小沢和秋 衆議院議員
42期国会発言一覧

小沢和秋[衆]在籍期 : 36期-37期-39期-|42期|
小沢和秋[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは小沢和秋衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院42期)

小沢和秋[衆]本会議発言(全期間)
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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 衆議院本会議 第18号(2000/11/28、42期、日本共産党)

○小沢和秋君 私は、日本共産党を代表して、確定拠出年金法案について、厚生、労働両大臣に質問いたします。  この法案で、まず第一に厚生大臣にお尋ねしたいのは、今なぜ確定拠出年金制度を導入する必要があるのかということであります。  これまでの我が国の年金制度は、ほとんどが、保険料や加入した期間で年金額が決まる確定給付年金でありました。ところが、確定拠出年金になると、受け取る額は積立金の運用の結果次第で大きく変動いたします。最悪の場合には年金をほとんど失うことにもなります。  この十年間、不況による失業、倒産などが続き、加えて年金、医療などの改悪が進められてきましたために、国民の中には将来への不安が……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 衆議院本会議 第17号(2001/11/16、42期、日本共産党)

○小沢和秋君 日本共産党を代表して、雇用対策臨時特例法案について、小泉総理並びに坂口厚生労働大臣に対し、質問いたします。(拍手)  質問に先立ち、本日夕方、小泉内閣が、アフガニスタンへの戦争を行っている米軍を支援するため、自衛隊を海外派遣する基本計画を閣議決定しようとしている問題で一言申し上げます。  計画は、米軍艦船への燃料補給、物資や兵員の輸送などを盛り込み、派遣規模は護衛艦、輸送機など千五百人に上り、その活動範囲はアラビア海やペルシャ湾、インド洋など、極めて広範な地域とされています。まさに、自衛隊を初めて戦時派遣し、限りなく戦場近くで米軍の軍事作戦行動を全面的に支援しようとするものであり……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 衆議院本会議 第26号(2002/04/19、42期、日本共産党)

○小沢和秋君 日本共産党の小沢和秋であります。  日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について、総理に質問いたします。 (拍手)  総理、あなたは、今回の医療改革を語るとき、必ず三方一両損を口にいたします。しかし、あなた流の三方一両損とは、国や大企業の責任を棚上げして、患者には窓口負担増を、国民には保険料の引き上げを、そして医療機関には診療報酬引き下げを押しつけ、結局、国民の側にすべての痛みを押しつける、甚だ一方的な話ではありませんか。  あなたは、九七年、厚生大臣のときに、健保本人の窓口二割負担を強行いたしました。今回はそれを三割に引き上げるなど、全国民にさらに大きな犠牲……

小沢和秋[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院42期)

小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 決算行政監視委員会 第1号(2000/08/08、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋であります。九州・沖縄ブロックの出身です。よろしくお願いします。  きょうは、二つの問題に絞ってお尋ねをいたします。  第一に、熊本県八代海で七月に発生した赤潮被害に対する対策であります。  この赤潮は、八月一日に県が警報を解除しましたが、現在までの推定の被害額は三十七億八千万円、十年前にこの海域で発生した赤潮の三・五倍に達する文字どおり史上最悪となっております。我が党の熊本県委員会は、現地調査の上で、去る八月四日に県に対して、生活資金や稚魚購入資金、経営再建資金の融資や利子補給などの申し入れを行いました。  そこで、次の二点についてお聞きいたします。  ……

第149回国会 厚生委員会 第1号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。私は、七年ぶりに、九州・沖縄ブロックの選出議員ということで出てまいりました。よろしくお願いします。  被爆五十五周年を前に、被爆者行政の抜本的改善を求める立場で二点お尋ねをしたいと思います。  まず、去る七月十八日に最高裁から判決が出された松谷英子さんの原爆症認定の問題についてであります。  松谷さんは、一九四五年八月九日、長崎市で爆心地から二・四五キロの地点で被爆いたしました。爆風で吹き飛ばされたかわらが頭に突き刺さり、頭蓋骨陥没で意識不明の重傷を負いました。その後、意識は回復しましたが、頭髪が抜けるなど被爆特有の症状が出ました。今も半身が……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 決算行政監視委員会 第1号(2000/11/09、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢でございます。  本日は、質問時間の関係で、熊本県の川辺川ダム問題に絞ってお聞きしたいと思います。  川辺川ダムは、計画が持ち上がってから既に三十四年たちますが、いまだに本体の着工ができず、工事費だけは当初の三百五十億円から二千六百五十億円へと、七・五倍にも膨れ上がっております。  そこで、まずお尋ねしたいのは、建設省がこういう状態に焦り、長年にわたって地元の反対運動を、工事の発注などを利用して切り崩しに必死になってきたのではないかということであります。  私は、ここに分厚い資料を持ってまいりました。これは、ことしの三月十六日に衆議院調査局から提出されたもので……

第150回国会 厚生委員会 第7号(2000/10/27、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 共産党の小沢でございます。  大臣は、今回の二法改正案について医療制度の抜本改革の第一歩との説明を繰り返しておられます。しかし、この法改正の方向を進めていけば、国民、とりわけ高齢者が質の高い医療を今後も本当に安心して受けられるのか。私は、全く逆に、負担ばかり重くなって、必要な治療を思うように受けられなくなると言わざるを得ないのであります。  まずお尋ねしたいのは、政府が考えている抜本改革とは何かということです。  厚生省は、平成九年八月に、抜本改革案として「二十一世紀の医療保険制度」を発表しておられます。これを見ますと、高齢者については一割または二割の定率一部負担とするととも……

第150回国会 厚生委員会 第8号(2000/10/31、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 共産党の小沢でございます。  参考人の皆さん方には、大変御苦労さんでございます。  まず、連合の村上参考人にお尋ねをしたいと思うんです。  先ほどからのお話を伺っておりますと、老人医療の拠出金などの関係もあって、非常に保険料の負担が重くなっている、そういうところに今回の介護保険料を別枠にするという措置をとれば、さらに保険料の負担が重くなるので、そういう改悪には自分たちは反対するというお話だったと思うのです。  その点で、一つお尋ねしたいんですが、先ほどいただきました連合の「政策・制度 要求と提言」というのを拝見しますと、こういうような老人医療費などについては、公費を五〇%に引……

第150回国会 厚生委員会 第10号(2000/11/17、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、実施後半年余りたった介護保険についてお尋ねをします。  大臣はしばしば介護保険が順調に推移していると言われましたが、平成十二年度予算では、在宅百九十八万四千人、施設七十万五千人と見込んでいたのに、実際には、在宅百五十万人、施設六十万人にしかなっておりません。特に在宅については五十万人も見込みと違っており、予算も大幅に余りそうだと聞いております。これは、利用料が高過ぎて、みずから利用を断念したりその中身を引き下げる人が多かったためではないのか、これを順調に推移していると言えるのか、お尋ねをします。
【次の発言】 四月以降新たにサービスを受けられるようになった人たちがかなり……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 厚生労働委員会 第4号(2001/02/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 共産党の小沢和秋でございます。  初めに、介護保険の問題でお尋ねをいたします。  まず大臣に質問したいのは、六十五歳以上の高齢者の約八割を占める住民税非課税者、約四割を占める月額四万円以下の国民年金受給者に、介護保険の保険料や利用料は重い負担ではないのかということであります。  私の地元福岡で県当局が昨年八月に行ったアンケートでは、利用者からの苦情の第一位は、利用者負担が重いことや負担額の増加に関することで、三〇・〇%、限度額までサービスを利用しない理由の第一位は、利用者負担が重いからで、四六・九%となっております。前任者の津島大臣は前回の私の質問に、やってよかったというのが……

