中野寛成 衆議院議員
39期国会発言一覧

中野寛成[衆]在籍期 : 34期-35期-36期-37期-38期-|39期|-40期-41期-42期-43期-45期
中野寛成[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中野寛成衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院39期)

中野寛成[衆]本会議発言(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 衆議院本会議 第25号(1990/06/11、39期、民社党)

○中野寛成君 佐藤敬治議員の御質問にお答えを申し上げます。  さすがに見識のある御質問に敬意を表したいと思います。  さて、税制再改革の具体的内容については、税制再改革基本法案にある国民税制改革協議会に逃げており無責任であるとの指摘にどう答えるかとの御質問でありますが、確かに自民党の一部の皆様からはそのようないわれなき非難を受けております。しかし、本当は具体的内容を示していないところにこそ意味があるのであります。それを前もって明らかにすることは、逆に私どもが主張する租税民主主義の精神に反するおそれがあると考えております。すなわち、私どもが再改革の内容までも決定したとしたら、消費税を国民の理解も……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 衆議院本会議 第13号(1991/02/25、39期、民社党)

○中野寛成君 二月二十五日、きょうはクウエート国の建国記念日であります。この日にクウエート及び湾岸諸国の人々に真の平和がプレゼントされますように祈りながら、私は、民社党を代表して、ただいま行われた財政演説について、海部総理に質問を行います。(拍手)  ついに地上戦が始まってしまいました。和平の実現と地上戦の回避のため、多国籍軍側がぎりぎりの条件としてイラクに求めた二月二十四日午前二時という撤退期限が来たにもかかわらず、平和を願う世界の声に背を向けて、イラクがかたくなな態度でこれに応じなかったために、ついに地上戦突入という最悪の事態に至ったことは極めて遺憾であります。私は、戦争の犠牲者をこれ以上……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 衆議院本会議 第7号(1991/09/11、39期、民社党)

○中野寛成君 私は、民社党を代表し、政治改革三法案に対して質問をいたします。  選挙制度の抜本改革は、衆議院、参議院の果たすべき役割を明らかにした上で同時に行うのが筋道であります。第八次選挙制度審議会は、この観点から、参議院の選挙制度についても、現行の比例代表選挙を非拘束式に改めるという答申を出したのであります。総理は、常々、選挙制度審議会の答申を尊重すると言われております。しかし、今回の衆議院選挙制度改革案は、我が国の二院制のもとでの議会制民主政治をどうするのかという理念もなく、衆議院のみ先行して提案されたものであります。その結果、現行の参議院選挙制度と今回の衆議院選挙制度改革案は、極めて似……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 衆議院本会議 第33号(1992/06/15、39期、民社党)

○中野寛成君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました両法案に賛成の討論を行うものであります。(拍手)  二十一世紀を目前にして、世界は急激に、しかも劇的に変化しております。ソビエト連邦が解体し、共産主義による独裁政治に幕がおろされましたが、これは、半世紀近くにわたり世界の秩序を支配してきたヤルタ体制の終えんを意味するものであります。  この間、幸いなことに我が国は平和を享受してまいりましたが、一方的な平和の受益者であったこともまた事実であります。敗戦によって我が国の立場は、世界平和の秩序をつくり上げていく国としての資格を失い、裁かれる側にあったため、その構築に力をかすことなく、冷戦に……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 衆議院本会議 第20号(1993/04/14、39期、民社党)

○中野寛成君 私は、民社党を代表し、政治改革についての我が党の考えを示しつつ、自民党提出及び社会、公明両会派共同提出の政治改革関連法案に対し質問をいたします。  政治改革の第一の理由は、国民の政治不信の解消であります。佐川問題に続く金丸前議員の政治資金の私的流用、不正蓄財事件は、国民の政治不信を決定的にしました。信なくば立たず、国民の政治不信の解消が急務であります。  しかし、それは立法や制度改正のみでできることではありません。現に、金丸事件を初め過去のスキャンダルは、そのときの法律を破ったことばかりであります。全力、権力、暴力を排し、法律を守り、襟を正す政治家の反省と決意こそがまず必要であり……

中野寛成[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院39期)

中野寛成[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第3号(1990/06/12、39期、民社党)

○中野議員 お答えいたします。  政府・与党の場合に、ある意味では国民に受け入れがたい問題について、一つの信念を持って、将来を展望をして、ある意味では泥をかぶってその施策を推進をするということがあるであろうと思いますし、そしてまた、野党も同じ気持ちで、責任野党としての心構えを持って、本当のことを本音で語るという姿勢を持ち続けなければいけないと思います。ただ、自民党与党が衆参両院において過半数をとっているときには、言うならば採決において政府・与党が腹をくくれば、それは成立をするわけであります。そのようなときに、野党サイドから、言うならば一つの問題提起を申し上げる、言うならば野党が修正をする、修正……

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号(1990/06/14、39期、民社党)

○中野議員 累進カーブの問題につきましては、ある意味では自民党の皆さんの中の御主張と我々の態度とが一致する部分があろうと思います。消費税を導入するという前提で、その逆進性を累進性だけで解消するということになれば、先生おっしゃるとおりであろうと思います。  しかしながら、言うならばもっと低所得層の、非課税もしくはその非課税の部分に位置します低所得者の皆さんに対する対策はそれでは緩和されないわけでございまして、それらの矛盾をその中に包含をしている。ゆえに我々としては、低所得者のことを考えますと、逆進性の問題はなお深刻であるということを前提として考えましたので、消費税の導入には反対と言わざるを得ない……

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第8号(1990/06/19、39期、民社党)

○中野議員 消費税を廃止いたしますと三千万も一千万も一億円も関係ないわけでございまして、私どもとしては廃止を前提としての御提案を申し上げているわけであります。
【次の発言】 お答えをいたします。  私どもも、とりわけ名前を出して恐縮ですが、中曽根内閣当時によく審議会方式を採用され、そしてそこには行政や立法機関の主体性が損なわれるのではないかという批判をしたことがございます。これは言うならば一つの結論を先にみずから持っておって、それを諮問をするという形で審議会を隠れみのに使う、そして結果的にはみずからの主張を審議会の答申だという名をかりて、言うならば一種の隠れみのとして利用して、そしてそれを実行……

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号(1990/06/21、39期、民社党)

