このページでは山村新治郎(11代目)衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(山村新治郎君) 米と食糧政策の御質問についてお答えいたします。 安全性調査のための検体につきましては、主要産地の三十カ所の倉庫で保管されている在庫中から採取したものでございまして、結果として六回以上薫蒸回数のものは含まれなかったということでございます。 韓国との米の現物返還の協議につきましては、五十三年産米の安全性に関連いたしまして、従来から五十三年産米をもって充てておりました、総理からも御答弁ありましたように、加工原材料用に必要な米穀の一部、これが不足する事態が予測されることになったためでございまして、これは国民の皆様に対して、その用途に応じ米穀を安定供給するという重要な責務……
○国務大臣(山村新治郎君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。 政府といたしましては、第九十一回国会におきまして食糧自給力強化に関する御決議もいただいておりますので、この御決議も踏まえ、ただいま採択されました御決議の趣旨を十分に伏しまして、今後とも米の需給の安定に最大限の努力を払ってまいります。(拍手)
○山村国務大臣 岡田先生いまおっしゃいました金子大臣にソ連に対する招請があった、しかし金子大臣の訪ソにつきましては何か諸般の事情から実現できなかったようでございますが、もし私にこの日ソ漁薬関係の発展という見地から招請がございました場合には直ちに検討したいというぐあいに考えております。
○山村前議院運営委員長 一言ごあいさつ申し上げます。 私、昨年十一月に議院運営委員長に選任されまして、以来約一年間、浅学非才、欠点ばかりの私が大過なくその職責を全うすることができましたのは、ひとえに皆様方の友情あふるる御協力のたまもの以外の何物でもございません。この機会に心から感謝の意を表し、厚く御礼申し上げます。 今後とも皆様方のお世話になることが多々あると存じますが、よろしく御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。 簡単ではございますが、御礼のごあいさつといたします。本当にありがとうございました。(拍手)
○山村国務大臣 昨年暮れ、内閣改造におきまして図らずも農林水産大臣を拝命いたしました山村新治郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 我が国農林水産業を取り巻く内外の情勢はまことに厳しいものがございます。この責任の重大さを感じますとき、身の引き締まるものを感ずる次第でございます。皆様方の御指導、御鞭撻なくしては、この重任を全うすることはできません。どうぞ皆さん、よろしくお願いいたします。(拍手) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 我が国経済は、世界経済が三年続きの不況から脱却しつつある中で、緩やかながら着実に景気回復の過程をたどりつつありますが、……
○山村国務大臣 私の場合はまだ実際の交渉の場に臨んでおりませんもので、交渉に臨みました政府委員の方から説明させます。
【次の発言】 安倍外務大臣につきましては、ちょうど渡米する前でございました、対外経済閣僚会議がございまして、その席上、私から、最終的に責任をとるのは農林水産省であるから、それはお忘れないようにということは申しました。安倍外務大臣からは、堀の深さをはかってくるというような発言がございました。
そして、帰ってまいりましてから、牛肉、かんきつの問題については米側も弾力的に対応するということだから、ひとつよろしく頼む、三月末の期間、何とかこれまでに話をつけるようにしていただきたい、具……
○山村国務大臣 今先生おっしゃいましたように、今日の農業をめぐる情勢は、一部の農産物の需給の緩和、そしてまた土地利用型農業の経営規模拡大、これが停滞をしております。それからまた、先生おっしゃいました高齢化への進行、また諸外国からの市場開放要求、いろいろな厳しい状況下にあることは事実でございます。 このような情勢にかんがみまして、今後の農政の進展に当たりましては、農政審議会の答申それから報告、これを踏まえまして生産性の向上と需要の動向に応じた農業生産の再編成を推進し、我が国の農業の発展に努力してまいるつもりでございます。 具体的に申し上げますと、栄養バランスがとれまして、そして我が国の風土に……
