小沢和秋 衆議院議員
36期国会発言一覧

小沢和秋[衆]在籍期 : |36期|-37期-39期-42期
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このページでは小沢和秋衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院36期)

小沢和秋[衆]本会議発言(全期間)
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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 衆議院本会議 第12号(1981/03/24、36期、日本共産党)

○小沢和秋君 私は、日本共産党を代表して、財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案について、総理並びに関係大臣に対し質問いたします。  今日、わが国の財政は戦後最大の危機に直面しております。この法案どおり来年度も十二兆二千七百億円の国債を発行すれば、来年度末には、その残高は実に八十二兆円、国民一人当たり七十万円の巨額に達します。  その一方、国債費は六兆六千五百四十二億円、予算総額の一四%に上ります。これはすでに来年度の国債発行額の半分を超えております。赤字国債の本格的な償還が始まる昭和六十年度以降は、毎年の償還額がいまの四倍、実に二十兆円にもなり、事態はさらに深刻になりま……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 衆議院本会議 第7号(1983/02/18、36期、日本共産党)

○小沢和秋君 私は、日本共産党を代表し、租税特別措置法一部改正案及び製造たばこ定価法等一部改正案について、総理に対し質問いたします。  わが党は、中曽根内閣成立直後、との内閣が戦後最悪の、金権擁護、軍拡、改憲内閣であると指摘いたしましたが、三カ月後の今日、事実はまさにそのとおりになってまいりました。  歴代の自民党政府が国民の反撃を恐れて先送りしてきた韓国への四十億ドル借款供与、対米軍事技術協力などの問題を一挙に処理した総理は、アメリカでは、運命共同体、不沈空母、四海峡封鎖などの危険な公約を連発いたしました。まさに、平和と安定した生活を願う国民に対し真っ向から挑戦しているのであります。  税制……

小沢和秋[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院36期)

小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 社会労働委員会 第3号(1980/10/21、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、定年制問題など幾つかの点でお尋ねをしたいと思います。  まず定年制の問題でありますけれども、第四次雇用対策基本計画などでも、労働力の急速な高齢化が見通されるということで、これに対応して六十年までに六十歳定年を一般化したいということが方針として言われているわけです。私はこれは当然のことだと思うのです。  こういうような六十歳定年制を広げていく上で私は、鉄鋼が、この前の十月八日に定年延長の具体的な提案をどういう内容で行うかということを大変注目しておったわけでありますけれども、ずばり言って、これまでやられてきた定年延長に比べると、ずいぶん内容の面で後退しているんじゃないかとい……

第93回国会 社会労働委員会 第4号(1980/10/28、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案につき、その趣旨を御説明いたします。  お手元に配布いたしてありますように、本修正案は第一にスライド制の内容を抜本的に改善せんとするものであります。  政府案は、保険給付等のスライドの発動要件であります賃金水準の変動幅を現行の一〇%から六%に圧縮しました。この改正は、わが党や多くの労働組合が一貫して要求してきたものであり、従来より一歩前進と言うことができます。しかし今日、低成長下での賃金引き上げは、政府、大企業の賃金抑制政策と、これに迎合する労働運動の右翼的潮流が強ま……

第93回国会 社会労働委員会 第6号(1980/11/05、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は厚生省関係の質問は初めてですので、ひとつ簡潔に、そしてまた的確にお願いをしたいと思うのです。  まず、今度の健康保険法等の改正についての基本的な考え方をお尋ねしたいと思うのです。政府は、もう三年前から、この法案を提出しているわけですが、先ほどから、いろいろ議論されておりますとおり、この三年間に法案を取り巻く状況というのは非常に変わってきているんじゃないかと思うのです。ところが三年前と全く同じ法案が出されてきておる。私はいまでも、本当に厚生省がいろいろな状況を検討した上で、これ以外にないという確信を持って出されておるのかどうかという辺を大変疑問に思うわけです。その点について……

第93回国会 社会労働委員会 第9号(1980/11/18、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 最初に、総理府の方にちょっと、お尋ねをしておきたいと思うのです。  御存じのとおり来年が国際障害者年であるわけです。そして政府も、これを記念する事業を来年はいろいろと展開するというふうに聞いているわけです。しかし、私がまず問題にしたいと思いますのは、この一年間、記念事業を行うという考え方で、国際的にこの障害者年に取り組む、わが国としての責任を果たすことができるのかどうかということです。国連は御存じのように国際障害者年の行動計画という中で各国がとるべき措置として、一九九一年までの十年間の長期計画を策定することを要求しているわけです。ところが私どもが、いままで記念事業ということで……

第93回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1980/10/16、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 この機会に、通産大臣に何点かお伺いをしたいと思うのですが、まず第一に、国内炭の増産問題についてお尋ねをしたいと思います。  いわゆる石灰の見直しということがいま盛んに言われておるわけですけれども、その中身を見ておりますと、海外から石油にかわって燃料炭を大量に入れようというような範囲のものになっております。私は、エネルギーの面での安全保障ということを考えてみても、日本の国内でのエネルギー基盤の自主性というものを少しでも増大させることが非常に重要だと思うのです。そういう立場から、きょうの通産大臣のあいさつを伺っておっても、国内炭の生産を長期的に維持するように努めるというお話で、こ……

第93回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1980/10/30、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、この前の委員会のときに私は一つ部長に宿題を出しておるのですよ。小竹団地の問題について引き続いて積極的に努力を行ってもらいたい、あれから二週間たつのですが、私は、とにかくあなたの任期中に片づけるという意味では大いにテンポを上げて取り組んでくれというふうに言っているのですが、具体的にこの問題についてすでに手をつけられておるかどうか、お尋ねしておきます。
【次の発言】 では、その問題は引き続いて見守っていくということにいたしたいと思います。  きょう私がお尋ねをしたいと思うのは、筑豊にたくさん残っております炭鉱住宅、これがもうつぶれかけて大変な状態を私しょっちゅう見て胸を痛……