○中野議員 何が金持ち優遇かということについては、いろいろな解釈があるだろうと思います。  我が党は比較的、金持ち優遇という言葉は使わなかった方でございますけれども、しかしながら、例えば所得税、相続税ともに最高税率を引き下げる、また税率をフラット化するということについてのいろいろな工夫がなされました、それはそれで、いわゆる働きがいや生きがいの問題等をあわせますと意味のあることでありますが、しかしこれに消費税が加算をされて、そういう状況の中で、結局一方では所得税、相続税の最高税率が引き下げられる、資産課税は不十分であるというふうな状況の中になりますと、いわゆる資産格差を生んでくるというふうなこと……

第118回国会 法務委員会 第3号(1990/04/17、39期、民社党)

○中野委員 きょうの朝刊を読んでおりますと、非常に大きな記事で、日韓議員連盟竹下登会長が訪韓をされ韓国の盧泰愚大統領と会談をされた中で、在日韓国人の三世問題についてまさに日韓間に存在する最大の政治課題として取り上げられ、そして盧泰愚大統領訪日を契機としてこの歴史的な問題をぜひとも解決し、日韓間の真の友好親善のために大きな役割を果たしたい、今日まで日韓間には不幸な歴史が幾たびかありましたけれども、逆にそれらを国民感情の中から一気に払拭する絶好のチャンスであるという意味のことが報道されておりました。  先般、予算委員会におきましても、法務大臣にそのことを中心に若干の質問をさせていただいたわけであり……

第118回国会 法務委員会 第5号(1990/05/29、39期、民社党)

○中野委員 今回の商法改正は、それぞれ利害関係がふくそうし、また一企業、一株式会社の立場からいたしましてもジレンマの多い内容であろうと思うのです。例えば、ある企業、これは債権者であると同時に債務者であるということも多いと思うのです。債権者保護という立場が今回の法改正の一番大きな眼目になっておりますけれども、人情からいいますと、よその会社の経理は見たい、しかし自分の会社の経理は見せたくない、これは人間だれしも人情としてそう思うと思うのです。ですから、そういう多くの矛盾やジレンマを一方で抱えながら、しかし会社のあるべき姿を目指していこう、債権者保護も図っていこう、そういう一つの理念、目的があると思……

第118回国会 法務委員会 第6号(1990/05/30、39期、民社党)

○中野委員 東京家裁、東京簡裁、裁判所の合同庁舎の計画、加えて区検察庁等の行政庁舎がドッキングする計画、このことについてお尋ねしたいと思います。これはひとり東京の問題として問題視しようとしているのではないのでございまして、むしろ東京だからこそ、全国のこういう仕組みのモデルケースとして模範を示さなければならない。法務当局また裁判所等の本来の任務、姿勢について、基本的な問題であると思いますからあえてお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、東京家庭裁判所と東京簡易裁判所の合同庁舎のことにつきまして、家庭裁判所と簡易裁判所の性格の違い、とりわけ家庭裁判所は新憲法のもとで「家庭に光を、少年に愛を……

第118回国会 法務委員会 第7号(1990/06/01、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成でございます。  きょうは、参考人の先生方には貴重な御意見をありがとうございました。  まず、鴻参考人に基本的なことを一点だけお伺いさせていただきます。  この商法改正というのはたくさんのジレンマを抱えていると思うのです。国際化の時代に合わせたいという気持ちがある。債権者の保護を図りたいという気持ちがある。しかしながら、その規制を厳しくすれば中小企業の皆さんにとっては大変な負担がかかるという問題がある。また、債権者保護という問題だけ取り上げましても、例えば中小企業の皆さん、債権者という立場に立てば逆に明朗にしてもらいたいという希望がある。しかし、債務者といいますか債……

第118回国会 法務委員会 第9号(1990/06/08、39期、民社党)

○中野委員 今回は見送られているわけでありますが、最初法制審議会の改正要綱にありましたものの中で、計算書類の登記所における公開制度というのがあったわけであります。これが今回見送られたものですから、中小零細企業の皆さんは一応ほっとしているというところがあるわけでありますが、会社の社会的責任を果たすという意味では、これもまた一つの大きな手段であることも否めない事実であります。しかし、そういう中で導入をされますと、小規模な会社にとっては、経営状態がよければ商品の代金を値切られるという心配がある。親会社から下請会社がいじめられるとか、元請から下請が値切られる、そういうことを実際に心配しておられる方々が……

第118回国会 予算委員会 第10号(1990/04/13、39期、民社党)

○中野委員 米ソの緊張緩和が進みつつありますことは、世界平和にとっても、また我が国にとっても極めて喜ばしいことであります。  そこで伺いますが、二月七日から九日まで行われました米ソ外相会談、そこで戦略兵器削減条約、それから欧州通常戦力の相互削減条約、これを年内に調印することが確認をされました。それ自身大変結構なことでありますが、そこで、欧州で削減をされます予定のソビエトの核兵器や通常戦力がアジアに振り向けられるということになりますと、我が国にとっては大変心配なことであります。  しかし、このデタントの時代にそんなことがあるかと言う人もあるかもしれません。しかしながら、欧州で削減されたその兵力を……

第118回国会 予算委員会 第17号(1990/05/09、39期、民社党)

○中野委員 先ほど加藤委員からも御質問がございましたが、まず私は、国の基本政策であります外交、防衛、エネルギー、三つの問題に絡まりますプルトニウムの海上輸送問題についてお伺いいたしたいと思います。  日本のエネルギー確保の上で総電力の約三〇%を占めます原子力発電は、重要な欠かすことのできない存在であります。その意味で、プルトニウムの海上輸送の安全は、日本のエネルギー確保にとって死活的課題と言えるわけであります。しかし、あわせまして、先ほど来その護衛の問題が出ているわけでありますけれども、これは単に日本のためということだけではなくて、国際社会に万一の不安を与えないという意味での平和と安全の問題に……


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第119回国会(1990/10/12〜1990/11/10)

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第7号(1990/10/31、39期、民社党)

○中野委員 ただいまの質問の中でも政府、とりわけ総理の毅然たる姿勢が望まれておりました。若干方向は、地点は違いますけれども、まさにその原点に返って私は総理初め関係大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  憲法の精神が今大きく問われているわけであります。なすべきこととなしてはならないことにけじめをつけることが肝心であります。なすべきことをしないことも、なすべきでないことをすることも憲法違反であります。なすべきではないことにつきましては、先般来、各同僚議員からの質問が重ねられておりますから、私は、むしろきょうはなさなければならないことを中心にお尋ねをしたい、こう思うのであります。  まず、この法案の……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1991/04/24、39期、民社党)