○山村国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従い、最近の我が国畜産業及び蚕糸業をめぐる厳しい情勢を踏まえつつ、十分検討いたしてまいる所存でございます。
○山村国務大臣 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に医する港津に 農林水産業施設の災害復旧事業についての国庫補助の制度を設けることにより、農林水産業の維持と経営の安定を図る上で大きな役割を果たしてきたところであります。 しかしながら、沿岸漁場の整備開発の進展といった最近における農林水産業の動向、法律制定以来の物価の上昇等により、本法の災害復旧制度には実態にそぐわない面が生じてきており、このような状況を踏まえて、災害復旧制度の改善と運営……
○山村国務大臣 今回の交渉に当たり、絶大な御支援と御協力をいただくとともに、国会開会中にもかかわらず私並びに経済局長、農蚕園芸局長及び畜産局長の訪米と再度にわたる滞米延期に格別の御配慮をいただきました本委員会の皆様方に厚く御礼申し上げます。 過去二年半にわたり日米間の重大な懸案であった牛肉、かんきつに関する日米農産物交渉は、四月四日から四月七日まで米国ワシントンにおいて行われました私とブロック通商代表との会談で決着を見ました。 本決着の内容は、次のとおりでございます。 オレンジ、四年間毎年一万一千トン増し。オレンジジュース、四年間毎年五百トン増し。グレープフルーツジュース、国内需要に即し……
○山村国務大臣 今お尋ねになりました保安林の造林、これにつきましては、今一部一般会計からの繰り入れということでございます。そしてまた、このたびの国有林野事業改善特別措置法改正案におきまして六十八年度まで延長して実施をしていくということにはなっておりますが、我々といたしましては今度ともますます予算の方はふやしていかなければならないし、私もふやす方で一生懸命努力してまいります。
【次の発言】 今先生おっしゃいましたように、確かに林野というものは、これはいわゆる国土の保全、水資源の涵養、ただ単に木材資源を供給するというものではなくてこれは国家的なものであるということで、一林野庁ということだけではなく……
○山村国務大臣 先生今御指摘のように、国有林野というものが国土の保全、水資源の涵養、これらを含めて公益的部分を多く有しており、これらのPR不足も確かにあったと思います。今後はそれらについても十分PRをしていきたいと思いますし、また、職員が高い意欲を持って職務に当たることが何といっても最重要であろうと思います。これによって労働安全の確保ということができるものと思っております――このため、職員が意欲的に職務に取り組める職場づくり、いわゆる適切な人事管理や、また職員研修の充実などを図ってまいるとともに、各般の労働災害防止対策の徹底に努めてまいりたいと思っております。 厳しい情勢下にある国有林野では……
○山村国務大臣 御指摘の点はまことにごもっともでございまして、この補助対象外となったものにつきましては融資、起債制度、この活用を図るように都道府県、市町村に十分指導してまいるつもりでございます。
事務の面につきましては、政府委員の方から補足申し上げます。
【次の発言】 今後、今先生が言われましたように、長官、それと局長とよく打ち合わせしまして、実態に即したようなものに変えていくというような方向でやっていきたいと思います。
【次の発言】 現行の十万円という採択限度額は昭和二十七年に決められたものでございまして、それ以来既に三十年経過しております。この結果、災害復旧事業補助金は一件当たりの事業費……
○山村国務大臣 やはり化学肥料を多用しておったということ、そしてまた浅い耕作というのにもあると思います。
【次の発言】 我が国の農業は、農産物の需給の緩和、そしてまた海外からの市場の開放要求、また行財政改革による農政の効率的な推進など厳しい情勢のもとに置かれております。このような情勢のもと、国民に対して食糧を安定的に供給していくための生産性の向上、コストの低減等を図っていくことが極めて重要であると考えております。また他方、農業基本法制定以来、農業人口の減少等に対応して、生産力の維持等を図るための労働生産性向上という新しい視点での政策を推進してきたことは事実でありますが、土地生産性の向上対策につ……
