このページでは不破哲三衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、内外政策の諸問題について、海部首相に質問いたします。 首相は、施政方針演説の中で、今世界は歴史的変化のさなかにあるとして、新しい平和共存の世界の構築とか冷戦の克服の歩みなどについてしきりに語りました。しかし、その世界にあって日本が何をするかということになると、政府演説で強調されたのは、これまでどおりの力の政策であり、日米安保体制の堅持、節度ある軍備拡大など、従来の冷戦型の政策の繰り返しだけでした。そこでは、今日、世界平和の焦点となっている軍事同盟の解体はおろか、軍縮の問題さえほとんど無視されているのであります。これは、日米軍事同盟にすべてをかけてきた……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表し、中東情勢及びこれに対する日本の対応について総理に質問するものであります。 イラクのフセイン政権のクウェートに対する侵攻と併合が、民族自決の権利と平和の諸原則を踏みにじった侵略行為であることは明白であります。さきの第二次世界大戦も、ヨーロッパではヒトラー・ドイツとイタリア・ファシズムの、アジアでは日本軍国主義の隣国に対する侵略や併合から始まったことを、私たちは今思い起こす必要があります。しかも、イラクのフセイン政権は、侵略開始の瞬間にさまざまな理由でイラク及びクウェートに滞在していた諸外国の一般市民を人質とする、ここには今なお百七十大人の日本人が含まれて……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、湾岸戦争の問題で海部首相に質問するものであります。 昨年来の湾岸危機の根源がイラクのクウエート侵略にあることは言うまでもありません。日本共 産党は、平和と民族独立を願う世界のすべての人々とともに、イラクがその侵略主義を放棄し、クウエートから撤退することを強く要求するものであります。 今日、重大なことは、このイラク問題を平和的に解決しようという努力がアメリカを中心とした多国籍軍の武力行使によって断ち切られ、湾岸戦争がついに開始されるに至ったことであります。日本でも世界でも、真剣な憂慮の声が上げられていますが、海部首相は全く反対に、アメリカなどの武力行……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、海部首相に質問いたします。 まず、証券スキャンダルの問題です。 この事件の深刻さ、重大さは、何よりもまず、それが個々の企業にとどまらず、証券業界を中心に、多くの部門の多数の企業が関係した構造的な腐敗事件だというところにあります。だからこそ、事実が明らかになるとともに国民の怒りと批判が噴き出し、国際的にも日本の経済と政治の信頼性が広く問われているのであります。この腐敗事件の全貌を解明し、その社会的、政治的な責任を明らかにすることに、この国会が国民に負っている最大の責務があると言っても決して言い過ぎではありません。 この点で、総理に第一に求めたいのは……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、宮澤総理に質問するものです。 総理、あなたがリクルート疑惑の中で竹下内閣の大蔵大臣を辞任してから三年たちました。政治の金権腐敗は、国民の政治不信を引き起こしている最大の問題であり、まずこの問題に対する総理の態度をたださなければなりません。 総理は、総選挙での洗礼がけじめだと繰り返していますが、問題は、国民全体に対する政治の責任であります。一選挙区で信任を得たからといって、それで済むものではありません。しかも、総理のリクルート疑惑は、国会でも未解明のまま残っている問題です。この問題で名前が挙がった多くの政治家の中でも、第三者に責任を負わせる偽りのシナ……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程された宮澤内閣信任決議案に対する反対討論を行うものであります。(拍手) 日本共産党は、リクルート、共和、佐川など相次ぐ金権腐敗問題での責任を初め、宮澤内閣の反民主的で反国民的な性格と政策をこれまでも一貫して批判してまいりました。特に、今回のPKO法案の強行の企ては、この内閣が、日本の憲法のもとで国民を代表して政権を担う資格がないことを決定的に証明したものであります。(拍手) その第一は、これまでの歴代政府の解釈改憲をついに海外派兵の法制化にまで拡大し、憲法第九条を全面的に踏みにじろうとしていることであります。 これまで、自衛隊が違憲で……
○不破哲三君 私は、日本共産党を代表して、宮澤総理並びに関係大臣に質問いたします。 総理、佐川急便疑惑は、自民党政治の底知れない腐敗ぶりをさらけ出しました。国民の間には、真相の徹底解明を求める声が日増しに広がり、そのことを要求する地方議会の決議は既に八百を大きく超え、九百に近づきつつあります。この声に誠実にこたえることなしに、国民の信頼を回復す る道はありません。ところが、総理は、所信表明演説で、真相解明の努力については、ついに一言も述べませんでした。 私は、ここで改めて総理が国民の要望に率直にこたえ、可能なあらゆる努力を尽くして佐川疑惑の真相解明に当たる意思を持っているかどうか、端的に伺……
○不破委員 私は、国会に提出された国連平和協力法案なるものについて質問したいと思いますが、この問題は国際的に見ますと、国連中心の平和的な解決の努力を我が国が支援をするのか、それとも大戦争の危険に連なる軍事的解決の思惑に、企てに手をかすのか、そういう重大な問題にかかわる。しかも、日本にとってみると、自衛隊の海外派兵というもう本当に日本の進路の重大問題にかかわる法案だと思います。そして、多くの国民がそれだけにこの審議に注目していると思うのですけれども、率直に言って、あのイラクのクウェート侵略が起きたときにも、十月の国会で自衛隊の海外派兵についてこんな議論がされようとは、恐らく多くの国民が考えなかっ……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、湾岸戦争の問題を中心に、総理、関係閣僚に質問したいと思います。
まず最初に、一番緊急を要する自衛隊機の中東派遣の問題ですけれども、総理は、IOM、国際移住機構からの要請があってこれを考えたということを答弁されています。このIOMからの要請を総理が知ったのはいつのことでしょうか。
【次の発言】 十七日の何時ごろですか。
【次の発言】 海部総理が自衛隊機の難民輸送問題での派遣について検討するということを記者会見で言ったのは、十七日の午前十一時四十分からの記者会見でした。ですから、私は疑問に思うのは、開戦の連絡があってから、それからIOMの会議があったわけで……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、総理以下関係閣僚に一連の問題について質問をいたしますが、まず最初は、金権腐敗の疑惑の問題であります。 今、共和事件をめぐる疑惑が非常に大規模に進行しておりますけれども、この事件の特徴は、リクルート事件が起きた直後に、そして宮澤派の複数の議員が主役になって引さ起こした疑惑だというところに大事な点があると思います。私は、このことは、総理がみずからのリクルート疑惑が明らかになったときにその真相隠しに終始したことと無関係とは言えない、この点で、まず総理のリクルート疑惑の問題から質問をしたいと思います。 この問題が表に出たのはもう三年前の七月になりますけれども……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、宮澤首相及び関係閣僚に質問をいたしたいと思います。
まず最初に佐川の問題ですけれども、佐川・暴力団疑惑の解明について、首相は、今後も真相解明に力を尽くす、それからまた国会の調査に協力をするということを言明されましたが、その気持ちにお変わりありませんね。
【次の発言】 この真相究明を尽くすためにも、現在まで、昨年の臨時国会などで、どこまで事が明らかになり、明らかにすべき何が残っているかを整理することが、私、大事だと思うのです。
それで、幾つかの点を述べたいと思うのですが、第一点は、佐川急便全体からけた外れの金額が政界に流れたと言われている、これも全貌解……
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