このページでは不破哲三衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表し、橋本首相及び関係閣僚に質問いたします。 まず第一は、厚生省にかかわる疑惑の問題であります。 今、通産省関係の泉井疑惑、年金生活者を犠牲にしたオレンジ疑惑など、多くの金権腐敗事件が問題になっています。中でも、国民の怒りが際立っているのは厚生行政をめぐる疑惑です。首相は公務員の綱紀粛正を強調しましたが、これはその言葉だけで済む問題ではありません。 国民の怒りが特に厚生省疑惑に集中しているのは、これが国民の福祉と命を守るべき厚生行政そのものが生み出した金権疑惑だからであります。その中身も、厚生省の中枢を握っていた一部の官僚と特定の企業や業界団体とが結びつ……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、橋本総理に質問いたします。 政府がこの国会に提出する予算案は、国民に巨額の高負担を要求するものです。四月から予定の消費税増税は五兆円、特別減税の廃止分は二兆円で、国民が負担する税金は七兆円もふえます。しかも、政府は医療保険の改悪を同時に実施しようとしており、国民の負担増は、政府管掌の健康保険で九千六百億円、組合健保、国保一般などで八千数百億円、高齢者の自己負担で最低二千四百億円、合計して二兆円を超えます。合わせて九兆円もの負担増、これは、国民一人当たり七万五千円、四人家族で三十万円もの負担を新たに負わせることであり、許すわけにいかない国民生活への攻撃……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、橋本首相に質問するものです。 内閣支持率の低下が示すように、国民の間での政府不信の増大はとどまるところを知りません。これは決して偶然のことではありません。橋本内閣のこの二年間の失政、悪政の結果であります。 あなたの内閣は、国民に何をしましたか。不況のもと、国民生活がただでも深刻な問題を抱えているときに、反対を押し切って消費税増税、医療制度改悪など九兆円もの新しい負担を国民に押しつけたのはあなたの内閣でした。その結果、わずかに見えていた経済情勢の回復の芽も断ち切られ、情勢は一挙に後退と悪化の道に引き込まれました。この状況を見て、全国から不況打開の声が……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、小渕首相に質問するものです。 まず伺いたいのは、首相が、さきの参院選での国民の審判をどのように受けとめているかであります。 自民党は、比例代表選挙では得票率二五%、投票した有権者の四分の一の支持しか得られませんでした。大都市部では、自民党候補はほとんど全滅しました。自民党の政治に対する国民の批判が、これだけ鮮明に噴き出したことは、かつてなかったことであります。ところが、首相は、この選挙結果について、所信表明演説で、国民が我が国の経済情勢を極めて深刻に感じていることのあらわれだと指摘するにとどまりました。 首相、あなたの耳には国民の強い批判の声が聞……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、小渕首相に質問するものです。 まず、日本経済の問題です。 私は、日本経済の現状の深刻さは、消費不況と財政危機が重なって進行しているところにあると思います。消費不況は、失業も中小企業の倒産も、過去最高水準の危機的な状態にあり、そこから抜け出す確かな見通しはどこにも見えてきません。しかも、国と地方の財政危機は、来年度末の借金総額、長期債務残高が六百兆円に上る見込みという、前例のないところまで重大化しています。日本経済が活路を見出すには、これまでの政治の枠組みや惰性にとらわれない思い切った転換が必要であります。 私は、景気と財政の二重の危機というこの情……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、小渕首相に質問いたします。 まず、三党連立内閣の問題です。 小渕首相は、新内閣の意義を強調しましたが、その内容は、さきの選挙で、与党として国民に支持を訴えた政党と、野党として支持を訴えた政党との連合であります。これは、政府の成り立ちそのものが国民に対する公約を裏切ったものであって、このような政府がそのまま国政の執行に当たることは、国民主権と議会制民主主義の原則を根本から損なうものと言わざるを得ません。国民主権の立場に立って、解散・総選挙を速やかに行い、国民の審判を仰ぐことを要求するものであります。(拍手) 次に、首相の政治姿勢について伺いたい。 ……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、小渕首相に質問いたします。 まず、国会の今回の混乱の問題であります。その原因と責任は、議会制民主主義のルールを踏みにじった与党三党の暴挙にあります。特に次の二点について、首相の見解を伺います。 第一点は、与党が、定数削減法案に関して通常国会の冒頭に可決成立を期すとの方針を決め、その日程を強引に国会に押しつけたという問題であります。あなた方は、衆議院では、議長の裁断も拒否して、施政方針演説の前日の一月二十七日、本会議採決を強行し、参議院では、国会法に背いた中間報告の乱用で、二月二日、審議抜きの本会議採決を強行しました。これらすべてが、国会の運営を冒頭……
○不破哲三君 前首相の突然の病気で政権交代となりました。私はまず、厳しい病床にあって病と苦闘されている小渕前首相にお見舞いを申し上げます。 私は、日本共産党を代表して、内外国政の諸問題について新首相に質問いたしますが、政策の問題に先立って、今回の新内閣成立について一言しておきたいことがあります。 前首相が入院して国政を離れてから、臨時首相代理が決まるまでの三十二時間に起こったことについて、政府としては許されない空白が生じたこと、国民に真実が報告されなかったことなど、批判とともに多くの疑問が出されています。昨日、官房長官の釈明がありましたが、それで疑問が解消されたとは言えず、臨時代理の指名の……
○不破委員 午前中の討論を聞いておりまして、森首相が二十世紀論を述べる中で、大量破壊兵器、核兵器の問題が二十世紀の悔恨だ、そしてまた、核軍縮の流れが今の大事な流れだと言われたことに注目をいたしました。 私は、党首討論の中でこの核兵器が日本に入ってこない保証はどこにあるかということをずっと議論してきたわけですけれども、その際政府が、小渕さんのときにも森さんのときにも必ず保証として挙げるのは岸・ハーター交換公文と藤山・マッカーサー口頭了解です。私は、この藤山・マッカーサー口頭了解というのはいろいろ不思議ななぞが多過ぎると思っています。 それで、その点について伺いたいのですが、これだけ大事な取り……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。