○山村国務大臣 先生御指摘のように、我が国の農業を取り巻く内外の情勢というのはまことに厳しいものがございます。 今後の農政の推進に当たりましては、構造政策、この積極的な推進によりまして土地利用型農業の生産性向上、これを図ってまいりますと同時に、農業生産の再編成、これを進めながら、我が国農業の体質強化、これを目指してまいりたいと思っております。 特に最近におきましては、経営規模別の生産性格差の拡大、また跡取りのない高齢農業の増加、これらが、いわゆる構造政策を進めるための条件が成熟してきたものというぐあいに見ておりまして、今後、農用地の流動化とその中核農家への利用集積等を進めることによりまして……
○山村国務大臣 先生御存じのとおり、今回の農産物交渉、これに当たりましては、アメリカ側が一九八四年四月一日から完全自由化というものを基点にして厳しい要求があったわけでございます。これを漸次現実的に移させていきまして、そして今回の交渉妥結ということに至ったわけでございます。個々の点につきましてはいろいろ御不満な点もあろうと思いますが、しかし、私は、少なくとも日本の農業者が安心して農業に取り組めるというような形をつくるためには、何といっても日米間の緊張というものを緩和しなければなりませんし、また、今お話が出ました十三品目の問題もございましたが、これにつきましても我々としては四年ということで頑張って……
○山村国務大臣 先生おっしゃいましたように、西ドイツにおいて農林省が農村省と言われるようなぐあいに、少なくとも日本の農林水産省も、今豊かな村づくりというのは農村省というような一つの近づきではないかと思います。また、流通機構の改革ということも先生もおっしゃいましたが、事実これは流通機構の改革によりまして農民がはっきり申しまして生産物を高い値で売れる、そしてまた消費者が安く買えるということにもつながるわけでございます。 それにしましても、今日の日本の農業をめぐる情勢を考えました場合に、農業生産の再編成を進めながら土地利用型農業の生産性向上を図ることが今後の構造政策の最重点であると私は考えておりま……
○山村国務大臣 ただいままで政府委員からいろいろ答弁いたしましたとおり、当時の処理状況につきまして調査を進めておるところでございますが、しかしまたその処理状況だけではございませんで、水質、土壌、これらについてもあわせて調査を行うということで、これを一部分ということではなくて、全国的に調査したいというぐあいに考えております。
また、出てきました結果を踏まえまして、関係機関とも相談しながら、何にしても地域住民の皆さんの不安解消が第一でございますので、それに全力を挙げてまいります。
【次の発言】 全力を挙げてやらせておりますが、今長官が申しましたように、来週中にも全部調査結果を御報告というような形……
○山村国務大臣 今食糧庁長官が御答弁したとおりでございますが、総理は少なくとも私に農林水産行政というものは一任されておるということでございまして、米の需給等の問題につきましては、いろいろ要点は総理に御報告申し上げますが、詳細等、これはもちろん、食糧庁長官より私の方が詳しくなったなんという事態が出るのと同じようなことが総理に御答弁いただいているようなものではないかと思いますので、大筋で大もとになることをひとつよろしくお願いしたいと思います。
【次の発言】 小川先生の言うのは、このまま、それこそもしまた冷害でも来たらということですが、ただ小川先生の言われる中でちょっと違っているのは、確かに試験の答……
○山村国務大臣 先と言われたとおり、確かに穀物自給率ということを考えますと三三%ということでございますが、しかし、我が国におきましても、国会でも御決議いただきましたように、自給力の強化という線に沿って今後も一生懸命やってまいります。
ただ、それが正しいかどうかと言われますと、今局長から現場での空気等をお伝えいたしましたので、その点は御推察いただきたいと思います。
【次の発言】 この食糧というものは国の安全保障につながるものでございます。これは金額の問題でなくて、国会で御決議もいただきました食糧自給力の強化という線に沿って進めるべきであるというぐあいに私は考えております。