○中野委員 選挙制度改革に関する民社党の基本方針について意見表明をいたします。  まず初めに、その進め方についてであります。  政治改革の目標は、我が国の議会制民主政治を活性化し、二十一世紀に向け、国民一人一人の豊かさを実現できる政治を確立することにあります。  政治改革によって実現すべき課題は、一、一票の格差を解消し、より民意を公正に議席に反映する選挙制度を確立すること、二、政治家の資産公開など政治倫理を確立する制度をつくること、三、政治資金制度を改革し、その公開性・透明性を高めること、四、政党への公的助成制度を確立することなどであり、さらに国会の改革、立法府と行政府との関係の改革、地方分権……

第120回国会 法務委員会 第1号(1990/12/18、39期、民社党)

○中野委員 在日韓国人の権益問題について、いよいよ大詰めを迎えたなという感じがいたしまして、感慨深いものがあります。振り返りますと、この在日韓国人に関する法的地位協定が締結をされましたのが昭和四十年十二月十八日でございますから、本日をもって二十五周年、こういうことになるわけでありまして、まさにその間三世の問題がずっとひっかかってきたわけでございます。ここでいよいよ結論を出すべきときというふうに感じますし、また私がこの問題に当初関心を持ち、当委員会等で取り上げさせていただきましてから十年たちます。  当時、韓国居留民団の皆さんからの御依頼を受けて、日本において韓国の弁護士の相談に乗ってもらいたい……

第120回国会 法務委員会 第5号(1991/03/08、39期、民社党)

○中野委員 罰金の額等の引き上げのための刑法の一部改正案でございますが、そう時間がありませんから、基本的なことだけお尋ねをさせていただきたいと思います。  この罪と罰の関係を間違えますと、これは大変な人権問題になると思います。今回は、この法律案の提案理由説明によりますと、「昭和二十三年に制定され、同四十七年に改正された罰金等臨時措置法によることとされておりますところ、同法が改正された昭和四十七年から見ましても既に約十九年が経過し、この間、消費者物価は約二・五倍に、労働者賃金は約三・五倍に上昇しております。」云々と書かれておりまして、ゆえに、「刑法等に定める罰金及び科料の額等を原則的にその二・五……

第120回国会 法務委員会 第8号(1991/03/19、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野でございます。きょうはありがとうございました。  まず井田先生にお尋ねをいたします。  先ほど司法の容量を大きくというふうにおっしゃられました。これは単に人数をふやせばいいということだけではないのでしょうけれども、しかし、人数は極めて大きな要素であると思います。先ほど来検察官の数がよく出ておりますけれども、私は、都市部で開業されておられます弁護士の先生方からよくお聞きするのは、いやあ最近はいわゆるいそ弁のなり手がなくて困っているよ、いそ弁をとろうと思うと、もう修習生のころから飲み食いはおろかあらゆる手段を講じて籠絡しないと、とてもじゃないけれども来てもらえないという話を……

第120回国会 法務委員会 第10号(1991/04/12、39期、民社党)

○中野委員 入管法の審議がいよいよ大詰めを迎えるに当たりまして、今日まで長い間、韓国を初め該当する皆様方の折衝あるいは内容の詰めにつきまして、法務当局が大変な御苦労をいただきましたことに心から敬意を表したいと思います。  各論につきましては午後にいたしまして、基本的な認識、またそのことが今後残されております課題についての対応の基本にもなろうかと思いますので、基本的な認識についてまずお伺いいたしたいと思います。  法務大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、恐らく日本全国の中で在日韓国人もしくは在日朝鮮人と言われる方々が一番多いのは、くしくも大臣の選挙区ではないかというふうにも思うのでございまして……

第120回国会 法務委員会 第11号(1991/04/26、39期、民社党)

○中野委員 この借地借家法、今回の抜本的な改正の理由でありますが、現状貸し主は、一度貸したら返ってこないということの防衛策として高額な権利金を慣習化させたり、また一方借り主の方は、地主等が契約の終了が容易でないということによって警戒するものですから、借りたくても借地等の供給がないという状況が生まれている、こういうことを解消しようという前提があるのかどうか。  すなわちそのことによって、言うならば貸し主にとって大変不利な状況が多い、めり張りをつけて、そして借地等の供給をふやそう、そういう目的があるということをよく言われてまいりました。しかしながら今日までの経緯の中で、実は「土地の有効利用」という……

第120回国会 予算委員会 第2号(1990/12/12、39期、民社党)

○中野委員 先ほど来たびたび触れられておりますように、国連安保理の六百七十八号決議、これ を前提といたしまして、現在、米国、イラクの直接交渉がセットされつつあります。全世界の人々がもちろん平和的解決を切望しているわけでありますから、この六百七十八号決議も国連がイラクに突きつけた一つの牽制、平和的解決を目指すための一つの戦略だ、そして、その戦略に終わってほしい、そういう気持ちを持っていることは当然であろうと思います。  一つここで総理に御提言申し上げたいと思いますのは、先般我が党大内委員長の要請を受けとめられてブッシュ大統領に親書をお出しになったと聞いております。その内容はいかがなものであるのか……

第120回国会 予算委員会 第3号(1990/12/13、39期、民社党)

○中野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております平成二年度補正予算三案に対して賛成の討論を行うものであります。  昨年末の東欧の自由化、ソ連の民主化など激動する国際情勢は、第二次世界大戦後継続してきた米ソの冷戦時代にピリオドを打ちました。そして本年は、まさに新たなる国際平和づくりのスタート台の年であったと言えます。しかし、平和への希望は、八月二日のイラクによるクウェートへの侵攻という暴挙によって完全に打ち砕かれてしまいました。私は、イラクの暴挙を断じて許すことはできません。  また、今展開されている多国籍軍は、イラクのこれ以上の武力侵攻を抑止するとともに、経済制裁など一連の国連……

第120回国会 予算委員会 第12号(1991/02/14、39期、民社党)

○中野委員 戦争がいっときも早く終わることを全世界の人が願っている、このことに変わりはないと思います。問題は、その戦争を終わらせる方法であります。そのことを中心に、なお具体的な各論については、私に割り当てられました時間は四十分でございます、具体論を詰める時間がございませんから、むしろ政府の政治姿勢を中心にしてお尋ねを申し上げたいと思います。  国連における武力行使、いわゆる平和回復のための武力行使について設定された時間切れ一月十五日を迎えたときに、ロカール・フランス首相、先ほど来フランスの提案がたびたび評価をされておりますが、その提案をしたフランスのロカール首相はこう申しました。フランス提案が……

第120回国会 予算委員会 第13号(1991/02/15、39期、民社党)