第93回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1980/11/13、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私も、この機会に大臣に答申とそれに関連する若干の問題をお尋ねしたいと思うのです。  先ほど、これまでの産炭地振興政策がどういう成果をおさめたかということについて議論をされまして、政府側も十分成果が上がったとは言えないという認識だということがわかりましたけれども、しかし私は、筑豊を選挙区に持っておる者として、いつも見ておって感ずるのは、これまでの政府の施策というのは失敗に終わっておるのではないかということなんです。たとえば鉱工業を急速に発展させると言いますけれども、一番肝心の男子雇用型と言われるような中核的な企業というのはとうとう今日に至るまで全く立地することがない。筑豊の失業……

第93回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1980/11/20、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 先ほど来参考人から、今回の答申の趣旨というのは十年間の単純延長、そしてこれが最後だ、こういうような立場からいろいろ御意見を伺ったわけでありますけれども、私がまずお尋ねしたいと思いますのは、これまでの振興策の弱点というのはどういうところにあったのかということです。  先ほども同じ趣旨の質問があったように思いますけれども、端的に言って一番足りなかったのは国の努力ではないか。たとえば、工場を立地させることによってあの地域の浮揚を図るということが、これまでの主な目標とされておったわけであります。確かに、地元などの努力によって地場の中小企業があの周辺から流入をした。それによって女子雇用……

第93回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1980/11/26、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 では、まず答申の問題を中心にしてお尋ねをしたいと思うのです。  私、きのう地元の市長や町長さんなどに今度の国会の模様の報告を兼ねて何人かお会いをしたわけですが、その中で言われておることは、答申で、とにかく十年間この産振法が継続するということについてはほっとした、しかし、単純延長ということでは、結局またずるずるいって、十年たってみたけれども今度こそ打ち切りということがはっきりしているだけで、いままでよりもそう大きな違いが出てこないんじゃないだろうか、こういう不安の声が共通して聞かれたわけであります。  このことを一言お伝えした上でまずお尋ねしたいと思いますのは、今度の場合産炭地……

第93回国会 内閣委員会 第11号(1980/11/18、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、臨時行政調査会設置法案に対し、反対の討論を行います。  私どもは、清潔、公正、効率的で民主的な国民本位の行政改革を強く求めるものであります。財政危機打開の課題はもとより、ロッキードからKDD、鉄建公団に至る一連の汚職、不正事件が示した綱紀粛正の必要も、決して過去のものとはなっていないのであります。  ところが、いま設置されようとしている第二次臨時行政調査会は、国民の望む民主的行政改革を助けるものではなくて、結局、財界本位、軍事優先の反動的な行政再編に通じるものと言わざるを得ません。  たとえば臨調設置法案は、その目的を「適正かつ合理的な行政の実現に……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 社会労働委員会 第2号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず第一に、新日鉄の労働災害の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。  大臣は先日の所信表明で、労働災害は本来あってはならないもの、決して起こしてはならないものというふうに述べられました。私もこれには全く同感でありますけれども、現実には重大災害が後を絶っておりません。私の出身の職場であります新日鉄八幡でも、去る二月の二十二日に戸畑のコークス工場の伊賀崎正さんという方がチェーンコンベヤーに巻き込まれて全身がばらばらの状態で即死をするというような大変痛ましい事故が発生をしたわけでございます。ところが、事故の翌日会社は、構内放送で病院に送る途中に死亡したというようにこの事故につい……

第94回国会 社会労働委員会 第3号(1981/03/17、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の法案は、もともと給付金や助成金などの制度というのは非常に複雑で百種類以上もある、そのためになかなか活用もできない、そういうようなものをすっきり整理をしてもらいたいということ、私たちの方も要求をしておりましたし、それが実現をした、またこの機会に若干の改善も見ておるという点では、その限りでは私たちも評価するにやぶさかではないつもりであります。  しかし、これで中高年あるいは障害者などの就職が進むかどうかという点については、私どもは大変疑問に感じているわけです。その点で具体的にまず一つの例として中高年齢者雇用開発給付金の問題でお尋ねをしたいと思うのです。  この給付金は、三年……

第94回国会 社会労働委員会 第6号(1981/04/07、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず春闘の問題でお伺いをしたいと思うのです。  総理府の方お見えになっておりますか。――まず総理府の方にお尋ねをしたいと思うのですが、よく実質賃金が去年に比べて一%ほど下がったというようなことが言われるわけですけれども、私は、これは物価との関係でだけそういうことが言われているのであって、家計に立ち入って考えてみるならば、もっと大きく下がっているのじゃないかと思うのです。  総理府が家計調査をやっておりますけれども、これを私が一九七四年の分と八〇年の分と、家計の支出構成がどう変わっているかという点をちょっと調べてみましたところが、この期間に、いわゆる税金とか社会保険料などという……

第94回国会 社会労働委員会 第7号(1981/04/09、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の法律の改正は、範囲を若干広げ、また金額も引き上げるということで、全体として改善だと思うのです。年ごとにこういうふうに改善がなされていることは大変結構だと思うのですが、全体として、現在までどういうような対象に対してどれだけの援助がなされているということについて周知させるという点で、もっと努力をしていただく必要があるんじゃないかということを私は感じております。この点いかがですか。
【次の発言】 私どもの周りでも、そういうことになっているということを知らずに受給していなかったり、あるいはそういう制度があるということを知っておっても、いまとなってはその証明がむずかしいということ……