第151回国会 厚生労働委員会 第5号(2001/03/16、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正案でありますが、ことしも、給付額などを若干改善しようとするもので、我が党は当然の措置として賛成をいたします。  本日は、この法改正に関連して、我が国の戦後処理問題の一つとして、シベリアに長期抑留され、強制労働させられた旧日本兵に対する補償問題についてお尋ねをいたします。  敗戦直後、当時のソ連政府によって、約六十万人の日本兵が、今の中国東北部、北朝鮮、樺太などからシベリアに強制連行され、酷寒の中で長期に強制労働をさせられました。このため、栄養失調と寒さで約六万人の兵士が次々に命を奪われ、ついに祖国に帰……

第151回国会 厚生労働委員会 第7号(2001/03/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋であります。  この法案は、昨年五月に策定されたミスマッチ解消を重点とする緊急雇用対策をもとにまとめられたものだと承知をしております。  当時は有効求人倍率が伸び続けておりましたし、その傾向が今後も続けば、その増加してきた求人を求職者にうまくつないで雇用情勢を改善することができるという考え方もできたと思います。しかし、年明けとともに株価が低下するなど、日本経済は本格的な立ち直り局面を迎えないままにさらに深刻な状況になろうとしております。設備投資も縮小し、本年一月からは有効求人倍率も下がり始めております。  大臣は、この法案作成当時とは違うこういう大きな変化……

第151回国会 厚生労働委員会 第8号(2001/03/30、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、経済社会の変化に対応する円滑な再就職を促進するための雇用対策法等の一部を改正する等の法律案に対し、反対の討論を行います。  同法案に反対する第一の理由は、雇用の基本法ともいうべき雇用対策法に円滑な再就職の促進という理念条項を新たに設けることで、雇用対策法を事実上雇用の流動化、不安定化を促進するものへと大きく転換させるものになるからであります。これは、大企業が求めている安価で使いやすい労働力を大量に生み出すための労働力流動化政策に沿うものであります。  今、大銀行、大企業などによって大規模なリストラ、人減らしが進み、戦後最悪の失業情勢となっていますが……

第151回国会 厚生労働委員会 第12号(2001/05/18、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず第一に、ハンセン病患者に対する熊本地裁の判決についてお尋ねをいたします。  去る十一日、ハンセン病患者に対する判決が熊本地裁から出されました。私も前夜から熊本に駆けつけて傍聴してまいりましたが、百年近くにわたるハンセン病患者の隔離絶滅政策について、国の責任が厳しく断罪されました。国会も新らい予防法廃止をおくらせた責任を問われました。  日本共産党は、敗戦直後の時期からほとんどの療養所に党支部を組織し、その後今日まで、新旧のらい予防法に反対し、廃止を要求し、患者の処遇改善を求めて闘ってまいりました。しかし、私自身は、その党の一員でありながら、昨年からようやくこの問題に取り組……

第151回国会 厚生労働委員会 第13号(2001/05/23、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 ハンセン病問題について最初に一言お尋ねをしたいと思うのです。  大臣は先ほど、私は控訴に反対するとはっきり言われました。そして、法務省への回答もまだ行っていないということも言われました。私は、こういう大臣の態度は大変立派だと思います。この問題の直接の担当大臣がこういう態度でおる限り、首相といえどもそれを無視して控訴するということは、私は政治的にはできないと思うのです。私は、こういう大臣の発言は職を賭しての発言だというふうに聞きましたけれども、大臣はそういう決意でおられるというふうに理解してよいでしょうか。
【次の発言】 私ども共産党は、控訴して和解するという考え方には断固反対……

第151回国会 厚生労働委員会 第14号(2001/05/25、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 質問に先立ちまして、今回のハンセン病熊本判決に対して、政府が、原告たちの必死の訴えと世論に押された結果にせよ、控訴しないとの決断を行ったことを心から歓迎したいと思います。また、そのために坂口厚生労働大臣が奮闘されたことにも感謝をしたいと思います。  この問題については、来週集中審議が行われますので、きょうはこのことだけ申し上げて本題に入ります。  一九六五年に、高度成長の最盛期でありますが、企業の要求で厚生年金基金制度がつくられ、国に納付すべき厚生年金保険料の一部を企業が代行することが認められました。これによって多くの企業が、バブルがはじけるまでの三十年近く、その代行分の運用……

第151回国会 厚生労働委員会 第17号(2001/06/05、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。参考人の皆さん方には、きょうは大変御苦労さまでございます。  まず、公文参考人にお尋ねをしたいと思うのです。今度の国会で、御存じのとおり、確定給付型、今度は確定拠出型と、次々企業年金の問題を審議しているわけです。そして、私どもに言わせると、むしろ企業年金の中身そのものがまた後退していくような内容じゃないかと思っているのです。  私は、高齢化がこれだけ急速に進行していく中で、こういうことが今一番重要な問題なんだろうか。年金制度全体、老後の保障ということを考えたときに、もっと国会として議論しなきゃならないことがほかにあるのじゃないかという気がして……

第151回国会 厚生労働委員会 第18号(2001/06/06、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  法案の質問に入る前に、去る一日に判決がありました韓国人被爆者郭貴勲さんの問題でお伺いしたいと思います。  被爆者援護法に基づいて健康管理手当を支給されていた郭さんに対し、一たん国外に出るや、それまでの手当などをすべて打ち切った政府のやり方は誤りだという判決は、だれが考えても当然のことであり、今回もハンセン病判決に倣って控訴を断念すべきではないか、大臣にまずお尋ねいたします。
【次の発言】 だから、政府がこれまで、海外に出れば被爆者であっても被爆者として扱わないような、そういう姿勢を持っていたことが誤りだということが今度の判決で指摘されたの……

第151回国会 厚生労働委員会 第19号(2001/06/08、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 法案への質問に先立ちまして、一昨日に引き続いて、韓国人原爆被爆者の郭貴勲さんの問題をお伺いしたいと思うのです。  一昨日の大臣答弁では、関係省庁との間で控訴するかどうかについて協議するということでした。ところが、先ほどの答弁では、まだやっていない、きょう終わったら取り組むというお話でした。忙しいのはわかりますけれども、いささかがっかりいたしました。  それで、私が申し上げたいのは、昨晩私は判決の全文を読みました。私が改めて強調したいのは、第一に、三菱広島の韓国人元徴用工の人々の裁判と、郭さんの裁判は全く違うということであります。  元徴用工の人々は、韓国にいて援護法の適用を求……

第151回国会 厚生労働委員会 第20号(2001/06/11、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  五月十一日に、熊本地裁で、九十年以上続いたハンセン病患者に対する隔離絶滅政策の誤りが断罪されました。その判決からちょうど一カ月目のきょう、ハンセン病補償法案の審議にこぎつけることができました。控訴断念から国会決議、この法案取りまとめまで、多くの方々の努力にまず感謝をいたします。  この法案は、原告団や弁護団、全療協、野党の意見もよく取り入れていただいております。立派な法案ができたと思います。  ただ、一点だけ意見を申し上げておきますと、それは補償金の退所期間相当分の減額の問題であります。けさの会合でも、退所者の方がハンセン病にかかったこと……

第151回国会 厚生労働委員会 第21号(2001/06/13、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 本日も法案に先立って、韓国人被爆者の郭貴勲さんの控訴問題についてお尋ねをします。  さっきも党首討論で問題になり、今も同僚議員が質問いたしました。これに対して坂口大臣は、今各省庁の間で調整に入っている、あすは決着をつけたいと答弁をされました。各省庁間で調整をするということは、各省がそれぞれの考え方を持ち寄って調整するということでありますから、したがって、既に厚生労働省としての一応の考え方は決まっているはずだと思うのです。この調整にどういう考え方で臨むのか、大臣の説明をお願いいたします。
【次の発言】 この期に及んで、いまだにまだ何の方向性もなしに、集まってどうしようか、そんな……