○山村国務大臣 韓国への貸付米の返還、これに関する品質、年産、これらの細目につきましては現在協議中でございます。いずれにしましても、今先生おっしゃいましたように安全性の確保、これは十分配慮しなければならないものと思います。これには十分配慮するように適切に対処してまいらなければならないというぐあいに考えております。
細目は政府委員の方から答弁させます。
【次の発言】 先生御存じのとおり、米は全量国内産をもって賄うということが原則でございます。そこで、加工原材料用の米、これも少なくとも国内で賄うという基本の姿勢にのっとりまして、これを他用途利用米ということで先生今言いました五万六千ヘクタールとい……
○山村国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、今後鋭意努力してまいります。
【次の発言】 肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
肥料価格安定等臨時措置法は、肥料の価格の安定を図るため、その取引を適正かつ円滑にするのに必要な措置を講じ、あわせて肥料の輸出を調整するため、その輸出体制を整備するものとして、昭和三十九年に制定されたものであります。自来、今日に至るまで、肥料の価格の安定及び肥料の輸出調整を通じて、農業及び肥料工業の発展に多大の貢献をしてまいりました。
この法律は、昭和五十九年六月三十日……
○山村国務大臣 先生おっしゃいましたように、確かに現職で国会議員で、そしてまた民間であった場合にはもらえないものがもらえるというようなことでございますが、これにつきましては、今局長から答弁がありましたとおり、臨調の最終答申という中で、今後の公的年金制度改革の中で被用者年金制度全体を通じた問題として検討すべきものであるということでございます。これは、今後の問題点として取り上げていかなければならないというぐあいに考えます。
【次の発言】 おっしゃられることはまことにごもっともでございます。ただ、これは農水省だけそれをやれといってもおかしなものになってしまいますので、ひとつ公的年金制度全体の問題とし……
○山村国務大臣 肥料価格安定等臨時措置法は、肥料の価格の安定を図るため、その取引を適正かつ円滑にするために必要な措置等を講ずるために、昭和三十九年に制定されたものでございます。そして今日に至るまで、オイルショックのときを除きましては肥料の価格は安定的に推移し、また輸出の調整により国内肥料の安定的供給、輸出競争力の強化等が図られてまいりました。 肥料価格安定等臨時措置法は、このように農業及び肥料工業の発展に多大の貢献をしてまいりましたが、最近の農業及び化学肥料工業をめぐる厳しい状況にかんがみ、肥料の価格の安定のための措置を引き続き講じようとし、今回またお願いするような次第でございます。
○山村国務大臣 お答えいたします。
五十九年来穀年度におきます主食用の供給といたしましては、五十八年産米千三十七万トンのほかに五十七年産米十万トンの持ち越しがございます。需要千五十万トンに見合った供給は確保されているものと考えます。しかし、決してこれはゆとりがあるというものではございませんので、端境期におきましては、早期出荷を初め、きめ細かな需給、売却操作を行いまして、万全を期してまいるつもりでございます。
【次の発言】 今言われました消費拡大等につきましても、これは引き続いて努かしてまいります。何といいましても、日本がこれだけ平均寿命が延びたというのも、日本型食生活ということで、いわゆる米……
○山村国務大臣 私としましては、本年度の米価につきまして、けさまで実はやっておりました。けさ大蔵省へ参りまして、七時半でございましたか、大蔵大臣ともいろいろ折衝をいたしました。しかし、御存じのとおりの行革審からの報告のとおり厳しいような、はっきり申しまして大蔵省の姿勢は崩れません。続きまして八時四十五分ですか、まとまりまして、そして大蔵大臣と再度詰めをいたしまして、私としては精いっぱい努力したつもりでございます。 何にいたしましても、この四年来のいわゆる冷害等によりまして、当面の米の需給は決してゆとりあるということは言えないと思いますが、しかし生産調整を行わなければならないというような、需給……