第94回国会 社会労働委員会 第11号(1981/04/23、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は日本共産党を代表して、わが党が提出いたしました国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。  わが国の年金制度は、昭和三十六年国民年金制度の発足により国民皆年金の姿をとることになりました。この制度は、従来、個人の力や家族の共同意識によって支えられていた老後等の私的扶養を、社会的連帯の思想に基づく公的な扶養に切りかえるという高い理想を掲げて発足したものであります。  自来二十年を経過した今日、平均寿命の大幅な伸びと出生率の減少という事態の中で人口の高齢化は急速に進み、一方、昭和五十年以来の長期にわたる深刻な不況のもとで、この理想の……

第94回国会 社会労働委員会 第12号(1981/04/24、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の法律の改正は、廃棄物の処理施設をさらに今後五カ年間計画的に進めていこうということでありますから、私たちとしては、全体としては結構な趣旨だと思うのです。  まず最初にお尋ねしたいと思いますのは、この五カ年計画は単なる努力目標であってはならないと思うのです、これは閣議で決定もしているものでありますから。ところが、過去の予算の伸びに比べますと、五十六年度の予算は、屎尿でもあるいはごみでも、わずかに一%程度しか伸びがない。ところが、過去の第四次の時期を見てみますと、四年間、私の手元には五年分がなくて四年分で見てみたら、一八七%伸びているのですね。だからそれから見ても、こういうふ……

第94回国会 社会労働委員会 第13号(1981/05/07、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず一番最初に六党案の問題について森井議員にお尋ねをしたいと思います。  私自身もこれには賛成者として名を連ねておりますし、ぜひこの法案が成立することを願っておるわけでありますけれども、特にお尋ねをしたいと思いますのは、政府の今回の法改正ではどうしても不十分だというのはどういう点なのか、どうしてもこの点を法律としてつくらなくちゃならないというポイントはどういうところにあるのか、またなぜいま援護法をどうしても急いで制定しなければならないのかというような点について、ひとつ説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 どうもありがとうございました。結構です。  そこで今度は大臣にお……

第94回国会 社会労働委員会 第14号(1981/05/12、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は昨年から何回かにわたって、特に大企業の中での労働条件の改善の問題について質問をいたしてまいりました。この点については若干改善をされた点も確かに出てまいりましたのですが、全体としてまだ非常に不十分であるし、また何よりもこの問題についての対処のテンポが遅いということを私痛感するわけであります。そこで、いままで私が取り上げてきた問題で、この機会に改めて二、三点お尋ねをしておきたいと思うのです。  まず第一は、私が昨年取り上げました新日鉄の三交代職場での休憩時間の一斉付与の問題であります。これについては、いまも申し上げたように若干の改善が行われて、食事交代をしておったところで一斉……

第94回国会 社会労働委員会 第20号(1981/07/30、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず桜井先生にお伺いをしたいと思うのです。  先ほどからのお話の中で、先生の癌研にもこの丸山ワクチンについて、臨床比較検査ですか、これの依頼が来たけれども、自分の方としては前提になるようなデータなどもそろっていないので断ったというようなお話だったように思うのです。また、別の方には、興味を持たないとそういうようなものについては受けないこともあるというようなお話もあったわけですけれども、私は別の角度から考えると、これだけ社会的にも大問題になっておるような丸山ワクチンについて、本当に効くものか効かないものかというようなことについて、先生が所属しておられる癌研のような権威のあるところ……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1981/03/26、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、国鉄ローカル線の問題を中心にしてきょうはお尋ねをしたいと思います。  御存じのとおり三月三日にローカル線の廃止の政令が出されたわけであります。もともと、私たち共産党としては、国鉄財政再建特別措置法の考え方自体に賛成できなかったわけであります。全体で一兆円も赤字が出る中で、ローカル線全部を切ってみたところでその一割にも満たない、そういうようなところをいじってみたところで、国鉄の真の再建の道が開けるということにはならない。ところが、国鉄全体にとってはそういうふうに大勢に影響がないのですが、筑豊産炭地にとっては、このローカル線を奪われるということはもう致命的な結果を引き起こす……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1981/04/02、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに小林参考人にお尋ねをしたいと思います。  今度の産炭地域振興臨時措置法の延長の一番の特徴だと思いますのは、ブロック計画を県が中心になって立てていくという点にあるのじゃないかと思うのです。だから問題は、どういうような構想を立てるかということが非常に重要になると思うのです。いままでもいろいろ構想というのはあったわけですけれども、これの焼き直しじゃいけないと思いますし、先ほど参考人も言われましたように、福岡とか北九州を起爆剤にして、ここからいわばベルトをかけていくというようなことは、私は大変いい発想じゃないかと思うのです。  私が考えてみましても、特に福岡など、最近は非常に急……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1981/04/16、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず最初に、石炭部長に一言お尋ねしたいのですが、先ほど産炭地振興臨時措置法のこの二十年間の実績ということを尋ねられて、計数的にははっきり押さえていないけれども、七、八〇%くらい達成したというふうに言われたように思うのです。私は、自分自身が産炭地の一角におる者として、とうていそういうような感じを持つことはできないわけですね。どこら辺を指してそういうふうに言われたのか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それは、当局としては一番それが都合のいい数字かもしれませんけれども、実際に失業の状態とか、あるいはまた財政力指数で見てみても、あるいはまた筑豊の暗いイメージの代表だと言わ……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1981/05/07、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 時間も余りありませんので、ごく簡単にお尋ねをしたいと思うのです。  まず、矢田参考人にお尋ねをしたいと思うのですが、先ほどから国内炭の位置づけということが非常に問題になっております。私は、先ほど矢田さんも言われたかと思いますけれども、食糧やエネルギーは、国のいわば経済的な独立にかかわる非常に重要な問題だというふうに考えているわけです。特にエネルギーでは、日本の場合、石炭よりも石油の方がべんと安いというので石炭をつぶした。ところが、ああいうエネルギー危機ということで非常な打撃を受けた。そして今度は、海外炭の方が安いということで海外炭の方に大きく目が向いているわけですけれども、ア……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1981/05/14、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず最初に大垣参考人にお尋ねをしたいと思うのです。  資源エネルギー問題についての基本的な考え方にかかわる問題だろうと思うのですけれども、私は、石油危機以来、自国の資源に対する主権を確立するという主張が非常に強烈になってまいりまして、もう先進国が資源あるいはエネルギーを安く幾らでも大量に持っていくというようなことはできないような状況になってきているのじゃないかと思うのです。こういう立場から、私は、わが国に十億トンもある国内炭を最大限に掘って活用していくということが大事じゃなかろうか、七次答申では二千万トンを現状そのまま据え置くということじゃなくて、増産の可能性を最大限に考えて……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第9号(1981/05/28、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 先日からこの石炭特別委員会に二回参考人の方々に来ていただきまして、私も勉強させていただいたわけです。その意見を伺った中で私なりに感じたような点も出しながら、まず質問をしてみたいと思うのです。  私は、特に石炭鉱業審議会の中でも第七次答申のいわばまとめの中心になられる向坂参考人の意見に関心を持っておったわけでありますけれども、一方では、国内炭いわゆる石炭産業の立て直しの好機だというようなことも言われているけれども、しかし、全体としてみると、必ずしも楽観的な見通しを持っておられない。私企業として今後もやっていくとすれば、それぞれの企業間の格差というのは非常に大きくて、安定補給金な……