○中野委員 労働大臣にお尋ねをいたします。  湾岸地域で現在もなお働いている日本人労働者が、労災保険適用問題について心配をいたしているわけであります。現在、これら地域で働く在留邦人は、報道関係者、大使館関係者を除いて、サウジアラビアに百九十五人、イスラエルに約二百人となっております。これらの人々は客先との関係で帰国もままならず、危険地帯で働いているわけであります。万一今回の湾岸戦争で日本人労働者がミサイルの被弾等により被災した場合、彼らの貢献に対し国は当然補償すべきであり、労災保険が適用されるべきであると考えるのでありますが、労働省の御見解を確認をいたしておきたいと思います。  また、過去に日……

第120回国会 予算委員会 第23号(1991/03/14、39期、民社党)

○中野委員 まず先に、去る三月十二日、当委員会の理事会におきまして「平成三年度予算の衆議院審議終結にあたっての重点要求事項」というのを社公民三党で出させていただきました。その中の二項目につきまして、まずお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、老人保健と在宅福祉の問題でございます。  我が国の経済力に見合う豊かさと生活実感とのギャップを解消することが強く求められているわけでありますが、その豊かさの中の貧困が目立っておりますのが老人福祉サービスでございます。老人福祉施設を見ますと、スウェーデンでは老人ホームの入居は一人一部屋、部屋の広さは十二平方メートルとされております。日本の特別養護老人……

第120回国会 予算委員会 第24号(1991/03/27、39期、民社党)

○中野委員 湾岸戦争が終わりまして、これから日本の国際的な貢献、また外交はいかにあるべきか、また再びグローバルな視点に立って考えなければいけない時期を迎えました。  まず、自民党小沢幹事長が訪ソをされておられます。アメリカにもお回りのようですが、その前に外務大臣が訪米をされました。間もなく総理も訪米をされるということであります。それらの一連の働きに関連をいたしましてお尋ねをいたしますが、まず外務大臣にお尋ねをいたします。  先般、訪米をされました。そのときに、幕張メッセにおける米国産の米撤去問題がブッシュ大統領の口から直接発言をされた、こういう報道に接しているわけであります。私も昨年七月に、い……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/09/26、39期、民社党)

○中野委員 国際協力法案に関連をいたしまして、私は、原則的な問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。なお、各論につきましては、後刻、我が党の和田一仁議員からお尋ねをいたしたいと思います。  外務大臣、どうも御苦労さまでございました。さて、外務大臣が今国連からお帰りになられたわけでありますが、まず、その国連と日本の役割についてお尋ねを申し上げたいと思います。  先般、ロンドン・サミット政治宣言におきまして、国連が中核となる国際体制の強化を高らかにうたわれました。その内容につきましては私どもも大賛成でございます。ただ、ここで国連の性格、役割というものが随分と変わってきたのではないかというふう……

第121回国会 法務委員会 第2号(1991/08/30、39期、民社党)

○中野委員 法務省民事局が出されましたパンフレットに、タイトル「貸しやすく借りやすい借地・借家関係を」というのがございます。貸しやすくはなるだろうという気はするのですが、借りやすくなるのかな、このことが大変大きな疑問でございます。  これは実は幾つかの、言葉じりをとらえるようで恐縮でございますが、この貸しやすくなったということで供給がふえれば借りやすくなるでしょう。しかし、その供給がふえるかどうかということが一つ問題になります。貸しやすくなるということは、ひっくり返して言えば、今回の法律の目的からいえば返してもらいやすくなるからであります。返してもらいやすくなるから貸しやすくなるという論理だと……

第121回国会 法務委員会 第4号(1991/09/10、39期、民社党)

○中野委員 詳しい法解釈論は、弁護士出身の委員の方々が詳しく述べられました。私は、政策的視点からお尋ねをいたしたいと思います。  今回の借地・借家法の改正に対しまして先ほど来多くの指摘がございますが、借地人、借家人の皆さんから心配の声が寄せられております。その理由を考えますときに、借地・借家法が変わることに対する不安と同時に、マイホームに住んでいる人と比較したとき、家賃の値上げや契約の更新など、さまざまに厄介な問題を抱えている点にあるわけであります。したがって、今回の法改正に当たって最も留意すべき点は、第一に、借地借家法に対する国民の理解、第二に、ハード面、ソフト面の両面にわたる住宅政策の充実……

第121回国会 予算委員会 第3号(1991/08/22、39期、民社党)

○中野委員 ソビエトのクーデター騒ぎは、由民の良識のもとにクーデターそのものは失敗に終わりました。大変よかったと思います。そこで、今後のソビエト情勢とともに我が国の対応についてお尋ねをしたいと思います。  ソビエトのシチェルバコフ第一副首相は西側諸国に対して早速支援の再開を求め、西側主要国もそれぞれ再開を表明しているようであります。我が国も、本日午前、官房長官が記者会見をされて、対ソ支援の凍結解除の方針を明らかにされたと聞いております。また、総理も記者団に対して、向こうがだれがどうなるかわからないから、それを見てと語られたようでございます。そういう報道がされております。  そこで、これらのこと……


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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 法務委員会 第2号(1991/12/04、39期、民社党)

○中野委員 人権の問題というのは、それを守ること、そしてまた人権を守るということがいかなることか、人権を侵犯するということがいかなることか、その判断は大変難しい。しかしそれは極めて大切なことであり、基準を明確にしてその人権を守っていくこと、また侵犯をすれば明確にそれを処分をする、是正をしていくということがとりわけ大切だ、こう思うのでありますが、時々、法務省の人権もしくは人権侵犯に対する判断基準はどこにあるのかというのがわからないことが多いわけであります。  ちなみに、大阪における部落地名総鑑発行事件がありました。これは私も大変明確に記憶をしているのでございますが、これにつきましては、その後、法……

第122回国会 予算委員会 第2号(1991/11/14、39期、民社党)

