尾身幸次 衆議院議員
41期国会発言一覧

尾身幸次[衆]在籍期 : 37期-38期-39期-40期-|41期|-42期-43期-44期
尾身幸次[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは尾身幸次衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

尾身幸次[衆]本会議発言(全期間)
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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 衆議院本会議 第12号(1998/02/16、41期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(尾身幸次君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について、所信を申し述べます。  我が国経済は、最近の株価等の動きに見られるように、市場心理には一部好転の兆しが見られるものの、金融機関の経営破綻、アジア地域における通貨・金融市場の混乱等を背景に、家計や企業の景況感の厳しさが個人消費や設備投資に影響を及ぼしているなど、景気はこのところ停滞しております。  このような現状の背景には、我が国経済が直面している次のような構造的な問題があり、これらを早急に解決する必要があると考えます。  第一に、金融機関や企業の不良債権問題であります。  バブルの後遺症である不良債権処理のおく……

第142回国会 衆議院本会議 第29号(1998/04/14、41期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(尾身幸次君) 景気の回復時期について、私がこれまで申し上げてきた発言に関する御質問がございました。  私は、桜の咲くころに景気が回復軌道に復帰し始めると申し上げてまいりましたが、これは、昨年末から本年初めに見られた金融システムについての不安感が金融システム安定化対策等の実施によりほぼ解消してきていることや、三月まで続いた早期是正措置を控えての貸し渋りが四月以降緩和されると期待されることに加え、十年度予算及び税制関連法案などの予算関連法案のほか、電気通信事業、労働者派遣事業、土地の有効利用などに関する規制緩和の法案が四月から五月にかけて順調に成立することになれば、経済は次第に順調な回……

第142回国会 衆議院本会議 第37号(1998/05/12、41期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(尾身幸次君) 平成十年度の実質経済成長率の見通しについてのお尋ねがございました。  今回の総合経済対策は、景気停滞から一日も早く抜け出すとともに、二十一世紀の活力ある我が国経済社会を実現するため、中長期的に我が国経済の体質を改善強化することを目的に策定したものであります。  この経済対策の波及効果も含めた効果を試算をいたしますと、かた目に見まして、向こう一年間で名目GDPの二%程度の効果を持つものと見込まれます。したがいまして、既に実施している財政、金融両面からの諸施策等に加え、本対策の着実かつ速やかな実施により、消費者や企業の経済の先行きに対する信頼感が回復し、経済は順調な回復軌……

尾身幸次[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院41期)

尾身幸次[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 税制問題等に関する特別委員会 第2号(1996/12/12、41期、自由民主党)

○尾身委員 自民党を代表いたしまして、政府側に税制一般に関する質問、それから、いわゆる消費税率凍結法案に対しまして新進党の皆様に質問をさせていただきます。  最初に申し上げたいことがございます。今回、新進党より提出されましたいわゆる消費税凍結法案でございますが、私ども自民党は、過日の当委員会の理事会におきまして、この法案の提出者になっております小沢一郎党首、それから細川護煕元総理大臣にも提出者として質問をさせていただきたいと申し入れたわけでございますが、残念ながら、本席に御出席をいただけませんでした。  後で申し上げますように、このお二方は特にこの消費税問題に関して極めて深いかかわりを持ってい……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 税制問題等に関する特別委員会 第4号(1997/03/24、41期、自由民主党)【議会役職】

○尾身委員長代理 委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  これより愛知和男君外一名提出の税制問題等に関する特別委員長原田昇左右君不信任に関する動議を議題といたします。  提出者の趣旨弁明を許します。赤松正雄君。
【次の発言】 これにて趣旨弁明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立少数。よって、愛知和男君外一名提出の税制問題等に関する特別委員長原田昇左右君不信任に関する動議は否決されました。  委員長の復席をお願いいたします。(拍手)

第140回国会 税制問題等に関する特別委員会 第5号(1997/05/21、41期、自由民主党)

○尾身委員 自民党の尾身幸次でございます。  先ほどから大変参考になるお話を伺っておりますが、中西参考人と中里参考人、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思います。  直間比率の見直しというのは、私は税の方向としては非常に正しい方向だと思っております。現在、私どもが税制を考えるときの政治の課題は何かということを考えますと、橋本内閣の六つの改革と言われておりますが、結局その意味は、バブルの後落ち込んだ日本経済の体質を強化する、あるいは体質を変えるといいますか、そういうこと、そして、もう一遍国際的な観点から見ても経済の面で強い日本にする、それが一つと、それから財政を再建する、二つの目的だろうと私……

第140回国会 税制問題等に関する特別委員会 第6号(1997/06/12、41期、自由民主党)【議会役職】

○尾身委員長代理 次に、古川元久君。
【次の発言】 自由民主党の尾身幸次でございますが、八城参考人にお伺いをさせていただきます。  日本におけるビッグバンの議論をいろいろ聞いておりますと、資金供給者側に対する自由化というような面ではかなりなされておりますが、資金需要者に対する資金供給をしっかりやれるのかという意味で、どうも議論がちょっと欠落をしているような感じがいたします。もうちょっと具体的に言いますと、例えばベンチャーを育てるような資金供給がこのビッグバンができた後うまくいくのかどうか、そういうことを視野に入れてやるべきではないかというのが私の意見なんでありますが、その点についてであります。……

第140回国会 予算委員会 第9号(1997/02/07、41期、自由民主党)

