このページでは古井喜実衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(古井喜實君) 航空機購入をめぐる疑惑問題等の再発防止対策についてお答えを申し上げます。 これにつきましては、まずもって発生した事案の真相を究明して、これに対して厳正な処理をすることが将来への最善の防止対策であるという観点から、法務、検察といたしましてはできるだけの努力を尽くしたつもりでおります。しかし、今回の処理については、国民の間に割り切れない気持ちを残したことも覆えないと思っております。考えてみなければならぬと思います。 たまたま本日の閣議におきまして、先ほども総理が言われましたように、防止対策のために閣僚及び閣外の有識者をもって協議会をつくって、ここで真剣に討議しようとい……
○古井国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、はからずも法務大臣を拝命いたしました。浅学非才、いたずらに馬齢を加えたのみでありまして、いまさらのように職責の重さをひしひしと感じておるようなわけでございます。誠心誠意みずからの良心に問いつつ職責を尽くしていきたいと思いますので、どうか皆さん方の御鞭撻、御指導、御協力をお願い申し上げます。
まことに簡単でありますが、よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 私も就任早々でありまして、詳しい正確なことを十分承知しておりませんので、お話を胸に置いて、どういうことになって、十分か不十分かよく検討したい、そう思います。
○古井国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、はからずも法務大臣を拝命いたしました。浅学非才、いたずらに馬齢を加えたのみでありまして、こうなりまして、いまさらのように職責の重さを感じておるようなわけでございます。誠心誠意、みずからの良心に問いつつ職責を尽くしたいと思いますので、皆さん方の御鞭撻、御協力をお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手) なお一言、刑法の一部を改正する法律案並びに刑事事件の公判の開廷についての暫定的特例を定める法律案についてでありますが、政府といたしましては、その必要を認めて提案をいたしておるわけでありまして、審議を続けていただいて速やかに結……
○古井国務大臣 正確を欠いている点があったら正確に知っている専門の事務当局から訂正させますけれども、実際問題は、耳にいたしますのは沖繩にその種の子供がいる、こういう事実があるわけでありますね。それ以外にそういう実例がたくさんあるのかよく存じませんけれども、沖繩のことは私も承知しております。
【次の発言】 国籍のない子供がおる、このことは望ましくないことであることは申すまでもない、子供をどこかの国籍を持っておるようにしてやりたいものだということは、人権規約をまたないでも当然のことと考えるわけでございます。問題は、先ほども局長から申しましたように、正式に結婚した父親がない、こういうことならば母親と……
○古井国務大臣 昭和五十一年度法務省所管一般会計歳入歳出決算の大要を御説明申し上げます。 法務省主管の歳入につきましては、歳入予算額は六百十九億六千六百二十万円であります。 これに対しまして、収納済歳入額は六百六十七億三千六百十万円余であり、予算額に比べ四十七億六千九百九十万円余の増加となっております。 この増加しました要因は、罰金及び科料三十三億千四百三万円余、刑務所作業収入十一億四百六十三万円余が増加したことによるものであります。 次に、法務省所管の歳出につきましては、当初予算額は二千五百三十四億七千五百七十六万円であります。これに予算補正追加額六億四千三百二十八万円余、予算補正修……
○古井国務大臣 正確を期しますために、事務当局から報告させたいと思います。
【次の発言】 その点につきまして、事務当局からまずもってお答えを申し上げます。
【次の発言】 これは、第六感の方でなしに、ちゃんと事務的に調べております当局の方から御説明させたいと思います。