第94回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1981/08/07、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、大臣に対して基本的な点を一言お尋ねをしておきたいと思います。  いまから約二十年前に、いわゆる炭鉱の閉山や首切りがあらしのように吹き荒れたときに、エネルギー革命ということを盛んに言われたわけでありますけれども、そういうものはない、要するにアメリカの言いなりになるエネルギー政策のために、国内の石炭産業がこういう破滅させられるような状態になっているんだということを私たちの党は当時から一貫して指摘をして、国内の石炭産業を守るべきだということを強く言ってきたわけであります。  今日振り返ってみても、わが党のその主張は正しかったということが証明されたのではないかと思っております……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第8号(1981/10/21、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうまでの本委員会での審議を私はつぶさに聞いてまいりまして、わが党が最初から指摘してきたとおり、政府の行革の方針というものは、福祉、教育を切り捨て、その一方では軍事費や大企業向けの補助金などはふやすというにせ行革であることがますますはっきりしてきたと思います。政府は、行革法案の中身や本質が国民にわからぬよう、その易しのぎの答弁や、国民に大した負担にならないかのような答弁に終始しております。  そこで、まず、厚生大臣に児童手当制度についてお聞きしたいと思います。  政府は、児童手当については制度の根幹は残すという答弁をしておりますけれども、これに間違いありませんか。

第95回国会 社会労働委員会 第4号(1981/11/05、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに村田参考人にお尋ねをいたしたいと思うのです。  今度の法律は、予防からリハビリまで一貫した老人の健康管理ということが言われているわけですけれども、私は実際にはこれは財政対策ということに終始をしておるのではないかという印象を強く持っておるわけです。つまり、老人医療費をできるだけ削ろう、あるいは政府の負担をできるだけ免れたい、こういう発想が貫かれているのではないかという気がしてならぬわけであります。  そういう立場からまず一つお尋ねしたいのは、いまもちょっと問題になりましたが、老人医療費の無料という現在の大原則を有料に転換するということについてであります。私は、これは金額の……

第95回国会 社会労働委員会 第5号(1981/11/12、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました老人保健法案に対して反対の討論を行います。  御承知のように、現行の老人医療費無料化制度は、一九七〇年代に全国のお年寄りや住民の強い要求と運動によって、革新自治体を中心に燎原の火のように広がり、七三年一月、ようやく国の制度として実施されました。  この医療費無料化制度の発足は、健康に不安を持つ全国のお年滞りに大きな再びと安堵をもって迎えられたのであります。  それを制度発足後わずか八年で、軍事費や大企業優遇の補助金などをふやすために、国家財政の赤字と再建を口実に、臨調答申に沿って本制度の改悪を行うことは断じて許すことができま……

第95回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1981/10/22、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、今回のこの大災害の犠牲者の方々に対して、心から弔意とお見舞いの意をまず表しておきたいと思うのです。  私自身、今回のこの大災害の報に接しまして、もう非常に残念な思いを感じました。なぜかというと、私は去る八月七日、ちょうどこの石特委の前回の審議のときにこの北炭夕張新鉱の問題を取り上げまして、それまでも再三にわたって死亡事故が起こっている、また災害の発生率も異常に高いというので、私自身が調査した結果に基づいて、非常に危険だ、このままではまた大災害が起こるということを、そのとき強く警告をしておったわけであります。それが、残念ながら現実になってしまったからであります。  私は、……

第95回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1981/10/29、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 大臣は先週の国会討論会で「ブザーが鳴ったらその人が飛び出していいし、そういうことを訴えていいシステムになっている」と発言されました。これはテープを正確に記録したものであります。また、先刻神谷局長は「緊急時の退避を妨げるものでない」と発言もしております。  実は北炭の労働者が一番要求していたのが、いざというときに作業をやめ、避難することの保障だったわけであります。今度の事故で亡くなったわが党の田口市会議員らが七月に東京まで参りまして、通産省に保安の問題についての要請書を出しておりますけれども、そのトップがこれだったわけであります。おくればせにこういうような発言が出てきたというこ……