○尾身委員 私は、経済の問題を中心といたしまして、総理がおっしゃっておられます六つの改革についてお伺いをさせていただきます。  平成四年度にバブルが崩壊をいたしました。その後大きな不況が来たわけでありますが、この景気対策の中で、政府はずっと、ほぼ五年間にわたりまして公共事業の積み増しをいたしました。国の予算ベースで、私の計算では五十八兆円ぐらいの公共事業投資が投入されたわけでございます。従来の我が国の経済の体質からいいますと、これだけの期間にこれだけの規模の公共投資が追加をされますと、そして景気の刺激策が実行されますと、順調に景気が回復をして景気回復過程に乗るというのが従来のパターンの日本経済……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第3号(1997/10/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 お答え申し上げます。  財政構造改革法案におきまして、三・五%という経済計画での仮置きの数字があるわけでございます。財政改革を進める中で、中長期的には適切な経済成長を確保することが必要でございますが、そのためには民間部門を中心とした経済活動を活発化することによってこれを進めてまいりたいというふうに考えている次第でございます。  具体的には、経済構造改革を進めるわけでございますが、私どもその内容を三点考えておりまして、一つは、ほかの国とイコールフッティングで企業活動ができるような経済の環境を整えるということであろうかと思います。具体的に言いますと、例えば法人課税の問題につきまして……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号(1997/10/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 財政構造改革を進める中で中長期的に適切な経済成長を確保するためには、民間部門中心の経済活動を活発化いたしまして、規制緩和を初めとする経済構造改革を進め、そのことによって財政再建と経済の発展を両立させていくことが必要であるというふうに考えている次第でございます。  本日、自民党の方でも経済対策をまとめると聞いておりますが、私どもといたしましても、総理の指示を受けまして、内閣として、民間活力を中心とする経済構造改革を進めていきたいと考えている次第でございます。  自民党の方の内容も十分しっかりと受けとめて対策を進めていきたいと考えておりますが、大きく分けまして、先ほど来から申し上げ……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第5号(1997/10/22、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 公共投資基本計画につきましては、去る六月三日の閣議決定におきまして財政構造改革の推進についてという決定をしたわけでございますが、計画期間を三年延長することといたしまして、調整費三十兆というのが別にありますが、この六百兆円ベースで見まして、十年間で四百七十兆円程度へと投資規模の実質的縮減を図ることといたしまして、最初に計画策定後の諸情勢の変化を踏まえて見直しを行うこととしたものでございます。  我が国の公共投資の水準は、国際比較、九四年度の数字がございますが、公的固定資本形成の対GDP比で六・六%という数字になっておりますが、他の先進国が、イギリス一・九%、ドイツ二・〇%、フラン……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第6号(1997/10/23、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 今、穂積委員のおっしゃいましたこと、大変に我が国の二十一世紀の展望についての根本的な、かつ広範な問題でございます。  私ども、この財政改革法案を提案をしている中でまず考えておりますことは、少子・高齢化社会に向かう日本、そしてまた、経済を中心として国際化に向かう状況の中で二十一世紀の将来がどういう展望になるか。私ども、経済審議会の構造改革推進部会というのがございまして、そこで、このまま放置したらどうなるかというシナリオを二〇二五年を目途に一応書いてみたところでございます。  このシナリオ、つまりこのまま財政あるいは社会保障を放置した場合には、国民負担率が七割を超えてしまう、財政赤……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第7号(1997/10/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近の景気動向でございますが、委員のお話のとおり、ことしの四月―六月のGDPが対前期比で二・九%のマイナスということになりました。これは主として、四月一日からの消費税の引き上げに対応して住宅建築やあるいは消費の駆け込み需要があったということでございまして、住宅建築につきましては、実は契約を前年の九月末までにやっていれば引き渡しが後でも消費税三%でいいというルールでございましたので、かなり早い段階から駆け込みがございました。  それから消費につきましても、三月までの間に予想外の駆け込みがございまして、その反動として四月―六月が下がって、しかも、駆け込みは予想以上に大きかったわけで……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第8号(1997/10/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 景気の現状でございますが、四月以降、消費税の引き上げに伴います駆け込み需要が三月以前にあったことの反動で、消費あるいは住宅建築が反動減を示したことは御承知のとおりでございます。そして、駆け込み需要も予想外に大きくありましたし、反動減も予想外に大きく、かつ反動減の方は、四月―六月だけではなしに七月―九月にもややその余波を持っていたという状況でございます。  私ども、消費につきましても、消費者の収入といいますか、給与所得は対前年比でもやや増加をしておりますし、また雇用も対前年比でふえているという状況の中で、消費者の懐そのものはそこそこになっていると思っておりますけれども、しかし、消……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第9号(1997/10/28、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 株の問題でございますから、将来上がるだろうとか下がるだろうとか、いろいろな予想を立てながら世界各国の投資家あるいは投機家が動いているわけでございまして、私自身の個人的な予想を申し上げる立場にはございません。あるいは、今まで私自身がどう考えているかということを申し上げる立場にはございません。  ただ、はっきり申し上げられますことは、日本経済自身のファンダメンタルズはそう悪くはないということでございまして、そういう状況を踏まえ、そして財政構造改革を進める中で、民間需要中心の経済活力を生かして、経済の正常な回復軌道に乗せることに全力を尽くしてまいりたい。そして現在、ただいまも、総理か……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号(1997/10/29、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 税制の問題につきましては、私どももいろいろと検討をしておりますが、同時に、政府税調それから与党税調で議論が行われ、結論が出されるものというふうに理解をしております。  そういう前提で申し上げますが、いろいろな税制改正を検討しておりますが、その趣旨は、いわば赤字公債をふやして、その財源で減税をして、そしてそのお金で物を買ってもらって、経済を購買力によって、減税財源、あるいはもっと言えば赤字公債の財源による購買力で物を買って経済を立ち上げようという考え方ではございませんで、経済のフレームワークといいますか、経済構造改革を進めて経済活動を活性化して、その中から経済を正常な回復軌道に乗……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号(1997/10/31、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 まず、政府の財政支出を、もちろんむだを省いていくことは大変大事なことでございます。同時に、政府の財政支出はいわゆる政府の財貨・サービス購入ということになっておりまして、一回物を買う、あるいは一回支払いをするということになりますので、それ自体景気効果がございます。そしてまた、その波及効果、いわゆる乗数効果がその後に続いてくるわけでございます。  減税の場合には、一遍懐にそのまま入りますが、貯蓄に回る分もございまして、そこから先の乗数効果でございまして、経済に対する効果という点から見たら、私は財政支出、つまり政府の財貨・サービスの購入の方が、他の条件が同じであれば、国民経済に対する……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第13号(1997/11/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近の景気動向、御存じのとおり、四月以降のいわゆる消費税の駆け込み需要の反動がございまして、二・九%というマイナスを記録いたしました。  それで、景気の動向を見ますとそれぞれ区々でございまして、消費につきましては、個人所得、賃金所得等はやや増加をしている、雇用も上がっているものの、消費がもう一つはかばかしくないという状況にございます。  設備投資につきましては、企業の収益も増加をしており、そして設備過剰感も低くなっているという状況の中で、徐々に増加はしているわけでありますが、これもまだまだ本格的な回復過程にあるというふうには言えないと考えております。  建設は、住宅建築は消費税……

