このページでは中野寛成衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○中野寛成君 ただいま議長から発議されました二十一日間の会期延長の件につき、民社党・民主連合を代表し、反対の討論を行います。 九月十一日から始まりましたこの臨時国会の最大の眼目は、深刻な円高不況対策としての大型補正予算及び関連法案の措置と、行政改革の最大の目玉である国鉄改革関連諸法案の成立を図ることでありました。 これに先立ち、我が党は、円高不況に苦しむ各業種並びに地域の救済を一刻も早く実現し、そこに働く人々の安心を確保するため、五兆円規模の大型補正予算と大幅所得減税をこの臨時国会の冒頭に提出するよう政府に強く要求いたしました。しかるに、補正予算が提出されたのは、何と臨時国会も半ばを過ぎた……
○中野寛成君 国民の大きな怒りの声の中で、今、自民党の破廉恥とも言える無謀な申し入れで提案された通算百六十三日にも及ぶ空前の三十四日間の会期延長に対し、私は、民社党・民主連合を代表し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 最近は、連続する自民党の強引な国会運営や公約違反など、また、これに対する一部野党の国会ボイコット戦術によって、本院の採決は、出席すれば賛成、欠席だけが反対であるかのようなイメージが定着しつつあります。このような状況は、再び左右対決の極端な政治風土を呼び、反対をしようと思えば、それこそ実力、腕力までも使う人が最も熱心な反対者と評価されるような、議会制民主主義を破壊するそう……
○中野委員 民社党・民主連合の立場から、意見を若干申し上げさせていただきたいと思います。 私どもは、第二臨調発足以前から、現在の日本国の財政を考えるときに、また行政機構が肥大化していることを考えますときに、どうしても行政改革の推進が必要であるということをたびたび御指摘を申し上げ、第二臨調を初めとする、また今日の臨時行政改革推進審議会に至ります過程の中で、その審議と実行を促してきたところでございます。そういう中で、第二臨調における行政改革についての答申をつくる過程の中で、金目になる論議というものが避けられたと指摘する向きもあるわけであります。我々は、行政改革によって財政をいかに切り詰めていくか……
○中野委員 日本の民主主義は一体どこへ行ったのか、自民党に一片たりとも民主政治への良心は残っているのか、国民みんなが今まさに怒っている、そう思うのであります。 先ほど来聞いておりますと、審議を拒否した、それは野党であるかのごとき御発言もありました。今日の最大の政治問題である売上税について、本会議における所信表明演説において売上税のウの字も触れなかったのは一体だれなんですか。歳入の大きな根幹をなす部分について、予算審議に入れというその前にそれに関連する法律を出さなかったのは一体だれなんですか。審議をしろと言っても、審議をできる状況にどうしてあったと言えるのでしょうか。 近くは、あの十五日、予……
○中野委員 最近の国会運営のあり方というのが大変ゆがんできているというふうに私は考えております。 本来、会期幅等につきましては、できるだけ審議をする日数を確保するというのが野党側の立場でもありますし、我々はそういう主張をしなければならないとは考えております。しかしながら、それはあくまでも、政府・与党が野党の言うことを聞こう、野党がまた国民の声を率直に代弁をして論陣を張る、そしてなるほどと思われるものについては、予算であろうと法案であろうとそれを修正する、そういう姿勢が政府・与党にあって初めて成り立つものであります。しかしながら、今日まで、野党がそれこそ国会の審議をストップする等の強硬手段に訴……
○中野委員 私は、民社党・民主連合を代表し、ただいま議運委員長より提言をされました会期延長問題について、断固反対の立場で討論をいたすものであります。 当初、自民党より六十七日間の提言がなされました。先ほど常任委員長会議が開かれて、これが五十九日に決定をされ直したということであります。六十七日が五十九日に変わろうとも、自民党政府が消費税を中心とする税制改革法案の成立をまさにそのことによって図るもくろみ以外の何物でもないことがはっきりいたしているからであります。 私どもは、昨年の売上税の反省から、議長あっせんによって与野党が十分に協議するように提言がなされ、与野党の協議機関としての税制改革協議……
○中野委員 民社党・民主連合を代表して、一言意見を申し添えたいと思います。 結論から申し上げますと、今回の改正の提案に対して賛成であります。今日まで、ややもいたしますと、証人喚問が必要なときに証言法が十分整備されていないことを理由にして実現をしなかったことは極めて残念でなりませんでした。今回も、本来リクルート問題について八月時点、あの問題が表面化いたしました時点で早速関係者を招致し、証人喚問をいたしたかったわけでありますし、その申し入れをしたわけでありますが、しかし、議院証言法が現行法では不備であるという理由で今日まで実現を見てこなかったわけであります。私どもは現行法でできるという気持ちを強……
○中野委員 私は、民社党・民主連合を代表して、現在提案、提示されております三十四日間の会期延長に反対の討論を行わせていただきたいと思います。 そもそも会期制度は何のために生まれたのか、最近とんとわからなくなりました。本来は、一定の会期を決めて、すなわち与野党が議論をする土俵を決めて、そしてその中において精いっぱいの論議を尽くす、その会期の間に結論が得られなければ、再度国民の声に耳を冷静に傾けて判断をし直す等々、本来の議会制民主主義の運営の中では、会期を決めるということは、安易にそれを後ほど延長するなどということが許されるということで決められたものではないと思います。いろいろな事件や事故やそし……
