河上民雄 衆議院議員
33期国会発言一覧

河上民雄[衆]在籍期 : 31期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期
河上民雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは河上民雄衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

河上民雄[衆]本会議発言(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第23号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○河上民雄君 ただいま議題となりました国際協力事業団法案につき、私は、日本社会党を代表して、基本的な問題点につき、総理大臣並びに関係閣僚にお尋ねいたしたいと思います。(拍手)  まず第一に、田中総理、あなたは、去る一月東南アジアを訪問され、あの強烈な反日デモに見舞われ、いかなる反省を持たれたか、その点をお伺いいたしたいと思います。(拍手)  わが社会党は、これまで一貫して、政府の対米追従外交、特定政権への肩入れ、エコノミックアニマルといわれる経済進出の危険性について警告いたしてまいりました。総理の東南アジア諸国訪問ではしなくもそれが現実化し、タイ及びインドネシアにおける激しい反日運動が起こりま……

第72回国会 衆議院本会議 第28号(1974/05/07、33期、日本社会党)

○河上民雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました中華人民共和国との間の航空運送協定の締結について承認を求めるの件に対し、本件に関連して当面する二、三の問題点につき、政府の注意を喚起しつつ、要望を付して賛成の意を表明するものであります。(拍手)  まず、本協定は、日中両国間の友好親善を深める上から適切な措置でありまして、もっと早い時期に締結されてしかるべきであったと考えます。しかし、交渉の過程における大平外務大臣並びに関係者の御苦心に対して、私は率直に敬意を表したいと思います。  かつて世界で一番遠い隣国であった中国の首都北京に四時間二十分で行けることになった本協定の承……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第16号(1975/04/15、33期、日本社会党)

○河上民雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました日韓大陸棚協定について、総理並びに関係閣僚に御質問いたします。  その質問に先立ちまして、この協定の提出の方法について異議を申し述べておきたいと思います。  本来、性格の全く異なる二つの協定を一本にして提出して国会の審議を求めることは、きわめて不当であります。この点について、まず外相の見解をお伺いいたしたいと思います。  さて、エネルギー資源の不足が叫ばれております今日、石油の九九%まで海外に依存しているわが国が、日本近海の大陸だな石油開発を推進することは、時代の要請でもございます。しかし、日本周辺の大陸だな開発については、……

第75回国会 衆議院本会議 第19号(1975/05/06、33期、日本社会党)

○河上民雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました核兵器の不拡散に関する条約の批准に関し、その主要な問題点について、三木総理並びに関係閣僚に質問をいたしたいと存ずるものであります。  ことしは、人類最初の原爆が広島、長崎に投下されてから三十年、核兵器の絶滅を訴えるストックホルムアピールと、それに基づく世界的な平和運動が起こってから二十五年、ビキニの核実験によって日本の漁船がその放射能に被災し、無線長久保山氏が死去せられて、わが国民に大きな衝撃を与えてから二十一年になります。  その間、わが党は、わが国民の悲願を背景に、いかなる国の核保有、いかなる国の核実験にも反対してまいりまし……

河上民雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

河上民雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○河上委員 私は外務委員会に今度初めて属しましたので、大平外務大臣に御質問をいたしますのはきょうが初めてでございますので、少し初めにいま同僚の川崎委員からお話がありましたような全般的な態度について、御質問というよりも要望を申し上げたいと思っております。  いま川崎委員から指摘されましたように、今日一番大きな問題、緊急の問題になっておりますベトナムに対処する問題に端的に示されておりますように、かつてベトナム賠償問題で自民党政府がとった態度というものが、いま新しいアジア情勢の中で破綻をしている。そこをつじつまをつけるために非常に苦労しているということを見ましても、やはり外交というものは時々刻々の問……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員より御質問いたしましたのに対しまして、外務大臣から御答弁がございましたパリ協定を尊重する、これが一つ。それからパリ協定の中でうたわれております南ベトナム・サイゴン政権と臨時革命政権との和解が進んでいくことを歓迎し、希望し、そしてその方向を妨害しないというふうな立場で処理していきたい、こういうように私は承ったわけでございますが、大体そのように判断してよろしいように大臣の御表情からわかるわけでございますが、そういう立場にのっとってやられるということであります。さらに第三点として、具体的にそういう決断を迫られる必要が起こったら、それにのっとって決断する、こういうようなことでご……

第71回国会 外務委員会 第8号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○河上委員 このたびのアフリカ基金の審議にあたりまして、わが国の対外経済援助が従来東南アジアにほとんど傾斜いたしておったわけでありますけれども、今回アフリカ基金に参加するということになりますと、非常にドラスチックな一つの方針の転換だとも受け取られますので、アフリカ基金について御質問をしたいと思うのでありますが、それとともに、わが国の対外経済援助あるいは経済協力というものについて、ここで徹底的に反省すべき時期ではないかと思うのでございます。したがって、アフリカ基金のみならず、わが国の対外経済援助一般について少しく質問をさせていただきたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいと思いますのは、対……

第71回国会 外務委員会 第12号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○河上委員 私に与えられました時間も少なくなっておりますので、時間を守る意味で、ほんの一つ、二つお尋ねをしたいと思います。  まず、先ほど来石野委員あるいは金子委員からも御質問がございました沖繩における非常に不幸な事件でございますけれども、これにつきましては、すでに両委員から詳しく御質問がありましたので、私は一言だけ大臣に要望をしておきたいと思うのでございます。  あの事件の場所、また状況から、基地協定との関係があり、事情を十分に調べて的確に把握してから行動したいということでございますけれども、しかし、いま沖繩のわれわれの同胞が、特に一人の年とった御婦人が、その生命を失っているわけでございます……

第71回国会 外務委員会 第13号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○河上委員 先日私はエカフェにおいて、もしある国が、たとえば中国のような国が、朝鮮民主主義人民共和国を招き入れてみてはどうか、招待すべきであるというような発言をした場合に、大平外務大臣としては、日本政府としてはどういうふうに対処するかという質問をいたしました。外務大臣が北ベトナムをエカフェ総会に招くべきであると言われましたのに関連いたしまして御質問したのですが、そのときはまだ現実にそういうことは起こっておらず、仮定の問題として御質問したような形になったのですけれども、その直後、いま東京で行なわれておるエカフェ総会で、私が予想したような事態の発展になりまして、あらためてこの北朝鮮いわゆる朝鮮民主……

第71回国会 外務委員会 第16号(1973/05/09、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま賛否が問われておりますところのアフリカ開発基金を設立する協定に対し、反対の意思を表明いたそうとするものであります。  本協定を貫く、アフリカ開発に対し全世界の国々が経済協力する精神を否定すべきものでないことは、言うまでもございません。しかし本協定の審議に際して幾多露呈されました納得しがたい点があることは、まことに遺憾であります。  私どもは、以上のような点から、残念ながら本協定に反対せざるを得ないのでございます。その納得しがたい問題点を次に列挙いたしまして、討論にかえさせていただきたいと思います。  第一には、本協定に対する原参加国が、ア……