第141回国会 商工委員会 第2号(1997/10/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 このたび経済企画庁長官に就任いたしました尾身幸次でございます。日本経済の運営のかじ取りが極めて重要なこの時期、その責任の重大性を痛感しているところであります。よろしくお願いを申し上げます。  我が国経済の最近の動向を見ますと、足元は回復のテンポが緩やかになっており、企業の景況感にも慎重さが見られるものの、民間需要を中心とする景気回復の基調は続いているものと認識しております。しかしながら、この回復に従来のような力強さを感じることができないのは、一つには構造的な問題のあらわれではないかと考えております。  今後の経済運営に当たっては、財政構造改革を推し進める中で、我が国経済を確実な……

第141回国会 商工委員会 第7号(1997/12/05、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近の景気動向を見ますと、設備投資は、設備過剰感が薄れつつあることや、あるいは企業収益が緩やかに改善していること等を背景といたしまして、製造業を中心に回復傾向にあり、また輸出関係も増加傾向にあると認識をしております。  しかし、個人消費が足踏み状態である。住宅建設は依然として、今年初めの消費税引き上げに対応する反動減というのがございまして、弱い動きになっている。それから生産も、在庫調整の動きもございまして、弱含みに推移しているという状況でございます。  こういう中で、最近の株価の動向やあるいは金融機関の経営破綻等を背景といたしまして、家計や企業の経済の先行きに対する景況感という……

第141回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第2号(1997/10/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 このたび経済企画庁長官に就任いたしました尾身幸次でございます。日本の経済運営のかじ取りが極めて重要なこの時期、その責任の重大性を痛感しているところでございます。よろしくお願い申し上げます。  我が国経済の最近の動向を見ますと、足元は回復のテンポが緩やかになっており、企業の景況感にも慎重さが見られるものの、民間需要を中心とする景気回復の基調は続いているものと認識しております。しかしながら、この回復に従来のような力強さを感じることができないのは、一つには構造的な問題のあらわれではないかと考えております。  今後の経済運営に当たりましては、財政構造改革を推し進める中で、我が国経済を確……

第141回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第3号(1997/11/06、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 国民経済計算におきまして、総貯蓄と総投資の差額が経常収支であるというふうなことは委員おっしゃるとおりでございまして、私ども、経済政策の一つの観点は、その間の正常なバランスをとっていくということであろうかと思っております。
【次の発言】 利子補給によって財投資金を活用して、土地開発公社に土地先行取得というようなことをやらせたらどうか、こういうお話でございます。  まず第一に、私ども、現在の財政状況から見て、赤字国債を出して減税をしてそのお金で物を買うというような、いわゆる財政出動的な考え方はなかなか難しいのではないかというふうに考えているところでございます。そういう中で、余り財政……

第141回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第4号(1997/11/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 大変遅くなりました。  この女子保護規定につきましては、時間外労働、休日労働、深夜業の規定の解消について、女性が働きやすい社会を築いていくという観点から述べているわけでございます。経済社会状況が変化した中で、この女子保護規定が女性の積極的な活用に対してむしろ障害となってきているということが指摘されているところでございます。  今の藤田委員の御意見もございましょうが、他方で、保護規定があるために、女性を雇用する側の企業の立場に立ってみますと、むしろ男性と比べて条件が悪いので使いにくいという観点があって、そのために女性の社会進出を阻害しているという要因があろうかというふうに考えてい……

第141回国会 予算委員会 第3号(1997/10/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近の景気動向につきましては、先ほど来お話しのとおり、四月−六月に、消費税引き上げの影響もございまして、二・九%マイナスという数字が出ました。そういう数字から見まして、今後、秋口から後にかけましては、消費あるいは設備投資あるいは輸出等々もそこそこの伸びを示すと思っておりますが、一・九%を達成することについてはかなり難しいというふうに考えております。  私ども、これから法人税の問題や、あるいは規制緩和や土地の流動化等の対策を実行いたしてまいりたいと思っております。そういう対策をしっかりすることによりまして、経済の将来に対する確信、コンフィデンスをしっかりっけることによりまして、経……

第141回国会 予算委員会 第4号(1997/10/30、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 消費につきましては、今おっしゃいましたように、一月―三月までに、これは住宅建築もそうなんでございますが、消費税引き上げに対する駆け込み需要がかなりございまして、その駆け込み需要の反動として、四月―六月を中心として反動があった、消費について減退もあったということでございます。  そして、その需要の反動減が七月―九月にもやや尾を引いているわけでございますが、その反動減の影響も徐々に薄れてきているというふうに理解をしております。

