は、言うならば、いろいろな罪名があったようでございますが、ベレンコ中尉の不法な入国に関する証拠物件として検察庁の依頼を受けて調査に従事しておった、こういうことでございました。さて、ベレンコ中尉がアメリカに向けて出国をいたしました後で、防衛庁が主体になって調査をされてきたのでありますが、それはどういう法律根拠に基づき、どういう機関でそれが決められたか、御報告を願いたい。
【次の発言】 それに、飛行機が最初から勝手に飛んでくることはないんで、必ず人が乗ってくる。防衛庁はいまそ……

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/22、33期、民社党)

○永末委員 小坂外務大臣に伺いたいのでありますが、領海の問題については、あなたは海洋法会議の結論待ちという態度をお持ちのようでございますが、海洋法会議は年々開かれておりますが、どんどんこれが延びておる。ことしの会議も来年に延びました。歴代の外務大臣は、この領海問題について、もうそこに海洋法会議があるからその結論を待ってと、こういう答弁を繰り返されておった。あたかも外務省自体の方針が、領海の範囲を決める問題については海洋法会議待ちというのでございますが、現在のあなたの御心境はいかがですか。
【次の発言】 あなたの参加しておられる内閣では、運輸大臣も農林大臣もすでに、自分らの省の方針としてはいまで……

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/10/27、33期、民社党)

○永末委員 二月ほど前から、インドネシアのLNGをわが国に輸入するに関して、またいかがわしい話が報道されております。アメリカ、インドネシア、日本に関係する問題でございますが、外務大臣はこの事件についての事実関係を確かめられましたか。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 ちょっと外務大臣、発言中でございますが、そういう事実関係ではなくて、九億円の賄賂を贈ったと報道された、そこのところを答えてください、時間が余りありませんから。
【次の発言】 私の伺っておりますのは、LNGがわが国に輸入される事実関係ではなくて、報道は、これに関して九億円の賄賂がアメリカのバーマ石油会社からわが国の海運当局高官に……

第78回国会 外務委員会 第8号(1976/10/29、33期、民社党)

○永末委員 韓国の年間石油使用状況を御報告願います。
【次の発言】 韓国はいまどこから石油を輸入しておるのですか。
【次の発言】 この共同開発地域で予想せられている埋蔵量というのはどのぐらいなんですか。
【次の発言】 全く海のものとも山のものともわからぬ――ここは海底でございますので山ではないかもしれませんが、そういう状況ですか。
【次の発言】 北朝鮮の石油の使用状況はわかりますか。
【次の発言】 北朝鮮がどこから石油を輸入しておるかわかりますか。
【次の発言】 この石油に関して北朝鮮の、これは輸入でございますから当然支払いをしなければなりませんが、支払い状況はどういう状況かわかりますか。

第78回国会 外務委員会 第9号(1976/11/04、33期、民社党)

○永末委員 コーヒー協定について伺いますが、わが国におけるコーヒーの各国別輸入の主なものをひとつ知らしてください。
【次の発言】 そのシェアはどういう比率でございますか。
【次の発言】 パプア・ニューギニアはどのぐらいですか。
【次の発言】 外務大臣のお話によりますと、発展途上国が輸出いたす第一次産品の中でコーヒーは非常に重い比重を占めておる、こういうことでございますが、わが国は発展途上国に対する経済協力をそれぞれの姿で行ってまいっておりますが、コーヒーについて何か特に経済協力的な関係を結んでいる例がございますか。
【次の発言】 外務大臣、この二つを結びつけたらどう考えられますか。わが国が発展……


永末英一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期

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各種会議発言一覧(衆議院33期)

永末英一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/03/01、33期、民社党)