第71回国会 外務委員会 第18号(1973/05/30、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねいたしますが、いま岡田委員よりWHOに対する朝鮮民主主義人民共和国の加盟の問題について御質問がありました。私もこれに引き続き大臣のお考えを承りたいと思うのであります。  実を申しますとこの問題につきましては、私もこの委員会で数回お尋ねをいたしまして、日本の外務省、日本政府がかりに反対されても朝鮮民主主義人民共和国は必ずWHOに加盟されるだろう、もしそうなったらどうするんだということまで私は伺ったわけでございます。それに対して大臣は、まあ仮定の問題には答えられないというようなことまで言われたのでございますが、いまこういうような事態を迎えまして、大臣としてどういうような……

第71回国会 外務委員会 第19号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほど来しばしば論議になっておりますが、先日、わが国政府に対して、ILOの専門家委員会より八十七号、九十八号条約の国内における適用状況についての意見が出されましたけれども、この意見に対するコメントをまず初めに大臣にお伺いしたいと思います。特にここで日本に触れて強調されておりますことは、一つは公務員の労働基本権の問題、これは再三前から国際的に問題になっているのですけれども、この点について政府はどのようにお考えになるか、今回の専門家委員会の意見書が出された段階でもう一度これを真剣に考えなければならぬと思うのですけれども、その点いかがでございますか。

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/06/13、33期、日本社会党)

○河上委員 一般的な国際情勢について二、三お尋ねをしたいと思います。  先日新聞で拝見いたしましたが、日本と中国との間に文化協定、特に留学生の交換に関する協定が近くできるというような報道があるのでございますけれども、この問題は実際にどのように進んでおるのか、またそれは、協定ができるとすればいつごろをめどにいま作業が進んでおるのか、また、内容などについて、これはまあ直接の政治問題ではございませんけれども、日本と中国との真の友好関係をつくるために非常に大事な問題だと思いますので、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いつかだいぶ前、廖承志さんの訪日団の派遣の発表がある少し前でございましたけれ……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/06/20、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほども少し問題になりましたのですが、十九日の新聞によりますと、日中貿易協定の素案が日本側から中国側に手渡されたというニュースが北京発でこちらへ来ております。向こうでこういう発表というかニュースが出ております以上、その内容について当委員会において表明せられるのは当然だと思うのでありますが、先ほども御質問ありましたので、重複を避けて一、二お尋ねしたいと思います。  先ほど最恵国待遇の問題がもう出ておりますので、私、関心を持っております点についてだけとりあえず質問したいと思います。  ココムの輸出規制という問題がこの貿易協定の成立によってどういう見通しになるか、そのことを、事務当局でけ……

第71回国会 外務委員会 第29号(1973/07/11、33期、日本社会党)

○河上委員 大平外務大臣に二、三お尋ねしたいと思います。  先日、軽井沢で生産性本部のセミナーがございましたところで、シベリア経済開発の協力について慎重論を吐かれたというような新聞報道もあるわけでございますが、こういう――大平さんは常に慎重論が専門ですけれども、ここに、非常に問題になっております際に、あらためて慎重論を述べられた根拠というものはどういうところにございましょうか、お聞かせいただければ幸いだと思います。
【次の発言】 そういう一般人類と資源の関係というような観点から話されたようなお話でございますけれども、これから田中総理もソ連に行かれる、そういう際に、当然これが問題になるわけでござ……

第71回国会 外務委員会 第32号(1973/08/24、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣に最近の金大中事件に関連してお尋ねしたいと思います。  事件発生以来、いまだに事態が明らかにならないのでありますが、八日東京で白昼拉致されましてから、十三日韓国の金氏の自宅におるということが判明いたしまして、三日ほど新聞記者その他との接触が許されておりましたけれども、その後外部との接触は一切遮断されて、すでにもう十日をこえようといたしております。私は、事態は非常に憂慮すべき段階に入っているのではないか、こういうように思うわけでありますが、外相は、この金大中事件の、特に金氏の安否についてどういう憂慮を持っておられるか、それをまず初めに伺いたいと思います。

第71回国会 外務委員会 第33号(1973/08/29、33期、日本社会党)

○河上委員 関連で質問さしていただきますが、先般私が本委員会で質問をいたしました際に要求いたしました資料をきょう配付していただいております。「在本邦韓国大使館における韓国中央情報部出身者について」北東アジア課の資料でございますが、これを拝見いたしますと、ほとんど何の答えも出てないのでございます。これでは私が先般要求いたしました趣旨からいいますと非常に遠いのでございますけれども、これはこの末尾のほうにも書いてありますとおり、外務省自身が認めておるように、中央情報部員と思われる者の.氏名及び人数をさらに具体的に御報告をいただきたいと思います。そのことをこの委員会で重ねてお約束をいただきたいのですが……

第71回国会 外務委員会 第35号(1973/09/12、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお話がありましたように、金大中事件も政府のほうでもちょっと行き詰まりにぶつかっているような印象を受けるわけですが、外務政務次官、政府はこの事件が起こって以来真相を究明することがまず大事だ、慎重に当たるべきだということを言ってこられたわけですけれども、その前提として韓国側の協力ということを強調してこられました。その結果として今日こういうような事態、外交官の指紋が一致したというような、おそらく日本の外交史上前例のないような、事実を突きつけてもなお解決しないというようなこういうような事態になっているわけです。かつて同じような事件にぶつかった西ドイツ政府が初めから外交的な態……

第71回国会 外務委員会 第38号(1973/10/19、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねしたいと思います。  このたび田中総理と訪欧、訪ソの旅を終えて帰られまして、いろいろ御苦労があったことと存じますが、その間に、前国会の休会後、金大中事件について政府はどのように韓国政府に対し交渉を続けておられるか。また、最近総理大臣が山形におきまして、金大中事件の処理の問題と日韓閣僚会議とは別の問題であるというような発言をされたのでありますけれども、その後二階堂官房長官あるいは中曽根大臣などが、この考え方に対して否定的な発言をされております。肝心の外務大臣としてはこの金大中事件の処理の問題と日韓閣僚会議の開催の問題と、どのように考えておられるか、その点をまず初めにお……

第71回国会 外務委員会 第39号(1973/11/08、33期、日本社会党)

○河上委員 いま問題になりましたが、日ソ共同声明において日ソ間の公文に違いがあるという問題につきまして、質問をいたしたいと思います。  いま大臣は、この問題について大臣の立場で釈明がございましたが、そのタイプミスとそれから修辞上の食い違い、こうまあ二つの種類が相違点として触れられておるわけでございます。これは非常に重大な問題でございまして、当時の新聞などによりますると、安全操業などに関して欠落があったというような報道でございましたが、聞くところによりますと、これは数カ所にわたっているということでございます。したがって、どういう点がタイプミスの結果露文側に欠落があったかということをこの場所でまず……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○河上委員 私が質問をいたしたい内容も、いま島本委員が御質問になりました頸肩腕症候群の問題でございます。  島本委員は主として電電公社の職場におけるその職業病についてお話があったわけですけれども、私がここで取り上げたいと思っておりますのはスーパー、われわれが日常生活で非常になじみのありますスーパーの、店の花ともいわれるレジ係、チェッカーといわれる女性、主として若い女性でございますが、その職場における職業病について御質問したいと思います。  いま島本委員から御質問がありまして、それに対して労働省あるいは電電公社の当局の方から御答弁がありましたので、その中にも出てまいりましたけれども、私どもがこの……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 外務委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○河上委員 あまり時間がございませんので、きょうは本会議が一時からということで、お約束の時間より少し切り上げて質問したいと思います。したがって、質問も短くしたいと思いますけれども、答弁のほうも簡潔に、あまり神秘的な表現にわたらないようにお願いをしたいと思います。  先日来中東問題につきまして、私はこの委員会でも、また先日のいわゆる石油二法に関連する連合審査におきましても、外務大臣にお尋ねしたのでありますけれども、二、三補足的にもう一度明確に御意見を承りたいと思いますので、初めにそのことをお尋ねしたいと思います。  まず第一に、私はいま中東問題においてわが国の立場を打開するためにはどうしてもアラ……

