このページでは砂田重民衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(砂田重民君) お答えをいたします。 まず最初に、学級編制の問題で御提案がございました。 現在、義務教育諸学校の学級編制は、標準法に基づきまして最高一学級四十五人と相なっておりますことはお説のとおりでございます。ただいま現在の状態、一学級当たりの児童生徒数の全国平均をとってみますと、小学校で三十二・九人に相なります。中学校におきましては三十六・八人と相なるわけでございます。この小学校の数字は先進諸外国と比べてさして遜色のある数字とは考えません。中学校におきましては若干わが国が高いということは先生御指摘のとおりでございます。 ただ、私は、問題はこれからだと思うのです。これからが問……
○国務大臣(砂田重民君) お答えいたします。 現在、各大学におきましては、全国的な視野で見ました場合、おおむね平穏な状態にございますけれども、東京大学の精神神経科病棟など、一部の大学におきまして施設の占拠等の不正常な、不当な事態が見られますことは、まことに遺憾な事態でございます。また、大学が真に学問研究の場としてふさわしい、自由でかつ静穏な環境を保持しているかについて、問題なしとしない大学が残念ながら存在しておりますことを深刻に認識をいたしております。 文部省といたしましては、学園の秩序維持と暴力行為の根絶について、従前から通達を発しましたり、あるいは学長会議等を通じまして趣旨の徹底を図っ……
○砂田委員 余り時間がありませんので、経済企画庁長官に一つだけ伺っておきたいと思うのです。 それは消費者行政のことであります。どうも当委員会で消費者問題に真剣に取り組む議員は次々に落選をするというジンクスがありまして、社会党の武部文君、松浦君、公明党の渡部通子君、わが党の青木君、そして私と……。しかし、このジンクスにひとつ挑戦をしようと思いまして、この委員会で当国会でも消費者問題に真剣に取り組みたい、かように考えておりますので、この国会、ひとつ一緒に勉強をしていきたいと思います。企画庁長官にも真剣にお取り組みいただきたい。 きょうは一つだけ伺っておきたいと思うのですが、すでに国民生活審議会……
○砂田国務大臣 お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げます。 十一月二十八日、文部大臣に就任をいたしました砂田重民でございます。 私は、教育こそは永遠に国の最重要課題であると信じておりますので、そういう観点に立ちまして、教育、学術、文化の刷新、振興に、微力ではございますけれども全力を尽くす決心でおります。当委員会での御審議を体してこの問題と取り組んでまいる決意をいたしておりますので、委員長、そして各委員の皆様方の御指導、御協力を心よりお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手)
○砂田国務大臣 昭和五十年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額三億八千八百五十二万円余に対しまして、収納済歳入額は四億九千百七万円余であり、差し引き一億二百五十四万円余の増加となっております。 次に、文部省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算額二兆四千七百四十五億二千七百二十八万円余、前年度からの繰越額百五十五億一千八百九十五万円余、予備費使用額八十億六百八十一万円余を合わせた歳出予算現額二兆四千九百八十億五千三百五万円余に対しまして、支出済歳出額は二兆四千七百九十五億五千四百二十万円余で……
○砂田国務大臣 大学の一部、またその構内等におきましてきわめて遺憾な事態が残っておりますことは、御指摘のとおりでございます。文部省として従前から学問研究と教育の場にふさわしい静穏な環境を確保したい、通達等をもって指導してきたところでございますが、ちょうど新学年を最近迎えたことでもございますので、学園の秩序維持と暴力行為の根絶のために厳正、適切な措置をとるよう、四月二十日付で事務次官名をもって全国の国公私立大学長あてに通知をいたしました。 その内容は、いま津島委員が御指摘になりました四項目すべて含まれていることでございます。ただ通達を出すだけで終わらさないで、四月二十一日に学園問題に関係がある……