第151回国会 厚生労働委員会 第23号(2001/06/20、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  きょうは、参考人の皆さん方には、非常に貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございます。  まず、細田参考人と高岡参考人に一言ずつお伺いをしたいと思うんですが、絶対的な欠格条項をなくしていくということはいわば入り口でありまして、その後、さらにいろいろな政令、省令をつくったりしていくわけです。これも最後は、結局、一つ一つの具体的な事例を積み上げて、本当のところ、こういうようなところまでその対象を広げていくというようなことにどうもなっていくようなんですね。  だから、そういう意味で、私、一番最後の、運用をつかさどる部分に障害者の人たちが……

第151回国会 厚生労働委員会 第24号(2001/06/22、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、法案そのもので一点だけ確認しておきたいんです。  この法案で、水道業務の一部を委託化する道を開いております。これは、より高い技術を持つ近隣の市などに委託することを想定しているというんですが、参議院での答弁では、民間への委託も考えられております。こういう業務委託が拡大すれば、水道事業に市町村が責任を持つことがあいまいになり、民営化につながることもあり得るのではないでしょうか。今後も市町村が水道事業については直接責任を持って運営するという大原則を、この機会に確認してもらいたいと思います。

第151回国会 予算委員会 第13号(2001/02/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋であります。私は、有明海のノリ問題について、農水、財務両大臣にお尋ねをいたします。  今、日本一のノリ生産地である有明海の異変は、全国の注目を集めております。漁民たちは、今回の空前のノリ不作の原因が諫早湾干拓事業にあるとして、直ちに工事を中止し、水門をあけよと要求しております。  もともとこの漁民たちは、干拓事業がこういう被害をもたらすと反対してきた人々であります。しかし、政府は、この要求にまともに対応しようとしません。ついにたまりかねた漁民たちが、諫早湾干拓事務所や熊本の九州農政局に押しかけ、それでもらちが明かないと、きょうも雨の中、午前五時半から八百名……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 厚生労働委員会 第2号(2001/10/17、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、サービス残業についてお尋ねをいたします。  戦後最悪の不況に直面している中で、これまで日本経済を引っ張ってきた電機産業で、日立、東芝、松下などが次々に一万人を超えるリストラ計画を発表し、大きな衝撃を与えております。どの企業も、IT関連での設備投資の行き過ぎで赤字になったなどと言っておりますが、松下は三兆百二十億円、日立は二兆二千六百七十億円、東芝は七千百三十六億円というような巨額の内部留保を持っており、しかも、経営者の責任にはほおかぶりをしたままで、労働者や下請にだけ犠牲を押しつけようとしております。我が党は、このような大企業の身勝……

第153回国会 厚生労働委員会 第3号(2001/10/19、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 予防接種法の質問に先立って、一昨日の一般質問で時間切れでできなくなったハンセン病の問題で一点だけお尋ねをいたします。  ハンセン病問題については、熊本地裁の判決を国が受け入れ、今、国と原告団、弁護団との協議会で最終解決に向けた話し合いが行われております。しかし、幾つかの点で話し合いが大きな壁にぶつかっております。その中で、今一番急いで解決を求められておりますのが、退所者、社会復帰希望者に対する退所者給与金の金額の問題であります。  一昨日の一般質問でも何回か取り上げられましたが、原告団などから聞いたところでは、国の案は月額十四万六千円ということであります。これは余りにも少ない……

第153回国会 厚生労働委員会 第5号(2001/10/31、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、育児・介護休業法改正案について一言申し上げたいのです。  我が党は、政府提案を積極的な意義を持つものと評価しておりますが、さらによくしたいという立場から、二十六日、我が党の改正法案を参議院に提出いたしました。主なポイントは、一、休業に当たっての所得保障を六割に引き上げること、二、不利益取り扱いの禁止強化、三、休業期間の延長や分割取得を認めること、四、看護休暇の創設、五、中小企業主への助成額引き上げなどであります。ぜひ参議院段階でこの提案を取り入れていただくよう、各党にお願いをしておきます。  さて、本日は、与党三党が提案した児童福祉……

第153回国会 厚生労働委員会 第10号(2001/11/21、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 私は先日の本会議で、失業の増大を当然の前提とする立場でつくられたこの法案は、そもそも雇用対策の名に値するかと質問いたしました。これに対し小泉総理は、失業の発生を抑えるためにも早期成立をお願いしていると述べられました。しかし、本当に失業の発生を抑えようとするのであれば、肝心なのは首切りや人減らしなどをできるだけ抑えることではないのでしょうか。  大臣は、解雇を規制もせず、大量の失業の発生を当然とする立場で本当に有効な雇用失業対策を講ずることができると思われるか、まずお尋ねをします。
【次の発言】 九月から労働政策審議会の労働条件分科会で、いわゆる解雇ルールの議論が始まっておりま……

第153回国会 厚生労働委員会 第11号(2001/11/27、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 本題に入る前に、ハンセン病問題の検証会議について一言お尋ねをします。  第一に、ようやくハンセンの検証会議が始まると思ったら、その枠組みなど運営方法について紛糾しております。大変残念です。きょうは時間がないので紛糾の中身は聞きませんが、せっかく関係者の努力でここまで来たのですから、さらに話し合いを続け、だれもが納得する運営方法を決め、一日も早く軌道に乗せていただきたい。大臣にそのための努力を約束していただきたいが、いかがでしょうか。  第二に、私は、この検証会議では、我が国でなぜかくも長期にわたり患者の隔離絶滅政策を転換することができなかったのか、その政策決定過程に踏み込んだ……

第153回国会 厚生労働委員会 第13号(2001/12/05、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、発議者にお尋ねをいたしますが、発議者は、参議院の審議では、男性助産師の導入は全く考えていないと答弁されておりますが、つい先ほどの答弁では、今はまだそういうことを考える時期ではないと言われました。これは、全く考えていないということとは明らかに違うわけであります。  私は、もともと、前国会で発議者が名称変更とあわせて男性助産師導入を提案した経緯から見れば、今回の提案の真意は、今回は男性助産師導入を先送りしたが、近い将来に導入したいということだと思っておりました。改めて、そう確認してよいかお尋ねします。


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 厚生労働委員会 第2号(2002/02/27、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、ヤコブ病訴訟の和解についてお尋ねをいたします。  去る二月二十二日、大津、東京両裁判所は、薬害ヤコブ病訴訟についての和解案を示しました。この案は、原告全員について企業だけでなく国にも一定の負担を求めました。八七年六月以前は国に一切責任はないとのこれまでの国の主張は、明確に否定されました。  つい先ほど、私は、ヤコブ病訴訟原告、弁護団の皆さんと懇談をいたしました。その席でこもごも言われたことは、第一に、大臣の全被害者を救済したいとの発言が本当であるなら直ちに和解案を受け入れてほしい、第二に、国として全被害者に謝罪してほしい、第三に、再……

第154回国会 厚生労働委員会 第4号(2002/03/20、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 本日は、昨年に続き、まずシベリア抑留者に対する補償問題で質問をいたします。  大臣は昨年、この問題は既に戦後処理問題として決着済みとの認識を示されました。しかし、私が調べてみましたところ、補償と言えるものは、一、軍人恩給の加算を抑留一年につき一年とする、二、この戦傷病者戦没者遺族等援護法による年金の対象にシベリア抑留中の傷病、死亡を加える、三、平和祈念事業として、シベリア抑留者に慰藉の意をあらわすため、恩給資格のない人に十万円、恩給受給者には銀杯、賞状を贈るなどの措置だけでありました。しかし、これでは、軍人としての経歴が短い下級兵士たちは、十万円以外何もありません。  大臣、……