第72回国会 外務委員会 第4号(1974/02/14、33期、日本社会党)

○河上委員 先ほど三木副総理並びに小坂前特使より中東歴訪の御報告がございましたので、それにつきましてお尋ねをいたしたいわけですけれども、それと非常に関連がございますので、私は初めに、一月二十四日、衆議院本会議において田中総理が発言されました内容について、これは非常に重大な問題でありますので、三木副総理のお考えを承りたいと思うのであります。  一月二十四日、衆議院本会議におきまして、野党の竹入公明党委員長の質問に対する答えでございますが、田中総理は、今後開発途上国とのつき合いにおいて心と心の触れ合いが大事だという一つの例に、日韓合邦時代、このことば自体非常に問題がありますけれども、まあ要するに、……

第72回国会 外務委員会 第6号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○河上委員 きょう私は、まず日韓大陸棚協定につきまして、政府の、特に大平外務大臣のお考え、態度を伺いたいと思います。  政府は、去る一月三十日に調印した東シナ海の天然ガス、石油開発のための日韓大陸棚協定を今国会に提出するというふうに伝えられておりますけれども、その御方針には変わりはないわけでございますか。
【次の発言】 この大陸だな問題につきましては、私は非常に多くの問題がからまっておると思いますので、この協定を今国会に提出することにつきましては、批准につきましては慎重にしなければならぬという考え方で御質問をしたいと思うのです。  まず第一に、この協定調印に対しましていち早く朝鮮民主主義人民共……

第72回国会 外務委員会 第7号(1974/02/27、33期、日本社会党)

○河上委員 初めにお尋ねしたいと思っておりますことは、最近、回教国首脳会議というものが開かれまして、その決議に関連いたしましてパレスチナ解放機関、PLOに対する政府の取り扱いについてお尋ねしたいと思います。  この問題につきましては、先般、石野委員から御質問がありまして、政府、外務省からは、情勢を見て態度をきめたいというような趣旨の御答弁があったように記憶するのでありますけれども、その後回教国首脳会議が開かれまして、そのいろいろの決議の中で一番注目されますのは、パレスチナ解放機関、PLOがパレスチナ国家の唯一の合法的代表であるということを確認した点だと思うのであります。こういうような世界の諸情……

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、先ほど来審議をいたしております交換公文あるいは行政取りきめの効力の問題について、一問だけ大胆にお尋ねしたいと思います。  先般、東京地裁で、本年一月三十一日であったかと思いますが、沖繩密約漏洩事件判決が出ました。その中で、本日の審議の対象となっておりますテーマに触れた部分があるわけでありますが、その判決の理由について、政府はどういう受けとめ方をしておるかということを伺いたいと思うのです。  判決の理由の中で、二の中に「外交交渉の結果は、わが国の国際的立場を規定するとともに、国民の権利義務に直接間接に影響を及ぼすので、当該交渉の基本方針とその結果(条約、協定及び細目的取り決め)……

第72回国会 外務委員会 第9号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○河上委員 本日の議題の二つの渡り鳥条約につきまして数点お尋ねしたいと思います。  まず初めに、たしか昭和四十七年にアメリカとの渡り鳥条約の審査が行なわれましたが、それと比べて今回の二つの条約は、その条約の構成あるいは内容において特に変わった点がございましたらお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 それではちょっとお伺いいたしますが、オーストラリアとの間の渡り鳥条約にはパプア・ニューギニアへの適用に関する交換公文がついております。これを見ますと、パプア・ニューギニアが近くオーストラリアから独立するのではないかと思います。そういうように承知しておりますが、それに伴ってこの渡り鳥条約の適用に……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○河上委員 最近起こったできごとにつきまして、二、三質問いたしたいと思います。  新聞やテレビなどの報道するところによりますと、このほど田中総理大臣がソ連のブレジネフ書記長に親書を送ったという情報がございます。またこれと並行して日本の経済界の代表者、植村氏などを中心とするミッションがソ連を訪問するというような報道もあるわけでございます。これは常識的に見ますれば、この二つの動きにはある種の関連があるというふうに考えるべきではないかと思うのですが、その点についてまずお尋ねをしたいと思います。  田中親書の内容について、まず内容がどういうものであるか、この点について外務大臣から御報告をいただきたいと……

第72回国会 外務委員会 第15号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○河上委員 今回、日中間の貿易に関する協定が締結されましたことは、日中友好の精神から見ても、また共同声明の趣旨から見ても非常に好ましいことかと思うのでありますが、その円滑な運用を期するという角度から二、三の点をお尋ねしたいと思います。基本的な点につきましては、いま堂森委員からお話がありましたので、私は、やや技術的な点にわたってお尋ねしたいと思います。  まず第一に、従来、共産主義諸国に対する貿易については、ココムという制限があったわけでございますが、今回の交渉の過程で、中国側からココムについて何らかの意思表示がございましたでしようか。

第72回国会 外務委員会 第16号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○河上委員 いまシベリア問題でお二人から質問があったわけですけれども、大臣、植村さん、永野さんとこの問題についてゆっくりお話しになって、詳細な御報告はもう受けておられるのですか。
【次の発言】 本委員会でも、また参議院においても、この問題は何度か質疑応答があるわけでございますが、外交上も、また国際経済上も非常に重大な問題でありますから、もう少し早く政府の腹をきめる意味からいっても、当然お話し合いがあってもしかるべきだと思うのでありますが、植村ミッションがおたちになる前に、政府はこのミッションに対し、ある程度の裏づけをするような形になっておったのかどうか、それを伺いたいと思うのです。

第72回国会 外務委員会 第18号(1974/04/08、33期、日本社会党)