○中野委員 宮澤総理初め、各閣僚の皆さんにまずは御就任のお祝いを申し上げながら、質問に入ります。  まず、政治改革でありますが、通告質問の前に、二つ御要望を申し上げます。  先ほど来各党から要求のありました、総理のリクルート関連のいわゆる三点セットの書類を中心に、真相をまず明確にすること、政治改革については、選挙制度優先にこだわらずに、まずできることから誠意と熱意を持って取り組むことが大切であると思います。それが宮澤政権の政治姿勢の大前提でなければならないと思います。そのことについての御決意を強く要望をするものであります。  もう一つ避けて通ることのできない重要な問題、これはガット・ウルグアイ……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 大蔵委員会 第19号(1992/06/01、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野でございます。きょうはありがとうございました。時間が十五分ですから、大ざっぱな御質問だけを申し上げます。  まず館先生にお尋ねをいたしますが、今回、大改革であるから今日に至るまでの過程で随分と時間がかかった、やむを得なかったと思うというお話でございました。もちろん今回の改革には、金融機関の経営の健全性の確保とか国際性の問題だとか利用者の利便を図るとか、前向きの視点に立つものが多いわけであります。しかし同時に、お話がございましたように、業務範囲の拡大、相互参入、それが適正な競争を生み、モラルハザードが確立されていく。さらっと聞きますと、なるほどと思うのであります。ところが……

第123回国会 大蔵委員会 第20号(1992/06/02、39期、民社党)

○中野委員 証券各社は五月十五日、一九九二年三月期決算を発表いたしました。大手四社では山一が六四年以来の経常赤字になったのを初めといたしまして、準大手十六社のうち十二社が経常赤字となっております。また、同二十八日、都市銀行十一行も決算を発表いたしまして、経常利益は全体で前年度比一四%城となっております。各社は抜本的な経営体質の強化を迫られているわけでありますが、不振がさらに続きますと、救済合併などによる業界再編の可能性も出てこようかと思います。  相互乗り入れを柱としたこの改正案は競争促進を一つの目的としているのでありますが、こういう不況が続きますと、余り制度改正の効果を発揮しないということに……

第123回国会 法務委員会 第1号(1992/02/26、39期、民社党)

○中野委員 私はまず、最近の証券・金融不祥事、そしてまた今話題の共和事件などを見ますときに、何かどこか日本のシステムに一本欠けているところがあるのではないかな、こういう感じがしてしょうがないのであります。企業倫理の問題もありましょうし、それをチェックする機能というものも必要でありましょう。同時に、昨年、商法改正を行いましたけれども、やはり日本の会計制度というものが欧米に比べてなお大福帳的といいましょうか、おくれている。そういうことなどを思い起こすわけでありまして、幾つかの提案をし、お尋ねをしたいと思うのであります。  結局、企業の不祥事や問題行動をなぜ会社の内部の監査などで防止できないかという……

第123回国会 法務委員会 第4号(1992/03/27、39期、民社党)

○中野委員 十五年来外国人登録法の改正による指紋押捺の廃止を訴え続けてまいりましたが、きょうからいよいよ審議が始まりまして一つの感慨を覚えております。その間に随分と法務省のかたくなな姿勢に対して腹が立ったことやいろいろな感情もありましたけれども、ここ数年来外務省、法務省ともに前向きの御努力をしていただいた経緯、そしてまた、今回、その内容についてはもとよりいろいろな今後の努力も重ねて必要でありますけれども、とりあえずはここまで来たその御努力と経緯について率直に評価をし、そしてまた敬意を表したいと思います。しかし同時に、一層よりよいものをつくっていくという努力は常に必要でありますから、せっかくのこ……

第123回国会 法務委員会 第5号(1992/04/07、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは、三先生にはわざわざ御足労いただきましてありがとうございました。また、段先生にはテダニカムサミタと申し上げたいと思います。  今回の法改正の根底に流れる精神というのが、大別して二つあると思っております。一つは、日本における人権についての考え方の進歩をどうしていくかということがあります。もう一つは、今回の改正のきっかけが、海部前総理等の訪韓を初めとする日韓関係がありました。そうして考えますときに、私も在日韓国・朝鮮人の人権問題に長らく取り組んでまいりましたが、この国際的な人権に対する考え方の進歩というベースを一方で持ちながら、もう一つは、先ほど来……

第123回国会 法務委員会 第6号(1992/04/10、39期、民社党)

○中野委員 韓国のある国会議員があるシンポジウムの席上でこう言ったことを思い出しています。というのは、在日韓国人、チェイルハングサラミまたは在日朝鮮人、チェイルチョソンサラミ、いつまでエトランゼでなければならないのでしょうかという問いかけをされたことがありました。  私は、とりわけ協定永住者と言われます戦前から日本に居住され、そして歴史的経緯を持って、我々が反省の中で贖罪もしていかなければならない、そういう立場にある方についての特別な配慮というのをできる限り早くやるようにという要望を提起しながら、十数年たったわけであります。常時携帯義務の問題など、ここ十年ほど私の質問に対しては常に運用で運用で……

第123回国会 法務委員会 第8号(1992/04/17、39期、民社党)

○中野委員 私の質問で質疑は終わりでございますので、締めくくり質問みたいな気持ちでちょっと基本論をお尋ねさせていただきたいと思います。二点に絞ってお尋ねいたします。  第一点は、いわゆる永住者については指紋押捺が原則廃止されるわけでありますが、一般外国人についての指紋押捺制度の問題が残るわけであります。この指紋押捺制度の基本的な考え方についてお尋ねをいたします。二点目につきましては、いわゆる定住外国人の在留上の地位のあり方について若干諸外国の例と比較しながらお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず第一点、指紋押捺制度をなお採用している国は、人権先進国ですか、人権後進国ですか。

第123回国会 法務委員会 第13号(1992/05/22、39期、民社党)

○中野委員 刑事補償でありますが、私は単純素朴にお尋ねしたいと思います。  刑事補償が行われるようなケースというのは、私は、関係者にとって随分アンハッピーなケースなんだろう、こう思うのであります。すなわち、検察、警察においても不名誉なことであろうと思いますし、そしてまた被疑者にとっても、無実であるにもかかわらずそのような状況に置かれたということ自体、大変不幸なことであろう。もちろん、十分立証できなかった、本当は本来有罪であるべき人が立証できなかったがために手続上無罪になるというケースもあるかもしれませんが、それはそれでまた追及した方にとっては不名誉なことであり、アンハッピーであるというように、……

第123回国会 予算委員会 第8号(1992/02/25、39期、民社党)

○中野委員 御苦労さまでございます。  まず、先ほど来の同僚議員の質問の中で、松山の土地を今日社が買い取る場合に、御本人が一億二千万ですか、そして奥様の名義、そして御長男が三千万、こういうことで証言がございましたが、ここに第二次海部内閣のときの資産公開のペーパーがあります。塩崎総務庁長官、これによりますと、土地、家屋、株、かなりお持ちではありますが、預貯金などということになりますと、これは預金が一千万、郵便貯金三百万、奥様の名義ということになりますと今日社への出資が六百七十五万円、こういうことになっているわけでありますので、結局わずか十日間足らずの間にトータルとして二億六千万円、この調達という……