○砂田国務大臣 昭和五十一年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額六億八千三百二十一万円に対しまして、収納済歳入額は九億六百八万円余であり、差し引き二億二千二百八十七万円余の増加となっております。 次に、文部省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算額二兆八千四億七千五百十二万円余、前年度からの繰越額百六十四億一千四百万円余、予備費使用額十四億九千三百七十三万円余を合わせた歳出予算現額二兆八千百八十三億八千二百八十六万円余に対しまして、支出済歳出額は二兆八千二十三億五千四百七十万円余であり、その……
○砂田国務大臣 第八十四回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます。 教育、学術、文化は、永遠に変わることのない国政の基本であります。今日、わが国は、景気、雇用等経済面で大きな課題を抱えておりますが、このような困難を乗り越え、世界各国との協調のもとに、将来にわたって発展を続ける活力に富んだ国家社会を築いていくためには、人と人との心のつながりを大切にし、国民の能力の開発と文化の向上を図っていくことが肝要であります。 私は、個人の創意と自主性及び社会連帯感を重視し、世界の平和と繁栄に貢献し得る知、徳、体の均衡のとれた情操豊かな日本人の育成を文教行政の基……
○砂田国務大臣 オリンピック規則によりますと、オリンピックの競技大会の開催は国ではなくて都市であることはもう御承知のとおりでございます。名古屋市でオリンピックを開催するというお話を公式に文部大臣としてはまだ承っていない段階でございます。恐らく、中部圏というより、相当広い地域社会全体の行政の場にあられる方、スポーツ関係者、地域社会住民の皆さんがいろんな立場で考えておられる段階であろうと承知をいたしております。公式にはそういうお話を承っておりませんが、新聞報道等でそういうお気持ちのあることは承知をいたしておるわけでございます。 ただ、たとえばオリンピックを名古屋市が開催しようとなさいました場合は……
○砂田国務大臣 教育の荒廃という御指摘がいろいろな各方面からある今日でございます。いろいろな、新聞の記事になってまいりますような非行の問題あるいは、私としてはまことにいやな言葉でございますけれども、落ちこぼれの問題、あるいはまたそれと正反対に大変よく勉強のできる能力の豊かなお子様、青少年、児童、生徒たちが学校のいまの勉強にこれでは不満であるという方もまたおられる。いろいろな各種各様の問題がございまして、それぞれの背景は非常に広範なところに原因があると考えます。 ただ、いま中西委員が御指摘になりました、私の所信表明についてのお話でございました。私は、教育というものは、あらゆる機会にあらゆる場所……
○砂田国務大臣 基準につきましては、先生御指摘のように、学校教育法施行規則等におきまして大綱が定められておりますけれども、御指摘のようにこれは補助の絡みでございます。おっしゃるとおりでございます。安全基準といたしましては、児童、生徒の安全を確保いたしますために、技術的基準と設計計画に関するもの、維持管理に関するもの、両面から考えなければならないと思うのですが、このような基準を定めようといたします場合に、日常におきます事故防止はもとよりでございますが、非常時の場合の生徒、児童の安全確保、これも含めて、学校施設にかかわるすべての危険を防止するための技術的水準というものを内容とする必要がございます。……
○砂田国務大臣 ただいま御決議がありました事項につきましては、今後、御趣旨に沿って十分検討してまいりたいと存じます。
【次の発言】 このたび政府から提出いたしました義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
義務教育諸学校施設費国庫負担法は、公立義務教育諸学校施設の整備に対する国の負担制度について定めているものであり、政府は、昭和三十三年制定以来、この制度のもとに、鋭意、公立義務教育諸学校施設の整備に努めてまいりました。
昭和四十八年度には、大都市周辺地域における児童、生徒の急増現象にかんがみ、児童または生徒が急増して……
○砂田国務大臣 御審議をいただきます負担法の中で重点的に取り組まなければなりませんことは、やはり急増市町村におきまして校舎その他の施設そのものの円滑な整備を図るという基本的な問題が一つでございます。それからもう一つ大事なことは、危険建物、危険校舎というものがただいままで余り減ってきておりません。これは教育環境の改善という点からも見逃すわけにまいらないことでございますので、これの改築を促進いたしますこと、さらにまた、もう御承知のように昭和五十四年度から養護学校の義務制が実施されますので、それに必要な施設の整備をいたしますこと、こういうことがその重点になっているところでございます。 このために国……