第154回国会 厚生労働委員会 第6号(2002/04/05、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、何年も超党派で話し合って、こういう法案をまとめていただいたことについて、提案者の皆さんに心から敬意を表したいと思います。  では、質問に入ります。  今、我が国でも、障害者の完全参加と平等を前進させる努力が、多くの障害者や家族、関係団体によって展開されております。この努力の中で、身体障害者補助犬の育成、普及はどのような役割を果たすのか、提案者のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 本日の委員会で、この法案とともに障害者雇用促進法改正案が審議されます。  提案者にお尋ねしたいと思いますが、この身体障害者補助犬関連法案を成立させる……

第154回国会 厚生労働委員会 第7号(2002/04/10、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは、参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。貴重な御意見を伺って、さっきから大変勉強させていただいております。  まず、田中参考人にお尋ねをしたいと思うのです。  私、今度の障害者雇用促進法を勉強してみて、一方では障害者の人たちが働いて自立したいという意欲が非常に高まっているのに、この不況もあるけれども、全体として思ったように就労者数が伸びない。そのために、就職が非常に困難。私は、こういういわばしわ寄せが、共同作業所が全国的に毎年どんどんふえていっているというような形であらわれてきているのじゃないかと思って、共同作業所を経営しておられる皆さん方には、とりわけその御……

第154回国会 厚生労働委員会 第9号(2002/04/17、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず第一に、ますます深刻化する失業情勢と雇用保険についてお尋ねをいたします。  二月の失業率は五・三%と、表向きは一月に比べて〇・二%改善されております。しかし、失業者数は一年前に比べれば三十八万人も増加し、十一カ月連続して増加し続けており、実質的には何ら改善されておりません。  一部上場の大企業では、現在までに判明しただけでも約六十万人のリストラを計画しており、このうち、この三月末までに約二十四万人の人減らしを終わったと聞いております。このことは、別の角度からいえば、リストラ計画の六割はなお今後実施されるということであり、雇用失業情勢をさらに悪化させる大きな要因になると思い……

第154回国会 厚生労働委員会 第12号(2002/05/08、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 この法案は、持続可能で安定的な医療保険制度の構築という名目で、被保険者、患者、医療機関などに一方的に重い負担を押しつけて医療保険財政の危機を打開しようとするものであります。ここにあるのはその場しのぎの財政的つじつま合わせだけで、日本の医療のあり方についての何の哲学も展望もありません。我が党は、このような案を断じて認めることはできません。まず、廃案にすることを強く要求しておきます。  この法案の最大の問題は、国民全体に大変な医療費の新たな負担増を押しつけることであります。まず二点お尋ねしたいと思うんです。第一点は、七十歳未満の人々に病院窓口で三割負担させることなどによって生ずる……

第154回国会 厚生労働委員会 第13号(2002/05/17、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 前回は七十歳未満の負担増についてお尋ねをしましたが、今回は七十歳以上の高齢者の負担増を中心にお尋ねをいたします。  昨年一月から高齢者医療の窓口負担が一割に引き上げられ、総額千四百六十億円の負担増となりました。その直後から、私たちのところには、金のことが心配で病院に行けない、年寄りは早く死ねというのかという悲痛な訴えが集中いたしました。この負担増で、高齢者の受診率が大幅に減ったことは間違いありません。  今回は、その一割負担をさらに徹底するということであります。これによる負担増は総額千四百億円、一人当たり八千円に達することが前回の答弁で既に明らかになっております。昨年の負担増……

第154回国会 厚生労働委員会 第16号(2002/05/31、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 これまでの二回の質問で、私は、今回の健保法等改悪で国民に一兆数千億円の負担増が押しつけられることを明らかにいたしました。しかし、負担増はこれにとどまりません。  今、我が党の塩川議員が、子供の難病治療に自己負担を導入しようとしている問題を取り上げましたが、私は引き続いて、全国で約五十万人いる難病患者に対しても政府は次々に負担増を押しつけようとしている問題について質問をいたします。  特定疾患治療研究事業、つまり難病への全額公費負担制度は、一九七二年、昭和四十七年から始まっております。現在までに難病として指定されているものは百十八あり、そのうち特に、治療が極めて困難であり、かつ……

第154回国会 厚生労働委員会 第17号(2002/06/05、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の法改正では、国民に一兆数千億円の負担増を押しつけることになりますが、その中でも一番評判の悪いのが、七十歳以下にすべて三割の窓口負担を押しつけることであります。金を持たぬ者は病気になっても病院に来るなということかと多くの人が怒っております。  私は、第一回の質問で、日本は今でも自己負担割合がサミット諸国の中で断然トップなのになぜさらに引き上げるのかとお尋ねをしました。それに対する大臣の答弁は、病院窓口での負担と保険料負担の割合をどう決めるかはそれぞれの国の選択の問題だという趣旨でございましたが、しかし、こういう答弁では私は納得がいきません。  小泉首相は、自己負担が低いと……

第154回国会 厚生労働委員会 第19号(2002/06/11、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 参考人の皆さん方には、本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  まず、青山先生にお尋ねしたいと思うんです。  先ほど伺っておりますと、先生は公衆衛生を専攻してこられたということでありますので、そういう立場から生活習慣病のことでもう少し御意見をいただきたいと思うんです。  先ほど来のお話の中では、今、飽食の時代になっているということからこの生活習慣病が広がっているというようなお話もあったんですけれども、私は、今これだけ不況が長期で深刻化しているという状況の中で見ておりますと、決してそんな、飽食、満ち足り過ぎている人たちだけが生活習慣病になっているんじゃないと……

第154回国会 厚生労働委員会 第20号(2002/06/12、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 昨日、健康保険法等改正案に対する六名の参考人の意見を聞きました。一番印象に残ったのは、与党推薦の三名の方からも今回の改正案に対する批判が相次いだことであります。中でも、最も自民党寄りと見られている日本医師会代表が厳しかった。  私はここに、四月二十三日、日本医師会が「健康保険法等の一部改正法案の上程に際して」という表題で発表した声明を持っております。この声明は、冒頭に、今国会において、健康保険法等の一部を改正する法律案が上程され審議に入ったが、日本医師会としては、以下の理由で同法案の成立に断固反対する意思を改めて表明すると述べ、反対する理由として、第一に、高齢者の患者負担定率……

第154回国会 厚生労働委員会 第24号(2002/07/10、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  今回の法改正は、売血による血液を原料とした輸入血液凝固製剤のために多くの血友病患者をエイズにかからせた悲劇などから教訓を学び、二度とこういう問題を起こさせないための改正が中心だと思います。  今後、我が国では、必要な血液は国内で献血によって自給すること、その血液の安全性を徹底的にチェックしてから輸血や血液製剤に使用することなどを大原則とする、国はそれを計画的に推進する責任を負うことになる、参議院での修正でこのことが一層明瞭になった、こういう私の認識で間違いないでしょうか。
【次の発言】 厚生労働省にお尋ねすると、国内自給体制の確立のために……

第154回国会 厚生労働委員会 第25号(2002/07/17、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 十一日の日に参議院厚生労働委員会で我が党の小池議員が取り上げた、宮路副大臣による帝京大学医学部の入学口きき問題は、単に副大臣を辞任したということで解決されるような性質のものではありません。  辞任したとはいえ、宮路議員は、こんなことは往々にしてある、陳情はいっぱい来るなどと、反省の色が全くありません。しかし、今回の問題は、日本における医師養成の入り口で、厚生労働副大臣という要職にある政治家が介在して入学試験の公正をゆがめたという深刻な問題であります。これは国民の医療そのものへの信頼を傷つける重大な問題だと思いますが、大臣はどうお考えでしょうか。

