このページでは不破哲三衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表し、所信表明に関連して鈴木総理大臣に質問をいたします。 最初の質問は、韓国の軍法会議における金大中氏の死刑判決についてであります。 この問題は、事の経過から日本政府が重大な責任を負っている問題であり、国民も、世界の民主的な世論も、鈴木総理の所信表明に注目してまいりました。ところが、総理は沈黙をもってこの注目にこたえたのであります。これは不可解なことであります。 韓国の裁判問題を日本で騒ぎ立てるのは内政干渉だなどというのは、国際的な批判の封殺を願う全斗煥政権の代弁者の議論にすぎません。金大中氏は、韓国の軍部独裁政権の政敵として民主政治の確立を主張したがゆ……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表し、核兵器の持ち込み問題を中心に、鈴木総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。(拍手) ライシャワー発言によって明るみに出た核兵器持ち込みの問題は、世界ただ一つの被爆国である日本が、国民の意思に反して核戦争の基地にされているかどうかという問題であり、政府が二十一年間この問題で国民をだまし続けていたのかどうかという問題であります。 事はきわめて重大であり、玉虫色とか灰色の決着の許されない問題であります。そういうつもりで、政府の明確な答弁を求めたいと思います。 第一に、ライシャワー発言に反論して政府は、核の通過、寄港を事前協議の対象とするという政府の解釈……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、中曽根首相に質問するものであります。 今回の政権交代は、鈴木前首相が、国民の不信の声の高まりの中で、みずからも政策の前途に見通しを失い、政権を投げ出すという異例の形で行われました。その後を受けた中曽根首相が、破綻した鈴木政治の継承を無反省に唱えること自体、きわめて理解しがたいものがあります。 しかし、多くの国民が、総理の言動や新内閣の構成から、より強い危惧を抱いているのは、この内閣が、国民の希望と利益に反する一層反動的な方向で、自民党政治の危機に対処しようとしているのではないか、この点であります。この危惧は、内閣への不支持が発足直後としては空前の高……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、総理及び関係閣僚に内外の政策の問題について質問を行いたいと思いますが、外交問題、安全保障の問題、経済と国民生活の問題、そして国民の安全にとって重大な震災問題について、この順序で伺いたいと思います。 まず最初に、外交問題でありますが、政府は二月七日に北方領土の日を設定いたしました。 御承知のように、北方に関する日本の境界が決められたのは幕末から明治にかけてであります。幕末に、一八五五年二月七日、下田で安政条約が結ばれまして、このときには樺太の境界が決められないまま、樺太は日露両国の共同の地とされて、択捉、国後までが日本の領土とされました。つまり日露の境……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、内外政策の幾つかの問題について、鈴木総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。 まず最初に、政治倫理の問題ですが、この一年の間に政治倫理の上で、あるいは教科書の問題であるとか大学関係の問題であるとか、さまざまな問題が起きました。しかし私は、やはり何といっても一番大きな問題は、国会と政府が一貫して取り上げて問題にしてきたロッキード事件の判決が相次いで下っていること、そこから政府及び国会が過去にやった公約に基づいて何を引き出すかということが最大の問題の一つであろうと思います。 本会議でわが党の金子議員がこの問題について質問したときに、鈴木総理は、過去の……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、政府の内外政策について、中曽根総理及び関係閣僚に質問したいと思います。 まず第一に、今回の首相訪米に関連をした日米安保条約の問題であります。 今回の訪米の結果、そこで総理がアメリカその他に約束をしたこと、これは日本国民の今後の平和と安全にとってきわめて重大な意味を持つものだと私どもは考えております。そういう角度から、総理の特に訪米中の発言の問題についてまずお聞きをしたいわけであります。 総理は、レーガン大統領との会談で日本とアメリカの関係を運命共同体と特徴づけられました。これについていろいろ解説がありましたが、一番わかりよかったのは、帰国後の記者会……
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