第95回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1981/11/13、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず最初に大臣に一言お尋ねしたいと思うのですが、いま北炭の再建ということが非常に大きな問題になっておりますが、私たちも、もともと国内の石炭資源というのは大切にしなければならないという立場に立っておりますから、当然民主的な再建をしなければならないというふうに考えておりますけれども、この再建、再建という声がかかるにつれて原因あるいは責任を徹底的に究明するということの影が少し薄くなってきているのじゃなかろうかと、私大変心配をしておるわけであります。これは私は、再建の前提としてどうしても徹底的に究明しなければならない問題だというふうに考えますが、大臣はいかがでしょうか。


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 社会労働委員会 第3号(1982/03/18、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは、私が日ごろ考えておりましてもなかなか質問のチャンスのないような問題を中心にして、幾つかお尋ねをしたいと思うのです。  まず第一が、生活保護を受けておられる人たちの医療を受ける手続の問題であります。このことについては、いままでも何回か当委員会でも問題になったと聞いております。いまでも原則として、病気になったときに一回ごとに福祉事務所に足を運んで、医療券の発行を受けてからでなければ医者にかかれないことになっているというふうに聞いておりますけれども、このとおりでしょうか。
【次の発言】 聞いたことにずばり答えていただきたいんですよ。いまあなたは、一件ごとに申請をして、その……

第96回国会 社会労働委員会 第8号(1982/04/15、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 最初にまず大臣にお尋ねをしたいと思うのです。  本法案は、国民年金等について、昭和五十六年度の消費者物価上昇率が五%を超えておりませんけれども年金額の物価スライドを行おうとするものでありますから、このこと自体私たちは当然の措置として賛成したいと思います。問題は、先ほどからも議論されておりますけれども、この当然のことが特例措置として行われるという仕組みにあると思うのです。これを恒久的な原則とすべきだということも社会保障制度審議会の答申などでも出されてもおります。先ほど年金局長が答弁の中で、次期の大改正の中ではこれは考えなければならぬことだというふうに言われたと思うのですが、厚生……

第96回国会 社会労働委員会 第10号(1982/04/22、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず最初に、野党共同提案の代表提案者であります森井議員にお尋ねをしたいと思います。  被爆者の長年にわたる運動を背景にして、去る四月の八日に野党が共同して原子爆弾被爆者等援護法案を提出したわけであります。これまでも繰り返しすべての野党が共同してこの法案を提出しているにもかかわらず、政府がこれを受け入れようとしないことを私は大変残念に思っているわけであります。  そこでまずお尋ねをしたいと思いますのは、現行二法とこの法案が基本的にどこが違うのか、どうしてもこの法案を成立させなければ被爆者が本当の意味では救われないというのはどういう点なのか、御説明を願いたいと思います。