第154回国会 厚生労働委員会 第26号(2002/07/19、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 中国から輸入された冷凍ホウレンソウに、有毒な農薬クロルピリホスが大量に連続して検出されたことが大問題になり、今回、緊急に議員立法で包括的な輸入禁止を可能にする食品衛生法の改正が行われようとしております。  これに関連して、まず伺いたいのは、こういう冷凍野菜が、加工食品ということで、これまで全く残留農薬検査の対象になっていなかったのはなぜかということであります。常識で考えても、生のまま輸入されるホウレンソウが検査でチェックされるのに、冷凍野菜になると、残留農薬の基準が定められていないというだけの理由で何のチェックもなかったということは理屈に合わないのではないでしょうか。大臣、ど……

第154回国会 厚生労働委員会 第27号(2002/07/24、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、参考人の皆さん方には貴重な御意見をありがとうございます。六人の皆さんに、みんな質問したいのですけれども、時間もありませんので、時間が許す範囲で順次お尋ねをしたいと思います。  まず、三星参考人にお尋ねしたいと思います。  私どもは、ああいう、血友病の皆さんにエイズの被害を大変広げたというような教訓として、血液の自給、献血による自給を実現していかなければならないというふうに考えますけれども、現実には献血者も減る、あるいは量も横ばいというような状況であります。ですから、私たちは、皆さん方がやっておられるこの献血の取り組み、国としても全力……

第154回国会 国土交通委員会 第25号(2002/07/24、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。国土交通での質問は初めてですので、よろしくお願いいたします。  きょうはまず、川辺川ダム受注企業の政治献金問題について実態を示し、大臣の考えを伺いたい。  お手元に資料をお配りしてあるはずですが、資料一は、各県や政府の官報に掲載された政治資金収支報告から作成したものであります。八五年から二〇〇〇年にかけて、川辺川ダムと関連する事業の受注企業八十三社が、合計四億五千七十六万円もの政治献金を自民党熊本県連に行っておりますが、これは、同時期に県連が受け取った企業献金総額の三六・一%にも上るものであります。  また、政治家個人への献金も巨額なものであ……

第154回国会 予算委員会 第4号(2002/01/25、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  総理は、これまで聖域なき構造改革を声高に叫び続けてきましたが、今回の補正予算では公共事業を二兆五千億円上積みし、結局、従来どおりの景気対策を繰り返そうとしております。我が党はこれまで一貫して、むだと環境破壊の公共事業をやめ、暮らしや社会保障に回して景気対策をと主張してまいりました。  きょうは、従来型の公共事業のあしき典型である諫早湾干拓事業と川辺川ダム建設事業について質問をいたします。  まず、川辺川ダムについて国土交通大臣にお尋ねをいたします。  川辺川ダムが従来型のむだな公共事業であることは、今や国民の常識であります。現地では、農民……

第154回国会 予算委員会 第5号(2002/01/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 二十五日に引き続き、諫早湾干拓問題で質問をいたします。  前回の質問で、私は、今さら干拓で農地を造成しても全く意味がないこと、むしろ、その干拓によって深刻な環境破壊、漁業への重大な被害が発生していることなどを指摘いたしました。さらに私は、この事業が、干拓農地を半分に減らした結果、土地改良法で求められている費用対効果の比率一・〇という最低要件を満たさなくなったことも指摘をいたしました。宮入興一愛知大学教授によれば、その比率は〇・八二だといいます。  きょう、まずお尋ねをしたいのは、二十五日に農村振興局長が、数字は示せないと答弁しながら、その一方で、事業開始後の計画変更の段階では……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 厚生労働委員会 第2号(2002/11/01、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、シベリア抑留帰還者への未払い賃金問題についてお尋ねをいたします。  三月二十日に、私が、日本政府のGHQあて文書を示して行った質問に対して、大臣が、外務省とも協議して検討すると答弁したことが大きな反響を呼んでおります。この答弁に励まされて、シベリア帰りの八十歳前後の人々が、ロシア政府発行の労働証明書に基づく賃金支払いを要求して、近日中に国会前で座り込みを行うと聞いております。  シベリア帰還者の努力の結果、ロシア政府は、九二年一月以来、今日までに三万四千人分以上の労働証明書を発行しております。  私が感動したのは、当時、ロシア側の責任者でありました公文書委員会議長ルド……

第155回国会 厚生労働委員会 第3号(2002/11/06、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 この法案では、母子家庭等の自立の促進を図るため、とりわけ就労支援の強化が重視されております。そこで、まず質問したいのは、我が国の母子家庭の就労状態をどう認識しているのかということであります。  一九九八年の調査では、就労している母親は八四・九%に達しております。これは、ドイツ、オランダなどの四〇%など、欧米各国に比べると非常に高い数字です。欧米ではよく福祉から就労へというようなことが言われておりますけれども、日本では特別の状況にある母親以外はほとんど働いて自立しようと頑張っている、ここが欧米と違う。高く評価されるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

第155回国会 厚生労働委員会 第5号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 一昨日の質問で、私は、一九九八年の母子世帯の母親の平均収入が児童扶養手当を入れてもわずか二百二十九万円にすぎず、手当が文字どおり命綱になっていること、その後の四年間に不況がさらに深刻になり、失業率が史上最悪となり、賃金も落ち込む中で、母親たちの就労も一層困難になり、収入も減少していることを指摘いたしました。  ところが、政府は現状を無視して、母親たちが努力すれば五年後には経済的に自立可能とし、そうならない者には懲罰的に手当を半分に減らそうとしております。私が、政府の援助でどれくらいの数の母親たちがきちんとした収入のある仕事につけるようになるかと見通しを聞いたのに対し、大臣は、……

第155回国会 厚生労働委員会 第7号(2002/11/15、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、雇用失業問題についてお尋ねをします。  十月末に発表された九月の完全失業率は五・四%と、前月と同じ水準となっております。完全失業者数は三百六十五万人で、一年前より八万人もふえており、十八カ月間連続してふえ続けております。敗戦直後を除けば、我が国ではこのような厳しい失業情勢に直面したことはありませんでした。多くの国民が雇用と失業の不安を抱いております。  このような状況の中で、小泉内閣がさらに不良債権処理の加速を決定いたしました。これが実施されれば、企業倒産は激増し、新たに膨大な失業者が生み出されることになります。我が党は、このような無謀な政策には断固反対をいたします。 ……

第155回国会 厚生労働委員会 第9号(2002/11/22、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の法案で、結核、筋ジストロフィー、重症心身障害など十九分野の政策医療を担当する国立病院・療養所、百四十四カ所を特定独立行政法人化するというのですが、これには根本的な疑問があります。  独立行政法人になれば、中期目標を大臣が定め、法人の理事長は、その目標に沿って中期計画を作成しなければなりません。その後は、毎年、その計画に従って、評価委員会から、効率や運営改善の状況を追求されます。さらに、中期計画が終わった段階で実績を評価され、大臣は、事業の継続の必要性や組織のあり方まで検討し、必要な措置をとらなければならなくなります。  政策医療というのは、民間では引き受け手が余りない不……

第155回国会 厚生労働委員会 第10号(2002/11/27、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 北朝鮮による多数の日本人の拉致という言語道断な国家犯罪により、二十数年の長期にわたって帰国が妨げられた被害者の方々の苦難は想像するに余りあります。私は、この被害者の御苦労に対し、この機会に心からお見舞いを申し上げ、そういう方々が一日も早く家族を日本に呼び寄せ、一家水入らずの生活を再建できるように、我が党としても最善の努力を尽くす決意であることをまず申し上げておきます。  早速、昨日政府が決定した支援策についてお伺いをいたします。  まず、拉致被害者等給付金についてでありますが、その支給額は厚生年金の標準年金額を参考にしていると聞いております。しかし、いただいたペーパーを見ます……