○永末委員 私は、おとといときのう沖繩へ参りまして、現地でいろいろな意見を聞いてまいりました。  第一にお伺いしたいのは、この海洋博というのは、日本政府がともかく沖繩でやらなければならぬというので決心をして、そして沖繩で開催をきめたのか、沖繩県から何とか海洋博を沖繩でやってほしいというのを受けて考えたのか、どっちですか。
【次の発言】 あることは両面から接近していくわけですから、二つの見方があるかもしれません。しかしながら問題は、現在の沖繩で海洋博というものが一体どういう規模になってどうなるかという全貌がその当時わからなかった。しかしだんだんやってきて規模もわかってみると、それによって受ける沖……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、民社党)

○永末分科員 きょうは二つばかりの問題で伺いたいのですが、第一は間接税のうちで酒の問題です。  酒税というのは、どういう根拠で税金を取っておられますか。
【次の発言】 古来酒は、どうも権力者にとっては財源の対象になりやすいものですから、したがって酒ををつくることに制限を加える、すなわち免許制にしてそれから税金を取るというようなことを各国ともやっております。わが国でもやつておったようでございますが、そうしますと、そういうことはもうあまり考えられないわけですね。
【次の発言】 税金を取るほうからは財源としてきわめて好適であるということはもうあまり考えられないかということです。


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、民社党)

○永末委員 核防条約につきましては、われわれは、この核爆発というものが大量殺戮ないしは破壊兵器である、したがって、そんなものの拡散ということについて、人類の未来のためにいかがかというのでこれを審議をしているわけですが、六月十三日にモスクワにおきましてブレジネフ共産党書記長が選挙演説をいたしました。この選挙演説の中で、国際軍備制限条約でカバーされていない新しい大量破壊兵器システムについて言及をいたしまして、自分としては諸国、特に大国がこういう種類の兵器の開発を禁止する協定を結ぶべきだと演説したと伝えられております。防衛庁長官は、どんな兵器のことをブレジネフ書記長が言ったとお考えですか。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、民社党)

○永末分科員 最近歯科医師が行っております診療で、差額徴収という名目で患者から料金を取っている問題がきわめて社会的問題としてにぎやかになっております。歯者医師というものは差額徴収の名前で正当を欠く費用を取っているのではないかと疑っている人もございますし、また大多数の歯科医は正当な診療行為をしておるのに、そういう一般的な雰囲気の中に置かれておることをきわめて苦々しく思っているのが実情だろうと思います。  まず第一に、厚生省、厚生大臣とされましては、医療というのは医師と患者との相互信頼がなければ成り立たぬのでございまして、現在の保険診療というのはその支払い方がきわめて特異な形になっておりますが、さ……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○永末分科員 防衛庁長官、ロッキード問題でP3Cが一つの焦点になっておることは御承知のとおりでございます。P3Cにつきましては、公式には白紙という態度で防衛庁はおられるわけでございますけれども、今後持つべき対潜哨戒機とP3Cとの関連について、あなたはいまどういうことをお考えですか。
【次の発言】 P2J現有機は五十七年度でかえなければならぬとおっしゃったのですが、五十六年度は最後の一機を予算で生産をしようとしている機種でございまして、したがって、このP2Jの現有機数が寿命が参りましてなくなっていく過程と合わせて、次期対潜哨戒機をつくらなければならぬ。しかし、次期対潜哨戒機をつくると言いましても……

第77回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○永末分科員 ロッキード事件を初めとして、外国が日本の政治に対してきわめて汚い姿勢で臨んできたということによって、日本の政治がきわめて混濁しているように印象づけられ、また、そういうことが政治問題になっている例がこのごろ頻々と起こりつつあります。  最近、アメリカ国務省元国務次官補でございましたヒルズマン氏が、一九五四年ごろ、CIAの援助資金が日本の政党、これは複数でございますが、それに与えられたということを自分が国務次官補に就任したときにCIAの職員から聞いたということを報道に載せまして、これまたゆゆしき重大事でございまして、外務省は、この報道に接してどのような措置をとられましたか。



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データ更新日:2023/02/05

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