第96回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1982/02/23、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、向坂参考人にお尋ねをしたいと思うのです。  夕張でああいうような事故が起こったことについては、私は石鉱審も第三者ではないのではないかというふうに考えているわけです。御存じのとおり、再建案についてずっと経理小委員会など開いてタッチをされてきた経過があるわけです。そこで、これが最後の援助であるとか、あるいはまた九月の段階では、計画どおりいってないというようなことで大変きついおしかりを受けた、こういうようなことが北部への展開を急がせるというようなことにもなりましたし、私は、そういう意味では石鉱審としても、この夕張の災害については、こういうような手法で夕張の再建を進めてきたとい……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1982/02/25、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは、時間もありませんので、北炭夕張問題についてお尋ねをしたいと思います。答弁の方もひとつ簡潔にお願いをしたいと思うのです。  私は、北炭の再建のためにも遺体の収容と原因の究明が何よりも緊急の問題だと思うのでありますけれども、遺体の収容については、いまだに四十三体も残って非常におくれている。このことについては、先ほども現状、見通しなどについて報告がありましたからあえて質問はしませんけれども、ぜひ全力を挙げて、急いでこのことに当たっていただきたい。  そこで、まず質問の第一は、弔慰金についてお尋ねをしたいと思うのです。せめて弔慰金ぐらいはすぐ支払うというのが誠意のあらわれで……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1982/02/26、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 亀井参考人にお尋ねをしたいと思います。  十九日の日に産炭地域振興審議会から答申も出されまして、いよいよ産炭地域振興の最後の十年だということで、この計画がスタートすることになったわけであります。しかし、私は、いまのままでいくと、せっかくりっぱな絵をかいているけれども、先ほどから絵にかいたもちという言葉が何回か出ましたけれども、これがそうなってしま、いやせぬかという危惧の念を感ずるわけであります。それは一番端的には財源問題だと思うのです。先ほど知事は、県としても独自に市町村に対して措置をするような努力をしているというふうに言われました。国もまた特定事業促進調整額というような制度……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1982/03/11、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは特に緊就、開就の問題を中心にしてお尋ねをいたしたいと思います。  炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案が審議されているわけでありますけれども、この法案自体は、有効期間を五年延長するというものでありまして、これは当然のこととして私たちも賛成いたしたいと考えております。  しかし、一方でこうやって炭鉱離職者への各種の援護措置を延長するということを提案をしながら、他方ではその離職者が就労している緊就や開就などを打ち切っていこうというような措置をとろうとしているのは、私は大変納得がいかないわけであります。  そこで、まず通産当局に二、三の点をお尋ねをいたしたいと思うので……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1982/03/19、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、総論でありますから大臣にお伺いをいたしたいと思うのです。  いまも話が出たことですけれども、この法律は十年の延長ということになっております。この十年を最後の十年とするべく全力を挙げるという決意を表明していただいているわけですが、この十年間で間違いなく収束できるという大臣の決意の根拠になっているものは何かということをもう一遍お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 私は、やはり財源の問題というのがきわめて重要ではないかと思うのです。今度の五十七年度の予算を見ますと、全体として財政事情が苦しい中ではそれなりに努力をしていただいている数字だというふうに私考えますけれども……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第9号(1982/03/25、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 加藤先生にまずお尋ねをしたいと思います。  一つは、金銭賠償済みの物件の問題であります。先ほどからのお話では、これは解決済みだ、これにもし手を触れるならば法的安定性を害することになるから、個々に司法的な救済ということで考える以外にないというようなお話だったように思うのです。しかし、実際にそういう地域に住んでおります者としてそのお話を伺うと、先生の認識が実態と相当にずれがあるんじゃないだろうかということを、失礼ですが感ずるのです。先ほども佐賀県の知事もおっしゃったかと思いますけれども、この金銭賠償というのは涙金程度のものがほとんどで、どうかしたら暴力団みたいなのが絡んだりして、……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1982/04/01、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは、前回基本的な点は質問しておりますので、補足的な質問を二、三いたしたいと思います。  今回の答申は、鉱害紛争が今後増加することを予想して、その処理のため裁定や和解の仲介などをさらに積極的に活用することを提言しております。これは、このこと自体結構だと思っておるのですが、問題は、これは有資力の話であって、現在大多数を占めている無資力鉱害については、そもそも紛争という扱いにもならないという問題があるわけであります。つまり相手になる加害者がもういないということで、鉱害認定などは国の処分ということになりまして、それに不満があれば行政不服審査法による異議申し立てをする、こういう仕……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1982/04/22、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず大臣にお伺いしたいと思うのですが、難航していた管財人がようやく決まったわけであります。しかし各紙とも、これで再建の見通しが立ったのではない、これから別会社による再建、現会社の清算という方向で再建の道を探るが、閉山という最悪の事態もあり得るというような報道をしておるわけであります。大臣は現在の状況をどう認識なさっておられましょう。
【次の発言】 大臣のその決意はわかりました。  ところで、この再建にとって重荷になっているのが労務債だということがしばしば指摘をされておるわけであります。この労務債の額についてはいろいろな報道があるのですね。百十億というのもあれば百四十億、百七十……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第12号(1982/07/08、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、伊木先生にお尋ねをしたいと思います。  調査の取りまとめ、御苦労さまでございました。私どもも、この九十三名の犠牲者を出した根本的な原因を明らかにして、その対策を立てる上でぜひりっぱな報告を出していただきたいというふうに期待をしておったわけでありますけれども、報告を見ますと、ガスがどうして発生したかとか、あるいは火災がなぜ起こったかとか、非常に直接的なところにだけしぼり込まれた調査になっておるという点で、私どもとしては調査のやり方に疑問を感ずるわけです。もっと広く、経営者の出炭第一主義なり、あるいはそれのしりをたたいた政府の責任なりまで含めて総合的に明らかにしなければ、本……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第13号(1982/08/19、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 当面緊急な問題にしぼって、きょうはお尋ねをしたいと思います。  昨年私たちは、あの大災害が起こってから、安全な職場を確立しながら首切りなしでこの山が再建をされるようにということを願って私たちなりに努力をしてきたわけでありますけれども、現状は、先ほどからお話があっておりますように二十一日にも閉山の提案があるのではないかというような事態に立ち至っております。私はこうなったことを大変残念に思っておるわけですけれども、こういうような労務債を山ほど抱えて、貯金の支払いについてのめどもほとんどない、そしていままでの退職金もほとんど未払いのままで終わってしまうということになりかねないひどい……

第96回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1982/08/26、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私たち共産党は、この夕張新鉱の問題については一人の首切りも出さずに再建をということを基本にして今日まで努力をしてまいったわけであります。今回閉山の提案が出されてきたことは、そういう立場から大変残念に思いますし、強く撤回を求めたいと考えております。  まず大澤参考人にお尋ねをしたいと思うのですが、私たちは、閉山を避けるためには北炭グループが労務債の支払いに必要な協力をする、これが最低の条件だというふうに大澤さんが考えていると、これまで理解をしておったわけです。ところが、先ほどからのお話を伺っておると、どうもそれだけではなしに、本格的な再建の操業ができるまでの不足資金も北炭グルー……

第96回国会 農林水産委員会 第6号(1982/03/17、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、まず大臣にお尋ねをしたいと思うのです。  五年前にこの特別措置法ができますときに、いま総理大臣になっておられる鈴木当時の農林大臣などは、五年間で基本的に終息させる、その自信も持っておるということを答弁をしておられるわけであります。ところが、この五年間に、先ほどからしばしば問題になっておりますように、被害は逆にどんどん拡大をしていっておる。被害面積で見ましても、昭和五十一年が四十一万八千ヘクタール、これが五十五年には六十六万七千ヘクタールへと一・五倍になっておりますし、材積という点で見るならば、同じ期間に八十万立米から二百十万立米へと二・五倍になっておるわけであります。……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 社会労働委員会 第2号(1983/02/22、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 本日は、大臣の所信表明に関連して、賃上げ、減税問題、それから雇用失業問題、労働行政の姿勢、この三つの問題についてお尋ねをしたいと思います。  初めに、まず大臣にお尋ねをしたいと思います。  大臣が所信表明の中で「適切な経済運営により景気の着実な回復を図る」というふうに述べておられるわけですけれども、そうなりますと、政府が昭和五十八年度経済成長率を三・四%と設定し、そのために国民の消費支出の伸び三・九%がどうしても必要だということになっておる、この三・九%を達成するために、国民の圧倒的な部分を占める労働者の賃金をどうしても引き上げなければ、この経済成長率三・四%を確保することは……