第155回国会 特殊法人等改革に関する特別委員会 第4号(2002/11/12、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 共産党の小沢でございます。  今国会で、特殊法人改革として独立行政法人化や民営化等のための法案が提出されているもののうち、本委員会にかかっている厚労省所管のものは九本にも上ります。どれもさまざまな問題がありますが、きょうは限られた時間しかないので、三つの法案に絞ってお尋ねをいたします。  まず、医薬品医療機器総合機構についてお尋ねをします。  この機構は、医薬品や医療機器について開発研究を促進し、審査を行い、安全対策を講じ、さらに事故による被害の救済を行うという四つの分野の業務を行うとされております。  独立行政法人通則法の第二条に、独立行政法人というのは、国がみずから主体と……

第155回国会 農林水産委員会 第4号(2002/11/07、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  私は、九州・沖縄ブロック選出ということで、いわば諫早の問題は地元の問題としてずっと活動してまいりました。そういう立場から、参考人の皆さん方に若干質問をさせていただきたいと思います。  まず、吉次参考人に何点かお尋ねをしたいと思います。  それで、先ほどから、地元を代表して、こういうふうにおっしゃっているんですけれども、私は、市長が一般的に地元を代表する立場だということはそのとおりだと思うんですけれども、この問題については、最近の長崎の世論調査などというのを、私きょうは手元に持ってきてはおりませんけれども、私の記憶する範囲でも、反対や、ある……

第155回国会 農林水産委員会 第5号(2002/11/12、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。よろしくお願いいたします。  本法案は、古賀誠、松岡利勝両議員など十名が提出したいわゆる議員立法であります。私は、当然、提出者に対し質問するものと思っておりましたが、本日は、政府に対する質問ということになっております。  なぜ提出者が直接出席して答弁をしないのか、大臣や局長が提出者にかわって責任のある答弁ができるのか。まず、このことをお尋ねしておきます。
【次の発言】 納得できませんけれども、質問を続けたいと思います。  まず、お尋ねしたいのは、有明海及び八代海を再生するための特別措置がなぜ必要になったのかということであります。原因を正確に認……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 厚生労働委員会 第2号(2003/02/26、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 まず、今、政治的な焦点の一つになっております健保本人の三割負担の凍結の問題でお尋ねをいたします。  一昨日の予算委員会で、政府管掌保険の財政が苦しいから本人の負担を三割に引き上げるというのなら、その前に、国庫負担率を千分の百三十から健保の本則どおり千分の百六十四に戻すべきだという質問がありました。これは、先日、我が党の児玉議員も指摘した点でありまして、私も全く同感であります。  大臣は、これに対して、老人保健法では千分の百六十四にしている、財政的にこれが精いっぱいというような答弁をされましたが、私は、これは問題のすりかえだと思うんです。老人保健法で本則どおり出しても、それはそ……

第156回国会 厚生労働委員会 第4号(2003/03/19、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 戦没者等の妻及び父母等に対しては引き続いて特別給付金を支給しようという今回の法案は、当然の措置だと思いますし、賛成をいたします。  この機会に、一昨年から私が何回も取り上げてまいりましたシベリア抑留者に対する未払い賃金の問題についてお尋ねをいたします。  昨年の十一月二十二日、シベリア抑留者たちが寒空をついて国会前で未払い賃金の支払いを求めて座り込みを行い、マスコミから大きな注目を集めました。大臣は、昨年、このときの私の質問に対し、外務省等ともこの問題について検討すると約束していただきました。まず、その検討の結果をお伺いしたいと思います。

第156回国会 厚生労働委員会 第6号(2003/04/01、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 両法案について検討いたしましたが、駐留軍離職者臨時措置法、漁業離職者臨時措置法とも、これまでの措置を今後も五年間延長しようという提案であり、当然のこととして賛成をいたします。  いただいた資料では、ここ数年、両法案の関係とも該当者はわずかで、そのため二〇〇三年度の予算は両方とも大幅に減額されております。今後も新たな該当者の発生は少ないだろうと考えておいてよいかどうかお尋ねをします。  一つだけ大臣にお尋ねしたいのですが、駐留軍関係離職者は、二〇〇一年度では、新規認定者二十六名に対し、年度末就職指導票所持者は八十三名となっております。この数字の傾向はここ数年同じであります。その……

第156回国会 厚生労働委員会 第7号(2003/04/02、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の雇用保険法等改正は、戦後最悪の失業情勢が続く中で、給付額が増大し、積立金が枯渇して、保険財政が破綻寸前に追い込まれたために、給付を引き下げ、保険料を引き上げてこれに対応しようとするものであります。しかし、この対応策は、このような破綻がだれの責任で引き起こされたのか、だれが対応すべきかということを全く抜きにしております。  バブル崩壊後、十年以上も不況を打開できず、特に小泉内閣になってから、不良債権処理や規制緩和で企業間競争とリストラを一層促進し、失業者をふやしてまいりました。その一番の犠牲者である失業者になぜさらにこういうしわ寄せをするのか。  また、不況が長期化し、失……

第156回国会 厚生労働委員会 第8号(2003/04/09、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 前回の質問で、私は、今回の法改正が大幅な給付の切り下げになることを中心にお尋ねをしました。そしてさらに、今回の改正案が、雇用保険の給付額の個々の削減にとどまらず、雇用保険そのものの性格を、低賃金労働への移動を促進する法律に変えてしまうということを指摘いたしました。  私は、本日の質問に先立って前回の会議録を読んでみました。その中で大変気になったのは、坂口大臣が私への答弁で、徐々に現在の日本の、今景気が動き始めているという事態ではないかと述べられていることであります。これは、先日発表された二月の失業率が五・二%と前月より〇・三%改善されたこと、求人倍率もわずかながら上がったこと……

第156回国会 厚生労働委員会 第9号(2003/04/15、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 政府は、今回の給付削減が、再就職時の賃金より失業中の手当の方が高いという逆転現象をなくし、再就職を促進する措置だと繰り返して説明してまいりました。  そこで、私は、国会に一番近いハローワーク飯田橋に行き、実情を聞いてみました。それによると、本年一月の東京都内の四十五歳以上に対する求人時の賃金は、下限二十万七千三百五十円、上限二十八万千五百二十二円で、実際に就職するときは大体この下限のあたりで決まっていると言いました。  給付額が高過ぎると問題になっている失業者は大体この四十五歳以上の人たちだと思いますが、給付額を一挙に五〇%に下げられる層は月額賃金三十六万六千六百円以上で、こ……

第156回国会 厚生労働委員会 第10号(2003/04/18、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回の食品衛生法改正は、一昨年来のBSE問題や偽装表示問題など、国民を深刻な不安に陥れた食の安全について、ある程度の前進的方向を含んでおり、賛成できるものであります。特に、これまでなかった残留農薬のポジティブリスト制の導入や、総合衛生管理製造過程、いわゆるHACCP承認への更新制の導入、つまり定期的検査の導入は、我が党が昨年四月参議院に提出した食品衛生法改正案で提案していたものであり、評価できると思います。  しかし、現在、我が国の食料自給率は四〇%まで下がり、国民が消費する食品の六〇%を輸入に頼るようになっているのに、安全性を担保する検疫の仕組みと実態が全くお粗末きわまる状……