○砂田国務大臣 この負担法は、義務教育諸学校建設費の一部を負担することによってこれらの施設の整備を促進をいたしまして、義務教育諸学校における教育の円滑な充実された実施を確保していく、その目的を体しながらやっていくわけでございますけれども、しかし、この法律は同時に、地方公共団体が支出をするすべての経費を国庫負担の対象とするものとはしていないと考えるのでございまして、合理的な範囲内で国庫負担を行うという考え方に立つものでございます。このような観点から、個別の事業につきましては、やはり一平方メートル当たりの建築単価や学級数に応ずる面積について基準を設けまして、全事業についても国庫負担金の総額の限度を……
○砂田国務大臣 東京教育大学の教職員の実情につきまして、大学局長から答弁させます。
【次の発言】 もう残された日にちも短うございますが、両大学とも非常な努力をしてくださっております。私ども文部省といたしましてもさらに要請を重ねまして努力をしてまいります。もう、三月三十一日のことでございますから、そう遠いことではなくて最終的な御報告ができるものと考えております。
【次の発言】 いろいろ経過もあったようでございますので、十分調査をいたした上で検討さしていただきたいと思います。
【次の発言】 大変なお勉強、成果をお聞かせいただき、わが国の海洋科学研究の立ちおくれております現状を肝に銘じさせられました……
○砂田国務大臣 成田空港の先日の過激派集団によります問題につきましては、文部省との関連につきましては、過激派のあの逮捕された集団、暴徒の中に大学生が含まれているとか、あるいは成田へ出ていったあの連中が大学を兵たん基地化していたのではないかというような話がいろいろあるわけでございますが、実は、成田のあのような二万人集会という届け出が警察に出ました段階から私ども十分注意をいたしまして、文部省の大学局と各大学の間で緊密な連絡をとりながらそれの対応に準備をしてきたところでございまして、後ほど大学局長から詳細はお答えはいたしますけれども、大学へ集まって、そこから集団的に出ていくというようなことを許しては……
○砂田国務大臣 教員大学は、御指摘のように、また提案理由説明の中でも述べましたように、大学院と学部、その双方を持ちまして、全体としては大学院にウエートを置いた大学として設置しようといたしております。 今日ほど教員の資質の向上を期待する声が強まった時期はなかったのではないかとすら思うわけでございまして、また、現職教員の中にも、大学院におきます高度の研究、研さん、そういう機会をつくってほしい、もっと勉強しなければという、現職教員の中に研さん、研修の気持ちが高まったのも、過去にも見られないほどその高まりを見ているわけでございまして、教員としてのすぐれた資質や能力というものは、従来の方式の養成という……
○砂田国務大臣 大変御示唆に富んだ、また非常に重要な御指摘がたくさんあったわけでございますが、冒頭に先生が御指摘になりましたように、国大協の特別委員会が四十九年当時に出されました報告書は十分承知をいたしておるところでございます。ただ、私といたしましては、いま御指摘になりました三つの問題点、このことも承知をいたしているわけでございますけれども、新しい構想の大学というものを頭から否定してかかられた報告書ではなかった。三つの問題点を提起されましたけれども、それはいずれもむしろ建設的な御意見であったと解するわけでございます。そしてまた疑問の点もお持ちになったわけでございますから、数次の意見交換、という……
○砂田国務大臣 私もまた、師範学校、士官学校というようなものが存在をした世の中で育ってまいりました。しかし、いま、今回御審議いただいております法律の中に含まれております教員大学が防衛大学と同じものではないかという御指摘がございましたけれども、私はまず、時代的な背景が全く異なっているという気持ちがいたすわけです。いま、防衛大学というものあるいは昔の士官学校、師範学校が、国家目的遂行のために国が金を出してつくった学校という御指摘ございましたが、そして給与を支給をする。確かに給与を支給するという点は同じかもしれませんけれども、防衛大学と比べて考えてみましたときに、教員大学は学部の大学でございます。教……
○砂田国務大臣 大学局長がお答えをいたしましたとおりに、修士課程の段階はすべてこれを考えていこうという基本方針をすでに持っておるわけでございます。御審議を願っておりますこの法案の中の教員大学、その教員大学と既存の教員養成課程の大学というものが好ましい影響を受け合いながらということが参考人の御発言の中にありまして、まさにそのことが一番大事なことでございます。いま大学局長がお答えをいたしました大学当局御自身の御準備のこともあることでございますけれども、私どもといたしましては逐次計画的に進めてまいることにいたしておりますし、その段階で財政当局の了解も取りつけなければなりませんけれども、その点等につい……