第141回国会 予算委員会 第5号(1997/11/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近の景気動向を見ますと、株価の動向など先ほど来お話しのとおりの状況はございますが、私の立場から見て、ファンダメンタルズにつきまして申し上げたいと思います。  消費税の導入に伴いますいわゆる駆け込み需要の反動減というのが四月から続いておりまして、それがまた七月−九月にもやや残っておりましたが、これが解消する動きにもございます。そしてまた、そういう中で、足元の回復テンポは緩やかになっておりまして、言うならば足踏み状態かなと思っておりますが、基調として見ますと、消費、投資あるいは輸出などの動向から見まして、景気回復の基調そのものは変わっていないというふうに考えております。  ただ、……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号(1998/05/14、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 先ほど来、ここ当分の間の経済の動向について、甘利委員からお話がございました。全体として、私、おっしゃるとおりだと思うのでございますが、確かに、昨年の第三・四半期、つまり七月―九月には回復の方向に動いてまいりまして、GDPも対前期比で〇・八%増、年率三・二%増ということになったわけでございます。  しかしながら、秋口にかけまして、アジアの経済がおかしくなったこと、それから、金融機関等の大型の倒産、破綻が相次いで起こったことによりまして、秋口から暮れにかけまして、いわゆる消費者心理、家計の心理状態が非常に悪化をいたしまして、その結果といたしまして、徐々に消費が冷え込む、それにつれて……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号(1998/05/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 これはまだ詳細は決まっておりませんが、土地に係る複雑な債権債務関係をあっせん、調停等により解きほぐして、担保不動産が有効利用できるような特別委員会を設置する、こういうことが決まっているわけでございます。  ちょっとつけ加えさせていただきますが、先ほど大蔵大臣から御答弁申し上げました、資産担保証券の発行によります不動産等の証券化を図るということは、現在国会に提出をされておりますし、なお、住都公団におきます土地取得のための公的資金を活用する新たな仕組みの整備、あるいは都市再開発に対する民間からの資金に関しまして、開銀の融資保証業務を行うとか住宅金融公庫の融資保証業務の拡充をするとい……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号(1998/05/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 消費、設備投資あるいは雇用等の状況も含めまして、第二項目に現在ただいまの状況は当たっているというふうに判断をしております。
【次の発言】 経済活動の著しい停滞という状況のもとで弾力的な対応をするということでございますが、経済活動の著しい停滞を日常生活における実感によって判断して、基本的な財政構造改革の運用を現実の政策として弾力的にするということは、私ども責任ある当局としてはとり得ないところでございまして、ある種の統計で客観的なデータに基づいて著しい停滞ということがはっきりするまでは対応はしにくいというのが正直なところの実感でございます。  そういう意味におきまして一と二というふ……

第142回国会 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号(1998/05/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 昨年度、九年度におきましては、三月末に消費税を見込んだ駆け込み需要がございまして、四月にその反動がございまして、四−六は大きくGDPも減ったわけでございます。その後、七月から九月にかけての四半期はやや回復の方向に動いたというふうに考えておりますが、秋口から、御存じのアジアの経済、金融の問題、それから金融機関の相次ぐ倒産等がございまして、そのころから消費者や企業のマインドが低下をし、非常に厳しい状況になってきたと考えております。そして、それが実体経済にあらわれてきましたのは、むしろ一月−三月の期間かなというふうに考えております。  そういう状況のもとで、現在の経済は停滞をし、厳し……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1998/04/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 私は、昭和三十一年に通産省に入りまして、以来二十六年間、昭和五十七年まで役人をしておりました。したがいまして、ただいまの議論を聞いておりまして、私の経験からいうとやや一方的だなという感じもいたしますので、私の個人的な感じを申し上げさせていただきます。  私は、大学を出てから通産省に入りましたが、通産省におりました二十六年間、実は、確定申告をする水準の給与をもらったことは一遍もありません。それからまた、いつもいつも、同級生、四、五十人同じクラスの者がおりましたが、そのだれと比べても一番低い給料だったというふうに私自身は感じております。  なお、私の同級生は大部分が、少なくとも民間……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1998/04/22、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済企画庁は、これまで、客観的な経済分析を基礎とした中長期的な経済のビジョンづくり、あるいはその時々の経済情勢に応じた適切な経済運営という仕事をやってまいりました。そうした経済政策に関します企画立案及び総合調整の機能につきましては、内閣の中枢としてしっかりと推進していく必要があるというふうに考えている次第でございます。  今回の法案におきましては、経済財政政策につきまして経済財政諮問会議が置かれておりますが、これに関しましては、経済財政政策に関し、国務大臣、学識経験者等の合議により審議をし、必要な意見を述べるという合議制の機関というふうになっているわけでございます。  また、内……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(1998/05/08、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 私ども経済企画庁、現在の職務をやる上におきましてかなりのメンバーが相当遅くまで時間外の仕事をやっているという状況でございまして、いわゆるどのくらいの公務員の数が経済企画庁に必要かということを、現場の仕事の実感から見れば、かなり手不足であるなという感じは持っているところでございます。しかしながら、行政改革の基本的な方向に沿いまして、先ほど来の行政管理庁長官のお答えのとおりの基本的な方向に沿った上で、経済企画庁としても対応してまいりたいと考えている次第でございます。
【次の発言】 最近の経済指標でございますが、昨年の秋以降、アジアの問題とかあるいは金融機関の相次ぐ破綻等によりまして……

第142回国会 商工委員会 第2号(1998/03/10、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、去る二月十六日、本会議場における経済演説において明らかにしたところであります。本日、商工委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し述べさせていただきます。  我が国経済は、最近の株価等の動きに見られるように、市場心理には一部好転の兆しが見られるものの、金融機関の経営破綻、アジア地域における通貨、金融市場の混乱等を背景に、家計や企業の景況感の厳しさが個人消費や設備投資に影響を及ぼしているなど、景気はこのところ停滞しております。  このような背景には、次のような構造的な問題、すなわち、第一に金融機関や企業の不良……