第123回国会 予算委員会 第9号(1992/03/02、39期、民社党)

○中野委員 まず、政治倫理の問題についてお尋ねをいたします。  共和事件は、先日、塩崎議員の証人喚問、鈴木元総理の参考人招致が行われました。ただ、本来こういう内容のことを行いますときには、金を出した人、運んだ人、受け取った人、それぞれの立場の人をお呼びしてその真相を聞いていく、そのすり合わせによって真相が浮かび上がってくるというのが本来のやり方であろうと思います。先般は金を受け取ったとされる人たちだけをお呼びして証人喚問等をしたわけでありますから、そこには一方的当事者だけしか私どもはお尋ねをいたしておりません。全容を解明するために、金を出したとされる人、運んだとされる人、これらを含めまして、根……

第123回国会 予算委員会 第14号(1992/03/07、39期、民社党)

○中野委員 副総理には、最後に引っ張り出しまして、恐縮でございます。日本の外交のあり方、ひとつざっくばらんにきょうは基本的な姿勢をお尋ねをしたいと思います。服を脱いだつもりでお答えをいただければと思います。副総理が副を取れば総理でございますので、もう総理の席にお座りでございますが、さっき山村委員長から総理の席はどんな座り心地か聞いてみると言われたんですが、それはそれといたしまして、宮澤総理は、品格ある国日本を目指す、こう言っておりますね。日本の外交の基軸というのは一体何だろうか。副総理は宮澤総理と総理の席を争われたわけでありますから、別の視点をお持ちかもしれませんけれども、それはそれといたしま……

第123回国会 予算委員会 第17号(1992/03/13、39期、民社党)

○中野委員 アメリカの政財界のリーダーが日本に対する感情として持っている気持ちの中に二つのキョウイがある、こう述べる人がいます。すなわち、一つは驚異的な経済力を持つように至ったという表現の驚異、もう一つは日本がこれから最大の脅威となるという意味での脅威、この二つの感情を払拭しなければこれからの日米関係というのは決して好転しないであろう、こう言われるわけであります。  昨日、我々野党四党と自民党の間において予算修正に関する自民党側の回答というものがございました。  冒頭は防衛費の問題であります。この防衛費の問題も、論ずるときに、国際社会の軍縮傾向の中で日本もその軍縮の一翼を担うという姿勢で防衛費……

第123回国会 予算委員会 第18号(1992/03/30、39期、民社党)

○中野委員 こういう報道がありました。宮澤総理が二十六日、総理の諮問機関である経済審議会の生活大国部会に出席をして、その委員と懇談をしたと。総理が施政方針演説の柱として打ち出しておられます生活大国のイメージについて、美しく簡素ということが重要である、社会資本の充実だけではなくて、ライフスタイルの見直しも視野に入れなければならない、こう述べられた後、具体例として、一つ、住宅の取得を年収の何年分でできるかなど取得する立場で分析する。二番目に、社会福祉問題で自分の周辺にどのくらい利用できる施設があるかわかる。三番目に、労働時間短縮も働く人の立場から提言するというふうなことをあいさつの中で述べられたと……


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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 法務委員会 第2号(1992/12/08、39期、民社党)

○中野委員 素人ですから、率直に、初歩的な質問を先にさせていただきます。  先般予算委員会でお聞かせをいただきました中間報告の中で、先ほど来同僚委員も質問いたしましたが、政界関係の部分ですね。「その一は金子前知事らに係る政治資金規正法違反事件であります。」ということで「金子前知事陣営等に対して、三億円の選挙運動資金を提供していた事実を把握し、」とあります。それから数行後に「平成元年分の収支報告書に虚偽の記入をした事実が判明したので、」とあります。そして最後に「政治資金規正法違反等の嫌疑ありとして訴追するに足る事実は確認できませんでした。」とあります。「事実を把握し、」「事実が判明したので、」「……

第125回国会 予算委員会 第4号(1992/11/26、39期、民社党)

○中野委員 まずお尋ねをいたします。  ことし七月ないし八月ごろ、自民党事件に絡んで検察筋とお会いになったことはございませんか。検察筋とお会いになったことはございませんか、ことしの七月ないし八月ごろ。
【次の発言】 この自民党の褒め殺し事件というのは、膨大な資金、これは同僚委員等からも指摘がありましたが、私どもの試算でもやはり一億は下るまいと思うのであります。  これらのことを考えますときに、だれかが頼んだか、または竹下さん御本人の長い間のおつき合いの中で、この自民党関係者との間に何かの確執があったか、そのどちらか、またはその二つがドッキングしたか、このケースしか考えられないと思うのであります……

第125回国会 予算委員会 第5号(1992/11/27、39期、民社党)

○中野委員 金丸、竹下両氏は知っている、会ったこともあるというところまではお認めになりました。また、石井氏そして皇民党総裁であった稲本氏も知っている、会ったこともあるとお認めになりました。  もう一人、小沢一郎氏にはお会いになったことはありますか。
【次の発言】 政治家との深い関係について証言をすることは裁判に差し支えると先ほど来たびたびおっしゃられますが、私はせめてこのくらいはということでお尋ねをいたします。  金丸氏には何回ぐらいお会いになりましたか。
【次の発言】 一番直近にお会いになったのはいつごろですか。
【次の発言】 竹下氏には何回ぐらいお会いになっておられますか。

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/11/30、39期、民社党)

○中野委員 ただいまも同僚委員から質疑が展開をされましたが、私も、やっぱり今国民が最大の検察不信を持つに至ったその原因は、たった今指摘されたこの上申書そして略式起訴、これで済ませた、このことであろうと思うのであります。  ちなみに、私もまた先般、金丸証人に尋問をさせていただきました。その中で、やっぱり五億円の授受の時期については、本人ははっきりわからない、決して一月とか六月とかということを明確には言われない。そしてまた今日までの、先ほど来も言われておりますような経緯を経て一月十六日ということに一応されている。  しかし、どうしてもその過程の中で私が疑問を持ちますのは、こういうことです。政治資金……

第125回国会 予算委員会 第10号(1992/12/11、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成です。  きょうこうしてお越しをいただくようになる、すなわち証人喚問の決定をいたしましてから、あなたはどなたか政治家に電話連絡もしくはお会いになったことがありますか。
【次の発言】 それはだれですか。
【次の発言】 これはあなたと経世会との関係など、今日までの関係を知る上において重要な資料です。
【次の発言】 平素、あなたの場合には、金丸事務所の金庫番であると同時に経世会の金庫番的な役割も持っている。また、経世会の資金対策にそれだけの苦労といいますか働きをしているというふうにも言われますが、例えば金丸氏に入ったお金といいますか、あてのものを経世会に入れるということも……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第6号(1993/04/15、39期、民社党)