○砂田国務大臣 放送大学創設の諸準備を引き続いて進める必要があることはもとよりでございます。そのためにも放送教育開発センターは役立ってくれるものと考えているわけでございますが、それだけにとどまらずに、やはりこの構想の推進に伴いましてその実現が期待されておりました放送利用の大学教育に関する研究及び開発、また大学開放の推進でありますとか、国・公・私立大学の連携協力の推進、大学の一般教育の充実など、放送大学構想に伴って期待をされておりましたこれらの事柄も大学教育の進展を図る上で推進をしていく必要がありますので、その双方を考えての機関としての放送教育開発センターを設置することとしたわけでございます。
○砂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 私立学校教職員共済組合は、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生を図る目的のもとに、私立学校教職員共済組合法により設立されたものでありますが、その以後、本共済組合が行う給付については、国・公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、逐次改善が進められ、現在に至っております。 今回は、昭和五十二年度に引き続き、国・公立学校の教職員の年金の額の改定に……
○砂田国務大臣 掛金につきましても大ぜいの方に大変な御努力をいただいていることでございますし、当委員会におきます毎年のような附帯決議もございます。また当然の附帯決議だとも考えますので、国庫補助のことにつきましても都道府県の補助のことにつきましても一段の努力を、他の年金の制度との兼ね合いもございますけれども、文部省といたしましては一段の努力をいたしたいと考えます。私学振興財団補助につきましては、私学振興財団が私学振興のために尽くしていただいておりますその仕事のスケールはたくさん非常にふえてまいってはおりますけれども、私学共済がそれの犠牲になることは放置しておくべきことではないと考えますので、やは……
○砂田国務大臣 前回の御質疑がありましたときに私のお答えをいたしましたことは、中西委員のただいま御発言になりましたとおりでございまして、私はそういうふうに信じております。
【次の発言】 やはり、いま御主張になりました昭和四十六年までのあり方、研修がそういう形で行われて初めて本当の理解というものをみんなが得られるものだと私は考えます。
【次の発言】 別に変わった意見があるわけではございません。初中局長が答えましたのと同じように、私も、進路指導連絡協議会というからにはやはり進路指導を担当しておられる方々が集まって、真剣に積極的な研究、研さんをなさっていくのが正しい姿だろうと思います。もしも中西委員……
○砂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約の締結に伴い必要となる国内法の整備を図ることを目的とするものであります。 許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約は、いわゆるレコードの海賊版に対する国際的防止措置を講ずることを目的として、一九七一年に、ユネスコ及び世界知的所有権機関が中心となって作成されたものでありますが、わが国においても国内レコード製作者が海賊版レコードの横行により被害をこうむって……
○砂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしましたオリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 オリンピック記念青少年総合センターは、昭和三十九年に開催されたオリンピック東京大会を記念し、この大会の選手村の施設を青少年のための宿泊研修施設として管理運営するために、オリンピック記念青少年総合センター法により、昭和四十年に特殊法人として設立され、自乗、その施設を青少年の研修活動のために提供するほか、一般の利用にも供してまいりました。 しかるに、近年の社会構造の急激な変化に伴い、青少年の学習要求は多様化、高度化し、これに対応し……