第142回国会 商工委員会 第3号(1998/03/11、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 ただいま横光委員がおっしゃいました、不況からの脱出が最大の政治課題であるという点については、まさに同感の思いでございます。  景気の現状でございますが、純輸出は、輸出強含み輸入おおむね横ばいということで、増加傾向にございます。設備投資は、全体として伸びが鈍化しているという状況でございます。個人消費は、四月−六月の、いわゆる消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が予想以上に大きかった、そしてその後、やや立ち直りの兆しが見られましたけれども、秋口にかけまして、アジア諸国の金融、経済の状況あるいは相次ぐ金融関係機関の破綻等によりまして、いわゆるマインドが非常に低下をいたしました。 ……

第142回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第2号(1998/04/02、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、去る二月十六日、本会議場における経済演説において明らかにしたところであります。本日、消費者問題等に関する特別委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し述べさせていただきます。  我が国経済は、最近の株価の動き等金融市場の動向に見られるように、市場心理には一部好転の兆しが見られるものの、金融機関の経営破綻、アジア地域における通貨・金融市場の混乱等を背景に、家計や企業の景況感の厳しさが個人消費や設備投資に影響を及ぼしているなど、景気は引き続き停滞しております。  このような背景には、次のような構造的な問題、すな……

第142回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第3号(1998/05/15、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 大変に難しい問題といいますか、大きな課題についての御質問をいただきました。  私自身も、今小野委員の言われたように、日本経済を一体、あるいはもっと言えば、日本社会をどういうふうな社会に二十一世紀に向かって持っていくか、持っていくかというよりも、そういう国を構築するかということについて日夜考えているところでございます。  基本的には、やはりこれからの社会は、自己責任の原則に基づいて、個々の人々の自由裁量あるいは判断、そういうものを基本にしながら、民間活力を中心として活性化していく、個々人の創意工夫を生かしていくということが基本ではないかというふうに考えている次第でございます。  ……

第142回国会 消費者問題等に関する特別委員会 第4号(1998/05/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 大変いろいろな問題を挙げられましたので、それについて申し上げたいことは山ほどあるのでございますが、時間が限られております。  そういう中で、簡単に申しまして、今度の総合経済対策、三つのことをポイントとしております。  一つは、総額十六兆円、真水の分だけで十年度に少なくとも十兆円、減税二兆円と支出八兆円という分類でございますが、それだけのものを出して経済を立ち上げるという点が一つ。それからもう一つは、やや中長期の視点にわたりますが、経済構造改革を進めて民間活力中心の経済を実現をして、その力で、中長期、二十一世紀に向かって、日本経済の体質を改善強化していく。具体的には、規制緩和とか……

第142回国会 内閣委員会 第4号(1998/03/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 この特定非営利活動促進法の運用に当たりましては、国会での法案審議の内容、本法の趣旨、他の法律の類似の規定等を総合的に踏まえまして、憲法に規定する信教、結社及び表現の自由が侵害されることのないよう配慮いたしますとともに、特定非営利活動の自主性を損なうことのないよう十分に注意して適正に行ってまいりたいと考えている次第でございます。
【次の発言】 この法案は議員立法でございまして、各党各会派の御意見を集約した形でまとめられようとしているというふうに理解をしております。したがいまして、法案の内容の可否等につきまして私どもが云々することは適切でないと考えておりますので、御理解をいただきた……

第142回国会 予算委員会 第3号(1998/01/16、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済の動向でございますが、設備投資は、設備過剰感が薄れてきたというようなことを背景といたしまして、製造業を中心に緩やかに増加をしているという現状でございます。それから、純輸出でありますが、これは増加傾向にある。しかしながら、住宅建設は、下げどまりの兆しは見られますけれども、依然として弱い動きが続いているということでございます。  それから、委員特に御指摘の個人消費につきましては、今年度当初は、先ほどのお話のとおり、消費税の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が四月以降ございまして、大きく減ったわけでありますけれども、その後、一時回復の動きが見られました。しかし、秋口にかけまして、……

第142回国会 予算委員会 第4号(1998/01/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 昨年の今ごろ作成をいたしました今年度、九七年度の見通しにつきましては、GDP一・九%という伸びを想定していたわけでございます。その段階におきましては消費税率の引き上げの影響につきまして、今考えてみますと、駆け込み需要が消費及び住宅建築の関係で昨年度の第四・四半期、つまり昨年の一月?三月に非常に大きかった。その反動もございまして、反動減もまた大変大きくございまして、昨年の四月?六月、消費及び住宅建築が大幅な反動減となりました。  しかしながら、全体として見ますと、その後七月?九月あるいは秋口にかけましても消費はそこそこの状況で回復しつつあったように考えておりますし、住宅建築も反動……

第142回国会 予算委員会 第5号(1998/01/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 アジアの経済状況でございますが、昨年夏以降、幾つかの国で金融・通貨市場に大きな変動が生じておりまして、通貨価値が下落をし、企業倒産がふえている、あるいは生産調整を余儀なくされている、株価も急落など、不安定な状況にございます。各国とも状況は異なりますけれども、経済状況が相当深刻なものになっているわけでございます。  我が国に対する影響でございますが、幾つかに分けまして考えますと、アジアの諸国に対します輸出それからアジア諸国からの輸入、それからアジア諸国向けの債権の不良債権化という問題、さらには進出企業の収益の悪化というようなことを通じまして、日本経済にも悪影響を及ぼすことが懸念を……

第142回国会 予算委員会 第6号(1998/01/21、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 昨日も申し上げましたが、私は、減税自身が効果がないというふうに申し上げてはおりません。  経済の実態から見て、かなり長期にわたる財政出動、公共事業等を中心とする財政出動をしたにもかかわらず、日本経済はそれなりに下支えはしてありましたけれども、しかし、日本経済が順調な回復軌道に乗らなかった理由は、構造的な要因がある。それは、例えば製造業の空洞化とか、あるいは古い体質の日本経済の制度疲労の問題とか、あるいはバブル後の不良債権の処理が進んでいなかったというような構造的な問題がある。  そういう中で、財政事情も厳しい折であるから、むしろ、財政出動ではなくて民間活動中心の、民間需要中心の……