第98回国会 社会労働委員会 第4号(1983/03/22、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、最初に大臣にお尋ねしたいと思うのですが、今回、従来の特定不況業種離職者臨時措置法と特定不況地域離職者臨時措置法が整備統合されて、特定不況業種・特定不況地域関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法となったわけであります。この法案は従来の二法とどこが違うか。言うならば、国の産業合理化政策が発動されている業種に限定せず、雇用量の変動に着目して特別の雇用対策をとるようにしたということ、現行法での離職者に対する特別の措置を継続するとともに、離職前訓練や雇用を促進するための助成措置など、わずかではありますが、新たな特別措置を行おうとするものだと思います。そういう点では現行二法の若干……

第98回国会 社会労働委員会 第6号(1983/03/24、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  政府が今国会に提出した同法改正案は、平病死に係る遺族年金及び遺族給与金の引き上げだけにとどまり、これまで毎年行ってきた障害年金等の引き上げを行っておりません。  物価が上昇しているにもかかわらず、国家公務員給与を凍結し、これを理由として年金等のスライドを停止した今回の措置は、同法による年金受給者の切実な願いを踏みにじるばかりか、権利として定着し、事実上制度化しているスライド制を崩すものであり、わが党はこれを認めるこ……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1983/03/25、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず大臣に、夕張新鉱の再建問題でお尋ねをしたいと思います。  大臣は先ほどの答弁の中で今後の見通しについて大変厳しいということを言われたのですが、どういう点が厳しいのかということについてもう少し認識の中身をお示し願いたいのです。そして、それにもかかわらず大臣としては、今後も再建をするという立場で最大限の努力をなさるというふうに私たちは理解しているのですが、そういうふうにいまの姿勢を理解してよろしいかどうかもあわせてお尋ねしておきます。
【次の発言】 この関係で大臣にもう一つお尋ねしたいと思うのですが、先ほど労働省の答弁で、千人からの人が山の再建を期待してこの冬を雇用保険だけで……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1983/05/24、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 最初に有吉参考人にお尋ねをしたいと思います。  いわゆる大沢提案が出されましたときに、現地の人たちは閉山をするということに大きなショックを受けながらも、これで一たん区切りをつけてやがて何とか再建をできるならばということで希望も持ったと思うのです。ところが今回、その大沢提案をさらに細かく石炭協会の方で検討し直してみたらということで、八百八十億の赤字が出るからとうていやれないというような結果になると、これは結果論だと言われるかもしれないけれども、現地の人たちにしてみれば、大沢提案に非常に希望をつないで、それならしようがない、一たん閉山を認めたということは、もういまになれば本当にペ……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1983/07/07、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず横路参考人にお尋ねをしたいと思うのです。  そもそも今度、北海道の方からこういうような案が持ち出されてくるきっかけになったのは、山中通産大臣が何とかしてこの山を残したい、そのためには新鉱開発資金なども含めて思い切った手だてが打てるようにしなければいかぬし、そのためには新しい経営主体をつくり上げなければいかぬのだ、そこから道にも一枚かんでもらいたいという要請をしたのがきっかけだと思うのです。だから、そういう意味では、道の方としてはこういう一枚かむという意思表示をしたわけですし、大臣の方からかつて要請を受けたことに対しては十分満足のいく回答を出したということになるのじゃなかろ……

第98回国会 大蔵委員会 第17号(1983/04/27、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず最初に、大臣に端的にお尋ねしますけれども、この法案は、現在の財政の破局的な状態の中で一般会計をやりくりするために国民年金特別会計への国庫負担の繰り入れを当面一部削る、そういうことでやりくりをしようという法案だというふうに理解をしておりますけれども、それでいいでしょうか。
【次の発言】 確かに、平準化という角度から見ればそういうことは言えないことはないと思うのですが、財政的に余裕があるときだったら、そういう大きな国家財政の中で局部的にでこぼこがかなり激しく起こってもこれを吸収していくことはできるわけですね。それができないからこういうふうなやりくりをするということで、これはや……

第98回国会 予算委員会 第16号(1983/03/03、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は二つ質問があるのですが、まず第一に、白島と上五島の洋上石油備蓄基地の問題でお伺いしたいと思います。  いま政府は、国家的プロジェクトとして石油備蓄基地の建設を進めているわけでありますが、本日取り上げるこの二つの基地は、その国家的プロジェクトの一部であります。世界で初めての洋上備蓄方式で、それぞれ五、六百万キロリットルを貯蔵する巨大なものでありまして、二つの工事費を合計すると約四千億円にも達するわけであります。  そこで、まず大臣にお尋ねしたいと思うのですが、着工の見通しであります。昨年十二月の国会では、白島の着工は一応春ごろをめどというふうに言われているのですが、現時点で……


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第99回国会(1983/07/18〜1983/07/23)

第99回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1983/08/04、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私も今日のような事態を迎えて大変残念でならないわけであります。残念と言うよりも腹が立ってならないと言った方がいいような気持ちでおります。  私自身のこの北炭夕張とのかかわり合いを振り返ってみても、あの大災害が起こる二カ月ほど前に、たまたま現地の労働者の皆さんから北炭夕張が非常にひどい状態になっているからぜひ見てほしいと言われて坑内にまで下がって、その結果に基づいて、ここでこのままだったら大災害必至だぞということを私は警告をしたわけであります。あのときに私自身がいろいろ言ったことが早速にも取り上げられておったならば、まずああいう大災害そのものが起こらなかったのではなかろうかとい……