○河上委員 国際協力事業団法案につきまして、問題がたくさんあるのでございますけれども、まずこの法案を拝見いたしまして、非常に実務的な点から伺いますが、理事の数は何人ぐらいになっておりますか。
【次の発言】 各種公団あるいは事業団が現在たくさんあるわけでございますけれども、それらにおける理事、役員の数と比較いたしますと、今度の、国際協力事業団の理事十二名というのは非常に多いように感ずるのでありますけれども、他の各種公団、事業団の役員の定数は一体どのようになっておりますか。
【次の発言】 いま局長が言われましたが、私のほうで調べましたところでも、理事の数が非常に多いということは先般来問題になってお……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○河上委員 新聞によりますと、外務大臣はこのたびアメリカに行かれてキッシンジャー国務長官とも会談されるというようなことでございますが、その目的につきまして、この当外務委員会に若干の報告をしていただくのがしかるべきだと思いますが、どういうような御予定で行かれるのか、一言伺いたいと思います。
【次の発言】 いま大臣からお話がありましたし、すでにお約束をされたことのようでございますので、それをいまここで、本来は問題にすべきかもしれませんが、とやかく申しませんけれども、ただ、最近資源総会が終わりまして一応の結論が出たようでございます。私は資源総会の開かれるときにも大臣に強く申し上げたわけでございますけ……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、この問題につきましては前にも御質問をいたしましたが、なお幾つか留保いたしておりましたので、それを含めて、まとめてお尋ねをしたいと思います。  いま外務大臣大平さんは、田中総理から海外援助は一体どうなっておるのだというお尋ねがあって、実情を調べてみよという命令があったということでございまして、約束だけでも一兆円とか、交換公文で七千億円とか、実行しておるのは三千数百億円というようなお話がございましたが、いまの総理と大臣とのやりとりを伺いますと、どうも総理大臣や外務大臣ですら、一体海外協力というのはどうなっておるのかということが、実情をよくつかまれていないということをいまのエピソー……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本国とベルギー王国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件で二、三質問をしたいと思います。  この文化協定を拝見しまして、特に大きな問題はないように思うのでありますが、これに関連して、非常に短い時間ですが、三つほど質問をいたしたいと思うのです。  ベルギーとの文化協定は、いわば西欧を含む先進諸国との文化協定の一つのサンプルのようなものだと思いますが、これとはやや違った問題をはらんでいると思いますのは、開発途上国との文化協力の問題だと思うのです。この協定の締結にあたりまして、まず反日感情の非常に強い東南アジア地域に対する文化協力についての方針、広くは開発途上国への文化協……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○河上委員 ベルヌ条約をはじめとして現在五本の条約が提示されておりますので、それについて質問をいたしたいと思います。  まず、一般論でございますけれども、国内法と条約で述べられている規定との間にもし矛盾があった場合はどういうふうに処理をされるつもりでございますか。
【次の発言】 今度出されております五本の条約でございますが、これは正文は何語でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、日本語はもちろん正文でないわけでございますね。いまわれわれに、本委員会に出されておりますのは、正文もついてはおりまするけれども、しかし、一般の日本人がこういう問題について関心を持つ場合、よりどころになりますの……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 外務委員会 第2号(1974/08/02、33期、日本社会党)

○河上委員 木村新大臣に、韓国の問題とそれから最近起こりましたOTHレーダーの問題につきまして、許された時間で御質問をしたいと思います。  木村さんは、昨年の八月八日、韓国の政治家金大中氏、当時日本におられたわけですけれども、この金大中氏と会見をする予定であったというふうに伺っております。たまたまその日金大中氏があの拉致事件に遭遇して、ある意味においては、ひょっとすると歴史的な会見になったはずのこの約束が永久に流れたようなかっこうになっているわけですけれども、今回外務大臣になられまして、まず最初に当面する問題として日韓関係が起こっているというのも、これも一つの奇縁ではないかと思うのでありますが……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、非常に短い時間でございますが、一問だけ日中友好平和条約の交渉につきまして、今後の大臣のお考えを承りたいと思います。  実は、去る八月、日中友好議員連盟の日中国交回復後初の訪中団が派遣されまして、藤山会長並びに勝間田団長のもとに私も参加いたしまして、約二週間余り中国を訪問いたしました。その際、北京におきまして中国側のケ小平副総理をはじめ多くの関係者にお会いをいたしたようなわけでございます。それに基づいて非常に簡単でございますけれども大臣から明確なお答えをいただきたいと思って質問させていただきます。  初めに、これは先方の御伝言でございますからこの機会をかりて申し上げたいと思いま……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお尋ねをいたしましたラロック証言について、時間も限られておりますので、問題を二つ三つにしぼってお尋ねをしたいと思います。  初めに大臣に伺いたいと思うのですけれども、一体ラロック証言に関する米政府の日本政府に対する回答について、政府はほんとうに満足しておられるのですか、いかがでございましょうか。
【次の発言】 今度のラロック証言によって生じた波紋というのは、アメリカ政府と日本政府の間のいわゆる信頼関係に一つの影を投げたということと、もう一つは、日本政府が日本国民に説明してきたことと事実が違うんじゃないかという不信感、疑惑というものを引き起こした、こういう二重の不信と……

第73回国会 外務委員会 第5号(1974/12/04、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員からお話がありましたように、国際的に重要な事件が次々起こっているときに、国内政治の混乱というようなこと、あるいは外務大臣の外遊でいたずらに空白であったことは、たいへん残念だと私は思っておりますが、その空白の間に刻々と事態は進んでいるように思うのでございます。私は、まず石油問題にしぼりまして、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  いま堂森委員も触れられましたが、先般のフォード大統領の来日に伴って、その際発表されました共同声明の中でも、第六項において特に項を起こし、エネルギー問題について、消費国間の協力を進めることを重視するという意味の合意が示されておるのでございます。い……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうの提案されております条約につきまして、その提出のしかたについて私は少し要望をさせていただきたいと思うのでございます。  今回提出されております四本の条約は、かなり専門家でなければわかりにくいような問題がかなりあるわけでございまして、前国会において審議のときにも、私どもといたしましては、当然そういうそれぞれの専門の方々の御意見なり関係者の御意見を十分に聴取しながら、その上に立って私どもがこの条約の審議に当たったわけでございますが、今回、臨時国会開会にあたりまして、あらかじめこういうものを出したいというようなお話が全然なく、突如として先般、今臨時国会において緊急に審議しないと、つ……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま日中平和友好条約についてすでに御質問があったわけでございますけれども、重ねて宮澤外務大臣のこの問題に対する基本的な態度を伺っておきたいと思います。  三木総理大臣はこのたびの施政方針演説でも「日中間に平和友好の条約を締結して、子々孫々にわたる日中永遠の友好関係の基礎を固める年にしたい」というふうに述べられました。また、宮澤外務大臣も外交演説でそのことを裏づけられたのでありますけれども、最近新聞の報道によりますると、いろいろ複雑な要素が交錯をして、今国会提出について懸念する声さえ起こっておるわけでございますけれども、外務大臣としては、この施政方針演説で表明された基本的な姿勢に……

第75回国会 外務委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○河上委員 このたび日本国と中華人民共和国との間の海運協定がすでに調印され、また今国会に批准を求められておりますことについて、私ども日中共同声明の立場から見て非常に喜ばしいことと考えておる一人でございます。この条約は海運のことでございますので、わが国は貿易立国でもございますので、非常に重要な協定と思いますので、やや技術的なことにわたって伺いたいと思うのでございます。  それに先立ちまして、今回海運協定の調印の成立で、日中共同声明で約束せられております実務協定は、貿易協定、航空協定、そして海運協定と、順次その精神に沿って成立を見ているわけでございますが、そのほかの実務協定の交渉の経過あるいは見通……

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/19、33期、日本社会党)

○河上委員 非常に時間も短いわけでございますけれども、いま堂森委員から御質問がありました太刀川、早川両君の釈放の問題につきまして、いま少し詳しく伺いたいと思います。  今回の釈放は、法律的に見てどういう性格を持っているというふうに判断しておられますか。恩赦なのか、仮釈放なのか、刑の執行停止なのか、単なる拘束の執行停止なのか、その点どういうように理解されておりますか。
【次の発言】 いま局長の御答弁のとおりであろうと思うのでありますが、恩赦であり、減刑でありますと、犯罪というものが消滅したということになると思うのですけれども、いまのようなことでありますと、判決の有効性というものはまだ残っていると……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○河上委員 海運協定についてこの前御質問いたしましたので、その続きを少ししたいと思うのですけれども、いま永末委員が、台湾における旧日本兵の問題について提起されまして、いま外務大臣のほうから、この問題はちょっと検討する時間を与えてほしいということでございました。私、これは本論からちょっと離れるかもしれませんけれども、中村さんの場合には、たまたま出てこられたということで日本政府が若干の金を、その許す範囲でということで出されたようですけれども、中村さんが出てこられたときに、台湾の旧日本兵で日本からそういう補償をされた人は一人もいないということが朝日新聞の投書欄に出ていました。つまり、先ほど来お話があ……