【次の発言】 検察のみならずどこでも身のほどを知って力のないことまで手をつけぬということもそれはあるかもしれませんけれども、これは私は恐らく、そういう観点あるいはそのほかの政治的な考慮から田中事件に持っていってしまってほかは投げてしまった、こういうふうには私どうも思えないのでありまして、さっきお話の海部メモ、ロッキード段階において……
○古井国務大臣 委員各位におかれましては、平素から法務行政の運営について格段の御尽力をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 この機会に、法務行政に関する私の所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を賜りたいとお願い申し上げます。 昨年十二月、法務大臣に就任しまして以来、今日まで短い期間でありますが、法務省の所掌事務を見てまいりまして私の感ずるところは、法務行政はきわめてじみで目立たぬものではありますが、国民が安らかに生活していくためには大変重要な意味を持っておるということでございます。 今日、文化の重視、人間性の回復ということが言われておりますが、国民の一人一人が人間として、文……
○古井国務大臣 一つには、ぎりぎりの問題として、法秩序を守らなければならない、その責任の一端をわれわれは担っておるわけでありまして、これは本当に、ときには心を鬼にしてでも守らなければならぬ一面であります。しかしながら、一方人権尊重の問題は、おっしゃるとおり、実にわれわれの民主社会が発展した一番出発点は、そもそも人権宣言だったと私は思うのです。人権を尊重する、そこからこういう民主的な諸制度が発展したり、社会が発展しておるのでありますから、これは申すまでもないことですけれども、出発点とも言うべき非常に基本的な大事な問題だと思うのです。だから憲法がこれを大原則にしておるわけであります。 だから、そ……
○古井国務大臣 総理の地位にあろうが、あったであろうが、だれに対しても法は公正でなければならぬことは申すまでもないわけでありますから、だれだから、かれだからというような、そういう違いはあってはならぬ、これは当然のことだと思っております。 ただ、いまのロッキード関係から申しますと、問題はもういま裁判所に移っておるというわけでありまして、向こうの処理する範囲でありますので、きょうわれわれの方の関係では、どうこうするという余地もないようなわけでありますので、これは申すまでもないことでありますが、そういう段階でありますので、お含み願います。
○古井国務大臣 まあ現行法、いまの制度のもとではしようがない、さっきこういう説明がありましたので、これはそういうことだろう。私もきわめませんけれども、そう担当の人が言っておられるし、そうだろうと思うのですね。将来の問題、結局先の問題になってしまうわけですね。これから先、つまり改正というか新しい問題になってくると思うのですね。 お話しのように、個人訴訟的なものじゃなくて、一種の集団訴訟のような形のもの、新しいそういう種類のものにどう対応するか。まだ、こういう形にいったらどうだというところまで熟してきていない段階じゃないかと思うのですよ。けれども、何か個人訴訟の形では割り切れぬものが残ってしまう……
○古井国務大臣 とっさのことでありますので、正確かどうかはわかりませんけれども、例のロッキードの問題が表に出て相当にぎやかになっておった、あの時期のように思いますね。
【次の発言】 毎々申し上げておるのですけれども、これだけの大きな問題になって、政治の信用にもかかわっておるというようなわけでありますので、最も公正に、それから誤らぬように周到に捜査していくということは、これはあたりまえのことですから、それをどうのこうのということはしないで、公正に捜査を進めていくということにするのが至当であろうと思っております。
【次の発言】 刑が時効で消滅する、刑の時効あるいは公訴権の時効、消滅してしまった、そ……
○古井国務大臣 まず、民事執行法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、現在御審議をいただいております民事執行法案が可決されました場合、その施行に当たり、民事訴訟法外六十の関連する諸法律について、字句の修正、条文の整理その他関連事項の改正を行う必要がありますので、これら所要の改正を一括して行おうとするものであります。 何とぞ慎重に御審議の上、速やかに御可決くださいますよう、お願いいたします。 次に、民事訴訟費用等に関する法律及び刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、民……