○砂田国務大臣 大変広範な御質問でございますが、基本的なことだけお答えをいたしておきたいと思います。 今日の青少年のあり方というものは、学校におきましても部活動等、ある時期よりははるかに活発な活動が行われ、また、青少年たちは学校だけが自分たちの生活の場ではありません、いま御指摘になりました家庭の中にもいろいろな問題もありましょうし、また、社会教育という言葉で呼べばいいかと思いますが、学校を離れての社会の中で各種各様の友達を求めながら、より活発な活動を今日の青少年はしているわけでございます。そして、その態様は非常に多彩なものになってきている。それはやはり近年の社会構造の急激な変化に伴ってのこと……
○砂田国務大臣 現行のオリンピック記念青少年総合センター法は、廃止のときには別に法律をもって定めると書かれているわけでございます。したがって、当委員会にオリンピック記念青少年総合センターを廃止する法案という形で提出をした次第でございます。
【次の発言】 新しく国立オリンピック記念青少年総合センターが誕生するわけでございますから、先ほどお答えをいたしましたことにそのことをつけ加えて提出をしたわけでございます。
【次の発言】 参議院で宮之原委員にお答えをいたしましたとおりの気持ちを、今日もなお当然持っております。
【次の発言】 現在の特殊法人オリンピック記念青少年総合センターの業務内容というものは……
○砂田国務大臣 前回の委員会で小川委員にお答えをいたしました、そのとおりでございまして、現在のオリンピック記念青少年総合センターがやっております事業、それはそっくり包含をしていくわけでございます。包含と申し上げておりますのは、これが国立になりました場合はなお一層より以上の事業をしなければならない、それは同センターを発展させていかなければならないと考えるからでございます。
【次の発言】 文部省の考え方を基本的にお答えをしたいと思います。
まず、私ども文部省としては、行政改革というものに絡めてオリセンをどう考えているか。私どもとしては、行政改革は行政整理だとは考えていないわけです。行政整理という……
○砂田国務大臣 国立オリンピック記念青少年総合センターにつきましての構想の概要を御説明申し上げたいと思います。 国立オリンピック記念青少年総合センターの事業、機構、定員、施設等について、文部省としては次のような構想のもとに、その充実、整備を図ってまいりたいと考えております。 本来、国立オリンピック記念青少年総合センターは、青少年及び青少年教育指導者その他の青少年教育関係者に対します研修を通じまして、そしてまた青少年教育に関する施設及び団体との連絡、協力並びに青少年教育に関します専門的な調査研究を行うことによりまして、健全な青少年の育成及び青少年教育の振興を図ることを目的として設立しようとす……
○砂田国務大臣 お答えをいたします。 共通第一次学力試験のことをまずお答えいたしますけれども、文部省が書いておりますむずかしい言葉を使わないで御答弁をしたいと思います。 入学試験の異常なゆがみということがどこから起こってきたか、高学歴社会でありますとか、いろいろなほかの要素もございますけれども、何年も繰り返しておりますうちに、受験者が多いものでございますから、だんだん試験の問題がひねくれてきだした。高等学校で勉強しております高校生が、高等学校の授業内容だけを完全にマスターしても、それだけでは解き切れないような問題が大学試験の問題に出てきだした。これはいかぬという昭和四十六年あたりからの反省……
○砂田国務大臣 お答えをいたします。 大学当局から文部省が承知をいたしております。大学の施設が占拠されておりますところは東京大学及び京都大学、この二校の国立大学、熊本大学におきまして、熊本大学の生活協同組合に対します施設の明け渡し問題があると承知をいたしております。 学内におきます学生によります暴力は、大学当局が把握いたしておりますものは、昨年の九月一日以降、国立大学におきましては十大学、二十四件、私立大学におきましては四大学で七件発生をいたしております。 文部省といたしましては、学園の秩序維持と暴力行為の根絶につきまして従前から通達を発し、あるいは学長会議等で趣旨の徹底を図る、あるいは……
○砂田国務大臣 お答えをいたします。 参議院で有田先生あるいは柿沢先生にも御答弁を申し上げたことでありますけれども、私はきわめて魅力的な御提案であると心得ております。ただ、御承知のように、たとえば小中学校、これは設置者は地方公共団体、市町村でございます。こういうところとの意思の疎通も図らなければなりません。いろいろな問題が前提にあるわけでございますけれども、現に西岡先生がいま御提案になりましたように、時代時代、これだけ変わってまいりました、文化国家を目指さなければなりませんから、小学校、中学校でもやはりそういう先生御提案のような学校ができていくことがまことに望ましい。当然やらなければならない……