○中野委員 先ほど来の同僚委員の質問と重複を避けるために、場合によって若干通告と違う質問をするかもわかりません。お許しをいただきたいと思います。
まず、大臣にお伺いをいたしますが、教育というのは文化継承の一つの手段だ思うのです。ゆえに文化が教育の上にあり、かつ、文化が教育を包み込むものだろう、こう思っております。ゆえに、まず聞きますが、文部省の名前を文化省として、そしてその中に教育を担当する教育庁をお置きになったらいかがか、発想の転換を図ったらいかがか、こう思いますが、大臣はいかがお考えですか。
【次の発言】 御答弁の後段の部分については大変テクニカルな御答弁であった。評価はいたしませんが、……
○中野委員 私は、国立学校設置法の一部改正案が上程されておりますが、それに関連をする質問と同時に、あわせまして、最近、教育界を取り巻く若干の諸問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に出ております「国立大学共同利用機関」、これを「大学共同利用機関」に改めることにつきましては、先ほど来るる同僚議員の質問もございましたし、御答弁もございました。その趣旨につきましては、むしろ現在、日本の研究機関のあり方について随分と内外から要請がある、そのことにこたえる一つの方法として評価をし、我々としてはその目的が十分達成されるように御要望申し上げて、この問題についての重ねての質問はあえていたしませ……
○中野委員 まず最初に、著作権法のあり方について基本的な姿勢を、言わずもがなかもしれませんが、お伺いしておきたいと思います。 今回の改正案等の精神からいいますと、音楽等の文化を伸ばすか枯渇させるか、ある意味ではその生命線に触れたものであろうと考えております。創作意欲を伸ばし、すばらしい作品ができることがひいてはハードを伸ばすことにつながる、すなわち、ハードはソフトに貢献をし、ソフトによってハードも伸びる理念とシステムをつくるということではないだろうか。料理に例えれば、器に金をかけ過ぎて料理がお粗末ではその品物は売れぬ。やはりこの精神が著作権法とともに広く関係業界及び国民の思想の中に根づいてい……
○中野委員 民社党・民主連合を代表して、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 まず、質問の順位を若干変えさせていただきまして、総理の政治姿勢と国際感覚につきましてお尋ねをいたします。 その第一は、人道問題としての中国問題にどう対応するかということであります。人民の生命と財産を守るべき軍隊が、その人民、しかも無抵抗の人民に銃を向けて、数千人にも及ぶ人民の大殺りくが行われました。しかも、テレビが映している、世界の耳目が集中をされている、その目の前で行われた大殺りくであります。また、現在はその後の弾圧がいよいよ強くなっていることもまた引き続いて報道をされています。ところが、日中戦争を理由……
○中野委員 私学共済についての質疑でございますが、まず先に、私学全般、とりわけ私学助成の問題についてお伺いしておきたいと思います。とりわけ大臣の御見解といいますか、私学に対する御認識をまずお聞きしたいと思います。 私学は今日、幼稚園児の七五・八%、高校生の二八%、短大生の九〇・一%、そして四年制大学生の約七二・五%もの教育を担当しているわけであります。私学が担っている役割の重要性、それから私学の量と質、もう私学はこのくらいでいいというのか、もっとふやしたいというのか、ちょっと抑えぎみの方がいいというのか。質の問題も、最近少々レベルが上がっているのか下がっているのか、また中身についても、こうい……
○中野委員 教育職員免許法改正案について質問をいたしますが、法案自体だけではなくて、その関連する周辺の諸問題についても若干お尋ねをいたしたいと思います。幾つか質問通告はしているのでありますが、若干順番を変えさせていただいて、本来の教員免許法関係のそのもととなります教育課程の関係につきましてまずお尋ねをさせていただきます。 戦後、社会科が果たしてきた役割につきましては先ほど来るる論じられてきたところでありますが、今回の社会科の再編成によって従来行われてきた民主主義教育が損なわれるという見解もありますし、先ほど来そういう観点に立っての質問もありました。なぜ再編成しなければならないのか、なぜ再編成……
○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは、参考人の先生方には御足労いただきましてどうもありがとうございました。 まず、高橋先生にお伺いいたしたいと思いますが、この教員免許法の改正案を審議するということになりますと、随分電話やお手紙をたくさんいただきました。その中で一番多くの御指摘は、戦前の教育に戻るのではないかという御指摘がありました。私はそうではないと思いますが、しかし、そういう誤解を与える言動、そういうことをなさる方々が、文部省という意味ではありませんが、学者の皆さんを含めてやはりあるのかなというふうに思ったり、もう一つは、先ほど高橋先生は、それは非常に感情的な考え方ではないか……
○中野委員 きょうは、音楽教育について参考人をお迎えして御質問を若干させていただきたいと思います。何しろ専門分野にわたるものですから、参考人にお聞きしませんとわからないものがたくさんございますので、参考人にかなり時間をとって御説明をいただき、それに沿った形での質問をさせていただきたいと思います。 もう大臣も十分御認識のように、教育の重要性を語るときに知情意のバランスがとれていなければいけない。それに徳体を加えたりいたしますが、とりわけ情を育てる、これは幼児のころからの教育が極めて大きな意味を持つと思います。また、音楽的に人間がその営みの中で感覚として発展するのは十歳もしくは十五歳くらいまでだ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。