このページでは不破哲三衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○不破哲三君 私は、日本共産党・革新共同及び公明党を代表し、ただいま議題となった三木内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明し、同僚諸君の御賛成を得たいと思います。(拍手) まず、決議案文を朗読いたします。 三木内閣不信任決議案 本院は、三木内閣を信任せず。 右決議する。 以上であります。 昨年十二月、金権と反動の政治に対する国民的な非難の中で退陣した田中内閣の後を受けて、三木内閣が成立して以来、すでに約七カ月が経過いたしました。それまで、田中首相の金権政治を強く批判していた三木武夫氏が、総理となって内閣を組織したことに対して、少なからぬ国民が、国民の利益と民主主義を守る……
○不破委員 私は政府に、わが国の内政及び外交の問題について質問をしたいと思うのでありますが、最初に取り上げたいのはベトナム問題であります。 このベトナム問題といいますのは、先ほどベトナムに関する協定が結ばれまして一つの転機が参りましたが、これはただ国際情勢の一つの事件というようにわれわれ見るわけにはいきません。と申しますのは、この戦争は第二次世界大戦が終わってから世界が経験した最も長く、最も大きな戦争であったと同時に、これに対して私たちの国である日本が、いわば首までつからされた、そういう戦争であるからであります。そしてまた、この戦争の経験を経て私たちは、日米安保条約というもののもとでアメリカ……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、内外政策の一連の問題について、総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。 まず第一に、当面の物価インフレの問題であります。 いまさら私が申し上げるまでもなく、最近の物価の値上がりというものは、まさに狂乱、非常な事態であります。たとえば昨年の十二月、卸売り物価指数は前年対比二九%、小売り物価指数は同じく前年対比一七%、こういう異常な値上がりは、日本の資本主義の歴史の中でも、第一次世界大戦後の米騒動前後の三年間と、それから第二次世界大戦後の四年間、この二つの時期を除いては、このような異常な事態はいまだかつてなかったことであります。これをインフ……
○不破委員 初めに総理に、ただいま森山長官が読み上げました報告、これがだれの責任で出された報告なのかということを伺いたいと思います。これは、内閣の責任で出された報告なのか、それとも科学技術庁長官の責任において出された報告なのか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま伺いました報告について、私はかなり多くの点で重大な疑義を持っております。
まず第一に、先日の予算委員会で私が提起しました日本分析化学研究所のデータの捏造という問題については、機器分析についても化学分析についても、これは事実であったということが報告されております。ですから、私はこれについてあえて詳しく、まだ何があるというこ……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、内外政策の一連の問題に関して、また予算の基本的な方向に関して、三木総理その他の閣僚に伺いたいと思います。 まず、最初に伺いたいのは、国民生活と政府の基本的な政治姿勢の問題であります。 これまで、六〇年代の高度経済成長政策時代以来、その結果が、いま非常に深刻な形で国民生活の上にあらわれております。私ども、この問題を以前から分析をしてまいりまして、この根本には、単に成長率が高過ぎるというだけの問題ではない、つまり、成長率を高めるということで、大企業の資本蓄積、それからまたコンビナートづくり、これを国の経済政策の第一義の目的にする、そのために、国……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、三木総理を初め関係閣僚に、特に経済と国民生活に関する諸問題、それからまた、政府の政治姿勢に関する問題について質問をしたいと思います。 まず最初に、経済と国民生活に関する問題でありますが、この質問に入る前に、総理に一言御要望したいことがあります。 本会議の席上でわが党の議員が質問をいたしますと、総理は、共産党は大企業をつぶす立場に立っているからということで、非常にイデオロギー的な答弁をされます。しかし、私どもは、日本の国の経済の問題について、昨年十二月に決定しました中央委員会総会での政策においても、当面の経済の民主的な再建の構想を発表しており……
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