○古井国務大臣 いま、あれに関連して政治献金のお話でありますけれども、この問題は、法的な規制はあるわけですけれども、御案内のように、実情は非常に複雑になっておるわけですね。 そのあたり、だから規正法をもっと整とんしなければいかぬという意見もあったり、なかなかそうもいかぬという意見もあったりというような、いま段階ですね。実情については、これはめいめいがどう判断するかという以外にはないと思いますが、率直に言って、届け出が全部政治献金をカバーしたかどうか、これはよく検討してみなければわからない問題じゃないかと思うのであります。これは正直な気持ちですけれども……。
○古井国務大臣 先ほど来説明がありましたように、非常に誠意を持って、また熱意を持って三者の協議が進み、かつ報告のようなところまで来たわけでありまして、これはいわば画期的なことでありますし、非常によいことになったと思って喜んでおります。
いま日弁連の会長のお話もありましたけれども、これが本当にそのとおりに今後実行に移されることをわれわれは期待をし、これは間違いはないですけれども、必ずそうなるようによく見守っていきたい、成功させたい、こういうふうに思っております。
【次の発言】 ここまで至りましたについては、関係の三者当時者が努力したことも無論でありますけれども、国会における御論議、皆さん方の御……
○古井国務大臣 お話しのように、いろいろなことで悪用されたり過ちが起こったりしたことも、過去においてあるのではないかと思うのでありますが、それなりにそれぞれの分野で議員立法をやっていただいたり、またそのほかの立法をこれからやろうというのがありましたり、整とんをしていくわけでありますけれども、法律の整とんだけで十分にいくかどうかわからぬ。やはりそれのほかに、それ以上の行政上の指導や監督や努力をしなければならぬ分野もたくさんあるのだろうと思いますので、そこはよく心得ていきたいものだと思います。
【次の発言】 少々時代離れのした条文が残っておるわけでありますし、いまの方の受けとめ方から言うと、距離の……
○古井国務大臣 ただいまのお尋ねの点は、刑事局長から一遍答弁させたいと思います。
【次の発言】 国民から見ますと、法律にぶつかるかぶつからぬかというようなことを抜きにして、政治として見て何かおかしなことがあるのじゃないか、間違ったことがあるのじゃないかということ、ここに関心を持っておるのが実情ではないかと思うのであります。そういう意味で、罪になるかならぬかとかいうような話ではなくて、もっと広い立場で見ているのではないかと思うのであります。
そこで、毎々申すことですけれども、広い立場でそういうふうに見ますことにこたえるのには、法律に当たるか当たらぬかというようなことばかりではだめなんで、狭いの……
○古井国務大臣 多分そのようなことを私は言ったと思うのでありますが、つまり、このような事件の再発を防止しよう、将来起こらぬようにしようというのには、どうしたらいいかという問題があるわけですね。 そこで、なぜこういうことが起こるのだということをいろいろ考えますと、企業方面にも、もうけなければいかぬ、それはわかります。企業はそういうものですから。けれども、もうけのためなら何をやってもいい、モラルのミニマムも全然ないものかというようなことも考えさせられる面があるわけです。それから一方、政治家の方も、選挙区のことのみならず頼まれれば世話をやいてやらなければならぬ、こういう立場もあるわけですけれども、……
○古井国務大臣 今回の問題につきましては、捜査当局はやれるだけのことは全力を尽くしてやったと思っております。それに対しては、別に何らかの圧力とか、そういうものが加わったとは思っておりませんし、全く捜査当局が自分たちの責任上の立場から捜査を遂げたと思っております。 その結末につきまして、純朴、素朴な国民の受け取り方は、これは大体罪になるとかならぬとかいう、犯罪とかそういうことに限って何も国民は考えていると思いません。ですから、そういう意味では何か飽き足らぬなというか、割り切れないなというような感情が残ったのじゃないかと私は思うのです。これは法律問題とかいうことの枠の中での問題じゃない、全体とし……