○山村国務大臣 最近の桜島火山の活動は、さらに活発化してきておるということは聞いております。火山噴出物、特に降灰、また火山ガスによる農作物及び農業用施設、特にこのビニールハウスでございますか、これらに多大の被害が発生し、農作物被害の防止、軽減を図るための耐女性の強い被覆資材が待望されているということは十分衆知しております。このために、今年度検討を進めております調査研究の結果を踏まえまして、優良な資材の実用化に見通しがついた段階におきまして、共同施設として設置された降灰防止施設について新資材が用いられる場合は補助の対象とすることを検討いたしております。
○山村国務大臣 この果樹の問題につきましては、先生の御質問の趣旨、本当によくわかるわけでございますが、一応国民生活上は嗜好品として位置づけられるという性格上、困難な問題もいろいろあろうと思います。しかし、例えばアメリカとの間に日米間での合意というようなものもなされまして、これを、言うならば輸入の一元化というようなことを考える場合にはなかなか難しい問題が出てくるのじゃないかと思います。それにしましても 先と言われる御趣旨よくわかりますので、ひとつ慎重に検討してみたいというぐあいに考えます。
【次の発言】 ソビエトのカメンツェフ漁業大臣の招待による私の訪ソにつきましては、九月の中旬以降、これを現在……
○山村国務大臣 今局長から申し上げましたとおり、てん菜につきましてはこの生産者価格はパリティ指数に基づきまして算出される価格を基準として、物価そのほかの経済事情等を参酌して決定するということでございまして、政府といたしましてはまだどうするかということを決定しているわけではございません。
【次の発言】 この大豆の基準価格、これは大豆なたね交付金暫定措置法に基づきまして、農業パリティ指数に基づいて算出される価格及び生産事情、そのほか経済事情を参酌して決定するということになっておりますが、その際に他の畑作物の価格決定とのバランス、また現下の厳しい財政事情、また栽培技術の高位平準化による生産性の向上、……
○山村国務大臣 お答えいたします。
我が国の食物たる米の輸入は絶対にいたしません。
それと、今度の日米農産物交渉に当たりましては、日本の農業を守るという立場を堅持してまいります。特に一昨年の四月の農林水産委員会からの決議、そして本年一月の農林水産委員会の申し入れ、この趣旨を体しまして、この趣旨を踏まえて、農民が犠牲にならないように、今後の我が国農政が着実な発展をするということを念頭に置いて交渉に当たります。
【次の発言】 事務局からもよく伺いました。食管法には間違いなく違反していないということでございますりで、詳細につきましては政府委員から説明させます。
○山村国務大臣 日米農産物交渉につきまして、農林水産大臣といたしましては、わが国農業を守るという立場を堅持してまいります。特に一昨年四月、農林水産委員会からの御決議、そしてまた本年一月の申し入れ、この趣旨を踏まえまして、農業者が犠牲にならないように今後のわが国農業を着実に発展させるということを念頭に置いてやってまいります。
【次の発言】 先生の御質問は、地方農政局を切ったらどうだということでございますが、先生御存じのとおり、日本の場合は農業というのが各地域によって大きく異なっております。そこで、今各地域の実態に即したきめの細かい農政を円滑に進める必要があるということで、全国七カ所の農政局がある……
○山村国務大臣 お答えいたします。 雑豆の流通改善につきまして、種々の団体がある、生産団体、流通団体、実需者団体、かなり広範なものでなかなか難しいようでございました。しかし、今、政府委員の方から申し上げましたように、かなり煮詰まってもきておるようでございますので、私といたしましては通産省、通産大臣と相談いたしまして、雑豆関係者の御納得いただけるような改善方法を早急にとってまいりたい、そういうぐあいに考えております。
○山村国務大臣 先生今おっしゃいましたように、これからの交渉でございますが、前大臣の金子先生がおっしゃっておられましたのは、要らないものまで輸入して冷蔵庫の中で腐らせるようなやり方はやるべきではないというようなことを言われておりましたが、私も同じ考えでございます。この農産物交渉に当たりましては、日本の農業、どういうように今日本の農業があるのかというのをよく説明してまいります。例えば、今日本で輸入する農産物の四〇%はアメリカから輸入しておるわけでございます。また、アメリカが輸出しておる農産物全部のうちの一五%、これを日本が買っておるわけです。牛肉にしましてもアメリカの全輸出の六割、オレンジにしま……