第75回国会 外務委員会 第6号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは、宮澤外務大臣に基本的な外交姿勢について少しお尋ねしたいのでございますが、宮澤さんは、外務大臣に就任されましてから、日中友好平和条約の問題あるいは核拡散防止条約の問題その他等々において、しばしばこの委員会で、その姿勢が前後したり、大臣が言われたこととまたよそから聞こえてくることとは違ったりいたして、いわゆる腰が座ってないような印象を、この質疑応答の中では与えているのではないかというような印象を私ども持っているわけでございます。これは就任早々のためということもあろうかと思いますが、さらに日韓の問題などについても同様でありますが、しかし、この委員会でそういうまちまちな印象といい……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/03/19、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣並びに外務省事務当局に伺いたいと思います。  昨日報道せられましたところによりますと、韓国で国家冒涜罪という法案を国会に提出いたしまして、伝えられるところによりますると、その趣旨は、政府の批判を完全に封ずることをねらったものである、そして、海外での言動も処罰の対象になる、こういう内容のようでございます。しかも、この法案は、韓国の国会を通過成立をいたしましたら即日発効であるというようなことでございまして、事態はかなり緊迫をしているように思うのでありますが、その海外での言動も処罰の対象になるという点と政府を誹謗するという内容、その内容の判定は韓国の政府にすべて任されている、こう……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○河上委員 いま堂森委員から、日中平和友好条約の締結について、外務大臣の訪中の時期が来たのではないかというお話がございました。私はかねて、実務者レベルの話し合いも重要であるけれども、三木政権ができた後、日中間の基本的な信頼関係というものをもう一度確認する意味で、宮澤外務大臣の訪中が必要ではないかということを申し上げたように記憶いたしておりますが、私、いまのお話を聞いて感じるのですけれども、単に実務者レベルの話し合いの成り行きを見守るだけでなく、もう少し積極的に日中間の相互の信頼関係というものを確認し、それを増進する意味で、外務大臣の訪中を、実務者レベルの討議の煮詰まりともにらみ合わせることが必……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/04/18、33期、日本社会党)

○河上委員 日本国政府とオーストラリア政府との間の文化協定につきまして、若干御質問をいたしたいと思います。  それに先立ちまして、それに関連する問題でございますけれども、新聞報道によれば、最近オーストラリアを訪問した文化使節団、木村前外相が団長であるようでありますけれども、この文化使節団に対しまして、去る四月十二日シドニーで、これは木村さんが言われたのですが、オーストラリア政府のウィットラム首相は、文化のみならず経済、社会などあらゆる分野にわたり、日豪間の交流を促進するため、オーストラリア・日本交流財団といったものを設ける構想を検討中ということでありますけれども、この報道につきましてお尋ねをし……

第75回国会 外務委員会 第15号(1975/04/23、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま日中平和友好条約あるいはインドシナ半島における新しい情勢に対する政府の態度について、いろいろ御質問なり論議がございました。私、少し角度を変えまして、このいわゆる連休の間に、第三次海洋法会議が一つの結論を見出す方向にくるのではないかと思いますので、そういうスケジュールの意味からいいましても、ここでちょっと伺っておきたいと思うのであります。  ジュネーブにおける第三次海洋法会議の推移と今後の見通しについて、まず初めに政府の報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま局長から御報告がございまして、いろいろ領海とかあるいは経済水域等多くの問題が論議されるということでございまし……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、日本社会党)

○河上委員 インドシナ情勢の新しい展開の中で、日本政府の新しい外交の方向について伺いたいと思うのであります。  まず南ベトナム革命政府の承認をいつごろなさるおつもりでございますか。
【次の発言】 先方といいますのは、どういうルートを通じて通告をされるおつもりでございますか。
【次の発言】 カンボジアの場合もそうでございましたが、政権の承認と外交関係の樹立とは別でありますけれども、外交関係の樹立についてはどういう努力をされるおつもりでございますか。
【次の発言】 それでは重ねて伺いますが、きょうの閣議で南ベトナムの革命政府を承認するという方針を決定して、それに基づいてハノイを通じてそれを通告する……

第75回国会 外務委員会 第18号(1975/05/30、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、百二号条約と六十九号条約につきまして御質問いたしたいと思います。  特にこの百二号につきましては、労働する婦人の問題もかなり含まれておりますので、各党、少なくともわが党の場合、同僚婦人の方々あるいはその分野における専門的な立場から研究しておられる方から後ほど検討さしていただくことにいたしまして、きょうは私やや総論的に質問をいたしたいと思います。  先ほど御質問がありましたように、これは一九五二年に採択されたものでありまして、それ以来二十三年間、発効してからも二十年間たっておるので、いまお話がありましたように専門家といいますか、問題に関心を持っている方々の間では要するにもう時代……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣にお尋ねいたします。  先般、OECDの閣僚会議に御出席になって帰られたわけでございますが、このOECD会議に出席されまして、どういうような印象を持って来られたか。特にインドシナ情勢の変化の後、各国がどういうような態度に出ておるか、受け取り方をしているか、そのような点についてまず初めに御報告いただきたいと思うのです。
【次の発言】 今度の御旅行の際、キッシンジャー国務長官と会っておられるのですけれども、宮津・キッシンジャー会談においてどのような議題が主要な議題になったか。
【次の発言】 その際、三木総理大臣の訪米につきまして両者で意見を交換されたことがありますか。

第75回国会 外務委員会 第20号(1975/06/06、33期、日本社会党)

○河上委員 核拡散防止条約につきまして、外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  まず、お尋ねをいたします前に、この核防条約というものがどういう仕組みであるか、性格であるかということについて、論議をする上で一応の確認をしておかなければならないと思いますので、大臣にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、核拡散防止条約の性格として、少なくとも次の四点が挙げられると思うのであります。問題はすべてそこから出てくる、こういうふうに私は思っております。  第一点は、この条約は、第一条、第二条から見てもわかりますように、核兵器国の拡散を防止するということをうたっておりますけれども、核兵器そのものの拡散は……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○河上委員 いま漁業操業協定に関する御質問がありましたが、私は油濁関係の三条約につきまして質問をさしていただきます。  まず船主責任制限条約の方でございますけれども、この御趣旨を拝見いたしますと、船主責任制限制度におきまして従来の免責委付主義を捨てて今度は金額責任主義をとったということでございますが、こういうように原則を変えること、つまり金額責任主義をとる場合のメリットというのは具体的にはどういう点にあるのか、まずお伺いいたします。
【次の発言】 いま、船舶の所有者の責任制限に関する条約と油濁の二条約が審議に供せられておりますが、この三条約に入らぬ場合、日本として、また日本籍の船として具体的に……