○古井国務大臣 一般論として行管のお考えも大いにごもっともで尊重しなければならないと思うのですけれども、しゃくし定規にいってもいかぬので、やはりさっきの法曹会などの関係はあのとおりであります。これが実際上いまのところ一番いいじゃないかと思いますので、そこは実質論で事柄によって考えてきた方がいいじゃないかと思っております。
【次の発言】 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして鋭意努力してまいりたいと考えております。
○古井国務大臣 人情細やかな、人間に対する愛情をもとにしてお話がありました。 人情、愛情と人権あるいは法規制あるいは行政指導、そこまでいきますと大分中間に距離があるのでありまして、ことに私などが、これは法律問題ならすぐさまですけれども、こういう問題について顔を出しますことは、大体うっとうしいし、余りいいことかどうかわからぬのでありますが、いまの野球のドラフト制度、これはプロ野球の発達のためにああいう行き方がいいという考え方で、ああいうことが行われているのじゃないかと思うのですけれども、いい目的もあるかもしらぬが、また反面も出てきておる。これについては、おっしゃるような割り切れぬ問題も起こるし……
○古井国務大臣 関係の方面の調査は捜査当局が進めておるわけでありますけれども、具体的に島田常務、何の何がしということまでは、この際、申し上げかねるという状況でございます。
【次の発言】 格別隠すつもりでもありませんけれども、捜査中のことでありますので、それはそう、これはこうということまではいまの段階では申し上げかねる、こういうことを言っているわけでございます。
【次の発言】 ただいまの点ですが、新聞の記事がどうか、正しいか間違っているか、その点について事務当局から答えさせたいと思います。
【次の発言】 この問題が起こって以来公式の、たとえばアメリカの証券取引委員会の発表などもありますけれども、……
○古井国務大臣 ただいま御指摘のものは、書いたものじゃなくてしゃべくったものを新聞が載せたはずで、この点は新聞にもそうなっておるように思います。ですから、このとおりに言ったかどうかは知りませんが、似たようなことは言ったかもしれません。私は言葉はよく知らぬ人間ですから、野人みたいな、礼にならわずで、思っていることを、似たようなことを言ったかもしらぬ。具体的の、だれがどうだなんということは別にして、そういうふうな感覚は、正直に私は当時持っておりましたのです。このとおりだとは申しませんよ。それだけ申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 いまのは私はもらっておりませんが、拝見してからにしましょう……
○古井国務大臣 お尋ねの政府部内からの資料というものにつきましては、これは実は私がどうこう申す守備範囲ではありませんので、私の方は、司法共助によって得ます資料また捜査中の資料というものだけは、こっちの考えを聞いていただいて尊重していただきたいと思っておる、こういう状況でございます。
【次の発言】 問題は、その金の行方の問題になっていくのでありまして、その点を、金の流れ、行方を究明しない分には、犯罪かどうかの問題には来ませんので、ですから、いまのところだけではわれわれがどうこう言う問題にはならないわけであります。
【次の発言】 E2Cとかいろいろ問題が、おっしゃるようにあるわけであります。そこで……
○古井国務大臣 お答えをいたします。 私は、言葉の端々の問題ではなくて、朝鮮半島に平和と安定な状態が生まれることがわれわれ日本のためにも大変望ましいことだ、こういう考え方を一政治家として持っているのであります。幸いに、昨今は南の方にも北の方にも南北の融和、統一の機運が動いてきているかのように見える。それから、米中のああいう接近ということも、取り巻く環境としてそういう方向に事態が進むことに有益であろうと私は思って見ておるのであります。そういうことが根本にあるのであります。でありますから、きょう現実を飛び越えてどうこうとかいうのではありませんけれども、そういう情勢というものを腹に置いて、将来の問……