第142回国会 予算委員会 第7号(1998/01/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 私ども、昨年の秋以来、民間活力を中心とする経済成長に向かって進むということで、いろいろな規制緩和とか土地の有効利用とかそういう対策をとってまいりました。そして、とってまいりましたといいますが、それらの政策は今度国会に関係法律を出して成立をお願いするわけでございまして、その効果が四月、五月ぐらいになる。そういう意味で、二兆円のこの特別減税は、その間隙、二月に中心として出るわけでございますから、その間をつなぐものとして非常に有効であり、かつ、消費者及び企業の心理に対するプラスの効果があるという意味で有効であると考えております。  経済企画庁のモデルで機械的に計算をいたしますと〇・二……

第142回国会 予算委員会 第12号(1998/02/24、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 いかなる形におきましても、株式なるものを持っておりません。
【次の発言】 一・九%の伸びと見込んでおりました。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 平成九年度の見通し及び実績でございますが、昨年来の我が国経済の動向を見ますと、消費税の引き上げに伴う駆け込み需要と、それからその反動減が予想以上に大きかったわけでございます。それに加えまして、当初予想をしておりませんでしたアジアの通貨・金融不安、あるいは年度後半、年末にかけまして、我が国の金融機関の破綻によります金融システムへの信頼感の低下等の影響がございまして、家計や企業の景況感の厳しさが、個人消費や設備投資のよ……

第142回国会 予算委員会 第13号(1998/02/25、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 ただいま委員のおっしゃいましたように、確かに、昨年の秋の初めごろまでは回復基調に、緩やかな回復基調にあるという判断は申し上げておりました。  その後、経済は生き物でございまして、アジアの経済状況、あるいは十一月ごろからの金融機関の大型な破綻、そういうことを背景として、徐々に景気の判断もその時々の状況に合わせて変えているわけでございまして、現在ただいま、経済は停滞しているという表現で示しておりまして、そのときの状況に応じて正確な判断をしているつもりでございます。
【次の発言】 一貫してそういうふうに言ってきてはいないつもりであります。  秋口からアジアの経済の状況が非常に難しくな……

第142回国会 予算委員会 第14号(1998/02/26、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 これは数字的に申し上げるのはなかなか難しいわけでございますが、仮定の計算といたしまして、経済企画庁の第五次世界経済モデルの乗数を使いまして計算をいたしますと、二兆円の特別減税一回限りということでございますが、実質GDPを〇・二%程度押し上げる効果があるというふうに見ているわけでございます。  ただ、しかし、この二月、三月という大変大事な時期にこれが行われることによります心理的効果を含めますと、私自身はさらに大きいものというふうに考えておりますし、先ほどのお話のとおり、特別減税一世帯四万五千円というものを、ぜひこれは国民の皆様にできるだけ楽しく使っていただく。その行動が実際に起こ……

第142回国会 予算委員会 第15号(1998/02/27、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 今高木委員お話しのとおり、消費の動向は、消費税引き上げに伴います反動減というのが昨年ございまして、一時下がりました。そのことが一つございますのと、それから今お話しの可処分所得につきましては、これは私ども、消費税の引き上げあるいは特別減税の終了等の点から、年度当初は下がるであろうという予想をしていたわけでございまして、そのことがまた消費に影響したというふうに考えております。  それから、何よりも消費停滞の原因は、何回か申し上げておりますとおり、アジアの状況それから大型の金融関係企業の破綻というようなことがございまして、消費者のいわゆるマインドが非常に悪くなった、先行きの不安感とい……

第142回国会 予算委員会 第16号(1998/03/02、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 昨年の経済の状況は、簡単に申しますと、バブルの後遺症であります不良債権の処理がおくれたこと、あるいはアジアの状況、金融機関の幾つかの破綻等がございまして、昨年の秋口から急速に、将来のいわゆる景況感といいますか、マインドといいますか、そういうものが低下をし、その結果として景気が、緩やかな回復、足踏み、停滞というふうに私ども表現を変えてまいりましたが、そういう状況になってまいりましたことは御存じのとおりでございます。  これからの問題でございますが、整理をして申し上げますと、昨年の十一月、十二月ごろ決定をいたしました幾つかの政策を逐次実施をしている段階でございます。  既に実施した……

第142回国会 予算委員会 第17号(1998/03/03、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 総合交通体系につきましては、昭和四十六年十二月の臨時総合交通問題閣僚協議会におきまして、政府として基本的な方針を打ち出したところでございます。その後に、私が、経済企画庁長官が総合交通担当大臣となっておりまして、交通政策の総合化、体系化によります柔軟な対応、あるいは受益者負担の原則、あるいは各種交通機関の適切な競争と利用者の自由な選択による交通分担関係の確立等、基本方針に示されました内容を、その時々の経済社会情勢に応じまして経済計画等に反映をさせているという実情でございます。  現在の経済計画でございます構造改革のための経済社会計画におきましても、物流等につきまして推進がされてお……

第142回国会 予算委員会 第18号(1998/03/04、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 まず最初に、経済企画庁の経済の見通しに対する全般的なスタンスの問題でございますが、私自身は、就任以来、経済の現状についてできるだけ客観的に正しくその実態を国民の皆様にお知らせし、必要な対策はとる、そういう方向でやってまいりたいと思って、そのように心がけてきたところでございます。  桜の咲くころには景気は回復し始めるというふうな表現をさせていただきましたが、現在は、御存じのとおり、消費者及び企業の経済の先行きに対する景況感がまだ低下をしておりまして、経済は停滞をしているというふうに認識をしているわけでございます。  ただ、これから先の状況でございますが、二兆円の特別減税あるいは補……