第75回国会 外務委員会 第26号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは外務大臣も大変お忙しいようでございますし、私も与えられた時間が非常に短くなっておりますので、一問だけ伺いたいと思います。  もうすでに御案内のとおり、インドシナ半島の政治情勢の急展開の中で、ベトナムの難民と考えられる方々がすでに二件日本に来ているわけでございます。新聞報道によりますと、さきにサイゴン陥落直後に八幡港に青年二人が着いたのに次ぎまして、今度はベトナム難民五十人がデンマーク船で名古屋に入港した、政府はこの日本への上陸を許可したということでございますが、そのとおりでございましょうか。
【次の発言】 その場合、国連の機関を通じて要請があったということですけれども、もし……

第75回国会 外務委員会 第28号(1975/07/04、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいまの動議につきまして日本社会党を代表して私どもの立場を述べたいと思います。  第三次海洋法会議における経緯にかんがみまして、大陸だな問題に関する世界の趨勢は、きわめて複雑な動向を各国は示しております。かかる現状から、日韓の間における大陸だな境界画定に関する問題は、日韓両国にとって重大な関心事であるのみならず、わが国の国益上、慎重にあらゆる面から検討を要する問題が山積いたしております。今国会に提出されたいわゆる日韓大陸だなに関する協定に関しては、いまだ国民のコンセンサスを十分得るに至らず、また中国側の大陸だなに関する主張を何ら顧慮することなく、韓国側が本協定の発効手続を進めてい……

第75回国会 外務委員会 第29号(1975/07/31、33期、日本社会党)

○河上委員 いま日韓関係あるいは日朝関係についてお話が続いておりますが、私はここでいわゆる日台航空路線の再開の問題に関連して、日中関係について伺いたいと思います。いわゆる日台航空路線の第一便が九月に出るやに聞いておりますけれども、そのとおりでございますか。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねいたしますけれども、いわゆる日台航空路線の再開という問題は、日中平和友好条約交渉に影響がないだろうかどうか。特に、先般来、青天白日旗に対する外務大臣のお考えがいろいろ波紋を呼んでおりますときに、交渉に全く影響がないかどうか。私の感ずるところ、日中航空協定にも非常な危険な影響が及ぶのではないか、下手をすればであり……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、日本社会党)

○河上委員 私も日米首脳会談に関連して二、三お尋ねをいたしたいと思います。  大綱につきましてはもうすでに同僚委員よりいろいろお尋ねがございましたので、私は少し角度を変えて二、三にしぼってお尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一、今回共同声明と共同新聞発表という二段構えの形式をとられたわけでありますけれども、これはいま御指摘がございましたように、あまり従来例のないことであったように思うのですが、一体、この共同声明というものと共同新聞発表というものの関係あるいはその効力というものはどういうものであるか、私はそれをまずこの際明らかにしておかなければならないと思っております。  まず、これは条……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○河上委員 いまの堂森委員の御質問に関連いたしまして、二、三お尋ねをしたいと思います。  今回のランブイエ会議につきましては、六カ国の首脳の政治ショーという批評もかなりあるわけでございまして、六人のうち、実際に選挙で勝って大統領ないし総理になった人は過半数に満たないわけでございます。そういうようなことで、政治ショーをやったという批評もあるわけですけれども、会議に出られた感じと、ないしは日本政府として、これを一回限りというか、いまの首脳の一つの意図に基づいて六カ国会議を開いたというふうにお考えですか。それとも、これを機会に六カ国会議を恒常化していこうというふうなお考えに立っておられるのでしょうか……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま外務大臣から御提案のありました日本国と中華人民共和国との間の漁業に関する協定、いわゆる日中漁業協定について質問をいたしたいと思います。  かねて、昭和四十七年の日中国交正常化の際発表されました共同声明でうたわれておりました実務四協定の最後のものとして、この日中漁業協定が調印されましたことを私どもは心から喜んでいるものでございまして、これまでのいろいろの御苦労を多とするとともに、これは単なる実務協定だけではなく、日中友好への大きな一つの一里塚、ステップになることを心から期待したいわけでございます。そのような前提に立って二、三御質問をいたしたいと思います。  まず実務的な技術的……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、いわゆる国際小麦協定の有効期間の再延長に関する議定書について二、三御質問いたしたいと思います。  これは前の国会で本委員会を通過いたしておりますので、特に改めて御質問することも少ないかと思いますが、その後の二、三の推移の中から改めて重ねて御質問したいことがございますので、お伺いしたいと思うのでございます。  この前の国会で審議されましたときに一番問題になりましたのは、この小麦協定は前の協定と違って価格条項を含んでおらない。やはり価格条項を含む協定でなければならないんではないかという点にあったと思うのですが、伝えられるところによりますと、価格条項を含む協定のための準備の作業が行……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○河上委員 きょうは三木総理が臨時外務大臣でこの委員会にお出になっておられますので、時間の制約もございますから、余り技術的な、実務的なことをお尋ねしてもかえって御迷惑かと思いますので、むしろ総理の信念というようなことを伺いたいと思うのであります。  いま堂森委員から金大中事件の問題に触れて御質問がありましたけれども、金大中氏にかかわる裁判が行われるまでは、金大中氏の出国は裁判が終われば一般人並みに自由になるというふうなイメージがあったことは、三木さんもお認めと思うのでありますが、そして政府による政治決着というのはそういうイメージの上にのってつけられたと思うのでありますけれども、今回裁判の結果は……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 外務委員会 第2号(1976/03/03、33期、日本社会党)

○河上委員 午前中にすでに同僚議員から、ロッキード問題について、政府が、特に外務省がこれまでとられた措置についていろいろ御質問がありました。私、重ねてそれを申し上げるのもいかがかと思いますが、いままでお話がありましたのは、日本側からアメリカ側にどのような要請をしたかということが大体主であったように思います。そこで私は、今度アメリカ側から日本へ戻ってくる経路につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。  いま日本から行っておりますのは、一つは三木総理の親書であります。これが戻ってきた場合に、まずどこが受けるのか。これまでの経緯から見ますると、外務省はただこれを忠実に伝える役割りに徹したいという……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○河上委員 核防条約の審議にきょうから入るわけでございますが、きょうは科学技術庁長官がお見えになっておりますので、まず、原子力資材の輸出の問題につきまして、少しく伺いたいと思います。  非常に基本的なことですけれども、原子力機器の輸出をわが国が現在行っておりますか。
【次の発言】 それでは、いまも問題になりましたけれども、昨年十月二十日、ロンドンで開かれました核物質輸入会議の問題について伺いたいと思うのでありますが、これに参加した国はどことどこでございますか。
【次の発言】 すでにこれ新聞にちゃんと名前が出ているのですけれども、それはここで申し上げてもいいと思いますが、日、米、英、仏、独、カナ……

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、日本社会党)

○河上委員 核防条約に関連して二、三点お尋ねしたいと思いますが、まず海洋法会議で国際海峡という理念が論議されていると思うのでありますが、非核三原則を貫徹できるかということについて私どもは非常に強い関心を持っております。そういう観点からこの国際海峡の理念について、海洋法会議でどのような進展を見ておるのか、また政府はこれに対してどういう態度をとっているのか、それを伺いたいと思います。  まず、いまどういうような状況になっておるか、簡単に御説明いただきたい。
【次の発言】 その国際海峡の中の自由通航権という理念について、いま政府はどのように考えられておりますか。これが領海の一部というふうにお考えです……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、日本社会党)