○中野委員 政治改革が大きく叫ばれており、きょうからこうして委員会で実質的な審議がなされるようになりました。国民待望の審議ですから、期待にこたえたいと思います。  沿革をまずたどってみたいと思いますが、私の記憶によりますと、平成元年、参議院選挙におきまして自民党が大きく負け越しました。その原因は、消費税やリクルート事件や、そしてセックススキャンダルなど重なったということが一つの理由だと言われております。  そして、その後、自民党は首班指名を変更し、海部内閣が誕生をいたしました。その際、言うならば国民の批判に対して自民党はどうこたえるか、総理をかえ、そして政治腐敗を防止する制度ではなくて、むしろ……

第126回国会 法務委員会 第1号(1993/02/23、39期、民社党)

○中野委員 先ほど来ずっと、検察のやり方について国民の不信が募っている、そのことについていろいろ事例を挙げながらの質問がありました。  私は、昨年は国民の政治不信が極度に高まった年、同時にまた一方で、検察不信というものも国民の間に大変高まりました。これは未曾有の状況だったのではないかという気がいたします。しかし、これは一方、その原因を尋ねるといろいろな原因があるだろう。それは、もともと法律が十分整備されていないということがあるだろう、また一方で国民の誤解もあるかもしれません。また、検察が謙虚に反省をし、そして十分今後体制を立て直さなければいけないこともあるかもしれません。いろいろな要素が絡み合……

第126回国会 法務委員会 第4号(1993/04/06、39期、民社党)

○中野委員 この法案を審議しながら、自分自身の過去を懐かしく思い出しておりました。学校を卒業してからしばらく税理士兼司法書士の事務所に勤めたことがあるものですから、現場の事務の煩雑さや苦労、そういうものを実は思い起こしておりました。  今もちょうど指摘がありましたけれども、このような登記制度というのは国民生活に極めて重要な意味を持つわけでありますし、名実ともに充実させていかなければならない、こう思うのであります。そういう意味では、それを担う専門家を積極的に養成していく、そしてまたその職能団体を 積極的に育てていく、そのことによってこの制度の充実と運用の充実というものが図られていくのだ、こう思う……

第126回国会 法務委員会 第6号(1993/04/16、39期、民社党)

○中野委員 まず法務大臣に、基本的なスタンスについてお伺いをいたしたいと思います。  今度の商法改正の目的、意味、時代的背景というのがやはりあると思うのです。日米構造協議でアメリカの方からの要請もあった、また一方で、最近続く企業の不祥事、会社の不祥事、そういうふうな背景の中で、これは政治改革も同じですが、会社の社会的責任というものをもっとしっかりと踏まえた企業経営ができるように体質を改善していく、そういう意味もあると思います。それから、本来は、アメリカの要請というものがありますけれども、そのもう一つ背景には国際社会からの要請、もしくはこういう会計制度のあり方とか商法のあり方とかというものについ……

第126回国会 法務委員会 第8号(1993/04/21、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうはありがとうございました。  まず、長岡参考人から、素朴な質問をします。  私も、先ほどお話がございましたが、この社債発行限度規制がエクイティーファイナンスの偏重をもたらしたということについてはそのとおりだと思うのですが、今度これが規制を撤廃するということになりますと、エクイティーファイナンスの偏重が幾らかでも是正されるということになるんだろうと思うのですね。そしてまた、企業の資金調達の選択肢がふえるということは、これは大変結構なことだと思うのですね。経済の活性化のためにも大変いいと思うのです。ですから、そのことについての異論は全くないのですが、……

第126回国会 法務委員会 第11号(1993/06/02、39期、民社党)

○中野委員 平成二年六月一日に出入国管理法を在留資格の要件について改正をいたしましてから昨日でちょうど丸三年になりました。その間、不法残留外国人の数もふえているという状況もありますし、また日本の場合には、あらゆる国から信頼され、そしてまたあこがれられる国になりたいと思いますし、同時にしかし、我が国の法律や秩序が外から壊されることも何としても防がなければいけないと思います。この微妙な問題は、ある意味では日本の国際化に向かっての試練なのかもしれません。そういう気持ちで若干の質問をしたいと思います。  日本に就労を目的として入国している外国人の数は現在どれくらいでしょうか。

第126回国会 予算委員会 第10号(1993/02/17、39期、民社党)

○中野委員 まず、六十二年十月五日のホテルにおける会談からお尋ねをいたします。  一連の証言を聞いておりますと、小沢証人、そしてまた青木秘書は別の部屋にいて、竹下、金丸、渡邉三氏が協議をしておった。金丸証言によりますと、その前のパーティーから引き続いて水割りを飲んでおったので、自分は関心もなかったことに加えて、話の内容はよくわからない、こう言っておられるわけです。そういたしますと、竹下、渡邉両氏で約一時間話し込んだということになりますが、そう考えてよろしいですか。
【次の発言】 これについては後ほどまた竹下氏への質問で内容について聞きたいと思いますが、それでは、あなたはその際別室に青木秘書と二……

第126回国会 予算委員会 第15号(1993/02/26、39期、民社党)

○中野委員 きょうは、大蔵大臣代理と外務大臣代理を中心にお伺いすることになりますが、総理御自身がお出ましをいただきまして恐縮でございます。  それではお尋ねをいたしますが、最初にちょっと、日本国民の最大関心事でございますので、通告質問の前に、これは常識的な問題だと思いますので、官房長官を中心にお尋ねさせていただきたいと思います。  国民待望の皇太子殿下の御婚約が決定を見ました。納采の儀も間もなくだということでございまして、御同慶にたえません。さてそこで、今最大の関心事は、御成婚の日はいつなんだろうか、このことを国民は心からお祝いをする、そういう気持ちで待ち望んでいると思いますし、また、それ以外……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/03/06、39期、民社党)

○中野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております平成五年度予算三案に対し、反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、当初予算案について、減税を協議会で検討することにはなりましたが、今日時点では何ら修正されず、所得税減税実施が盛り込まれなかったことであります。  宮澤内閣が甘い経済分析を続け、対策を後手後手に回してきた結果、日本経済は深刻な不況に直面しています。実質経済成長率は、昨年四月―六月期はゼロ%、七月―九月期はマイナス〇・四%となり、その後も低迷が続いています。昨年十月以降有効求人倍率は一を下回り、大量の従業員、パート・内職者が職を失っています。  また、この……