○古井国務大臣 時代の要求にこたえますために、商事の基本法の商法の改正をしなければならぬというわけで、御承知のように第一に株式制度について法制審議会で審議をしてもらって、試案を法務省として世間に問うてきたのであります。その次に、いまの会社の機関ですね、株主総会それから取締役及び取締役会、監査役、そういう機関の問題について法制審議会でやはり検討をしてもらいまして、その検討をもとにして去年の暮れ法務省で試案をつくりまして、これを世間に御意見を問うておるわけであります。 まだ残っておる分野もございます。会社の計算とかが残っておりますけれども、会社の機関の辺までは一応試案をつくり、世間の御意見を伺っ……
○古井国務大臣 入管関係の過ち、間違いの問題のようでありますが、そうでありましたね。――それで、なるほどどうにもこれはうまくない、まずいという案件、私も承知いたしまして、それで昨年暮れ、法務大臣に就任しましたその後、去年のうちに処理した、懲戒処分をした事件もあります。それから、その前に、また私が就任します前に懲戒処分した事件もある、こういうわけでございますね。
事案の内容は、もしお求めなら詳しく説明させます。
【次の発言】 申すまでもなしに、法務省は遵法の先頭に立たなければならぬ仕事をやっておる役所でありますので、関係者がごまかしたり間違いをやったりするようでは、これはまことに相済まぬことで……
○古井国務大臣 まずもって初めに、このように疑惑が起こっておることでありますから、真っ先の問題として罪に当たるような事実があるかないか、これを究明しなければならぬわけでございます、それだけにはとどまらぬと思いますけれども。 そこで私どもとしては、そういう犯罪事実があるかないかということをできるだけの最善を尽くして究明したい。これは周到に、また厳正公平にやっていきたい、こういう考えでありまして、それで少々早手回しぐらいに手はずを進めまして、きょうまで捜査を続けてきておる状況は御承知のとおりでございます。われわれの方で気がつかぬ面もあるかもしれませんが、もっとというような御注意でもあれば、よく教……
○古井国務大臣 お尋ねの問題でありますが、いまその問題については、関係省庁の間で検討しておるという段階であります。 なお、その中心になって取りまとめに当たっておられるのは警察庁ということに話し合いの結果なっておりますので、われわれの方も仲間に入り、協力しておりますけれども、現在そういう状況であります。
○古井国務大臣 ただいまの御質問の問題でありますが、その前にあなたもるるお述べになりましたし、私もこの委員会でも申しましたのですけれども、朝鮮半島に平穏な、平和な時代が来ることをわれわれは願っておるわけでありまして、昨今またよい兆し、動きが起こっておる、大変喜ばしいことだと思って見ておるわけであります。ただ、そういったからといって、幾多の山も、坂も、川も、谷もありましょうし、時間がかかるかもしれぬけれども、一日も早くそういうときが来るように、国際環境もそういう方向に動いておるように私は思いますし、そういうふうな清勢を踏まえて現実の問題を処理しなければならぬ、そういう考えを持っておるわけでありま……
○古井国務大臣 いま外務大臣がお答えをされましたけれども、同じ考えでありまして、なかなかいろんなことがあるようだし、よく研究して、必要ならば考えることは考えるということにしたいと思っております。
【次の発言】 はい。ごもっとも千万です。
【次の発言】 置いておけない、在留を認めることのできないいろいろな事由が法令にも書いてあるようですし、それに該当するという場合は、おっしゃるとおりでありますから、該当しているならば、もう退去を命ずるしかないわけであります。そう思います。
【次の発言】 資料を拝見するとずいぶんはっきり言っておられるようでありますが、当時の関係の方でもあるし、その上に学識豊かな方……
○古井国務大臣 特別養子制度の問題でありますが、何かこれは解決しなければならぬ、ほっとくわけにいかぬ問題のように私も思っております。 いまおっしゃったように、法制審議会で昭和二十九年から数年間、親族法改正の中の一つの問題点として検討をいたしたわけでありますけれども、最後的な結論は得られないで懸案になってしまったわけであります。 それが現状でありますが、この問題、戸籍制度とか親族法、相続法の根幹に触れる点もあるわけでありまして、だから議論もいろいろとあったのであろうと思うのであります。けれども、いま申しましたように、いつまでも未解決に置くべき問題でないように思いますので、やはりこれはまた法制……