○砂田国務大臣 もう正木先生御指摘のとおりに、用地の問題の絡まない一つの公共事業で私ども重点的に考えて取り組んだわけでありますけれども、従来危険校舎の建てかえを先生おっしゃるように四千五百点、豪雪地帯等で五千点ということでやっておりました。五カ年計画でやっておりましたのを何とか三年でこれをやり遂げられないかということで全国の市町村から意見を求めまして、三カ年計画ということで全国市町村から申し出を受けましたところ、市町村から申し出てまいりました危険校舎建てかえの三年計画の総量を計算をいたしましても、私どもが五千五百点に上げた場合の面積、それと比べますと八〇%しか市町村から出てまいりませんでした。……
○砂田国務大臣 二見委員から非常に多岐にわたる御質問でございます。簡略に扱うべき問題ではありませんけれども、時間もございませんので、できるだけ簡略にお答えをいたしたいと思います。 御指摘の点は、これは余りにも学歴偏重しております社会のあり方にも事は発しております。大学の入学試験の問題にも原因がございます。各種各般の原因がございますけれども、一番大事なことは、やはり小学校の低学年、中学の低学年で基礎を、基本をしっかり身につけるいとまなしに、詰め込み主義といいますか、余りにもたくさんのことを教え込もうとしていたいままでの学習指導要領、教育課程に問題があることには間違いないと思う。 そこで、学習……
○砂田国務大臣 お答えいたします。 大学は、学問研究と教育の場にふさわしい静穏な、そして自由な環境を確保する、そして充実した教育、研究を活発に展開して初めてそこにこそ真の学問の自由もあり、それこそ、そのものが学園の自治、そういうふうに私は信じております。これは奥野先生御指摘のとおり私も同様に考えるものでございますが、最近では大学は、一般的に申しますとおおむね平穏な状態にはありますけれども、しかし一部におきましては、奥野委員が御指摘のように、表面まことに平穏な状態に見えますけれども、一部の過激派学生の要求に妥協することによって平穏を確保している、こういう事態がありますことを承知をいたしておりま……
○砂田国務大臣 給食の関係も、ほとんど農林大臣からお答えをいたしたとおりではございますが、学校数で申しますと、五十一年に三六・三%程度の普及率でありましたのが、五十二年は五八・三%まで普及率が高まってまいりました。大変順調に伸びているところでございます。精米消費量も、児玉委員御指摘の大体あの数字のとおりに伸びてきております。今後私どもといたしましては、施設、設備、これの整備と懸命に取り組みまして、なお一層の消費拡大を学校給食の場でも図ってまいりたい、かように考えるわけでございます。 もう一つ、やはりどうしても克服しなければなりませんことは、市町村へ参りますとこれの人件費がなかなか問題でござい……
○砂田国務大臣 私立大学の付属病院は、やはり教育、研究を私どもは主力と考えております。しかし、それでは診療は全く重要視しないのかと言えば、それはそうではない。やはりこれは御理解いただいていると思いますが、教育、研究、診療それぞれ相絡み合っていることでございまして、文部省といたしましては、教育、研究に重点を置いて指導助言をしているわけでございますけれども、病院の経営面に絡んでまいりますような差額ベッド等のことについては、厚生省に御指導いただいているところでございます。
【次の発言】 現在、東京女子医大の例をお引きになったわけでございます。その実情を私も承知をいたしました。私立の医科大学の付属病院……
○砂田国務大臣 お答えいたします。 文部省におきましては、一般の財形貯蓄は行っておりますけれども、財形住宅貯蓄は現在のところ行っておりません。これは職員たちに宣伝もいたしましたけれども、職員の中から希望が出てまいりませんでした。なぜ希望が出てこないかということも調べたのでございますけれども、一般財形貯蓄を行っておりますと、そこから持ち家融資が受けられる、住宅金融公庫からの融資も併用して受けられる。財形住宅貯蓄は、先ほど労働大臣が答えましたような、積み立てが終わってから二年以内ということに縛られるのがいやだという意見が職員の中に大変強いようでございます。そういうことから、別の融資を受けて、この……
○砂田国務大臣 来年の四月一日から養護学校が義務化をいたすわけでございます。いま先生御指摘になりましたかわいそうなという気持ちではなくて、そういう残念な障害を受けている子供たちがどう発達していってほしいか、だれもが同じように願うことでございますから、そういう立場で私ども準備を進めているところでございますが、いまおっしゃいました制度といたしましては、設置義務と通学義務と、この二つの義務が教育基本法では明確になっているという理解のもとに準備をいたしているところでございます。 ただ、いま委員が御指摘になりました非常に例外的なレアケースのことを、こういう場合はどうなるかという御議論があったわけでござ……