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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1983/10/05、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、北炭夕張新鉱の人たちの再就職の問題でお尋ねをしたいと思います。  先ほどからのお話を伺っていると、一般、それから炭鉱関係、こういうような就職の口をかなり確保している、また職業訓練の枠も確保している。だから、何かそれだけの話を伺うと、ぜいたく言わなければ何とかなるというふうな感じに聞こえるのですけれども、果たして現実がそうなのか。私の筑豊などでのかつての経験などを見ましても、高齢者などは、幾ら自分自身で労働条件が悪いところでもいいからとにかく働きたいと思っても求人がなかったんですね。ああいういわゆる高度成長の時代でもですよ。だから私は、いまでも高齢者、特にいろいろな事情で……


小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院36期)

小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 法務委員会外務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/05/27、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 最初に、この条約と国内法の改正の問題について総括的にお尋ねをしたいと思うのです。  私たちは、今回のこの難民条約の批准、それから国内法の改正については、遅きに失したとはいえ、これは結構なことだったと思うのですが、何しろこれが行われるのが余りに遅過ぎたのではないかという感じを持っておるわけです。この難民の地位に関する条約は、いまから三十年前に国連総会で採択されたものですし、二十七年前には条約が効力を発生しているわけですが、一体どうしてこんなに批准までに時間がかかったのか。先ほどからちょっとお話が出ておりましたけれども、いわゆるインドシナのボートピープル問題というのが起こるまでは……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 山陽新幹線の小倉―博多間が、御存じのとおり、去年の十月から二百十キロにスピードアップをいたしました。そのために騒音や振動が非常に激しくなって、対策を要求する住民運動などが盛んに行われているわけでありますけれども、具体的にはまだほとんど手が打たれていないという状況であります。そのために、私数日前に行って発見したのですけれども、そのごく沿線の近所で、売り家と書いてあるのが見えると思いますけれども、砂子さんというお宅ですけれども、八幡西区の楠橋というところに住んでおられた方なんですけれども、たまりかねて引っ越してしまう、こういうような事態まで起こっているわけです。  まず環境庁に……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 私は、中小企業、とりわけ下請問題でお尋ねをしたいと思います。  中小企業は日本経済の中で非常に大きな役割りを果たしているわけですけれども、実際には大企業からいろんな面で圧迫を受けることが多いわけであります。とりわけ下請企業という立場に置かれている企業がそういうことが言えると思うのです。私の地元である北九州は、御存じのように、新日鉄とか三菱化成などの域下町と言われているところでありますけれども、こういうような企業を頂点にして下請系列化というのが非常に進んでおりまして、こういうような大きな企業などからのいろんな仕打ちをめぐって私どもにも訴えが多いわけであります。私はこの下請に対……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 私は同和行政の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  昨年十月、私は、行財政改革特別委員会で、北九州市の同和行政が乱脈不公正をきわめていることを問題にいたしまして、土地転がし、脱税あるいは暴力団への融資などの問題を取り上げて追及をいたしました。その後、地元でも住民の監査請求の署名運動が有権者の四分の一を超える十八万人の署名で成立いたしまして、いま監査が行われております。こういう中で、若干の手直しも始まり、税務署も私たちが脱税を指摘した人物に対して修正申告をさせるというような事態にもなってきております。ところが、その後われわれが調べてみますというと、こういうような乱脈不……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 私は、埋蔵文化財の問題について質問をいたしたいと思います。  最近、大規模な開発などが各地で行われる中で、埋蔵文化財の破壊がさらに深刻な問題になってきております。そして、埋蔵文化財を守るには現在の文化財保護法では不十分だというような声が高まりまして、先日は日本学術会議がこの問題でシンポジウムを開くというような状況も生まれておりますし、この秋には学術会議として、法改正の勧告が政府に提出されるのではないかというようなことも聞いております。  先日いただきました資料によりますと、この十年間に埋蔵文化財の発掘届け出などは、昭和四十六年千二百七十五件から昭和五十五年九千四百十二件へと……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 私は、福岡県遠賀郡岡垣町に計画されております対潜水艦超長波送信所の問題についてお尋ねをしたいと思います。  岡垣町に防衛施設庁が提出をした資料によりますと、これまでは潜航中の潜水艦に対する通信は米軍依佐美通信所を利用してきたとなっておりますが、それはいつからですか。米軍とのどういう協定によってどのような利用のされ方をしてきたのか、簡潔にまずお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 どういう協定によってと僕は聞いているのですよ。
【次の発言】 そうすると、五十三年六月の段階でその協定は打ち切られたわけでしょうか。今後自衛隊の潜水艦がこの依佐美を利用するということはなくなった……

第98回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 私は、日航機の羽田沖墜落事故の補償問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。  まず、この事故の原因と責任の追及がどうなっているか、いつごろ結論が出るかといった点についてお尋ねをします。
【次の発言】 はっきりというふうにいま言われましたけれども、それは無理だとあなたが言われるなら、おおよそいつごろ、大体この春のうちにはできるくらいに作業は大詰めになっているのじゃないですか。それならもうそういうふうにおっしゃってくださいよ。
【次の発言】 それはそれでわかりました。  大臣に私お尋ねをしたいと思うのですけれども、日航の法的責任の解明は、いまの事故調査委員会の報告なりあるいは……


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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1983/10/04、36期、日本共産党)

○小沢(和)委員 大臣や政府委員の皆さんも大変御苦労なことだと思いますが、私が終わりから二番目でありますので、いましばらくよろしくお願いしたいと思います。  今回の共済年金統合法案を私なりに勉強してみたわけでありますけれども、同鉄共済年金の危機を切り抜けるために、いままで国鉄労使にできるだけその負担を押しつけてきたけれども、もうそれでは間に合わないというので、類似の共済制度を統合してほかにも押しつけて、それで政府だけは何にも出さないで、とにかくそういうやり方で乗り切っていこうという、全く虫のいい法案だという感じがするわけであります。  初めに、同僚議員からも同じような質問がいろいろあったと思い……



小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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