第142回国会 予算委員会 第21号(1998/03/09、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 まず景況判断についてでございますが、私ども、経済の現状を正しく客観的に判断して、それを国民の皆様にお知らせするのが経済企画庁の職務であるというふうに考えておりまして、できるだけ客観的に判断をし、公表しているつもりでございます。  現在の景況判断でございますが、先ほど来いろいろなお話がございましたが、一つ一つの項目について見ますと、時間もございますから簡単に申し上げますが、純輸出については、輸出強含み、輸入がおおむね横ばいということで、増加傾向にあります。  設備投資は、全体として伸びが鈍化しているというふうに考えております。  住宅建設は、住宅着工、年率百三十万戸前後でございま……

第142回国会 予算委員会 第22号(1998/03/10、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済は現在停滞しているという状況にあるというふうにかねがね申し上げております。私が桜の咲くころに景気が回復し始めると申し上げましたのは、幾つかの要因がございまして、今委員がおっしゃったのはその一部でございます。  既に行いました対策、二兆円の特別減税あるいは九年度補正予算、金融システム改革法の施行などが二月、三月に行われるわけでございます。そして、十年度予算及び法人税の減税等を含みます税制改革等の法案を順調に通していただけるならば、四月の一日から十年度のお金が出てくる、減税も実現をされるということになります。  それに加えまして、昨年の十一月に決めました電気通信とか情報あるいは……

第142回国会 予算委員会 第24号(1998/03/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 全体の経済の動向につきましては停滞している、一言で言いますと、そういう表現をしているわけでございます。昨年消費税の引き上げがございまして、その消費税の引き上げに伴います三月までの駆け込み需要が割合と大きかったこと、それから四月―六月にその反動減が予想よりも大きかったこと等で一時その影響が非常に大きくございました。私どもは、その後、七月―九月には回復過程にあるということで見ておりまして、事実、経済も雇用等もやや改善をして、九月ごろまでは改善していたというふうに考えておりますが、十月―十二月、特に十一月前後にアジアの状況が非常に厳しくなったことと、それから幾つかの金融関連の企業の破……

第142回国会 予算委員会 第25号(1998/03/16、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 私ども、平成七年度から八年度にかけまして回復基調にあるというふうに認識をしていたわけでございまして、昨年の春から以降はそういう状況にあったというふうに考えております。  ただ、消費税の引き上げに伴います、引き上げの前の駆け込み需要が、平成七年度の末、つまり昨年の一月―三月に相当予想以上に高かったということと、昨年の四月―六月にその反動減がまた予想以上に低く消費に響いてきたという状況がございました。  その後、七―九、第二・四半期あたりはやや回復基調に戻ったかなというふうに考えておりましたところ、秋口にかけまして、アジア経済の動向あるいは金融機関の幾つかの相次ぐ破綻などによりまし……

第142回国会 予算委員会 第26号(1998/03/17、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 ただいま御質問、御意見、そしてまた答弁を聞いておりまして、私自身、基本的には、最後の守りともいうべき中国銀行の保証状を入手しないままに貸し付けを行うことになっておりまして、そのことが実は最大の問題であるというふうに考えております。  ただしかし、同時に、そういう保証状を入手しないままに貸し付けを実行するような詰めの甘さが事前審査の段階でなかったかどうかということについては必ずしも言い切れないと思ってもおりまして、十分こういう点につきまして、既に責任追及もされているわけでございますが、反省の上に、今後の業務をしっかりとやっていくように指導してまいりたいと考えている次第でございます……

第142回国会 予算委員会 第27号(1998/03/18、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 昨年の十月―十二月のQEでありますが、今岡田委員おっしゃるとおり、マイナス〇・二%という数字になりました。十一月前後からアジアの問題あるいは金融システムの不安感というものが非常に強くなってまいりまして、その結果として、消費者及び企業のコンフィデンスが非常に低くなってきているという状況を踏まえて、昨年の最後の四半期、十月―十二月についてはかなり厳しい数字が出るというふうに予想をしていたところでございますが、現実にマイナス〇・二%という数字を見まして、それ自体大変重く受けとめているところでございます。  ただ、十二月以降一月ごろまで、心理的な状況は大変厳しい状況でございましたが、金……

第142回国会 予算委員会 第28号(1998/03/19、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 JR各社に国鉄清算事業団の債務のうちJR社員分の厚生年金移換分に伴う負担をお願いしている理由は、かねがね総理あるいは運輸大臣から答弁をしているところでございます。  もとより、株価は、さまざまな要因を背景に、自由な市場の需給関係によって決まるものでございまして、この処理策の株価に対する影響を特定することは困難であるというふうに考えております。  一般論として申し上げますれば、JRの負担がふえるということは、JRの株価にマイナスの影響を与えるということは言えるかと思います。ただしかし、この国鉄債務処理という長年の懸案をいわば解決し得ないで長い間来た、そのことの処理をしっかりと解決……

第142回国会 予算委員会 第29号(1998/03/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済の現状につきましては、昨年の十月―十二月の四半期の数字が出まして、対前期比で〇・二%マイナスという状況でございまして、昨年末ごろのアジアの経済の困難、それからまた金融機関の相次ぐ破綻等を背景といたしまして、企業や消費者のマインドが低下していることがそういう面にあらわれてきているというふうに考えている次第でございます。  株価等に反映されておりますように、金融システム改革の施策が実行に移されることによりまして、マインドそのものは金融システムの不安感というものがかなり解消したという意味でよくなっていると思いますが、実体経済の面ではまだ停滞し、厳しさが続いているというふうに考えて……