○砂田国務大臣 お答えいたします。
昭和五十三年度の国立学校の授業料改定をいたしましたその増収分が四十七億三千七百万円、検定料の改定によります増収分が十三億七千四百万円、合わせますと六十一億一千一百万円の増収を予定いたしております。
【次の発言】 御指摘の点が二つございました。
一つは、三割近い大学卒業生の就職がことしもできてないではないかという点でございます。これは文部省が今月、二月に大学卒の就職率を七二%と発表したわけでございます。しかしその残りの二八%と申しますのは、進学者が四・八%、家業を継いでいく、外へは就職しないというが方一一・一%、学校等に就職の希望等の申し出がない、あるいは……
○砂田国務大臣 基礎医学にもっと力を尽くすべきだという先生の御意見には私も同感でございます。 勉強機会を提供するという観点から申しますと、文部省といたしましては、昭和五十年、大学の設置の基準を改正をいたしましたときに、特に臨床医学とともに基礎医学の講座数をふやしてまいりました。特に授業時間の総数につきましては、従来、基礎学問の時間が少なくて臨床学問の時間が多かった、これらの点の改善をすでにやったわけでございます。大学院におきましても、講座の壁を越えて、基礎医学と臨床医学との間の一体となった教育を行えるような、そういう編成にするべきこととして、今日の医科大等の設置はその基準の範囲の中で認可を許……
○砂田国務大臣 安宅委員は、もう学校給食に導入しました米食の回数その他御存じでございますから、省略させていただきます。 米飯給食の回数につきましては、最終的には学校給食の実施主体であります学校設置者が判断すべきことでございます。文部省といたしましては、当面、主食としてパン、米飯、めんなどという食事内容の多様化ということで、設置者を初め各給食関係者に働きかけて同意を得て実施をしているところでございますので、御指摘の、いま直ちに五回というようなことには大変困難な事態がございます。
○砂田国務大臣 政府が招待をいたしました中国の教育代表団、十月の三日に日本に見えましてきょう離日されるわけでございます。実務者の協議を、二度にわたりまして相当長時間やってまいりました。もう各論の段階に入っております。お互いに、これから長期間にわたります日中の親善友好のために必要であるとか、そういう総論の段階でなくて、各論の段階に入ってまいりました。判明をいたしましたことは、中国の日本に留学生を送りたいという御希望は、大体二つの点が明らかになってまいりました。一つはできるだけ早く送りたい。それは大学院におきます中国の言葉で進修生という言葉を使っておる、これはわが国で言えば研究生に当たるわけでござ……
○砂田国務大臣 教員の給与につきましては、人材確保法に基づいて昭和四十九年以来数次の改善をしてきたわけでございます。今回、その最終的な措置として所要の改善を加えるようにと人事院から勧告をいただいたわけでございます。教員の給与につきましては、人材確保法の精神というものは今後も生き続けるわけでありますから、その趣旨に即した優遇措置が将来とも確保されていくように私どもとしては努力してまいる所存でございます。 それから教員と行政職等、他の公務員との比較ですが、これは給与法とも異なりますので、単純比較がなかなかむずかしい点がございますけれども、たとえばことしの八月十一日付人事院勧告によります改善後の給……
○砂田国務大臣 免許外教員というあり方はできるだけなくしていく方向で私ども努力をしなければならないと考えております。 いま初中局長からも、また人事院からもお答えがありましたように、教員配置の問題も絡んでいることでありますから、文教委員会でもうすでに何度か小川委員も御指摘になったことでありますが、ことしの五月一日現在で悉皆調査をいたしております。そのことも小川委員御承知のところでありますが、その調査内容の一つに、免許外教員のあり方をミクロでも調査をしているところでございます。この悉皆調査で現状を正確にミクロでも把握をいたしまして、今後の教員の定数改善の長期計画の中でやはり検討しなければならない……
○砂田国務大臣 私が教育勅語を議論の対象にして日本記者クラブでお話しをしたのであれば、中西委員の御指摘のような反省を改めてしなければならないと思います。しかし、私はこういうことを述べたのです。今日もいささかも変わりません。教育勅語発布以来、戦前戦中を通じて戦争が終わるまで、日本の教育の中心に教育勅語が据えられておりました。歴史的事実でございます。昭和二十三年に教育勅語が衆議院、参議院、両院でそれぞれ排除、失効の手続がとられ、まさに排除、失効された。そして自来日本の教育の中心は憲法、教育基本法をその根幹に置いて進めてきたということも十分承知の上での話でございます。教育勅語がどうであるとか、教育勅……