○山村国務大臣 お答えいたします。 いまお話がありましたように、確かに日米の貿易の中からいうと極めて一部分でございます。特に牛肉、オレンジにつきまして、日本では少なくともアメリカの全輸出量の六割、かんきつにしましても四割を今、日本で買っておるわけでございますが、これを全輸出量から見ますと、農産物の中ではわずかに三%、そしてアメリカの全部の輸出量の中から見ますと一%という微々たるものでございます。少なくとも今まで日米間の農産物貿易というものはうまくいっておりました。良好、友好的と言っていいと思うのですが、これが比重の小さいこのオレンジ、牛肉に限られ日米の間がまずくなるというのは残念だということ……
○山村国務大臣 ただいま総理から基本的な考えをお述べいただきましたが、私といたしましては、特に一昨年、五十七年の四月でございますが、衆議院の農林水産委員会の決議、これをいただきました。米国等からの牛肉、かんきつ類の完全自由化等の要請を「軽々に受け入れることは、我が国農業・漁業に壊滅的な打撃を与えること必至である。」との認識が出され、そしてまた、「自由化及び輸入枠の拡大等については、農業者・漁業者が犠牲となることのないよう対処すべきである。」とされました。私も、この趣旨に沿って農産物交渉に対処してまいりたいと思っております。
○山村国務大臣 お答えいたします。 実は、過剰米の輸出処理ということで今まで対処してまいったわけでございます。昭和五十四年度からおおむね五年にわたって処理するということを、これを当初から過剰米処理計画の一環として取り進めてきたところでございまして、これが五十八年度で予定どおり終了するということでございますので、五十九年度打ち切りを決定というのではないので、その点、御理解をいただきたいと思うのです。(矢山委員「五十九年度、何」と呼ぶ)五十九年度に打ち切りを決定したということではございませんで、五十四年度から五十八年度五年間で過剰米を処理するということを原則として当初から言っておることでございま……
○山村国務大臣 先生御存じのとおり、五十八年度の農家経済、これは冷害等の米の問題もございました。四年続きの不作というようなこともございました。農業所得の面では回復しており、四月から十二月の間で前年同月期に比べて四・七%の増加ということになっておるような状況でございます。しかし、農外所得については賃金の鈍化等から低い伸びとなっており、このため農家総所得は農業所得の伸びをやや下回っておるというような状況が、今の状況だと思います。
【次の発言】 来週農林水産省の事務局を向こうへ差し向けますが、私が行くというのはまだ決まっておりません。
【次の発言】 三月末を目指して全力を挙げております。
○山村国務大臣 私どもといたしましては、できる限り三月いっぱいで決着をつけたいというぐあいには考えておりますけれども、しかし、合意を達成したい余りに無理な要求、これをのむということはございません。期限にとらわれてそのようなことはしないということだけは申し上げられます。
【次の発言】 先生今おっしゃいましたこと、これは一昨年四月の農林水産委員会の決議、それから本年一月の農林水産委員会の申し入れ、それに適合しておりますし、私もこの決議、申し入れ、そして今先生のおっしゃったこと、これを頭に刻み込んで交渉に当たってまいります。
【次の発言】 私たちとしましても、カネミ油症事件の患者の方には本当に長い間……
○山村国務大臣 先生おっしゃいますが、やはり現在の米の生産というのをそのまま続けますればかなりの量が過剰になります。そこで第三期対策を今やっておるわけですが、第三期対策につきましては、いわゆるこれからの実施状況、転作定着化の状況を見ながら米の需給を図って一億人に安定した供給をしなければなりませんので、その状況を見ながら勘案するものでございまして、いつやめるかということは、今のところ残念ながら申し上げられません。
【次の発言】 今十七万五千俵在庫がございます。細かいことにつきましては、今事務局から申し上げます。
【次の発言】 お答えいたします。
今事業団のあり方につきまして、研究会ということを……
○山村国務大臣 お答えいたします。