第156回国会 厚生労働委員会 第11号(2003/04/23、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 きょうは、前回の議論を受けて二度目の質問をさせていただきます。  これは少し古いニュースですが、一九九九年十一月十一日のロイター通信によると、アメリカ農務省のある高官が、アメリカ国内の食肉牛の半数以上がO157に感染している可能性があることが明らかになったとして、O157による食中毒の発生経路を再度調査するという異例の措置に踏み切ったと報じられております。  お尋ねしたいのは、その後、この再調査結果はどうなったか、実際にアメリカ産食肉牛の半数以上がO157に感染していたのかなどについて簡潔に承りたい。
【次の発言】 前回の質問でも、私は、牛肉のO157汚染について重視し、命令……

第156回国会 厚生労働委員会 第12号(2003/05/07、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 これまで私は、輸入食品の検査機関を今回の法改正で登録制にし、民間の検査機関にもこの検査に参入する道を開くことは、検査の信頼性を落とす危険があると繰り返して指摘をしてまいりました。ところが、その後、公益法人に限って指定している今の仕組みでも安心できないことを示す事件が実際に起こっていることがわかりました。  それは、社団法人日本油料検定協会綜合分析センターがサイクラミン酸を検出せずと報告したため輸入を認められた中国産「しょうゆ味すいかの種」をたまたま東京都立衛生研究所が収去して分析したところ、サイクラミン酸を一キログラム当たり二・一グラムも検出したため、本年二月に回収を命じられ……

第156回国会 厚生労働委員会 第14号(2003/05/14、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 厚生労働省が私たちの要求に応じて出してまいりました柔道整復師の療養費申請適正化問題についての資料は、肝心の、通知の変更に国会議員、特に木村議員がどう関与したかの資料が全くありません。九日に山井議員がここで公表した内部資料分と比較をいたしますと、木村議員に説明したときのメモ、この問題の経過として、村上正邦、丹羽、梶山、木村、尾身各議員に整復師会が陳情したことを記したメモ、この問題の手打ちについて、国会議員には社団、つまり整復師会で対応するとしたメモの三点がありません。  国会議員が関係するメモ、一番肝心の部分だけがないというのは余りにも作為的ではありませんか。大臣、どういう調査……

第156回国会 厚生労働委員会 第15号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 政府はこれまで派遣労働者を、自分の専門を生かし、多様で自由な働き方をしている人々のように宣伝してまいりました。しかし、これまで多くの委員が強調しましたように、派遣労働者の大部分は、常用労働を希望しながら、それにつくことができないために、やむなく派遣労働者になっているのが実態であります。厚生労働省の調査でも、派遣契約期間は、三カ月未満が七一・八%、六カ月未満までになりますと九〇・五%、大部分という不安定な状況にあり、賃金も、年収二百四十七万円程度という低賃金に苦しんでおります。  大臣にお尋ねしたいんですが、これを、自分の専門を生かし、多様で自由な働き方をしている労働者と言える……

第156回国会 厚生労働委員会 第16号(2003/05/21、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 木村副大臣は、先日の私の質問に対し、柔道整復師に対し適正な保険請求の指導をしようとした当時の厚生省に対し、圧力をかけたことはない、その問題で、厚生省に指導をやめさせるよう社団法人日本柔道整復師会からの陳情を受けたこともない、一切身に覚えがないと答弁をし続けておられます。  また、副大臣は、柔道整復師の政治団体である日本柔道整復師連盟の顧問に就任していることは認められましたが、顧問といっても、ほかに大物がいて、自分は下の方で、大したことはないとも答えられました。  私が、柔道整復師の会報、日整広報をもとに顧問議員を調べましたところ、元議員を含めて、これまで顧問に就任したことがあ……

第156回国会 厚生労働委員会 第18号(2003/05/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  初めに、先日から私たち野党四党が追及してまいりました木村副大臣による柔道整復師の療養費請求適正化を骨抜きにした疑惑について、重ねてお尋ねをします。  その後の毎日新聞の報道では、木村副大臣の関与を示す五ページ分の内部資料は、今月初めまで医療課の中に確かにあったのに、その後突然なくなったということが明らかにされております。また、同新聞がこの問題を報道した十三日に、医療課の課長補佐がわざわざ事実関係を再確認し、昨年十二月十八日に開かれた課の会議の席上で、木村副大臣の強い反対で適正化が骨抜きになったという報告があったということが改めてはっきりし……

第156回国会 厚生労働委員会 第21号(2003/06/04、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  私は、去る五月二十八日の本委員会で、木村副大臣に対する疑惑を解明するために、昨年十二月十八日の厚生労働省医療課の会議内容を資料として提出していただくように要求をいたしました。その後の理事会では私の要求が認められ、委員長から厚生労働省に提出方を要求していただきました。その資料が一週間たってもいまだに提出されておりません。改めて、直ちにその資料を提出するように要求をいたします。この問題については、次回以降、引き続いて追及をいたします。  さて、本題である労働基準法改正案について質問をいたします。  先日、我が党の山口議員が取り上げました、NE……

第156回国会 厚生労働委員会 第22号(2003/06/06、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 法案に対する質問に先立って、木村副大臣の柔道整復師の療養費請求適正化問題での介入疑惑で、大臣にお尋ねをいたします。  私は、先日からこの問題で、昨年十二月十八日に厚生労働省医療課で行われた会議の関係資料を要求し続けてまいりました。一たんは委員会としても提出を要求していただいたんですが、残念なことに一昨日それが取り消されましたので、昨日改めて厚生労働省に提出を要求いたしましたが、拒否をされました。  当日の会議は、各職員がフリートーキング用に資料をつくったものだから出せないというんですが、そういうことが拒否の理由になるのか。就業時間中に正式に開かれた会議で使用された資料は、すべ……

第156回国会 厚生労働委員会 第23号(2003/06/11、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 先日は次世代育成支援法についてお尋ねをしましたので、本日は児童福祉法改正案を中心に質問をいたします。  これまで児童福祉は、主に共働き家庭の子供など、保育に欠ける子供及び要保護対策のための法律として発展してまいりました。今回、専業主婦のいる家庭を含め、すべての家庭の子育てを支援するものに改正するということで、この改正の意図はよく理解することができます。  私は、専業主婦の方が共働き家庭の主婦より子育てに自信がないとか負担に感じている比率が高いという数字を見て驚きました。地域社会のつながりが希薄になっていることが、子育てをしている女性をばらばらに孤立させて、どんなに困難な状況に……

第156回国会 厚生労働委員会 第24号(2003/06/13、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 今回提出されております公益法人改革のための法案は、昨年三月の閣議決定、公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画に基づいて出されたと聞いております。特に、厚生労働省所管の公益法人は千二百余りの多きに上っておりますが、ここ数年を見ても、さきに判決の出たKSD事件とか病院寝具協会にかかわる厚生省汚職など、多くの問題が露呈し、国民の批判を集めてまいりました。  我が党は、官僚の天下りの受け入れ先とか、補助金のトンネル、ピンはね組織とか、政官業の癒着と汚職事件の温床などの国民の批判を真摯に受けとめ、厚生労働省が公益法人のあり方を抜本的に見直し、不要なものは大胆に廃止するよう、ま……

第156回国会 厚生労働委員会 第25号(2003/07/16、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 初めに、昨年十月から老人医療費の一割負担とセットで実施された窓口負担の超過分を償還する制度、高額医療費についてお尋ねをいたします。  私たちは当時、高齢者にこういう手続をさせたら、実際上は超過分が本人に戻らないのではないかと、こういう制度をやめるように要求いたしました。あれから十カ月近くたちますが、私たちが危惧したとおりになっているのではないか、現在までの状況はどうなっているか、お尋ねします。
【次の発言】 状況はどうなっているかと聞いているんですよ。何にも今、状況を答えていないということじゃないですか。  それで、去る六月に、開業医の団体である全国保険医団体連合会が、全国の……