○砂田国務大臣 昭和五十三年度におきます授業料、入学金加えました学校への納付金は、五十二度と比較をいたしますと、国立大学で四〇%、公立の高等学校で三五%、公立幼稚園で二一%。私立学校につきましては平均額で、大学一七%、高等学校一二%、幼稚園で八%増加をしております。 父兄負担の軽減につきましては、公費をもって負担をするべき学校経費についての父兄負担解消のための施設設備費でありますとか、教材費の国庫負担の増額等取り組んでまいりましたので、義務教育の小中学校の公費をもって負担するべき経費で、PTA等の寄付金等によるものは逐次減少傾向にあります。幼稚園の入園料、保育料等、これは御承知の就園奨励費等……
○砂田国務大臣 お答えいたします。 大変たくさんな御質問で、できるだけ急いで、かいつまんでお答えをしたいと思いますが、国際社会に通用するマナー、言葉、大変重要なことでございます。従来、日本の外国語教育、特に英語ですけれども、読むこと、書くことを重点にしてまいりました。それはそれでやはり歴史的な経過があったと思うのです。外国から学ぶ学問、それを日本語に直して理解をする、そういうことで日本の今日の学術水準というものを確保してきた。そのこと自体、私は間違ったやり方だったとは思いません。しかし、これからはそれだけであってはならないのであって、学校におきます読むこと、書くことだけの英語ではなくて、話す……
○砂田国務大臣 前の国会で川俣議員から御指摘もございました。私、お答えをいたしたわけでございますが、いまお話しの通達の前に、やはり政令改正を当然いたさなければなりません。すでに政令の改正をいたしました。そして、健康診断の時期を繰り上げますとか、現在の養護学校ではなくて通常の学校に在校をしている障害を持ったお子様を、事情があったり、教育上差し支えないというふうに教育委員会が認める場合には、いままでどおり通常の学校に通学をさせることは構いません、そういう政令の改正をいたしました。そして、引き続きまして保護者の意見をよく聞いて、専門家から成ります指導委員会に諮問をして、適切な就学指導を行いますための……
○砂田国務大臣 昭和五十三年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は三兆六千百七十四億千六百万円、国立学校特別会計の予算額は一兆九百八十二億六千九百万円でありまして、その純計額は三兆八千八百四十三億九千六百万円となっております。 この純計額を昭和五十二年度の当初予算額と比較いたしますと、五千百八十一億千三百万円の増額となり、その増加率は一五・四%となっております。また、一般会計予算額の増加率は一五・二%であります。 何とぞ、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、時間の関係もございますので、お手元に配付してござい……
○砂田国務大臣 出さないという方針を決めているわけではありません。昨年もそうでありましたように、日本フィルに対しまして補助金を出したい、こういう気持ちで基本的におります。ただ一つ、これはもう木島先生よく御承知でございますが、困っておりますことは……(木島委員「それは弁解だよ」と呼ぶ)いや、ちょっと待ってください。御承知のようにフジテレビ等と訴訟になっております。その訴訟内容にちょっと困っておる。それは雇用契約関係存在確認等請求の裁判になっておるものですから、日本フィル側がこの裁判で勝ちますとフジテレビの社員になるわけでございます。そのことを訴えておられるものですから、日本フィルの皆さんがフジテ……
○砂田国務大臣 まことに心の痛む問題でございます。御指摘のとおり、そういう非行が年齢層がだんだん下がってきているということも御指摘のとおりでございます。短い時間のことでございますから、学校でどういうふうに性教育を行っているかということをまずお答えを申し上げたいと思います。 学校教育におきます性教育は人間尊重という精神を基盤といたしまして、心身の発達段階に応じた性に関する科学的な知識を生徒に与える。生徒が望ましい生活態度を身につけて異性の特性や立場を理解して健全な異性観を持たせること、これに基づいた望ましい行動がとれるような指導をすることを目的といたしておりまして、理科、保健体育、特別活動等、……
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