○古井国務大臣 法務省としましては、人権という立場からこの問題に一生懸命になっておりますことは御承知くださっているかと思います。人権尊重、社会正義、そういう考え方から、いままで人権擁護委員、これの活動を促したり、資質の向上を図ったり、あるいは人権侵犯事件に対応したり、人権相談に協力しましたり、そういうふうなことをやってきておりますが、これは細目といたしまして、基本的には先ほど申したような考え方でおります。
○古井国務大臣 ただいまの点は、詳しく調べております事務当局からお答え申し上げます。
【次の発言】 こういう状況になっておりますのは、よきにせよ、あしきにせよ、時代がこういうことを要求しているからこうなっていると思うんです。ですから、これをだめにしてしまうということでは、またまずい面も起こるかもしらぬから、まあ正常化していく。正常化していって、つまり、だめにしてつぶしてしまわないということが基本ではないかと私は思うんです。
それで、どっちにも問題はあると思います。業者の方には無論ありますし、借りる方にも少々問題はあると思うんですね。けれども、社会的な立場から言えば、やはりこれは業者の方に正常……
○古井国務大臣 できる段階になればというお話でありますが、さあいまの状況では、一体そういう段階にいつ来るものやら、ちょっと見当も立ちませんし、わけのわからぬことを申し上げたっていま仕方がないわけです。ですから、捜査にあるいはその後の裁判の進行に差し支えがないということなら事は申し上げてもいいのでしょうけれども、いまの段階ではちょっと見当がつかぬのです。そういうことがいつできるか、どう見ていたらいいのか、ぼやっとした話になるので、その程度に御了承願いたいと思います。
【次の発言】 いま申しますように、捜査とかその後の裁判の進行に差し支えがあることは御勘弁願うほかありませんが、それに支障がないこと……
○古井国務大臣 どういう記事が出ておるか知りませんが、私は後でやや――こういう段階になったものですから、国会の審議がこれから先の段階もあることでありますし、その感想のようなことを聞かれたのか、言ったのか、言ったわけでありますね。 それは、私は国会の国政調査というのは非常に大切だ、国会の権威にかけて国政調査の機能を発揮しなければいかぬ。それについては、国政調査のあり方というものを、本当に効果が上がり、それから効率的にいくようなあり方というものを検討するということが、国政調査をして意味あらしめる道ではないだろうか。つまり、国政調査についてはちゃんとそのためのスタッフもなければやりにくいでしょう。……
○古井国務大臣 毎々、事務当局のよく事情を知っております者から申し上げておるとおりでありまして、いまはダグラスの資料を待っておる、こういうことで、まだそういう段階で、グラマンの資料だけはアメリカからもらってきたのですね、御承知のように。これから両方が来る。それから、その前から国内で捜査して集めておる資料もありますし、これらを総合しまして、ダグラスの分が来たら総合的にそれを見直して、それからまた次の国内捜査ないしはまたアメリカに頼むことがあれば頼むとか、ドイツに頼むことがあれば頼むとか、そういうことになるのですから、これは国内捜査でも大変ですけれども、御承知のように関係が広範ですから、外国にかか……
○古井国務大臣 昭和五十四年度法務省所管予定経費要求の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。 昭和五十四年度の予定経費要求額は三千二百一億三千二十一万四千円であります。前年度予算額二千九百五十六億三千八百十九万円と比較いたしますと、二百四十四億九千二百二万四千円の増額となっております。 さて、予定経費の増減について、内容を大別して御説明いたしますと、第一に、人件費関係の増百七十二億九千八百十万円であります。これは、昇給等の原資として職員基本給の増額分が主なものでありますが、そのほかに、検事、法務事務官、検察事務官等四百二十五人の増員に要する人件費が含まれております。 ここで、増員の……
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