第156回国会 災害対策特別委員会 第7号(2003/07/23、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  私も、去る十九、二十日両日の集中豪雨で発生した九州各地の被害に関連して、幾つかの点を緊急にお尋ねをさせていただきます。  私自身は、災害発生直後の二十、二十一両日、すべてのスケジュールをキャンセルにして、地元の福岡市博多駅周辺、太宰府三条地区、熊本県水俣市宝川内集地区などを調査して回りました。また、別に、鹿児島県菱刈町にも行ってもらいました。  どこでもまだ行方不明者の捜索などに追われて、じっくり話を聞けるような状況ではありませんでしたが、各市の担当者から出た要望の第一は、災害救助法の適用でありました。災害救助法は、災害が一定の規模以上で……

第156回国会 予算委員会 第9号(2003/02/12、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  昨年二月の長崎県知事選挙で、自民党長崎県連幹事長らがゼネコン各社から公共事業の受注実績に応じて総額五千万円の献金を集めたことが公職選挙法違反で起訴され、全国的な大問題となり、本委員会でも既に何回も取り上げられております。  十日夕、私の手元に今回の事件についての自民党の調査報告が届きました。早速読んでみましたが、前幹事長などについては、逮捕日以降接見禁止のため聴取できず、虎島県連会長、久間前会長は、県連の財政は慣例により幹事長に一任しており、知り得る立場になかったなど、結局、何もわからなかったという内容であります。  官房長官、これが調査……

第156回国会 予算委員会 第17号(2003/02/24、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  医療の問題で、主として総理に質問をいたしたいと思います。  昨年十月から始まった医療改悪は、予想どおり、国民生活に深刻な打撃を与えつつあります。今お手元に配付しております資料の一枚目は、数日前に発表された昨年十月の高齢者医療の実績であります。これを見ると、高齢者医療費は、入院外、つまり外来で、受診延べ日数が対前年同期比マイナス四・四%、一日当たり医療費がマイナス五・九%、総医療費で一〇・一%の落ち込みとなっております。その数カ月前からの動きとの関係で見ますと、十月の受診回数の落ち込みが目立ちます。  総理は、去る十二日の党首討論で、我が党……


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第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 厚生労働委員会 第2号(2003/10/03、42期、日本共産党)

○小沢(和)委員 日本共産党の小沢和秋でございます。  法案への質問の前に、三点ほど簡潔にお尋ねしておきたいと思います。  まず第一に、シベリア抑留者に対する未払い賃金の問題であります。  この問題は、既に私が当委員会で何回も取り上げてまいりました。敗戦後、我が国の将兵、軍属約七十万人がシベリアに強制的に連行され、数年間、酷寒の地で、ろくに食物も与えられない状況下で、鉄道建設などの重労働をさせられました。そのため、約一割に当たる七万人が異国の土となりました。しかも、その当時の賃金がいまだに支払われていない。  私が今まで調査してわかったことは、当時、連合国軍総司令部が、国際慣習法に従い、捕虜に……


小沢和秋[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院42期)

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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 予算委員会第八分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 日本共産党、九州・沖縄ブロックの小沢和秋でございます。  私は、熊本県の川辺川ダム建設問題について、国土交通大臣に質問をいたします。  この川辺川ダムは、三十五年前の計画で、公共事業のむだ遣いの典型と、熊本県民だけでなく広範な国民から批判されております。国民の多くは、次の世代に緑豊かな山々ときれいな川の清流を残したい、それだけではなく、国の財政が本当に苦しくなっている今、大手ゼネコンをもうけさせるだけのむだな公共事業はもうやめるべきだ、子供たちにむだな借金を残したくないと、本当に真剣に考えております。  ところが、大臣、あなたは、この国民の声を聞かず、昨年の十二月末には、こ……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第4号(2002/07/23、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 日本共産党の小沢和秋でございます。  本日は、諫早湾干拓事業についてお尋ねをいたします。  農水省は昨年十二月、第三者委員会から開門調査の必要性と、短期、中期、長期の調査について見解が示された直後、調査と事業は切り離して考えるとして、工事を強引に推し進める意思を明らかにし、実際にも、沿岸漁民の反対の声を無視して工事の再開を強行いたしました。去る七月十五日には、予定していた場所をひそかに変更するというこそくな手段まで使って、内部堤防準備工事の入札を強行いたしました。  我が党は、調査を行いながら工事を並行して行えば、調査によってわかることも限られてくるし、何よりも、その調査に……

第154回国会 決算行政監視委員会第四分科会 第1号(2002/04/08、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 日本共産党の小沢和秋でございます。  まず、お聞きしたいのは、昨年三月一日の予算委員会での私の質問に対し、扇大臣が川辺川ダムの必要な理由として、昭和三十八年から十年間に洪水による死者が合計五十四名に上ると主張されたことであります。これについては、地元住民から、この数字は全くの誇大宣伝だとの反論が私のもとに寄せられております。その根拠を示したのが、資料の一枚目であります。これは地元の人が図書館などで当時の新聞報道をすべて調べ上げ、それを地図に記入したものであります。  これを見れば、増水で亡くなったのは昭和四十年の人吉市における二名だけで、あとは山崩れ、山津波、がけ崩れや流木……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第1号(2003/05/19、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 日本共産党の小沢和秋でございます。  本日は、防衛庁の決算に関連して二点をお尋ねいたします。  第一は、T4練習機の燃料制御装置故障の問題であります。  報道によりますと、航空自衛隊のジェット練習機T4のエンジン推力が燃料制御装置の故障で落ちたため飛行を中止する事件が昨年五月から六件も相次いでおります。六件のうち、昨年の五月、十月、ことし二月の三件が、私の地元の芦屋基地でパイロット養成をしている第十三飛行教育団のものでありました。  私は、赤嶺政賢議員と連名の質問主意書でも取り上げましたが、芦屋にこの双発ジェット練習機T4が配置されて以来、周辺の北九州市等で住民がこれまで以……

第156回国会 予算委員会第二分科会 第2号(2003/02/28、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 おはようございます。日本共産党の小沢和秋でございます。  まずお尋ねしたいのは、携帯電話の中継鉄塔建設をめぐる紛争防止の問題であります。  急速な携帯電話の普及とともに、全国各地でその中継鉄塔の建設をめぐって地域住民と電話会社の紛争が起こっております。その多くが、携帯電話会社が住民に十分な説明をせず、抜き打ち的なやり方で中継塔を建設しようとしたために起こっております。私の地元九州でも、中継塔問題を考える九州ネットワークが把握しているだけでも、三十余カ所でトラブルが起こっております。  私は以前、質問主意書でこの問題を取り上げました。そのときの答弁書では、周辺住民から要望が寄……

第156回国会 予算委員会第八分科会 第1号(2003/02/27、42期、日本共産党)

○小沢(和)分科員 日本共産党の小沢和秋でございます。きょうは朝早くから、大臣初め皆さん本当に御苦労さまです。  さて、私は、二月十二日の予算委員会での質問で、長崎県内での国発注港湾工事の九割が予定価格の九六%を超える金額で落札されていることを指摘いたしました。資料の一枚目であります。その前には、諫早湾干拓の同様の実態をお示ししたことがあります。それが資料の二枚目であります。  私は、さらにその後幾つかの工事について調べてみました。その一つが、私の地元、北九州市のひびきコンテナターミナル工事の落札率であります。これが資料の三枚目です。これも長崎と同じ国発注の港湾工事ですが、その傾向も全く同じ、……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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