私といたしましては、日米農産物交渉に際しましては、日本農業を守るという立場を堅持してまいります。ただいま塚田総務審議官を渡米させておるところでございますが、私もニュースで今先生おっしゃったようなことをお伺いしましたが、しかし、少なくとも基本の姿勢といたしまして、無理な要求があった場合には、三月いっぱいに何とか決着はつけたいとは思いますが、そうかといって、この時期にとらわれまして無理な要求をのむというようなことはしないつもりでございます。
【次の発言】 私といたしましては、今渡米させております塚田総務審議官、これらの報告を得まして、私が渡米いたしまして決着が……
○山村国務大臣 御指摘の答申で提起されております財政措置事項等のうちで、改善期間の延長、退職手当に係る財政措置につきましては、国有林野事業改善特別措置法の改正を今国会で審議していただくこととしておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。そのほかの諮問題につきましては、その方策について引き続き真剣に検討してまいる所存でございます。 また、国有林酢事業の経営悪化は、我が国林業全体を取り巻く構造的な問題とも深くかかわっており、こうした構造的問題の改善、打開を図るために、答申で提起されている問題等についてあわせて検討し、その施策の充実強化に努めてまいる所存でございます。
○山村国務大臣 加工原料乳、これの保証価格等につきましては、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法に基づきまして、最近における牛乳、乳製品の需給の動向に慎重に配慮しながら適正に決定するという昨日の畜産振興審議会の答申、これを踏まえまして、各方面とも調整の上、適正に配慮してまいりたいというぐあいに考えます。
【次の発言】 先生御存じのとおり、五十二年度以降供給過剰の状態となりまして、五十四年度から生産者団体が自主的に計画的生産を実施するということなど、苦い経験を今までいたしております。その後ようやく需給が改善し、昨年度においては、四年間据え置いたものを、限度数量二十二万トン増しという二百十五万トンに……
○山村国務大臣 葉たばこは我が国の畑作地帯におきまする農業経営にとって極めて重要な作物であると思ってお方ます。我が国の農畜産物におきましては、群を抜いて一位が米でございます。続きまして豚、生乳、鶏卵、肉用牛、ブロイラー、たばこという順でございまして、畜産物を除きますとこれは二位を占める作物でございます。 そこで、農林水産省といたしましては、従来から各種の補助事業及び制度融資等を行ってきたところでございますが、今後とも葉たばこ生産農家の経営の安定化を図る観点から、大蔵荊、新会社とも十分連携をとりながら適切な生産振興対策を立ててまいりたいというぐあいに考えております。
○山村国務大臣 昭和五十九年度農林水産関係予算について、その概要を御説明申し上げます。各位の御協力を得て御審議いただくに当たりまして、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。 言うまでもなく、農林水産業は、国民生活にとって最も基礎的な物資である食料の安定供給を初め、活力ある健全な地域社会の形成、地域住民への就業の場の提供、国土・自然環境の保全などの重要な役割を担っており、我が国経済社会の発展と国民生活の安定を図っていくためには、農林水産業の着実な発展を図ることが不可欠であります。 ひるがえって、今日の我が国農林水産業をめぐる町外の状況を見ますと、食料消費……
○山村国務大臣 これは先生おっしゃったとおり、確かに甘かったというのは認めざるを得ないと思います。
【次の発言】 先生おっしゃいますように、現在の蚕糸をめぐる情勢というのは本当に厳しいものがあるわけでございますが、とりあえず、いろいろ努力をしてまいりましたが、繭糸価格制度が危機に瀕しておるということで、生産者の皆さんともお話ししながら、減反を御協力いただくということを今協議しておるわけでございますが、繭糸価格制度これ自体もどうあるべきかということで、研究会をつくっていろいろ研究を進めていただいております。その結果が出た上でということですが、先生は、そんななまっちょろいことをやっていてはだめだ、……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。