このページでは河上民雄衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○河上民雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております日韓大陸棚協定に対し心から反対し、憂慮を込めて反対討論を行うものであります。(拍手) 本協定は、その内容を検討し、その政治的背景を見るとき、これほど愚かで危険な協定は少ないと断ぜざるを得ません。(拍手) この協定は、五十年の有効期限を有し、二十一世紀にわたることを考えるとき、われわれは、われわれの子孫に対し深く責任を感じなければなりません。 政府はしきりと、本協定を数年間も放置しておくことは国際信義上問題があると力説してまいりました。しかし、国会は、この三年の間、三回の継続審議、二回の審議未了、すなわち廃案とい……
○河上委員 本日は鳩山外務大臣が就任されましてから最初の国際情勢に関する質問の日でございますので、外務大臣より当面の幾つかの重要な問題について率直正確な御答弁をいただきたいと思います。
まず初めに、今朝の新聞でも報道せられましたが、ソ連の二百海里経済水域が、三月一日より実施されるという報道に接したのでありますけれども、外務省ではこれを確認しておられますか。まずそのことを初めにお伺いいたします。
【次の発言】 二百海里の宣言というものはすでに昨年末なされているわけでございますし、その後水産庁の松浦さんが訪ソされまして、そこで国内的にもすでに手続が全部完了している、こういうことを知って大変驚愕を……
○河上委員 ただいま大先輩から日ソ交渉のときのお話などが出まして、私も改めてその時代のことを回想しながら、けさ新聞で報道せられました日ソ漁業交渉につきまして、外務大臣の御意見を承りたいと思います。 鈴木農林大臣が訪ソされましてイシコフ漁業相と交渉をし、非常に心配されましたいわゆる安全操業につきましては当面保障せられたということで、漁業関係者に一種の安堵感を与えたわけですけれども、きょうの新聞報道によりますと、基本的な新条約ができるまでの暫定措置については、結論が出ず二週間後に再交渉、こういうふうに報道されております。いろいろ私どももまだわからない点がたくさんございますので承りたいのであります……
○河上委員 私は、国際農業開発基金を設立する協定並びに国際農業開発基金への加盟に伴う措置に関する法律案、両件につきまして、これに関連して二、三、御質問いたしたいと思います。
まず初めに、少しく技術的なことになるかもしれませんけれども、この協定の内容を案文に沿いまして二、三、質問したいのであります。
この中に、この基金の基本になります金の性質について書かれた部分がありまして、自由交換可能通貨を保有することが大変重要な条件になっているようなのですが、この自由交換可能通貨とは一体何を指しておるのですか。
【次の発言】 そういたしますと、これはいまのお話でありますと、いわゆるIMFの八条国の通貨を……
○河上委員 鳩山外務大臣におかれては今回の日米首脳会談に出席された福田総理に随行されて、昨日総理より一足先に帰られましてきょうここに御出席でございますので、昼までの非常に短い時間でございますので簡単に問題をしぼってお尋ねしたいと思うのでございます。 共同声明につきましては、すでに私どもも配付された資料を通じて承知いたしておりますが、全体的な印象としては総論の概論のようなものでございまして、これをどう具体化していくかという点にひとつ大きな問題があろうかと思います。個々の問題で具体化していく見通しが本当にあるのかどうか、その決意を伺いまして、かつまた、この共同声明に当然盛られてしかるべき問題で共……
○河上委員 いま外務大臣から提案理由の説明をちょうだいしたわけですが、その中で特にいま日本が当面しております漁業の問題に一番深い関係のあります日米漁業協定から質問をさせていただきたいと思います。 いま日本は、領海十二海里法、それから漁業水域二百海里法を成立させましてこの新しい事態に備えるということになっているわけでありますが、こういう二百海里時代に先鞭をつけたものが日米漁業協定である、こういう意味から見まして、この協定の内容の検討というのは非常に重要ではないかというふうに私は思うのであります。アメリカが二百海里法に踏み切ったことが隣国のカナダをしてそうせしめ、そしてカナダがそれに踏み切ったこ……
○河上委員 鈴木農林大臣、また鳩山外務大臣、このたび全国民が関心を傾けてまいりました日ソ漁業暫定協定の締結のために非常に御尽力いただきましたことに対し心から敬意を表したいと思います。 この協定の内容につきましては、私どもの同僚委員であります馬場委員、土井委員からそれぞれすでに多面的な質疑が続けられておりますので、残されました時間、かなり短くなっておりますけれども、私は気になっております点を二、三お伺いさせていただきたいと思います。 先ほど鈴木農林大臣、北方四島周辺の日本の漁業、特にコンブの採取につきまして、土井委員の質問に対し、これとの引きかえにおいて日本の領海内の操業は認めないということ……
○河上委員 選挙期間中にわが国が当面しております外交的な事件が次々起きておりまして、その中で、いま御質問もありましたが、朝鮮民主主義人民共和国による二百海里経済水域宣言の問題と、それから金大中事件に関する問題について御質問をしたいと思います。 それに先立ちまして一言だけ、選挙に際しまして福田総理は、いわゆる日韓大陸棚協定の批准をわれわれから言えば強行した結果、これで日中平和友好条約の調印に向けての態勢が整ったというような判断をしていたように伝えられておりますけれども、その後の経過は、やはりわれわわが指摘したように、日韓大陸棚協定批准強行は日中平和友好条約締結の阻害要因になっているのではないか……
○河上委員 外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。 昨日、日韓閣僚会議の終幕に伴って共同声明が出されました。また、時を同じゅうしてピョンヤンでは、朝鮮民主主義人民共和国とわが国の日朝議員連盟の訪朝団との間に、いま問題になっております漁業問題を踏まえて交渉が行われ、その共同声明が出されました。政府間の会議ではございませんけれども、九月の一日から四日までいわゆる下田会議と称せられます日米関係民間会議が行われまして、そこで事実上日米両国の議員あるいは日米両国政府の責任者が加わって、学者、実業家など、あるいはジャーナリストと、今日のアジア情勢、ベトナム戦以後のアジア情勢を討論いたしました。その中で……
○河上委員 先般、十九日から二十一日にかけましてワシントンで国際核燃料サイクル評価会議が開かれております。この会議には日本代表として大川国連局長も出られたようでございますけれども、この問題につきましてこの機会にお尋ねしたいと思います。 最終コミュニケによりますと、この会議は交渉ではなく研究であるというような言葉が出ておりまして、また参加各国はこの会議の結果に拘束されないというようなこともうたわれているわけでありますけれども、この辺の評価ですね、カーター大統領の思惑というものが出発点になりまして、カーターの核再処理禁止という厳しいアメリカの政策を各国に、まあ言葉は悪いですが押しつけたいというこ……
○河上委員 私は、日本社会党を代表して、日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約に対し、賛成する討論を行います。 本条約は、日中両国が名実ともに過去の不幸な歴史を清算して、不戦と恒久平和、子々孫々にわたる友好条約を樹立するとともに、アジアにおける平和と安定の基礎を打ち立てたものとして、わが党は心からこれを歓迎するものであります。 この歴史的な日中平和友好条約の調印に至るまでの道のりは、日中両国民にとって決して平たんなものではありませんでした。それは単に、国交回復後六年の政府間交渉によって調印に至ったものではなく、日中両国民の多大な努力と犠牲によって切り開かれたものと言って過言ではありませ……
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