第126回国会 予算委員会 第21号(1993/03/12、39期、民社党)

○中野委員 中野でございます。
【次の発言】 今の続きですが、金丸さんからお電話があったと。そうすると、小沢君が心配しているからということは、これは小沢さんが金丸さんにやはりそういうことを言って要請をしたということかなと思うんですが。で、わざわざ病院から出てまでそのセットをするということ、これは大変なことだと思うのですけれども、やはりそこになぜだという意味は当然お考えになったと思うのですけれども。
【次の発言】 生原が。
【次の発言】 どのくらい。
【次の発言】 わかりました。約一時間ぐらい、小一時間ぐらい話していた。
【次の発言】 それからもう一つ、金丸さん、竹下さんは言うなら親戚づき合いで……

第126回国会 予算委員会 第24号(1993/05/24、39期、民社党)

○中野委員 カンボジアの総選挙もまずはスムーズに始まったようでございます。  UNTACの明石さんがその投票所の視察中に俳句を二句詠まれたことがきょうの新聞で報道されておりました。「晴れ着着て投じる票へ込める思いは」また「人集い雨にもめげずつくる国土よ」。明石さんの感慨がよくここに出ていると思いました。  私もまた、この明石さんがつくられた俳句を見て、ひとしお二年前にプノンペンを訪れたときのことを思い起こしながら、あれから随分と町の様相も変わっているんだろうなと。しかし、あのときに触れた人々、あの日本橋のたもとの道路沿いにちっちゃな板を渡してその上に、我々が飲み物かと最初は間違えましたけれども……

第126回国会 予算委員会 第26号(1993/05/26、39期、民社党)

○中野委員 当初予算成立後直ちに総合経済対策が検討され始め、補正予算が組まれて今日に至ったわけであります。ところが一方、九二年度決算は大幅な税収不足、歳入欠陥の公算と言われております。  このような事態は、政府の経済見通しの誤り、経済対策の欠如、財政運営の硬直化、税収見通しのルーズさ、この税収見通しは多かったり少なかったり、ここ数年来当たったためしがないと言っても過言ではありません。これらのことが要因となっていると思うのであります。本来であれば、この補正予算提出に当たって、前もってそれこそ内閣総辞職、せめて、言いにくうはございますが、大蔵大臣や経企庁長官の更迭くらいはしなければならない政治責任……


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各種会議発言一覧(衆議院39期)

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第118回国会(1990/02/27〜1990/06/26)

第118回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1990/04/27、39期、民社党)

○中野分科員 私は救急ヘリコプター、初めてではありません、一昨年一度取り上げたことがございますので、その後の経緯等も含めてお伺いをさせていただきたいと思います。  もちろん西ドイツのアウトバーンのケースはよく引用されるところでございますけれども、それ以外にも、現在の先進国の中でヘリコプターを活用した救急医療対策というのは大変大きな効果を発揮するようになってきておりますし、日本においてそれが逆にまだまだおくれているということを私は大変残念に思っているわけであります。  ドクターズヘリコプター、やはり医師も乗ることに大きな効果が上がると私は思うわけであります。先般、東京都においては救急隊員の医療活……

第118回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1990/04/27、39期、民社党)

○中野分科員 きょう私は、色覚異常問題についてお尋ねをしたいと思います。  いわゆる色盲、色弱者でありますが、その因子を持っている方々は全国で三百万人とも四百万人とも言われるわけでありますし、いわゆる表に出ている色覚異常者がそのぐらい、また、色覚異常のいわゆる遺伝子をお持ちの、特に御婦人を含めて、女性を含めて考えますと、別にまた三百万人もいらっしゃるのではないか、こう言われるわけであります。端的に言いますと、学校のクラスでいいますと、一クラスに大体二人ぐらいそういう方がいるというケースになろうかと思うのであります。私自身もそのいわゆる赤緑、赤と緑の区別がつきにくいという色弱でありますから、自分……


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第120回国会(1990/12/10〜1991/05/08)

第120回国会 予算委員会公聴会 第2号(1991/02/18、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうはありがとうございました。私で最後でございますので、よろしくお願いを申し上げます。  館先生にまずお伺いをいたします。  湾岸戦争と日本経済の今後の見通しでございます。戦争が早く終わった場合、長引いた場合、フセイン大統領が健在の場合、失脚した場合、いろいろなケースが考えられると思いますが、しかし常識的にといいますか、こういう言い方は不謹慎なのかもしれませんけれども、現在の状況から申しまして、フセイン大統領健在のまま果たして戦争が終わるだろうか、また戦争がそんなに何カ月も何年も長引くだろうかというふうに考えますと、なかなかそれはないのではないか。む……


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第121回国会(1991/08/05〜1991/10/04)

第121回国会 法務委員会公聴会 第1号(1991/09/04、39期、民社党)

○中野委員 民社党の中野寛成でございます。きょうは四公述人の先生方には御苦労おかけいたしまして、お礼を申し上げたいと思います。  四人の先生方に、まず最初に、それぞれまとめて質問をさせていただきます。  加藤先生からは、従来の形のものに風穴をあけるんだ、しかしながら、乱用をされるようなことがあっては困るということを当初申されました。その乱用の一つの形として、今もお話がございましたが、調停制度の問題もあるのではないだろうかと私も一種の危惧を持つわけであります。まず調停を申し立てなければならない、こうなっておりますが、そのことと、例えば借家人がいや調停は嫌だと言えば調停は入らない。しかし、調停前置……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 予算委員会公聴会 第1号(1992/02/26、39期、民社党)

○中野委員 きょうはどうもありがとうございました。  まず、今の最後の質問に対するお答え、丸尾先生じていただいたことから関連をいたしましてお尋ねをいたしたいと思いますが、この多極分散とそれから一方では自然破壊の防止、これで思いますのは、一極集中はだめだ、多極分散だ、一方では自然破壊の防止だ、しかし、これは多極分散するとその分だけ自然破壊につながるおそれもある。しかし、これは既に使われている都市部、既に開発されている地域を再開発し有効に活用して、そして現在残されている自然は絶対に手をつけないというような注意などをすればいいと思いますけれども、逆に多極分散が自然破壊につながるということが起こり得る……



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データ更新日:2023/02/05

中野寛成[衆]在籍期 : 34期-35期-36期-37期-38期-|39期|-40期-41期-42期-43期-45期
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