第142回国会 予算委員会 第30号(1998/03/30、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 桜の咲くころと申し上げましたのは、私は東京の桜という意味で申し上げました。この委員会でも、参議院の方でしたか、答弁をさせていただきました。  その意味は、四月一日の早期是正措置を控えて、三月いっぱい続くであろうクレジットクランチがあるということ、そのことが四月以降は緩和されてくるであろうということ、それから平成十年度予算が三月いっぱいに通ったならば四月一日からまさに各般の仕事ができる、お金が使えるということ、それから規制緩和に関します、例えば電気通信とか土地の有効利用とか、そういう規制緩和の法律が四月になって徐々に通るということなどなどを勘案して、桜の咲くころからは徐々に景気が……

第142回国会 予算委員会 第31号(1998/04/13、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 最近におきます経済の現状を見ますと、昨年来厳しさを増しております家計や企業の経済に対する景況感、いわゆるマインドが経済全体に影響を及ぼしているという状況にございまして、景気は停滞し、厳しさが増しているという状況にございます。  そういう中で、個人消費の動向を見ますと、昨年九月に消費性向七一・九%でございましたものが、その後、相次ぐ金融機関の破綻、アジアの経済状況等を背景として急速に低下をいたしまして、二月には六八・四%と三・五%低下をしているわけでございます。これが、数字に直しますと年率約十兆円を超える低下ということになっておりまして、そういう意味で、消費者のマインドが低下をし……

第142回国会 予算委員会 第34号(1998/06/11、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済の現状でございますが、昨年の秋のアジアの経済困難あるいは幾つかの金融機関の破綻等もございまして、昨年の秋から急速に企業及び消費者のマインドが低下をいたしまして、ことしの一月から金融システム安定化対策等の施策を講じたところでございます。  その結果、マインドの面では多少の改善、正常化が見られているわけでございますが、三月、四月ごろにかけまして生産、雇用等の実体経済面に非常に厳しい状況が出てきておりまして、そのことに対して、総合経済対策を取りまとめ、現在、補正予算をこれから御審議いただく、こういう段階でございまして、私ども、これに全力で取り組んで、景気をできるだけ早く、早急に順……

第142回国会 予算委員会 第35号(1998/06/12、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 もちろん、いろいろな効果があるわけでございまして、ただ実体経済の面で見ますと、トータルとして、いわゆる産業の競争力あるいは収益という点から見ますと、直接的な効果はむしろプラスの方が多いということも考えられるわけでございます。  しかしながら、心理的な要因等々もありますから、それをトータルとして考えなければいけないと考えておりますが、トータルとして考えて、日本経済にマイナスの結果が来るとは考えていないということは申し上げました。
【次の発言】 まさに海江田委員のおっしゃるような問題点を私も考えておりまして、日本経済だけという点から見れば必ずしも悪い影響とは言えないけれども、アジア……

第142回国会 予算委員会 第36号(1998/06/15、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 経済の現状、最終需要の停滞の影響が生産や雇用、ただいまの失業率等にあらわれております。そういう実体経済にまで及んでおりまして、非常に厳しさを増しているというふうに理解をしているところでございます。  そこで、今回、この総合経済対策を取りまとめましたところでございますが、いわゆる社会資本の整備あるいは減税等の施策によりまして十六兆円を超える規模の総合対策を行い、需要喚起を図っているところであります。  それから二つ目は、規制緩和とかあるいはベンチャーを育てるとか科学技術の発展、情報通信の発展等を通じまして、中長期的に雇用の増大を図る経済構造対策を進めているところでございます。  ……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 予算委員会公聴会 第2号(1997/02/21、41期、自由民主党)

○尾身委員 自由民主党の尾身幸次でございます。  きょうは、公述人の皆様におかれましては、大変公私ともに御多忙の中をお越しいただきまして、大変貴重な御意見を承りまして、心から感謝、お礼を申し上げる次第でございます。  最初に、今井公述人に幾つかの点をお伺いをさせていただきます。  今井公述人、日本の経済構造改革についての非常に総論的な取りまとめのお話をいただきまして、大変に私ども得るところがあったと思うわけでございます。  私ども自民党政府として、今の経済の現状、あるいはそれに対する対策なのでありますけれども、ここ数年の間に、五、六年の間に約五、六十兆円の公共投資といいますか景気対策を行いまし……

第140回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1997/03/03、41期、自由民主党)

○尾身分科員 武藤大臣、連日御苦労さまでございます。  きょうは分科会の時間をいただきまして、科学技術に関する規制緩和、総務庁に大変関係のある問題が生じておりまして、この点につきまして大臣に質問をするという形でぜひ御理解をいただき、大臣のリーダーシップを発揮して解決をしていただきたい、こういうことで質問をさせていただくわけでございます。  一昨年の十一月に科学技術基本法ができまして、我が国が科学技術創造立国に向けて大きく方向を決めたということがございました。そして、昨年の七月に科学技術基本計画をつくりまして、それに基づきまして、予算面においてもかなり充実したものになりました。  平成七年度まで……

第140回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1997/03/04、41期、自由民主党)【議会役職】

○尾身主査代理 辻第一君、時間が終わっておりますので、よろしくお願いします。
【次の発言】 これにて辻第一君の質疑は終了いたしました。  次に、島津尚純君。


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1998/03/20、41期、自由民主党)【政府役職】

○尾身国務大臣 平成十年度経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、百四十九億一千九百万円余であります。  以下、重点事項につきまして、御説明申し上げます。  第一に、経済構造の改革と二十一世紀の経済社会の姿の展望に必要な経費として、一億九千六百万円余を計上しております。  この内訳の主なものは、真に国際競争力のある経済社会システムの構築のための調査に必要な経費、欧州通貨統合が世界経済に与える影響に関する調査など二十一世紀の経済社会の姿をできる限り具体的に展望するに必要な経費であります。  第二に……



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データ更新日:2023/02/05

尾身幸次[衆]在籍期 : 37期-38期-39期-40期-|41期|-42期-43期-44期
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