○河上委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、当委員会において長く論議をいたしてまいりました核防条約に対して、最終的に党として賛成いたすことをここに申し上げたいと思います。  わが党は核の全廃を目指し、これまであらゆる運動を積み重ねてまいりました。いかなる核実験にも反対し、非核三原則の確立にあらゆる努力を傾けてまいったのでございます。全地球から核がなくなる日を目指して、その一歩として部分核停条約にも、多くの問題点がありながらこれに賛成をいたし、また、今回の核防条約につきましても慎重に討議を進めてまいったのでございます。それも、核全廃へ向かう長い道のりの、千里の道の一歩として評価できるかどうか……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/07、33期、日本社会党)

○河上委員 いわゆる日韓大陸棚協定につきまして審議を行うわけでございますが、御承知のとおり、この協定は技術的にも非常に多くの問題をはらんでおりますけれども、しかしある意味においてはそれ以上に重要な点は、日韓あるいは米日韓という非常に問題の多い国際的な政治情勢の中で出されてきた協定である。そういう意味において私どもはこの協定に対しまして強い批判を持っておるわけでありますけれども、賛否はともかくとして、きわめて慎重に取り組まなければならない、こういうことを私は冒頭申し上げたいと思うのであります。  ことに最近の金大中事件、民主救国宣言に絡みまして、数年来の日韓関係に一応の政治的な決着をつけたと日本……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○河上委員 経済協力開発機構金融支援基金設立に関する協定とハンガリーとの通商航海条約につきまして、私はお尋ねしたいのでございますけれども、すでに大分私の時間もなくなってきておりまして、私の方もあとの時間がつかえておりますので、きょうは十分御質問できるかどうかわからないのでありますが、その分につきましてはまた次回さらに意を尽くした質問をさしていただきたいと思っております。  まず、いわゆるOECDの金融支援協定につきましてお尋ねをいたしたいのでありますけれども、内容に入る前に私、これぜひ政府にお聞きしておきたいことが一つございます。  それは、昭和四十九年の十二月でありましたけれども、いわゆるあ……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/14、33期、日本社会党)

○河上委員 先般時間が余りございませんでしたので途中でやめましたが、OECD金融支援協定につきましてなお若干伺いたいと思います。  この前の続きでございますけれども、キッシンジャー構想の中で述べられておるその規模と比べますと、今回提案せられております金融支援協定の規模は大分縮小されているわけですけれども、この経緯というものはどういうものであったのか、どこの国が主として規模を小さくした方がいいというふうに強く主張したのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、民間のオイルダラーの還流を妨げないようにということで、当初の提案は少し規模が大き過ぎるということから、規模を縮小した……

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○河上委員 IMF協定の改正につきまして質問をいたしたいと思います。  これはいわゆるSDR創設のときに、本委員会におきましても実に四日にわたって非常に鋭い慎重な質疑が行われました。そういう経緯がございますだけに、今回の改正協定につきましても、私は、会期末ではありますけれども、日本の将来、世界の経済の将来というものを考えますときに、これは各党ともそれぞれの立場があろうと思いますが、真剣に討議すべき議題であるというふうに思っておるわけでございます。  まず、今回の改正の経緯につきましては、先般若干の御説明がありましたけれども、ブレトン・ウッズ体制は一九七一年八月の、われわれには非常に印象が残って……

第77回国会 外務委員会 第10号(1976/05/19、33期、日本社会党)

○河上委員 アメリカの上院情報活動特別調査委員会というものがございまして、有名なチャーチ氏が委員長のようでありますが、そこが公表した報告書の中で、アメリカ海軍秘密調査機関、NISが日本で情報収集活動を行っていることが明らかにされました。そのことはもうすでに御承知かと思うのでありますが、このことはわが党の岡田委員が質疑をされますので私は触れません。  一方、陸軍の側でもこのたびLSDを使っていわば生体実験を行っている特別な部隊が、一九六二年夏から同年十一月にかけて日本にいたということが発表されました。これは発表する側の手落ちのためか、その部隊が所在した地名について削除しておるのでありますけれども……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、日本社会党)

○河上委員 国際特許分類に関するストラスブール協定とアジア=オセアニア郵便条約につきまして質問をいたしたいと思います。  初めに、国際特許分類協定につきまして幾つか御質問をしたいと思うのでありますが、この協定は一九七一年に作成され、わが国も同年に署名をいたしておりますけれども、今日まで加入をしなかった理由はどこにありますか。それはなぜですか。
【次の発言】 準備に時間がかかったということは、特許庁のスタッフがその仕事を迅速にやるに数の上で足らなかった、あるいは予算的な裏づけがなかったということも関連しておるのでしょうか、いかがでございますか。

第77回国会 外務委員会 第12号(1976/07/13、33期、日本社会党)

○河上委員 休会に入りましてから問題が幾つかございますので、当面の二、三の問題について宮澤外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず初めに、新聞等で報道せられておりますが、宮澤外務大臣はアメリカのマンスフィールド議員に東京でお会いになりまして、そこで米中国交正常化に関連して日本政府の見解を問われた、それに対してこのようなことを言ったという、これはいわば記者発表のような形で言われておるのでありますけれども、その内容はきわめて重大であるように思います。そこで、真意をこの機会に伺っておきたいと思うのです。  その中で宮澤外務大臣は、米中国交は当面歓迎しないというような、言葉はどういうふうに言われた……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、日本社会党)

○河上委員 外務大臣には先般国連にお出かけになりまして主要各国の外務大臣と親しく会談をされたようでございまして、ただいまその御報告を承ったわけでございますが、いまの御報告をひとつ基礎に置きながら、幾つかの点についてお尋ねをしたいと思います。ただ日中関係あるいは日ソの外務大臣の会談につきましては、この後、堂森委員の方からお尋ねいたすことかと思いますので、若干触れるかもしれませんけれども、日米漁業交渉の問題あるいは南北朝鮮の問題につきまして、そしてミグ事件に関連してお尋ねをしたいと思います。  時間も限られておりますので簡潔にお答えをいただきたいと思いますが、まず、この臨時国会において三木総理大臣……

第78回国会 外務委員会 第2号(1976/10/08、33期、日本社会党)

○河上委員 すでに御承知のとおり、韓国の金大中氏の獄中における病状が非常に悪化していると伝えられておりますので、私は、政府において、これは外交ルートを通じて実態を調査することを求めたいと思っております。その点委員長において取り計らっていただきたいと思います。  そしてなお、当委員会は、金大中事件が起こりまして以来、この事態を憂慮して論議を重ねてまいりました。そうした当委員会といたしまして、このような金大中氏の病状の悪化に伴い、政府に対ししかるべき措置を要求する、そして人権問題としてこの問題を解決するように求める決議を当委員会として行うべき時期が来たように私は思います。去る九月二十四日、アメリカ……

第78回国会 外務委員会 第3号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま石井委員から御質問がありましたことでございますけれども、昨日全世界に報道せられました中国の中枢部におけるいろいろの動きは、隣国であります日本として非常に衝撃的なニュースであったように思うのでありますが、これとの関連におきまして外務大臣、今後日中関係をどう進められますかについてお尋ねをしたいと思うのであります。まず初めに、外務当局はこのような伝えられる情報について、事実をすでに承知しておられたかどうか、事実の確認をされておるかどうかを伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど外務大臣は、このようないろいろな伝えられる動きというものが日中平和友好条約の交渉にマイナスになるのでは……

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○河上委員 いま外務大臣がお見えになりましたのでお尋ねをしたいと思うのでございますが、昨日参議院で大石農林大臣が、懸案になっておりますいわゆる領海十二海里の問題につきまして委員の質問に答えて、これはどうしても早くやらなければいかぬ。特に北海道の漁民、日本近海の漁業に従事しております日本漁民の立場を守るためにも一日も早くしなければいけない。従来は国連における海洋法会議の結論を待ってということであったけれども、国連の方の会議の結論が出ないので、国連の海洋法会議の結論を待たずに、国内法として次の通常国会に領海十二海里を法案として提出したい、こういう意見を述べておられるのでありますが、これは非常に重大……

第78回国会 外務委員会 第9号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○河上委員 ただいま御提案になりました小麦協定とコーヒー協定につきまして、若干技術的な点も含めてお尋ねをいたしたいと思います。  小麦協定を審議するに当たりましてひとつお伺いいたしたいのは、昨年の八月、安倍農林大臣がアメリカのバッツ農務長官と会談をいたしまして、穀物の安定供給について約束を取りつけておりましたが、その内容はどういうものであったのか。また、バッツ農務長官もこの前やめられましたし、安倍農林大臣もすでにその職を去られておるのでありますが、この約束は現在も効力があるのかどうか。一部には、最近この約束が御破算同様の状態に陥っているということも伝えられておりますだけに、その点政府の確認をい……


河上民雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期

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各種会議発言一覧(衆議院33期)

河上民雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 外務委員会海外子女教育等に関する小委員会 第1号(1973/07/11、33期、日本社会党)

○河上小委員 私もしばらく外国へ行ったことがありまして、子供を連れていったことがありますので、若干前から関心を持っていたことですが、あまり系統的に調べておりませんので、思いつくことを二、三質問をさせていただきたいと思います。  外国へ行きましていろいろ聞く例ですが、やはり子供は向こうのことばになれるのは一番早いわけでして、アメリカのニューヨークなどで聞いた話では、要するに笑わせるようなおもしろい番組ですけれども、最初に笑うのは子供で、その次に笑うのは奥さんだったかだんなだったか忘れましたが、おそらくだんながその次に笑って、それからおくさんが一体どういう意味で笑ったのかだんなに聞く、こういうよう……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本社会党)

○河上委員 いまの当面の二法案につきまして、外交の側面から質問をさせていただきたいと思います。田中総理大臣は耳が痛くて入院というようなことでございますので、私の質問を聞いていただけないのは残念でございますが、大平外務大臣と中曽根通産大臣のお二人を中心に伺ってまいりたいと思います。  今回の石油危機で非常に明らかになったことが一つあると思うのです。日本政府は、いままで石油がほしい、札束でたたけば石油はもらえるものだというふうに考えてきたと思うのでありますけれども、それは今回の事態で間違いであるということが非常にはっきりしたと思います。今日、アラブ諸国は、札束は十分あるわけでありまして、アラブ諸国……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○河上分科員 私は、重度の精神薄弱者に対するNHK受信料の免除の実態につきまして御質問したいと思います。  NHKの受信料の免除基準というものがございますが、その第十七項でありますか、それによりますと、「市町村民税非課税の重度の精神薄弱者」という項目で「所得税法(昭和四〇年法律第三三号)に規定する特別障害者のうち児童相談所、精神薄弱者更生相談所、精神衛生センターまたは精神衛生鑑定医により重度の精神薄弱者と判定された者(以下「精神薄弱者」という。)を構成員に有する世帯で、かつその世帯を構成するすべての者が市町村民税(特別区民税を含む。)非課税の場合、その世帯に属する精神薄弱者またはその者を世帯構……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、日本社会党)

○河上委員 もう余り時間がございませんので、簡単に二つ三つお尋ねをしたいと思います。  いま同僚の土井委員からポストベトナムにおけるアジア情勢、特にその焦点に立つ朝鮮半島の問題について御質問がございました。  そこで、防衛庁長官に伺いますけれども、こういうような新しい情勢の中で、日米安保条約の中における、いわゆる第六条にある「極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、」というこのいわゆる極東の範囲というものについて変更をする必要を感じておられるかおられないか、そのことを伺いたい。
【次の発言】 ベトナム戦争が起こりましたときに、ベトナムが極東の範囲に入るかどうかということが国会で大変……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○河上分科員 岡山県水島の三菱石油の石油タンクの流出事故に関連いたしまして、石油タンクの安全性というのが大変大きな国民の関心事になっておりますが、石油タンクの安全性について若干の御質問をいたしたいと思うのであります。  石油タンクの緊急点検を政府では通達で各自治体に指令したようでありますけれども、その点検の結果は新聞などで私ども一応存じておりますが、ごく簡単で結構でございますけれども、ひとまず、それをお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの点検は、ことしの一月二十三日の消防庁の通達によるものでございますか。
【次の発言】 いまお言葉の中にありましたけれども、不等沈下の著しいタンクにつ……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○河上分科員 近く海洋法会議が再びジュネーブで開催されまして、わが国の漁業あるいは海底資源開発などにつきまして、非常に重大な世界の国際秩序の枠組みができる時期でございます。そのときに当たりまして、いまの多くの議論は、われわれの既得権が奪われるのじゃないかというような論調が強いわけです。この際どうしたらいいかということは非常に問題がありますけれども、もっと積極的に、われわれが今後どうやって生きていくべきかという、そういう発想が必要ではないかというふうに考えておるのでございます。そういうような見地から二、三質問さしていただきたいと思います。  まず、海洋法会議の問題から触れていきたいと思います。 ……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○河上分科員 大臣に、文化交流と政治の関係というようなことで、しばらくの時間でございますけれども、御質問したいと思います。  大臣には、大臣になられる前にはしばしばお会いする機会もありましたのですが、御就任以来お忙しくて、どうも余りインフォーマルにお話しする機会がないのでございますけれども、きょうこういうテーマで質問させていただくのを非常にうれしく思っております。  永井文部大臣は、かねてから、アジア留学生と日本の問題ということについては、非常な御経験と一つの抱負をお持ちである方と私どもは承知いたしておりますので、少し変わった角度になるかもしれませんけれども、幾つかの御質問をしたいと思っておる……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第1号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○河上小委員 社会党の河上民雄でございます。  大分時間もたっておるという御注意がございましたので、できるだけ具体的なことも伺いたいと思っておりますが、まずきょう四先生から非常に有益な御報告をいただきまして、本委員会といいますか、われわれ自身としても今後検討すべき方向づけが、完全についたわけではありませんが、そういう意味で非常に参考になりましたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。  まず小島先生に一、二お伺いしたいと思うのでございますけれども、先生は先ほど、多国籍企業で、アメリカ型の巨大企業に比べて、いわゆる日本型多国籍企業と申しますか、そういうものが低開発国での経済発展に有効な効果を持っ……

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○河上小委員 多国籍企業小委員会を設けた一つのねらいには、多国籍企業の実態を調査し、その調査に基づいて多国籍企業の規制を図ることにあろうと思うのでありますが、その前提として、一体多国籍企業とは何なのかということが問題になると思います。それを明らかにしておかなければいけないと思いますが、まずそのような観点から伺いたいことは、国連など国際機関においてどのような企業を多国籍企業と定義づけておるか、そういうようなことを初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国連局長から御説明がありましたけれども、それはそれとしまして、日本政府としてはどういう企業を多国籍企業と認識しておられますか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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